JP5550435B2 - 入力補助機能付タッチセンサー - Google Patents

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Description

本発明はタッチセンサーに関し、特に多数並んだキーから特定のキーを選択してタッチ入力するとき、誤ったキーにタッチした際に再度誤った操作を行うことを防止可能とした入力補助機能付タッチセンサーに関する。
現在広く普及しているLCDには、その表面にタッチパネルを貼ることにより、利用者が指等で任意の部分に触るとそのタッチ位置を検出して、利用者の指示入力とすることが広く行われている。即ち、画面に表示されている例えば各種指示入力画像部に指等を接触させることによって、タッチパネルに形成されている各種手法による接触位置検出手段により、画面全体のX−Y位置を検出し、利用者の指示がその位置に表示されている画面の指示である、として所定の入力を行っている。このような利用者による指示は単なる指示した点ではなく、それをなぞったことにより線、更には面を指示し、或いはこれを表示することが可能である。
このようなタッチパネルには各種の手法が存在するが、位置検出精度が良く、安定して作動し、故障が少なく、比較的安価に製造できることから抵抗膜方式が広く用いられている。この抵抗膜方式にも種々の方式が存在するが、多くのものはベースとなるガラス基板の表面に厚さ5〜10μm程度の、上下のパネルを貼り合わせるためのシール材、並びに上下の電極間の短絡を防ぐドットスペーサを適宜配置し、その表面に弾力性のある200μm程度のガラスかPETのシートを貼り付けたものが用いられている。このガラス基板とシートとが向かい合っている面には、それぞれITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれる透明な電極が設けられている。
これらの電極構成において、最も基本的な構成である4線式について、指等による指示点の検出を行うタッチ位置検出手法を図7(a)に示している。同図に示す例においては、固定電極22はX−Y軸についてY方向の位置を検出するために合い対向する横の辺にY1電極とY2電極とを設け、この電極に対してY1電極側を+、Y2電極側を−となる電圧をかけている。同図上にこの固定電極22と図示していないスペーサを挟んで対向している可動電極21についてはX方向の位置を検出するために、縦の辺にX1電極とX2電極とを設け、この電極に対してX1電極側を+、X2電極側を−となる電圧をかける。
このような電極構成により、利用者がこのタッチパネルの任意の位置であるP点を押す時、可動電極側21の抵抗膜がスペーサの方向に撓んで固定電極22側の抵抗膜に接触することにより、可動電極21側と固定電極22側の抵抗膜において分圧抵抗が生じ、その位置を求めることができる。即ち図示の例では可動電極21側においてP点を挟んで、X1電極側はRx1、X2電極側はRx2の抵抗値となる。同様に固定電極22側はP点を挟んでY1電極側はRy1、Y2電極側はy2の抵抗値となる。上記のような可動電極21を、スペーサを挟んで固定電極22に貼ることにより、図7(b)に示すようなタッチパネル23が形成され、その表面が指示入力部分となる。
上記タッチパネルは図8(a)に示すようにLCD液晶表示装置24の表面に貼ることにより、同図(b)に示すようなタッチパネル付液晶表示装置25が作成され、液晶表示装置に例えば各種キーを表示している時、利用者がタッチパネルの表面をタッチして押圧すると、タッチした前記X−Yの位置に対応して、液晶画面に表示している画像におけるX−Y位置に存在するキーを指示したものとして検出することができる。
しかしながら、近年は携帯機器や車両搭載機器の高機能化により、各種の入力を行うことが多くなり、比較的小さな画面に多くの選択キーを並べて、任意のものをタッチして選択指示することが多くなっている。特に住所や施設の検索をアルファベットや五十音によって検索する時には、例えば図9(a)のアルファベット順キー入力方式、(b)の五十音順キー入力方式、(c)のキーボード型キー入力方式等によって入力することとなる。その際にはこのキー配列を1画面内に表示するため、例えばナビゲーション装置では多くの場合1DIN、2DIN規格等による所定の大きさ内で表示しなければならず、各キーは小さなものとならざるを得ない。このことは携帯情報端末においても同様である。
液晶画面に多数のキーを表示してその中から任意のものを選択するキー入力方式は、前記のような文字等の入力以外に、多数の機能表示部分を1画面に並べて表示し、その中の任意のものをタッチすることにより次の画面を表示し、或いは選択した機能を実際に開始する方式は、例えば携帯電話等で多用されている。この時にも、携帯電話のAV機能や、データ通信機能の充実によって、多数の機能選択部分を表示するようになっている。このような機能選択部分等も実質的に前記キーと同様であり、したがって本発明ではこれらの複数の選択部分を並べ、タッチすることによりそれぞれの機能を行うようにしたものも、「キー」と総称する。
上記のように、液晶画面に多数表示したタッチキーの中から任意のキーをタッチして選択することが多くなってくると、利用者は小さな選択キーの中から指示したいキーを選んで、指等でタッチすることにより入力することとなり、本来押すべきキーではない、隣のキー等を押してしまうことも多くなってくる。特にナビゲーション装置では、モニタが車両のほぼ中央に固定され、これを車両の横側にいる運転者が停車中等に操作する時には、運転席から車両中央に設置したモニタの画面に表示されたキーを、横方向に手を伸ばして操作しなければならず、特に各キーの表示が小さい時には周囲のキーにタッチしてしまうことが多くなる。
なお、操作者がタッチパネルのキーに誤タッチしてキャンセル操作を行った時、誤タッチしたキーと周囲のキーを拡大表示し、その後の誤タッチを防止するようにした技術は特許文献1に開示されている。また、複数のタッチ操作キーへのタッチに際して、第1操作キーへのタッチ操作を行った後これを取り消す操作の反復回数を計測し、所定回数以上になった時、その後第1操作キーへタッチした時、第1操作キー自体と隣接キーとを別途拡大表示する技術は特許文献2に開示されている。
特開2007−140900号公報 特開2009−31913号公報
前記のように比較的小さな画面に多くのキーを表示して、その中から任意のキーをタッチする時には、周囲のキーを押してしまうことが多くなり、その対策が必要であるが、前記特許文献1に開示されたような、誤タッチキーについて、そのキーと隣接するキーとを拡大して表示するものは、操作者が実際に今回タッチした近傍のキーを操作する時には効果的であるものの、その位置と大きく離れているキー、或いは全く勘違いで別の部分のキーにタッチしてしまった時には、本来のタッチキーが配列された画面が表示されなくなり、拡大画面のみが表示されるため、表示された拡大画面をキャンセルしてから新たにタッチ操作を行わなければならず、手数を要することとなる。この点は前記特許文献2に開示された技術でも、本来のタッチキーが配列された画面が表示されないため同様の問題を生じる。
したがって本発明は、複数のタッチキーを配置し任意のキーにタッチして選択する時、タッチ操作した後にそのタッチ操作をキャンセルする操作が行われた時には、誤タッチしたキーに対する再度のタッチがなされないようにし、或いは少なくともタッチされることが少なくなるようにすると共に、タッチしたキーの周囲のキーについてはタッチし易くした、入力補助機能付タッチセンサーを提供することを主たる目的とする。
本発明に係る入力補助機能付タッチセンサーは、前記課題を解決するため、タッチパネルに表示した複数のキーのいずれかにタッチしたことを検出するタッチキー検出手段と、前記タッチキー検出手段でキーへのタッチを検出した後、当該キーへのタッチを取り消す操作が行われたことを入力するキャンセル指示入力手段と、前記キャンセル指示入力手段に当該キーへのタッチを取り消す操作が入力された時、当該キーに対するタッチ感応領域を、当該キーの周囲のキーのタッチ感応領域にに対して割り振るタッチ感応領域変更手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の入力補助機能付タッチセンサーは、前記入力補助機能付タッチセンサーにおいて、前記タッチ感応領域変更手段が、前記当該キーの感応部分の全てを周囲のキーの感応部分に割り振ることを特徴とする。
また、本発明に係る他の入力補助機能付タッチセンサーは、前記入力補助機能付タッチセンサーにおいて、前記タッチ感応領域変更手段が、前記当該キーの感応部分の一部を周囲のキーの感応部分に割り振ることを特徴とする。
また、本発明に係る他の入力補助機能付タッチセンサーは、前記入力補助機能付タッチセンサーにおいて、前記当該キーには、感応部分を変更したことを示す、他のキーとは識別可能な表示を行うタッチパネル表示手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の入力補助機能付タッチセンサーは、前記入力補助機能付タッチセンサーにおいて、前記入力補助機能付タッチセンサーを車両用ナビゲーション装置のモニタに適用したことを特徴とする。
本発明は上記のように構成したので、複数のタッチキーを配置し任意のキーにタッチして選択する時、タッチ操作した後にそのタッチ操作をキャンセルする操作が行われた時には、誤タッチしたキーの周囲のキーの感応部分を誤タッチしたキーの感応部分に拡大するように割り振って変更するので、誤タッチしたキーの感応部分が無くなるか、或いは面積が少なくなり、誤タッチしたキーに再度タッチがなされないようにすることができると共に、タッチしたキーの周囲のキーについては感応部分が広がってタッチし易くなるため、再度の誤タッチを防止することができるようになる。
本発明の実施例の機能ブロック図である。 同実施例の作動フロー図である。 同実施例の各種作動態様を示す図である。 同実施例の作動態様を示す図である。 本発明の更に他の態様を示す図である。 本発明の更に他の態様を示す図である。 タッチパネルの説明図である。 タッチパネルの説明図である。 タッチパネルを利用した各種キーの配列を示す図である。
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明の機能ブロック図である。本発明においては前記図7〜図9に示したような液晶画面の表面にタッチパネルを貼ることによって形成されたタッチパネル付き液晶表示装置を用いている。この液晶画面に複数のキーを表示し、表示したキーのうち任意のキーに触るように、その表面に貼ったタッチパネルに触ると、タッチパネルが感応し、そのキーを選択したものとして検出し出力する。本発明においては以降、このようなタッチパネル付き液晶表示装置を、タッチパネルと総称する。
図1には上記のようなタッチパネル1を備えており、図示するタッチパネル1には、住所のアルファベット入力等を行うために、アルファベットと数字からなる複数のキーを配置した例を示している。このタッチパネル1においては、タッチしたキーが例えば「M」である時、操作者がわかるようにこれを上方に表示している。また、この入力した文字が操作者の意図する文字ではなかった時、即ち誤タッチした時、これをキャンセルするためにデリートキーを備えている。なお、図示のタッチキーには、例えば住所検索における道路名を入力している場合、入力した「M」を頭文字にする道路が825件存在することも示している。
図1の例においては指示入力部2を備え、この中のタッチキー検出部3では、前記のようなタッチパネル1に対して、操作者が指等でタッチして指示を行ったキーを検出する。またキャンセル指示入力部4においては、操作者が指示したキーは意図するキーではないと思った時にこれをキャンセルするために、図示のタッチパネル例ではデリートキーにタッチした時、キャンセル指示入力部4でこれを検出し、前に行ったタッチキー入力は間違っていたものとしてその操作をキャンセルする。
図1の例においてはタッチパネルにキャンセルキーを備えていて、これにタッチすることによりキャンセル指示入力部4がこれを入力したものであるが、それ以外にタッチパネルを搭載した機器に、各種操作を行う際に共通のハードキーとしてのキャンセルキーを備えていることもあり、キャンセル指示入力部4ではそのようなハードキー操作も検出し入力する。また、例えば各種の機能を選択するために、それぞれの機能に対応したキーを多数表示している時、そのキーのいずれかを選択指示して、その機能を実行した時、意図する機能ではないことがわかり、元の機能選択画面に戻る操作が行われた時も、キャンセルの指示がなされたものとして検出する。このように、指示入力部2においては、タッチパネル1からの入力以外に、ハードキー操作、或いはカーソル操作等の各種指示を入力可能とする。入力終了検出部5では、タッチパネル1に対する一連の操作によって意図する入力がなされ、終了キー操作、或いは次の操作画面に移行する指示等がなされた時、一連の処理を終了するものとしてこれを検出する。
タッチ感応領域変更部11においては、本発明の最も基本的な処理を行う部分であり、誤タッチキーの感応部を周囲のキーの感応部に割り振る処理を行う。即ち、前記タッチパネル1のキー配列において、同図に示すように操作者が「M」にタッチした時、タッチキー検出部はこの「M」を検出するが、その後キャンセル指示入力部4でこのタッチ入力をキャンセルしたことを検出した時には、タッチ感応領域変更部11では、今回タッチした「M」に隣接する「C」「N」「W」「L」について、今回意図するキーではないとした「M」側に感応部を広げる処理を行う。
図1に示す例においては、誤タッチキーである「M」に隣接する4つのキーに均等に割り振った例を示しており、同図において(C)(N)(W)(L)として示している三角形の部分がそれぞれのキーにおいて感応領域を拡大した部分である。この時に無効化されたキー「M」については、そこに何のキーがあったか判別でき、前記のように感応領域が無くなったか狭くなったキーであることがわかる、例えば色を変える等の表示を行う。なお、上記の例はタッチ感応領域変更部11で行う一例のみを示したものであり、後述するように種々の態様で感応領域を変更することができる。
タッチパネル表示部6においては、例えば前記のようにタッチパネル1のキーのうち「M」にタッチした時、タッチキー検出部3がこれを検出した際には、タッチパネル表示部6は、画面の一部に今回タッチしたキーは「M」であることを表示する、等の各種の表示を行う。また、図1の例ではその「M」に対応するものは825件存在する等の表示も行っている。
タッチ検出キー対応出力部7においては、現在のタッチパネルのキー入力が前記のような文字や数字の入力である時には、タッチしたキーの文字或いは数字を表示する処理を行う。また、タッチパネル1にこのタッチパネルを備えている機器の各種機能に対応したキーを表示して、任意のキーにタッチすることによりその機能を行い、或いは次の機能選択画面を表示するようにしている時には、タッチ検出キー対応出力部7では、その時指示された機能を行う指示出力を行う。
タッチキー入力確定部8においては、操作者が前記のようにタッチパネル1に表示したキーに対してタッチし、その後キャンセル操作がなされず、次の操作が行われた時、先のキー操作は操作者の意図するキーであるものとして確定する。そのタッチキー入力確定により、前記タッチ検出キー対応出力部7は入力の確定に対応した出力を行う。また、タッチキーの入力が前記のように確定した時には、入力確定記憶部9でこれを記憶し、例えば最初のタッチ操作で「A」が確定した時、その次に続く一連の住所等の文字を記憶して、最終的な入力処理の終了時までこれを記憶しておく。
図1に示す例ではタッチ感応領域変更解除部10を備え、前記のように誤タッチキーに対する感応領域の変更処理を行った後、操作者がいずれかのキーにタッチしたことを検出時、今回の感応領域の変更処理は終了するものと見なしてこの状態を解除し、元の通常の感応領域の状態に戻すようにしている。
前記のような機能ブロックからなる本発明においては、例えば図2に示す作動フローにより実施することができる。図2に示すタッチパネル入力処理の例においては、最初タッチパネルにタッチ入力用キー表示を行う(ステップS1)。この時のキー表示は各種機器の各種入力機能において、任意の表示がなされるが、その際には例えば図9(a)〜(c)に示すような各種文字や数字を入力するキー配列、また、図5(c)に示すようなアルバム選択用キー配列、更に図6に示すような各種キー配列、等々のほぼ無限に等しい程のキー配列が存在する。
次いでタッチパネルのキー表示のキー表示部分にタッチ入力が行われ(ステップS2)、その後このタッチ入力を検出することによりタッチした部分に対応して出力を行う(ステップS3)。前記図1の例ではタッチパネルには任意の文字や数字を入力するキーを配置しており、その中の文字入力用のキーを選択して例えば「M」のキーにタッチすると、今回タッチしたキーが「M」であることを表示する出力が行われる。また、このタッチパネルに表示した「Delete」キーにタッチすると、先に行った操作をキャンセルする旨の出力を行う。また、タッチパネルに各種機能を行うためのキー表示を行っている時には、それらのキーにタッチすることにより、各機能を実行するための出力がなされる。
これらの処理は図1の指示入力部2におけるタッチキー検出部3で操作者が例えば「M」のキーにタッチしたことを検出した時、タッチ検出キー対応出力部7が、タッチパネル表示部6に対して、今回タッチしたキーは「M」であることを表示させることにより行っている。
その後図示の例では、キャンセル指示を入力したか否かを判別する(ステップS4)。ここで例えばキャンセルキー等を押さずに次の文字の入力のために新たなタッチ入力を行ったことを検出した時、或いはキーへのタッチにより次の機能の処理を開始した時等には、ステップS4でキャンセル指示は入力されなかったものと判別して、ステップS11に進む。
ステップS11においては前記のように、今回のタッチ入力を確定し、そのた後は、タッチ入力を終了するか否かを判別する(ステップS12)。前記のように一連のタッチキー入力は終了して次の画面に進む等の処理がなされた時には、ここでタッチ入力を終了すると判別して、一連のタッチパネル入力処理を終了する(ステップS13)。また、ステップS12において前記のような終了関連入力がない時には、未だ一連のタッチ入力は終了していないものとしてステップS2に戻り、次のタッチ入力を行って前記作動を繰り返す。
前記ステップS4においてキャンセル指示を入力したと判別した時、即ち図1のキャンセル指示入力部4でキャンセルする旨の指示入力を検出した時には、ステップS5に進んで、タッチしたキーの感応部分を、周囲のキーの感応部分に割り振る。前記図1と同様のタッチキーを用いた図3(a)のように「M」のキーにタッチしたときには、同図(b)に示すように誤タッチしたキー「M」は次には選択されることはないものとして、その感応部を隣接するキーの感応部に全て割り振る。前記説明は、図1のタッチ感応領域変更部11の説明で述べたとおりである。
それに対して図3(c)に示す他のタッチキー割り振り変更例2では、先に誤タッチしたキー「M」についても小さな感応部分を残しておき、その周囲の部分を隣接するキーの感応部分に割り振っている。これらの作動も図1のタッチ感応領域変更部11において行っている。誤タッチ時におけるキー感応部の割り振りに際しては、そのほか同図(d)に示すように、誤タッチキー「M」に隣接するキーとしてそのコーナー部分に存在する「B」「D」「X」「V」についても領域を拡大し、本来の「M」の領域の4隅にこれを配置しても良い。
また、同図(e)に示すように、前記本来の「M」の領域の4隅の部分に配置した拡大領域を、それぞれ本来の「M」のコーナー部分の各キーに連続するように領域を定めることもできる。その際にはそれぞれ周囲のキーの感応領域の一部を使用することとなるが、「M」のコーナー部分に位置する各キーについては、同図(d)に示す例よりも入力がし易くなる。なお、このような感応領域の変更の作動は、図1のタッチ感応領域変更部11において行っている。
その後前記のようにして誤タッチしたキーを他のキーとは識別可能に表示する(ステップS6)。この時の識別可能な表示手法としては種々の態様で実施することができるが、例えば他のキーの色とは異なる色とし、或いはキー表示を小さくし、更にはキーを薄く表示する等、種々の手法によって、その部分のキーをタッチしても機能しないこと、或いはタッチ感応領域が狭くなっていることを操作者に示すことができる。
次いでタッチパネルのキー表示部分に再度タッチ入力を行い(ステップS7)、タッチした部分が何のキーであるかの表示、或いは何の機能を行うのか等、タッチしたキーに対応して出力がなされる(ステップS8)。図2の例においてはその後、タッチ感応部分の変更を解除している(ステップS9)。この処理は、図1のタッチ感応領域変更部11で、誤タッチキーに対する感応領域の変更処理を行った後に、タッチキー検出部3で次のタッチ入力があったことを検出した時に、タッチ感応領域変更解除部10で、先の感応部分の割り振りを解除することにより行っている。
その後は前記ステップS4と同様に、キャンセル指示を入力したか否かを判別し(ステップS10)、キャンセル指示を入力していないと判別した時にはステップS11に進んで今回のタッチ入力を確定し、以降は前記の作動を行う。それに対してステップS10でキャンセル指示を入力したと判別した時には、ステップS5に戻って前記の作動を繰り返す。
但しそれ以外に、誤タッチキーの周囲のキーの感応領域を拡大して、その後のタッチ入力でその感応領域を拡大したキーにタッチしたにも関わらず、そのタッチ入力は誤タッチであるとしてキャンセルされた時には、再度のタッチもその周囲のキーにタッチする筈であったものと判断し、先の誤タッチキー周囲の感応領域の拡大と同様の処理を行うようにしても良い。その時には最初に誤タッチしたキーと共に、今回誤タッチしたキーについても、その周囲のキーの感応領域を広げることによって無効化しても良く、また図3(c)の例と同様に、誤タッチキーについては小面積の感応領域として残すようにしても良い。
上記のような一連の処理を行う結果、本発明においては例えば図4に示すようなタッチパネルの表示がなされる。図4に示すタッチパネルの例においては、図1及び図3のタッチパネルと同様のキー配列を備えたタッチパネルの使用例を示し、このタッチパネルによってストリート名を入力しようとしている状態を示している。
図4に示す例においては、最初同図(a)に示すように、タッチキーのほとんどを通常表示している状態から、操作者が前記の例と同様に「M」のキーにタッチ入力した時、同図(b)に示すような表示がなされる。即ち、今回タッチしたキーは「M」であることを、上方の入力表示欄に表示している。この時、検索数の欄には最初が「M」のストリート名は825件であることを示している。
なお、同図(a)には検索対象が9007件であることを示している。また、同図(b)においては、もしも操作者が先にタッチしたキー「M」が正しいとなった時は、次に入力する文字は、データベースの検索の結果及び検索機能の点から、明るく示しているキーであることを示している。図示の例では「A」「C」「E」・・・等のキーは次の文字として候補になる文字であり、それに対して「B」「D」「F」・・・等のキーは次の文字として候補にならないことを示している。
図4(b)において、「M」のキーをタッチしたことを操作者は入力表示欄に「M」が表示されたことにより知り、本来はその隣の「N」を押したかったのに誤タッチしてしまったことを知る。ここで操作者はキャンセルキーを押すと、同図(c)のように前記(a)と同様の初期画面に戻る。但し、この時前記のように誤タッチキー「M」とそれに隣接するキーについて、感応領域の割り振りが行われ、周囲のキーについては感応領域の拡大がなされると共に、誤タッチキーについては感応領域が無くなり、或いは縮小する。このような処理が行われたことは、誤タッチキーである「M」が図中小さく表示されていることにより、その状態を知ることができるようにしている。
図4(c)に示す状態から再度操作者がタッチ入力を行う時、「N」の感応領域にタッチすると、同図(d)のような表示がなされる。即ち、入力表示欄には今回は「N」のキーにタッチしたことを示し、データベースを検索した結果Nに続く文字が存在するキー以外のキーはある程度目立たない表示とする。この時、図2の作動フローの例では、今回は感応領域の変更を行った誤タッチキーの周囲のキーにタッチしたことを検出することにより、感応領域の変更を解除している。この状態は、先に誤タッチキー「M」について感応領域の無効化、或いは縮小を行ったことにより小さく表示していたのに対して、これを解除することにより元の大きさに戻している。
図示の例ではタッチキー「M」に誤タッチしたことにより、周囲のキーの感応領域の拡大変更を行った後、感応領域を拡大変更したキーにタッチした例を示したが、ここで操作者が先に「M」のキーをタッチしたのは全くの勘違いであり、本来は「例えば「G」のキーをタッチしなければならなかったことに気が付いたような場合、或いは誤タッチ「M]とは少し離れた例えば「O」のキーであった時のような場合も、タッチ感応部分の変更を解除する。
この点に関し、前記従来の技術においては、誤タッチキーの周囲のキーを含めて拡大表示するため、本来のキー表示が見えなくなっており、誤タッチキーの周囲のキーではないキーをタッチしようとすると、その拡大表示を解除して、当初のキー表示に戻さなければならないのに対して、本発明においてはこのような拡大表示を行うことがないので、この問題を解決することができる。
前記の例においてはタッチキーとして文字や数字を表示したキーの例を示したが、それ以外に種々のキーを表示する場合にも適用でき、例えば図5(a)に示すような携帯電話や、(b)に示すような携帯情報端末において、内部のメモリに記録している多量のオーディオを選択して聴こうとする時、例えばジャケット写真を表示して選択する時のような場合にも適用することができる。
図5に示す例では同図(c)のようにA〜Lの多数並んだジャケット写真の中から利用者がタッチしたジャケット写真のアルバムを選択する時、同図(c)のHとして示すジャケット写真にタッチしたことを検出し、次の画面でその中に含まれる曲が表示された際に、利用者は誤タッチに気が付いて元の画面に戻る操作を行うこととなる。その時には同図(d)に示すように、誤タッチキー(K)の周囲のキー(E)(I)(K)(G)に対して感応部の割り振りを行う。この時の割り振りは同図(d)の例以外に、前記図4(c)〜(e)と同様に、種々の態様で割り振りを行うことができる。
本発明は更に、例えば図6(a)に示すような、縦に並んだキーの中から任意のキーを選択する時にも同様に利用することができる。即ち、例えば前記図5の例において、利用者が任意のアルバムを選択した時、そのアルバムに含まれる曲名を図6(a)のように列挙し、その中から任意の曲をタッチ入力により選曲しようとした場合に相当する。図示の例では「CCCC」に誤タッチしたため、もう一度選択をし直そうとした際には、同図(b)のように誤タッチしたキーの感応部に対して、上下のキーの感応部がその範囲を広げる割り振りを行う。その結果「BBBB」と「DDDD」のキーの感応部が広くなり、誤タッチの修正がし易くなる。
そのほか、図6(c)に示すれいにおいては、「A」のキーを中心に「B」「C」「D」「E」「F」のキーを配置したデザインを採用した時、中心の「A」のキーに誤タッチしたことに気が付いて、元の画面に戻る時、例えば同図(d)のように、「A」のキーの周囲のキーにおける感応部を均等に「A」のキーの感応部に広げる割り振りを行った例を示している。
また、前記の例においては感応部を密着して配置した例を示したが、そのほか図6(e)に示すように、感応部がそれぞれ分離している時でも、同図(f)のように誤タッチしたキーの感応部を(F)(J)(M)(H)のように配置し、この部分にタッチしてもそれぞれのキーにタッチしたものとして扱うような感応部の割り振りを行うこともできる。
前記のように本発明は種々の態様で実施することができるが、同様の趣旨で更に種々の態様で実施することができることはいうまでもない。
1 タッチパネル
2 指示入力部
3 タッチキー検出部
4 キャンセル指示入力部
5 入力終了検出部
6 タッチパネル表示部
7 タッチ検出キー対応出力部
8 タッチキー入力確定部
9 入力確定記憶部
10 タッチ感応領域変更解除部
11 タッチ感応領域変更部

Claims (5)

  1. タッチパネルに表示した複数のキーのいずれかにタッチしたことを検出するタッチキー検出手段と、
    前記タッチキー検出手段でキーへのタッチを検出した後、当該キーへのタッチを取り消す操作が行われたことを入力するキャンセル指示入力手段と、
    前記キャンセル指示入力手段に当該キーへのタッチを取り消す操作が入力された時、当該キーの表示領域に予め設定されたタッチ感応領域を分割し、分割されたタッチ感応領域を当該キーの周囲にある各キーそれぞれに割り振るタッチ感応領域変更手段とを備えたことを特徴とする入力補助機能付タッチセンサー。
  2. 前記タッチ感応領域変更手段は、前記当該キーの表示領域に予め設定されたタッチ感応領域の全領域を、周囲にある各キーに割り振ることを特徴とする請求項1記載の入力補助機能付タッチセンサー。
  3. 前記タッチ感応領域変更手段は、前記当該キーの表示領域に予め設定されたタッチ感応領域の周縁の内側のみを、周囲にある各キーに割り振ることを特徴とする請求項1記載の入力補助機能付タッチセンサー。
  4. 前記当該キーの表示領域上には、周囲のキーの感応領域に変更したことを示す境界線を表示するタッチパネル表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の入力補助機能付タッチセンサー。
  5. 前記入力補助機能付タッチセンサーを車両用ナビゲーション装置のモニタに適用したことを特徴とする請求項1記載の入力補助機能付タッチセンサー。
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