JP2005346507A - 携帯型電子機器、入力操作制御方法及びそのプログラム - Google Patents

携帯型電子機器、入力操作制御方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
小型化を達成しつつも、ユーザの入力操作を正確に反映することができる利便性の高い携帯型電子機器、入力操作制御方法及びそのプログラムを提供すること。
【解決手段】
操作部8が、ユーザの指が領域Aに触れていることを検出している状態で、領域Bへ指を移動(ムーブまたはドラッグ)させる場合には、操作部制御プログラム125は、領域Aの外側に、領域Aを囲むような仮想枠領域(ヒステリシス)A1を設けて境界の幅を広げる。そして、操作部制御プログラムは、ユーザの指が領域Aを超えて領域Bへ移動したことを操作部8が検出しても、領域AのヒステリシスA1を超えない限りユーザの指は領域Aに触れているとみなし、ヒステリシスA1を超えて領域BのうちヒステリシスA1でない領域へユーザの指が到達した場合に初めて領域Bへ移動したものとみなすように制御する。
【選択図】 図22

Description

本発明は、画像や音楽等を視聴するために必要な入力操作を制御することが可能な携帯型の電子機器、入力操作制御方法及びそのプログラムに関する。
従来から、ラップトップ型のPC(Personal Computer)等では、モニター上でカーソルやスクロールバー等を移動する場合、いわゆるタッチパッドが用いられている。タッチパッドは、ユーザの指等がパッド上で触れる位置が検出されることで、当該触れた位置に応じてモニター上でカーソルを表示する。ユーザの指がパッド上で触れることによって、パッド内部の電極の静電容量が変化するため、タッチパッドはこの変化を検出することによりパッド上の指の位置を検出している。
このようなタッチパッドと、キーボードのような操作ボタンとが融合した入力デバイスがある。具体的には、キーボードのキーの下部または内部に、上記した静電容量の変化を検出するセンサを備え付けるものである(例えば、特許文献1参照。)。特に、特許文献1では、その図10に示されるように当該入力デバイスが小型化されて携帯電話機に搭載される場合について述べられている。
特開2003−223265号公報(図1、図10等)
しかしながら、上記特許文献1の入力デバイスを小型化して携帯型の機器に搭載する場合、上記操作ボタンの面積に比べて当該操作ボタンにユーザの指が接触する面積が大きくなり、また各操作ボタン同士の間隔が狭くなってしまうため、ユーザが所望する操作ボタンに正確に触れることが難しくなる。
また、上記静電容量の変化により検出するような入力デバイス(例えばタッチパッド)は、通常、ユーザが上記入力デバイスに触れた領域のうち、静電容量の変化が最も大きくなる当該領域の略重心の座標を検出するが、人間の指は、指先程敏感なため、ユーザが指先で触れていると思っている点と、実際に指先及び指の腹を含めた部分で触れている領域とには、ずれが生じることがある。そのため、実際に検出される当該領域の重心の座標と、ユーザが触れようと思っている点の座標とにはずれが生じ、ユーザが所望しないボタンへの接触が検出されてしまう可能性がある。そして、当該検出された座標により例えばカーソルやポインタ等の表示されるオブジェクトの位置を変えるようなデバイスにおいては、ユーザが意図しない部分にそれらのオブジェクトが表示されてしまうことになる。
また、ユーザが指を移動させた場合に、当該移動を表示に反映させるような入力デバイスにおいては、上記静電容量のような検出される値のぶれやノイズ等により、表示上は、ユーザが意図する移動量とは異なる移動量の移動がなされたり、またユーザが移動を意図しないにも関わらず移動してしまったりするといった問題もある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、小型化を達成しつつも、ユーザの入力操作を正確に反映することができる利便性の高い携帯型電子機器、入力操作制御方法及びそのプログラムを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の携帯型電子機器は、ユーザの操作を入力する操作面と、前記操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出する検出手段と、前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された情報を基に前記ずれを補正する補正手段とを具備している。
上記操作面及び検出手段は例えばいわゆるタッチパッド型のセンサで構成され、例えば静電容量の変化によりユーザの指の接触を検出する。また上記ずれは、例えば上記操作面の面積が小さいこと、及び指先のように指の敏感な部分と実際に指が上記操作面に接触している領域とが異なること等により生じるものである。
この構成によれば、ユーザが接触を所望する点とは異なる点が検出された場合でも、上記情報を基に両点のずれを補正することができるため、上記操作面に対するユーザの操作入力を上記携帯型電子機器の動作に正確に反映させることができる。
上記携帯型電子機器において、前記操作面は当該表面に複数の操作ボタンを有し、前記検出手段は、前記ユーザの指が前記操作面に接触する領域の略重心の座標を前記接触点の座標として検出し、前記記憶手段は、前記ユーザが指の接触を所望する前記操作ボタン上の点の座標と、当該ユーザが指を前記操作ボタンに触れた場合に実際に検出される前記重心の座標との位置関係を関数として記憶し、前記補正手段は、前記記憶された関数を基に、前記検出された重心の座標を前記ユーザが接触を所望する点の座標へと変換する手段を有していてもよい。
上記複数の操作ボタンは、例えばマトリクス状に配置されていてもよい。上記関数は、例えば予め所定の操作ボタンに触れようとしたユーザの指の実際の接触点の座標データを、操作ボタン毎に複数人からサンプリングしておき、当該データを基に作成するようにしてもよい。当該関数による補正は、例えばいわゆる多項式近似により実現することができる。この場合の多項式は、1次多項式でもよいし、2次以上の高次多項式でもよい。より好ましくは2次多項式である。上記関数を用いることで、上記ずれをより正確に補正することが可能となる。
上記携帯型電子機器において、前記補正手段は、前記操作面上の座標系を前記関数の逆関数を基に変換する手段を有し、前記検出手段は、前記変換後の座標系において検出された前記重心の座標を前記接触点の座標として検出するようにしてもよい。すなわち、上記関数を用いて予め操作面の座標系を変換して新たな座標系を作成しておくことで、上記検出手段が検出した座標を変換せずにそのまま用いることができる。予め変換しているため、特に上記関数として高次多項式を用いた場合には、演算量を削減することが可能となる。
上記携帯型電子機器において、前記操作面は少なくとも第1の領域と第2の領域に分割されており、前記検出手段は、検出された座標に応じてユーザの指が少なくとも前記第1の領域と第2の領域のどちらに接触しているかを判別する手段を有し、当該携帯型電子機器は、前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように第1の仮想枠領域をそれぞれ設定する手段と、前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する手段とを更に具備していてもよい。
本発明の別の観点に係る携帯型電子機器は、少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力する操作面と、前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出可能な検出手段と、前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように第1の仮想枠領域をそれぞれ設定する設定手段と、前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する制御手段とを具備している。
上記操作面及び検出手段は例えばいわゆるタッチパッド型のセンサで構成され、操作面に触れている指の接触領域の重心の座標を検出することで指がどの領域に触れているのかを判断する。上記各領域は上記操作面上にいくつ存在しても構わない。例えば上記操作面をマトリクス状に5×5に分割して、25の領域を設けてもよい。当該各領域には、例えば画面上の複数のメニュー項目から一の項目を選択させる場合に、当該複数の項目が対応付けられていてもよい。この場合、ユーザは上記第1の領域に触れたまま所望のメニューが表示された第2の領域まで指を滑らせることにより、当該メニューを選択することができる。
タッチパッド上の複数の領域間を指で移動させるような場合には、例えば両領域の境界付近にユーザの指がある場合に、指の微妙な動きや、ユーザが接触していると思っている点と実際に検出されている上記重心の点とのずれ等により、頻繁に両領域の移動を繰り返すようなことが考えられる。しかし、上記本発明の構成によれば、ユーザが指を上記第1の領域から第2の領域へ移動させる場合に、第1の領域自体は超えていても第1の領域の第1の仮想領域枠を超えない限り第2の領域には移動したものとはみなされないため、ユーザが意図していないにも関わらず両領域を移動したものとみなされてしまうことを防ぐことができる。
上記携帯型電子機器は、前記操作面の周囲であって当該操作面と略同一平面上に設けられた周囲領域と、前記周囲領域に隣接するように前記操作面上に設けられ、前記設定手段により前記第1の仮想枠領域を設定された第3の領域とを更に具備し、前記検出手段は前記周囲領域に対する前記指の接触を検出可能であり、当該携帯型電子機器は、前記ユーザが前記第3の領域に指を触れたまま当該指を当該第3の領域から前記周囲領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記周囲領域であってかつ前記第3の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第3の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する手段を更に具備していてもよい。
これにより、上記ユーザが実際には上記第3の領域から上記周囲領域へ移動することを所望していないにも関わらず、検出された点がユーザの所望する点とは微妙にずれてしまうこと等により上記周囲領域へ移動してしまい、どの領域にも触れていないとみなされてしまう事を防ぐことができる。なお、上記第3の領域は上記第1の領域及び第2の領域と同一であってもよい。すなわち、縦または横一列に上記第1の領域及び第2の領域を設けてこれらを第3の領域としてもよい。また上記第1の領域及び第2の領域が例えば上述のように5×5のマトリクス状に配置される場合には、縦の5列のうち両端の2列、横の5列のうち両端の2列がそれぞれ上記第3の領域となり、真ん中の3×3の領域が上記第1の領域及び第2の領域となる。
上記携帯型電子機器は、前記第3の領域に、前記周囲領域との境界に沿って第2の仮想枠領域を設定する手段と、前記ユーザが前記周囲領域に指を触れたまま当該周囲領域から当該指を前記第3の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第3の領域かつ前記第2の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第3の領域に接触していないものとみなすように前記検出手段を制御する手段とを更に具備していてもよい。
上記第2の仮想枠領域を設定したことにより、ユーザが上記操作面上のどの領域にも触れていないと思っていても、上記第3の領域に触れているとみなされてしまうようなことを防ぐことができる。
ところで、上記第3の領域が互いに隣接する第4の領域と第5の領域を含む場合、上述したように、ユーザの指の重心の座標が上記周囲領域上にあっても上記第4の領域の第1の仮想枠領域上であればユーザの指は当該第4の領域にあるものとみなされる。しかし、ユーザが第4の領域に触れていると思ってそのまま第5の領域へ指を滑らせた場合に、実際には上記周囲領域上に重心の座標があった場合には、上記第4の領域の第1の仮想枠領域を指が超えた時点で、当該指は周囲領域に触れているのみで第5の領域には触れていないものとみなされてしまうことになる。
そこで、上記携帯型電子機器において、前記第3の領域は第4の領域と当該第4の領域に隣接する第5の領域を含み、前記ユーザが前記周囲領域であってかつ前記第4の領域の第1の仮想枠領域に前記指を触れたまま当該指を前記第5の領域の第1の仮想枠領域へ移動させた場合には、前記指は前記第4の領域から前記第5の領域へ移動したものとみなすように前記検出手段を制御する手段を更に具備していてもよい。
上記携帯型電子機器は、前記第1の領域から前記第2の領域への移動時間を計測する手段を更に具備し、前記制御手段は、前記計測された移動時間が所定の時間以上の場合に、当該移動はなかったものとみなす手段を有していてもよい。
本発明のまた別の観点に係る携帯型電子機器は、ユーザの操作を入力する操作面と、静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出する検出手段と、前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させる手段とを具備する。
上記閾値を変化させることより、例えば上記操作面が帯電していたり、経時変化により歪み等が生じ、逆に感度が鈍くなったりすることにより接触・非接触の検出精度が悪くなることを防ぐことができる。
なお、例えば上記検出手段により検出される値が上記閾値を超えるか超えないかというところでぶれていた場合には、実際にユーザの指が接触しているか否かを判断しづらい。
そこで上記携帯型電子機器は、前記検出手段により、前記静電容量が所定の回数以上前記閾値を超えたことが検出されたか否かを判断する手段と、前記判断結果に応じて、前記ユーザの指が前記操作面に接触しているとみなすように前記検出手段を制御する手段とを更に具備していてもよい。これにより、上記判断手段が、検出された静電容量が所定回数以上閾値を超えたまたは超えなかったと判断した場合に初めてユーザの指の接触・非接触を判断しているため、上記ぶれ等の影響を受けることなく、接触・非接触を正確に判断することができる。
上記検出手段は、一定のサイクルで検出を繰り返しており、上記所定の回数は、当該検出のサイクルに依って決定する。人間の指の自然な揺れは60ミリ秒以下の時間では起こりえないため、例えば検出のサイクルが10ミリ秒毎である場合には、上記所定の回数は6回とし、6回連続して閾値以下だった場合にはユーザの指は非接触とする。
本発明の更に別の観点に係る携帯型電子機器は、ユーザの操作を入力する操作面と、前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出する第1の検出手段と、前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段により、前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように前記第2の検出手段を制御する制御手段とを具備する。
この構成により、例えば所定の時間に人間の指では移動不可能な移動量が検出された場合には、当該移動は上記各検出手段のノイズ等の異常値によるものと判断し、移動量を無効とすることで、ユーザが意図しない移動が実行されてしまうことを防ぐことができる。
上記携帯型電子機器において、前記制御手段は、前記制御手段により無効とされた移動量と同量の移動が、前記第2の検出手段により所定の回数以上検出された場合に、当該無効とされた移動量を有効とするように制御する手段を有していてもよい。これにより、一度は異常値の可能性があると判断された移動量でも、当該移動量と同一の移動量が複数回検出された場合には信憑性が高いものとして有効に扱うことで、ユーザの意図した操作入力を正確に反映することが可能となる。
本発明に係る入力操作制御方法は、ユーザの操作を入力するための操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出するステップと、前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶するステップと、前記記憶された情報を基に前記ずれを補正するステップとを具備する。
本発明の別の観点に係る入力操作制御方法は、少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力するための操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように仮想枠領域をそれぞれ設定するステップと、前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように制御するステップとを具備する。
本発明のまた別の観点に係る入力操作制御方法は、ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を、静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより検出するステップと、前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させるステップとを具備する。
本発明の更に別の観点に係る入力操作制御方法は、ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出するステップと、前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように制御するステップとを具備する。
本発明に係るプログラムは、携帯型電子機器に、ユーザの操作を入力するための操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出するステップと、前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶するステップと、前記記憶された情報を基に前記ずれを補正するステップとを実行させるものである。
本発明の別の観点に係るプログラムは、携帯型電子機器に、少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力するための操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように仮想枠領域をそれぞれ設定するステップと、前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように制御するステップとを実行させるものである。
本発明のまた別の観点に係るプログラムは、携帯型電子機器に、ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を、静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより検出するステップと、前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させるステップとを実行させるものである。
本発明の更に別の観点に係るプログラムは、携帯型電子機器に、ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出するステップと、前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように制御するステップとを実行させるものである。
本発明によれば、小型化を達成しつつも、ユーザの入力操作を正確に反映することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯型電子機器を示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯型電子機器の底面図である。
この携帯型電子機器1は、例えば図示しないHDD(ハードディスクドライブ)を内蔵し、このハードディスクに記憶された音楽データを再生することができる機器である。携帯型電子機器1の本体2の前面2aには、画像を表示する表示部7と、表示部7に隣接する操作部8とが設けられている。本体2の端部にはユーザが握る部分となるグリップ部6が設けられている。操作部8は、例えば、一辺がt=4〜5cmの四方内に操作ボタン9がマトリクス状に配置されて構成されている。表示部7は例えば液晶や有機EL(Electro-Luminescence)等のデバイスが用いられる。
グリップ部6は、本体2の背面2bから突出する部分5が設けられ、この突出部5にはバッテリーが内蔵されている。バッテリーは、携帯型電子機器1の中でも比較的重量が大きいため、グリップ部6にバッテリーが内蔵される構成とすることで、グリップ部6の近傍が携帯型電子機器1の重心となり、ユーザが本体2を持ったときに安定感を与える。
本体2の上面2cには、電源スイッチ3やリモコンジャック4が設けられている。ユーザは電源スイッチ3を例えば矢印の方向にスライドさせることにより電源をONとしたり、OFFとしたりすることができる。リモコンジャック4には、図示しないリモコンが接続されるようになっており、ユーザはリモコンを用いて、例えば音楽の選局、再生、早送りや巻戻し等の操作が可能となっている。また、本体2の側面2eには、オーディオ出力端子が設けられ、これに図示しないイヤホンまたはヘッドホン等が接続されるようになっている。
図3は、本体2がクレードル11に載置された状態を示す正面図である。このクレードル11の背面側には、例えば、電源供給用のプラグの接続ポート13、携帯型電子機器1に記録された音楽データ等をスピーカ16等に出力するための外部出力ポート14、PC18やディジタルカメラ17等と接続が可能なUSB(Universal Serial Bus)ポート15が設けられている。図2及び図3に示すように、携帯型電子機器1の本体2の底面2dにはコネクタ10が設けられている。本体2がクレードル11に載置された状態で、コネクタ10がクレードル11側に設けられたコネクタ12と物理的に接続されることで、携帯型電子機器1に、クレードル11を介して電力が供給されたり、PC18から音楽データをダウンロードしたりすることができる。この場合、PC18が持つ転送アプリケーションによって音楽データの圧縮がなされて、当該圧縮された音楽データがPCから転送され携帯型電子機器1のハードディスクに記録される。データの圧縮の形式は、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)やATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)等の形式が用いられるが、これに限られない。また、ディジタルカメラ17で撮影した画像を取り込んで、携帯型電子機器1をいわゆるフォトビューワーとして使用することも可能である。
図4は、携帯型電子機器1をユーザが手で持ったときの様子を示す図である。このように、ユーザはグリップ部6を握ることにより、親指で操作部8を操作することができる。
図5は、携帯型電子機器1のシステムの構成を示すブロック図である。
システムコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)107、RAM(Random Access Memory)109、DMA(Direct Memory Access)コントローラ102、シリアル通信コントローラ103、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)コントローラ104、周辺機器コントローラ105、表示コントローラ106を有する。
CPU101は、本システムを全体的に統括して制御し、例えばROM107に記憶されているファームウェアによりRAM109を作業領域に用いて各種の演算処理と制御を実行する。ファームウェアとして、例えばシステム起動のためのプログラム、起動時のチェックサムを実行するプログラム等がROM107に記憶されている。DMAコントローラ102は、HDD115に記憶された音楽データを、オーディオ出力端子116を介して外部に出力するために、該音楽データをDMA転送する。シリアル通信コントローラ103は、リモコン112や操作部8からの入力を制御するインタフェースである。SDRAMコントローラ104は、SDRAM113に格納されるデータ量やデータの出力のタイミング等を制御する。
SDRAM113は、主にHDD115から抽出される音楽データを一時的に格納するバッファである。SDRAM113に格納された音楽データは、DMAコントローラ102を介してオーディオデコーダ108で復号され、DA(digital to analog)コンバータ110でアナログデータに変換されて、オーディオ出力端子116を介してヘッドホン111に出力される。
周辺機器コントローラ105は、HDD115やUSBポート15のデータの入出力を制御する。表示コントローラ106は、表示部7での画像の表示を制御する。表示コントローラ106は、CPU101の制御の下、操作部8により操作入力される信号に応じて、表示する画像を制御する。
図6は、HDD115のハードディスク38に記憶されたデータを示す図である。ハードディスク38には、例えば画像表示プログラム121、JPEG(Joint Photographic Expert Group)画像、ビットマップデータ123、文字コード124、操作部制御プログラム125等が記憶されている。画像表示プログラム121は、表示部7に各種画像を表示するためのプログラムであり、後述するカーソル表示や、カーソルで選択された項目に色付け等をも行う。JPEG画像は、後述する再生画面(図15参照)を表示するときにこの再生画面中に表示される画像である。また、これだけなくアルバムジャケット等の画像を表示するときにも用いられる。ビットマップデータ123は、表示部7で表示される画面を構成するデータであり、例えば図15に示す曲名50や、図14に示すアーティスト名等を表現するためのデータをも含む。文字コード124は、システムコントローラ100により表示部7上に上記曲名51等を表示するように命令があった場合に、この命令に応じて該曲名を表示するために文字情報をビットマップデータに変換するためのコードである。
操作部制御プログラム125は、操作部8が検出したユーザの指の接触の検出位置、感度等に関する様々な調整及び制御を行う。当該操作部制御プログラム125の動作の詳細については後述する。
図7は、操作部8の構成を示す断面図である。
操作部8の操作ボタン9は、例えば樹脂製のシート20で一体的に形成され、このシート20と、ユーザの指等がシート20に接触したことを検出するためのシート22とが本体2のカバー部材に取り付けられている。このシート20及び22の下部には、操作部8を制御する回路基板21が支持体25に支持されて配置されている。回路基板21とシート22とは、例えば両面テープ26等によって貼り付けられている。
シート22の下部には操作ボタン9ごとに対応して電極24が設けられ、回路基板21上にはこれら電極24に対応して配線23が設けられている。電極24と配線23とにより接触式のスイッチが構成される。電極24または配線23は、この操作部8を制御する図示しないコントローラに接続されている。電極24または配線23には所定値の電圧が印加された状態で、図8に示すようにユーザの親指19等によって操作ボタン9が押されることによりスイッチが通電し、この通電によってどの操作ボタン9が押されたかが上記コントローラにより判断される。電極24は例えばカップ状に形成されて弾性力を有し、操作ボタン9の押圧が解除されることで図7に示す状態に戻るように構成されている。なお、電極24に弾性力がなくても、電極が取り付けられたバネやゴムカップ等の部材を設けることにより電極部分に弾性力を持たせるようにしてもよい。
図9は、操作部8の構成を示す図である。
この操作部8には、線状の送信電極32−1乃至32−5、これらに送信用の所定の周波数(例えば100KHz)の交流電流をそれぞれ供給する発振器31、静電作用によって送信電極32−1乃至32−5より交流電流を受信する線状の受信電極33−1乃至33−5、受信電極33−1乃至33−5を流れる交流電流を受信する受信器34、並びに、発振器31の出力、受信電極33−1乃至33−5の出力、及び受信器34の出力を入力するプロセッサ35から構成されている。
シート22にはまた、必要に応じて、発振器31と各送信電極32−1乃至32−5との間に、スイッチ36−1乃至36−5がそれぞれ設けられている。また、各受信電極33−1乃至33−5と受信器34との間にスイッチ37−1乃至37−5がそれぞれ設けられる。これらのスイッチ36−1乃至36−5、及びスイッチ37−1乃至37−5は、所定のタイミング(例えば、発振器31が交流電流を出力するタイミング)でそのスイッチをON状態にする。
受信器34は、所定の周波数帯域の交流電流のみを通過させるバンド・パス・フィルタ(BPF)34a、増幅器34b、および検波器34cからなるAM変調器、並びに、そのAM変調器からの検波出力をアナログ−ディジタル変換するA/D変換器34dから構成されている。
受信電極33−1乃至33−5は、送信電極32−1乃至32−5に対して略直交するように配置されており、それぞれ交差点を持つが、これらの交差点においては、これらの電極が接触していない。換言すると、送信電極32と受信電極33との交差点ではコンデンサが形成される。したがって、発振器31により発振され、出力された交流電流が送信電極32に供給されると、これに対向する受信電極33には、静電誘導によって、その交差点(コンデンサ)を介して交流電流が流れる。
すなわち、発振器31が送信電極32に交流電圧を印加すると、送信電極32と受信電極33の間のコンデンサの静電容量による容量結合に基づいて、受信電極33に交流電流が発生し、受信器34に供給される。
受信器34は、コンデンサを介して入力された交流電流の強度をディジタル信号としてプロセッサ35に出力するが、このコンデンサを介して受信器34に入力された交流電流の強度は、コンデンサの静電容量のみに依存する。また、このコンデンサの静電容量は、送信電極32または受信電極33の変形等がない限り、静的で固定値を保つ。したがって、送信電極32に同一の交流電圧が印加される限り、コンデンサを介して受信器34に入力される交流電流の強度は一定の値となる。
ところが、生体(ユーザの指先等)がこの送信電極32と受信電極33との交差点に接近すると、その交差点におけるコンデンサによる静電容量が変化する。すなわち、生体は仮想的な接地点(アース)とみなされるので、送信電極32側に交流電圧が印加された場合、上述のコンデンサを介して受信電極33により受信され、受信器34に供給される交流電流の強度は、アース(生体)に流れ込む電流の分だけ弱まる。
このような現象を利用して、プロセッサ35は、受信器34のAM変調器でAM変調され、さらにA/D変換器34dでディジタル信号に変換された受信信号を用いて、電極間の交差点に生体が接近しているか否かを判定したり、あるいは、生体がどの程度接近しているか(生体と交差点の間の距離)を計測したりする。
したがって、マトリクス状に配置された複数の操作ボタン9−1乃至9−25のそれぞれが、各交差点のうちの1つの交差点の上にそれぞれ配置された場合、操作ボタン9−i(iは、1乃至25の値のうち任意の値)にユーザの指が接触すると、プロセッサ35は、操作ボタン9−i(その下に位置する交差点)に生体が接近していることを検出し、その検出信号をCPU101に供給する。
以上図7から図9で示したように、操作部8では、ユーザの指がシート20に触れている状態(後述する「タッチ」の状態)の検出信号と、操作ボタン9が押された状態(後述する「プレス」の状態)の検出信号とが分けて判断されるようになっている。
図9に示す例では、操作ボタン9−1乃至9−25が、5行5列のマトリクス状に配置されているため、5本の受信電極33−1乃至33−5と、5本の送信電極32−1乃至32−5が配置されているが、送信電極32および受信電極33の本数は限定されない。ただし、送信電極32および受信電極33は、後述するように、各操作ボタンの下に1つの交差点が必ず配列されるようにするのが好ましい。
また、図9に示す例では、交差点における送信電極32と受信電極33とのなす角度はほぼ90度とされているが、この角度は限定されない。すなわち、送信電極32と受信電極33は、相互に接触せず、かつ交差点が形成されるように配置されれば、その配置方法は限定されない。
次に、操作部8の基本的な操作手法について説明する。
ユーザの操作部8での指の動かし方として以下の8つの動作を定義する。
1.「タッチ(TOUCH)」 指がシート20(以下、操作ボタン9という)に触れていない状態から操作ボタン9に触れる動作
2.「ロングタッチ(LONG TOUCH)」 操作ボタン9に触れてから一定時間触れたままにする動作
3.「ムーブ(MOVE)」 25個の操作ボタン9のうちいずれかの操作ボタンに触れたまま、別の操作ボタンへ移動する動作(シート20上のある箇所から別の箇所へ移動する動作)
4.「プレス(PRESS)」 25個の操作ボタン9のうちいずれか1つの操作ボタンを押す動作(上述した電極24と配線23とを通電させる動作)
5.「ロングプレス(LONG PRESS)」25個の操作ボタン9のうちいずれか1つの操作ボタンを一定時間押したままにする動作
6.「ドラッグ(DRAG)」25個の操作ボタン9のいずれか1つの操作ボタン9を押しながら、別の操作ボタンへ移動する動作(移動途中でも、当該移動途中にある操作ボタン9をプレスしながら移動する)
7.「リリース(RELEASE)」 プレスの状態からそのプレスを解除した動作(操作ボタン9に触れたままにする動作)
8.「リムーブ(REMOVE)」 操作ボタン9から指を離す動作。
上記8つの動作は、主に以下の場合に用いられる。
「タッチ」は、後述するナビゲーションボタン、再生制御ボタン、コンテキストボタンを表示部7に表示させる場合、画面上の複数の領域(項目)のうちからある1つの項目を「選択」、つまり「フォーカス」する場合等に用いられる。
「プレス」は、「タッチ」した状態から当該選択された項目を「決定」する場合に用いられる。
「ロングタッチ」は、例えば画面を上下にスクロールさせる場合に用いられる。このスクロール動作はナビゲーションボタンで操作することができる。ロングタッチの時間は例えば0.5秒〜1秒であるが、この時間に限定されるものではない。
「ムーブ」は、タッチされて「選択」された項目から別の項目に移動して「選択」しようとする場合に用いられる。
「ロングプレス」は、後述する再生制御ボタンの操作により曲の「早送り」や「巻戻し」等のトリックプレイ操作を行う場合、コンテキストボタンを表示部7に表示させる場合等に用いられる。ロングプレスの時間は例えば0.5秒〜1秒であるが、この時間に限定されるものではない。
「ドラッグ」は、プレスしている操作ボタン9をキャンセルしたいときに、その操作ボタン9から指をずらす場合に用いられる。
「リムーブ」は、タッチして「選択」した項目を解除する場合に用いられる。
「リリース」は、プレスによる「決定」のコマンドをキックする場合に用いられる。すなわち、リリースされることで初めて「決定」がなされる。この「決定」がなされた後は、指が操作ボタン9から離れても、つまりリムーブされても携帯型電子機器1は何も動作しない。
次に、携帯型電子機器1が表示部7に表示する画面について説明する。
図10は、表示部7に表示される画像を説明するための図である。このように、ユーザにより選択され、決定される対象となる項目(領域)43が、操作部8の操作ボタン9に対応するように分割されて表示される。ユーザは操作部8を操作することで、表示されるカーソルCを移動させて望む項目を選択し決定することが可能となっている。
携帯型電子機器1が表示部7に表示する基本的な画面は3つある。例えば、(1)図15に示すような再生画面(JPEG表示画面)、(2)図12〜図14に示すようなリスト選択画面(メインメニュー画面、検索画面、プログラム再生リスト画面、設定画面等)、(3)図18に示すようなマトリクス選択画面(アルバムジャケット検索画面等)がある。
また、携帯型電子機器1が表示部7に表示する基本的なボタン画面は、例えば2つある。上述した(a)ナビゲーションボタン、(b)再生制御ボタン、及び(c)コンテキストボタンである。
ナビゲーションボタンは、上記(1)、(2)及び(3)の全ての画面で用いられる。ナビゲーションボタンには、例えば上記再生画面、メインメニュー画面及びその他の画面を切り替えるためのボタン、画面に表示された曲の並び変え(例えばアルファベット順、ユーザのお気に入り順等)、現在表示されている画面の次ページに進んだり、全ページに戻ったりするためのボタン等が備えられている。
再生制御ボタンは、例えば上記(1)再生画面で表示されるボタンである。再生制御ボタンには、曲を再生途中で、頭出し再生、早送り、巻戻し、次曲へスキップする等のためのボタンが備えられている。
コンテキストボタンは、例えば(2)リスト選択画面、及び(3)マトリクス選択画面で表示されるボタンである。コンテキストボタンには、プログラム再生リストに曲を追加するためのボタンが備えられ、特にプログラム再生リスト画面においては、曲を当該リストから削除するためのボタン、曲を交換したりするためのボタンが備えられている。
ここで、リスト選択画面は、表示画面上で選択対象(項目)が行のみの領域で分割されている画面であるのに対し、マトリクス選択画面は、表示画面上で項目が行例(マトリクス)の領域で分割されている画面である。したがって、両選択画面は、表示される画像が異なるだけであり、両者の目的は、項目を選択して決定することで再生を開始したり、選択してコンテキストボタンを表示しプログラム再生リスト等を作成したりすることであり、同じ目的である。
プログラム再生リストとは、ユーザが聞きたい曲を再生リストに追加登録して、そのリスト順に曲を再生して行くものである。プログラム再生リストは例えば1〜5の5組登録可能である。そして、上記リスト選択画面のうち、設定画面において、5組のうちどのプログラム再生リストを使用するかについて選択し決定することができるようになっている。
次に、携帯型電子機器1の基本的な動作について説明する。まず、曲を再生する場合について説明する。
電源スイッチ3がスライドして機器1に電源が投入されると、システムコントローラ100はシステムを起動し、例えば所定の起動画面を表示した後、図11に示すようなメインメニュー画面40を表示部7に表示する。メインメニュー画面40では、「ジャンル」、「アーティスト」、「アルバム」、「全曲」、・・・の項目があり、下にスクロールすることにより、さらに別の項目が表示される。メインメニュー画面40では、ユーザが望む曲を例えばジャンル別、アルバム別等に階層的に検索して行くことができる。
メインメニュー画面40の下部には、例えば、曲を再生しているときの当該曲の時間カウンタ43、選択した曲の総時間47、現在再生している曲の、総時間47中の経過時間を表すバー44、バッテリー残量46、現在時刻48等の表示がされている。例えばメインメニュー画面40が表示されているときに、曲が再生されている場合は、空欄42の部分に曲名が表示されるようになっている。
メインメニュー画面40において、ユーザは、操作部8の、1〜5行目であって2〜4列目(図9参照)の項目のいずれかに対応する操作ボタン9を押すことにより選択することができる。ここで、メインメニュー画面40のようなリスト選択画面では、2〜4列目の区別はないので、2〜4列目のいずれを選択してもよい。
一例として、ユーザが「ジャンル」から検索して行く場合について説明する。ユーザが1行目の2〜4列目のいずれかの操作ボタン9、例えば、1行3列目の操作ボタン9−3にタッチすることにより、図12に示すように、表示コントローラ106は、「ジャンル」の項目に色付け41をする。また、表示コントローラ106は、操作ボタン9−3に対応する項目にカーソルCを合わせる。
なお、メインメニュー画面40において、「マイヒストリー」の項目である5行目をロングタッチすることで、さらに下の項目へ向けてスクロールされていく。
この状態でユーザにより、操作ボタン9−3がプレスされ、かつリリースされることにより「ジャンル」の項目が決定される。そうすると、表示コントローラ106は図13に示すような画面を表示する。ユーザにより、4行3列目の操作ボタン9−18がタッチ、プレス及びリリースされて例えば「クラシック」が決定されると、表示コントローラ106は、図14に示すような画面を表示する。このように、ユーザが階層的に降順に検索を繰り返して、例えば「バッハ」、そして「G線上のアリア」が選択されて決定されると、表示コントローラ106は図15に示すような再生画面45を表示する。また、CPU101はDMAコントローラ102に「G線上のアリア」の曲を再生するための信号を出力し、これにより、DMAコントローラ102は当該曲のデータをDMA転送することでオーディオデコーダ108によりデコードされて曲が再生される。
以上の一連の操作では、必ずしも常にユーザの指が操作部8に触れている必要はなく、途中で一旦リムーブしてタッチし直したり、そのとき最後に触っていた操作ボタン9と異なる操作ボタン9を触ったりしても、改めてフォーカス表示あるいはカーソル表示するだけである。
再生画面45では、上述したJPEGフォーマットの画像49、曲名50、再生中であることを示すマーク51が表示される。画像49は、曲、アルバム、アーティスト、またはジャンルごとにHDD115に記録された画像である。この画像はユーザがPCによりインターネット上でダウンロードした画像、あるいはユーザがディジタルカメラ等により撮像して、携帯型電子機器1に取り込んだ画像であってもよい。また、再生途中に、ユーザから操作部8に対して所定時間何の入力もない場合、スクリーンセイバーのような画像を表示するようにしてもよい。
次に、ナビゲーションボタンについて説明する。図13において、「クラシック」を聴くことを望んでいたユーザが間違えて「ロック」を選択して決定してしまい、次の「アーティスト」の画面に進んでしまった後、前の「ジャンル」の画面に戻りたい場合、以下の動作が行われる。例えば、ユーザが操作部8の1列目の操作ボタン9−1、9−6、9−11、9−16、9−21のいずれかにタッチすると、図16に示すように、表示コントローラ106はナビゲーションボタン55を表示する。ナビゲーションボタン55には、例えば、現在表示部7で表示されていない上の画面を表示するためのボタン55a、再生画面へ行くボタン55b、1つ前の画面に戻るボタン55c、リスト選択画面等で項目の順番を変える(ソート)ボタン55d、現在表示部7で表示されていない下の画面を表示するためのボタン55e等が備えられている。このナビゲーションボタン55の5つのボタンは、操作ボタン9−1、9−6、9−11、9−16、9−21にそれぞれ対応している。
ナビゲーションボタン55が表示され、ユーザは3行1列目のボタン9−11をタッチすると、あるいは、ナビゲーションボタン55を表示させるときに一度タッチして、その後リムーブしていない場合にそのタッチした状態から9−11までムーブすると(ただし、ナビゲーションボタン55を表示させるためにタッチするときに最初から操作ボタン9−11にタッチしたときはムーブしなくてよい。)、表示コントローラ106は、対応する項目にカーソルCを合わせる。そして、ユーザが操作ボタン9−11をプレスしリリースすることで、1つ前の画面である、図13に示す「ジャンル」の画面に戻る。このとき、表示コントローラ106は、この「ジャンル」の画面上においてもナビゲーションボタン55を表示させておく。この後、ユーザが4行3列目(4行2列目または4列目でもよい。)の操作ボタン9−18がタッチ、プレス及びリリースされて例えば「クラシック」が決定されると、表示コントローラ106は、ナビゲーションボタン55を表示部7上から消す。あとは、上述したように、図14及び図15に示すような画面を表示して再生する。
なお、ナビゲーションボタン55は図15に示す再生画面45上にも表示され、曲を再生している中で他の画面に移動したり、他の曲を選択して決定したりすることができる。
次に、曲の再生途中で、トリックプレイ操作を行う場合の動作について説明する。再生画面45が表示されているとき、ユーザが操作部8の5列目の操作ボタン9−5、9−10、9−15、9−20、9−25のいずれかにタッチすると、図17に示すように、表示コントローラ106は再生制御ボタン56を表示する。再生制御ボタン56には、上から、早送りボタン56a、巻戻しボタン56b、停止ボタン56c、ボリュームボタン56d及び56eが備えられている。この再生制御ボタン56の5つのボタンは、操作ボタン9−5、9−10、9−15、9−20、9−25にそれぞれ対応している。
再生制御ボタン56が表示され、ユーザは1行5列目のボタン9−5をタッチすると、あるいは、再生制御ボタン565を表示させるときに一度タッチして、その後リムーブしていない場合にそのタッチした状態から9−5までムーブすると(ただし、再生制御ボタン56を表示させるためにタッチするときに最初から操作ボタン9−5にタッチしたときはムーブしなくてよい。)、表示コントローラ106は、対応する項目にカーソルCを合わせる。そして、ユーザが操作ボタン9−5をロングプレスすることで、CPU101は現在再生している曲の早送りしながら再生する。早送りは、例えば曲のデータのストリームを構成する連続するパケットのうち間欠的にあるパケットだけを再生するようにすればよい。巻戻しも同様である。
また、ユーザが操作ボタン9−5をロングプレスしないで、プレスしてリリースしたときには、CPU101は、現在再生している曲を停止し、その再生している曲が入ったアルバムの次の曲を再生したり、または、プログラム再生リストの次の曲を再生したりする。
図18はジャケット検索画面の一例を示す図である。このジャケット検索画面60では、ユーザは、例えば1〜5行、2〜4列目の項目を選択することができる。各項目として、例えば歌曲のアルバムCD等のジャケット画像61が表示されており、ユーザが、いずれか1つのジャケット画像61を選択し決定する(タッチ、プレス及びリリースする)ことで、表示コントローラ106は、決定されたアルバムの中に含まれる曲の一覧の画面(図示せず)を表示する。ユーザは、その曲一覧画面から聴きたい曲を選択し決定するタッチ、プレス及びリリースする)ことでシステムコントローラ100は、その曲を再生する。あるいは、ユーザがジャケット検索画面60において、1つのアルバムが選択され決定されたら、システムコントローラ100はそのアルバムの1曲目から再生するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された携帯型電子機器1において、上記操作部制御プログラム125が操作部8を制御する手法について説明する。
上述したように、操作部8は、上記静電容量の変化によりユーザの指の接触及び接触位置を検出している。この場合、より具体的には、指が接触している面の領域のうち、静電容量が最も大きく変化した点の座標を指の接触点の座標として検出している。そして、静電容量が最も大きく変化する点の座標は、上記指が接触している領域の略重心の座標となる。
一方、人間の指は指先が最も感度が高いため、ユーザは操作部8の操作ボタン9に指先で触れようとするが、本実施形態の携帯型電子機器1のように、親指で全ての操作ボタン9を操作しようとした場合、操作ボタン9の位置によって親指の角度及び接触面の面積が変化し、またユーザが触れていないと思っている指の腹の部分も実際には触れている場合がある。
したがって、ユーザが所望する接触点(すなわち、各操作ボタン9上の点)の座標と、実際に操作部8により検出される上記重心の座標との間には、ずれが生じてしまうことが考えられる。図19は、複数のユーザが操作部8を操作した場合に検出される座標について本発明者等がサンプリングしたデータを示した図である。
同図においては、操作部8の右上の座標を原点(0,0)として、ユーザが上記図4で示したような持ち方で操作部8を右手の親指で操作した場合に検出される座標について、上記25個の操作ボタン9毎にサンプリングしてある。なお、操作部8は、当該XY座標系において静電容量が最も大きく変化した点の座標をX座標においては例えば0〜1025、Y座標においては例えば0〜770の範囲まで出力可能である。
同図に示すように、ユーザが所望する操作ボタン9上の点の座標と実際に検出される座標とでは、全体的に見ると、親指から遠いボタンほど大きなずれが生じており、操作ボタン9上ではない点が接触点として検出されている。またX座標についてはXの値が大きいほど、Y座標についてはYの値が小さいほどずれが大きくなっている。これでは、ユーザは操作ボタン9に触れているつもりでも、実際にはボタン外の領域が検出されてしまい、上記表示部7に表示されるべきカーソルが正確に表示されないことになる。
そこで本実施形態においては、上記操作部制御プログラム125によりこのずれを補正することとしている。
具体的には、操作部制御プログラム125は、上記サンプリングデータを基に、いわゆる多項式近似によりフィルタをかけて、検出された点の座標が、ユーザが接触を所望する座標へと変換されるように近似を行う。当該多項式としては1次多項式(線形フィルタ)を用いてもよいし、2次以上の高次多項式(非線形フィルタ)を用いてもよい。
1次多項式を用いた場合には、例えばx座標及びy座標それぞれについて、操作部8が実際に検出した座標を(x,y)、変換後の座標を(X,Y)とすると、
X=ax+b
Y=cx+d
として多項式近似を行う。
また2次多項式を用いた場合には、
X=ax+bx+c
Y=dy+ey+f
として多項式近似を行う。一般に高次になればなるほど近似率は高くなるが、演算量は多くなるため、2次多項式を用いるのが好ましい。
図20は、1次多項式を用いて近似を行った場合において、操作部8が実際に検出した座標と変換後の座標とを表した図である。同図に示すように、各座標がほぼ全て操作ボタン9上に位置するように変換されている。したがって、当該変換により、ユーザは上記ずれを意識せずとも、自然に触れる操作をするだけで、当該操作を正確に反映したカーソル表示をすることができる。また、上記各多項式において各係数は一度求めておけば後はその係数を用いて変換を行うだけであるため、演算負荷も軽くて済むことになる。
図21(a)及び(b)は、上記2次多項式(上記2次非線形フィルタ)及び1次多項式(線形フィルタ)で変換した場合における、変換後の座標と各操作ボタンの領域中心の座標とのずれとの関係を示した図である。
両図に示すように、どちらの場合にも、ずれは略1.5mm以下に収まっており、変換による効果が認められる。線形フィルタに比べると、2次非線形フィルタによる変換の方がずれは小さくなっている。本実施形態において各操作ボタン9の面積は約3.5mm四方であるため、どちらのフィルタの場合にもほぼ各操作ボタン9上に変換されることになり、各ボタンにおいてずれを補正してユーザの操作を正確に反映させることができる。
次に、上記操作部制御プログラム125による操作部8の他の制御手法について述べる。
上述したように、操作部8は各操作ボタン9の下部に設けられたコンデンサの静電容量の変化により、ユーザがどの操作ボタンに触れたかを検出している。より具体的には、操作部8のxy座標系において、操作部8を操作ボタン毎の25個の領域に分割して、各コンデンサが検出した静電容量の変化が最も大きい点の座標がどの操作ボタンの領域に属するかによってどの操作ボタンに触れたかを判断している。
したがって、各操作ボタンの領域の境界においては、ユーザの指自体の揺れ、または静電容量の値の微妙な揺らぎ、チャタリング等により、どのボタンの領域に属するかにぶれが生じる場合があり、その結果、ユーザが意図しないにも関わらず、上記表示部7に表示される各カーソルが各領域43間を頻繁に行き来したり、また操作ボタン毎の25個の領域43内と領域外の境界においてはカーソルの表示・非表示を頻繁に繰り返したりすることが考えられる。
そこで本実施形態において、上記操作部制御プログラム125は、このような領域境界における揺らぎを解消するために、各領域境界にいわゆるヒステリシスを設けることとしている。ここでヒステリシスとは、各領域間(例えば操作ボタン9−1の領域と9−2の領域の間)をユーザの指が移動する(例えば上記ムーブやドラッグの動作)場合に、9−1の領域から9−2の領域へ移動する場合と、9−2の領域から9−1の領域へ移動する場合で境界が異なることをいう。以下、具体的に説明する。
図22は、操作ボタン9毎に25個に分割された各領域のうち、領域Aから領域Bへ指をムーブさせる場合のヒステリシスについて示した図である。
同図に示すように、操作部8が、ユーザの指が操作ボタン9−9の領域Aに触れていることを検出している状態で、操作ボタン9−10の領域Bへ指を移動(ムーブまたはドラッグ)させる場合には、操作部制御プログラム125は、領域Aの外側に、領域Aを囲むような仮想枠領域(以下、この領域をヒステリシスという)A1を設ける。そして、操作部制御プログラムは、ユーザの指が領域Aを超えて領域Bへ移動したことを操作部8が検出しても、領域AのヒステリシスA1を超えない限りユーザの指は領域Aに触れているとみなし、ヒステリシスA1を超えて領域BのうちヒステリシスA1でない領域へユーザの指が到達した場合に初めて領域Bへ移動したものとみなすように制御する。
すなわち、一度領域Aへ触れると当該領域Aから領域Bへ移動する場合には上記ヒステリシスの分だけ領域Aの幅を広げて、一方、領域Bから領域Aへ移動する際もヒステリシスの分だけ領域Bの幅を広げる。このように、ヒステリシスにより、隣接する両領域を行き来する場合の境界を異ならせることとしている。
また、図23に示すように、5行×5列の領域全体のうち、1列目及び5列目、1行目及び5行目(ここでは、列及び行は領域全体の右上から順に数えるものとする。以下同じ。)に属する領域から、当該領域に隣接し、操作部8上の上記領域全体の周囲の領域(以下、領域外という)へ移動する場合には、上記図22と同様のヒステリシスB1を設ける。そして、操作部制御プログラム125は、例えば領域Bから領域外へ移動する際には、ユーザの指が領域Bを超えて領域外へ移動したことを操作部8が検出しても、領域BのヒステリシスB1を超えない限りユーザの指は領域Bに触れているものとみなし、ヒステリシスB1を超えて領域外のうちヒステリシスB1でない領域へユーザの指が到達した場合に始めて領域外へ移動したものとみなすように制御する。
これにより、各領域の境界付近にユーザの指がある場合でも、上記ヒステリシスを超えない限り移動したものとはみなされないため、各領域境界における操作部8の検出座標の揺らぎにより、表示部7のカーソルが領域43間を頻繁に行き来したり、カーソルの表示・非表示を繰り返したりすることを防ぐことができる。
また、操作部制御プログラム125は、上記領域外から、当該領域外に隣接する上記1列目及び5列目、1行目及び5行目の4辺に属する領域(以下、単に4辺上の領域という)へ移動する場合には、図24に示すように、領域外と領域内との境界にもヒステリシスO1を設ける。そして、例えば領域Bへ移動する場合には、ユーザの指が領域外を超えて領域Bへ移動したことを操作部8が検出しても、ヒステリシスO1を超えない限りユーザの指は領域外に触れているものとみなし、ヒステリシスO1を超えて領域BのうちヒステリシスO1でない領域へユーザの指が到達した場合に始めて領域Bへ移動したものとみなすように制御する。
上記ヒステリシスO1は、上記4辺上の領域全てについて適用される。これにより、例えばユーザの指が上記4辺上の領域と領域外との境界付近にある場合に、ユーザがどの操作ボタンにも触れていないと思っているのにも関わらず何れかのボタンの領域への接触が検出されて上記表示部7にカーソルが表示され、若しくは当該表示・非表示が繰り返されてしまうようなことを防ぐことができる。
ところで、上述したように、上記領域Bのような上記4辺上の領域間を移動する際には、上記ヒステリシスB1のようなヒステリシスが設定されているために、例えばユーザの指が実際には領域外に触っていることが操作部8により検出されている場合でも、ヒステリシス内であれば、各領域内に触れているものとみなされる。したがって、例えば図25の(a)に示すように、ユーザの指が領域BのヒステリシスB1のうち右側の領域外と重なる領域B1aに触れていた場合には、領域Bに触れているものとみなされ、表示部7においては当該領域Bに対応する領域43にカーソル表示される。
しかし、領域B(操作ボタン9−10)に触れていると思っているユーザが、領域Bから、操作ボタン9−5の領域Cまたは操作ボタン9−15の領域Dのような4辺上(この場合は1列目)の領域へ移動しようとした場合に、指をそのままほぼ垂直に移動してヒステリシスB1の上端または下端を超えて例えば点線で示した範囲の領域COまたはDOに触れると、当該領域COまたはDOは領域CまたはDではなく、領域外となってしまう。その結果、操作部8は、ユーザの指はいずれの領域にも触れていないと判断するため、表示部7においては、それまで領域B(操作ボタン9−10)に対応する領域43に表示されていたカーソルが消えてしまう。
特に、1列目の領域に対応する操作ボタン(9−5、9−10等)や5列目の領域に対応する操作ボタン(9−1、9−6等)は、図16及び図17で示したように、表示部7ナビゲーションボタン55を表示するための操作ボタンであり、画面を切り替える際や極の再生中等にユーザが頻繁に使うものであるため、上述のような問題が生じるとユーザにとっては使い勝手が悪くなる。
そこで本実施形態においては、操作部制御プログラム125は、図25(b)に示すように、例えばユーザの指が領域Bから領域CまたはDへ移動する場合には、領域CまたはDとして検出する範囲を、C2及びD2の分、すなわち領域BのヒステリシスB1のうち領域外と重複する上記B1aの分だけ広げることとしている。これにより、上記カーソルの表示が消えてしまうようなこともなく、ユーザにとってより快適な操作環境を提供することができる。
図26は以上説明したヒステリシスによる領域判断処理を説明したフローチャートである。同図を用いて、特に上記4辺上の領域間を移動した場合の領域判断を中心に、操作部制御プログラム125が、ユーザが触れている領域を判断する際の手法について説明する。なお、同図において、操作部8上の上記25個の領域を通常領域、当該通常領域にそれぞれ上記ヒステリシスを加えた領域をボーダー領域というものとする。また同図において、図27に示すように、各通常領域またはボーダー領域の上下左右の端をそれぞれtop、bottom、left、rightというものとし、座標とは上記図19や図20等で示したように操作部の右上を原点としてxは左方向へ、yは下方向へ増加する座標をいうものとする。
同図に示すように、まず、ユーザの指が上記25個の何れかの領域に触れていることを操作部8が検出した場合には、当該接触が初めてか否かを判断する(ステップ1)。初めて触った場合(ステップ1のYES)には、ヒステリシスを加味することなく、上記操作部8が検出した座標に対応する通常領域に触れたものと判断する(ステップ2)。
初めて触れたものではない場合(ステップ1のNO)、すなわち前回触れた領域がある場合には、現在触れている領域が、ボーダー領域で見て前回と同じ領域か否かを判断する(ステップ3)。ボーダー領域で見て前回と同じ領域である場合(ステップ3のYES)には、前回の領域を現在の領域として判断する(ステップ4)。
ボーダー領域で見て前回と同じ領域でなかった場合(ステップ3のNO)、すなわち前回の領域とは異なる何れかの領域にユーザの指が移動している場合には、まず、前回の領域は1列目か否か、かつ、1列目のボーダー領域のleftよりも現在操作部8が検出しているx座標が小さいか否かを判断する(ステップ5)。前回が1列目で、かつ、1列目のボーダー領域のleftよりも現在のx座標が小さい場合(ステップ5のYES)、すなわち、ユーザが1列目の領域間を移動しようとしている場合には、上記図25において示したように、1列目(5つの領域全て)のrightの境界はボーダー領域、それ以外のtop、bottom、leftの境界は通常領域で見て現在触れている領域を判断する(ステップ6)。
前回が1列目でないか、または前回が1列目であってもボーダー領域のleftよりも現在のx座標が大きい場合(ステップ5のNO)には、前回の領域は5列目か否か、かつ、5列目のボーダー領域のrightよりも現在のx座標が小さいか否かを判断する(ステップ7)。前回が5列目で、かつ、5列目のボーダー領域のrightよりも現在のx座標が小さい場合(ステップ7のYES)、すなわち、ユーザが5列目の領域間を移動しようとしている場合には、上述と同様の考え方により、5列目のleftの境界はボーダー領域、それ以外の境界は通常領域で見て現在の領域を判断する(ステップ8)。
前回が5列目でないか、または前回が5列目であってもボーダー領域のrightよりも現在のx座標が小さい場合(ステップ7のNO)には、前回の領域は1行目か否か、かつ、1列目のボーダー領域のbottomよりも現在のy座標が小さいか否かを判断する(ステップ9)。前回が1行目で、かつ、1列目のボーダー領域のbottomよりも現在のy座標が小さい場合(ステップ9のYES)、すなわち、ユーザが1行目の領域間を移動しようとしている場合には、1行目のtopの境界はボーダー領域、それ以外の境界は通常領域で見て現在の領域を判断する(ステップ10)。
前回が1行目でないか、または前回が1行目であってもボーダー領域のbottomよりも現在のy座標が大きい場合(ステップ9のNO)には、前回の領域は5行目か否か、かつ、5行目のボーダー領域のtopよりも現在のy座標が大きいか否かを判断する(ステップ11)。前回が5行目で、かつ、5列目のボーダー領域のtopよりも現在のy座標が大きい場合(ステップ11のYES)、すなわち、ユーザが5行目の領域間を移動しようとしている場合には、5行目のbottomの境界はボーダー領域、それ以外の境界は通常領域で見て現在の領域を判断する(ステップ12)。
そして、現在の領域が、1列目、5列目、1行目、5行目の上記4辺上の領域のボーダー領域を超えて内側にある場合(ステップ11のNO)、すなわち、2〜4列目または2〜4行目の領域にある場合には、上記ステップ2へ進み、通常領域で見て現在の領域を判断する。当該判断処理を、ユーザの指が領域間を移動する毎に繰り返す。
なお、ここで、ある領域への接触を判断する際に、ユーザの指が移動した領域だけではなく列及び行全体をボーダー領域で判断することとしているのは、ユーザの指が同列または同行の3つ以上の領域を一気に移動するような場合に、ユーザの指が一つの領域を移動する毎に上記判断を行っていたのでは演算が間に合わない場合があることを考慮したものである。勿論、移動する領域毎に逐一ボーダー領域で判断するか通常領域で判断するかを決定するようにしても構わない。
以上の動作により、ヒステリシスを設けたことで、ユーザが意図しないにも関わらず、操作部8が検出する座標値の揺らぎ等によりユーザの指が移動したものみなされて、表示部7のカーソルが領域43の間を頻繁に行き来したり、カーソルが表示・非表示を繰り返したりすることを防ぐことができる。
次に、上記操作部制御プログラム125による操作部8のまた別の制御手法について説明する。
以上では、操作部8のxy座標系において、ユーザの指が触れている操作ボタンの位置のずれや揺らぎに対する対処方法について述べたが、上記カーソルが表示・非表示を繰り返してしまうもう一つの要因として、ユーザの指の接触・非接触自体の検出値の揺らぎも考えられる。
上述したように本実施形態において操作部8は静電容量の変化によりユーザの指の接触・非接触を判断しており、上記A/D変換器34dでディジタル信号に変換された受信信号に含まれる、静電容量の大きさ(以下、Z値という)により、ユーザの指が操作部8にどの程度接近しているか(接触・非接触)を検出している。上記Z値は、通常は例えばZ=0ならば非接触、0<Z≦63ならば接触として判断している。しかし、例えば操作部8全体が帯電しているような場合には、非接触でもZ=0にならない場合が考えられる。
そこで、本実施形態において、上記操作部制御プログラム125は、上記Z値を調整可能とする。すなわち、Z値に対して閾値を設定し、例えばZ<15〜18の場合に非接触、Z≧15〜18の場合に接触と判断するようにすればよい。これにより、例えば操作部8全体が帯電しているような場合でも、接触・非接触が安定して検出されるため、表示部7におけるカーソルを安定して表示させることができる。
しかし、上記閾値を設定していても、例えば操作部8の周辺部品の影響や経時変化により操作部8自体に歪みが生じることにより、特に操作部8の4辺付近においては接触を感知する感度が鈍くなり、上記Z値が低く検出されてしまうことが考えられる。このような場合には、例えば操作部8の中央付近の操作ボタンに触れていた場合には表示部7に表示されていたカーソルが、4辺付近の操作ボタンに移動した場合には表示されなくなってしまう、というように、カーソルの表示・非表示を繰り返すという現象が起こる可能性がある。
そこで、本実施形態において上記操作部制御プログラム125は、まず、上記Z値を所定の時間間隔で計測して、当該Z値が所定の回数連続して閾値以下だった場合に非接触とするような処理を行う。例えば、上記Z値を計測する時間間隔が10msの場合には、6回連続して閾値以下だった場合に非接触とする。6回としたのは、60msよりも短いサイクルでのぶれは人間の指の自然な揺れでは起こりえないからである。
更に、当該6回で1サイクルの接触・非接触の判断を複数回行い、非接触と判断した回数(以下、Zカウンター)が予め設定した最大値(例えば2回)を超えた場合に初めて非接触と判断することとしている。
図28は、ユーザの指の非接触の判断処理の流れを示したフローチャートである。同図において「前回」とは上記6回1サイクルの判断を複数回行っている場合における前回という意味である。
同図に示すように、まず、操作部制御プログラム125は、上記所定回数(たとえば6回)1サイクルのZ値の検出により、当該指が非接触と判断されたか否かを検出する(ステップ11)。非接触でない場合(ステップ11のNO)、すなわち指が触れていると判断された場合には、上記Zカウンターを初期化する(ステップ12)。
非接触が検出された場合(ステップ11のYES)には、前回(上記非接触が検出される前)ユーザが指を触れていたか否かを判断する(ステップ13)。前回触れていた場合(ステップ13のYES)には、上記Zカウンターに1を加える(ステップ14)。そして、当該追加によりZカウンターが予め設定した最大値を超えたか否かを判断する(ステップ15)。また上記ステップ13において前回触れていなかった場合(ステップ13のNO)にもステップ15に進んで最大値を越えたか否かを判断する。
最大値を超えていない場合(ステップ15のNO)には、前回と同じ接触状態を保つ(ステップ16)。すなわち、前回触れていた場合には触れたままの状態を保ち、前回触れていない場合には触れていない状態を保つ。そして、最大値を超えた場合(ステップ15のYES)には、Zカウンターを初期化して、指は非接触とみなす(ステップ17)。指が非接触とみなされるまでは、ENDからステップ11へ戻って、上記処理が繰り返される。
以上の処理により、上記閾値を設定して接触・非接触の検出を行い、更に、上記Zカウンターにより所定の回数(例えば2回)非接触であることが検出された場合に初めて指は非接触とみなすことで、表示部7においてカーソルが表示・非表示を繰り返すことを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、機器の小型化を達成しつつも、上記多項式近似、ヒステリシス及びZカウンター等を用いた手法により、ユーザの指が触れる面積や移動時間、操作部8自体のノイズ等の要因で発生する検出値のずれをなくし、ユーザの入力操作を正確に反映することができる。これらの手法は上記携帯型電子機器1において任意に組み合わせて実施することが可能である。
なお、本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態において、多項式近似の際にはxとyそれぞれで変換を行っていたが、x及びyが相互に依存した多項式近似を行うようにしてもよい。すなわち、この場合、変換後の座標は、1次多項式を用いると、
X=ax+by+c
Y=dx+ey+f
となり、2次多項式を用いると、
X=ax+by+cxy+dx+ey+f
Y=gx+hy+ixy+jx+ky+l
となる。上述の図19に示されるように、ユーザの指は操作部8の右下から触れるため、操作部8の上下においてx座標のずれが大きくなり、また上部においてはx座標が大きいほどy座標のずれも大きくなっている傾向が見られる。すなわち、当該ずれはx及びy相互に依存しているということができるため、これを考慮した多項式近似を行うことで、より正確な近似が可能となる。
また、(X,Y)は(R,Θ)の極座標系で表現してもよい。更に、上記座標系を上記多項式の逆関数で変換して予め新たな座標系を求めておき、上記検出手段により検出された座標をそのまま変換後の座標としてもよい。これにより、予め座標系を作成しておくことで、演算両を削減することができる。高次多項式を用いた場合には特にその効果は大きくなる。
上述の実施形態においては、操作部8は静電容量の変化によりユーザの指の接触・非接触及び接触位置の座標を検出する、いわゆる静電式のタッチパッド型デバイスであったが、ユーザの指の圧力により検出する、いわゆる感圧式のタッチパッド型デバイスであってもよい。
また、上記操作部8においては、xy座標系のx方向に0〜1023、y方向に0〜767の範囲の値を検出することが可能であるが、タッチパッド型デバイスの仕様によっては、これらの最大値と最小値が連続的になっている場合がある。このような場合に、例えばx座標の場合、最小値である0付近で値がぶれた場合に、最大値である1023も検出されてしまうことが考えられる。よって、上記1列目の領域と5列目の領域に対する指の接触が瞬時に検出されることになり、その結果、ユーザが意図しないにも関わらず、表示部107に表示されるカーソルも当該領域分だけ一気に飛ぶことになる。
そこで、上記最小値及び最小値のそれぞれ端の部分の値を無効にするように調整して、上記異常値が検出される可能性を低くするようにすればよい。すなわち、例えば上記xの最小値0を+60〜70に設定し、一方最大値1023を−60〜70(953〜963)に設定する。これにより、最大値または最小値付近で検出値がぶれた場合でも、上記カーソルが一気に飛んでしまうようなことを極力防ぐことができる。
しかしながら、上記無効にする値の幅はあまり大きくすることはできないため、上記処理によってもなおカーソルが一気に飛んでしまう場合がある。そこで、x及びyの値が1列目から5列目または1行目から5行目に一気に飛んだ場合ことが検出された場合には、1回目の飛びは無視して元のカーソルを表示し、2回目に飛んだ場合に初めて当該飛びを有効にする。この場合も、上記Zカウンターを用いた処理の場合と同様、例えば60ms以下のサイクルで例えば1列目から5列目まで一気に飛ぶような移動は人間の指では起こり得ないということを前提に、ユーザが指を触れている座標を検出するサイクルが10msの場合には、まず、6回連続して同一の領域にいることが検出された場合に初めて当該領域に触れていると判断し、更に当該60msサイクル(6回の検出で1サイクル)の検出を2回行ってその検出の信憑性(ぶれやノイズでないこと)を確かめてから初めて表示に反映させることとしている。
図29は、当該処理を示したフローチャートである。なお、同図において、ポジションとは、上記5行×5列の領域中、ユーザの指が触れている領域のことをいい、前回のポジションとは、操作部8が上記例えば60msのサイクルで最初に検出したポジションをいい、現在のポジションとはその次のサイクルによって検出したポジションをいう。また真のポジションとは、実際にカーソル表示として表示部7に表示せず、携帯型電子機器1の内部(例えばRAM109)に一時的に保持しておくポジションのことをいう。
まず、操作部制御プログラム125は、上記5行×5列の領域のうち、前回のポジション及び真のポジションを初期化する(ステップ21)。そして、上記Z値を確認することにより現在ユーザの指が操作部8に触れているか否かを判断し(ステップ22)、触れている場合(ステップ22のYES)には、現在のポジションを取得する(ステップ23)。
続いて、前回も触れていたかを判断し(ステップ24)、前回も触れていた場合(ステップ24のYES)には、操作部8のX方向及びY方向それぞれについて、前回と現在のポジション間の移動量を計算する(ステップ25)。当該計算の結果、X方向及びY方向どちらかの移動量が規定量(X方向ならば1列目から5列目間の距離、Y方向ならば1行目から5行目間の距離)を越えたか否かを判断する(ステップ26)。
そして、上記ステップ24において前回触れていない場合(ステップ24のNO)及びステップ26において規定量を超えていない場合(ステップ26のNO)には、上記取得した現在のポジションに対応する表示部7上の領域43にカーソル表示し、真のポジションを初期化する(ステップ28)。
また、上記ステップ26において規定量を超えていた場合(ステップ26のYES)には、前回設定した真のポジションと現在のポジションとが同じか否か、すなわち前回検出されたポジションを現在再度検出しているか否かを判断する(ステップ27)。同一の場合(ステップ27のYES)には、ノイズやずれの影響のない正しい検出であると判断し、上記ステップ28へと進んで現在のポジションに対応する表示部7上の領域にカーソル表示し、真のポジションを初期化する。
なお、上記ステップ22において、現在どのポジションにも触れていない場合(ステップ22のNO)、ユーザがこれまでどのポジションにも触れていない場合(ステップ21から進んだ場合)にはどのカーソルも表示しないが、前回は触れていたことが検出されたにも関わらず現在は触れていないと検出された場合には、前回検出した値はノイズやぶれであったと判断し、前回設定した真のポジションを初期化した上で、前回のポジションを現在のポジションとして表示部7にカーソル表示する(ステップ29)。
以上の処理においては、一度検出されたポジションでも規定値を超えている場合にはとりあえず真のポジションとして内部的に保持しておき、次回のサイクルで値を検出した場合に、当該真のポジションと現在のポジションとが一致した場合に初めて正しい検出であると判断される。また、上記移動量が規定値を超えていない場合にも正しい検出であると判断される。
このように、1回目に異常な移動量が検出された場合には当該移動量を無視し、2回目に当該移動量と同一の移動量が検出されない限りノイズやぶれであると判断することにより、ユーザの意図しないカーソル表示が行われることを防ぐことができる。
なお、当該処理において上記規定値は任意に設定することができる。よって、1列目(1行目)から5列目(5行目)まで一気に値が飛ぶことのみに対処するものではなく、例えば1列目から3列目等、より小さい距離間の移動においても、人間の指で移動できる最大移動量を設定しておき、当該最大移動量を超える移動が操作部8で検出された場合には当該移動を無効にする、若しくはそのような移動が複数回検出されて初めて有効とする、というように適用することも可能である。また、一般的なタッチパッド型デバイスにおいても、上記最大移動量を超える距離の移動であった場合に、当該移動を無効にして表示上は移動させない、またはそのような移動は複数回検出されて初めて有効とする、というように、より汎用的に適用することも勿論可能である。
本発明の一実施の形態に係る携帯型電子機器を示す斜視図である。 図1に示す携帯型電子機器の底面図である。 本体がクレードルに載置された状態を示す正面図である。 携帯型電子機器の全体の構成を示すブロック図である。 携帯型電子機器のシステムの構成を示すブロック図である。 ハードディスクに記憶されたデータを示す図である。 操作部の構成を示す断面図である。 ユーザにより操作ボタンが押された状態を示す操作部の断面図である。 操作部の構成を示す図である。 表示部に表示される画像を説明するための図である。 メインメニュー画面を示す図である。 メインメニュー画面における動作の一例を示す図である。 ジャンル画面における動作の一例を示す図である。 アーティスト画面における動作の一例を示す図である。 再生画面を示す図である。 ナビゲーションボタンを示す図である。 再生制御ボタンを示す図である。 ジャケット検索画面を示す図である。 複数のユーザが操作部8を操作した場合に検出される座標について本発明者等がサンプリングしたデータを示した図である。 1次多項式を用いて近似を行った場合において、操作部8が実際に検出した座標と変換後の座標とを表した図である。 上記2次多項式及び1次多項式で変換した場合における、変換後の座標と各操作ボタンの領域中心の座標とのずれとの関係を示した図である。 領域Aから領域Bへ指を移動させる場合のヒステリシスを示した図である。 領域Bから領域外へ指を移動させる場合のヒステリシスを示した図である。 領域外から領域Bへ指を移動させる場合のヒステリシスを示した図である。 4辺上の領域間を移動する場合の処理を示した図である。 ヒステリシスによる領域判断処理を説明したフローチャートである。 図26における各領域の境界の呼び名について示した図である。 ユーザの指の非接触の判断処理の流れを示したフローチャートである。 領域間の飛びを無くすための処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
C…カーソル
1…携帯型電子機器
2…本体
6…グリップ部
7…表示部
8、8a、8b…操作部
9、9a、9b…操作ボタン
22…シート
23…配線
24…電極
125…操作部制御プログラム
A1、B1、O1…ヒステリシス

Claims (21)

  1. ユーザの操作を入力する操作面と、
    前記操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出する検出手段と、
    前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶された情報を基に前記ずれを補正する補正手段と
    を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 請求項1に記載の携帯型電子機器において、
    前記操作面は当該表面に複数の操作ボタンを有し、
    前記検出手段は、前記ユーザの指が前記操作面に接触する領域の略重心の座標を前記接触点の座標として検出し、
    前記記憶手段は、前記ユーザが指の接触を所望する前記操作ボタン上の点の座標と、当該ユーザが指を前記操作ボタンに触れた場合に実際に検出される前記重心の座標との位置関係を関数として記憶し、
    前記補正手段は、前記記憶された関数を基に、前記検出された重心の座標を前記ユーザが接触を所望する点の座標へと変換する手段を有することを特徴とする携帯型電子機器。
  3. 請求項2に記載の携帯型電子機器において、
    前記補正手段は、前記操作面上の座標系を前記関数の逆関数を基に変換する手段を有し、
    前記検出手段は、前記変換後の座標系において検出された前記重心の座標を前記接触点の座標として検出することを特徴とする携帯型電子機器。
  4. 請求項1に記載の携帯型電子機器において、
    前記操作面は少なくとも第1の領域と第2の領域に分割されており、
    前記検出手段は、検出された座標に応じてユーザの指が少なくとも前記第1の領域と第2の領域のどちらに接触しているかを判別する手段を有し、
    当該携帯型電子機器は、
    前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように第1の仮想枠領域をそれぞれ設定する手段と、
    前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する手段と
    を更に具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  5. 少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力する操作面と、
    前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出可能な検出手段と、
    前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように第1の仮想枠領域をそれぞれ設定する設定手段と、
    前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  6. 請求項5に記載の携帯型電子機器において、
    前記操作面の周囲であって当該操作面と略同一平面上に設けられた周囲領域と、
    前記周囲領域に隣接するように前記操作面上に設けられ、前記設定手段により前記第1の仮想枠領域を設定された第3の領域とを更に具備し、
    前記検出手段は前記周囲領域に対する前記指の接触を検出可能であり、
    当該携帯型電子機器は、前記ユーザが前記第3の領域に指を触れたまま当該指を当該第3の領域から前記周囲領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記周囲領域であってかつ前記第3の領域の第1の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第3の領域に接触しているものとみなすように前記検出手段を制御する手段を更に具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  7. 請求項6に記載の携帯型電子機器において、
    前記第3の領域に、前記周囲領域との境界に沿って第2の仮想枠領域を設定する手段と、
    前記ユーザが前記周囲領域に指を触れたまま当該周囲領域から当該指を前記第3の領域へ移動させる場合に、前記検出手段により前記指が前記第3の領域かつ前記第2の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第3の領域に接触していないものとみなすように前記検出手段を制御する手段と
    を更に具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  8. 請求項6に記載の携帯型電子機器において、
    前記第3の領域は第4の領域と当該第4の領域に隣接する第5の領域を含み、
    前記ユーザが前記周囲領域であってかつ前記第4の領域の第1の仮想枠領域に前記指を触れたまま当該指を前記第5の領域の第1の仮想枠領域へ移動させた場合には、前記指は前記第4の領域から前記第5の領域へ移動したものとみなすように前記検出手段を制御する手段を更に具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  9. 請求項5に記載の携帯型電子機器において、
    前記第1の領域から前記第2の領域への移動時間を計測する手段を更に具備し、
    前記制御手段は、前記計測された移動時間が所定の時間以上の場合に、当該移動はなかったものとみなす手段を有することを特徴とする携帯型電子機器。
  10. ユーザの操作を入力する操作面と、
    静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出する検出手段と、
    前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させる手段と
    を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  11. 請求項10に記載の携帯型電子機器において、
    前記検出手段により、前記静電容量が所定の回数以上前記閾値を超えたことが検出されたか否かを判断する手段と、
    前記判断結果に応じて、前記ユーザの指が前記操作面に接触しているとみなすように前記検出手段を制御する手段と
    を更に具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  12. ユーザの操作を入力する操作面と、
    前記操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出する第1の検出手段と、
    前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段により、前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように前記第2の検出手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  13. 請求項12に記載の携帯型電子機器において、
    前記制御手段は、前記制御手段により無効とされた移動量と同量の移動が、前記第2の検出手段により所定の回数以上検出された場合に、当該無効とされた移動量を有効とするように制御する手段を有することを特徴とする携帯型電子機器。
  14. ユーザの操作を入力するための操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出するステップと、
    前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶するステップと、
    前記記憶された情報を基に前記ずれを補正するステップと
    を具備することを特徴とする入力操作制御方法。
  15. 少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力するための操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、
    前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように仮想枠領域をそれぞれ設定するステップと、
    前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように制御するステップと
    を具備することを特徴とする入力操作制御方法。
  16. ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を、静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより検出するステップと、
    前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させるステップと
    を具備することを特徴とする入力操作制御方法。
  17. ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、
    前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出するステップと、
    前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように制御するステップと
    を具備することを特徴とする入力操作制御方法。
  18. 携帯型電子機器に、
    ユーザの操作を入力するための操作面に接触する前記ユーザの指の接触点の座標を検出するステップと、
    前記ユーザが指の接触を所望する前記操作面上の点の座標と、前記検出された前記接触点の座標とのずれに関する情報を記憶するステップと、
    前記記憶された情報を基に前記ずれを補正するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  19. 携帯型電子機器に、
    少なくとも第1の領域と第2の領域に分割され、当該領域毎にユーザの操作を入力するための操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、
    前記各領域の外側に当該各領域を取り囲むように仮想枠領域をそれぞれ設定するステップと、
    前記ユーザが前記第1の領域に指を触れたたまま当該指を当該の領域から隣接する前記第2の領域へ移動させる場合に、前記指が前記第2の領域であってかつ前記第1の領域の仮想枠領域に接触していることが検出されている間は、前記指が前記第1の領域に接触しているものとみなすように制御するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  20. 携帯型電子機器に、
    ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を、静電容量が所定の閾値を超えるか否かにより検出するステップと、
    前記閾値を前記操作面の状態に応じて変化させるステップと
    を実行させるためのプログラム。
  21. 携帯型電子機器に、
    ユーザの操作を入力する操作面に対する前記ユーザの指の接触を検出するステップと、
    前記操作面上において接触しながら移動した前記ユーザの指の移動量を検出するステップと、
    前記ユーザの指が所定の時間間隔において所定の移動量以上移動したことが検出された場合に、当該移動量を無効とするように制御するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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