JP2009184955A - IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤、アクアポリン3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸産生促進剤。 - Google Patents

IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤、アクアポリン3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸産生促進剤。 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた作用を有し、かつ安全性の高い、IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)産生促進剤、アクアポリン3(AQP3)産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素(HMGCR)産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸(ATP)産生促進剤を提供すること。
【解決手段】ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)産生促進剤、アクアポリン3(AQP3)産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素(HMGCR)産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸(ATP)産生促進剤である。
【選択図】なし

Description

本発明は、IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤、アクアポリン3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸産生促進剤に関する。
表皮は、角化細胞の分裂とその後の分化により、常に新しい角質細胞を作り出すことで、外界からの種々の刺激から皮膚を守る防御機能を有する。特に、角化細胞の分化過程において、有棘層から顆粒層にかけてインボルクリン等のタンパク質が発現し、酵素トランスグルタミナーゼ−1の作用によって架橋され、角化細胞を包み込む不溶性の細胞膜様構造体であるコーニファイドエンベロープ(CE)を形成し、角質細胞の細胞骨格及び構造の安定性に寄与する。
しかし、様々な要因で表皮におけるトランスグルタミナーゼ−1或いはインボルクリンの産生量が減少すると、コーニファイドエンベロープ(CE)形成が不完全な状態となり、角化が正常に行われなくなる。その結果、角質バリア機能及び皮膚の保湿機能が低下し、肌荒れや乾燥肌等の皮膚症状を呈するようになると考えられる。
このようなことから、角化細胞の表皮におけるインボルクリンやトランスグルタミナーゼ−1の産生を高め、コーニファイドエンベロープの形成を促進して角化を正常化することによれば、乾燥や紫外線等の外部刺激に伴う皮膚バリア機能の低下を抑制し、肌の乾燥や肌荒れなど、様々な皮膚症状を予防・改善することができると考えられる。
また、角層の構造はレンガとモルタルに例えられ、約15層ほどに積み重なった角層細胞を細胞間脂質が繋ぎ止める形で、強固なバリア膜を形成している。角質の細胞間脂質は、外部からの異物の侵入や、内部からの水分の蒸発を防ぐ働き(バリア機能、及び水分保持機能)を有し、約50%のセラミド、約30%のコレステロール、約20%の遊離脂肪酸等から構成される。セラミドは、表皮細胞の角化の過程において、セリンとパルミトイル−CoAを基に、セラミド合成の律速酵素として知られるセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)をはじめとした酵素の働きにより生成されることが知られている。また、コレステロールは、HMG−CoA還元酵素(HMGCR)をはじめとした酵素の働きにより生成されることが知られている。
最近の研究において、加齢、或いはバリア障害として知られるアトピー性皮膚炎患者で、この細胞間脂質の減少や組成変化が報告されており(非特許文献1参照)、バリア機能の維持、改善にセラミドやコレステロールが重要であることが広く認識されるようになった。例えば、バリア機能を改善する方法として、セラミドを外部から補う方法(非特許文献2参照)や、皮膚内部においてセラミド産生能を高める方法(非特許文献3参照)などが種々検討されている。
このようなことから、セラミド合成の律速酵素として知られるセリンパルミトイルトランスフェラーゼや、コレステロールの律速酵素として知られるHMG−CoA還元酵素の産生を促進することによれば、細胞間脂質の構成成分であるセラミドやコレステロールの産生能を高め、皮膚のバリア機能や水分保持機能を向上させ、乾燥肌、肌荒れ、小じわ、アトピー性皮膚炎など、様々な皮膚症状を予防・改善することができると考えられる。
また、IV型コラーゲンは、肌の表皮と真皮との間に存在する基底膜に多く含まれ、平面的な網目状のネットワークを形成し、基底膜の構造を支えていると考えられている。このIV型コラーゲンの産生を高めることによれば、基底膜の構造を保持する機能を高め、皮膚バリア機能の強化を図ることができると考えられる。
また、アクアポリン3(AQP3)は、表皮細胞における水の通り道として知られる膜タンパク質である。アクアポリン3の産生を高めることによれば、水分の通り道をケアすることにより、肌の潤いを高め、皮膚のバリア機能の強化を図ることができると考えられる。
また、アデノシン3リン酸(ATP)は、生体内で用いられるエネルギー成分である。ATPの産生を高めることによれば、肌細胞に活力を与え、結果的にくすんだ肌や疲れた肌の改善など、様々な皮膚症状の予防・改善に繋がると考えられる。
このように、IV型コラーゲン、トランスグルタミナーゼ−1、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ、アクアポリン3、インボルクリン、HMG−CoA還元酵素、及び、アデノシン三リン酸の産生を促進することのできる物質は、非常に有用であることが考えられる。しかしながら、従来においては、前記したような産生促進作用を有し、かつ安全性が高く、そのため、皮膚外用剤、美容用飲食品、研究用試薬などの成分として広く利用が可能な優れた物質は、未だ見出されていないのが現状である。
Akimoto K et al.,J.Dermatol.(1993)20,1 Kenya I et al.,フレグランスジャーナル(2004)11;23−32 Tanno O et al.,Br.J.Dermatol.(2000)143,524
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。 即ち、本発明は、第一に、優れたIV型コラーゲン産生促進作用を有し、かつ安全性の高いIV型コラーゲン産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第二に、優れたトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を有し、かつ安全性の高いトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第三に、優れたセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進作用を有し、かつ安全性の高いセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第四に、優れたアクアポリン3産生促進作用を有し、かつ安全性の高いアクアポリン3産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第五に、優れたインボルクリン産生促進作用を有し、かつ安全性の高いインボルクリン産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第六に、優れたHMG−CoA還元酵素産生促進作用を有し、かつ安全性の高いHMG−CoA還元酵素産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第七に、優れたアデノシン三リン酸産生促進作用を有し、かつ安全性の高いアデノシン三リン酸産生促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、ローヤルゼリー抽出物が、優れたIV型コラーゲン産生促進作用、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進作用、アクアポリン3産生促進作用、インボルクリン産生促進作用、HMG−CoA還元酵素産生促進作用、及び、アデノシン三リン酸産生促進作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
ローヤルゼリーは、更年期障害の改善、老化防止、免疫力向上等の目的で、従来から栄養補助食品等に配合され、使用されているが、従来の技術においては、ローヤルゼリーがどのような作用を介してそれらの効果を発揮するかについて、何ら解明がなされていなかった。本発明は、ローヤルゼリー抽出物が、前記したような具体的な各作用を有していることを見出したことに基づくものであり、これにより、各作用に基づくローヤルゼリー抽出物の、新たな利用の可能性をも提供することができる。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするIV型コラーゲン産生促進剤である。
<2> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤である。
<3> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤である。
<4> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするアクアポリン3産生促進剤である。
<5> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするインボルクリン産生促進剤である。
<6> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするHMG−CoA還元酵素産生促進剤である。
<7> ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするアデノシン三リン酸産生促進剤である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、前記目的を達成することができる。
即ち、本発明によると、第一に、優れたIV型コラーゲン産生促進作用を有し、かつ安全性の高いIV型コラーゲン産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第二に、優れたトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を有し、かつ安全性の高いトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第三に、優れたセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進作用を有し、かつ安全性の高いセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第四に、優れたアクアポリン3産生促進作用を有し、かつ安全性の高いアクアポリン3産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第五に、優れたインボルクリン産生促進作用を有し、かつ安全性の高いインボルクリン産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第六に、優れたHMG−CoA還元酵素産生促進作用を有し、かつ安全性の高いHMG−CoA還元酵素産生促進剤を提供することができる。
また、本発明によると、第七に、優れたアデノシン三リン酸産生促進作用を有し、かつ安全性の高いアデノシン三リン酸産生促進剤を提供することができる。
(IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤、アクアポリン3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素産生促進剤、アデノシン三リン酸産生促進剤)
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(以下、SPT)産生促進剤、アクアポリン3(以下、AQP3)産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMG−CoA還元酵素(以下、HMGCR)産生促進剤、及び、アデノシン三リン酸(以下、ATP)産生促進剤は、ローヤルゼリー抽出物を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記ローヤルゼリー抽出物が含有する、前記各作用(IV型コラーゲン産生促進作用、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用、SPT産生促進作用、AQP3産生促進作用、インボルクリン産生促進作用、HMGCR産生促進作用、及び、ATP産生促進作用)を発揮する物質の詳細については不明であるが、前記ローヤルゼリー抽出物がこのような優れた作用を有することは、従来には知られておらず、本発明者らによる新たな知見である。
前記ローヤルゼリーは、ミツバチ科(Apidae)ミツバチ属(Apis)に属する昆虫の咽頭腺からの分泌物であり、女王蜂のエネルギー源として供給されるため、高タンパクで、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の様々な栄養素を含むことが広く知られている。前記ローヤルゼリーは、前記昆虫を飼育することにより常法に従い採取することもできるし、また、市販品として入手することもできる。
抽出原料となる前記ローヤルゼリーは、採取した生の状態で(生ローヤルゼリー)溶媒抽出に供してもよいし、乾燥した状態で溶媒抽出に供してもよい。また、乾燥した後に、そのままの状態で又は粗砕機等を用いて粉砕した状態で、溶媒抽出に供することができる。前記乾燥は、例えば、天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。なお、前記ローヤルゼリーは、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、前記ローヤルゼリーの極性溶媒による抽出処理を、効率よく行うことができる。
前記ローヤルゼリーの抽出物は、ローヤルゼリーの抽出に一般に用いられる方法を利用することによって、容易に得ることができる。また、前記ローヤルゼリーの抽出物としては、市販品を使用してもよい。なお、前記ローヤルゼリーの抽出物には、前記ローヤルゼリーの抽出液、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又は、これらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
前記抽出に用いる溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性有機溶媒、又は、これらの混合溶媒を、室温又は溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。前記ローヤルゼリーに含まれる前記各作用を示す成分は、極性溶媒を抽出溶媒とする抽出処理によって、容易に抽出することができる。
前記抽出溶媒として使用し得る水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。したがって、前記抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
前記抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール;スクワラン、ホホバ油等の天然オイルなどが挙げられ、該親水性有機溶媒と水との混合溶媒なども用いることができる。なお、前記水と前記親水性有機溶媒との混合溶媒を使用する際には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜40質量部を混合したものを使用することが好ましい。また、多価アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部を混合したものを使用することが好ましい。
抽出原料である前記ローヤルゼリーから、前記各作用を有する抽出物を抽出するにあたって、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温又は還流加熱下で、任意の抽出装置を用いて抽出することができる。
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽内に、前記抽出原料を投入し、更に必要に応じて時々攪拌しながら、30分〜4時間静置して可溶性成分を溶出した後、ろ過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を留去し、乾燥することにより抽出物を得ることができる。抽出溶媒量は通常、抽出原料の5〜15倍量(質量比)である。抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50〜95℃にて1〜4時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常40〜80℃にて30分間〜4時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであれば、そのまま本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤の有効成分として用いることができる。
抽出により得られる前記ローヤルゼリーの抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るため、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。なお、得られる前記ローヤルゼリーの抽出液は、そのままでも前記IV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤の有効成分として使用することができるが、濃縮液又はその乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液の乾燥物を得るにあたっては、常法を利用することができ、また、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。また、抽出原料である前記ローヤルゼリーは特有の匂いと味を有しているため、前記ローヤルゼリーの抽出物に対しては、生理活性の低下を招かない範囲で、脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、例えば皮膚化粧料に添加する場合などには大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。なお、精製は、具体的には、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。
以上のようにして得られる前記ローヤルゼリー抽出物は、優れたIV型コラーゲン産生促進作用、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用、SPT産生促進作用、AQP3産生促進作用、インボルクリン産生促進作用、HMGCR産生促進作用、及び、ATP産生促進作用を有し、これらの作用に基づき、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤の有効成分として好適に利用可能なものである。
なお、前記各剤中の前記ローヤルゼリー抽出物の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、また、前記各剤は、前記ローヤルゼリー抽出物そのものであってもよい。
また、前記各剤中に含まれ得る、前記ローヤルゼリー抽出物以外のその他の成分としても、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記ローヤルゼリー抽出物を所望の濃度に希釈等するための、生理食塩液などが挙げられる。また、前記各剤は、前記その他の成分として、IV型コラーゲン産生促進作用、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用、SPT産生促進作用、AQP3産生促進作用、インボルクリン産生促進作用、HMGCR産生促進作用、及び、ATP産生促進作用を有する、前記ローヤルゼリー抽出物以外の天然抽出物等を含んでいてもよい。前記各剤中の前記その他の成分の含有量にも、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
また、前記各剤は、必要に応じて製剤化することにより、粉末状、顆粒状、錠剤状等、任意の剤形とすることができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯臭剤等を用いることができる。
前記IV型コラーゲン産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、IV型コラーゲン産生促進作用を発揮する。
前記トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を発揮する。
前記SPT産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、SPT産生促進作用を発揮する。
前記AQP3産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、AQP3産生促進作用を発揮する。
前記インボルクリン産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、インボルクリン産生促進作用を発揮する。
前記HMGCR産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、HMGCR産生促進作用を発揮する。
前記ATP産生促進剤は、有効成分として含有されるローヤルゼリー抽出物の作用により、ATP産生促進作用を発揮する。
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤によると、優れたIV型コラーゲン産生促進作用を通じて、例えば、肌の表皮と真皮との間に存在する基底膜の構造を保持する機能を高め、皮膚バリア機能の強化を図ることが可能となる。ただし、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤は、これらの用途以外にもIV型コラーゲン産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤によると、優れたトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を通じて、例えば、角化細胞を包み込む不溶性の細胞膜様構造体であるコーニファイドエンベロープ(CE)の形成を促進して角化を正常化することにより、乾燥や紫外線等の外部刺激に伴う皮膚バリア機能の低下を抑制し、肌の乾燥や肌荒れなど、様々な皮膚症状を予防・改善することが可能となる。ただし、本発明のトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤は、これらの用途以外にもトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のSPT産生促進剤によると、優れたSPT産生促進作用を通じて、例えば、角質の細胞間脂質の構成成分であるセラミドの産生能を高め、皮膚のバリア機能や水分保持機能を向上させ、乾燥肌、肌荒れ、小じわ、アトピー性皮膚炎など、様々な皮膚症状を予防・改善することが可能となる。ただし、本発明のSPT産生促進剤は、これらの用途以外にもSPT産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のAQP3産生促進剤によると、優れたAQP3産生促進作用を通じて、例えば、表皮細胞における水分の通り道をケアし、肌の潤いを高め、皮膚のバリア機能の強化を図ることが可能となる。ただし、本発明のAQP3産生促進剤は、これらの用途以外にもAQP3産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のインボルクリン産生促進剤によると、優れたインボルクリン産生促進作用を通じて、例えば、角化細胞を包み込む不溶性の細胞膜様構造体であるコーニファイドエンベロープ(CE)の形成を促進して角化を正常化することにより、乾燥や紫外線等の外部刺激に伴う皮膚バリア機能の低下を抑制し、肌の乾燥や肌荒れなど、様々な皮膚症状を予防・改善することが可能となる。ただし、本発明のインボルクリン産生促進剤は、これらの用途以外にもインボルクリン産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のHMGCR産生促進剤によると、優れたHMGCR産生促進作用を通じて、例えば、角質の細胞間脂質の構成成分であるコレステロールの産生能を高め、皮膚のバリア機能や水分保持機能を向上させ、乾燥肌、肌荒れ、小じわ、アトピー性皮膚炎など、様々な皮膚症状を予防・改善することが可能となる。ただし、本発明のHMGCR産生促進剤は、これらの用途以外にもHMGCR産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のATP産生促進剤によると、優れたATP産生促進作用を通じて、例えば、肌細胞に活力を与え、結果的にくすんだ肌や疲れた肌の改善など、様々な皮膚症状を予防・改善することが可能となる。ただし、本発明のATP産生促進剤は、これらの用途以外にもATP産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
なお、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、サルなど)に対して適用することもできる。
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤は、優れた作用を有するとともに、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れているため、例えば、皮膚外用剤に配合するのに好適である。ここで、前記皮膚外用剤としては、その区分に制限はなく、皮膚化粧料、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものであり、具体的には、例えば、軟膏、クリーム、乳液、美容液、ローション、パック、ファンデーション、リップクリーム、入浴剤、ヘアートニック、ヘアーローション、石鹸、ボディシャンプーなどが挙げられる。
また、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤は、優れた作用を有するとともに、経口的に摂取した場合の安全性にも優れているため、例えば、美容用飲食品に配合するのに好適である。ここで、前記美容用飲食品としては、その区分に制限はなく、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものである。
また、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤は、優れた作用を有するので、IV型コラーゲン、トランスグルタミナーゼ−1、SPT、AQP3、インボルクリン、HMGCR、及び、ATPの機能の研究や、IV型コラーゲン、トランスグルタミナーゼ−1、SPT、AQP3、インボルクリン、HMGCR、及び、ATPに関連する疾患の研究のための試薬としても好適に利用可能である。
以下、本発明の製造例及び実施例を説明するが、本発明は、これらの製造例及び実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1:ローヤルゼリー抽出物(液状)の製造)
ヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)の咽頭部から分泌されるローヤルゼリー(生の状態のもの)1kgに50v/v%エタノール9.5Lを加えて、10℃にて5時間撹拌した。これを5000rpmで30分間遠心分離し、得られた上澄液を集め、冷所にて1ヶ月間放置した。これをろ過し、ろ液に50v/v%エタノールを追加し、全量を10Lとした。
(製造例2:ローヤルゼリー抽出物(液状)の製造)
ヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)の咽頭部から分泌されるローヤルゼリー(乾燥させた状態のもの)1kgに50v/v%エタノール9.5Lを加えて、10℃にて5時間撹拌した。これを5000rpmで30分間遠心分離し、得られた上澄液を集め、冷所にて1ヶ月間放置した。これをろ過し、ろ液に50v/v%エタノールを追加し、全量を10Lとした。
(製造例3:ローヤルゼリー抽出物(凍結乾燥品)の製造)
ヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)の咽頭部から分泌されるローヤルゼリー(生の状態のもの)1kgに50v/v%エタノール9.5Lを加えて、10℃にて5時間撹拌した。これを5000rpmで30分間遠心分離し、得られた上澄液を集め、冷所にて1ヶ月間放置した。これをろ過し、ろ液に50v/v%エタノールを追加し、全量を10Lとした。これを真空凍結乾燥し、凍結乾燥物を得た。
(製造例4:ローヤルゼリー抽出物(凍結乾燥品)の製造)
ヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)の咽頭部から分泌されるローヤルゼリー(乾燥させた状態のもの)1kgに50v/v%エタノール9.5Lを加えて、10℃にて5時間撹拌した。これを5000rpmで30分間遠心分離し、得られた上澄液を集め、冷所にて1ヶ月間放置した。これをろ過し、ろ液に50v/v%エタノールを追加し、全量を10Lとした。これを真空凍結乾燥し、凍結乾燥物を得た。
(実施例1:IV型コラーゲン産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりIV型コラーゲン産生促進作用を試験した。
ヒト正常線維芽細胞(NB1RGB)を10%FBS含有ダルベッコMEMを用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を1.6×10cells/mLの濃度に上記培地で希釈した後、96wellマイクロプレートに1well当たり100μLずつ播種し、一晩培養した。培養終了後、培地を抜き、0.25%FBS含有ダルベッコMEMに溶解した被験試料を各wellに150μL添加し、3日間培養した。培養後、各wellの培地中のIV型コラーゲン量をELISA法により測定した。結果を表1に示す。
IV型コラーゲン産生促進作用の計算方法は以下のとおりである。
IV型コラーゲン産生促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時のIV型コラーゲン量
B:被験試料無添加時のIV型コラーゲン量
Figure 2009184955
表1の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いIV型コラーゲン産生促進作用を有することが認められた。
(実施例2:トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を試験した。
ヒト正常新生児皮膚表皮角化細胞(NHEK)をヒト正常新生児表皮角化細胞用培地(KGM)を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を1×10cells/mLの濃度になるようにKGMで希釈した後、96wellプレートに1well当たり100μLずつ播種し、2日間培養した。培養終了後、KGMで溶解した被験試料を各wellに100μL添加し、24時間培養した。培養終了後、培地を抜き、細胞をプレートに固定させ細胞表面に発現したトランスグルタミナーゼ−1の量をモノクローナル抗ヒトトランスグルタミナーゼ−1抗体を用いたELISA法により測定した。結果を表2に示す。
トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用の計算方法は以下のとおりである。
トランスグルタミナーゼ−1産生促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時の波長405nmにおける吸光度
B:被験試料無添加時(コントロール)の波長405nmにおける吸光度
Figure 2009184955
表2の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いトランスグルタミナーゼ−1産生促進作用を有することが認められた。
(実施例3:セリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)産生促進作用を試験した。
正常ヒト新生児包皮表皮角化細胞(normal human epidermis keratinocyte;NHEK)を80cmフラスコで正常ヒト表皮角化細胞長期培養用増殖培地(EpiLife−KG2)において、37℃、5%CO下で前培養し、トリプシン処理により細胞を集めた。
EpiLife−KG2を用いて35mmシャーレ(FALCON)に40×10cells/2mL/シャーレずつ播き、37℃、5%CO下で一晩培養した。24時間後に培養液を捨て、EpiLife−KG2で必要濃度に溶解した被験試料を各シャーレに2mLずつ添加し、37℃、5%CO下で24時間(製造例1〜2のローヤルゼリー抽出物を被験試料とした場合)、又は、48時間(製造例3〜4のローヤルゼリー抽出物を被験試料とした場合)培養した。培養後、培養液を捨て、ISOGEN(NIPPON GENE;Cat.no.311−02501)にてtotal RNAを抽出し、それぞれのRNA量を分光光度計にて測定し、200ng/μLになるようにtotalRNAを調製した。
このtotalRNAを鋳型とし、SPT及び内部標準であるGAPDHのmRNAの発現量を測定した。検出はリアルタイムPCR装置Smart Cycler(登録商標)(Cepheid社)を用いて、TaKaRa SYBR(登録商標)PrimeScriptTM RT−PCR Kit(Perfect Real Time)(code No.RR063A)によるリアルタイム2 Step RT−PCR反応により行った。SPTの発現量は、被験試料無添加、被験試料添加でそれぞれ培養した細胞から調製した総RNA標品を基にして、GAPDHの値で補正値を求め、さらに被験試料無添加の補正値を100とした時の被験試料添加の補正値を算出した。結果を表3に示す。
SPTmRNA発現促進作用の計算方法は以下の通りである。
SPTmRNA発現促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時の補正値
B:被験試料無添加時の補正値
Figure 2009184955
表3の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)産生促進作用を有することが認められた。
(実施例4:アクアポリン3産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりアクアポリン3(AQP3)産生促進作用を試験した。
正常ヒト新生児包皮表皮角化細胞(normal human epidermis keratinocyte;NHEK)を80cmフラスコで正常ヒト表皮角化細胞長期培養用増殖培地(EpiLife−KG2)において、37℃、5%CO下で前培養し、トリプシン処理により細胞を集めた。
EpiLife−KG2を用いて35mmシャーレ(FALCON)に40×10cells/2mL/シャーレずつ播き、37℃、5%CO下で一晩培養した。24時間後に培養液を捨て、EpiLife−KG2で必要濃度に溶解した被験試料を各シャーレに2mLずつ添加し、37℃、5%CO下で24時間(製造例1〜2のローヤルゼリー抽出物を被験試料とした場合)、又は、48時間(製造例3〜4のローヤルゼリー抽出物を被験試料とした場合)培養した。培養後、培養液を捨て、ISOGEN(NIPPON GENE;Cat.no.311−02501)にてtotalRNAを抽出し、それぞれのRNA量を分光光度計にて測定し、200ng/μLになるようにtotalRNAを調製した。
このtotalRNAを鋳型とし、AQP3及び内部標準であるGAPDHのmRNAの発現量を測定した。検出はリアルタイムPCR装置Smart Cycler(登録商標)(Cepheid社)を用いて、TaKaRa SYBR(登録商標)PrimeScriptTM RT−PCR Kit(Perfect Real Time)(code No.RR063A)によるリアルタイム2 Step RT−PCR反応により行った。AQP3の発現量は、被験試料無添加、被験試料添加でそれぞれ培養した細胞から調製した総RNA標品を基にして、GAPDHの値で補正値を求め、さらに被験試料無添加の補正値を100とした時の被験試料添加の補正値を算出した。結果を表4に示す。
AQP3mRNA発現促進作用の計算方法は以下の通りである。
AQP3mRNA発現促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時の補正値
B:被験試料無添加時の補正値
Figure 2009184955
表4の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いアクアポリン3(AQP3)産生促進作用を有することが認められた。
(実施例5:インボルクリン産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりインボルクリン産生促進作用を試験した。
ヒト正常新生児皮膚表皮角化細胞(NHEK)をヒト正常新生児表皮角化細胞用培地(KGM)を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を1×10cells/mLの濃度になるようにKGMで希釈した後、48wellプレートに1well当たり200μLずつ播種し、一晩培養した。培養終了後、培地を抜き、KGMで溶解した被験試料を各wellに200μL添加し、48時間培養した。培養終了後、培地を抜き、細胞をプレートに固定させ細胞表面に発現したインボルクリンの量をモノクローナル抗ヒトインボルクリン抗体を用いたELISA法により測定した。結果を表5に示す。
インボルクリン産生促進作用の計算方法は以下のとおりである。
インボルクリン産生促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時の波長405nmにおける吸光度
B:被験試料無添加時(コントロール)の波長405nmにおける吸光度
Figure 2009184955
表5の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いインボルクリン産生促進作用を有することが認められた。
(実施例6:HMG−CoA還元酵素産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりHMG−CoA還元酵素(HMGCR)産生促進作用を試験した。
正常ヒト新生児包皮表皮角化細胞(normal human epidermis keratinocyte;NHEK)を80cmフラスコで正常ヒト表皮角化細胞長期培養用増殖培地(EpiLife−KG2)において、37℃、5%CO下で前培養し、トリプシン処理により細胞を集めた。
EpiLife−KG2を用いて35mmシャーレ(FALCON)に40×10cells/2mL/シャーレずつ播き、37℃、5%CO下で一晩培養した。24時間後に培養液を捨て、EpiLife−KG2で必要濃度に溶解した被験試料を各シャーレに2mLずつ添加し、37℃、5%CO下で24時間培養した。培養後、培養液を捨て、ISOGEN(NIPPON GENE;Cat.no.311−02501)にてtotalRNAを抽出し、それぞれのRNA量を分光光度計にて測定し、200ng/μLになるようにtotalRNAを調製した。
このtotalRNAを鋳型とし、HMGCR及び内部標準であるGAPDHのmRNAの発現量を測定した。検出はリアルタイムPCR装置Smart Cycler(登録商標)(Cepheid社)を用いて、TaKaRa SYBR(登録商標)PrimeScriptTM RT−PCR Kit(Perfect Real Time)(code No.RR063A)によるリアルタイム2 Step RT−PCR反応により行った。HMGCRの発現量は、被験試料無添加、被験試料添加でそれぞれ培養した細胞から調製した総RNA標品を基にして、GAPDHの値で補正値を求め、さらに被験試料無添加の補正値を100とした時の被験試料添加の補正値を算出した。結果を表6に示す。
HMGCRmRNA発現促進作用の計算方法は以下の通りである。
HMGCRmRNA発現促進率(%)=A/B×100
A:被験試料添加時の補正値
B:被験試料無添加時の補正値
Figure 2009184955
表6の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いHMG−CoA還元酵素(HMGCR)産生促進作用を有することが認められた。
(実施例7:アデノシン三リン酸産生促進作用試験)
前記製造例3のローヤルゼリー抽出物を被験試料として用い、下記の試験方法によりアデノシン三リン酸(ATP)産生促進作用を試験した。
正常ヒト新生児包皮表皮角化細胞(NHEK)を正常ヒト表皮角化細胞長期培養用増殖培地(EpiLife−KG2)を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を2.0×10cells/mLの濃度にEpiLife−KG2で希釈した後、コラーゲンコートした96wellプレートに1well当たり100μLずつ播種し、一晩培養した。培養終了後、培地を抜き、EpiLife−KG2で溶解した被験試料を各wellに100μL添加し、2時間培養した。ATP産生促進作用は、ホタルルシフェラーゼ発光法を用いて細胞内のATP量を測定した。すなわち、培養終了後、『「細胞の」ATP測定試薬』(東洋ビーネット社)を各wellに100μLずつ添加した。反応後、化学発光量を測定した。結果を表7に示す。
ATP産生促進作用の計算方法は以下のとおりである。
ATP産生促進率(%)=A/B×100
A:被験試料を添加した細胞での化学発光量
B:被験試料を添加しない細胞での化学発光量
Figure 2009184955
表7の結果から、ローヤルゼリー抽出物が、高いアデノシン三リン酸(ATP)産生促進作用を有することが認められた。
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、SPT産生促進剤、AQP3産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、HMGCR産生促進剤、及び、ATP産生促進剤は、優れたIV型コラーゲン産生促進作用、トランスグルタミナーゼ−1産生促進作用、SPT産生促進作用、AQP3産生促進作用、インボルクリン産生促進作用、HMGCR産生促進作用、及び、ATP産生促進作用を有し、かつ安全性にも優れるので、例えば、皮膚外用剤、美容用飲食品中の成分や、研究用の試薬として好適に利用可能である。

Claims (7)

  1. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするIV型コラーゲン産生促進剤。
  2. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするトランスグルタミナーゼ−1産生促進剤。
  3. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするセリンパルミトイルトランスフェラーゼ産生促進剤。
  4. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするアクアポリン3産生促進剤。
  5. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするインボルクリン産生促進剤。
  6. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするHMG−CoA還元酵素産生促進剤。
  7. ローヤルゼリー抽出物を有効成分として含有することを特徴とするアデノシン三リン酸産生促進剤。
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