JP4741983B2 - 電子機器及び電子機器の動作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル式の表示画面にタッチパーツを配置することができる電子機器及び電子機器の動作方法に関する。
液晶パネルなどの薄型の表示部品が使用可能となり、電子機器の小型化に関する技術が進歩して来ている。この技術を用いて小型化された電子機器としては、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assitant)、ゲームプレーヤ、音楽プレーヤ、映像再生プレーヤ、デジタルカメラ、電子辞書、ラジオ受信機、携帯型テレビ、時計、などの多種多様のものがある。
このような小型化された電子機器の操作を行なうには、通常、電子機器に物理的に備えられたボタン(「ハードキー」などと呼ばれる場合がある。)が用いられる。この場合、ハードキーの数は変えることができないので、電子機器が多くの機能を提供するにつれ、一つのハードキーに、複数の機能が割り当てられることが多くなってきた。結果として、どのボタンにどの機能が割り当てられているのかを視覚的に認識することが難しくなってきた。
一方、液晶パネルなどに、圧力の変化や静電容量の変化などを検出するディテクターを備えることにより、何かが触れたこと、及び触れられた位置を検出可能としたタッチパネル(「タッチスクリーン」と呼ばれる場合もある。)が上記の電子機器に用いられるようになってきた。これにより、表示画面に操作のためのボタンなどを表示画面上に表示してハードキーの領域を削減して、表示画面の面積を大きくすることが可能となった。また、操作のコンテキストに応じて必要なボタンだけを動的に表示することができるようになり、どのボタンにどの機能が割り当てられているのかを認識させやすくなった。
また、タッチスクリーンに表示されるボタンの位置を例えばU字形などの所定の形状の領域内で自由に変更可能とする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−328771号公報
しかし、タッチパネルなどにボタンなどを表示する場合には、確かに、機能や操作のコンテキストに応じてボタンなどの表示の内容を変更できるが、これらのボタンなどは2次元状の平坦なタッチパネルなどに表示されるために押し間違いを生じやすい。
また、押し間違いの少ないボタンなどの配置には、電子機器の使用者ごとの年齢や癖などに応じた個人差がある。このため、予め決められたボタンなどの配置は、誰にでも使いやすいものとはいえないし、固定の配置では娯楽性に乏しい。また、このような個人差は、電子機器の使用者が常に意識しているものではないので、特許文献1などのように、所定の形状の領域内で自由に配置を変更可能としただけでは、使用者が所定の形状で我慢してしまい、本当に使いやすいボタンなどの配置に到達することはできない。
また、電子機器の使用者が自分の望む場所にボタンなどを配置するにしても、一人で考えて試行し得るパターンの種類などには限界があり、想像の範囲を超えた配置を得ることは困難である。
また、タッチスパネルなどに携帯電話のように壁紙表示を行なう場合、ボタンなどを自由に配置すると、壁紙の要部などにボタンなどが重なってしまうと美観が損ねられてしまうという問題も発生する。
そこで、本発明では、かかる課題を解決するために、以下の開示を行なうものである。すなわち、タッチパネル式の表示画面を有する表示部を備えた電子機器であって、少なくとも一つ以上のタッチパーツを前記表示画面内の任意の位置に配置するための配置部を有する電子機器の開示を行なう。これにより、特許文献1などと異なり、所定の形状という制約がなく自由にタッチパーツを配置し、押し間違いが少なくなるタッチパーツの配置に到達することができる。
また、電子機器の配置部は、タッチパーツを前記表示画面内で運動表示させ、運動表示を停止させるとともに停止位置をタッチパーツの操作利用時の配置として登録してもよい。これにより、さまざまな配置パターンを提示することができ、電子機器の使用者の想像を超えた配置を提示することができる。
また、電子機器の配置部は、タッチパーツの表示ルートを定めるための運動表示ルールを保持してもよい。これにより、例えば、壁紙などの鑑賞の要部を避けるようにタッチパーツを運動させることができる。
また、電子機器は、傾斜検出部を有し、電子機器の配置部は検出された傾斜よりタッチパーツが移動する運動表示ルールを保持してもよい。これにより、傾斜に応じたタッチパーツの移動を表示させることができ、例えば、娯楽性などを高めることができる。
また、電子機器は、操作の開始、終了のいずれか一方又は両方を検出することができ、電子機器の配置部は、その検出に応じてタッチパーツの配置を変更してもよい。これにより、例えば、電子機器を用いて電話を掛けるための操作を行ない終えるとダイヤルキーなどの配置が変更するので、電子機器の利用者は必要な番号のダイヤルし終えたことを視覚により直ちに認識することができる。
また、電子機器は、加速度検出部を有し、検出された加速度により操作の区切りを検出するようになっていてもよい。これにより、電子機器を大きく振るなどすることにより、仮名漢字変換の候補を確定したり、発呼を開始したり、あるいは通話を終了させたりすることなどが可能となり、電子機器の使い勝手が向上する。
また、電子機器は、タッチミス情報を取得し、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの位置を変更したり、タッチパーツの形状を変更したりしてもよい。これにより、タッチミス情報に基づいた配置などの学習が行なわれ、電子機器の個々の使用者による押し間違いが少なくなるタッチパーツの配置を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、タッチパネル式の表示画面を有する表示部を備えた電子機器において、表示画面内に自由にタッチパーツを配置することができ、例えば、押し間違いが少なくなるタッチパーツの配置を得ることができたり、電子機器の使用者の好みや体格などに適合した配置を得ることができたりできる。また、さまざまな配置パターンを提示することができ、電子機器の使用者の想像を超えた配置を提示することができる。また、傾斜に応じたタッチパーツの移動を表示させることができ、例えば、娯楽性などを高めることができる。また、視覚的に一連の操作の開始や終了を認識することができる。また、電子機器を振るという動作により、操作の開始や終了を行なうことができ、利便性が高まるなどの効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施形態として図を用いて説明する。なお、本発明はこれら実施形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
(実施形態1)
実施形態1として、タッチパネル式の表示画面を有する表示部を備えた電子機器であって、少なくとも一つ以上のタッチパーツを前記表示画面内の任意の位置に配置するための配置部を有する電子機器について説明を行なう。
(実施形態1:構成)
図1は、実施形態1に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器100は、表示部101と、配置部102とを有する。
「表示部」101は、タッチパネル式の表示画面を有する。「タッチパネル式の表示画面」とは上述したようなタッチパネルを用いて表示を行なう画面である。タッチパネルに対する指や電子ペンの接触(タッチ)の検知方法としては、例えば、圧力変化の検出、静電容量変化の検出、電磁誘導方式による検出に基づく方法がある。例えば、指の接触を検出するには、静電容量変化の検出に基づく方法を用いるのが好ましく、電子ペンの接触を検出するには、電磁誘導方式による検出に基づく方法を用いるのが好ましい。本実施形態では、いずれかの検知方法に限定されるものではない。また、複数の検知方法を組み合わせて用いることも可能である。
図2は、タッチパネル式の表示画面の一例を示す。電子機器200の筐体の上部に表示画面201が備えられている。表示画面201は、例えば液晶パネルにより構成され、その液晶パネルに、指などの接触などを検出する検出器が備えられている。表示画面201には、例えば、数字の「1」が表示されたタッチパーツ202などが表示されている。例えば、タッチパーツ202を指で触ることにより、「1」が電子機器200に入力される。
ここに、「タッチパーツ」とは、表示画面に所定の形状の領域を有して表示される画像であり、その画像に指やペンなどを接触などさせることにより所定の情報を入力し、電子機器を操作するためなどの画像である。そのような画像は、例えば、ボタン、チェックボックス、スライダーなどを示す。また、そのような画像の内部などには、ビットマップなどによるイメージ、アイコンや映像が表示されたり、文字が表示されたりしてもよい。
「配置部」102は、少なくとも一以上のタッチパーツを前記表示画面内の任意の位置に配置するための部である。配置部102により、例えば、タッチパーツを指などでドラッグすることにより、ドラッグ後の位置にそのタッチパーツが移動し、その位置に配置される。このようなことを実現するために、電子機器が計算機の一種として構成されているのが好ましい。
図3は、電子機器を実現する計算機の機能ブロック図を例示する。計算機300は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、表示部304、入力部305、外部I/F(Interface)306を有する。ROM302、RAM303は半導体メモリなどで構成されるが、この他に磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディスクなどの記憶デバイスが備わっていてもよい。
CPU301は、ROM302、RAM303などの記憶デバイスに記憶されたプログラムを実行する。あるいは、外部I/F306を介して入力などされたプログラムを実行してもよい。プログラムの中には、あるいは、プログラムの一部として、配置部102を実現するコードがある。表示部304は、計算機の外部に情報を表示するための部であり、例えば、表示部101を構成する。また、入力部305は、計算機の利用者からの操作に関する情報などを入力する部であり、例えば、タッチパーツに対する接触を検出する。したがって、入力部305も表示部101を構成すると言える。外部I/F306は、計算機の外部との情報の交換を行なうための部である。本発明では必須ではないが、例えば、無線通信手段、有線通信手段などから構成され得る。CPU301でプログラムが実行されると、計算の結果などがRAM303などに蓄積され、そのプログラムの実行の途中や最終の結果などの表示が表示部304に表示される。また、そのプログラムは、入力部305に入力された操作に関する情報などを読み取ることをしてもよい。また、必要に応じて、外部I/F306を用いて計算機300の外部との情報の交換を行なってもよい。
図4は、プログラムにより配置部102を実現するためにRAM303などに配置されるデータ構造を例示する。図4(A)は、テーブル構造を例示している。左の列には、タッチパーツの形状などを表現するデータ構造が格納され、右の列には、タッチパーツに対する接触などが検出された場合に実行されるべき関数のポインタが格納されている。例えば、area0が示す位置や形状などとして表示されるタッチパーツに対する接触などが検出されると、func_0 というポインタで示される関数が実行される。図4(B)は、タッチパーツの表示の位置や形状などを表現するデータ構造を例示する。タッチパーツの形状が4つの頂点で形成される矩形である場合には、その4つの頂点の座標が格納されている。また、タッチパーツ内に表示するイメージ、アイコン、映像や文字を示す情報もこのデータ構造に含まれていてもよい。
図5は、実施形態1に係る電子機器の表示画面に表示されるタッチパーツの配置の変更の仕方を例示する。まず、図5(A)のようにタッチパーツが表示画面にランダムあるいは所定の規則に基づいて表示される。例えば、前回電源を切断したときのタッチパーツの配置が再現される。あるいは、タッチパーツの並べ換えを指示するボタンなどが押下されることで、タッチパーツの配置をしなおすモードになってもよい。そして、指などでタッチパーツをドラッグなどの操作により移動させるなどして、タッチパーツが表示されるべき位置を指定する。このような操作が繰り返され、最終的に、図5(B)のようにタッチパーツが表示画面の任意の位置に配置される。個々のタッチパーツが表示画面の任意の位置に配置されるごとに、あるいは全てのタッチパーツの配置が決定されると、例えば、図4(B)に例示されたデータ構造に格納されている座標が書き換えられ、記憶されるようになっていてもよい。
図5では、タッチパーツが指を用いて任意の位置に配置されたが、かならずしも指を用いる必要はない。例えば、タッチパーツに接触して電子機器の通常の操作などを行なうには、指が用いられるが、電子ペンでタッチパーツをドラッグなどすると、タッチパーツを表示画面の任意の位置に配置することができるようになっていてもよい。このように接触の検出方法として複数の方法を用いることにより、タッチパーツの位置を変更するために電子機器を、タッチパーツの配置を変更するためのモードに切り替える必要がなくなるという利点がある。
(実施形態1:処理)
図6は、電子機器においてタッチパーツを任意の位置に配置するための処理のフローチャートを例示する。
タッチパーツの配置を変更するモードなどが設定されると、ステップS601へ処理が移行する。
ステップS601において、全タッチパーツを表示する。「全タッチパーツ」と書いたが、電子機器が表示可能な限りの全てのタッチパーツを表示する必要は必ずしもないのであって、表示可能な限りのタッチパーツのうち、任意の位置に配置するタッチパーツを表示してもよい。
ステップS602として、タッチパーツが選択されるまで待つ。例えば、タッチパーツに対する接触などタッチパーツが指し示されたことが検出されるまで待つ。
タッチパーツが選択されると、ステップS603に処理を移行し、選択されたタッチパーツに対応するデータ構造の特定を行なう。ここに「タッチパーツに対応するデータ構造」とは、例えば、図4に例示したarea0などのデータ構造のことである。例えば、接触が検知されるたびに、図4(A)のテーブルの左の列を走査して、接触の座標位置を含むデータ構造を特定する。
ステップS604において、選択されたタッチパーツの移動が終了するまで待つ。例えば、タッチパーツをドラッグなどして、ドラッグなどが終了したときの位置にタッチパーツを配置しなおすことが主に想定される。
ステップS605においては、ステップS603で特定されたデータ構造に格納されている座標値などを変更し、ステップS604の終了時のタッチパーツの位置の座標値などとする。なお、座標値などを変更することによって、タッチパーツの表示の位置のみならず、表示の形状を変更することも可能である。
ステップS606においては、タッチパーツの配置をしなおすモードを終了するかどうかなどの判断を行ない、終了しないのであれば、ステップS601へ戻る。例えば、タッチパーツの配置をしなおすモードを終了するためのボタンの押下や操作が行なわれたかどうかを判断する。
ステップS606において、終了すると判断された場合、上記のように配置部102により配置したタッチパーツの位置を保存することが行なわれてもよい。保存は、RAM303のうちフラッシュメモリや、磁気ディスクなど、電子機器の電源を切断しても記憶が消去されない記憶デバイスに対して行なわれるのが好ましい。このような保存を行なう部を、位置保存部と呼ぶ。
(実施形態1:主な効果)
本実施形態によれば、タッチパネル式の表示画面を有する表示部を備えた電子機器において、表示画面内に自由にタッチパーツを配置することができ、例えば、押し間違いが少なくなるタッチパーツの配置を得ることができたり、電子機器の使用者の好みや体格などに適合した配置を得ることができたりできる。
(実施形態2)
実施形態2として、タッチパーツの運動表示ルートを定める運動表示ルールを保持し、運動表示ルールに従って、タッチパーツを表示画面内で運動表示させ、運動表示を停止させるとともに停止位置をタッチパーツの操作利用時の配置として登録可能な電子機器について説明する。
(実施形態2:構成)
図7は、実施形態2に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器700は、表示部701と、配置部702とを有している。配置部702は、運動表示手段703と、配置登録手段704と、運動表示ルール保持手段705とを有する。また、電子機器700は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態1に係る電子機器の配置部が運動表示手段と配置登録手段とを有する構成となっている。
「運動表示ルール保持手段」705は、表示画面内でタッチパーツの運動表示ルートを定めるための運動表示ルールを保持する手段である。具体的には、運動表示ルールは、タッチパーツの次の座標位置を算出するためのデータやプログラムとして実現され、そのようなデータやプログラムを記憶するROM302やRAM303などの記憶デバイスが運動表示ルール保持手段705となる。
「運動表示手段」703は、運動表示ルール保持手段705で保持されている運動表示ルールで定められている運動表示ルートに沿ってタッチパーツを表示画面内で運動表示する。「運動表示」とは、タッチパーツの表示位置を時刻の経過とともに変更することである。変更は、徐々に行なっても良いし、不連続に行なってもよい。「徐々に」とは、時刻の経過に対して座標位置を連続的に、あるいは略連続的に変更することを意味する。「略連続的に」とは、数学的な意味では不連続ではあるが、人間の知覚としては、連続のように認知できることを意味する。また、運動表示するタッチパーツは、配置が決定されていない全てのタッチパーツであってもよいし、次に配置を決定するべきタッチパーツであってもよい。
例えば、運動表示手段703を実現するプログラムは、運動表示ルール保持手段705で保持されている運動表示ルールを実現するためのデータを読み込んだり、運動表示ルールを実現するためのプログラムをダイナミックロードなどにより読み込みなどを行なったりして、タッチパーツの次の座標位置を算出する。
「配置登録手段」704は、運動表示を停止させるとともに、停止位置をタッチパーツの操作利用時の配置として登録するための手段である。例えば、全てのタッチパーツが移動している状態で、あるボタンを押下すると、その押下された瞬間に全てのタッチパーツの移動が停止して、その位置が、図4(A)に例示されたarea0などのデータ構造に格納される。あるいは、タッチパーツを一つ一つ指などで接触により指し示すことにより、指し示された個々のタッチパーツの移動が停止し、そのつど停止したタッチパーツに対応するデータ構造に座標位置などが格納されるようになっていてもよい。
図8は、運動表示ルールに基づくタッチパーツの移動の一例を示す。例えば、図8(A)に示すように電子機器を左手に持った場合、タッチパーツを左手の指で操作する際には、左手の親指で操作するのが通常である。この際、左手の親指の動く範囲は、電子機器の表示画面全体とはならず、親指の付け根を中止とした扇形の内側となる。そこで、運動表示ルール保持手段705は、図8(B)に例示されるように、その扇形の内側にタッチパーツが配置されるような運動表示ルートを定める運動表示ルールを保持する。
もちろん、親指の長さは電子機器の使用者ごとに異なるので、扇形の半径を決めるために、運動表示ルートは、電子機器の使用者の識別情報(例えば、ログイン名)に関連付けて運動表示ルール保持手段705に保持されるようになっていてもよい。また、電子機器の初期設定時などに、親指で表示画面を弧状になぞる操作を行ない、どの範囲まで親指が届くかを設定できるようになっていてもよい。
図9は、別の運動表示ルールに基づくタッチパーツの移動の一例を示す。電子機器900の表示画面に「1」、「2」、「3」、「4」、「5」などが表示された状態で、「1」が表示されたタッチパーツ901の操作利用時の配置が決定されたとする。このとき、次に「2」が表示されたタッチパーツ902の操作利用時の配置が決定されるとすると、タッチパーツ902の運動表示ルートが、円状領域903の外側で、円状領域904の内側になるように運動表示ルールが設定されている。ここに、円状領域903は、例えば、タッチパーツ901の中心から所定の半径などを有する円状の領域であり、円状領域904は、円状領域903より半径などの大きい円状の領域であるとする。このように運動表示ルールを定めておくことにより、タッチパーツの配置が重ならないようにすることができる。
その他の運動表示ルールとしては、表示画面の壁紙として表示される画像の鑑賞のためなどの要部を避けるようにしてタッチパーツを運動表示するものがある。配置部702は、壁紙の画像を自動認識し、例えば空間周波数が周囲よりも高い領域を鑑賞のためなどの要部として判断し、その領域を避けて運動表示する運動表示ルールを生成するようになっていてもよい。
また、一つのタッチパーツの操作利用時の配置が決まると、次に配置を決めるタッチパーツは、所定の点を中心とした点対称の位置の近くを運動したりするように運動表示ルールを定めておくこともできる。
(実施形態2:処理の流れ)
図10は、全てのタッチパーツを同時に止めず個々に止める場合などでの電子機器での処理のフローチャートを例示する。
まず、電子機器に対して何らかの操作が行なわれることにより、運動表示手段703によるタッチパーツの運動表示が行なわれるモードとなる。
ステップS1001においては、停止していないタッチパーツを移動させることを行なう。すなわち、タッチパーツの次の座標位置を計算などにより生成し、表示を行なう。
ステップS1002では、動いているタッチパーツの動きが止められたかどうかを判断する。例えば、タッチパーツの一つまたは複数が指し示されたかどうかを判断する。もしそうならば、ステップS1003へ処理を移行させ、そうでなければステップS1001へ処理を戻す。
ステップS1003においては、動きが止められたタッチパーツの停止位置を登録する。例えば、図4(B)に例示されたデータ構造へ座標位置を格納する。
ステップS1004では、全てのタッチパーツの位置が登録されたかどうかを判断し、もしそうならば、タッチパーツの運動表示が行なわれるモードを終了する。そうでなければ、ステップS1001へ処理を戻す。
(実施形態2:主な効果)
本実施形態では、運動表示ルールが保持されるので、所定のルールに基づいた配置にタッチパーツが配置可能であるので、例えば、対称性のある配置などに美しくタッチパーツを配置することや、操作性を損なうことのない範囲で、さまざまな配置パターンを提示することができる。
(実施形態3)
実施形態3として、傾斜検出部を有し、検出された傾斜よりタッチパーツが移動する運動表示ルールを保持する電子機器について説明する。
(実施形態3:構成)
図11は、実施形態3に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器1100は、表示部1101と、配置部1102と、傾斜検出部1106とを有する。配置部1102は、運動表示手段1103と、配置登録手段1104と、運動表示ルール保持手段1105とを有する。また、電子機器1100は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態2に係る電子機器が、さらに傾斜検出部を有する構成となっている。
「傾斜検出部」1106は、自身の傾斜を検出する。例えば、重力の方向を検知して、重力の方向が傾斜検出部1106の所定の基準方向となす角度を検出する。また、重力以外の傾斜を検出してもよい。また、重力以外の照明の明るい方向がどこにあるかを検知してもよい。また、電界強度や磁束密度など人間が直接検知できない物理量の変化による傾斜を示すベクトルを検知してもよい。なお、傾斜検出部1106の所定の方向と表示画面とは一定の角度をなしているとして、以下の説明を行なう。傾斜検出部1106の所定の方向と表示画面とのなす角度が可変である場合には、その角度の検出手段を傾斜検出部1106に備えておき、その角度の検出手段による検出結果と傾斜検出部1106による傾斜の検出とから、表示画面の例えば法線方向と重力の方向などとのなす角度を計算する。
本実施形態においては、運動表示ルール保持手段1105は、傾斜運動表示ルールを保持する。「傾斜運動表示ルール」とは、検出された傾斜よりタッチパーツが表示画面内を移動するように表示する運動表示ルールである。すなわち、検出された傾斜に対応してタッチパーツが表示画面内を移動するためのルールである。例えば、重力の方向が検知される場合には、表示画面が水平またはほぼ水平に保たれていると、タッチパーツは運動表示されず停止しているが、表示画面が傾くと重力の方向に移動するようにタッチパーツが運動表示され、傾きが大きければ大きいほど、その移動の速さが大きくなることを示すルールである。また、傾斜が明るさの変化によるものである場合には、明るい方向にタッチパーツが移動したりするようになっていてもよい。このような傾斜運動表示ルールを用いれば、例えば、立体的な表示部が備えられている場合には、人間がタッチパーツを視認しやすい明るい面などの位置にタッチパーツを配置することができる。
図12は、運動表示ルール保持手段1105が、傾斜検出部1106により検出された傾斜と傾斜運動表示ルールとを関連づけて保持するためのテーブル構造の一例を示す。例えば、傾斜1は表示画面が水平に保たれている場合の傾斜を示し、このような傾斜に対しては、傾斜運動ルール1として、タッチパーツを移動させない傾斜運動表示ルールを関連付けて保持する。なお、図12に例示されるテーブル構造は、ROM302、RAM303などの記憶デバイスに記憶される。
図13は、表示画面の傾斜に応じて、タッチパーツが移動表示される様子を示す。13(A)のように、表示画面がほぼ水平になっていれば、タッチパーツは所定の位置に配置されてほぼ停止して表示される。次に図13(B)に例示されるように表示画面を傾斜させると、傾斜方向へタッチパーツが移動表示される。さらに図13(C)のように傾斜させたまま表示画面を回転させると、表示画面の下の部分にタッチパーツが群集したまま移動する。
(実施形態3:主な効果)
本実施形態によれば、傾斜に応じたタッチパーツの移動を表示させることができ、例えば、娯楽性などを高めることができる。
(実施形態4)
実施形態4として、タッチパーツを介しての一連の操作の開始、終了のいずれか一方又は両方を検出することができ、その検出に応じてタッチパーツの配置を変更する電子機器について説明する。
(実施形態4:構成)
図14は、実施形態4に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器1400は、表示部1401と、配置部1402と、操作区切検出部1404とを有する。配置部1402は、タッチパーツ区切変更手段1403を有する。また、配置部1402は、実施形態2のように、さらに運動表示ルール保持手段と運動表示手段と配置登録手段とを有していてもよい。また、実施形態3のように、電子機器1400は、さらに傾斜検出部を有していてもよい。また、電子機器1400は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態1から3のいずれかに係る電子機器が操作区切検出部を有し、その配置部がタッチパーツ区切変更手段を有した構成となっている。
「操作区切検出部」1404は、操作区切りを検出する。「操作区切り」とは、タッチパーツを介しての一連の操作の開始、終了のいずれか一又は両方である。例えば、電子機器が携帯電話であれば、電子メールを作成するためのタッチパーツが接触などされれば、電子メールの作成のための一連の操作の開始となる。電話番号を入力するために、「0」から「9」のいずれかが表示されたタッチパーツが接触などされ、次に電話を掛けるためのタッチパーツが接触などされると、電話番号の入力という一連の操作が終了となる。操作区切検出部1404は、このような操作の開始又は/及び終了を検出する。操作区切検出部1404の具体的な実現方法としては、有限状態オートマトンなどを用いて、タッチパーツが接触などされるたびに状態遷移を行ない、受理状態に達すれば、一連の操作の開始、終了のいずれか一又は両方が検出されたと判断する例がある。
なお、「タッチパーツを介しての一連の操作」とは、一または複数のタッチパーツの接触などによる操作のみならず、一または複数のタッチパーツの接触などによる操作を含む電子機器に対する操作であってもよい。例えば、タッチパーツを接触などすることなしに電子機器全体を裏返したり、電子機器が二つ折可能な筐体の構造を有していれば、その二つ折を閉じたり開いたりする操作が、一または複数のタッチパーツの接触などによる操作の開始、終了、途中に含まれていてもよい。
また、電源を投入するためのボタンなどがハードキーなどとして備わっている場合には、そのハードキーの操作がされたことにより操作の開始が検出されるようになっていてもよい。これにより、電源投入により、タッチパーツの配置が例えば前回の電源切断時での配置となったり、あるいは、全く異なる配置としたりすることができる。
「タッチパーツ区切変更手段」1403は、操作区切りが検出されるとタッチパーツの配置を変更する。例えば、電子メールの作成のための一連の操作の開始が操作区切検出部1404により検出されると、タッチパーツを電子メール作成用の位置に配置する。この場合、すでに表示画面に表示されているタッチパーツを移動表示するのみならず、新たなタッチパーツを表示してもよいし、不要なタッチパーツの表示を消去してもよい。また、不要なタッチパーツは、表示画面の隅などにまとめて表示されるようになっていてもよい。また、電話番号が入力され電話の呼の発信が行なわれたという操作の区切りが操作区切検出部1404により検出されると、タッチパーツ区切変更手段1403は、電話番号がこれ以上入力できないことを示すために、電話番号を入力するためのタッチパーツを消去したり、表示画面の隅などにまとめて表示したりする。
(実施形態4:処理の流れ)
図15は、実施形態4に係る電子機器の処理のフローチャートを例示する。
ステップS1501において、タッチパーツを介した一連の操作がされるまで待つ。操作がされると、ステップS1502へ処理を移行させ、操作の区切りとなるかどうかを判断する。もし、操作の区切りと判断されれば、ステップS1503へ処理を移行させる。もし、操作の区切りと判断されなければ、ステップS1501へ処理を戻す。ここまでが操作区切検出部1404での処理である。
ステップS1503では、配置の変更を行なう。このステップが、タッチパーツ区切変更手段での処理である。
(実施形態4:主な効果)
本実施形態では、操作区切りが検出されると、タッチパーツの配置が変更されるので、電子機器の利用者が、操作区切りの発生を視覚的に認識することができ、電子機器の使い勝手が向上する。また、操作に不要なタッチパーツの接触などが困難な配置になれば、誤操作を少なくすることができる。
(実施形態5)
実施形態5として、加速度検出部を有し、検出された加速度により操作の区切りを検出する電子機器について説明する。
(実施形態5:構成)
図16は、実施形態5に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器1600は、表示部1601と、配置部1602と、操作区切検出部1604と、加速度検出部1605とを有する。配置部1602は、タッチパーツ区切変更手段1603を有し、操作区切検出部1604は、加速度開始終了検出手段1606を有している。また、配置部1602は、実施形態2のように、さらに運動表示ルール保持手段と運動表示手段と配置登録手段とを有していてもよい。また、実施形態3のように、電子機器1600は、さらに傾斜検出部を有していてもよい。また、電子機器1600は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態1から4のいずれかに係る電子機器が加速度検出部を有し、その操作区切検出部が加速度開始終了検出手段を有した構成となっている。
「加速度検出部」1605は、自身に加えられた加速度を検出する。例えば、ジャイロセンサーを用いた加速度センサーを用いて実現される。なお、ここにいう加速度とは、向きと大きさを含むものであってもよいし、向きだけであったり、大きさだけであったりしてもよい。
「加速度開始終了検出手段」1606は、加速度検出部1605により検出された加速度が所定の条件を満たした場合を操作区切りとして検出する。例えば、加速度の大きさが所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、操作の区切りが発生したことを検出する。これにより、電子機器を大きく振ることが、加速度によって検出された場合に操作の区切りとすることができる。また、電子機器の表示画面を上向きにしたり、下向きにしたりしたことが加速度によって検出された場合に、操作の開始や終了として操作の区切りを検出することができる。
また例えば、電子機器が携帯電話であれば、電話をかける操作を行なう場合には、通常携帯電話を人間の顔の正面に置くが、電話番号の入力が終わり、呼の発信を行なうと、携帯電話を移動させてスピーカを耳にあてる。そこで、スピーカの音の出る向きに負の大きさの加速度が検出された場合に、電話番号の入力という一連の操作が終了したと判断する。
(実施形態5:主な効果)
本実施形態によれば、電子機器の向きや動きにより操作の区切りを検出することが可能となるので、電子機器の使い勝手を向上させることができる。
(実施形態6)
実施形態6として、タッチミス情報を取得し、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの配置を変更する電子機器について説明する。
(実施形態6:構成)
図17は、実施形態6に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器1700は、表示部1701と、配置部1702と、タッチミス情報取得部1703とを有し、配置部1702は、タッチパーツ配置学習手段1704を有している。また、配置部1702は、実施形態2のように、さらに運動表示ルール保持手段と運動表示手段と配置登録手段とを有していてもよい。また、実施形態3のように、電子機器1700は、さらに傾斜検出部を有していてもよい。また、実施形態4のように、操作区切検出部を有し、配置部がタッチパーツ区切変更手段を有していてもよい。また、実施形態5のように、加速度検出部を有し、操作区切検出部が加速度開始終了検出手段を有していてもよい。また、電子機器1700は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態1から5のいずれかに係る電子機器がタッチミス情報取得部を有し、配置部がタッチパーツ配置学習手段を有する構成となっている。
「タッチミス情報取得部」1703は、タッチミス情報を取得する。「タッチミス情報」とは、正誤情報を含む情報であり、「正誤情報」とは、誤って接触(タッチ)などされたタッチパーツと、本来タッチなどされるべきであったタッチパーツとを示す情報である。例えば、タッチパーツ1がタッチなどされた後に、取消のためのタッチパーツ(例えば、バックスペースキー)がタッチなどされ、タッチパーツ2がタッチなどされた場合、タッチパーツ1は誤ってタッチなどされ、タッチパーツ2が本来タッチなどされるべきであったタッチパーツであると判断できる。そこで、タッチミス情報取得部は、例えば、Lispプログラミング言語のS式により表現されるリスト構造として(タッチミス情報 (誤 . タッチパーツ1)(正 . タッチパーツ2))と表現されるタッチミス情報を取得する。
なお、取消のタッチパーツのタッチなどが検出されるかわりに、電子機器が左右などに振られたことを加速度センサーなどにより検出されるようになっていてもよい。
「タッチパーツ配置学習手段」1704は、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの配置を変更する。「タッチミス情報に基づいて」とは、タッチミス情報を参照して、という意味であり、タッチミスが少なくなるようにタッチパーツの配置を変更する。例えば上記のようなリスト構造のタッチミス情報が取得された場合には、タッチパーツ1とタッチパーツ2との配置を入れ替える。
なお、タッチパーツ配置学習手段1704は、タッチミス情報が取得される都度、タッチパーツの配置を変更する必要はなく、同一あるいは類似のタッチミス情報が所定の回数以上取得されたときに、タッチパーツの配置を変更するようになっていてもよい。
(実施形態6:処理の流れ)
図18は、実施形態6に係る電子機器の処理のフローチャートを例示する。ステップS1801において、タッチミス情報が取得されるまで待つ。タッチミス情報が取得されると、ステップS1802へ処理を移行する。タッチミス情報は上述したようにタッチミス情報取得部1703で取得される。
ステップS1802においては、タッチパーツの配置を変更する。この処理は、タッチパーツ配置学習手段1704で行なわれる。
(実施形態6:配置の変更の具体例)
図19は、タッチパーツの配置の変更の具体的な例を示す。図19(A)のように、「5」を表示するタッチパーツと「8」を表示するタッチパーツが並んでいたとする。ここで、「8」を表示するタッチパーツの×で示された位置にタッチが行なわれた後に、図示されていない取消のためのタッチパーツがタッチなどされ、「5」を表示するタッチパーツがタッチされたとする。このとき、電子機器の使用者は、×の位置を「5」を表示するタッチパーツをタッチするために誤ってタッチしたものと判断される。
そこで、タッチミス情報取得部1703は、タッチミス情報を取得し、タッチパーツ配置学習手段1704は、タッチパーツの配置を変更する。具体的には、図19(B)に示すように、「5」を表示するタッチパーツと「8」を表示するタッチパーツを右に移動させ、×の位置が、「5」を表示するタッチパーツの領域内に含まれるようにする。あるいは、図19(C)に示すように、「5」を表示するタッチパーツと「8」を表示するタッチパーツとの配置を入れ替える。
(実施形態6:主な効果)
本実施形態により、タッチミスが生じたとしても、タッチパーツの配置がタッチミスの少なくなるように変更されるので、電子機器の使用者に使用しやすいタッチパーツの配置が得られる。
(実施形態7)
実施形態7として、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの形状を変更する電子機器について説明する。
(実施形態7:構成)
図20は、実施形態7に係る電子機器の機能ブロック図を例示する。電子機器2000は、表示部2001と、配置部2002と、タッチミス情報取得部2003とを有する。配置部2002は、タッチパーツ形状変更手段2004を有する。また、配置部2002は、実施形態2のように、さらに運動表示ルール保持手段と運動表示手段と配置登録手段とを有していてもよい。また、実施形態3のように、電子機器2000は、さらに傾斜検出部を有していてもよい。また、実施形態4のように、操作区切検出部を有し、配置部がタッチパーツ区切変更手段を有していてもよい。また、実施形態5のように、加速度検出部を有し、操作区切検出部が加速度開始終了検出手段を有していてもよい。また、実施形態6のように、配置部2002は、タッチパーツ配置学習手段を有していてもよい。また、電子機器2000は、位置保存部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器の構成は、実施形態1から5のいずれかに係る電子機器がタッチミス情報取得部を有し、配置部がタッチパーツ配置学習手段を有する構成となっている。また、実施形態6に係る電子機器の配置部がタッチパーツ形状変更手段を有する構成となっている。
「タッチパーツ形状変更手段」2004は、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの形状をタッチミスが生じにくい形状に変更する。例えば、タッチパーツ3の領域内の場所P1がタッチされた後に、取消のためのタッチパーツがタッチなどされ、タッチパーツ4がタッチなどされた場合には、タッチパーツ3の形状をP1を含まない形状に変更し、タッチパーツ4の形状をP1を含む形状とする。
図21は、取得されたタッチミス情報に基づいて、タッチパーツの形状を変更する様子を示す。図21(A)に示すように、「5」を表示するタッチパーツと「8」を表示するタッチパーツが並んでいたとする。ここで、「8」を表示するタッチパーツの×で示された位置にタッチが行なわれた後に、図示されていない取消のためのタッチパーツがタッチなどされ、「5」を表示するタッチパーツがタッチされたことが、例えば2回続けて発生したとする。このとき、電子機器の使用者は、×の位置を「5」を表示するタッチパーツをタッチするために誤ってタッチしたと判断される。
そこで、タッチミス情報取得部2003は、タッチミス情報を取得し、タッチパーツ形状変更手段2004は、タッチパーツの形状を変更する。例えば、図21(B)に示すように、「5」を表示するタッチパーツの形状を右方向に大きくし、×の位置を含むようにし、「8」を表示するタッチパーツを右に縮小させ、×の位置を含まないようにする。
(実施形態7:主な効果)
本実施形態により、タッチミスが生じたとしても、タッチパーツの形状がタッチミスの少なくなるように変更されるので、電子機器の使用者に使用しやすいタッチパーツの形状が得られる。
実施形態1に係る電子機器の機能ブロック図 タッチパネル式の表示画面の一例図 計算機の機能ブロック図 配置部102を実現するためのデータ構造の一例図 タッチパーツの配置の変更の仕方の一例図 タッチパーツを任意の位置に配置するための処理のフローチャート 実施形態2に係る電子機器の機能ブロック図 運動表示ルールに基づくタッチパーツの移動の一例図 運動表示ルールに基づくタッチパーツの移動の一例図 実施形態2に係る電子機器での処理のフローチャート 実施形態3に係る電子機器の機能ブロック図 傾斜と傾斜運動表示ルールとを関連づけて保持するためのテーブル構造の一例図 表示画面の傾斜に応じて、タッチパーツが移動表示される様子の一例図 実施形態4に係る電子機器の機能ブロック図 実施形態4に係る電子機器の処理のフローチャート 実施形態5に係る電子機器の機能ブロック図 実施形態6に係る電子機器の機能ブロック図 実施形態6に係る電子機器の処理のフローチャート タッチパーツの配置の変更の前と後との一例図 実施形態7に係る電子機器の機能ブロック図 タッチパーツの形状の変更の前と後との一例図
符号の説明
100 電子機器
101 表示部
102 配置部

Claims (9)

  1. タッチパネル式の表示画面を有する表示部と、
    少なくとも一以上のタッチパーツを前記表示画面内の任意の位置に配置するための配置部と、を有する電子機器であって、
    前記配置部は、前記表示画面内でタッチパーツの運動表示ルートを定めるための運動表示ルールであって、前記表示画面をなぞることにより定められる範囲内にタッチパーツを配置する運動表示ルートを定める運動表示ルールを保持する運動表示ルール保持手段と、
    前記運動表示ルール保持手段で保持されている運動表示ルールで定められている運動表示ルートに沿って前記タッチパーツを表示画面内で運動表示する運動表示手段と、
    前記運動表示を停止させるとともに、停止位置をタッチパーツの操作利用時の配置として登録するための配置登録手段と、を有する電子機器。
  2. 自身の傾斜を検出する傾斜検出部を有し、
    運動表示ルール保持手段は、運動表示ルールとして、検出された傾斜に応じてタッチパーツが表示画面内を移動するように表示する傾斜運動表示ルールを保持する請求項に記載の電子機器。
  3. 前記タッチパーツを介しての一連の操作の開始、終了のいずれか一又は両方である操作区切りを検出する操作区切検出部を有し、
    配置部は、操作区切りが検出されると前記タッチパーツの配置を変更するタッチパーツ区切変更手段を有する請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記操作区切りは、電源の投入を含む請求項に記載の電子機器。
  5. 自身に加えられた加速度を検出する加速度検出部を有し、
    操作区切検出部は、加速度検出部により検出された加速度が所定の条件を満たした場合を操作区切りとして検出する加速度開始終了検出手段を有する請求項に記載の電子機器。
  6. 誤ってタッチされたタッチパーツと、本来タッチされるべきであったタッチパーツとを示す正誤情報を含むタッチミス情報を取得するタッチミス情報取得部を有し、
    配置部は、取得されたタッチミス情報に基づいてタッチパーツの配置を変更するタッチパーツ配置学習手段を有する請求項に記載の電子機器。
  7. 配置部は、取得されたタッチミス情報に基づいてタッチパーツの形状を、タッチミスが生じにくい形状に変更するタッチパーツ形状変更手段を有する請求項に記載の電子機器。
  8. 配置部が配置したタッチパーツの位置を保存する位置保存部を有する請求項1から7のいずれか一に記載の電子機器。
  9. タッチパネル式の表示画面と、
    前記表示画面をなぞることにより定められる操作範囲内にタッチパーツを配置する運動表示ルートを定める運動表示ルールを保持する運動表示ルール保持手段と、を有する電子機器の動作方法であって、
    前記運動表示ルール保持手段で保持されている運動表示ルールで定められている運動表示ルートに沿って前記タッチパーツを表示画面内で運動表示する運動表示サブステップと、
    前記運動表示を停止させるとともに、停止位置をタッチパーツの操作利用時の配置として登録するための配置登録サブステップと、を含むステップであって、少なくとも一以上のタッチパーツを前記表示画面内の任意の位置に配置するための配置ステップを含む、電子機器の動作方法。
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