以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、電子機器を含むシステムの一例として、注文管理システムの例を用いて説明する。図1は、電子機器としての注文端末装置を含むシステムの一例であり、本実施形態に係る注文管理システム1の概略構成図である。図1に示すように、注文管理システム1は、注文端末装置10−n(nは1以上の整数)、無線中継装置20−1〜20−m(mは1以上の整数)、注文管理装置40、及び伝票出力装置50−o(oは1以上の整数)を備えている。無線中継装置20と注文管理装置40とは、ネットワーク30を介して接続されている。ここで、ネットワーク30は、LAN(Local Area Network)等の有線ネットワークである。なお、ネットワーク30は、無線ネットワークであってもよい。
以下の説明において、注文端末装置10−nを特定しない場合、注文端末装置10という。無線中継装置20−1〜20−mを特定しない場合、無線中継装置20という。伝票出力装置50−oを特定しない場合、伝票出力装置50という。
注文端末装置10は、無線中継装置20及びネットワーク30を介して注文管理装置40と通信を行う。注文端末装置10は、注文管理システム1を使用する店舗のスタッフ(担当者)により、各種の入力キーによって入力または選択された情報を検出し、検出した情報を無線中継装置20及びネットワーク30を介して注文管理装置40へ送信する。注文端末装置10が送信する情報は、客の人数や卓の情報、及び、注文された商品番号、商品名、その数量等の情報である。無線中継装置20は、注文端末装置10が送信した情報を受信し、受信した情報をネットワーク30を介して注文管理装置40に送信する。また、無線中継装置20は、ネットワーク30を介して注文管理装置40が送信した調理指示伝票情報や、会計伝票情報を受信し、受信した伝票情報を伝票出力装置50に送信する。
注文管理装置40は、無線中継装置20及びネットワーク30を介して、注文端末装置10からの情報を受信する。注文管理装置40は、受信した情報を自装置内に記憶させる。
伝票出力装置50は、注文管理装置40から受信した情報に応じて、調理を行うための調理指示伝票や、客が支払いを行うための会計伝票を発行する。伝票出力装置50は、例えばプリンタである。
図2は本発明の一実施形態に係る注文端末装置(電子機器)10の外観構成を示す図、図3は上記注文端末装置10の蓋体が開いた状態を示す図、図4は上記注文端末装置10の概略ブロック図である。
図2及び図3に示すように、注文端末装置10は、開閉自在の蓋体121により、本体120を覆う構成となっている。蓋体121は、内面に複数のキーを備えた拡張キー入力部122を備える。レストランや居酒屋でスタッフが携帯する場合には、図2に示すように、蓋体121は閉じられる。スタッフが客の注文を受ける際には、図3に示すように、蓋体121が開かれる。蓋体121は、ヒンジ部121aが本体120に対して着脱自在に構成されており、必要に応じて、本体120に対して蓋体121を装着状態としたり、非装着状態としたりできる。
図3に示すように、注文端末装置10の本体120には、タッチパネル表示部107が設けられる。タッチパネル表示部107は、後述の表示部105上にタッチパネル入力部106を積層配置して構成される。タッチパネル表示部107には、各種の文字やアイコン、ボタン等が表示され、スタッフがタッチパネル表示部107をタッチすることで、各種の入力が行える。蓋体121側の拡張キー入力部122には、複数の割り当てキー141が配置されている。各割り当てキー141には、提供できるメニューが割り当てられている。
図4に示すように、注文端末装置10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、不揮発性メモリ104、表示部105及びタッチパネル入力部106から構成されるタッチパネル表示部107、ファンクションキー入力部108、通信制御部109、拡張キー入力部122を備えている。なお、表示部105及びタッチパネル入力部106から構成されるタッチパネル表示部107は、本発明の表示入力部に相当する。
CPU101は、ROM102が記憶する制御プログラムと、RAM103及び不揮発性メモリ104が記憶する各種情報を読み出し、読み出した制御プログラムと各種情報とに基づいて各部の制御を行う。また、CPU101は、必要な情報をRAM103及び不揮発性メモリ104に記憶させる。CPU101は、バスを介して注文端末装置10が備える各部と互いにデータの入出力が可能な状態で接続している。
ROM102は、CPU101が用いる制御プログラムを記憶する記憶領域である。RAM103は、CPU101が用いる情報を記憶する一時記憶領域である。不揮発性メモリ104は、CPU101が用いる情報を記憶する記憶領域である。不揮発性メモリ104としては、フラッシュメモリ等が用いられる。
表示部105は、CPU101の制御に応じて各種情報を表示する。表示部105は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイである。
タッチパネル入力部106は、表示部105上に積層配置されている。タッチパネル入力部106は、スタッフが押下した座標位置や動きを検出して、各種の入力を行う。また、タッチパネル入力部106は、押下の圧力、もしくは、静電容量の変化を検出して、キーの入力を検出することができる。
ファンクションキー入力部108は、装置上方からファンクションキー108a,108b,108cの順に配置された3つのファンクションキーを備えている。ファンクションキー入力部108は、ファンクションキー108a,108b,108cのうち操作されたキーを検出し、検出したキーを示す情報をCPU101に出力する。
通信制御部109は、CPU101から出力された入力情報を無線中継装置20に送信する。また、通信制御部109は、無線中継装置20から受信した信号をCPU101に出力する。
拡張キー入力部122は、操作された割り当てキー141を検出し、検出した割り当てキー141を示す情報をCPU101に出力する。
図5は、蓋体121の拡張キー入力部122を示すものである。図5に示すように、蓋体121側には、例えばメンブレン方式の複数の割り当てキー141が配置されている。割り当てキー141には、各々メニューが割り当てられている。
図6A及び図6Bは注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107の詳細を示す図である。図6A及び図6Bにそれぞれ一例を示すように、タッチパネル表示部107には、図6A及び図6Bの上側から順に、入力項目受付部150、テンキー部160、及び決定キー部170が表示されている。入力項目受付部150には、上側から順に、伝票番号キー151、テーブル番号キー152、人数キー153及び担当者キー154が操作可能なキーとして表示されている。これらのキー151〜154がタッチされると、タッチされたキーに係る入力項目の入力が受付可能となる。
例えばテーブル番号キー152がタッチされると、テーブル番号の入力が受付可能となり、後述する数字キー161がタッチされることによってテーブル番号が入力される。また、人数キー153がタッチされると客の人数の入力が可能となり、後述する数字キー161がタッチされることによって人数が入力される。なお、本実施形態においては、客の人数は予めデフォルトとして「1」が設定されており、人数キー153の右側部には「1」が表示されている。また、担当者キー154がタッチされると、担当者の入力が受付可能となり、後述する数字キー161がタッチされることによって予め各担当者に対応付けられた担当者番号が入力される。
テンキー部160には、図6A及び図6Bに示すように、0から9の各キーで構成されて数字を入力可能な数字キー161、数字を入力するための表示へ切り替える数字切替キー162、アルファベットを入力するための表示へ切り替えるアルファベット切替キー163、カタカナを入力するための表示へ切り替えるカタカナ切替キー164、平仮名を入力するための表示へ切り替える平仮名切替キー165、各種項目を選択するためのカーソルを上側に移動させる上側矢印キー166、及び各種項目を選択するためのカーソルを下側に移動させる下側矢印キー167がそれぞれ表示されている。なお、図6A及び図6Bは、それぞれ数字入力が可能な表示状態を示す。
例えば、テンキー部160の数字キー161の表示される領域が、平仮名入力が可能な表示状態である場合に、数字切替キー162がタッチされると、テンキー部160は、図6A及び図6Bに示す数字入力が可能な表示状態になる。また、同様にして、アルファベット切替キー163がタッチされると、テンキー部160はアルファベット入力が可能な表示状態になる。カタカナ切替キー164がタッチされると、テンキー部160はカタカナ入力が可能な表示状態になる。平仮名切替キー165がタッチされると、テンキー部160は平仮名入力が可能な表示状態になる。
ここで、本実施形態においては、テンキー部160におけるキーの配列は、予め設定された複数の基本配列の中から何れか1つ選択可能とする。なお、「基本配列」は、一般的に携帯電話で使用される数字の配列である携帯並びの配列、及び一般的に電卓で使用される数字の配列である電卓並びの配列等の数字の並び方に特定のルールを有する配列を意味する。
携帯並びの配列は、図6Aに示すように、図6A中、左上側から右側に向かって順に、「1」、「2」、「3」が表示され、さらに下の段の左側から右側に向かって順に、「4」、「5」、「6」が表示される。さらに下の段の左側から右側に向かって順に、「7」、「8」、「9」が表示され、上側矢印キー166と下側矢印キー167の間に「0」が表示される。なお、本実施形態において「0」は、上側矢印キー166と下側矢印キー167の間に表示されるが、本発明はこれに限定されず、例えば、「0」は上側矢印キー166及び下側矢印キー167の左側に表示されてもよいし、右側に表示されてもよい。
また、電卓並びの配列は、図6Bに示すように、図6B中、左上側から右側に向かって順に、「7」、「8」、「9」が表示され、さらに下の段の左側から右側に向かって順に、「4」、「5」、「6」が表示される。さらに下の段の左側から右側に向かって順に、「1」、「2」、「3」が表示され、上側矢印キー166及び下側矢印キー167の左側に「0」が表示される。なお、本実施形態において「0」は、上側矢印キー166及び下側矢印キー167の左側に表示されるが、本発明はこれに限定されず、例えば、「0」は上側矢印キー166と下側矢印キー167の間に表示されてもよいし、上側矢印キー166及び下側矢印キー167の右側に表示されてもよい。
本実施形態の注文端末装置10は、テンキー部160におけるキーの配列について、図6Aに示す携帯並びの配列と図6Bに示す電卓並びの配列とを、例えば後述するメニューキー171を操作することによって選択可能に構成されている。
決定キー部170は、図6A及び図6Bに示すように、メニューキー171、確認キー172、送信キー173、及びクリアキー174が表示される。メニューキー171は、メニュー入力画面を表示するキーである。確認キー172は注文確認画面を表示するキーである。送信キー173は、注文管理装置40にデータを転送するキーである。クリアキー174は、各入力項目に対する入力をクリアするときのキーである。
次に、上記のように構成されたタッチパネル表示部107の表示パターンについて説明する。図7A及び図7Bは注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107の詳細を示す図である。
本実施形態のCPU101は、入力項目の入力要求が数字に限定される場合、入力要求が数字に限定されない場合よりもテンキー部160のキーを拡大表示する制御を行う。具体的には、例えば図6Aに示す携帯並びの配列において、スタッフにより伝票番号キー151がタッチされた場合、伝票番号は数字を入力する項目なので、CPU101が、図7Aに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させる制御を行う。
これにより、図7Aの表示パターンは、例えば図6Aに示す、入力項目の要求が数字に限定されていない場合よりも、数字キー161を拡大表示できる。そのため、使用頻度が高いキーを大きく表示し、不要なキーを表示させないことにより、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。
また、図6Bに示す電卓並びの配列においても、同様にして、CPU101が、図7Bに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させる制御を行う。
これにより、図7Bの表示パターンは、例えば図6Bに示す、入力項目の要求が数字に限定されていない場合よりも、数字キー161を拡大表示できる。そのため、使用頻度が高いキーを大きく表示し、不要なキーを表示させないことにより、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。
また、本実施形態のCPU101は、入力項目における優先度の高い数字キー161を優先度の低い数字キー161と比べて拡大する制御を行う。なお、優先度は、入力項目及び/又は入力項目に入力されている内容に応じてキーに付与されるものである。図8A及び図8Bは注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107の詳細を示す図である。
例えばレストラン、居酒屋、カラオケ店など飲食物を提供する店舗において、客は6人以下で来ることが多いとする。この場合、「1」から「6」の数字の優先度はその他の数字の優先度よりも高い。従って、例えば図6Aに示す携帯並びの配列において、スタッフにより人数キー153がタッチされた場合、人数は数字を入力する項目なので、CPU101が、図8Aに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させ、かつ優先度の高い数字キー161である「1」から「6」のキーを、優先度の低い数字キー161である「7」から「9」及び「0」よりも拡大して表示させる制御を行う。
これにより、使用頻度が高いキーを使用頻度の低いキーよりも大きく表示させることができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。また、使用頻度が高いキーが拡大表示されることにより、スタッフがストレスを感じることなく、入力速度を向上させることができる。
また、図6Bに示す電卓並びの配列においても、同様にして、CPU101が、図8Bに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させ、かつ優先度の高い数字キー161である「1」から「6」のキーを、優先度の低い数字キー161である「7」から「9」及び「0」よりも拡大して表示させる制御を行う。
これにより、使用頻度が高いキーを使用頻度の低いキーよりも大きく表示させることができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。また、使用頻度が高いキーが拡大表示されることにより、スタッフがストレスを感じることなく、入力速度を向上させることができる。
また、本実施形態のCPU101は、数字キー161の配列位置を入力項目における優先度に応じて入れ替える制御を行う。図9A及び図9Bは注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107の詳細を示す図である。
例えばレストラン、居酒屋、カラオケ店など飲食物を提供する店舗において、客は6人以下で来ることが多く、4人以下で来ることがさらに多いとする。この場合、「1」から「4」の数字の優先度はその他の数字の優先度よりも高い。しかしながら、本実施形態においては、入力項目が人数である場合、人数には予め「1」が設定されており、人数キー153の右側部に「1」が表示されているので、「1」の数字の優先度は「2」から「4」の数字の優先度よりも低い。
従って、例えば図6Aに示す携帯並びの配列において、スタッフにより人数キー153がタッチされた場合、人数は数字を入力する項目なので、CPU101が、図9Aに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させ、かつ優先度の高い数字キー161である「2」から「4」のキーを、優先度の低い数字キー161である「1」、「5」から「9」及び「0」よりも拡大して表示させる制御を行う。
具体的には、優先度の高い数字キー161である「2」から「4」のキーを、数字キー161の一番上側に配置し、優先度の低い数字キー161である「1」のキーを「5」のキーの左側に配置する。このように、「1」から「4」のキーの配列位置を優先度に応じて入れ替えることにより、優先度の高い数字キーである「2」から「4」のキーを拡大表示することができる。これにより、使用頻度が高いキーを使用頻度の低いキーよりもより大きく表示させることができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性をさらに向上させることができる。また、より使用頻度が高いキーが拡大表示されることにより、スタッフがストレスを感じることなく、入力速度をさらに向上させることができる。
また、図6Bに示す電卓並びの配列においても、同様にして、CPU101が、図9Bに示すように、数字切替キー162、アルファベット切替キー163、カタカナ切替キー164、及び平仮名切替キー165を表示させずに、数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167を拡大表示させ、かつ優先度の高い数字キー161である「2」から「4」のキーを、優先度の低い数字キー161である「1」、「5」から「9」及び「0」よりも拡大して表示させる制御を行う。
具体的には、優先度の高い数字キー161である「2」から「4」のキーを、「0」のキー、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167の上側に隣接して配置し、優先度の低い数字キー161である「1」のキーを「5」のキーの左側に配置する。このように、「1」から「4」のキーの配列位置を優先度に応じて入れ替えることにより、優先度の高い数字キーである「2」から「4」のキーを拡大表示することができる。これにより、使用頻度が高いキーを使用頻度の低いキーよりもより大きく表示させることができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性をさらに向上させることができる。また、より使用頻度が高いキーが拡大表示されることにより、スタッフがストレスを感じることなく、入力速度をさらに向上させることができる。
なお、優先度の高い数字キー161を「1」から「6」のキーにするか、又は「2」から「4」のキーにするかは予め設定可能である。
また、本実施形態のCPU101は、入力項目に対してすでに設定されている内容に基づいて優先度を決定する。ここで、下記表1に注文端末装置に登録されたテーブル番号、テーブル名称、及び席数の対応テーブルを示す。
上記表1に示すように、テーブル番号、テーブル名称、及び席数が各々関連付けられた対応テーブルが、予め注文端末装置10に設けられた不揮発性メモリ104のテーブルマスタデータベース(図示は省略する)に記憶されている。また、本実施形態では、テーブル番号、テーブル名称、及び席数が各々関連付けられた対応テーブルを登録するものとしたが、本発明はこれに限られず、例えばテーブル番号と席数のみが関連付けられた対応テーブルを登録してもよい。また、テーブル番号から席数が導出可能であれば対応テーブルに限られず、その他の方法を使用することができる。
例えば新規オーダーの際に、スタッフによってテーブル番号が入力済みの場合には、CPU101は、予め不揮発性メモリ104に記憶された表1に示す対応テーブルを参照して、入力されたテーブル番号に対応する席数を取得する。そして、一例として席数が6席で、かつ数字キー161が携帯並びの配列が選択されている場合には、CPU101はタッチパネル表示部107を図8Aに示す表示パターンで表示させる。一方、席数が6席で、かつ数字キー161が電卓並びの配列が選択されている場合には、CPU101はタッチパネル表示部107を図8Bに示す表示パターンで表示させる。
また、一例として席数が4席以下で、かつ数字キー161が携帯並びの配列が選択されている場合には、CPU101はタッチパネル表示部107を図9Aに示す表示パターンで表示させる。一方、席数が4席以下で、かつ数字キー161が電卓並びの配列が選択されている場合には、CPU101はタッチパネル表示部107を図9Bに示す表示パターンで表示させる。
上記のように、CPU101が予め登録された対応テーブルを参照し、対応テーブルの席数情報に基づいて、タッチパネル表示部107の表示パターンを自動的に切り替えることによって、使用頻度が高い数字キー161が拡大して表示されることになり、操作性が向上する。
また、本実施形態のCPU101は、テンキー部160を入力項目の表示に隣接して表示させる。図10A〜図10Dは注文端末装置10におけるタッチパネル表示部の詳細を示す図である。
例えば、CPU101は、伝票番号キー151がタッチされると、図10Aに示すように、伝票番号キー151とテーブル番号キー152の間であって、かつ伝票番号キー151の下側に隣接させてテンキー部160を表示させる。また、CPU101は、テーブル番号キー152がタッチされると、図10Bに示すように、テーブル番号キー152と人数キー153との間であって、かつテーブル番号キー152の下側に隣接させてテンキー部160を表示させる。また、CPU101は、人数キー153がタッチされると、図10Cに示すように、人数キー153と担当者キー154との間であって、かつ人数キー153の下側に隣接させてテンキー部160を表示させる。また、CPU101は、担当者キー154がタッチされると、図10Dに示すように、担当者キー154と決定キー部170との間であって、かつ担当者キー154の下側に隣接させてテンキー部160を表示させる。
上記のように、テンキー部160を入力項目の表示に隣接して表示することにより、現在入力すべき入力項目を容易に視認することができるので、操作性が向上する。なお、テンキー部160を移動して表示させるか否かは、予め設定可能とする。
次に、本実施形態の注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107への表示処理について説明する。図11は注文端末装置10におけるタッチパネル表示部107への表示処理を示すフローチャートである。
(ステップS1)CPU101は、基本配列がすでに選択されているか否かを判定する。基本配列が選択されていると判定した場合(ステップS1:YES)、CPU101は、ステップS2の処理に進む。
(ステップS2)CPU101は、すでに選択されている基本配列でテンキー部160をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS4の処理に進む。
一方、ステップS1において、基本配列が選択されていないと判定した場合(ステップS1:NO)、CPU101は、ステップS3の処理に進む。
(ステップS3)CPU101は、予め設定されたデフォルトの基本配列でテンキー部160をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS4の処理に進む。
(ステップS4)CPU101は、入力項目の入力要求が数字に限定されているか否かを判定する。数字に限定されていないと判定した場合(ステップS4:NO)、CPU101は、ステップS8の処理に進む。
一方、ステップS4において、入力項目の入力要求が数字に限定されていると判定した場合(ステップS4:YES)、CPU101は、ステップS5の処理に進む。
(ステップS5)CPU101は、優先度の設定があるか否かを判定する。優先度の設定がないと判定した場合(ステップS5:NO)、CPU101は、ステップS6の処理に進む。
(ステップS6)CPU101は、図7A又は図7Bに示すように、テンキー部160の数字キー161、上側矢印キー166、及び下側矢印キー167をタッチパネル表示部107に拡大表示させる。その後、ステップS8の処理に進む。
一方、ステップS5において、優先度の設定があると判定した場合(ステップS5:YES)、CPU101は、ステップS7の処理に進む。
(ステップS7)CPU101は、設定された内容に応じたキーの拡大表示をさせる。その後、ステップS8の処理に進む。
ここで、ステップS7における設定内容に応じたキーの拡大表示処理について説明する。図12は注文端末装置10における拡大表示処理を示すフローチャートの一例である。
(ステップS21)CPU101は、人数ファンクションが使用されているか否かを判定する。人数ファンクションが使用されていると判定した場合(ステップS21:YES)、CPU101は、ステップS22の処理に進む。なお、人数ファンクションとは、入力項目が人数であることにより入力要求が数字に限定される場合、入力要求が数字に限定されない場合よりもテンキー部160のキーを拡大表示する制御を行う機能を意味する。なお、この人数ファンクションの使用未使用の判定については、後述する。
一方、ステップS21において、人数ファンクションが使用されていないと判定した場合(ステップS21:NO)、CPU101は、図11のステップS8の処理に進む。
(ステップS22)CPU101は、「1」から「6」の数字キー161を拡大するか否かを判定する。本実施形態においては、CPU101は、優先度の高い数字キー161が、「1」から「6」のキーに設定されているか、又は「2」から「4」のキーに設定されているかを判定する。「1」から「6」の数字キー161を拡大すると判定した場合(ステップS22:YES)、CPU101は、ステップS23の処理に進む。
(ステップS23)CPU101は、図8A又は図8Bに示すように、「1」から「6」の数字キー161を拡大表示させる。その後、CPU101は、図11のステップS8の処理に進む。
一方、ステップS22において、「1」から「6」の数字キー161を拡大しないと判定した場合(ステップS22:NO)、CPU101は、ステップS24の処理に進む。
(ステップS24)CPU101は、「2」から「4」の数字キー161を拡大するか否かを判定する。本実施形態においては、CPU101は、優先度の高い数字キー161が、「1」から「6」のキーに設定されているか、又は「2」から「4」のキーに設定されているかを判定する。「2」から「4」の数字キー161を拡大しないと判定した場合(ステップS24:NO)、CPU101は、ステップS25の処理に進む。
(ステップS25)CPU101は、予め設定されたデフォルトの数字キー161を拡大表示させる。なお、0人が入力される可能性は低いことからデフォルトの数字キー161を「1」から「9」とし、CPU101は、「1」から「9」の数字キー161を拡大表示させる。その後、CPU101は、図11のステップS8の処理に進む。
一方、ステップS24において、「2」から「4」の数字キー161を拡大すると判定した場合(ステップS24:YES)、CPU101は、ステップS26の処理に進む。
(ステップS26)CPU101は、図9A又は図9Bに示すように、「1」から「4」の数字キー161の配列を入れ替える。その後、ステップS27の処理に進む。
(ステップS27)CPU101は、図9A又は図9Bに示すように、「2」から「4」の数字キー161を拡大表示させる。その後、CPU101は、図11のステップS8の処理に進む。
図11に戻り、CPU101は、ステップS8以降の処理を続ける。
(ステップS8)CPU101は、表示位置ファンクションが有るか否かを判定する。表示位置ファンクションがないと判定した場合(ステップS8:NO)、CPU101は、ステップS9の処理に進む。ここで、表示位置ファンクションとは、テンキー部160を入力項目の表示に隣接して表示させる機能を意味する。
(ステップS9)CPU101は、図6A〜図9Bに示すように、テンキー部160をタッチパネル表示部107の下部に固定表示させる。その後、処理を終了する。
一方、ステップS8において、表示位置ファンクションが有ると判定した場合(ステップS8:YES)、CPU101は、ステップS10の処理に進む。
(ステップS10)CPU101は、図10A〜図10Dに示すように、テンキー部160をタッチされた入力項目受付部150の直下に表示させる。その後、処理を終了する。
本実施形態の注文端末装置10によれば、入力項目の入力要求が数字に限定される場合、入力要求が数字に限定されない場合よりも数字キーを含むテンキー部のキーを拡大表示するため、使用頻度が高いキーを大きく表示することができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、CPU101は、入力項目に対してすでに設定されている内容に基づいて優先度を決定するために上記実施形態とは別の方法を使用してもよい。図13は注文端末装置における携帯並びの配列をしたテンキー部の詳細を示す図である。
図13は、テンキー部160において、パターンB1は「2」から「4」の数字キー161、パターンB2は「1」、「3」、「4」の数字キー161、パターンB3は「1」、「2」、「4」の数字キー161、パターンB4は「1」から「3」の数字キー161がそれぞれ拡大表示されている。
例えば、すでに人数が入力済みである追加オーダーの場合には、CPU101は入力済の人数を取得する。また、新規オーダーの際に、スタッフによってテーブル番号が入力済みの場合には、CPU101は、予め不揮発性メモリ104に登録された表1に示す対応テーブルを参照して、入力されたテーブル番号に対応する席数を取得する。なお、新規オーダーの場合には、取得された席数が、人数キー153の右側部に表示されるデフォルトの値となる。
次に、注文端末装置10において、入力項目に対してすでに設定されている内容に基づいて行われるタッチパネル表示部107への表示処理について説明する。図14及び図15は注文端末装置10において、入力項目に対してすでに設定されている内容に基づいて行われるタッチパネル表示部107への表示処理を示すフローチャートである。なお、ここでのキーの配列は、携帯並びとする。
(ステップS41)CPU101は、新規オーダーであるか否かを判定する。新規オーダーであると判定した場合(ステップS41:YES)、CPU101は、ステップS42の処理に進む。
(ステップS42)CPU101は、人数ファンクションが使用されているか否かを判定する。人数ファンクションが使用されていないと判定した場合(ステップS42:NO)、CPU101は、ステップS43の処理に進む。
(ステップS43)CPU101は、図6Aに示すように、数字キー161のサイズが固定されたデフォルトの表示パターンをタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS42において、人数ファンクションが使用されていると判定した場合(ステップS22:YES)、CPU101は、ステップS44の処理に進む。
(ステップS44)CPU101は、テーブル番号が入力されているか否かを判定する。テーブル番号が入力されていない場合(ステップS44:NO)、CPU101は、ステップS45の処理に進む。
(ステップS45)CPU101は、図13のパターンB1をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS44において、CPU101が、テーブル番号が入力されていると判定した場合(ステップS44:YES)、CPU101は、ステップS46の処理に進む。
(ステップS46)CPU101は、テーブルマスタデータベースに記憶された対応テーブルを参照して、席数を取得する。その後、ステップS47の処理に進む。
(ステップS47)CPU101は、人数可変キーに対応しているか否かを判定する。人数可変キーに対応していないと判定した場合(ステップS47:NO)、CPU101は、ステップS48の処理に進む。ここで、人数可変キーとは、数字キー161の配列位置を入力項目における優先度に応じて入れ替える制御を行う機能を意味する。なお、人数可変キーに対応しているか否かは、予め注文端末装置10において設定される。また、人数可変キーに対応しているか否かは、注文管理装置40に登録された表2に示す対応テーブル(後述する)を参照して判定してもよい。
(ステップS48)CPU101は、図8Aに示すように、「1」から「6」の数字キー161が拡大表示されたパターンAをタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。なお、図8Aで示す表示パターンを本実施形態のパターンAとする。
一方、ステップS47において、CPU101は、人数可変キーに対応していると判定した場合(ステップS47:YES)、CPU101は、ステップS49の処理に進む。
(ステップS49)CPU101は、席数が4席よりも多いか否かを判定する。席数が4席よりも多い場合(ステップS49:YES)、CPU101は、ステップS48の処理に進む。
一方、ステップS49において、CPU101は、席数が4席以下であると判定した場合(ステップS49:NO)、CPU101は、ステップS50の処理に進む。
(ステップS50)CPU101は、席数が3席よりも多いか否かを判定する。席数が3席よりも多い場合(ステップS50:YES)、席数は4席になるので、CPU101は、ステップS51の処理に進む。
(ステップS51)座数が4人の場合には、人数は予めデフォルトとして「4」が設定されており、人数キー153の右側部には「4」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「1」から「3」の数字キー161が拡大表示されたパターンB4をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS50において、CPU101は、席数が3席以下であると判定した場合(ステップS50:NO)、CPU101は、ステップS52の処理に進む。
(ステップS52)CPU101は、席数が2席よりも多いか否かを判定する。席数が2席よりも多い場合(ステップS52:YES)、席数は3席になるので、CPU101は、ステップS53の処理に進む。
(ステップS53)座数が3席の場合には、人数は予めデフォルトとして「3」が設定されており、人数キー153の右側部には「3」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「3」を除いた「1」、「2」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB3をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS52において、CPU101は、席数が2席以下であると判定した場合(ステップS50:NO)、CPU101は、ステップS54の処理に進む。
(ステップS54)CPU101は、席数が1席よりも多いか否かを判定する。席数が1席よりも多い場合(ステップS52:YES)、席数は2席になるので、CPU101は、ステップS55の処理に進む。
(ステップS55)座数が2席の場合には、人数は予めデフォルトとして「2」が設定されており、人数キー153の右側部には「2」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「1」、「3」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB2をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS54において、CPU101は、席数が2席以下であると判定した場合(ステップS54:NO)、CPU101は、ステップS45の処理に進む。
(ステップS45)座数が1席の場合には、人数は予めデフォルトとして「1」が設定されており、人数キー153の右側部には「1」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「2」、「3」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB1をタッチパネル表示部107に表示させる。
(ステップS56)CPU101は、表示位置ファンクションが有るか否かを判定する。表示位置ファンクションがあると判定した場合(ステップS56:YES)、CPU101は、ステップS57の処理に進む。
(ステップS57)CPU101は、図10A〜図10Dに示すように、テンキー部160をタッチされた入力項目受付部150の直下に表示させる。その後、処理を終了する。
一方、ステップS56において、表示位置ファンクションがないと判定した場合(ステップS56:NO)、CPU101は、ステップS58の処理に進む。
(ステップS58)CPU101は、図6A〜図9Bに示すように、テンキー部160をタッチパネル表示部107の下部に固定表示させる。その後、処理を終了する。
一方、ステップS41において、CPU101が、新規オーダーではないと判定した場合(ステップS41;NO)、CPU101は、図15のステップS59の処理に進む。
(ステップS59)CPU101は、直前のオーダーから人数情報を取得する。その後、ステップS60の処理に進む。
(ステップS60)CPU101は、人数ファンクションが使用されているか否かを判定する。人数ファンクションが使用されていないと判定した場合(ステップS60:NO)、CPU101は、ステップS61の処理に進む。
(ステップS61)CPU101は、図6Aに示すように、数字キー161のサイズが固定されたデフォルトの表示パターンをタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS60において、人数ファンクションが使用されていると判定した場合(ステップS60:YES)、CPU101は、ステップS62の処理に進む。
(ステップS62)CPU101は、人数が変更可能である人数可変キーに対応しているか否かを判定する。人数可変キーに対応していないと判定した場合(ステップS62:NO)、CPU101は、ステップS63の処理に進む。
(ステップS63)CPU101は、図8Aに示すように、「1」から「6」の数字キー161が拡大表示されたパターンAをタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。なお、図8Aで示す表示パターンを本実施形態のパターンAとする。
一方、ステップS62において、CPU101は、人数可変キーに対応していると判定した場合(ステップS62:YES)、CPU101は、ステップS64の処理に進む。
(ステップS64)CPU101は、人数が4人よりも多いか否かを判定する。人数が4人よりも多い場合(ステップS64:YES)、CPU101は、ステップS63の処理に進む。
一方、ステップS64において、CPU101は、人数が4人以下であると判定した場合(ステップS64:NO)、CPU101は、ステップS65の処理に進む。
(ステップS65)CPU101は、人数が3人よりも多いか否かを判定する。人数が3人よりも多い場合(ステップS50:YES)、人数は4人になるので、CPU101は、ステップS66の処理に進む。
(ステップS66)人数が4人の場合には、人数はすでに「4」が設定されており、人数キー153の右側部には「4」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「1」から「3」の数字キー161が拡大表示されたパターンB4をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS65において、CPU101は、人数が3人以下であると判定した場合(ステップS65:NO)、CPU101は、ステップS67の処理に進む。
(ステップS67)CPU101は、人数が2人よりも多いか否かを判定する。人数が2人よりも多い場合(ステップS67:YES)、人数は3人になるので、CPU101は、ステップS68の処理に進む。
(ステップS68)人数は3人の場合には、人数はすでに「3」が設定されており、人数キー153の右側部には「3」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「3」を除いた「1」、「2」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB3をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS67において、CPU101は、人数が2人以下であると判定した場合(ステップS67:NO)、CPU101は、ステップS69の処理に進む。
(ステップS69)CPU101は、人数が1人よりも多いか否かを判定する。人数が1人よりも多い場合(ステップS69:YES)、人数は2人になるので、CPU101は、ステップS70の処理に進む。
(ステップS70)人数が2席の場合には、人数はすでに「2」が設定されており、人数キー153の右側部には「2」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「1」、「3」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB2をタッチパネル表示部107に表示させる。その後、ステップS56の処理に進む。
一方、ステップS69において、CPU101は、人数が2人以下であると判定した場合(ステップS54:NO)、CPU101は、ステップS71の処理に進む。
(ステップS71)人数が1人の場合には、人数はすでに「1」が設定されており、人数キー153の右側部には「1」が表示されている。従って、CPU101は、図13に示すように、「2」、「3」、「4」の数字キー161が拡大表示されたパターンB1をタッチパネル表示部107に表示させる。
本実施形態によれば、人数キー153に予め表示されるデフォルトの数字以外で優先度が高い数字のキーを他の数字のキーよりも大きく表示させることができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性をさらに向上させることができる。また、より使用頻度が高いキーが拡大表示されることにより、スタッフがストレスを感じることなく、入力速度をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態は、携帯並びの配列を選択した場合の態様であるが、本発明はこれに限られず、電卓並びの配列を選択した場合にも適用可能である。
次に注文管理システム1による一連の処理について説明する。下記表2は、左から順に、スタッフのID番号、スタッフの名前、数字の並び、人数ファンクション有無、人数可変キー対応有無、及び表示位置ファンクションの有無について、スタッフ毎の設定情報を示す対応テーブルである。なお、表2に示す対応テーブルにおいて、数字並びが「1」の場合は、携帯並びの配列であり、「0」の場合は、電卓並びの配列である。また、表示位置が「0」の場合はテンキー部160が固定され、「1」の場合はテンキー部160の移動を可能とする。また、人数ファンクションが「有」の場合は、入力項目が人数であることにより入力要求が数字に限定される場合に、入力要求が数字に限定されない場合よりもテンキー部160のキーを拡大表示する。また、人数可変キー対応が「有」である場合は、数字キー161の配列位置を入力項目における優先度に応じて入れ替える制御を行う。
表2に示す対応テーブルは、予め注文管理装置40に登録されている。ここで、注文管理システム1における一連の処理について説明する。図16は注文管理システム1における一連の処理を示すフローチャートである。
(ステップS31)CPU101は、注文端末装置10の電源投入を検出する。その後、ステップS32の処理に進む。
(ステップS32)CPU101は、担当者キー154を、担当者番号を入力可能な状態でタッチパネル表示部107に表示する。その後、ステップS33の処理に進む。
(ステップS33)CPU101は、担当者番号が入力されたか否かを判定する。担当番号が入力されていない場合(ステップS33:NO)には、CPU101は、ステップS34の処理に進む。
(ステップS34)CPU101は、注文端末装置10の内部情報に基づいてテンキー部160の表示パターンを作成してタッチパネル表示部107に表示させる。または、数字並び、人数ファンクション、人数可変キー対応、及び表示位置ファンクションについての入力を受け付け、入力された情報に応じて、表示パターンを作成してタッチパネル表示部107に表示させる。その後、処理を終了する。
一方、CPU101が、ステップS33において、担当番号が入力されていると判定した場合(ステップS33:YES)には、CPU101は、ステップS35の処理に進む。
(ステップ35)CPU101は、注文管理装置40にアクセスして、上記表2の対応テーブルを取得する。その後、ステップS36の処理に進む。
(ステップS36)CPU101は、上記表2の対応テーブルに基づいて、担当者キー162において入力された担当者番号に該当する担当者番号があるかどうかを判定する。担当者番号がない場合(ステップS36:NO)には、CPU101は、ステップ34の処理に進む。
一方、CPU101は、ステップS36において、担当者番号があると判定した場合(ステップS36:YES)には、CPU101は、ステップS37の処理に進む。
(ステップS37)CPU101は、担当者毎に設定されたタッチパネル表示部107の画面設定情報に基づいてテンキー部160の表示パターンを作成してタッチパネル表示部107に表示させる。その後、処理を終了する。
本実施形態の注文管理システム1によれば、ユーザを特定する情報に対応する基本配列の設定情報に基づいた基本配列でキーを表示することで、担当者毎に使い慣れたキーの配列を使用することができるので、キーの誤入力を防止でき、かつ操作性を向上させることができる。
なお、注文管理システム1を構成する注文端末装置10、無線中継装置20、注文管理装置40、及び伝票出力装置50のハードウェアの構成は特に限定されるものではなく、複数のIC(Integrated Circuit)、プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、及びメモリなどを適宜組み合わせることによって実現することができる。
また、注文管理システム1の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更を行った場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記以外にも、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、設計変更を行ってもよい。