JPS62246506A - ヨクイニン加水分解エキス含有皮膚化粧料 - Google Patents

ヨクイニン加水分解エキス含有皮膚化粧料

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JPS62246506A
JPS62246506A JP61304082A JP30408286A JPS62246506A JP S62246506 A JPS62246506 A JP S62246506A JP 61304082 A JP61304082 A JP 61304082A JP 30408286 A JP30408286 A JP 30408286A JP S62246506 A JPS62246506 A JP S62246506A
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yokuinin
oil
skin
amino acids
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土屋 信夫
Yutaka Ando
裕 安藤
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なヨクイニンの応用に関するものである
0本発明の要旨とするところは、ヨクイニン中に含まれ
るデンプン類、蛋白質、繊維、脂質に注目し、塩酸分解
して、低分子化を行い、デンプン類と蛋白質と繊維を糖
類とアミノ酸となし、一方、J!!質(脂肪酸エステル
)は、遊離脂肪酸となし、次にトリクロロトリプルオロ
エタンを用いて、遊離脂肪酸をトリクロロトリプルオロ
エタンに移行させることにより、これを分取する。
つまり、糖類とアミノ酸の混合物を得ると共に、その一
方ではヨクイニン油として回収する方法であるも、とく
に得られた糖類とアミノ酸の混合−出物(エキス)は、
保湿剤として優れていて、化粧料に配合することにより
、肌や髪の乾燥を防ぎ、柔軟性を与える。又、このもの
は、チロシナーゼ活性抑制作用があり、メラニン色素の
生成を抑制するので、美白的効果が期待できるなどの特
徴がある。一方、本発明で同時に得られるヨクイニン油
は、液状油でさらりとしていて、べたつきがなく、肌や
髪に塗布又はすり込むと、肌や髪に光沢を与える特徴が
ある。
ヨクイニンは、古くから漢方処方中に使用されているも
ので、r日周」にも収載されている生薬の一つである。
その医療的効果は、利床作用、消炎、鎮痛、浮腫などや
神経痛、リウマチなどの疼痛緩和、#lIIm作川°が
あ用、滋養、強壮剤としても用いられてきた。炭量では
、イボ取りや、肌あれに用いられ、従来、これらの有効
成分は、ヨクイニン中に含まれる間質系成分に由来する
物質が。
その主作用をもつときれていた。しかし最近では滋籠又
は栄養学的ぐも、間質系成分のみならず、デンプン質や
蛋白質も注目されるようになり、−方、消炎作用は、デ
ンプン質由来の糖類又は、ある種の配糖体又は多糖類が
重要に関与しているとも言われている。
一方、化粧料への応用についてみると、いずれも、ヨク
イニン中の脂質成分を生体に抽出されたエキスが、もっ
ばら利用されており、例えば、1特公昭45−1899
8号ヨや「特開昭52−1042号1、′特開昭52−
156936号。
があり、最近では「特開昭55−35052号」のよう
な、圧搾法によって得られる、ヨクイニン油を用いるな
どか知られている。これらは上述したごとく、いずれも
ヨクイニン中の脂質を生体とするエキスであり、糖や蛋
白は除去されたエキス又はオイルであることは、そのエ
キスの抽出法からも明らかである。つまり、高濃度(は
とんど100%に近い濃度)の有機溶媒中で抽出されて
いるために、抽出されたエキス中に、一旦は含まれた蛋
白質も、有機溶媒による蛋白凝固変性をきたして、除蛋
白操作しなければならず、したがって、これまでに化粧
料に用いられたエキスは、実質的には、糖類や蛋白質を
除去した、ヨクイニン中の脂質を生体とする、いわゆる
ヨクイニン油が用いられていたのである。
これに対し、本発明のエキスは、糖類とアミノ酸からな
るもので、脂質を含まず、又、その工程で同時に分離し
て得られるヨクイニン油には、とくに除蛋白操作も不要
であり、有利なものである。
「実施例−1」 日帰ヨクイニン中1kgに対し、約102の2N塩酸を
加え、よく攪拌させて、均一に分散きせたら、その液中
の温度を約98°C前後で2.5時間保つ、この操作に
より、そのほとんどが可溶化泥状流動液となるので、加
温を中止し、常温で放置して冷却を持つ、常温に至った
ら、可溶化泥状流動液と同量のトリクロロトリフルオロ
エタン(セントラル硝子製造の販売名二〇〇トリフロン
)ヲ加え、よく攪拌する。攪拌速度は、約300rpm
で、15〜20分間程度で行うとよい、これによって、
可溶化泥状物中に含まれる脂溶性成分(脂質)は、その
すべてがトリクロロトリフルオロエタンに移行するので
、攪拌終了後に分液ロートに入れて、1〜2時間静置1
゛る。静置によって、三層の分離状態が出来る。つまり
、上層には、塩酸を含む水溶層ができ、さらに中層には
、可溶化泥状流動物層ができ、また、下層部にはトリク
ロロトリフルオロエタン層が形成されるので、まず、下
層を分取したら、これを便宜上B液とする。一方、中層
と上層は、これを混合して取りだしA液とする。以下、
A液とB液に分離したら、次の順序で、別々に操作を行
い、A液からはヨクイニンの糖類及びアミノ酸を生体に
含む、水溶性のエキスを得る。一方のB液からは、ヨク
イニンの脂質の遊ta詣肪酸を生体とする液状油を得る
。A液もB液も、あらかじめ濾紙などを用いて濾過して
から、その濾液を40℃で減圧濃縮(エバポレーターを
使用)を行う。
A液では、減圧濃縮によって、工程中で用いた塩酸は、
はとんど除去されるも、今だ微量の塩酸が残留すること
があるので、減圧濃縮された粘稠な水アメ状物(約80
0〜1.200g)に対して、約3倍量の水を加えて希
釈溶解させてから、次に2N水酸化ナトリウム液を加え
て、pHを弱酸性となし、濾紙濾過を行い、再び約40
°Cで減圧濃縮を行い、蒸発乾固する。これによって、
固形物で、約700〜850gのエキスが得られる。尚
、得られたエキスは、暗褐色を呈しているような場合も
あり、通常はA液の減ff:濃縮の前に、A液中に、0
.5〜4%の活性炭素を添加し、30〜60分間の攪拌
を行なってから、濾紙濾過を加えると、A液は透明度の
高い、淡い色調を呈したものとなり、化粧品類には利用
され易くなるので、必要に応じ、このような前処理をす
るとよい、このことは、以下に述べるB液の操作につい
ても同様である。
きて、B液の操作は、40℃の減圧濃縮(エバポレータ
ー使用)により、B液中のトリクロロトリフルオロエタ
ンは、除去され易く、スムースにヨクイニン油が残り、
その収量は約50〜52g程度である。この油は、淡黄
褐色の透明な色調をもった、液状油である1本法による
ヨクイニン油は、従来のような、脱蛋白操作は、まった
く不要であり、つまり、加水分解物を、トリクロロトリ
フルオロエタンを用いて、A液とB液に分離することに
よって、蛋白質をも除去しないで、A液中に、アミノ酸
として移行させ、その加水分解エキス(以下、このA液
から得られるエキスを、単にエキスと呼ぶ)を得る一方
、B液からは、遊離詣肪酸を生体とした液状油(以下、
B液から得られた液状油を、単に油と呼ぶ)を抽出する
ことが出来るもので、従来の公知なヨクイニンエキス(
ヨクイニンオイル)の製造に比べ、合理的な生産法で、
操作性に優れている。
本発明によりるエキス又は油は、共に化粧品などに応用
することが出来る。つまり、一方を単独に用いてもよい
し、両者を併用して用いてもよいが、油については、公
知な方法に準拠して利用すればよい、エキスの応用領域
は、単に化粧品に限らず、経口すれば、低分子化されて
いるために、消化吸収され易いので、例えば、医薬や健
康食品などの滋養、強壮を1j的に用いてもよく、ある
い゛は、その錠剤やカプセル、顆粒、粉剤などの賦形剤
などとしても利用できるし、一般的な加工食品などにも
利用され易い。
また、エキスは水溶性であるも、オイル中では乳化(分
散)して用いるとよい、エキスを添加したものでは、エ
キス自体のもつ保湿作用が発揮され、例えば化粧品や加
工食品などに用いると、これによって、保湿効果が高ま
り、製品の乾燥を防ぐのに役立つ、又、乳化を必要とす
る製品中に3〜6%を含有させると、乳化状態の安定性
が向上する。さらに、加工された食品や化粧品中にオイ
ルを含むようなときは、その脂質の酸化を防ぎ、安定性
が向上する。
例えば、油量に対する抗酸化作用は、食用ラードを用い
、これにエキスを3%添加して、AOM試験機で、98
°C前後で加温し、その酸化された状態をみると、無添
加ラードでは、約3時間経過後より、そのPOv値は急
速に高まるも、エキス添加により、安定性が持続される
。これは、エキス中のアミノ酸が有するアミノ基が重要
な役割りを演じて、安定化しているものと推定された。
したがって、本発明によって得られたエキスは、オイル
を用いて、乳化や懸濁化された、クリームや乳液状の製
品中では、その安定化剤として有利である。又、エキス
は透明で粘稠な水溶液となるので、水溶性タイプの透明
な液体製品中には、配合し易い。
次に、本発明によるエキス又は油(ついて、その理化学
的特性又は作用(性質、効果)などについてみると、実
験例で示すごとくである。
1実験例。
前記した実施例−1によって得られたエキスと油につい
て、チロシナーゼ活性抑制作用について試験したが、そ
の結果は第1表に示すごとく、エキスには、メラニン色
素の生成を抑制する作用が高いことがわかった。試験法
は、チロシンにチロシナーゼを作用させ、生成されるメ
ラニン色素を640n園で、吸光度計により測定する方
法を採用した0反応系組成は、次に示すごとくである。
尚、ヨクイニン油又はヨクイニン中の脂質生体のエキス
には、この作用は認められなかった。
(反応組成) L−チロシン(1,0■/−)・・・・・・・・・o、
smリン酸緩衝液(pH6,8)・・・・・・・・・・
2.0m蒸留水又は検体・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・2.Om鋼イオン(1%溶液)・・・・・・
・・・・・・・ 0.05+alデロジナーゼ(1■/
−)・・・・・・・・・・・・ 1.0−1第1表。
111f表第1表で示4゛ごとく、本発明による実施例
中のA液から得られたエキス以外では、プロジナーゼ活
性抑制作用は示されなかった。すなわち、ヨクイニン中
に存在する美白的因子の一つとしては、詣溶性成分を生
体とするエキス又は油中には、移行されていないことが
わかった。きらに、チロシナーゼ活性抑制作用は、エキ
ス中の糖類ではなく、低分子化されたアミノ酸又はペプ
チドに起因することもわかった。
一方、本発明者らは、ヨクイニンの化粧料への応用に関
し、従来の抽出法について倹約を加え、その良否につい
てみたが、その結果は、第2表に示すごとくである。つ
まり、抽出法又はその際の抽出溶媒別にみた評価では、
収鷲及び操作性などから、本発明は優れていて、無駄が
なく、しかも用いる溶媒の特性から、抽出の際の危険性
も少ないなど、多くの利点があり、とくに操作性からは
、公知な抽出溶媒として、例えばベンゼン、石油エーテ
ルを用いて得られるエキスは、精製化が困難である。つ
まり、残留する特有の有機溶収臭が除去しにくいために
、最終的にはエキス中に含まれている、蛋白質も除去し
なくてはならない欠点があった。又、ベンゼンなどの特
異臭を粗エキス中から、精製工程で除去しようとしても
、なかなか除去しにくいが、この原因は抽出された間質
系成分の一部がペンゾールと結合した状態が発生してい
るように推定きれる。又、ペンゾール抽出では、アセト
ン、エタノール、メタノール抽出よりも、かなり多い量
の蛋白質成分が粗エキス中に含まれるも、結局は経時的
に沈殿物を形成してしまうので、従来の上記有機溶媒抽
出法では、精製化の際には除蛋白操作が必要となり、得
られたものは、油量(油)を生体としたものとなること
がわかった。そして、仮にヨクイニン中の脂質のみを、
有機溶媒を用いて抽出するならば、むしろn−へキサン
などが有利であることもわかった。
又、化粧水中などでは、低濃度lθ〜70%のエタノー
ル抽出されたものか、低濃度10〜70%のエタノール
と、ブ【1ピレングリコールの混液で抽出したエキスは
、安定性がよく、この場合では、ヨクイニン中の脂肪質
と共に蛋白質及び糖類も微量に存在したエキスが得られ
る。
r第2表」 次に、本発明によるエキスについてみれば、第1図及び
第2図で示すごとく、保湿作用に優れていることである
。いずれも実験においては、恒温恒湿機により測定した
結果である。測定方法は、恒温恒湿機(高部製作所製)
により、気温30°Cに於ける相対湿度30%、50%
、70%及び90%に、16時間静置したところの吸湿
作用と水損失率を求めたものである。
次に本発明によるエキス及び、その工程中で得られる油
について、これを紫外部吸収スペクトルからみると、第
3図に示すごとくである。つまり、エキスでは極大吸収
が280nsにあり、一方の油の方は、270n−に極
大吸収を示す特徴がある。
さらに、エキスのアミノ酸について、これを薄層りaマ
ドグラフィーで調べると、第4図に示すごとくのスポッ
トが得られる。測定条件は次に示す。
「第4図の測定条件」 担  体ニジリカゲルG% 0.25■展開溶媒:n−
プリパノール、水(64:36)展開距離:101 展開終了後、プレートを110°Cで約5分間乾かし、
ニンヒドリン試薬を噴霧して、加温して発色させる。
次に、本発明によって得られた油の脂肪酸について、2
〜3の公知な抽出法によるエキス(油)と、薄層クロマ
トグラフィーにより対比してみると、第5図に示すごと
くのスポットが得られた。
つまり、抽出溶媒の違いによって、得られる脂肪酸の組
成も異なり、本発明によるヨクイニン油は、主として遊
離脂肪酸であることがわかった。
1第5t5I!の測定条件」 担  体ニジリカゲルG、0.25園 展開溶媒:石油エーテル、エーテル、酢酸(82:  
is  :1) 展開距離:103 呈色条件:10%硫酸、150℃、15分。
さも樟、本発明によるエキスにおける糖類及びアミノ酸
の含有比率をみると、糖類は80〜90%で、アミノ酸
は12〜18%である。Wについての定量は、ンモギ法
により、グルツースとして測定し、アミノ酸については
、日周の窒業定量法に準じ、これをもとに換算した。尚
、測定に当っては、エキスは固形乾燥物であり、これを
あらかじめ、水で10倍希釈してから測定に供した。こ
れらの数値をまとめてみると、第3表に示すごとくとな
る。
1第3表」 第3表は、前記公知文献による抽出法をもとに、検l−
1を加えてみたものであるが、これらの公知なエキスは
、3クイニン中の脂質を生体に抽出されたエキスであり
、ヨクイニン中に含まれているデンプン質や蛋白などは
、利用されることなく除去されている。つまりヨクイニ
ンを構成する約90%の成分は、利用されないでいたの
に比べ、本発明者らの製造法は、塩酸分解により、その
ほとんどの成分を有効利用できることとなった。
又、製造法としては、実施例に示すごとくであるも、本
発明による製造法を応用すれば、例えば、公知な抽出法
によって、エキス(ヨクイニン油)を得たのら、大樋に
除去される残渣物(主としてデンプン質や蛋白質、繊祿
質)をもとに、これより塩酸分解しても、糖類やアミノ
酸を正体にしたエキスが得られることとなる。つまり、
本発明の特徴は、ヨクイニン中に含まれる多量のデンプ
ン質と蛋白質やm維の有効的な利用法にある。だから、
前記の実施例1では、あらかじめ塩酸分解をしてから、
次にトリクロロトリフルオロエタンを用いて、脂溶性成
分(ヨクイニン油)を抽出4−る操作をしているも、例
えばこの操作は逆に、あらかじめ各種の公知な溶臂で脂
質成分(ヨクイニン油)を抽出しておき、その残渣を塩
酸分解しても、糖類及びアミノ酸を生体としたエキスが
得られる。ただし、このようなときの溶媒としては、n
−ヘキサンによる抽出で、まず脂質成分(ヨクイニン油
)を抽出した残渣か、あるいは「特開昭55−3505
2号、で圧搾抽出されたのちの残漬物を用いることが、
操作上からも原料であるヨクイニン有効利用上からも有
利である。
すなわち、本発明は、ヨクイニンの加水分解エキスを得
ることにより、原料であるヨクイニン末の無駄をなくし
、得られたエキスは、保湿剤として利用できるものであ
り、その用途の一つとして、これを化粧料にもらいるこ
とにある。
1実施例−2゜ 公知ヨクイニンエキス(ヨクイニン油)の抽出工程で得
られる、多情の残渣物(脂質の含有穢は0〜2%以下で
、デンプン質、糖類、蛋白質、繊維質を生体とするもの
)をもとに、これに対して10倍量の2N塩酸を加え、
よく攪拌させ、均一に分散したら、その液を約98℃前
後で、2.5時間保つ、この操作でほとんど可溶化泥状
流動物となるので、加温を中止し、常温中で放置し、冷
却をまり、常温に至ったら、可溶化泥状流動物と同量又
は、1/2量のトリクロロトリフルオロエタン又はn−
ヘキサンを加え、よく攪拌する。約5〜10分の攪拌を
行ったら、分液ロートに入れると、微量に残留していた
脂質は、トリクロロトリプルオロエタン摺部(下層)に
移行し、又、n−ヘキサンを用いたときでは、上層部に
移行し、層はいずれの場合でも三層を形成しているので
、トリクロロトリプルオしlエタンM部か、又はn−へ
キサン摺部を除去し、残った水府部と、泥状流動物を、
−緒に取り出して、これを混合したら、濾紙(東洋濾紙
製?&12タイプ)で濾過し、その濾液を40°Cで減
圧濃縮(エバポレーター使用)すると、これによって、
スタートの残漬物1kgから800〜900gのアメ状
物が得られる。以下の操作は、実施例1のA液の操作に
1′!+!拠して行うと、これによって、ヨクイニン加
水分解エキスが、固形物換算で650〜700g得られ
る。得られたエキスの特徴や性質は、実施例1で得られ
た加水分解エキスとほぼ同様であり、保湿作用を有し、
チロシナーゼ活性抑制作用も示す、ただし、チロシナー
ゼ活性抑制作用には、ややむらがあり、アミノ酸量も、
実施例1のA液から得られたエキスよりも低いものもあ
った。その結果は、次表「第4表」に示すごとくである
。この原因としては、ヨクイニン中の脂溶性成分を得る
公知な操作で用いられる溶媒の特性(蛋白への影響)が
関係しているものと推定された。つまり、ペンゾール、
石油エーテル、アセトンを用いたエキスを得たのちの残
漬物を用いて、これを分解して得たエキスに比べ、圧搾
抽出の残渣物や、n−ヘキサン抽出後の残渣物を用いて
加水分解して得られたものの方が、アミノ酷含有量が多
いことがわかったうじかし、保湿作用については、はと
んど変わらないで、十分に、これらも保湿作用を示し、
化粧料などに用いられること、がわかった。
「第4表。
以上で述べたごとく、本発明の実施例では、ヨクイニン
中から保湿性効果の優れた、糖類及びアミノ酸を含有す
るエキスと共に、ヨクイニン油が合理的に得られ、両者
はいずれも化粧品への配合性に優れている。以下に、そ
の処方例を記す、処方中にはAエキス、Bエキスとして
示されているも、Aエキスは本発明の実施例1のA液か
ら得られたエキス及び実施例2で得られたエキスを示し
、Bエキスとあるものは、実施例1のB液から得られた
、液状油(ヨクイニン油)を示し、Aエキスきは、糖類
及びアミノ酸を生体とするエキスのことをいう。
(処方例1:クリーム) Aエキス               3.OBエキ
ス               3.0ステアリン酸
            14.0ワセリン     
          2.0モノステアリン階グリセリ
ン      2.5ポリオキシエチレンソルビタン モノステアリン酸エステル(20E、0.>  1.5
゛香料                0.5酸化防
止剤             適 量肪腐剤    
          適 量1.3−ブチレングリフー
ル       S、O精製水           
全量100.0(処方例2:乳液) Aエキス              0.2Bエキス
              2.0スクワラン   
          5.0ワセリン        
       2.0ミツロウ           
   0.5ソルビタンセスキオレイン酸エステル  
0.8ポリオキシエチレン オレイルエーテル(20E、D、)      1.2
香料                0.5酸化防止
剤            適 量肪腐剤      
        適 量1.3−ブチレングリフール 
      5.0エチルアルコール        
  5.0カルボキシビニールポリマー (1,0%水溶性>          20..0水
階化カリウム            0.1精製水 
          全量100.0(処方例3:化粧
水) Aエキス              2.0グリセリ
ン            5.01.3−ブチレング
リコール       4.0オレイルアルコール  
        0.1ポリオキシソルビタンモノラウ
リン酸 エステル(20E、D、)          1.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル (20E、O,)              0.5
エチルアルコール          i o、。
香料                0.1色素  
             適 低紫外線吸収剤   
         適 量肪腐剤          
    適 9精製水           全量10
0.0(処方例4:へアーリキッド) Aエキス               0.5Bエキ
ス               5・0ポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテルリン酸エステル      
    19.0トリエタノールアミン       
   10エチルアルコール         48.
0香料                適 量防腐剤
              適 量精製水     
      全量t o o、。
(処方例5:へアーシャンプー) Aエキス               5.0ラウリ
ル硫酸トリエタノールアミン酸 15.0ヤシ油脂肪酸
モノエタノールアミド   2.0香料       
         適 量色素           
                適  量水    
                    全(11o
o、。
(処方例6:ヘアーリンス) Aエキス              2.OBエキス
               1.0アルキルジメチ
ルアンモニウムクロリド 3.0グリセリルモノステア
レート      3.0香料           
     適 量色素               
             適  量水       
                 全1100.0(
処方例7:ヘアートニ7り) Aエキス               2.OBエキ
ス              240安息香酸   
           1.0サリチル酸      
        1.0レゾルシン         
    3,0イソプロピルミリステート3.0 ゜−量水              10.0エチル
アルコール      全量100.0
【図面の簡単な説明】
第180と第2図は、本発明によって得られた、糖類及
びアミノ酸を生体とするエキスによる保湿作用について
の効果を示すグラフである。但し、第2図は、50%の
1.3−ブチレングリコールの水溶液中に、エキスを1
0%添加したときの効果を示す。 第3図は、本発明によって得られた糖類及びアミノ酸を
生体とするエキスと、遊離詣肪酸からなる、ヨクイニン
油の紫外部吸収スペクトルを示すグラフである。Aは、
糖類及びアミノ酸を生体とするエキス、Bは、遊PJ詣
肪酸からなるヨクイニン油。 第4図は、本発明によって得られた糖類及びアミノ酸を
生体とするエキス中の、アミノ酸について薄層クロマト
グラフィーのスポットを示す。 第5図は、本発明によって得られたヨクイニン油と、従
来の公知有機溶媒を用いて得られたエキス(生体成分は
油脂)の、薄層クロマトグラフィーのスポットを示す、
イは、本発明によって得られたヨクイニン油、その他は
、各種公知抽出溶媒によって得られたヨクイニン油で、
その抽出溶媒を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヨクイニンから加水分解して得られた糖類及びアミノ酸
    を生体となすエキスを含有することを特徴とする皮膚化
    粧料。
JP61304082A 1986-12-02 1986-12-02 ヨクイニン加水分解エキス含有皮膚化粧料 Granted JPS62246506A (ja)

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