JP2007280153A - 文字入力装置、文字入力方法、文字入力プログラム、及び携帯端末装置 - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法、文字入力プログラム、及び携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 タッチパネルに表示された文字キーをタッチ操作して文字入力を行う携帯端末装置において、上記文字キーの押し間違い等の誤入力操作を防止する。
【解決手段】 文字入力時において、最初に一つのキーに対して複数の文字が割り当てられた複数文字割当キーをタッチパネル上に表示し、所望の複数文字割当キーがタッチ操作された際に、この複数文字割当キーに割り当てられている各文字の入力頻度を入力頻度テーブルから検出する。そして、大きな値の入力頻度を有する文字を大きな入力領域で表示する。また、2文字目以降は、先に入力された文字の次に入力される確率の高い文字を、各文字の入力頻度から検出し、再度、大きな値の入力頻度を有する文字を大きな入力領域で表示する。これにより、入力頻度の高い文字の入力領域を大きくとることができるため、押し間違い等の誤入力操作を防止することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、タッチパネルを備えた携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯型のゲーム機等の携帯機器に適用して好適な文字入力装置、文字入力方法、文字入力プログラム、及び携帯端末装置に関し、特に入力候補となる複数の文字や数字等を一覧的に表示する際に、使用頻度の高い文字や数字を、他の文字や数字よりも拡大して表示することで、所望の文字や数字等の入力を、より簡単に行えるようにした文字入力装置、文字入力方法、文字入力プログラム、及び携帯端末装置に関する。
特開平4−127310号の公開特許公報(特許文献1)に、一覧的に表示された文字の入力候補の中から所望の入力候補を選択する際に、押し間違いにより、誤って希望する入力候補以外の入力候補を選択してしまう不都合を防止した文字入力方式が開示されている。
この文字入力方式においては、タッチパネル上に複数の集合キーを表示する。これら各集合キーには、それぞれ複数の文字が割り当てられており、ユーザは、ディジタイザ用入力ペンで入力を希望する文字が割り当てられている集合キーをタッチ操作により選択する。この選択がなされると、上記複数の集合キーに代えて、上記タッチ操作により選択された集合キーに割り当てられている各文字に対応する単位キーをそれぞれ拡大表示する。ユーザは、再度、ディジタイザ用入力ペンを用いて、これら拡大表示された各単位キーのうち、入力を希望する文字に対応する単位キーをタッチ操作により選択する。
これにより、拡大表示された各単位キーに対応する文字の中から、入力を希望する文字を選択することができるため、押し間違いによる誤入力を防止することができる。
特開平4−127310号公報(第4頁〜第5頁:図1)
しかし、特許文献1に開示されている文字入力方式の場合、各文字の単位キーを拡大表示した際の大きさは、各集合キーと同じ大きさとなる。例えば、各集合キーがそれぞれ50画素×50画素の大きさで表示されていたとすると、各文字の単位キーもそれぞれ50画素×50画素の大きさで表示されるようになっている。
すなわち、特許文献1に開示されている文字入力方式の場合、各集合キーの表示領域、及び各単位キーの表示領域は、共に予め固定された同じ大きさの表示領域となっており、この固定された同じ大きさの表示領域に、集合キー或いは単位キーが表示されるようになっている。
このため、この集合キー或いは単位キーを操作するユーザにとって、集合キーが表示された場合でも、単位キーが表示された場合でも、それぞれ表示領域の大きさが変わらないことから、その操作範囲は変わらず、該集合キー及び単位キーに固定的に割り当てられた表示領域(=操作範囲)を操作せざるを得なかった。このため、各単位キーの表示サイズは以前として小さいものとなり、老人や視力の低いユーザ、手袋を装着して操作するユーザ、或いは指の太いユーザ等にとっては、やはり所望の文字が選択操作し難いものとなる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、タッチパネル上に表示する各文字の入力操作領域のうち、ユーザから入力される可能性の高い文字の入力操作領域を、他の文字の入力操作領域よりも拡大して割り当てることで、文字の選択操作の操作性の向上を通じて誤入力の防止を図った文字入力装置、文字入力方法、文字入力プログラム、及び携帯端末装置の提供を目的とする。
本発明に係る文字入力装置は、上述の課題を解決するための手段として、
タッチパネル機能を備えた表示手段と、
各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段と、
入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、上記入力頻度記憶手段から各文字の入力頻度を検出し、上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定し、この決定した各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示する表示制御手段と
上記表示制御手段により上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段と
を有する。
また、本発明に係る文字入力方法は、上述の課題を解決するための手段として、
タッチパネル機能を備えた表示手段に対して、入力候補となる複数の文字を表示する際に、入力頻度検出手段が、各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出するステップと、
タッチ操作領域決定手段が、上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記ステップにおいて検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するステップと、
表示制御手段が、上記ステップにおいて決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示するステップと、
入力処理手段が、上記ステップにおいて上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行うステップと
を有する。
また、本発明に係る文字入力プログラムは、上述の課題を解決するために、
タッチパネル機能を備えた表示手段に対して、入力候補となる複数の文字を表示する際に、各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出する入力頻度検出手段としてコンピュータを機能させ、
上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記入力頻度検出手段としてコンピュータを機能させることで検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するタッチ操作領域決定手段としてコンピュータを機能させ、
上記タッチ操作領域決定手段としてコンピュータを機能させることで決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示する表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
上記表示制御手段としてコンピュータを機能させることで上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段としてコンピュータを機能させる。
また、本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
タッチパネル機能を備えた表示手段と、
各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段と、
入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、上記入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出する入力頻度検出手段と、
上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記入力頻度検出手段により検出された入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するタッチ操作領域決定手段と、
上記タッチ操作領域決定手段により決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示する表示制御手段と、
上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段と
を有する。
このような本発明は、入力候補となる複数の文字を表示する際、この表示する各文字の入力頻度に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を可変して該各文字の表示を行う。これにより、入力頻度の高い文字は大きなタッチ操作領域を用いて表示されることとなるため、文字入力操作をし易くすることができる。
本発明は、タッチパネル上に表示する各文字のタッチ操作領域のうち、ユーザから入力される可能性の高い文字のタッチ操作領域を、他の文字のタッチ操作領域よりも拡大して割り当てることで、文字の選択操作の操作性の向上を図ることができる。このため、文字の選択操作の操作性の向上を通じて誤入力の防止を図ることができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
この本発明の実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように基地局との間で無線通信を行うアンテナ1及び通信回路2と、着信音や受話音声等の音響出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声を集音するマイクロホン部4と、画像(動画像、静止画像等)や文字等を表示するための表示部5と、文字等の入力操作や所望のメニューの選択操作等を行うための操作部6とを有している。
また、この携帯電話機は、発着信等を光で知らせるための発光部7(LED:Light Emitting Diode)と、所望の被写体の静止画像或いは動画像を撮像するためのカメラ部8と、当該携帯電話機の筐体を振動させて発着信等をユーザに知らせるためのバイブレーションユニット9と、現在時刻をカウントするタイマ10と、各種プログラムやデータ等が記憶されたメモリ11と、当該携帯電話機全体の動作を制御する制御部12とを有している。
メモリ11には、基地局を介した無線通信処理を行うための通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)、カメラ部8を撮像制御するためのカメラ制御プログラム、音楽データを再生するための音楽プレーヤプログラム、この音楽プレーヤプログラムで再生される音楽データ、ユーザの所望の日時に所望のスケジュールが登録されたスケジュール帳、各ユーザの電話番号や電子メールアドレス等が登録された電話帳、発着信した電子メールのデータ、電話や電子メールの発着信履歴等が記憶されている。
また、このメモリ11には、電子メールの作成時やスケジュール或いは電話帳に対する登録時等の文字入力時に文字入力処理を行うための文字入力プログラムと、各文字の文字データ及び各語句の語句データが登録されている辞書データと、この辞書データに登録されている各語句と該各語句の入力頻度との関係を示す入力頻度テーブルとが記憶されている。
〔入力頻度テーブル〕
この実施の形態の携帯電話機は、表示部5がタッチパネルとなっており、ユーザは、指やスタイラスペン等を用いて、表示部5に表示されている文字等のうち、入力を希望する文字の表示領域をタッチ操作すると、制御部12が、このユーザによりタッチ操作された領域に表示している文字の文字入力処理を行うようになっている。
また、制御部12は、ユーザにより、このような文字入力操作が行われると、この入力された文字に基づいてメモリ11に記憶されている辞書データを参照し、ユーザにより入力された語句の検出を行う。そして、メモリ11の入力頻度テーブルに登録されている各語句のうち、上記辞書データから検出した語句の各文字の入力頻度の値を、当該語句の入力が行われる毎に「1」ずつ加算処理するようになっている。
具体的には、例えばユーザの上記タッチ操作により、「こ」、「ん」、「に」、「ち」、「は」との文字が順次入力操作された場合、制御部12は、該各文字が入力操作される毎に辞書データを参照する。これにより、上記「は」の文字が入力操作されたタイミングで、上記辞書データから「こんにちは」との語句を検出することとなる。
メモリ11には、1文字目の入力頻度テーブル、2文字目の入力頻度テーブル、3文字目の入力頻度テーブル、4文字目の入力頻度テーブル、5文字目の入力頻度テーブル・・・等のように、各文字の順番に対応した複数の入力頻度テーブルが設けられている。また、各入力頻度テーブルには、語句と、そのテーブルに対応する順番の文字の行及び列と、この行及び列の文字の入力頻度とが登録されている。
すなわち、図2は、1番目の文字の入力頻度テーブルを示しているのであるが、この図2からわかるように、1番目の文字の入力頻度テーブルには、「こんにちは」、「こんばんは」、「今日」・・・等の語句と、この各語句の1番目の文字の行及び列と、この行及び列の文字の入力頻度とが登録されている。
五十音表における「あ行」を1行目、「か行」を2行目、「さ行」を3行目・・・として数え、「あ列」を1列目、「い列」を2列目、「う列」を3列目・・・として数えた場合、この1番目の文字の入力頻度テーブルにおける上記「こんにちは」の語句の1文字目となる「こ」の文字は「2行5列(=か行お列)」の文字となる。また、「こんばんは」の語句の1文字目となる「こ」の文字は「2行5列(=か行お列)」の文字となる。また、「きょう」の語句の1文字目となる「き」の文字は「2行2列(=か行い列)」の文字となる。
このため、制御部12は、ユーザにより「こんにちは」或いは「こんばんは」との語句が入力操作されると、1番目の文字の入力頻度テーブルにおける「2行5列」の文字(=「こ」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。また、制御部12は、ユーザにより「きょう(今日)」或いは「きのう(昨日)」との語句が入力操作されると、1番目の文字の入力頻度テーブルにおける「2行2列」の文字(=「き」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。
2番目の文字の入力頻度テーブルも同様であり、「こんにちは」、「こんばんは」、「きょう(今日)」、「きのう(昨日)」・・・等の語句と、この各語句の2番目の文字の行及び列と、この行及び列の文字の入力頻度とが登録されている。
この2番目の文字の入力頻度テーブルにおける上記「こんにちは」の語句の2文字目となる「ん」の文字は「10行2列(=わ行い列)」の文字となる。また、「こんばんは」の語句の2文字目となる「ん」の文字も「10行2列(=わ行い列)」の文字となる。また、「きのう」の語句の2文字目となる「の」の文字は「5行5列(=な行お列)」の文字となる。
このため、制御部12は、ユーザにより「こんにちは」或いは「こんばんは」との語句が入力操作されると、2番目の文字の入力頻度テーブルにおける「10行2列」の文字(=「ん」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。また、制御部12は、ユーザにより「きのう(昨日)」との語句が入力操作されると、2番目の文字の入力頻度テーブルにおける「5行5列」の文字(=「の」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。
3番目の文字の入力頻度テーブルも同様であり、「こんにちは」、「こんばんは」、「きょう(今日)」、「きのう(昨日)」・・・等の語句と、この各語句の3番目の文字の行及び列と、この行及び列の文字の入力頻度とが登録されている。
この3番目の文字の入力頻度テーブルにおける上記「こんにちは」の語句の3文字目となる「に」の文字は「5行2列(=な行い列)」の文字となる。また、「きのう」の語句の3文字目となる「う」の文字は「1行3列(=あ行う列)」の文字となる。
このため、制御部12は、ユーザにより「こんにちは」との語句が入力操作されると、3番目の文字の入力頻度テーブルにおける「5行2列」の文字(=「に」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。また、制御部12は、ユーザにより「きのう(昨日)」との語句が入力操作されると、3番目の文字の入力頻度テーブルにおける「1行3列」の文字(=「う」の文字)の入力頻度を「1」加算処理する。
制御部12は、このように各文字の順番の入力頻度テーブルに記憶された各文字の入力頻度の値を、以下に説明する文字入力処理の際に、同じ行及び列の文字の入力頻度の値をそれぞれ加算処理し、この加算処理により得られた値を、その文字の入力頻度として用いるようになっている。
すなわち、図2に示す1番目の文字の入力頻度テーブルにおいて、上記「こんにちは」及び「こんばんは」の各語句の1番目の文字となる「こ」の文字は、それぞれ「2行5列(=か行お列)」の文字となる。また、入力頻度テーブルに登録されている上記「こんにちは」との語句の「こ」の文字の入力頻度の値は「10」であり、上記「こんばんは」との語句の「こ」の文字の入力頻度の値は「5」である。
このため、制御部12は、文字入力処理の際に、図2に示すように「こんにちは」との語句の「こ」の文字の入力頻度の値「10」と、上記「こんばんは」との語句の「こ」の文字の入力頻度の値「5」とを加算処理し、この加算処理により得られた「15」の値の入力頻度を、「2行5列」の文字である「こ」の文字の入力頻度として用いる。
同様に、図2に示す1番目の文字の入力頻度テーブルにおいて、上記「きょう(今日)」及び「きのう(昨日)」の各語句の1番目の文字となる「き」の文字は、それぞれ「2行2列(=か行い列)」の文字となる。また、入力頻度テーブルに登録されている上記「きょう」との語句の「き」の文字の入力頻度の値は「3」であり、上記「きのう」との語句の「き」の文字の入力頻度の値は「3」である。
このため、制御部12は、文字入力処理の際に、図2に示すように「きょう」との語句の「き」の文字の入力頻度の値「3」と、上記「きのう」との語句の「き」の文字の入力頻度の値「3」とを加算処理し、この加算処理により得られた「6」の値の入力頻度を、「2行2列」の文字である「き」の文字の入力頻度として用いる。
なお、2番目以降の文字の入力頻度テーブルにおいても同様であり、制御部12は、同じ行及び列の文字の入力頻度をそれぞれ加算処理し、この加算処理により得られた値を、その行及び列の文字の入力頻度として用いる。
[文字入力処理動作]
このような実施の形態の携帯電話機は、電子メールの作成時、スケジュール帳に対するスケジュールの登録時、或いは電話帳に対するユーザ名や電話番号や電子メールアドレスの登録時等の文字入力時に、制御部12がメモリ11に記憶されている文字入力プログラムに基づいて動作することで上記入力頻度テーブルを参照し、各文字の入力頻度に応じて該各文字の表示領域(=操作領域)の大きさを可変するようになっている。なお、ここで用いる「文字」の概念は、ひらがな、カタカナ、アルファベット等の文字以外の数字や記号等も含む概念として用いている。
[ひらがなの入力動作]
図3のフローチャートに、ひらがなの入力を行う場合の文字入力処理の流れを示す。このフローチャートは、ユーザにより、電子メールの作成やスケジュール帳に対するスケジュールの登録等が指定されることで、制御部12がメモリ11に記憶されている文字入力プログラムに基づいてスタートさせる。
まず、ステップS1では、制御部12が、文字入力初期画面を表示部5に表示制御する。図4は、電子メールの作成時における上記文字入力初期画面の一例を示している。この図4に示すように、電子メールの作成時における上記文字入力初期画面は、ユーザにより入力された文字が表示される入力文字表示領域と、入力を行う文字を選択するための入力文字選択領域とを有している。
入力文字選択領域には、それぞれ複数の文字が割り当てられている複数文字割当キーが表示されるようになっている。具体的には、この図4に示す例の場合、「あ行」〜「わ行」の各複数文字割当キーが表示されている。ユーザは、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」のうち、いずれかの文字の入力を行う場合には、指やスタイラスペン等で「あ行」の複数文字割当キーが表示されている表示領域をタッチ操作する。同様に、ユーザは、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」のうち、いずれかの文字の入力を行う場合には、指やスタイラスペン等で「か行」の複数文字割当キーが表示されている表示領域をタッチ操作する。同様に、ユーザは、「さ」、「し」、「す」、「せ」、「そ」のうち、いずれかの文字の入力を行う場合には、指やスタイラスペン等で「さ行」の複数文字割当キーが表示されている表示領域をタッチ操作する。
制御部12は、タッチパネルとなっている表示部5の操作状態を監視することで、ステップS2において、この文字入力初期画面におけるいずれかの複数文字割当キーが選択操作(=タッチ操作)されたか否かを判別する。そして、いずれかの複数文字割当キーの選択操作を検出したタイミングで、処理をステップS3に進める。
ステップS3では、制御部12が、上記選択操作がなされた複数文字割当キーに基づいて、メモリ11に記憶されている1番目の文字の入力頻度テーブルを参照し、この複数文字割当キーに割り当てられている各単一文字キーの表示領域の大きさを決定して、処理をステップS4に進める。
具体的には、上記文字入力初期画面において、例えば「か行」の複数文字割当キーが選択操作された場合、制御部12は、この「か行」の複数文字割当キーに割り当てられている「か」を頭文字とする語句、「き」を頭文字とする語句、「く」を頭文字とする語句、「け」を頭文字とする語句、「こ」を頭文字とする語句をそれぞれ入力頻度テーブルから検出すると共に、この入力頻度テーブルに記憶されている「か」を頭文字とする語句の入力頻度を加算処理し、また、「き」を頭文字とする語句の入力頻度を加算処理し、「く」を頭文字とする語句の入力頻度を加算処理し、「け」を頭文字とする語句の入力頻度を加算処理し、「こ」を頭文字とする語句の入力頻度を加算処理する。そして、この加算処理により得られた値を「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の各文字の入力頻度を示す値として検出する。
図2に示す例の場合、「き」を頭文字とする語句である「きょう(今日)」及び「きのう(昨日)」の各語句の入力頻度を示す値は、共に「3」である。このため、制御部12は、この「きょう(今日)」及び「きのう(昨日)」の各語句の入力頻度を示す値をそれぞれ加算処理することで得られた「6(3+3)」との値を、「き」の文字の入力頻度を示す値として検出する。
同様に、図2に示す例において、「こ」を頭文字とする語句である「こんにちは」の語句の入力頻度を示す値は「10」で、「こんばんは」の語句の入力頻度を示す値は「5」である。このため、制御部12は、この「こんにちは」及び「こんばんは」の各語句の入力頻度を示す値をそれぞれ加算処理することで得られた「15(10+5)」との値を、「こ」の文字の入力頻度を示す値として検出する。
制御部12は、このようにして複数文字割当キーに割り当てられている各文字の入力頻度を検出すると、この入力頻度の値が大きい文字の表示領域(=操作領域)が、入力頻度の値が小さな文字の表示領域よりも大きな表示領域となるように、該各文字に対応する単一文字キーの表示領域の大きさを決定する。
そして、ステップS4において、制御部12は、大きな表示領域には、入力頻度の値が大きな文字の単一文字キーを表示し、小さな表示領域には、入力頻度の値が小さな文字の単一文字キーを表示するように、上記ステップS3で決定した各表示領域に対して各文字の単一文字キーの表示制御を行う。
図5に、単一文字キーの表示例を示す。この図5は、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の各文字のうち、「こ」の文字の入力頻度の値が一番大きな値であり、「か」の文字の入力頻度の値が二番目に大きな値であった場合の表示例を示している。
この図5に示す例では、一番大きな入力頻度の値を有する「こ」の文字の単一文字キーが表示部5の入力文字表示領域の、向かって左側に大きな表示領域を用いて表示され、二番目に大きな入力頻度の値を有する「か」の文字の単一文字キーが表示部5の入力文字表示領域の、向かって右側に、上記「こ」の文字の単一文字キーと同じ大きさの表示領域を用いて表示されている。また、「か行」における他の文字となる「き」、「く」、「け」の各文字は、上記「こ」及び「か」の各文字の下側に設けられた3つの小表示領域を用いてそれぞれ表示されている。
〔入力された文字の表示動作〕
次に、ユーザは、このように一部が拡大表示された各単一文字キーの中から所望の単一文字キーをタッチ操作することで所望の文字の入力を指定する。制御部12は、図3のフローチャートのステップS5において、表示部5のタッチパネルの操作状態を監視することで、この所望の文字の入力が指定されたか否かを判別している。
制御部12は、単一文字キーのタッチ操作を検出しない場合、ステップS6に処理を進め、いずれかの単一文字キーのタッチ操作を検出した場合、処理をステップS10に進める。制御部12は、ステップS10に処理を進めると、タッチ操作を検出した表示領域に表示している単一文字キーに対応する文字を、表示部5の入力文字表示領域に表示制御する。
図5に示す例は、入力文字選択領域に表示された「こ」、「か」、「き」、「く」、「け」の各文字の単一文字キーのうち、「こ」の文字の単一文字キーがタッチ操作された例である。この場合、制御部12は、「こ」の文字を表示部5の入力文字表示領域に表示制御することで、ユーザに対して「こ」の文字の入力がなされたことを知らしめるようになっている。
〔2文字目以降の入力処理〕
制御部12は、このようにユーザから入力が指定された1番目の文字の表示制御を行うと、処理をステップS3に戻し、メモリ11に記憶されている2番目の文字の入力頻度テーブルから、上記1番目に入力された文字を頭文字とする各語句の2番目の文字の入力頻度を検出する。そして、上述のように、同じ行及び列の文字の入力頻度同士を加算処理し、この加算処理により得られた各文字の入力頻度の値に応じて、該各文字に対応する各単一文字キーの表示領域の大きさを決定し、ステップS5において、入力頻度の値が大きな文字を大きな表示領域に表示制御する。
すなわち、1文字目に例えば「こ」の文字が入力操作された場合、制御部12は、この「こ」の文字を1文字目とする語句を、2番目の文字の入力頻度テーブルから検出する。これにより、2番目の文字の入力頻度テーブルからは、例えば「こんにちは」、「こんばんは」、「このあいだ(この間)」、「この」等の語句が検出されることとなる。
次に制御部12は、これらの語句の2番目の文字の入力頻度をそれぞれ検出する。そして、「こんにちは」及び「こんばんは」の各語句は、2文字目の文字として同じ行及び列の文字である「ん」の文字を有しているため、各語句の入力頻度を加算し、この加算処理した入力頻度の値を「ん」の文字の入力頻度として検出する。
同様に、「このあいだ」及び「この」の各語句は、2文字目の文字として同じ行及び列の文字である「の」の文字を有しているため、制御部12は、各語句の入力頻度を加算し、この加算処理した入力頻度の値を「の」の文字の入力頻度として検出する。
次に制御部12は、図5の例と同様に、入力頻度の値が大きな文字を大きな表示領域に表示制御する。これにより、1文字目として選択された文字に続く2文字目として、入力頻度が高い文字の単一文字キーが、入力頻度の低い文字よりも大きな表示領域で表示されることとなる。
3文字目の場合も同様である。すなわち、制御部12は、ユーザから入力が指定された2番目の文字の表示制御を行うと、処理をステップS3に戻し、メモリ11に記憶されている3番目の文字の入力頻度テーブルから、上記1番目及び2番目の文字として、ユーザにより入力された1番目及び2番目の文字を有する各語句の3番目の文字の入力頻度を検出する。そして、上述のように、同じ行及び列の文字の入力頻度同士を加算処理し、この加算処理により得られた各文字の入力頻度の値に応じて、該各文字に対応する各単一文字キーの表示領域の大きさを決定し、ステップS5において、入力頻度の値が大きな文字を大きな表示領域に表示制御する。
このように、ユーザにより入力された文字に基づいて(1文字目は、文字入力初期画面から選択された文字:図4参照)、次に入力される確率の高い文字を検出し、これを大きな表示領域を用いて表示することで、老人や視力の低いユーザでも、入力を希望する文字が視認し易くなり、誤入力操作を防止することができる。また、入力される確率の高い文字に対しては、大きな操作領域が割り当てられているため、手袋を装着して操作するユーザや指の太いユーザでも、入力を希望する文字の操作領域を的確に操作可能とすることができ、誤入力操作を防止することができる。
〔他ボタンの拡大表示動作〕
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、入力頻度に値に応じて拡大表示した単一文字キー以外の単一文字キーも拡大表示可能となっている。すなわち、当該実施の形態の携帯電話機の場合、拡大表示される単一文字キーは、過去の入力操作における入力頻度に応じて決定され表示されるのであるが、この入力頻度に応じて表示された単一文字キー以外の単一文字キーを拡大表示したい場合、ユーザは、指等により図5に示す「他ボタン拡大キー」をタッチ操作する。
制御部12は、図5のフローチャートのステップS6において、この「他ボタン拡大キー」のタッチ操作の有無を監視しており、「他ボタン拡大キー」のタッチ操作を検出した場合、処理をステップS4に戻し、最初に拡大表示した単一文字キー以外の単一文字キーの入力頻度を、上述の入力頻度テーブルから検出する。そして、上述と同様に、入力頻度の高い順に大きな表示領域を割り当てて単一文字キーの表示を行う。
すなわち、図5の例の場合、最初に「こ」及び「か」の単一文字キーを拡大表示するのであるが、制御部12は、他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出すると、入力頻度テーブルを参照して「き」、「く」、「け」の各文字に対応する入力頻度を検出する。例えば、「き」の文字に対応する入力頻度が「5」、「く」の文字に対応する入力頻度が「3」、「け」の文字に対応する入力頻度が「2」であった場合、制御部12は、この中で一番大きな入力頻度の値を有する「き」の文字の単一文字キー、及び二番目に大きな入力頻度の値を有する「く」の文字の単一文字キーを、上記最初に拡大表示した「こ」及び「か」の単一文字キーに代えて拡大表示する。これにより、図5に示す「こ」及び「か」の各表示領域には、「き」及び「く」の各文字の単一文字キーが拡大表示され、図5に示す「き」、「く」、「け」の各表示領域には、「け」、「こ」、「か」の各文字の単一文字キーが表示されることとなる。
また、この状態でさらに他ボタン拡大キーがタッチ操作されると、制御部12は、「か」〜「こ」の各文字のうち、入力頻度の値が一番小さな値を有する「け」の文字の単一文字キーを拡大表示すると共に、入力頻度の値が一番大きな値を有する「こ」の文字の単一文字キーを拡大表示する。
すなわち、制御部12は、他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出する毎に、拡大表示領域に表示する単一文字キーを、各文字の入力頻度の値に応じて順次入れ替えて表示するようになっている。これにより、最初に所望の文字に対応する単一文字キーが拡大表示されない場合でも、他ボタン拡大キーをタッチ操作するだけの簡単な操作で、入力を希望する文字に対応する単一文字キーを拡大表示させることができる。
〔文字入力初期画面の再表示動作〕
次に、上記ステップS6において、このような他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出しない場合、制御部12は、処理をステップS7に進め、文字入力初期画面の再表示が指定されたか否かを判別する。当該実施の形態の携帯電話機の場合、図5に示す各単一文字キーと共に表示される「戻るキー(戻る)」、「読点キー(、)」、「句点キー(。)」のいずれかのキーがタッチ操作された場合、文字入力初期画面の再表示を行うようになっている。
すなわち、「戻るキー(戻る)」がタッチ操作された場合、これはユーザが前画面の表示を希望していることを意味するため、制御部12は、処理をステップS1に戻し、図5に示す各単一文字キーの表示画面から図4に示した文字入力初期画面に、表示画面の切り替え制御を行う。
また、「読点キー(、)」がタッチ操作された場合、これは、現在表示している各単一文字キーに対応する文字以外の文字の入力が行われる可能性が高い。このため、制御部12は、「読点キー(、)」がタッチ操作された場合も、処理をステップS1に戻し、図5に示す各単一文字キーの表示画面から図4に示した文字入力初期画面に、表示画面の切り替え制御を行う。
同様に、「句点キー(。)」がタッチ操作された場合、これは、現在表示している各単一文字キーに対応する文字以外の文字の入力が行われる可能性が高い。このため、制御部12は、「句点キー(。)」がタッチ操作された場合も、処理をステップS1に戻し、図5に示す各単一文字キーの表示画面から図4に示した文字入力初期画面に、表示画面の切り替え制御を行う。
ユーザは、このように「戻るキー(戻る)」、「読点キー(、)」、或いは「句点キー(。)」をタッチ操作することで、文字入力初期画面が再度表示されると、次に入力を行う文字が割り当てられている複数文字割当キーを再度、タッチ操作し、これにより表示される各単一文字キーの中から所望の単一文字キーをタッチ操作して、所望の文字の入力を行うこととなる。
〔入力した文字の削除動作〕
次に、このような文字入力初期画面の再表示操作を検出しない場合、制御部12は、処理をステップS8に進め、図5に示すように各単一文字キーと共に表示されている「削除キー」がタッチ操作されたか否かを、表示部5のタッチパネルの操作状態に基づいて判別する。そして、「削除キー」のタッチ操作を検出した場合、処理をステップS12に進め、入力文字表示領域に表示している文字を非表示制御(=削除制御)し、この削除処理後に処理をステップS8に戻す。これにより、「削除キー」をタッチ操作する毎に、入力文字表示領域に表示されている文字が、1文字ずつ削除処理されることとなる。
〔入力終了処理〕
次に、このような削除キーのタッチ操作を検出しない場合、制御部12は、処理をステップS9に進め、操作部6の操作状態を監視することで、ユーザから文字の入力処理の終了が指定されたか否かを判別する。
具体的には、電子メールの作成時においては、当該電子メールの文章作成の終了を指定する操作や、電子メールの送信指定操作等が、この文字の入力処理の終了を指定する操作に相当する。また、スケジュール帳に対するスケジュールの登録時においては、スケジュールの登録終了を指定する操作等が、この文字の入力処理の終了を指定する操作に相当する。
制御部12は、このような文字の入力処理の終了を指定する操作を検出すると、当該図3のフローチャートの処理を終了する。また、このような文字の入力処理の終了を指定する操作を検出しない場合は、処理をステップS5に戻し、単一文字キーのタッチ操作待ちの状態となる。
〔入力頻度テーブルにおける重み付けされた語句〕
ここで、各順番の文字の入力頻度テーブルにそれぞれ記憶される各語句の入力頻度の値は、ユーザにより使用される確率の高い所定の語句に対しては、予め所定の値が重み付け処理してある。例えば、上記「こんにちは」や「こんばんは」等の語句は、大多数のユーザが電子メールの書き始めの語句として入力する語句である。このため、このようなユーザにより使用される確率の高い語句に対しては、最初から例えば「3」の値が入力頻度として入力頻度テーブルに登録されている等のように、入力頻度の重み付けがなされている。
このため、重み付けのなされていない語句の場合、ユーザにより入力操作がなされる毎に、「0」→「1」→「2」→「3」・・・等のように、初期値(=「0」)から順次、入力頻度の値が増加するのに対して、上記重み付けのなされている語句の場合、ユーザにより入力操作がなされる毎に、「3」→「4」→「5」→「6」・・・等のように、重み付けの値(=「3」)から順次、入力頻度の値が増加することとなる。
これにより、当該携帯電話機の使い始めの時期でも、上記重み付けのなされている語句に対応する単一文字キーを上述のように拡大表示することができ、当該携帯電話機を使い始めの段階から使い勝手のよいものとすることができる。
なお、このように重み付け処理がなされた語句の入力がユーザにより行われない場合、当該携帯電話機の使用時間が長期に渡るに連れ、ユーザの入力数の多い、該重み付け処理がなされた語句以外の語句の入力頻度が、該重み付け処理がなされた語句の入力頻度を次第に上回るようになる。このため、所定の語句に対して重み付けを行った場合でも、拡大表示する単一文字キーを、次第に、ユーザにより入力される確率の高い語句に対応する単一文字キーに自動的に修正することができる。
〔指定された拡大表示サイズ及び拡大表示数での表示動作〕
また、当該実施の形態の携帯電話機の場合、大きく表示する単一文字キーの拡大表示サイズ、及び大きく表示する単一文字キーの拡大表示数を、ユーザが予め指定可能となっている。この指定を行う場合、ユーザは、設定メニューから拡大表示サイズの設定メニュー、及び拡大表示数の設定メニューを選択し、所望の拡大表示サイズ及び拡大表示数を指定する。この指定がなされると、制御部12は、ユーザにより指定された拡大表示サイズを示す拡大表示サイズ情報、及び拡大表示数を示す拡大表示数情報をメモリ11に記憶制御する。そして、前述の各単一文字キーの表示領域を決定する際に(ステップS3参照)、このメモリ11に記憶されている拡大表示サイズ情報及び拡大表示数情報を読み出し、この拡大表示サイズ情報で示される拡大表示領域を、拡大表示数情報で示される数分形成する。
図5に示す例は、ユーザにより、拡大表示サイズが例えば「70ドット×70ドット」で、拡大表示数が例えば「2つ」として指定された場合の例である。この場合、制御部12は、入力頻度の値が一番大きな値である「こ」の文字の単一文字キー、及び入力頻度の値が二番目に大きな値である「か」の文字の単一文字キーの「2つ」の表示領域に対して、上記「70ドット×70ドット」の表示領域を割り当てることとなる。
同様に、ユーザにより、拡大表示サイズが例えば「70ドット×70ドット」で、拡大表示数が例えば「3つ」として指定された場合、制御部12は、入力頻度の値が一番大きな値を有する文字の単一文字キー、入力頻度の値が二番目に大きな値の文字の単一文字キー、及び入力頻度の値が三番目に大きな値の文字の単一文字キーの「3つ」の表示領域に対して、上記「70ドット×70ドット」の表示領域を割り当てることとなる。
同様に、ユーザにより、拡大表示サイズが例えば「90ドット×90ドット」で、拡大表示数が例えば「1つ」として指定された場合、制御部12は、入力頻度の値が一番大きな値を有する文字の単一文字キーの「1つ」の表示領域に対して、上記「90ドット×90ドット」の表示領域を割り当てることとなる。
なお、このように拡大表示される単一文字キー以外の単一文字キーに対しては、制御部12が、拡大表示により用いた表示領域以外の表示領域を、表示する文字数で均等に分割し、その表示領域として割り当てるようになっている。すなわち、図5に示す例では、制御部12は、拡大表示される上記「こ」及び「か」の表示領域の下の表示領域を均等に3分割し、この分割した各表示領域に「き」、「く」、「け」の各文字の単一文字キーを割り当てて表示するようになっている。
[数字の入力動作]
次に、電話帳に対して電話番号の入力を行う場合や、電話帳から所望のユーザの電話番号が選択されることなく、直接的にオフフックキーがオン操作された場合等の数字の入力時における文字入力処理の動作を説明する。
図6のフローチャートは、一例として、電話帳から所望のユーザの電話番号が選択されることなく、直接的にオフフックキーをオン操作した際に表示部5に表示される電話番号の入力画面に対して所望の電話番号を入力し、電話発信を行うまでの流れを示している。
この図6のフローチャートは、制御部12が、待ち受け状態時にオフフックキーのオン操作を検出することで、メモリ11に記憶されている文字入力プログラムに基づいてスタートさせる。
まず、メモリ11には、1番目の数字の入力頻度テーブル、2番目の数字の入力頻度テーブル、3番目の数字の入力頻度テーブル、4番目の数字の入力頻度テーブル、5番目の数字の入力頻度テーブル・・・が設けられており、各入力頻度テーブルには、「0」〜「9」の各数字キーの入力頻度がそれぞれ記憶されている。
このため、制御部12は、オフフックキーのオン操作を検出すると、ステップS21において、メモリ11に記憶されている1番目の数字の入力頻度テーブルを参照することで、「0」〜「9」の各数字キーの入力頻度を検出し、この入力頻度に基づいて、各数字キーの表示領域の大きさを決定して、処理をステップS22に進める。
ステップS22では、制御部12が、上記ステップS21で決定した各表示領域に対して、大きな表示領域には入力頻度の高い数字キーが表示されるように、各表示領域の大きさと、各数字キーの入力頻度とを対応させて電話番号の入力画面を表示部5に表示制御する。
図7に、この電話番号の入力画面の一例を示す。この図7は、「0」〜「9」の各数字のうち、「0」の数字の入力頻度の値が一番大きな値であり、「9」の数字の入力頻度の値が二番目に大きな値であった場合の表示例を示している。
この図7に示す例では、一番大きな入力頻度の値を有する「0」の数字キーが表示部5の入力文字表示領域の、向かって左側に大きな表示領域を用いて表示され、二番目に大きな入力頻度の値を有する「9」の数字キーが表示部5の入力文字表示領域の、向かって右側に、上記「0」の数字キーと同じ大きさの表示領域を用いて表示されている。また、入力頻度の値が3番目に大きな値を有する「1」の数字キー、入力頻度の値が4番目に大きな値を有する「2」の数字キー、入力頻度の値が5番目に大きな値を有する「5」の数字キーは、上記「0」及び「9」の各数字キーの下側に設けられた3つの小表示領域を用いてそれぞれ表示されている。
なお、上述の単一文字キーの表示時と同様に「拡大表示サイズ」や「拡大表示数」が指定されている場合、制御部12は、メモリ11に記憶されている拡大サイズ情報及び拡大数情報に基づいて各数字キーの表示を行うことは上述のとおりである。
〔入力された数字の表示動作〕
次に、ユーザは、このように一部が拡大表示された各数字キーの中から所望の数字キーをタッチ操作することで所望の数字の入力を指定する。制御部12は、図6のフローチャートのステップS23において、表示部5のタッチパネルの操作状態を監視することで、この所望の数字の入力が指定されたか否かを判別している。
制御部12は、数字キーのタッチ操作を検出しない場合、ステップS24に処理を進め、いずれかの数字キーのタッチ操作を検出した場合、処理をステップS29に進める。制御部12は、ステップS29に処理を進めると、タッチ操作を検出した表示領域に表示している数字キーに対応する数字を、1文字目の数字として表示部5の入力文字表示領域に表示制御する。
〔2番目以降の数字の入力処理〕
次に制御部12は、処理をステップS21に戻し、1つ目として入力された数字に基づいて、2番目の数字の入力頻度テーブルを参照し、「0」〜「9」の各数字キーの入力頻度を検出し、ステップS22において、この入力頻度が大きい順に、大きな表示領域を割り当てて表示部5に表示制御する。例えば、最初に入力された「0」の数字に基づいて2番目の数字の入力頻度テーブルを参照することで、「9」の数字の入力頻度の値がが一番大きく、「4」の数字の入力頻度が二番目に大きく、「7」の数字の入力頻度が三番目に大きかった場合、制御部12は、「9」、「4」、「7」・・・の順に大きな表示領域を割り当てて表示部5に表示制御する。
3番目の数字の入力処理も同様であり、制御部12は、2番目として入力された数字に基づいて、3番目の数字の入力頻度テーブルを参照し、「0」〜「9」の各数字キーの入力頻度を検出し、この入力頻度が大きい順に、大きな表示領域を割り当てて表示部5に表示制御する。例えば、2番目に入力された「9」の数字に基づいて3番目の数字の入力頻度テーブルを参照することで、「0」の数字の入力頻度の値がが一番大きく、「8」の数字の入力頻度が二番目に大きく、「2」の数字の入力頻度が三番目に大きかった場合、制御部12は、「0」、「8」、「2」・・・の順に大きな表示領域を割り当てて表示部5に表示制御する。
なお、図7に示す例は、入力文字選択領域に表示された数字キーが「0」、「9」、「1」、「2」、「5」の順にタッチ操作され入力された例である。
このように、入力頻度の値が大きな値を有する数字キーの表示領域を、入力頻度の値が小さな値を有する数字キーの表示領域よりも大きな表示領域を用いて表示することで、ユーザにより入力される確率の高い数字の選択領域(=操作領域)を大きくすることができる。これにより、入力される確率の高い数字が大きく表示されることから、老人や視力の低いユーザでも、入力を希望する数字が視認し易くなり、誤入力操作を防止することができる。また、入力される確率の高い数字に対しては、大きな操作領域が割り当てられているため、手袋を装着して操作するユーザや指の太いユーザでも、入力を希望する数字の操作領域を的確に操作可能とすることができ、誤入力操作を防止することができる。
〔他ボタンの拡大表示動作〕
次に、ユーザは、拡大表示された数字の数字キー以外の数字の数字キーを拡大表示させたい場合、指等により図7に示す「他ボタン拡大キー」をタッチ操作する。制御部12は、図6のフローチャートのステップS24において、この「他ボタン拡大キー」のタッチ操作の有無を監視しており、「他ボタン拡大キー」のタッチ操作を検出した場合、処理をステップS22に戻し、最初に拡大表示した数字キー以外の数字キーの入力頻度を、上述の入力頻度テーブルから検出する。そして、上述と同様に、入力頻度の高い順に大きな表示領域を割り当てて数字キーの表示を行う。
すなわち、図7の例の場合、最初に「0」及び「9」の数字キーを拡大表示するのであるが、制御部12は、他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出すると、入力頻度テーブルを参照して「1」、「2」、「5」の各数字に対応する入力頻度を検出する。例えば、「1」の数字に対応する入力頻度が「5」、「2」の数字に対応する入力頻度が「3」、「5」の数字に対応する入力頻度が「2」であった場合、制御部12は、この中で一番大きな入力頻度の値を有する「1」の数字キー、及び二番目に大きな入力頻度の値を有する「2」の数字キーを、上記最初に拡大表示した「0」及び「9」の数字キーに代えて拡大表示する。これにより、図7に示す「0」及び「9」の各表示領域には、「1」及び「2」の各数字キーが拡大表示され、「1」、「2」、「5」の各表示領域には、「5」、「0」、「9」の各数字キーが表示されることとなる。
また、この状態でさらに他ボタン拡大キーがタッチ操作されると、制御部12は、上記「0」、「9」、「1」、「2」、「5」の各数字のうち、入力頻度の値が一番小さな値を有する「5」の数字キーを拡大表示すると共に、入力頻度の値が一番大きな値を有する「0」の数字キーを拡大表示する。
また、この状態でさらに他ボタン拡大キーがタッチ操作されると、制御部12は、上記「0」、「9」、「1」、「2」、「5」以外の数字である「3」、「4」、「6」、「7」、「8」の各数字キーを入力頻度の値に応じて拡大表示する。
すなわち、制御部12は、他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出する毎に、拡大表示領域に表示する数字キーを、各数字の入力頻度の値に応じて順次入れ替えて表示するようになっている。これにより、所望の数字キーが拡大表示されない場合でも、他ボタン拡大キーをタッチ操作するだけの簡単な操作で、入力を希望する数字キーを拡大表示させることができる。
〔入力した数字の削除動作〕
次に、このような他ボタン拡大キーのタッチ操作を検出しない場合、制御部12は、処理をステップS25に進め、図7に示すように各数字キーと共に表示されている「削除キー」がタッチ操作されたか否かを、表示部5のタッチパネルの操作状態に基づいて判別する。そして、「削除キー」のタッチ操作を検出した場合、処理をステップS30に進め、入力文字表示領域に表示している数字を非表示制御(=削除制御)し、この削除処理後に処理をステップS25に戻す。これにより、「削除キー」をタッチ操作する毎に、入力文字表示領域に表示されている数字が1つずつ削除処理されることとなる。
〔途中の電話番号の入力を中止する場合〕
次に、上記ステップS25において、削除キーのタッチ操作を検出しなかった場合、制御部12は、処理をステップS26に進め、図7に示す「ENDキー」がタッチ操作されたか否かを、表示部5のタッチパネルの操作状態に基づいて判別する。この「ENDキー」は、電話番号の入力を中止する場合にタッチ操作するキーとなっている。制御部12は、この「ENDキー」のタッチ操作を検出すると、表示部5の表示画面を待ち受け画面に戻し、そのままこの図6に示すフローチャートの処理を終了する。
〔電話発信処理〕
次に、このようなENDキーのタッチ操作を検出しない場合、制御部12は、処理をステップS27に進め、表示部5のタッチパネルの操作状態を監視することで、図7に示す「CALLキー」がタッチ操作されたか否かを判別する。この「CALLキー」は、入力文字表示領域に表示されている電話番号で電話発信を行う際にタッチ操作するキーとなっている。このため、制御部12は、「CALLキー」のタッチ操作を検出しない場合は、処理をステップS23に戻し、上述の数字キーの操作待ちの状態となる。
これに対して、制御部12は、「CALLキー」のタッチ操作を検出した場合は、処理をステップS28に進め、入力文字表示領域に表示されている電話番号で電話発信を行うように通信回路2を発信制御して、当該図6のフローチャートに示す処理を終了する。これにより、拡大表示された数字キーに基づいて容易に電話番語の入力を行ったうえで電話発信を行うことができる。
〔入力頻度テーブルにおける重み付けされた数字〕
ここで、入力頻度テーブルに記憶される各数字の入力頻度の値は、ユーザにより使用される確率の高い所定の数字に対しては、予め所定の値が重み付け処理してある。例えば、今日において広く普及している携帯電話機の電話番号は「090」或いは「080」からはじまる番号となっている。このため、このようなユーザにより使用される確率の高い数字に対しては、最初から例えば「3」の値が入力頻度として入力頻度テーブルに登録されている等のように、入力頻度の重み付けがなされている。
このため、重み付けのなされていない数字の場合、ユーザにより入力操作がなされる毎に、「0」→「1」→「2」→「3」・・・等のように、初期値(=「0」)から順次、入力頻度の値が増加するのに対して、上記重み付けのなされている数字の場合、ユーザにより入力操作がなされる毎に、「3」→「4」→「5」→「6」・・・等のように、重み付けの値(=「3」)から順次、入力頻度の値が増加することとなる。
これにより、当該携帯電話機の使い始めの時期でも、上記重み付けのなされている数字に対応する数字キーを上述のように拡大表示することができ、当該携帯電話機を使い始めの段階から使い勝手のよいものとすることができる。
なお、このように重み付け処理がなされた数字の入力がユーザにより行われない場合、当該携帯電話機の使用時間が長期に渡るに連れ、ユーザの入力数の多い、該重み付け処理がなされた数字以外の数字の入力頻度が、該重み付け処理がなされた数字の入力頻度を次第に上回るようになる。このため、所定の数字に対して重み付けを行った場合でも、拡大表示する数字キーを、次第に、ユーザにより入力される確率の高い数字に対応する数字キーに自動的に修正することができる。
〔090及び080から始まる番号の一括入力動作〕
次に、上述のように今日において広く普及している携帯電話機の電話番号は「090」或いは「080」から始まる番号となっている。そして、ユーザにより最初に「0」の数字キーがタッチ操作された場合には、続けて「9」、「0」、或いは「8」、「0」の各数字キーがタッチ操作される可能性が高い。このため、制御部12は、最初のタッチ操作で「0」の数字キーのタッチ操作を検出した場合、例えば「090」及び「080」の番号の選択画面を表示し、ユーザによりタッチ操作された「090」或いは「080」のいずれか番号を入力文字表示領域に一括表示する。これにより、入力する数字が「090」或いは「080」の場合は、そのタッチ操作を簡略化することができる。
なお、制御部12は、「090」及び「080」の番号の選択画面内に、図7に示す電話番号の入力画面に表示画面を戻すための「戻るキー」を表示している。ユーザは、「090」或いは「080」以外の番号を入力する場合は、この「戻るキー」をタッチ操作する。これにより、制御部12は、「090」及び「080」の番号の選択画面から図7に示す電話番号の入力画面に表示画面を戻す。これにより、ユーザは、この電話番号の入力画面に基づいて、最初に入力した「0」に続く番号の入力を続けて行うこととなる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、入力頻度の高い文字を拡大してタッチパネル上に表示することで、ユーザから入力される可能性の高い文字の入力操作領域を、他の文字の入力操作領域より大きく表示することができ、文字の選択操作の操作性の向上を図ることができる。このため、入力される確率の高い文字が大きく表示されることから、老人や視力の低いユーザでも、入力を希望する文字が視認し易くなり、誤入力操作を防止することができる。また、入力される確率の高い文字に対しては、大きな操作領域が割り当てられているため、手袋を装着して操作するユーザや指の太いユーザでも、入力を希望する文字の操作領域を的確に操作可能とすることができ、誤入力操作を防止することができる。
また、入力頻度テーブルに記憶されている、ユーザにより使用される確率の高い所定の語句や数字に対しては、予め所定の値の重み付け処理が施してあるため、当該携帯電話機の使い始めの時期でも、上記重み付けのなされている語句や数字に対応する単一文字キーや数字キーを拡大表示することができ、当該携帯電話機を使い始めの段階から使い勝手のよいものとすることができる。
また、大きく表示する単一文字キーや数字キーの拡大表示サイズ、及び大きく表示する単一文字キーや数字キーの拡大表示数を、ユーザが予め指定可能となっているため、ユーザは、所望の大きさ及び数で、単一文字キーや数字キーを表示させることができる。
また、「読点キー(、)」や「句点キー(。)」がタッチ操作された場合は、現在表示している各単一文字キーに対応する文字以外の文字の入力が行われる可能性が高いことから、文字入力初期画面の再表示を行うようになっている。このため、再度の文字選択操作にスムーズに移行可能とすることができる。
また、電話番号の入力時において、最初に「0」の数字キーがタッチ操作された場合は、「090」及び「080」の番号の選択画面を表示し、ユーザによりタッチ操作された「090」或いは「080」のいずれか番号を入力文字表示領域に一括表示するようになっている。このため、入力する数字が「090」或いは「080」の場合は、そのタッチ操作を簡略化することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、この携帯電話機以外であっても、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)やPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等のタッチパネル機能を備えた他の携帯端末装置に適用してもよい。この場合でも、上述と同じ効果を得ることができる。
最後に、本発明は、本発明の一例として開示したに過ぎない上述の実施の形態に限定されることはない。このため、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、上述の実施の形態以外であっても設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の携帯電話機に設けられている入力頻度テーブルの模式図である。 実施の形態の携帯電話機におけるひらがなの文字入力処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機のひらがなの文字入力時において初期表示される文字入力初期画面の一例である。 実施の形態の携帯電話機のひらがなの文字入力時において、文字入力初期画面の複数文字割当キーに割り当てられている各単一文字キーのうち、入力頻度の高い文字の単一文字キーが拡大表示された様子を示す図である。 実施の形態の携帯電話機における電話番号の数字の文字入力処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機の数字の文字入力時において、入力頻度の高い数字の数字キーが拡大表示された様子を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信回路、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 表示部(タッチパネル)、6 操作部、7 発光部(LED)、8 カメラ部、9 バイブレーションユニット、10 タイマ、11 アンテナ、12 制御部

Claims (8)

  1. タッチパネル機能を備えた表示手段と、
    各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段と、
    入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、上記入力頻度記憶手段から各文字の入力頻度を検出し、上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定し、この決定した各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度を有する文字を表示する表示制御手段と、
    上記表示制御手段により上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段と
    を有する文字入力装置。
  2. 請求項1に記載の文字入力装置であって、
    上記入力頻度記憶手段に記憶されている各文字のうち、使用される確率の高い所定の文字に対しては、予め入力頻度の値に対して所定の値が重み付け処理されていること
    を特徴とする文字入力装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の文字入力装置であって、
    予め指定された上記文字の拡大表示サイズを示す拡大サイズ情報、及びこの拡大表示を行う文字の数を示す拡大表示数を示す拡大数情報が記憶された拡大サイズ/拡大数記憶手段を有し、
    上記表示制御手段は、上記入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、上記拡大サイズ/拡大数記憶手段に記憶されている拡大サイズ情報に対応する大きさの上記タッチ操作領域を、上記拡大数情報で示される数分形成し、このタッチ操作領域に対して、それぞれ対応する文字の表示を行うこと
    を特徴とする文字入力装置。
  4. 請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の文字入力装置であって、
    上記表示制御手段は、入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、最初に一つのキーに対して複数の文字が割り当てられた複数文字割当キーを複数備えた文字入力初期画面を上記表示手段に表示制御し、この文字入力初期画面に表示されているいずれかの複数文字割当キーがタッチ操作された際に、このタッチ操作された複数文字割当キーに割り当てられている各文字に対応する単一文字キーと共に、読点の入力を指定するための読点キー及び句点の入力を指定するための句点キーを、上記文字入力初期画面に代えて上記表示手段に表示制御し、上記読点キー或いは句点キーがタッチ操作された際に、この各単一文字キーの表示画面に代えて上記文字入力初期画面を上記表示部に表示制御すること
    を特徴とする文字入力装置。
  5. 請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の文字入力装置であって、
    上記表示制御手段は、電話番号の入力時において、上記表示手段に表示した各数字キーのうち、「0」の数字キーがタッチ操作された際に、少なくとも「090」及び「080」の番号の選択画面を上記表示手段に表示制御し、
    上記入力処理手段は、上記選択画面に表示された「090」及び「080」の番号のうち、タッチ操作がなされた、いずれかの番号を一括的に入力処理すること
    を特徴とする文字入力装置。
  6. タッチパネル機能を備えた表示手段に対して、入力候補となる複数の文字を表示する際に、入力頻度検出手段が、各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出するステップと、
    タッチ操作領域決定手段が、上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記ステップにおいて検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するステップと、
    表示制御手段が、上記ステップにおいて決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示するステップと、
    入力処理手段が、上記ステップにおいて上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行うステップと
    を有する文字入力方法。
  7. タッチパネル機能を備えた表示手段に対して、入力候補となる複数の文字を表示する際に、各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出する入力頻度検出手段としてコンピュータを機能させ、
    上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記入力頻度検出手段としてコンピュータを機能させることで検出した入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するタッチ操作領域決定手段としてコンピュータを機能させ、
    上記タッチ操作領域決定手段としてコンピュータを機能させることで決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度の値を有する文字を表示する表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
    上記表示制御手段としてコンピュータを機能させることで上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする文字入力プログラム。
  8. タッチパネル機能を備えた表示手段と、
    各文字の入力頻度が記憶された入力頻度記憶手段と、
    入力候補となる複数の文字を上記表示手段に表示する際に、上記入力頻度記憶手段から、該各文字の入力頻度を検出する入力頻度検出手段と、
    上記表示手段に表示する各文字のタッチ操作領域の大きさが、上記入力頻度検出手段により検出された入力頻度の値に対応する大きさとなるように、該各文字のタッチ操作領域を決定するタッチ操作領域決定手段と、
    上記タッチ操作領域決定手段により決定された各タッチ操作領域に、それぞれ対応する入力頻度を有する文字を表示する表示制御手段と、
    上記表示手段に表示制御された各文字のうち、いずれかの文字がタッチ操作された際に、このタッチ操作された文字の入力処理を行う入力処理手段と
    を有する携帯端末装置。
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