JP2003186609A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JP2003186609A
JP2003186609A JP2001384784A JP2001384784A JP2003186609A JP 2003186609 A JP2003186609 A JP 2003186609A JP 2001384784 A JP2001384784 A JP 2001384784A JP 2001384784 A JP2001384784 A JP 2001384784A JP 2003186609 A JP2003186609 A JP 2003186609A
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Yoshinari Kato
善也 加藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字入力時にキー打鍵回数を少なくできて入
力操作を簡単にでき、覚えやすく打ちやすくできて抵抗
感無く利用可能なキー入力装置の提供。 【解決手段】 キー入力装置は、上下4段左右3列の1
2個のメインキー21〜32を備える。各キー21〜3
2のキートップには、数字および「*、#」がそれぞれ
表記され、かつ仮名文字および英字の少なくとも一方が
表記される。また、5個のキー21〜25には、母音
「A、I、U、E、O」の文字が各キーに隣接して表記
され、他の7個のキー26〜32には、子音「K、S、
T、N、H、Y、R」の7個の文字が各キーに隣接して
表記される。「W、M」は2つのキー26,32に隣接
して表記される。利用者は、キートップに表記された文
字を入力する第1の入力モードと、キーに隣接して表記
された文字を入力する第2の入力モードとを切り替えて
入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー入力装置に関
する。詳しくは、文字を効率的に入力可能なキー入力装
置に関する。
【0002】
【背景技術】近年、携帯電話機は通話だけでなく、電子
メールの送受信やインターネットの閲覧等も可能なよう
に高機能化している。この携帯電話機のような小型の機
器では、キーボードのように80個ものキーを配置する
ことはできない。このため、例えば、携帯電話機では、
電話番号入力用に設けられた12個程度のキーに、数
字、かな文字、英字を設定し、入力モードを切り替える
モードキーを順次押して、画面のモード表示を見なが
ら、数字入力モード、かな入力モード、英字入力モード
に切り替えて数字および文字を入力するようにしてい
る。
【0003】例えば、従来の携帯電話機では、日本語
(ひらがな)を入力するために、「1」〜「0」の番号
入力用のキーに「あ」行、「か」行、「さ」行、…、
「ら」行、「わをん」と50音配列で文字を設定してい
た。そして、例えば「あ」行に設定されたキーでは、1
回押すと「あ」が、2回押すと「い」が、3回押すと
「う」が、4回押すと「え」が、5回押すと「お」がそ
れぞれ入力されるように構成されていた。同様に、他の
キーも、1〜5回打鍵することで、日本語の各文字(か
な)を入力していた。
【0004】また、英語を入力するために、7個のキー
にそれぞれ「ABC」、「DEF」、「GHI」、「J
KL」、「MNO」、「PQRS」、「TUV」、「W
XYZ」とアルファベット順の文字を設定し、それぞれ
のキーを押す回数によって各文字を選択入力していた。
【0005】このような携帯電話機における文字入力の
配列は、既に広く利用されるようになっており、多くの
人が利用するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の文字配列では、仮名文字を入力するためには
最大5回、英字を入力するには最大4回キーを押さなけ
ればならず、入力操作が煩雑になり、文字入力の高速化
が実現できないという問題があった。特に、キーを押す
回数は文字の頻出頻度と関係なく設定されているため、
仮名入力で複数の文字を入力する場合や英語入力時に、
平均して約3〜4回キーを押す必要があり、操作が煩雑
であった。
【0007】一方で、近年では、少ないキー数のキー入
力装置において、より効率的な文字入力を可能とするた
めに、様々な入力方式が提案されている。しかしなが
ら、携帯電話機における文字入力の配列は、既に広く利
用されており、このような従来の文字入力の代わりに新
たな入力方式を採用すると、利用者が混乱し、かつ抵抗
感があるため、利用が広がらないという問題があった。
このような問題は、携帯電話機に限らず、通常の卓上の
電話やFAX等で文字入力を行う場合も同様である。ま
た、電話に限らず、腕時計、電卓、電子手帳、携帯用パ
ソコン、PDA(携帯情報端末)、パソコン等に接続さ
れるテンキーボード等を利用して文字入力する場合にも
同様の問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、文字入力時にキーを押す
回数を少なくできて入力操作を簡単にでき、かつ覚えや
すくかつ打ちやすくできて抵抗感無く利用可能なキー入
力装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のキー入力装置
は、図面を参照して説明すると、少なくとも上下4段左
右3列の12個のメインキー21〜32が設けられ、こ
れらの12個のメインキーのキートップには、数字
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」および記
号「*、#」がそれぞれ表記されるとともに、仮名文字
および英字の少なくとも一方がそれぞれ表記され、12
個のメインキーの内の5個のキー21〜25には、母音
を表すアルファベットである「A」、「I」、「U」、
「E」、「O」の文字が、各キーに隣接して表記され、
他の7個のキー26〜32には、ローマ字入力において
前記母音キーと組み合わされて日本語の清音を入力する
子音を表す「K、S、T、N、H、M、Y、R、W」の
9個のアルファベットの内の7個の文字が各キーに隣接
して表記されており、他の2つの文字は、子音が配置さ
れた7個のキーのうちの2つのキーに隣接して表記さ
れ、前記キートップに表記された文字を入力する第1の
入力モードと、キーに隣接して表記された文字を入力す
る第2の入力モードとを切替可能に構成されていること
を特徴とするものである。
【0010】このような本発明では、キートップ上に表
記される文字は、第1の入力モードに設定することで、
従来の携帯電話機と同じように、各キーを1〜5回打鍵
することで入力できる。一方、第2の入力モードを切り
替えた場合には、キーを最大3回、殆どは1〜2回打鍵
するだけで文字を入力できる。
【0011】すなわち、第2の入力モードにおいては、
日本語でも英語でも最も使用頻度の高い母音つまり
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を別々のキー
に設定したため、これらの文字はキーを1回押すだけで
入力できるように設定できる。このため、「A」以外の
母音は複数回キーを押さなければ入力できない従来の5
0音配列あるいは英語配列に比べて、母音入力時の打鍵
回数を少なくでき、操作性が向上し、高速入力も可能と
なる。さらに、他の7個のキーに隣接して表記された
「K、S、T、N、H、M、Y、R、W」のうちの7個
のキーを、1回の打鍵で入力できるように設定できるた
め、日本語の清音(例えば、か行、さ行、た行、な行、
は行、や行、わ行の文字)は、子音キーと母音キーとを
1回ずつ打鍵するだけでよく、非常に簡単に入力するこ
とができる。従って、第2の入力モードを利用すれば、
文字入力時にキーを押す回数を少なくできて入力操作を
簡単にでき、仮名文字を非常に効率的に入力することが
できる。
【0012】さらに、利用者は、従来の入力方式(第1
の入力モード)と新しい入力方式(第2の入力モード)
とを自由に選択して使用できるため、新しい入力方式を
気軽に利用することができ、その利用を促進できる。ま
た、携帯電話機等のキー入力装置を製造するメーカー
は、既存の入力方式を採用したものと、新しい入力方式
を採用したものを別々に製造する必要がなく、かつリス
クが高い新しい入力方式のみのキー入力装置を製造発売
する必要も無いため、容易に製造発売することができ
る。
【0013】この際、前記12個のメインキーのうち、
第1段3個の各キー21〜23に隣接した部分には左側
のキーから順に「A」、「I」、「U」がそれぞれ表記
され、第2段3個の各キー24〜26に隣接した部分に
は左側のキーから順に「E」、「O」、「Y」がそれぞ
れ表記され、第3段3個の各キー27〜29に隣接した
部分には左側のキーから順に「K」、「S」、「T」が
それぞれ表記され、第4段3個の各キー30〜32に隣
接した部分には左側のキーから順に「N」、「H」、
「R」がそれぞれ表記され、「Y」、「R」が隣接して
表記されたキー26,32には、「W」、「M」もそれ
ぞれ隣接して表記されていることが好ましい。
【0014】このような構成によれば、母音がキーの上
段側(1段目および2段目)であり、子音が下側(2〜
4段目)にあるので、各キーの位置を把握しやすく、操
作性を向上できる。特に、母音「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」は、第1段目から第2段目に向
かってかつ左から右に向かって配置されているため、各
母音のキー位置を覚えやすく、より操作性を向上でき
る。さらに、各子音も第3段目から第4段目にむかって
「か行」を入力する「K」、「さ行」を入力する「S」
とほぼ五十音順に配置されているので、各子音のキー位
置も容易に把握できる。
【0015】ここで、前記母音「A、I、U、E、O」
および子音「K、S、T、N、H、Y、R」は、12個
のメインキー21〜32の左上に表記され、子音「W、
M」は「Y、R」が隣接して表記された2個のメインキ
ー26,32の右上に表記されていることが好ましい。
また、前記母音「A、I、U、E、O」および子音
「K、S、T、N、H、Y、R」は、12個のメインキ
ー21〜32の左側に表記され、子音「W、M」はメイ
ンキー26,32の左側でかつ前記「Y」、「R」の下
側に表記されていてもよい。
【0016】このような本発明によれば、例えば、母音
「A、I、U、E、O」および子音「K、S、T、N、
H、Y、R」と、子音「W、M」とは、各キーに対する
表記位置が相違するため、操作者は、例えば、母音
「A、I、U、E、O」および子音「K、S、T、N、
H、Y、R」は各キーを1回打鍵で入力でき、子音
「W、M」は各キーを2回打鍵で入力できることを容易
に把握することができ、操作性が良く、理解しやすい配
列にできる。
【0017】また、メインキーには、長音「ー」や促音
「っ」が隣接して表記されていてもよい。例えば、各母
音「A、I、U、E、O」および子音「K、S、T、
N、H、Y、R」がメインキー21〜32の左上に表記
され、子音「W、M」が「Y、R」が隣接して表記され
た2個のメインキー26,32の右上に表記されている
場合には、前記母音「U」が隣接して表記されたメイン
キー23の右上に長音「ー」を隣接して表記し、前記子
音「T」が隣接して表記されたメインキー29の右上に
促音「っ」を隣接して表記することが好ましい。
【0018】この場合には、各メインキー21〜32の
左上および右列のメインキー23,26,29,32の
右上に、各母音「A、I、U、E、O」、子音「K、
S、T、N、H、Y、R、W、M」および長音「ー」、
促音「っ」がそれぞれ1つずつ配置されるので、キーに
隣接表記される文字を均等に配置できる。このため、キ
ーを隣接表記するためのスペースを最小限に抑えること
ができ、キー入力装置の小型化が容易になる。また、日
本語の入力において頻度の高い長音「ー」や促音「っ」
を容易に入力できるので、日本語の入力効率をより一層
向上できる。
【0019】また、前記第2の入力モードにおいて、
「K」が隣接表記されたキー27を連続して2回押すと
「G」が入力され、「S」が隣接表記されたキー28を
連続して2回押すと「Z」が入力され、「T」が隣接表
記されたキー29を連続して2回押すと「D」が入力さ
れ、「H」が隣接表記されたキー31を連続して2回押
すと「B」が入力され、「R」が隣接表記されたキー3
2を連続して2回押すと「M」が入力され、「Y」が隣
接表記されたキー26を連続して2回押すと「W」が入
力されることが好ましい。
【0020】この場合、ローマ字入力において、「か」
行を入力する「K」キーに濁音の「が」行を入力する
「G」キーを、「さ」行を入力する「S」キーに「ざ」
行を入力する「Z」キーを、「た」行を入力する「T」
キーに「だ」行を入力する「D」キーを、「は」行を入
力する「H」キーに「ば」行を入力する「B」キーをそ
れぞれ設定したので、関連する清音と濁音を同じキーを
用いて(キーを押す回数を変えることなどで)入力する
ことができる。このため、濁音の入力操作も覚えやすく
なり、高速に入力することができる。
【0021】さらに、関連する濁音が設けられない
「R」、「Y」のキーに「M」、「W」を設定している
ので、ローマ字入力において前記母音キーと組み合わさ
れることで「か」行〜「わ」行を入力する子音「K、
S、T、N、H、M、Y、R、W」を1回または2回で
入力でき、母音に次いで入力頻度の高い清音の子音を簡
単な操作で入力することができ、操作性をより一層向上
することができる。さらに、頻度の高い文字を、1〜2
回の打鍵で入力できるため、頻度に関係なく1〜5回の
打鍵が必要な従来に比べて操作性を大幅に向上すること
ができる。
【0022】また、前記第2の入力モードにおいて、長
音「ー」はその長音「ー」が隣接表記されたキーを連続
して2回押すと入力され、促音「っ」はその促音「っ」
が隣接表記されたキーを連続して2回押すと入力される
ことが好ましい。日本語の入力で頻度の高い長音や促音
を、2回の打鍵で入力できるため、入力効率を向上で
き、高速に入力することができる。その上、第2の入力
モードにおいて、「T」が設定されたキー29に促音
「っ」を設定したので、操作者が促音の位置を把握しや
すく、操作性を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施形態を
図面を参照して説明する。本実施形態のキー入力装置
は、図1に示すように、携帯電話機1に組み込まれて用
いられたものである。携帯電話機1には、液晶ディスプ
レイ2が設けられているとともに、複数のキーが配置さ
れたキー入力装置(キー入力部)3が設けられている。
【0024】キー入力装置3には、図2にも示すよう
に、上部に各種操作を行うための機能キー部が設けられ
るとともに、下部に上下5段左右3列の計15個のキー
が配置されており、その下部の4段3列の計12個のキ
ー21〜32で数字や文字を入力するメインキーが構成
されている。また、上段の3個のキーには各種電話機能
を行うための電話機能キー41〜43が設定されてい
る。
【0025】さらに、これらの15個のキーの上側に
は、カーソル移動キー51、確定キー52、メニューキ
ー53、モードキー(文字キー)54、電話帳を表示す
るキー55等の機能キーが配置されている。モードキー
54は、数字(電話番号)入力モード、英語(大文字・
小文字)入力モード、日本語入力モードといった従来の
携帯電話機と同様な第1の入力モードの他に、本発明の
特徴的な第2の入力モード(CUT式入力モード)にも
切り換える機能を備え、このモードキー54を打鍵する
と、順次上記の各モードが切り換えられるようになって
いる。
【0026】カーソル移動キー51は、カーソル(文字
入力位置)の移動のほかに、スペースの入力、また仮名
入力では漢字変換の候補選択等にも用いられる。確定キ
ー52は、漢字変換時に選択した漢字を決定するため等
の入力を確定するために用いられる。
【0027】メインキー21〜32には、各文字や機能
が設定されている。すなわち、各メインキー21〜32
のキートップの左側には、電話番号を入力する場合など
に用いられる数字キーが設定され、右側には、従来の入
力方式(第1の入力モード)による日本語入力用のかな
文字および英語入力に用いられるアルファベットが記載
されている。
【0028】具体的には、図2に示すように各キー21
〜32のキートップ左側には、数字配列として、上段左
側から順にキー21に数字「1」が、キー22に数字
「2」が、キー23に数字「3」が、キー24に数字
「4」が、キー25に数字「5」が、キー26に数字
「6」が、キー27に数字「7」が、キー28に数字
「8」が、キー29に数字「9」が、キー30に記号
「*」が、キー31に数字「0」が、キー32に記号
「#」が設定され、電話操作が行えるように設定されて
いる。
【0029】また、メインキー21〜29のキートップ
上側には、従来の50音順の日本語入力用のひらがな
「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら」がそれぞれ表
示されている。さらに、キー31のキートップには、
「わ、を、ん」が記載されている。さらに、メインキー
22〜29のキートップ下側には、従来のアルファベッ
ト順の英語入力用の英字「A〜Z」が各キーに3〜4個
ずつ表示されている。
【0030】一方、各メインキー21〜32の左上に
は、第2の入力モード(CUT式入力モード)時に各キ
ー21〜32を1回打鍵した際に入力される文字がキー
21〜32に隣接して表示されている。すなわち、各キ
ー21〜25の左上には、それぞれ母音を表す「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」が表示され、第2の入
力モード時に各キー21〜25を1回打鍵すると、これ
らの母音「A、I、U、E、O」が入力されるようにな
っている。
【0031】一方、各キー26〜32の左上には、子音
を表す「Y」、「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「R」が表示され、第2の入力モード時に各キ
ー26〜32を1回打鍵すると、これらの子音「Y、
K、S、T、N、H、R」が入力されるようになってい
る。
【0032】さらに、キー26,32の右上には、子音
を表す「W」、「M」が表示され、第2の入力モード時
に各キー26,32を2回打鍵すると、これらの子音
「W」、「M」が入力されるようになっている。また、
キー23,29の右上には、長音「ー」、促音「っ」が
表記され、第2の入力モード時に各キー23,29を2
回打鍵すると、これらの長音「ー」、促音「っ」が入力
されるようになっている。すなわち、右列の4つのキー
23,26,29,32の右上には、第2の入力モード
時に2回打鍵することで入力される長音「ー」、
「W」、促音「っ」、「M」がそれぞれ表記されてい
る。
【0033】また、キー入力装置3には表示されていな
いが、第2の入力モード時に、キー27,28,29,
31を2回打鍵すると、ローマ字入力において濁音を入
力するために用いられる子音「G」、「Z」、「D」、
「B」がそれぞれ入力されるようになっている。さら
に、第2の入力モード時に、「H」が設定されたキー3
1を3回打鍵すると、ローマ字入力において半濁音を入
力するために用いられる子音「P」が入力されるように
なっている。
【0034】これらの第2の入力モード時に入力される
キーをまとめると、図3に示すようになる。図3におい
ては、各キー21〜32に隣接表記された文字のうち、
1回打鍵で入力される文字を左側に表記し、2回打鍵で
入力される文字を右側に表記している。具体的には、日
本語の母音入力となる「A、I、U、E、O」と、清音
入力用の子音「Y、K、S、T、N、H、R、W、M」
と、長音「ー」、促音「っ」である。
【0035】すなわち、第2の入力モードにおいては、
図4にも示すように、キー21〜25を1回打鍵する
と、母音「あ、い、う、え、お」が入力され、キー26
〜32を1回打鍵すると、ローマ字で「や行、か行、さ
行、た行、な行、は行、ら行」を入力する子音が入力さ
れ、キー26、32を2回打鍵すると、ローマ字で「わ
行、ま行」を入力する子音が入力され、キー23,29
を2回打鍵すると、長音「ー」、促音「っ」が入力され
る。
【0036】なお、「W」、「M」や長音、促音を2回
打鍵で入力するようにしたのは、他の子音に比べて頻度
が低いためである。このようなローマ字入力は、かな文
字50音に比べて文字数が少ないため、特にキー数が少
ない携帯電話機1では、かな文字50音を各キーに設定
した場合に比べて操作が簡単であり、また最近のパソコ
ン等の普及に伴い日本語を入力するユーザーの大半がロ
ーマ字を使って入力しているため、取り組みやすいとい
う利点がある。
【0037】また、キー27,28,29,31では、
1回打鍵した際に入力される「K」、「S」、「T」、
「H」と、2回打鍵した際に入力される文字「G」、
「Z」、「D」、「B」とが、清音(「か」行、「さ」
行、「た」行、「は」行)と濁音(「が」行、「ざ」
行、「だ」行、「ば」行)とで対応するように配列され
ている。また、キー31には、3回打鍵時に「は」行に
対応する半濁音である「ぱ」行を入力する「P」が入力
される。このため、キー配列を容易に記憶できるように
なっている。
【0038】次に前述のようなキー配列のキー入力装置
3における入力処理機能について、図5に示すブロック
図を参照して説明する。まず、各キー21〜32が打鍵
されたか否かをキー入力検出手段101で検出する。例
えば、一定サイクル(例えば1〜10ms)でタイマ割
込を行い、各キー21〜32に割り当てられたI/Oポ
ート等をチェックしてキー入力があるか否かをチェック
すればよい。
【0039】キー入力無しと判断されたら、タイマ割込
を一定サイクルで繰り返してキー入力を待つ。一方、キ
ー入力有りと判断されれば、キー入力処理手段102に
おいて入力処理が行われる。なお、モードキー54を打
鍵して入力モードの切替操作が行われた場合には、モー
ド切替手段103が作動され、キー入力処理手段102
の入力モードが適宜切り替えられて設定される。
【0040】キー入力処理手段102では、設定された
入力モードと入力されたキーに応じて所定の文字や数字
等が出力されるように処理する。そして、出力された文
字や数字は、画面制御手段104を介して液晶ディスプ
レイ2に表示される。以下に各モード時の入力操作に関
して説明する。
【0041】[第1入力モード時における通常モード
時]通常モード時は、携帯電話機として機能するモード
であるため、各キー21〜32を押すと、キー入力装置
3は、そのキー21〜32に設定された数字を出力す
る。従って、電話の発信状態であれば、電話番号を入力
して電話を掛けることができる。また、数字を入力でき
るモードであるため、電話帳で電話番号を入力する場合
のように、数字の入力時にも利用できる。
【0042】[第1入力モード時における英字入力モー
ド]モードキー54を押して英字入力モードに切り替え
た場合には、従来の携帯電話機と同様に、各キー21〜
32を1〜4回押すと、各キートップに表記されたアル
ファベットが入力される。
【0043】[第1入力モード時における日本語従来入
力モード]モードキー54を押して日本語従来入力モー
ドに切り替えた場合には、従来の携帯電話機と同様に、
各キー21〜29,31を1〜5回押すことで、各キー
トップ上側に表記された「あ行〜わ行」の文字が適宜入
力される。
【0044】[第2入力モード(CUT式入力モー
ド)]第2の入力モードにおける文字入力の例を図6を
参照しつつ説明する。なお、図6においては、各単語を
入力する場合の例が示されており、括弧内にはその文字
の入力操作を各キー21〜32に隣接表記された文字
と、そのキー21〜32に設定された数字および記号
「*、#」との2通りで記載している。また、黒丸は、
小文字ボタンであり、本実施形態ではモードキー54で
ある。
【0045】(単母音・清音の入力)モードキー54を
押して第2の入力モードに切り替えた場合には、キー2
1〜25を1回押すと、母音「あ」〜「お」(単母音)
が入力される。また、子音キー26〜32を押した後に
母音キー21〜25を押すと、「や行、か行、さ行、た
行、な行、は行、ら行」の文字(清音)が入力される。
すなわち、キー27を1回押すと「K」が選択され、続
いてキー21を押すと「A」が選択されるため、「K+
A」となって「か」が入力される。同様に、キー27,
22を順に押すと「き」が入力される。他の清音も同様
に、キー26〜32を1回押した後、キー21〜25の
母音を押すことで「か行、さ行、た行、な行、は行、ら
行、や行」の各文字が入力される。従って、単母音や清
音からなる「あいさつ」、「こうそく」は図6に示す操
作で入力できる。
【0046】(ま行・わ行の入力)また、キー26を2
回押すと「W」が選択され、続いてキー21を押すと
「A」が選択されるため、「W+A」となって「わ」が
入力される。同様に、キー26を2回押し、続けてキー
25を押すと、「W+O」となって「を」が入力され
る。同様に、キー32を2回押すと「M」が選択され、
続いてキー21〜25を押すと、「ま、み、む、め、
も」がそれぞれ入力される。従って、「ま行・わ行」の
文字を含む「みつもり」、「わをかく」は図6に示す操
作で入力できる。
【0047】(濁音・半濁音の入力)さらに、キー27
〜29,31を2回押して「G」、「Z」、「D」、
「B」を選択した後、キー21〜25の母音を押すこと
で「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば行」の各濁音が
入力される。また、キー31を3回押して第3の文字キ
ーである「P」を選択した後、キー21〜25の母音を
押すことで「ぱ」、「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」の
各半濁音が入力される。従って、「濁音・半濁音」の文
字を含む「だいがく」、「プレハブ」は図6に示す操作
で入力できる。
【0048】(促音・長音の入力)また、長音「ー」
は、「U」キー23を2回押すことで入力される。促音
「っ」は、「T」キー29を2回押すことで入力され
る。従って、「促音・長音」を含む「ラッキー」、「ジ
ッパー」は図6に示す操作で入力できる。
【0049】(撥音・拗音の入力)撥音「ん」は、一般
のローマ字入力と同様に、「N」キー30を1回押す
(次の入力が子音の場合)または2回押すことで入力さ
れる。
【0050】また、子音と母音との間にキー26の
「Y」を押すことで、拗音が入力される。例えば、キー
27,26,21を順次1回づつ押すと「K+Y+A」
で「きゃ」が入力される。また、キー27を2回押した
後に、キー26,25を順次1回づつ押すと「G+Y+
O」で「ぎょ」が入力される。従って、「撥音・拗音」
を含む「チャンス」、「じゅんえん」は図6に示す操作
で入力できる。
【0051】(小文字・記号の入力)さらに、かなの小
文字は、その文字の入力後、小文字入力用の機能が設定
されたモードキー54を1回押すことで入力される。従
って、「小文字」を含む「ジェット」、「クオリティ」
は図6に示す操作で入力できる。一方、記号「−、。・
!?」等は、「#」キー32を3回以上押すと、順次選
択されて入力される。
【0052】(短縮入力)上記の入力方法では、
「M」、「W」を用いた「ま行」や「わ行」の文字を入
力する場合と、「G」、「Z」、「D」、「B」を用い
た「が行、ざ行、だ行、ば行」の各濁音を入力する場合
は、キー26,27,28,29,31,32を2回打
鍵した後で、母音キー21〜25を1回打鍵し、計3回
のキー打鍵操作が必要となる。このため、「か行」〜
「は行」、「や行」、「ら行」のような2回のキー打鍵
操作でよい清音の入力に比べてキー打鍵操作が1回多く
なる。
【0053】このため、本実施形態では、「ま行」、
「わ行」の入力や、濁音の入力を他の「か行」等と同じ
2回打鍵操作で行えるように、補助配列を設定してい
る。すなわち、キー入力装置3では、標準的なキー入力
操作時は、図3に示すように、キー21〜25にそれぞ
れ母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が設定
され、キー26〜32に子音等がそれぞれ設定されたキ
ー配列に対応して文字が入力される。
【0054】この標準配列に対し、図3の括弧内に示す
ように、5つの子音キー27〜31には、補助配列用と
して仮想母音(第2母音)「a」、「i」、「u」、
「e」、「o」も設定され、かつキー32には代理キー
(#で表示)も設定されている。これらの仮想母音(第
2母音)は、日本語のローマ字入力においては、基本的
に子音が連続して入力されることは殆ど無い点に着目
し、子音が続けて入力された場合に、各仮想母音が入力
されるように設定している。
【0055】(ま行・わ行の短縮入力)具体的には、キ
ー32(「R」)に続けてキー27〜31を入力する
と、「ま行(ま、み、む、め、も)」が入力され、キー
26(「Y」)に続けてキー27,31を入力すると
「わ、を」が入力され、「ま行」および「わ行」も2回
のキー打鍵操作で入力できるようにされている。
【0056】(濁音の短縮入力)同様に、濁音入力用の
子音「G」、「Z」、「D」、「B」が第2子音として
設定された子音キー27,28,29,31と、補助配
列用として仮想母音(第2母音)「a」、「i」、
「u」、「e」、「o」が設定された5つの子音キー
(子音母音兼用キー)27〜31とが連続して入力され
た場合には、その子音「G」、「Z」、「D」、「B」
と仮想母音「a」、「i」、「u」、「e」、「o」と
が連続して入力されて濁音が入力される。
【0057】なお、「が(G+a)」、「じ(Z+
i)」、「づ(D+u)」、「ぼ(B+o)」は、子音
と仮想母音とが同じキーに設定されているため、上記の
ような仮想母音を利用して入力することができない。つ
まり、通常、同じキーを2回打鍵すると、そのキーの第
2子音の選択であり、仮想母音の入力とすることができ
ない。そこで、キー32を仮想母音の代理キー(#)と
し、前記子音キー27〜29,31を打鍵した直後に、
キー32を打鍵した場合には、各子音キー(子音母音兼
用キー)27〜29,31の第2子音「G、Z、D、
B」と、その子音母音兼用キーに設定されている仮想母
音とが連続して入力されるように設定している。これら
の短縮入力の例を、図6に示す。
【0058】(「you」、「yuu」の短縮入力)日
本語においては、「you(よう)」、「yuu(ゆ
う)」は拗音の長音等として入力されて頻度も高い。通
常の入力では、それぞれ3文字の入力であるから3回の
キー打鍵操作が必要であるが、本実施形態では、「YI
(キー26,22)」と入力されたら「YUU」が入力
され、「YE(キー26,24)」と入力されたら「Y
OU」が入力されるようにして、拗音の長音を2回打鍵
で入力できるように設定している。従って、子音キーに
続いて「YI」と押せば、その子音+「YUU」、例え
ば「SYUU(しゅう)」が入力される。また、子音キ
ーに続いて「YI」と押せば、その子音+「YOU」、
例えば「KYOU(きょう)」が入力される。さらに、
「じゅよう」の「よう」のように、母音の後に入力され
たり、「YE」、「YI」が単独で入力されると「YO
U(よう)」、「YOU(ゆう)」として入力される。
なお、ローマ字入力では、「YI」、「YE」の組合せ
による文字は設定されていないため、これらの短縮入力
を割り当てても問題はない。この拗音の短縮入力の例
も、図6に示す。
【0059】なお、従来、携帯電話機において50音配
列の仮名文字を入力する場合には、1文字毎にカーソル
キーを押して送り操作を行って文字を確定していたが、
本実施形態では、基本的に「子音+母音」の順にキーが
押されるローマ字入力を採用しているため、母音キー2
1〜25を押した時点(およびキー30を2回押した時
点)で文字を確定でき、送り操作が不要となる。
【0060】また、文字を入力後、カーソル移動キー5
1の下移動キーを押すと、漢字に変換され、左右の移動
キーにより、その漢字の変換候補が順次選択される。な
お、本実施形態では、漢字変換が可能なひらがな入力で
あったが、モードキー54を押して、第2の入力モード
におけるカタカナ入力に変更すれば、カタカナを入力す
ることもできる。
【0061】このような本実施形態によれば次のような
効果がある。 (1) 携帯電話機1は、キー入力装置3として、従来の携
帯電話の日本語入力モード(第1入力モード)のほか
に、新規な第2の入力モードを選択できるようにしたの
で、従来の入力方式に慣れた利用者も抵抗無く利用する
ことができる。従って、従来の入力方式を利用していた
操作者も、モードキー54で入力モードを切り替えるこ
とで、第2の入力モードを容易に体験することができ、
慣れていないという理由だけで敬遠していたユーザー
も、第2の入力モードに移行して効率的なキー入力を行
うことができる。
【0062】(2) 携帯電話機1の製造メーカにおいて
も、入力方式が異なる2種類の携帯電話機1を製造する
必要が無く、1種類の携帯電話機1のみを製造すればよ
いため、製造コストを低減できるとともに、効率的な文
字入力方式を求めている市場のニーズにも答えることが
できる。
【0063】(3) 第2の入力モードにおいては、日本語
で最も使用頻度の高い母音つまり「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」を独立したキー21〜25に設
定したため、これらの文字はキーを1回押すだけで入力
できる。このため、「A」以外の母音は複数回キーを押
さなければ入力できない従来の50音配列あるいは英語
配列に比べて、使用頻度の高い母音入力時の打鍵回数を
少なくできる。このため、入力操作性を向上できて高速
入力を行うことができる。例えば、図7に示す例文を入
力する場合、従来の携帯電話入力(第1入力モード)で
は83回もの打鍵が必要であるのに対し、本実施形態の
第2入力モードであれば標準的な入力でも51打鍵で済
み、従来に比べて大幅に入力回数を軽減できて高速な入
力を行える。特に、一般的なパソコンのローマ字入力
(46打鍵)とほぼ遜色ない入力回数に抑えることがで
き、非常に入力操作性を向上することができる。
【0064】(4) 子音「K」〜「W」が設定されたキー
26〜32と、母音「A」〜「O」が設定されたキー2
1〜25とに分けてキーを設定したので、「子音+母
音」のローマ字入力で日本語を入力することができる。
このため、日本語を入力する場合、平均して2回キーを
押す操作を行えば入力することができ、平均して4〜5
回のキーを押す操作が必要な従来の50音配列に比べて
入力操作性を向上でき、高速入力を行うことができる。
【0065】(5) さらに、ローマ字入力において、清音
を入力する「K、S、T、N、H、Y、R」を、1回の
打鍵で入力できるように設定できるため、日本語の清音
(か行、さ行、た行、な行、は行、や行、わ行)は、子
音キーと母音キーとを1回ずつ打鍵するだけでよく、非
常に簡単に入力することができる。従って、第2の入力
モードを利用すれば、文字入力時にキーを押す回数を少
なくできて入力操作を簡単にでき、仮名文字を非常に効
率的に入力することができる。
【0066】(6) 母音「A」、「I」、「U」、
「E」、「O」が、第1段目から第2段目に向かってか
つ左から右に向かって配置されているため、各母音のキ
ー位置を覚えやすく、より操作性を向上できる。また、
子音キーも3段目から4段目に向かってほぼ50音順に
並んでいるため、各子音のキー位置を覚えやすくでき
る。
【0067】(7) 第2の入力モードにおいては、各子音
キーの2、3回打鍵時の文字は、清音に対応する濁音や
半濁音を入力する文字が同一キーに設定されている。こ
のため、キー入力装置3においては、第2の入力モード
用の文字は、代表的な文字のみが表記されており、すべ
ての文字が表記されていないが、操作者は表記されてい
ない文字の位置も容易に把握でき、操作性の低下を防止
できる。その上、代表的な文字を表記すれば十分である
ため、各キー21〜32の間の小さなスペースでも十分
に表記でき、携帯電話機1のような小型の機器におい
て、第1入力モードの文字とは別に第2の入力モード用
の文字を表記する際に、十分確認できる大きさで表記で
きる。
【0068】(8) 「G」、「Z」、「D」、「B」を用
いて濁音を入力したり、「N」を2回押すことで撥音
「ん」を入力したり、「子音+Y+母音」で拗音を入力
しており、従来の一般的なキーボードにおけるローマ字
入力に準じた文字の組み合わせで濁音等を入力している
ので、キー操作を迅速に習得することができ、操作性も
向上できて高速に入力することができる。
【0069】(9) 「U」が設定されたキー23の第2の
文字キーとして長音「ー」を設定しているので、キー2
3を2回押すことで長音「ー」を容易に入力でき、入力
操作性をより一層向上することができる。同様に、
「T」が設定されたキー29の第2の文字キーとして促
音「っ」を設定しているので、キー29を2回押すこと
で促音「っ」を容易に入力でき、入力操作性を向上でき
る。特に、促音「っ」と子音「T」とは、ローマ字入力
においても関連しているため、操作者が把握しやすく容
易に入力できる。
【0070】(10)「ま行、わ行」、濁音、拗音の長音等
の短縮入力を設定したので、入力操作性をより一層向上
することができる。例えば、図7の例文であれば、本実
施形態の短縮入力では、47打鍵で入力でき、より一層
入力操作性を向上することができる。
【0071】(11)前記実施形態では、各キー21〜32
の左上と、右列のキー23,26,29,32の右上
に、各母音「A、I、U、E、O」、子音「K、S、
T、N、H、Y、R、W、M」および長音「ー」、促音
「っ」がそれぞれ1つずつ配置されるので、キー21〜
32に隣接表記される文字を、各キー21〜32の間の
スペースに均等に配置することができる。このため、文
字を表記するためのスペースを最小限に抑えることがで
き、小型の携帯電話機1にも容易に表記することができ
る。
【0072】なお、本発明は前記各実施形態に記載され
たものに限らない。例えば、前記実施形態では、第2の
入力モードでは、仮名入力のみを行うようにしていた
が、例えば、図8に示すように、キー26〜29,32
に「X、F、J、V、L」を設定して各キー26〜2
9,32を3回打鍵することで入力できるようにし、キ
ー30に「C、Q」を設定してキー30を2回及び3回
打鍵することで入力できるようにしてもよい。
【0073】このように構成すれば、5つの母音をキー
21〜25に設定し、他の21文字を7つのキー26〜
32に3個ずつ設定することで、アルファベット26文
字を12個のキー21〜32に設定できるため、第2の
入力モードにおいてアルファベット入力も行うことがで
きる。そして、第2の入力モードでは、英語でも頻度の
高い母音は1回で入力でき、他の文字も各キーを最大3
回押せば入力できるので、従来の英語配列に比べても入
力操作性を向上でき、高速に入力できる。
【0074】また、第2の入力モードのキー配列は、前
記実施形態に限らない。すなわち、各母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」や子音が設定されるキ
ーの相対位置関係は、前記各実施形態のものに限らず、
例えば、上下4段左右3列の12個のキー21〜32が
あった場合に、2、3段目のキー24〜28に各母音
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を設定し、1
段目および4段目のキー21〜23、30〜32と、キ
ー29とに子音を設定してもよい。また、例えば、1段
目および4段目のキー21〜23、30、31に各母音
を設定し、他のキーに子音を設定してもよいし、各母音
キーを1段目および3段目に設定したり、2段目および
4段目に設定してもよい。さらには、1、2列目のキー
や、2、3列目のキー、1、3列目のキーのそれぞれ8
つのキーのうちの5個のキーに各母音を設定し、他のキ
ーに子音を設定してもよい。要するに、本発明において
は、各母音が各々単独で5つのキーに設定され、子音が
他のキーに設定されていればよく、その具体的な配列は
キー数やキーの配置などに応じて適宜設定すればよい。
【0075】さらに、第2入力モードのキー表記として
は、前記実施形態のもの(図2参照)に限らず、例え
ば、図9に示すように、「W、M」を「Y、R」の下側
に配置したり、「ー、っ」を「A、E」の下側に配置し
てもよい。
【0076】また、図9に示すように、長音「ー」や促
音「っ」を表記せずに、母音は子音を示すアルファベッ
トのみを表記していもよい。要するに、第2入力モード
のキー表記は、各キーの上側、右側、下側等でもよく、
各キー21〜32の間等に表記すればよい。
【0077】また、第2の入力モードへの切替方法とし
ては、モードキー54を押して選択する方法に限らず、
例えば、直接各キーを押した場合には第1入力モードと
なって、そのキートップに表示されている文字が入力さ
れ、シフト機能を有するキーと同時に打鍵した場合に
は、第2の入力モードとなって、キーに隣接表示されて
いる文字が入力されるように設定してもよい。
【0078】さらに、第2の入力モードにおける短縮入
力は、例えば、使用者がメニューから選択して使用でき
るようにしてもよく、必ずしも使用する必要はない。す
なわち、第2の入力モードに慣れてきた操作者がさらに
効率的な入力を行いたいと希望した際に選択して利用で
きるようにしてもよいし、短縮入力モードを設定しなく
てもよい。
【0079】また、本発明のキー入力装置3は、携帯電
話機に適用するものに限らず、通常の卓上の電話やFA
Xに適用してもよい。さらに、電話に限らず、腕時計、
電卓、電子手帳、携帯用パソコン、PDA(携帯情報端
末)、パソコン等に接続されるテンキーボード等に適用
してもよい。要するに、本発明のキー入力装置3は、文
字入力が必要な各種の機器に適用でき、特にキー数が1
2個程度で数字、日本語、英語を入力できるため、小型
の各種情報機器の入力装置に好適である。
【0080】
【発明の効果】このような本発明のキー入力装置によれ
ば、第2の入力モードでは、母音キーを別々のキーに設
定したので、文字入力時にキーを押す回数を少なくでき
て入力操作を簡単にでき、かつ覚えやすくかつ打ちやす
くできる。その上、従来の入力モードと第2入力モード
を併用可能にしたので、本発明のキー入力装置を抵抗感
無く利用することができる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、母音およ
び子音がほぼ五十音順に配置されているので、各キーの
位置を把握しやすく、操作性を向上できる。
【0082】請求項3および請求項5に記載の発明によ
れば、子音「W、M」を他の母音や子音と各キーに対す
る表記位置を相違させたので、操作者は、例えば、キー
を2回打鍵して入力する「W、M」を容易に把握するこ
とができ、操作性が良く、理解しやすい配列にできる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、長音
「ー」、促音「っ」をキー23,29に隣接して表記し
たので、日本語において頻度の高い長音や促音を容易に
入力することができ、入力操作性を向上できる。その
上、キーに隣接表記される文字を均等に配置でき、その
表記のためのスペースを最小限に抑えることができ、キ
ー入力装置を容易に小型化できる。
【0084】請求項6に記載の発明によれば、関連する
清音と濁音を同じキーを用いて、キーを押す回数を変え
ることで入力できるので、濁音の入力操作も覚えやすく
なり、高速に入力することができる。
【0085】請求項7に記載の発明によれば、日本語の
入力で頻度の高い長音や促音を、2回の打鍵で入力でき
るため、入力効率を向上でき、高速に入力できる。その
上、第2の入力モードにおいて、「T」が設定されたキ
ー29に促音「っ」を設定したので、操作者が促音の位
置を把握しやすく、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の携帯電話機を示す平面図
である。
【図2】携帯電話機のキー入力装置を示す平面図であ
る。
【図3】キー入力装置の各キーに設定された文字を示す
説明図である。
【図4】キー入力装置の各キーで入力されるかな文字を
示す説明図である。
【図5】キー入力装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本実施形態における入力例を示す図である。
【図7】本実施形態における入力例と従来の入力例とを
示す図である。
【図8】本発明の変形例におけるキー入力装置の各キー
に設定された文字を示す説明図である。
【図9】本発明の他の変形例におけるキー入力装置を示
す平面図である。
【図10】本発明の他の変形例におけるキー入力装置を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 液晶ディスプレイ 3 キー入力装置 21〜32 メインキー 41〜43 電話機能キー 51 カーソル移動キー 52 確定キー 54 モードキー 101 キー入力検出手段 102 キー入力処理手段 103 モード切替手段 104 画面制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下4段左右3列の12個の
    メインキーが設けられ、 これらの12個のメインキーのキートップには、数字
    「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」および記
    号「*、#」がそれぞれ表記されるとともに、仮名文字
    および英字の少なくとも一方がそれぞれ表記され、 12個のメインキーの内の5個のキーには、母音を表す
    アルファベットである「A」、「I」、「U」、
    「E」、「O」の文字が、各キーに隣接して表記されて
    おり、 他の7個のキーには、ローマ字入力において前記母音キ
    ーと組み合わされて日本語の清音を入力する子音を表す
    「K、S、T、N、H、M、Y、R、W」の9個のアル
    ファベットのうちの7個の文字が、各キーに隣接して表
    記され、他の2つの文字は、子音が配置された7個のキ
    ーのうちの2つのキーに隣接して表記され、 前記キートップに表記された文字を入力する第1の入力
    モードと、キーに隣接して表記された文字を入力する第
    2の入力モードとを切替可能に構成されていることを特
    徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキー入力装置におい
    て、 前記12個のメインキーのうち、第1段3個の各キーに
    隣接した部分には左側のキーから順に「A」、「I」、
    「U」がそれぞれ表記され、 第2段3個の各キーに隣接した部分には左側のキーから
    順に「E」、「O」、「Y」がそれぞれ表記され、 第3段3個の各キーに隣接した部分には左側のキーから
    順に「K」、「S」、「T」がそれぞれ表記され、 第4段3個の各キーに隣接した部分には左側のキーから
    順に「N」、「H」、「R」がそれぞれ表記され、 「Y」、「R」が隣接して表記されたキーには、
    「W」、「M」もそれぞれ隣接して表記されていること
    を特徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のキー入力装置におい
    て、 前記母音「A、I、U、E、O」および子音「K、S、
    T、N、H、Y、R」は、12個のメインキーの左上に
    それぞれ表記され、子音「W、M」は「Y、R」が隣接
    して表記された2個のメインキーの右上に表記されてい
    ることを特徴とするキー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のキー入力装置におい
    て、 前記母音「U」が隣接して表記されたメインキーの右上
    には長音「ー」が隣接して表記され、前記子音「T」が
    隣接して表記されたメインキーの右上には促音「っ」が
    隣接して表記されていることを特徴とするキー入力装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のキー入力装置におい
    て、 前記母音「A、I、U、E、O」および子音「K、S、
    T、N、H、Y、R」は、12個のメインキーの左側に
    それぞれ表記され、子音「W、M」はメインキーの左側
    でかつ前記「Y」、「R」の下側に表記されていること
    を特徴とするキー入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記第2の入力モードにおいて、「K」が隣接表記され
    たキーを連続して2回押すと「G」が入力され、「S」
    が隣接表記されたキーを連続して2回押すと「Z」が入
    力され、「T」が隣接表記されたキーを連続して2回押
    すと「D」が入力され、「H」が隣接表記されたキーを
    連続して2回押すと「B」が入力され、「R」が隣接表
    記されたキーを連続して2回押すと「M」が入力され、
    「Y」が隣接表記されたキーを連続して2回押すと
    「W」が入力されることを特徴とするキー入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のキー入力装置におい
    て、 前記第2の入力モードにおいて、長音「ー」はその長音
    「ー」が隣接表記されたキーを連続して2回押すと入力
    され、促音「っ」はその促音「っ」が隣接表記されたキ
    ーを連続して2回押すと入力されることを特徴とするキ
    ー入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010079887A2 (ko) * 2009-01-06 2010-07-15 Jung Hansoo 문자 입력 장치

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