JP2002323949A - キーボードを用いた文書入力システムと該システムを備えた電子機器 - Google Patents

キーボードを用いた文書入力システムと該システムを備えた電子機器

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JP2002323949A JP2001129594A JP2001129594A JP2002323949A JP 2002323949 A JP2002323949 A JP 2002323949A JP 2001129594 A JP2001129594 A JP 2001129594A JP 2001129594 A JP2001129594 A JP 2001129594A JP 2002323949 A JP2002323949 A JP 2002323949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字入力の打鍵数の増加を極力抑えながら、
文字入力キーと制御キーとの節減を簡単な操作を保って
実現できる省スペースキーボードを備えた電子機器を提
供する。 【解決手段】 10進1桁の数字を1から5の数字を入
力するキー111、113〜115、117の5個のキ
ーとこれらのキーの数字に対して5を付加して入力する
1個のキーとの組み合わせで入力する。この数字が入力
できる5個のキーに若干の制御キーを組み合わせること
によって、英字、かな文字が入力される。また、カーソ
ルキーによって片かな、英字、数字の入力モードの変換
が可能とすることもでき、数字キーとカーソルキーとを
共用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に数字を
含む文字入力あるいは制御入力を与えるためのキーボー
ドを備えた電子機器に関し、特に数字を含む文字入力お
よび制御入力の入力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器の電子技術はますます向
上し、例えば、携帯電話機では小型、軽量でありなが
ら、本来の電話機能に加えて高機能のデータ処理機能が
実装されるようになっている。しかし、電子回路部分の
小型、軽量化が進んでも、人間による操作性を保つ上
で、キーボードには、一定の数のキーとキーの大きさと
が必要である。図12は、従来例の携帯電話機のキーボ
ーのキー配置の一例である。従来の携帯電話機では、図
12のキーボード900のように、キーボード900
は、24個のキーからなっており、キーは制御キー部分
910とデータキー部分930とから構成されている。
データキー911は携帯電話を電話モードからデータ処
理モードに切り替えるキーであり、データ処理モードで
は、キーボード900から文字入力をすることができ
る。矢印キー912、914、916、918はカーソ
ルキーであり、データ処理モードでは上下左右のカーソ
ル移動をキーで入力できる。また矢印キー912、91
4、916、918は電話モードとしては、再ダイヤル
機能、最近の着信番号、発信番号の検索、登録された電
話の番号の検索などに使用される。
【0003】メニューキー913を打鍵することによ
り、不図示のメニュー画面を表示させることができ、画
面に従ったキー操作をすることにより、文字入力に関す
る各種の状態、例えば、大文字・小文字の指定、全角文
字・半角文字の指定等をすることができる。確定キー9
15は動作の実行や確定を指示する。メール・文字キー
917は、データ処理モードでは文字入力モードを切り
替えるキーであり、このキーを打鍵するごとに、文字入
力モードが平がな入力モード、片かな入力モード、英字
入力モード、数字入力モードの順序で切り替わる。この
キーは電話モードではメールの送信に用いられる。電話
帳・間隔キー919はデータ処理モードでは間隔コード
を入力する。このキーは電話モードでは電話帳機能の実
行に用いられる。電話・小文字キー920はデータ処理
モードでは小文字入力に用いられ、電話モードでは電話
の発信・受信に用いられる。保留・Endキー922は
電話モードのみで用いられ、通話の一時保留と通話の終
了に使用される。クリアキー921は所定の条件で、入
力された内容を消去する。
【0004】データキー部分930の数字キー931か
ら939および941は数字入力モードで数字1から0
の10個の数字を入力するキーである。これらのキー
は、また、平がな入力モードあるいは片かな入力モード
あるいは英字入力モードにおいてそれぞれに割り当てら
れた文字を入力できる。
【0005】平がな入力モードあるいは片かな入力モー
ドにおいては、キー面に表示されたかなの50音図の各
行のかな文字が、各キーの打鍵回数で段数を選択して入
力される。例えば、キー932を打鍵するごとに[か]→
[き]→[く]と変化し、5回連続して打鍵することにより
[こ]が入力される。引き続いて他のキーが打鍵される
ことにより同一キーの連続打鍵は終了したとみなされ
る。
【0006】英字入力モードでは、同様に数字キーに表
示された英字の入力が、数字キーの打鍵回数で区別され
て、26文字のアルファベットとして入力される。例え
ば、キー939を打鍵するごとに[w]→[x]→[y]→
[z]と変化し、引き続いて他のキーが打鍵されることに
より同一キーの連続打鍵は終了したとみなされる。
【0007】このように、10個の数字を入力するキー
の文字入力モードを切り替えながら、数字、かな文字、
英字、記号が入力されている。数字や文字のデータを入
力するキーの他にも、多くの制御入力のためのキーが備
えられている。図12の従来例のキーボードでは合計2
4個のキーから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】携帯機器の携帯性をさ
らに向上させるためには、操作性を大きく犠牲にするこ
となくキーボードのキー数を少なくすることが必要であ
る。特に携帯電話機では、現在電話番号に必要な10個
の数字を入力するための10個のデータキーと制御機能
を入力する4個のカーソルキーが基本的な必要最低キー
数となっており、キー数の削減を制約している。
【0009】本発明の目的は、少ないキー数でありあり
ながら本来の情報入力機能とその操作性を損なうことの
ない、キーボードを用いた数字を含む文字、制御情報の
入力システムとそのシステムを備えた電子機器を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のキーボードを用
いた文書入力システムは、文字を入力するデータキー
と、制御情報を入力する制御キーとを有するキーボード
を備えた電子機器におけるキーボードを用いた文書入力
システムであって、設定された数字入力モードあるいは
数字入力以外の複数の文字入力モードのそれぞれに対応
して、キーボードの同一のキーの打鍵によってそれぞれ
の文字入力モードに対応した文字の出力が可能な入力制
御手段を備え、5個のデータキーと2個以内の他のキー
との打鍵により、選択された入力モードに対応してかな
文字、英字、数字の少なくとも一つ以上の入力が可能で
ある。
【0011】入力制御手段が、仮名漢字変換機能を有し
ていてもよく、5個の数字をそれぞれ入力可能な5個の
データキーと特定の1個の制御キーとの組み合わせで1
0進1桁の数字が入力されてもよく、5個のデータキー
には数字1から数字5までが割り当てられ、特定の制御
キーは、データキーと組み合わせて打鍵されることによ
って、データキーで単独に入力される数字に5を加えた
数字を入力することを指定するキーであり、特定の制御
キーが「*」入力用キーであってもよい。
【0012】また、文字入力モードでは、キーボードか
ら入力された2桁の数字が、その2桁の数字のそれぞれ
に予め対応させて割り当てられたかな文字、英字、数字
に変換されて出力されてもよく、数字1から数字5まで
をそれぞれ入力可能な5個のデータキーは、さらにそれ
ぞれに仮名50音図の[あ]行から[わ]行までの10
行の内の第1のグループの5行と、第1のグループ以外
の第2のグループの5行とが割り当てられ、かな文字入
力モードにおけるそれぞれのキーの単独打鍵では、それ
ぞれのキーに割り当てられた第1のグループの行が選択
されてキーの連続打鍵回数に対応した昇順でその行の各
段の文字が入力され、所定のキーとの組み合わせ打鍵に
おいては、それぞれのキーに割り当てられた第2のグル
ープの行が選択されてキーの連続打鍵回数に対応した昇
順でその行の各段の文字が入力されてもよく、第1のグ
ループが仮名50音図の[あ]行から[な]行までの文
字であり、第2のグループが仮名50音図の[は]行か
ら[わ]行までの文字であり、所定のキーが「*」入力
用キーであってもよい。
【0013】また、数字1から数字5までをそれぞれ入
力可能な5個のデータキーは、さらにそれぞれにローマ
字の母音の[A][I][U][E][O]の文字と、
第1グループの5個の子音と、第2グループの5個の子
音と、第3グループの5個の子音とが割り当てられ、か
な入力はローマ字変換で行われ、それぞれのキーの単独
打鍵では、それぞれのキーに割り当てられた母音が入力
されてかな文字に変換されて出力され、第1の所定のキ
ーの1回の打鍵とそれぞれのキーの1回の打鍵との組み
合わせでは、第1のグループの子音が入力され、第2の
所定のキーの1回の打鍵とそれぞれのキーの1回の打鍵
との組み合わせでは、第2のグループの子音が入力さ
れ、第1の所定のキーの2回の打鍵とそれぞれのキーの
1回の打鍵との組み合わせでは、第3のグループの子音
が入力され、それぞれの子音と、その子音の入力に引き
続いて、それぞれのキーの単独打鍵で入力された母音と
が組み合わされてかな文字に変換されて出力されてもよ
く、さらに、第2の所定のキーの2回の打鍵とそれぞれ
のキーの1回の打鍵との組み合わせでは、仮名の[ー]
[、][。][っ][ん]が入力されてもよく、それぞ
れのグループに割り当てられた子音が、第1グループで
は[L][K][S][T][N]、第2グループでは
[H][M][Y][R][W]、第3グループのでは
[B][G][Z][D][P]であり、第1の所定の
キーが[*]入力用キーであり、第2の所定のキーが
[#]入力用キーであってもよい。
【0014】さらに、英字入力モードでは、それぞれに
5個の数字が割り当てられたキーの2回の打鍵によって
キーボードから入力された5個2桁の数字が、その2桁
の25個の数字のそれぞれに予め対応させて割り当てら
れた英字に変換されて出力され、変換された英字はその
確定前に引き続いて行われる特定のキーの打鍵により、
打鍵回数に対応してアルファベットの昇順で[Z]まで
変換されてもよく、2桁の25個の数字のそれぞれには
アルファベット[A]から[Y]の25文字が割り当て
られ、英字アルファベットの[Y]が割り当てられてい
る2桁の数字の入力後、特定のキーを1回打鍵するとア
ルファベットの[Z]に変換され、さらに、引き続きそ
の特定のキーを連続打鍵すると、予めその特定のキーの
打鍵回数に対応して割り当てられた記号に変換されても
よく、特定のキーが「#」入力用キーであってもよい。
【0015】また、それぞれに1から5までの数字が割
り当てられた5個のキーのうちの4個のキーが左右上下
のカーソルキーと共用され、切り替えによってそれぞれ
の目的に使用されてもよく、電話機能とデータ処理機能
とがそれぞれに1から5までの数字が割り当てられた5
個のキーとメニューキーとを含む計9個のキーの打鍵、
およびメニューキーにより表示される画面内でのキーの
打鍵による選択によって実行されてもよい。
【0016】本発明の電子機器は、文字入力キーボード
と、ディスプレイと、キー入力制御部を含む制御部とを
備えた電子機器であって、上述の何れかに記載のキーボ
ードを用いた文書入力システムを備えており、電子機器
が携帯電話機であってもよい。
【0017】本発明の文書入力システムでは、1〜5の
数字キーと*キーとの組み合わせにより1〜0の数字を
入力可能としたので、数字を入力するための数字キーを
節減することができる。
【0018】また、コード表により2桁の数字入力でか
な文字、数字、英字、記号の入力を可能としたので、か
な文字、数字、英字、記号の複数種類の文字入力を、節
減された数字キーで効率的に行うことができる。
【0019】また、5個の数字キーに50音図の行で割
り当てられたかな文字を、*キーによる50音図の行グ
ループの選択と数字キーの連続打鍵とによって入力可能
としたので、従来の電話機のかな文字入力と操作の親和
性がある仮名文字の入力を、少ないキー数の数字キーで
行うことができる。
【0020】また、5個の数字キーに5個のローマ字の
母音キーに加えてかな文字に使われる子音を割り当て、
*キーと#キーの2回までの打鍵と組み合わせて選択す
ることによってローマ字入力を可能としたので、ローマ
字によるかな文字の入力を節減された数字キーで行うこ
とができる。
【0021】また、1〜5の数字の2桁の入力をコード
表によりアルファベットに変換するので、少ないキー数
の数字キーでアルファベットの入力を行うことができ
る。
【0022】また、仮入力されたアルファベット1文字
を#キーの連続打鍵でアルファベットの昇順に変換でき
るので数字2桁に対応するアルファベットを正確に覚え
ていなくてもアルファベットのABC順を覚えていれ
ば、容易に効率的に文字入力をすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。先ず本発明の実施の形態の
キーボードを備えた電子機器の構成と機能について説明
する。図1は本発明の実施の形態のキーボードを備えた
電子機器の構成を示すブロック構成図である。
【0024】電子機器1は、制御装置10と、制御キー
とデータキーとを有し処理の対象となる情報が入力され
るキーボード20と、制御装置10で処理された出力情
報を表示するディスプレイ30とから構成され、制御装
置10は入力部11と、制御部12と、記憶部13と、
出力部16とを有し、入力部11はキーボード20等か
らの入力情報を入力し、制御部12のキー入力制御部1
3は、キー入力情報を処理し、必要に応じ記憶部14の
仮名漢字変換辞書15に基づいて入力情報を漢字変換
し、出力部16はキー入力制御部13で処理された出力
情報等を外部に出力する。キー入力制御部13で処理さ
れた情報は必要に応じて制御部12内で加工されて目的
に従って利用され、また必要に応じて記憶部14に記憶
される。
【0025】図2は本発明の第1の実施の形態の携帯電
話機の数字、文字、制御機能を入力するキーボードのキ
ー配置図である。ここでは電子機器を携帯電話機として
説明する。キーボードのキーの打鍵によって入力された
情報が確定されて、電子機器1の制御部12により所定
の目的に従って利用される。
【0026】図2を参照すると本発明の第1の実施の形
態のキーボードのキーは、数字、英字、かな文字などを
入力する5個のデータキー111、113、114、1
15、117、および制御情報を入力する13個の制御
キー101〜110、112、116、118の合計1
8キーからなっている。従来のキーボード900の24
個であったキーと比較すると、10個であった数字、英
字、かな文字などを入力するデータキーが5個減って5
個となり、データキー911がなくなっている。これら
のキーを使って、携帯電話機の電話機能、文字入力をは
じめとする情報処理機能が操作される。
【0027】携帯電話機の電源が投入された最初の状態
では、電話モードの着信の待ち受け状態になっている。
この待ち受け状態から着信電話を受けるとき、電話を発
信するとき、さらには、通話を保留するとき、通話を終
了するとき、着信を知らせるベルを振動ブザーにきり変
えるときなどの電話モードに関する基本機能は図12の
従来の携帯電話機のキーボード900と同様に、電話・
小文字キー110、保留・Endキー112、マナーキ
ー118を使用して行われる。なお、マナーキー118
を使用して、着信を知らせるベルを振動に切り替えると
きは、マナーキー118は電話での#記号の入力にも用
いられるので、区別するためにキー118を1秒以上押
下し続けることが必要である。
【0028】矢印キー102、104、105、106
は電話モードでは、図12の従来の携帯電話機のキーボ
ード900と同様に再ダイヤル機能、最近の着信番号、
発信番号の検索、登録された電話の番号の検索などに使
用される。
【0029】本発明の第1の実施の形態の電話モードに
おいては、電話番号入力方法が従来例とは異なる。電話
番号などの数字は5個の数字キー111、113、11
4、115、117を使用して入力される。これらのキ
ーを1回打鍵するとキー面の表示に対応する数字[1]
から[5]が入力される。*キー116を打鍵してか
ら、数字キーを1回打鍵すると、キー面の表示に対応す
る数字1から5に5が加えられた数字、即ち[6]から
[0]が入力される。以上によって、10個の数字から
なる任意の数字列を、キー111、113、114、1
15、117の5個のデータキーと*キー116の1個
の制御キーの計6個のキーで入力できる。電話番号に伴
って入力される*記号、#記号の入力は、*キー116
あるいは#キー118をそれぞれ2回連続して打鍵する
ことにより入力される。
【0030】数字列の入力中に、入力した数字の訂正を
したい場合には、クリアキー108を打鍵すると直前に
入力された数字1字が削除される。
【0031】電話帳の作成機能やメールの送受信機能な
どの制御操作は、メニューキー103からの一連の操作
で図12の従来の携帯電話機のキーボード操作と同様に
行うことができる。ただし、図12のキー901に割り
当てられていた電話モードとデータ処理モードとの切り
替え機能は、図2のキーボード100ではメニューキー
103に統合されている。すなわち、電話の待ち受け状
態から、データ処理のためのメニュー画面を選択するた
めには、メニューキー103を打鍵するとデータ処理モ
ードを含む機器の機能設定の選択が10個表示され、次
に数字キーを入力することによってその数字に対応した
機能が選択できる。後述するように第1の実施の形態で
は文字入力のモードとして第1の入力モードと第2の入
力モードとがあり、そのいずれかを選択することでその
入力モードによるデータ処理モードが選択される。な
お、データ処理モードから電話モードへの切り替えはデ
ータ処理モードで文字入力が行われていない状態で確定
キー101を打鍵すると電話の待ち受け状態に戻る。メ
ニューキー103の操作と、さらにもう1回の画面選択
のキー操作が必要とされるが、このことによって図12
のデータ処理メニューキー901に相当するキーをなく
すことができた。
【0032】確定キー101は、文字入力の確定や指定
された動作の実行に使用され、図12のキー915に相
当する。
【0033】このほかの図2のキーボード100のキー
操作が図12のキーボード900と異なるところは、デ
ータ処理モードにおけるかな文字、英字、数字などの文
字入力の方法である。以下では、本発明の第1の実施の
形態の文字入力を中心に説明する。
【0034】図7は文字入力表示画面700の模式図で
ある。ディスプレイ30に表示される文字入力表示画面
700は確定入力領域701、仮入力領域702、変換
情報領域703、および文字入力モード表示領域704
の4つの画面領域からなる。
【0035】本発明の入力システムのキー入力制御部1
3は、入力文字の確定入力の前に仮入力モードを有して
おり、キーボード20で入力された文字情報は最初に仮
入力された後に所定の手順で確定される。
【0036】文字入力モード表示領域704には、その
時点で可能な文字入力の種々のモードが表示される。可
能な文字入力のモードとしては、まず、平がな入力モー
ド、片かな入力モード、英字入力モード、数字入力モー
ドの文字入力モードがある。これらのモードは、データ
処理モードでメール・文字キー107を打鍵するごとに
この順序で変化していく、数字入力モードのときにメー
ル・文字キー107が打鍵されると平がな入力モードに
戻る。
【0037】次に、可能な文字入力のモードとして、大
文字であるか小文字であるかがある。英字にはすべて大
文字と小文字とがあるが、平がな、片かなには小文字の
ある文字は[ぁ]や[っ]や[ゃ]などの一部の文字に
限られる。数字には大文字と小文字の区別はない。大文
字か小文字の入力モードは、データ処理モードでメニュ
ーキー103を打鍵することにより表示されたメニュー
選択画面上で、上下の矢印キー102と105とを使用
し、もしくは数字入力キーを使用して大文字/小文字入
力を選定していずれかを選択することにより設定するこ
とができる。
【0038】次の可能な文字入力モードは、全角文字と
して入力するか、半角文字として入力するかのモードで
ある。平がなは常に全角で入力されれるが、片かな、英
字、数字には、全角あるいは半角の入力モードのどちら
かで入力される。この状態の選択は、メニューキー10
3の打鍵で、メニュー画面を表示し、大文字・小文字の
場合と同様に設定することができる。これらの文字入力
モードがどの状態であるかが文字入力モード表示領域7
04に表示される。
【0039】確定入力領域701には、すでに入力して
確定された文字列すなわち文章が表示されている。仮入
力領域702に入力された文字が確定され、仮入力領域
702に次の仮入力がなされていない状態で、カーソル
キー102、104、105、106を打鍵することに
より、確定入力領域701内のカーソルを上下左右に移
動させることができる。電話帳・間隔キー109を打鍵
することにより、確定入力領域701のカーソルが指定
している位置から、間隔を挿入することができる。
【0040】仮入力領域702には、仮入力された文字
列が表示される。変換情報領域703には、仮入力され
た文字列に対応する変換された情報が表示される。
【0041】第1の実施の形態の入力システムには、文
字入力のモードとして、第1のモードと第2のモードと
がある。第1のモードでは、データ処理モードでメール
・文字キー107により平がな、片かな、英字、数字の
入力モードを変換して、変換したモードでキーボード1
00から入力する。第2の入力モードでは、数字入力主
体の入力であり、記憶部14に格納された数字/文字変
換コード表を用いて入力された数字を直接かな、英字、
数字に変換する。
【0042】第1の入力モードと第2の入力モードとの
設定は、上述のように、電源が入力された初期状態でメ
ニューキー103を打鍵すると、不図示のメニュー画面
に入力モードを含む機能設定画面が表示され、例えば画
面の指示に従い[1]が割り当てられているキー111を
打鍵すると第1の入力モードのデータ処理モードに設定
され、[2]が割り当てられているキー113を打鍵す
ると第2の入力モードのデータ処理モードに設定され
る。
【0043】まず、第1のモードの文字の入力動作につ
いて説明する。第1のモードではデータ処理モードでメ
ール・文字キー107を打鍵することにより、文字の入
力モードを変化させることができる。
【0044】この変化はメール・文字キー107の打鍵
のたびに、平がな入力モード、片かな入力モード、英字
入力モード、数字入力モードの順序で変化し、数字入力
モードで打鍵すると平がな入力モードに戻る。また第1
のモードでは電話帳・間隔キー109の打鍵により、確
定文字入力領域701のカーソルの位置に間隔を入力す
ることができる。
【0045】平がな入力モードでは、データキー11
1、113、114、115、117を打鍵するとそれ
ぞれ、キー面の平がなの最初の位置にに表示された
[あ][か][さ][た][な]が入力される。それぞ
れのキーを連続打鍵すると50音図のその行の各段の文
字が連続打鍵回数に応じて入力される。例えばキー11
3を連続打鍵すると[か]→[き]→[く]→[け]と
変化し、5回の連続打鍵で[こ]が入力される。同一キ
ーの連続打鍵によって入力された文字を選定するには、
所望の文字のところで他のキーを打鍵すればよく、確定
されたその文字の後に他のキーによる文字が入力され
る。また、所望の文字のところで矢印→キー106によ
って仮入力領域702のカーソルが送られるとその文字
は選択され、次に打鍵されたキーの文字がその後に入力
されるので、同一行の違った文字を続けて入力する場合
にはこの方法で選択できる。
【0046】*キー116を打鍵したあとに、データキ
ー111、113、114、115、117を打鍵する
とそれぞれ、キー面の平がなの2番目の位置にに表示さ
れた[は][ま][や][ら][わ]が入力される。そ
れぞれのキーを連続打鍵すると50音図のその行の各段
の文字が連続打鍵回数に応じて入力される。例えば*キ
ー116を打鍵した後に、キー113を5回連続打鍵す
ると[も]が入力される。同一キーの連続回数が終止す
るのは、次に他のキーが打鍵されることによるが、矢印
→キー106によってカーソルが送られることで、同一
行の文字を続けて入力することができる。
【0047】記号キー118を打鍵することによって、
濁点、半濁点、句読点などを連続打鍵回数で区別して入
力することができる。以上のようにして入力された平が
なの文字列は、仮入力領域702に表示され、確定キー
101の打鍵で、確定入力領域701に確定入力でき
る。また、必要であれば、↓キー105の打鍵により、
仮入力領域702の仮入力されたかなを図1の制御装置
10の仮名漢字変換辞書15によって漢字に変換するこ
とができる。変換された漢字候補は変換情報領域703
に表示され、続いての↓キー105の打鍵により前の候
補に変わって次の候補が表示され、確定キー101の打
鍵で、漢字を含む文字列として、確定入力領域701に
確定入力をすることができる。
【0048】片かな入力モードでの入力方法は、上述の
平がなモードでの入力方法に準じ、仮入力領域には片か
なで表示される。
【0049】英字入力モードでは、キー111、11
3、114、115を打鍵することにより、それぞれキ
ー面の英大文字の上段の最初の位置に表示された[A]
[D][G][J]が入力される。続いて同じキーを打
鍵すると次の位置の[B][E][H][K]が入力さ
れ、さらに引き続いての打鍵で、その次の位置の[C]
[F][I][L]が入力される。連続打鍵の終止につ
いては、平がな入力の場合と同様である。
【0050】*キー116を打鍵して、キー111、1
13、114、115を打鍵することにより、それぞれ
キー面の英大文字の下段の最初の位置に表示された
[M][P][T][W]がを入力される。続いて同じ
キーを打鍵すると次に位置の[N][Q][U][X]
が入力され、さらに引き続いての打鍵で、その次の位置
の[O][R][V][Y]が入力される。さらに引き
続いて、キー113、115を打鍵するとそれぞれ、最
終位置の[S][Z]が入力される。かな入力モードと
同様に、記号キー118の連続打鍵で、連続回数で区別
して、英字に伴う記号が入力される。
【0051】数字入力モードでの数字の入力方法は、上
述の、電話モードでの電話番号の数字を入力する方法と
同様である。
【0052】なお、平がな入力モード、カタカナ入力モ
ード、英字入力モードにおいて、仮入力された文字の直
後に、電話・小文字キー110を打鍵すると直前に入力
されていた文字が小文字に変換される。ただし、平が
な、片かなの場合には、小文字に変換される文字は限ら
れる。
【0053】次に、第2のモードの文字入力動作につい
て説明する。第2のモードではメール・文字キー107
による文字入力モードの選択は行われない。第2のモー
ドの文字入力は、図8のコード表に基づいて行われる。
図2のキーボード100の数字キー111、113、1
14、115、117と*キー216によって、電話モ
ードで説明したと同様にデータ処理モードでも1から0
の10個の数字が入力でき、この数字を2桁入力するこ
とにより、文字入力モード表示領域704の指定が全角
文字指定の場合は、図1の記憶装置14に記憶された図
8のコード表に基づいて、2桁の数字のそれぞれに対応
した平がな、英字、数字、記号が全角入力として入力さ
れる。文字入力モード表示領域704の指定が半角文字
指定の場合は、半角入力として、片かな、英字、数字、
記号が、図8と同様のコード表にもとずいて、入力され
る。なお、かな入力、英字入力の小文字の入力は、第1
のモードの入力動作の場合と同様で引き続いての電話・
小文字キー110の打鍵により直前の文字が小文字とな
る。
【0054】図8のコード表における平がなの割り当て
はキー面の表示と関連付けてあるので容易に習熟でき
る。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は本発明の第2の実施の形態のキーボー
ドの模式図である。キーボードのキーの打鍵によって入
力された情報が確定され、電子機器1の制御部12によ
り所定の目的に従って利用される。
【0056】図3を参照すると本発明の第2の実施の形
態のキーボードのキーは、数字、英字、ローマ字による
かな文字などを入力する5個のデータキー208、21
0、211、212、214および制御情報を入力する
10個の制御キー201、202、203、204、2
05、206、207、209、213、215の合計
15キーからなっている。これらのキーを使って、携帯
電話機の電話機能、文字入力をはじめとするデータ処理
機能が操作される。
【0057】携帯電話機の電源が投入された最初の状態
では、第1の実施の形態と同様に電話モードの着信の待
ち受け状態になっている。第2の実施の形態では、第1
の実施の形態からメール・文字キー107、クリアキー
108、電話帳・間隔キー109が除かれただけなの
で、電話機能に関係する電話・小文字キー207、保留
・Endキー209、マナーキー215を使用して行わ
れる動作は第1の実施の形態と同じであり、詳細な説明
は省略する。
【0058】第1の実施の形態でメール・文字キー10
7で行っていたメールの送受信機能や電話帳・間隔キー
109で行っていた電話帳の作成機能などの制御操作
は、電話モードの着信の待ち受け状態におけるメニュー
キー203の打鍵で表示される図9に示される画面から
の一連の操作で、第1の実施の形態と同様に行うことが
できる。
【0059】矢印キー202、204、205、20
6、は電話モードでは、第1の実施の形態と同様に、再
ダイヤル機能、最近の着信番号、発信番号の検索、登録
された電話の番号の検索などに使用される。
【0060】電話番号などの数字を5個の数字キー20
8、210、211、212、214と*キー213と
を使用して入力する方法は第1の実施の形態と同じであ
り、詳細な説明は省略する。これによって、10個の数
字の組み合わせからなる任意の数字列をキー208、2
10、211、212、214の5個のデータキーと*
キー213の1個の制御キーの計6個のキーで入力でき
る。なお、電話番号に伴って入力される*記号、#記号
の入力は、*キー213あるいは#キー215を2回連
続して打鍵することにより入力される。
【0061】第2の実施の形態ではクリアキー108が
ないので、数字列の入力中に、入力した数字の訂正をし
たい場合には、メニューキー203を打鍵するとメニュ
ー選択画面が表示され、1字クリアと全クリアの選択が
表示されるので、↑カーソルキー202や↓カーソルキ
ー205あるいはキー214などの数字キーでこれらを
選択することによって行うことができる。1字クリアを
選択すると直前に入力された1数字が消去される。全ク
リアを選択するとそのときまでに入力された数字列が消
去される。この操作によって、従来例の図12のクリア
キー921や第1の実施の形態のクリヤキー108の打
鍵に相当する操作を行うことができるので、打鍵数は増
えるがクリアキーをなくすことができ必要なキー数を減
少させることができた。
【0062】図12のキー901に割り当てられたデー
タ処理のメニューの選択画面を表示する機能は、第1の
実施の形態と同様に、キーボード200ではメニューキ
ー203に統合されており、電話モードの着信の待ち受
け状態におけるメニューキー203の打鍵で表示される
図9に示される画面からデータ処理モードを選択すると
データ処理モードに切り替わる。なお、データ処理モー
ドから電話モードへの切り替えはデータ処理モードで文
字入力が行われていない状態で確定キー101を打鍵す
ると電話の待ち受け状態に戻る。
【0063】確定キー201は、第1の実施の形態の図
2の確定キー101と同じく、文字入力の確定や指定さ
れた動作の実行に使用される。
【0064】このほかの第2の実施の形態の図3のキー
ボード200のキー操作が、第1の実施の形態の図2の
キーボード100と異なるところは、かな文字、英字、
数字などの文字入力の方法である。以下では、本発明の
第2の実施の形態の文字入力を中心に説明する。
【0065】ディスプレイ30に表示される文字入力表
示画面は、第1の実施の形態の図7の文字入力表示画面
700と同じなので説明を省略する。
【0066】仮入力領域701に仮入力がされていない
場合、カーソルキー202、204、205、206は
確定入力領域701の領域の上下左右のカーソルキーと
して、動作する。仮入力がなされた後では、カーソルキ
ーは、仮入力された文字または文字列の変換指定や仮入
力文字列に対するカーソル機能を受け持つ。
【0067】第2の実施の形態では第1の実施の形態の
メール・文字キー107に対応するキーが除かれている
ので、文字入力前の文字入力モードの設定は行われな
い。文字入力の最初の状態は常に平かな入力モードから
始まり、他の文字入力モードに変換した後もその文字入
力が確定すると平かな入力モードに戻る。
【0068】かな入力はローマ字でキー入力され制御装
置10のキー入力制御部13でかなに変換されて入力さ
れる。キー208、210、211、212、214の
どれかを1回打鍵すると、それぞれのキー面の英小文字
の1番目に表示されたローマ字の[a][i][u]
[e][o]はそのまま平がなに変換できるので平がな
の[あ][い][う][え][お]が仮入力領域702
に表示される。
【0069】*キー213を打鍵すると[*]が仮入力
領域に表示され、次にキー208、210、211、2
12、214のどれかを打鍵すると、仮入力領域702
の[*]の表示は消去され、それぞれのキー面の英小文
字の2番目に表示されたローマ字の[l][k][s]
[t][n]が表示される。引き続いて、キー208、
210、211、212、214のどれかを打鍵する
と、その1番目のローマ字の[a][i][u][e]
[o]と組み合わされて、表示されていたローマ字の
[l][k][s][t][n]は、対応する平がなに
変換されて仮入力され、仮入入力領域702に表示され
る。例えば、[k]が仮入力されており、そこでキー2
11が打鍵されると、平がな[く]が仮入力される。
【0070】同じく、#キー215を打鍵すると[#]
が仮入力領域に表示され、次にキー208、210、2
11、212、214のどれかを打鍵すると仮入力領域
702の[#]の表示は消去され、それぞれの3番目の
ローマ字の[h][m][y][r][w]が表示され
る。引き続いて、キー208、210、211、21
2、214のどれかを打鍵すると、その1番目のローマ
字の[a][i][u][e][o]と組み合わされ
て、表示されていたローマ字の[h][m][y]
[r][w]は、対応する平がなに変換されて仮入力さ
れ、仮入入力領域702に表示される。例えば、[m]
が仮入力されており、そこでキー211が打鍵される
と、平がな[む]が仮入力される。なお、ここで[l]
は小文字を意味し、例えば、ローマ字[la]は[ぁ]
となる。*キー213、キー208、#キー215、キ
ー211、キー208と打鍵すると[l][y][a]
で[ゃ]となる。
【0071】*キー213を2回連続打鍵して、キー2
08、210、211、212、214のどれかを打鍵
するとそれぞれの4番目のローマ字の[b][g]
[z][d][p]が仮入力領域702に表示される。
引き続いて、キー208、210、211、212、2
14キーのどれかを打鍵すると、その1番目のローマ字
の[a][i][u][e][o]と組み合わされて、
表示されていたローマ字の[b][g][z][d]
[p]は、対応する平がなに変換されて仮入力され、仮
入入力領域702に表示される。例えば、[g]が仮入
力されており、そこでキー211が打鍵されると、平が
な[ぐ]が仮入力される。
【0072】同じく、#キー215を2回連続打鍵し
て、キー208、210、211、212、214のど
れかを打鍵するとそれぞれ5番目のかなの[ー][、]
[。][っ][ん]が仮入力領域702に直接表示され
る。
【0073】母音以外のアルファベットのローマ字1文
字、例えば[k]がローマ字の状態で仮入力に表示され
ている状態で、確定入力に変換すると確定入力領域70
1には、間隔として入力される。したがって、第1の実
施の形態では電話機・間隔キー109で入力されていた
間隔がアルファベットのローマ字1文字のキー入力と確
定キー201の入力とで実行できるので間隔のためのキ
ーはいらなくなった。
【0074】次に片かな入力について説明する。平がな
入力モードで、仮入力領域に最初のキー入力が行われる
と、[あ][い][う][え][お]または[*]
[#]が表示されている。このとき↑キー202が打鍵
されると文字入力モードは片かな入力モードとなり、仮
入力された表示は、片かな変換される。すなわち、それ
ぞれ、[ア][イ][ウ][エ][オ]または[*]
[#]に変換される。*キー213、キー212、キー
208の打鍵は[t][a]で[た]であるが、最初の
キー入力で*キー213、↑キー202、212、キー
208と打鍵すると[タ]が入力されて以後確定入力さ
れるまでは片かな入力が継続する。引き続き、片かな入
力としてのキー操作を行って片かなの文字列を仮入力領
域702に入力し、最後の確定キー301を打鍵する
と、入力された文字列は確定入力として確定入力領域7
01に移されるとともに、文字入力モードは平がな入力
モードに戻る。
【0075】次に数字入力について説明する。平がな入
力モードで、仮入力領域に最初のキー入力が行われる
と、[あ][い][う][え][お]または[*]
[#]が表示されている。このとき←キー304が打鍵
されると文字入力モードは数字入力モードとなり、仮入
力された表示は、それぞれのキーに割り当てられた数字
に変換される。すなわち、それぞれ、[1][2]
[3][4][5]または[*][#]に変換される。
引き続き、数字入力としてのキー操作を行い、数字列を
仮入力領域702に仮入力し、最後に確定キー301を
打鍵すると、入力された数字列は確定入力として確定入
力領域701に移されるとともに、文字入力モードは平
がな入力モードに戻る。
【0076】次に英字入力について説明する。平がな入
力モードで、仮入力領域に最初のキー入力が行われ、
[あ][い][う][え][お]が表示されていると
き、→キー206が打鍵されると、それぞれ仮入力表示
は、そのキーに割り当てられている数字に変換され文字
入力モードは英字入力モードとなる。すなわち、それぞ
れ、[1][2][3][4][5]または[*]
[#]に変換される。
【0077】第2の実施の形態の英字入力は、図10の
コード表に基づいて行われる。図3のキーボード200
の数字キー208、210、211、212、213に
よって、1から5の5個の数字が入力でき、この数字を
2桁入力することにより、図1の記憶装置14に記憶さ
れた図10のコード表に基づいて、図10で示されるア
ルファベットとして入力される。
【0078】図10に示されるように、英字の各アルフ
ァベットは、[Z]を除いて、数字キー208、21
0、211、212、214の順序も含めた2回の組み
合わせ打鍵で入力される。たとえば、[2]数字キー2
10を打鍵すると仮入力は[2]と表示され、、続いて
[3]数字キー211を打鍵すると[H]が仮入力され
る。仮入力された文字は仮入力領域に表示されている。
このとき、#キー215を打鍵するごとにアルファベッ
トの昇順で仮入力文字がZまで変化する。仮入力表示が
[Y]であるとき#キー215を打鍵すると仮入力表示
は[Z]に変化し、[Z]を入力することができる。さ
らに、#キー315を打鍵することにより、複数の記号
を入力することができる。
【0079】図10の組み合わせを正確に覚えていなく
ても、アルファベットのABC順を覚えてさえいれば、
表示されているアルファベットは昇順に変化させること
ができるので、容易に、所望の英字を入力することがで
きる。電話・小文字キー207を打鍵すると、先行して
仮入力されていたアルファベットの大文字と小文字とが
逆転する。アルファベットが仮入力されており、次の文
字の入力のために数字キーを打鍵すると表示されていた
文字が選定され、次の英字入力に移る。仮入力された文
字列は確定キー301の打鍵で確定入力される。同時に
平がな入力モードに戻る。なお、平がな入力モードから
英字入力変換時に仮入力されていた最初のローマ字は数
字に変換され、これを1桁目の数字として引き続き英字
入力を続けることができる。たとえば、平がな入力モー
ドで、[1]数字キー208を打鍵すると[あ]が仮入
力表示されており、→キー206を打鍵すると英字入力
モードとなり、仮入力表示は[1]となる。続けて
[1]数字キー208を打鍵すると[A]が仮入力され
表示される。
【0080】このように英字入力では数字キーの2回の
打鍵で入力されるが、図10のコード表は数字キーのキ
ー面に表示されたアルファベット大文字と対応してい
る。例えば、一回目の打鍵に数字キー208を打鍵する
と[1]が表示されるが、次の打鍵によってキー面に表
示された[A][B][C][D][E]が表示される
可能性があり、次の打鍵の数字によって例えば[3]数
字キー211が打鍵されれば3番目の[C]が選択され
て表示される。従来例の連続打鍵の打鍵数の代わりに数
字の入力で選択されるので、特に図10のコード表を意
識する必要はない。
【0081】以上のように、本発明の第2の実施の形態
では、第1の実施の形態のキーボードで必要であった、
図2の文字キー107、クリアキー108、間隔キー1
09をなくすることができ、第1の実施の形態に比べ
て、3個少ない15個のキーのキーボードとすることが
てきる。
【0082】次に、本発明の第3実施の形態について説
明する。図4は本発明の第3の実施の形態のキーボード
のキー配置の模式図である。キーボードのキーの打鍵に
よって入力された情報が確定され、電子機器1の制御部
12により所定の目的に従って利用される。
【0083】図4を参照すると本発明の第3の実施の形
態のキーボードのキーは、数字、英字、ローマ字による
かな文字などを入力する5個のデータキー304、30
6、307、308、309および制御情報を入力する
7個の制御キー301、302、303、305、31
0、311、312の合計12キーからなっている。こ
れらのキーを使って、携帯電話機の電話機能、文字入力
をはじめとするデータ処理機能が操作される。
【0084】携帯電話機の電源が投入された最初の状態
では、第1の実施の形態と同様に電話モードの着信の待
ち受け状態になっている。第3の実施の形態では、第2
の実施の形態の確定キー201とメニューキー203と
が統合されてメニュー・確定キー311となり、電話・
小文字キー207と*キー213とが統合されて電話・
*キー310となり、保留・Endキー209とマナー
・#キー215とが統合されて保留・マナー#キー31
2となり、結局第2の実施の形態より3個のキーが減っ
て12キーとなっている。メニュー・確定キー311に
おけるメニュー機能と確定機能とはキーの打鍵回数によ
って区別され、電話・*キー310における電話機能、
小文字機能、*入力機能の区分は、その時の機器の制御
状態によって行われ、保留・マナー#キー312におけ
る保留機能、End機能、マナー機能、#入力機能の区
分も同じくその時の機器の制御状態によって行われ、マ
ナーキーとして使用するときは、キー312を1秒以上
押下し続けることが必要である。
【0085】電話機能に関係する電話・*キー310、
保留・マナーキー312を使用して行われる動作は第1
の実施の形態と同じであり、詳細な説明は省略する。
【0086】矢印キー301、302、303、305
は電話モードでは、第1の実施の形態と同様に、再ダイ
ヤル機能、最近の着信番号、発信番号の検索、登録され
た電話の番号の検索などに使用される。
【0087】電話番号を入力して、電話の発信するとき
には、メニュー・確定キー311を打鍵すると、図9の
選択画面が表示される。[1]数字キー304を打鍵
し、図9の「1.電話番号発信」を選択すると電話番号
を入力して、発信をすることができる。
【0088】電話番号などの数字を5個の数字キー30
4、306、307、308、309と*キー310と
を使用して入力する方法は第1の実施の形態と同じであ
り、詳細な説明は省略する。これによって、10個の数
字の組み合わせからなる任意の数字列をキー304、3
06、307、308、309の5個のデータキーと*
キー310の1個の制御キーとの計6個のキーで入力で
きる。なお、電話番号に伴って入力される*記号、#記
号の入力は、*キー310あるいは#キー312を2回
連続して打鍵することにより入力される。
【0089】数字列の入力中に、入力した数字の訂正を
したい場合の訂正方法、メールの送受信機能や電話帳の
作成機能、データ処理のメニューの選択画面を表示する
機能などの制御操作は第2の実施の形態と同じであり、
説明を省略する。
【0090】図3の確定キー201に相当する機能は、
メニュー・確定キー311の2回連続打鍵で行うことが
できる。すなわち、メニューキー311を打鍵し、メニ
ュー画面が表示されても、なにも選択しないでメニュー
キーを再度打鍵すると確定キーの動作を行う。
【0091】このほかの第3の実施の形態の図4のキー
ボード300のキー操作によるかな文字、英字、数字な
どの文字入力の方法は、数字キーの配置が異なるだけ
で、第2の実施の形態の図3のキーボード200のキー
操作によるかな文字、英字、数字などの文字入力の方法
と基本的に同じなので、説明を省略する。
【0092】以上のように、本発明の第3の実施の形態
では、第2の実施の形態のキーボードの図2の確定キー
201とメニューキー203とを共通のキー311と
し、電話キー207と*キー213とを共通にして、キ
ー310とし、保留キー209と#キー215とを統合
してキー312とすることにより、第2の実施の形態の
キーボードに比べて、3個少ないキーのキーボードとな
っている。
【0093】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図5は本発明の第4の実施の形態のキーボー
ドの模式図である。キーボードのキーの打鍵によって入
力された情報が確定され、電子機器1の制御部12によ
り所定の目的に従って利用される。
【0094】図5を参照すると本発明の第4の実施の形
態のキーボードのキーは、数字、英字、ローマ字による
かな文字などを入力する5個のデータキー402、40
4、405、406、408、および制御情報を入力す
る4個の制御キー401、403、407、409の合
計9キーからなっている。ただし、データキー402、
404、405、406は左右上下のカーソルキーと共
用されている。
【0095】即ち、第4の実施の形態では、第3の実施
の形態の4個の矢印キー301、302、303、30
5が4個の数字キー304、306、307、308と
共用されて、4個の矢印・数字キー402、404、4
05、406となっており、一方、第3の実施の形態で
は3個あった矢印キー、数字キー以外の制御キーは、機
能分担が変更されて4個となって1個増加している。こ
れらのキーを使って、携帯電話機の電話機能、文字入力
をはじめとするデータ処理機能が操作される。。
【0096】携帯電話機の電源が投入された最初の状態
では、第1の実施の形態と同様に電話モードの着信の待
ち受け状態になっている。ここで、数字キーと共用とな
った矢印キーは、着信の待ち受け状態では電話モードと
なっており第1の実施の形態と同様の機能を有してお
り、また、電話・確定キー401は電話機能に、保留・
メニューキー403は保留機能に設定されているので、
電話モードに関する基本機能は図2の第1の実施の形態
の携帯電話機のキーボード100と同様に、電話・確定
キー401、保留・メニューキー403、マナーキー4
09を使用して行われる。なお、マナーキー409を使
用して、着信を知らせるベルを振動に切り替えるとき
は、マナーキー409は電話の#記号の入力にも使用さ
れるので区別するためキー409を1秒以上押下し続け
ることが必要である。
【0097】しかし、着信の待ち受け状態などから、電
話番号などの数字を入力するためには、矢印キーを数字
キーとして使う必要があるので、待ち受け状態で#キー
409を打鍵した後にデータキー402、404、40
5、406、408、*キー407、#キー409を数
字入力キーとして電話番号などの数字を入力して、電話
・確定キー401を打鍵すると発信され、通話後に保留
・メニューキー403を打鍵すると通話終了となり、待
ち受け状態に戻る。なお着信状態で保留キー403を打
鍵すると通話は保留される。
【0098】また、待ち受け状態で保留・メニューキー
403を打鍵すると図9に示す画面が表示されるので、
第2の実施の形態と同様に電話モードにおける電話番号
発信、メール、電話帳の機能が選択でき、さらにデータ
処理モードが選択されると電話モードがデータ処理モー
ドに変換する。
【0099】データ処理モードでは矢印・数字キー40
2、404、405、406は数字キーとなり、データ
処理モードで保留・メニューキー403を2回打鍵する
と矢印・数字キー402、404、405、406は矢
印キーとなり、メニューキー403を3回連続打鍵する
と矢印・数字キー402、404、405、406は数
字モードに戻る。また、データ処理モードでは電話・確
定キー401は確定キー401となり、保留・メニュー
キー403はメニューキー403となる。
【0100】なお、データ処理モードから電話モードへ
の切り替えはデータ処理モードで文字入力が行われてい
ない状態で電話・確定キー401を打鍵すると電話の待
ち受け状態に戻る。
【0101】電話番号などの数字を5個の数字キー40
2、404、405、406、408と*キー407と
を使用して入力する方法は第1の実施の形態と同じであ
り、詳細な説明は省略する。これによって、10個の数
字の組み合わせからなる任意の数字列をキー402、4
04、405、406、408の5個のデータキーと*
キー407の1個の制御キーとの計6個のキーで入力で
きる。なお、電話番号に伴って入力される*記号、#記
号の入力は、*キー407あるいは#キー409を2回
連続して打鍵することにより入力される。
【0102】数字列の入力中に、入力した数字の訂正を
したい場合の訂正方法、メールの送受信機能や電話帳の
作成機能、データ処理のメニューの選択画面を表示する
機能などの制御操作、は第2の実施の形態と同じであ
り、説明を省略する。
【0103】以下では、本発明の第4の実施の形態の文
字入力を中心に説明する。
【0104】第2、第3の実施の形態では、文字入力モ
ードの選択が平がな入力をベースとして矢印キーの打鍵
により行われていたが、第4の実施の形態ではメニュー
画面から予め入力モードが選択されることと、従って、
仮入力領域702の文字列を確定入力領域701に移し
て確定させても平がな入力モードに戻らない点で第2、
第3の実施の形態方法と異なっている以外は、各モード
における入力方法は第2、第3の実施の形態と同じなの
で、平がな入力モード、片かな入力モード、数字入力モ
ード、英字入力モードにおける具体的な文字入力方法は
説明を省略する。
【0105】データ処理モードでは、メニューキー40
3を1回打鍵すると図11に示すメニュー画面が表示さ
れる。対応する数字キーを打鍵することにより、平がな
入力モード、片かな入力モード、英字入力モード、数字
入力モードを選択することができる。また、メニューキ
ー403の打鍵により、メニュー画面が表示された時点
で、なにも選択しないで、再度メニューキー403を打
鍵すると数字キー402、404、405、406が左
右上下のカーソルキーとなる。同じく、メニューキー4
03を2回連続打鍵するとカーソルキー402、40
4、405、406は数字キーに戻る。
【0106】また、ディスプレイ30に表示される文字
入力表示画面は、第1の実施の形態の図7の文字入力表
示画面700と同じなので説明を省略する。なお、カー
ソルキーとデータキーの切り替えの状態も文字入力モー
ドの表示704の一部に表示されている。
【0107】また、平がなの文字列が仮入力領域702
に仮入力されている状態で、メニューキー403を打鍵
しメニュー画面が表示された時点で、なにも選択しない
で、メニューキー403を1回打鍵すると数字キー40
2、404、405、406が左右上下のカーソルキー
となる。ここで、カーソルキー405を打鍵すると仮入
力されている文字列を仮名漢字変換することができる。
仮名漢字変換された文字列を確定キー401の打鍵で確
定入力領域701に確定入力すると、最初の文字入力状
態に戻る。
【0108】以上のように、本発明の第4の実施の形態
のキーボード400では、図4の左右上下のカーソルキ
ー402などの4個のキーを数字キーと共用することが
でき、図4のメニュー・確定キー311を図5では確定
キー401とメニューキー403とを分離したので、第
4の実施の形態では、第3の実施の形態の図4のキーボ
ード400に比べて、3個少ないキーのキーボードとす
ることができる。
【0109】図6のキーボード500は、本発明の第4
の実施の形態のキーボードの他の例である。図5のキー
ボード400では[1][2][3][4][5]であ
った数字キーを[1][2][3][4][0]とした
キー配置の一例である。カーソルキーと数字キーは、こ
れまで図示された他にも、色々な配置や機能の配分を選
ぶことができる。
【0110】以上を総括すると第1の実施の形態では、
キーの数を、図12の従来の携帯電話機のキーボードの
24個に比べて、数字キーを5個削減し、制御キーを1
個削減し、数字と数字に準ずる入力のキー打鍵数を最小
限にとどめて18個とした。
【0111】第2の実施の形態では、キーの数を図12
の従来の携帯電話機のキーボードの24個に比べて、数
字キーを5個削減し、制御キーを4個削減し、操作容易
性に配慮しながら、数字と数字に準ずる入力のキー打鍵
数と制御キーの打鍵数を最小限にとどめて15個とし
た。
【0112】第3の実施の形態では、キーの数を図12
の従来の携帯電話機のキーボードの24個に比べて、数
字キーを5個削減し、制御キーを7個削減し、操作容易
性に配慮しながら、数字と数字に準ずる入力のキー打鍵
数を最小限にとどめて半分の12個とした。
【0113】第4の実施の形態では、キーの数を図12
の従来の携帯電話機のキーボードの24個に比べて、数
字キーを5個削減し、制御キーを10個削減し、操作容
易性に配慮しながら、数字と数字に準ずる入力のキー打
鍵数を最小限にとどめて9個とした。
【0114】以上において、電子機器として携帯電話機
に本発明を適用した場合について、説明したが、本発明
はPDAなどの携帯型の情報処理機器や他の電子機器の
ための数字入力、文字入力や制御入力にも適用できる。
また、キーボードとしては、物理的には液晶表示画面等
を使用したタッチパネル式のソフトキーボードであって
もよい。
【0115】さらに、文字入力モードの選択方法や、文
字入力方法を具体的に説明したが、これに束縛されるも
のではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲において変
更することが可能である。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明のキーボード
を備えた電子機器では、次のような効果がある。即ち、
第1の効果は、数字を入力するための数字キーを節減で
きることである。これは1〜5の数字キーと*キーとの
組み合わせにより1〜0の10個の数字を入力可能とし
たからである。特に、携帯電話機では、多くの場合、数
字で電話番号を入力して発信を行うよりも、電話帳を読
み出してカーソルキー等で電話番号を検索したり、再ダ
イヤル機能等で、相手先に発信する。従って、相対的に
数字キーでの電話番号の入力は少ないけれども、数字入
力機能は必須である。携帯性を重視すれば、多少のキー
打鍵数の増加を犠牲にしても、数字キー数の節減は重要
となる。
【0117】第2の効果は、従来の電話機のかな文字入
力と操作の面で親和性があるかな文字の入力を、少ない
キー数の数字キーで行うことができることである。これ
は5個の数字キーに50音図の行で割り当てられたかな
文字を*キーによる50音図の行グループの選択と数字
キーの連続打鍵による段の選択とによって入力可能とし
たからである。
【0118】第3の効果は、ローマ字によるかな文字の
入力を節減された数字キーで行うことができることであ
る。これは5個の数字キーに5個のローマ字の母音キー
に加えてかな文字に使われる子音を割り当て、*キーと
#キーの2回までの打鍵と組み合わせて選択することに
よってローマ字入力を可能としたからである。
【0119】第4の効果は、少ないキー数の数字キーで
アルファベットの入力を行うことができることである。
これは2桁の1〜5の数字入力をコード表によりアルフ
ァベットに変換するからである。
【0120】第5の効果は、数字2桁に対応するアルフ
ァベットを正確に覚えていなくてもアルファベットのA
BC順を覚えていれば、容易に効率的に文字入力をする
ことができることである。これはアルファベット1文字
を仮入力した後、#キーの連続打鍵でアルファベットを
昇順に変換できるからである。
【0121】第6の効果は、アルファベット26文字に
加えて、拡張的に複数の記号を付加的なキー操作で入力
することができることである。これは#キーの連続打鍵
でアルファベット入力に必要な記号を入力できるからで
ある。
【0122】第7の効果は、左右上下のカーソルキーを
数字キーと共用することにより、文字入力に必要なキー
ボードのキー数を節減できることである。これはメニュ
ーキーの連続打鍵でカーソルキーと数字キーとの選択を
可能としたからである。
【0123】第8の効果は、かな文字、数字、英字、記
号の複数種類の文字入力を節減された数字キーで効率的
に行うことができることである。これは、コード表によ
り2桁の数字入力でかな文字、数字、英字、記号の入力
を可能としたからである。
【0124】第9の効果は、本発明によって節減された
キーボードのキー数に相当する操作パネルのスペースを
携帯機器の小型化、あるいは表示パネルの大型化等に振
り向けることができることである。操作に要するキー打
鍵数の若干の増大があっても、機器の小型化、あるいは
表示画面の増大が望ましい場合が多い。
【0125】第10の効果は、携帯性を重視する携帯機
器において、目標とするキーボードのキー数を設定し
て、キー操作に必要とする打鍵数の増大を最小限に押さ
える設計上の複数の手段の中からの選択を行うことがで
きることである。これは18キーから9キーまでのキー
ボードの選択ができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子
機器の構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の携帯電話機の数
字、文字、制御機能を入力するキーボードのキー配置図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の数
字、文字、制御機能を入力するキーボードのキー配置図
である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の携帯電話機の数
字、文字、制御機能を入力するキーボードのキー配置図
である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の携帯電話機の数
字、文字、制御機能を入力するキーボードのキー配置図
である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の携帯電話機の数
字、文字、制御機能を入力するキーボードのキー配置図
の他の例である。
【図7】本発明の実施の形態のディスプレイの文字入力
表示画面の模式図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の第2のモードで用
いられる2桁の数字列を文字と記号に変換するためのコ
ード表の模式図である。
【図9】本発明の実施の形態のディスプレイに表示され
る電話モードでの機能選択のための表示画面の模式図で
ある。
【図10】本発明の第2〜4の実施の形態で用いられる
2桁の数字列を英文字に変換するためのコード表の模式
図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態のディスプレイに
表示される入力モード選択のための表示画面の模式図で
ある。
【図12】従来例の携帯電話機の数字、文字、制御機能
を入力するキーボードのキー配置図の他の例である。
【符号の説明】
1 電子機器 10 制御装置 11 入力部 12 制御部 13 キー入力制御部 14 記憶部 15 仮名漢字変換辞書 16 出力部 20 キーボード 30 ディスプレイ 100、200、300、400、500、900
キーボード 101〜118、201〜215、301〜312、4
01〜409、501〜509 キー 700 文字入力表示画面 701 確定入力領域 702 仮入力領域 703 変換情報領域 704 文字入力モード表示領域 910 制御キー部分 911〜922 制御キー 930 データキー部分 931〜942 データキー

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字を入力するデータキーと、制御情報
    を入力する制御キーとを有するキーボードを備えた電子
    機器におけるキーボードを用いた文書入力システムであ
    って、 設定された数字入力モードあるいは数字入力以外の複数
    の文字入力モードのそれぞれに対応して、前記キーボー
    ドの同一のキーの打鍵によってそれぞれの文字入力モー
    ドに対応した文字の出力が可能な入力制御手段を備え、 5個のデータキーと2個以内の他のキーとの打鍵によ
    り、選択された入力モードに対応してかな文字、英字、
    数字の少なくとも一つ以上の入力が可能なことを特徴と
    するキーボードを用いた文書入力システム。
  2. 【請求項2】 前記入力制御手段が、仮名漢字変換機能
    を有する請求項1に記載のキーボードを用いた文書入力
    システム。
  3. 【請求項3】 5個の数字をそれぞれ入力可能な5個の
    前記データキーと特定の1個の前記制御キーとの組み合
    わせで10進1桁の数字が入力される、請求項1に記載
    のキーボードを用いた文書入力システム。
  4. 【請求項4】 5個の前記データキーには数字1から数
    字5までが割り当てられ、前記特定の制御キーは、前記
    データキーと組み合わせて打鍵されることによって、前
    記データキーで単独に入力される数字に5を加えた数字
    を入力することを指定するキーである、請求項3に記載
    のキーボードを用いた文書入力システム。
  5. 【請求項5】 前記特定の制御キーが「*」入力用キー
    である請求項3または請求項4に記載のキーボードを用
    いた文書入力システム。
  6. 【請求項6】 文字入力モードでは、前記キーボードか
    ら入力された2桁の数字が、その2桁の数字のそれぞれ
    に予め対応させて割り当てられたかな文字、英字、数字
    に変換されて出力される、請求項3または請求項4に記
    載のキーボードを用いた文書入力システム。
  7. 【請求項7】 数字1から数字5までをそれぞれ入力可
    能な5個の前記データキーは、さらにそれぞれに仮名5
    0音図の[あ]行から[わ]行までの10行の内の第1
    のグループの5行と、前記第1のグループ以外の第2の
    グループの5行とが割り当てられ、 かな文字入力モードにおけるそれぞれのキーの単独打鍵
    では、それぞれのキーに割り当てられた第1のグループ
    の行が選択されてキーの連続打鍵回数に対応した昇順で
    その行の各段の文字が入力され、 所定のキーとの組み合わせ打鍵においては、それぞれの
    キーに割り当てられた第2のグループの行が選択されて
    キーの連続打鍵回数に対応した昇順でその行の各段の文
    字が入力される、請求項3または請求項4に記載のキー
    ボードを用いた文書入力システム。
  8. 【請求項8】 前記第1のグループが仮名50音図の
    [あ]行から[な]行までの文字であり、前記第2のグ
    ループが仮名50音図の[は]行から[わ]行までの文
    字である、請求項7に記載のキーボードを用いた文書入
    力システム。
  9. 【請求項9】 前記所定のキーが「*」入力用キーであ
    る請求項6または請求項7に記載のキーボードを用いた
    文書入力システム。
  10. 【請求項10】 数字1から数字5までをそれぞれ入力
    可能な5個の前記データキーは、さらにそれぞれにロー
    マ字の母音の[A][I][U][E][O]の文字
    と、第1グループの5個の子音と、第2グループの5個
    の子音と、第3グループの5個の子音とが割り当てら
    れ、 かな入力はローマ字変換で行われ、 それぞれのキーの単独打鍵では、それぞれのキーに割り
    当てられた母音が入力されてかな文字に変換されて出力
    され、 第1の所定のキーの1回の打鍵とそれぞれのキーの1回
    の打鍵との組み合わせでは、前記第1のグループの子音
    が入力され、 第2の所定のキーの1回の打鍵とそれぞれのキーの1回
    の打鍵との組み合わせでは、前記第2のグループの子音
    が入力され、 第1の所定のキーの2回の打鍵とそれぞれのキーの1回
    の打鍵との組み合わせでは、前記第3のグループの子音
    が入力され、 それぞれの子音と、その子音の入力に引き続いて、それ
    ぞれのキーの単独打鍵で入力された母音とが組み合わさ
    れてかな文字に変換されて出力される、請求項1に記載
    のキーボードを用いた文書入力システム。
  11. 【請求項11】 さらに、第2の所定のキーの2回の打
    鍵とそれぞれのキーの1回の打鍵との組み合わせでは、
    仮名の[ー][、][。][っ][ん]が入力される、
    請求項10に記載のキーボードを用いた文書入力システ
    ム。
  12. 【請求項12】 それぞれのグループに割り当てられた
    子音が、前記第1グループでは[L][K][S]
    [T][N]、前記第2グループでは[H][M]
    [Y][R][W]、前記第3グループのでは[B]
    [G][Z][D][P]である、請求項10または請
    求項11に記載のキーボードを用いた文書入力システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記第1の所定のキーが[*]入力用
    キーであり、前記第2の所定のキーが[#]入力用キー
    である、請求項10または請求項11に記載のキーボー
    ドを用いた文書入力システム。
  14. 【請求項14】 さらに、英字入力モードでは、それぞ
    れに5個の数字が割り当てられたキーの2回の打鍵によ
    って前記キーボードから入力された5個2桁の数字が、
    その2桁の25個の数字のそれぞれに予め対応させて割
    り当てられた英字に変換されて出力され、変換された英
    字はその確定前に引き続いて行われる特定のキーの打鍵
    により、打鍵回数に対応してアルファベットの昇順で
    [Z]まで変換される、請求項3または請求項4に記載
    のキーボードを用いた文書入力システム。
  15. 【請求項15】 2桁の25個の数字のそれぞれにはア
    ルファベット[A]から[Y]の25文字が割り当てら
    れ、英字アルファベットの[Y]が割り当てられている
    2桁の数字の入力後、前記特定のキーを1回打鍵すると
    アルファベットの[Z]に変換され、さらに、引き続き
    該特定のキーを連続打鍵すると、予め該特定のキーの打
    鍵回数に対応して割り当てられた記号に変換される、請
    求項14に記載のキーボードを用いた文書入力システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記特定のキーが「#」入力用キーで
    ある請求項14または請求項15に記載のキーボードを
    用いた文書入力システム。
  17. 【請求項17】 それぞれに1から5までの数字が割り
    当てられた5個のキーのうちの4個のキーが左右上下の
    カーソルキーと共用され、切り替えによってそれぞれの
    目的に使用される、請求項3または請求項4に記載のキ
    ーボードを用いた文書入力システム。
  18. 【請求項18】 電話機能とデータ処理機能とが、それ
    ぞれに1から5までの数字が割り当てられた5個のキー
    とメニューキーとを含む計9個のキーの打鍵、およびメ
    ニューキーにより表示される画面内でのキーの打鍵によ
    る選択によって実行される、請求項17に記載のキーボ
    ードを用いた文書入力システム。
  19. 【請求項19】 文字入力キーボードと、ディスプレイ
    と、キー入力制御部を含む制御部とを備えた電子機器で
    あって、請求項1から請求項18の何れか1項に記載の
    キーボードを用いた文書入力システムを備えることを特
    徴とする電子機器。
  20. 【請求項20】 前記電子機器が携帯電話機である請求
    項19に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101087274B1 (ko) 2009-10-30 2011-11-29 (주)넥스젠 가산 기법을 활용한 단말기의 숫자 입력방법
JP2012058878A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Panasonic Corp 入力装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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