JP2002049460A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JP2002049460A
JP2002049460A JP2000236505A JP2000236505A JP2002049460A JP 2002049460 A JP2002049460 A JP 2002049460A JP 2000236505 A JP2000236505 A JP 2000236505A JP 2000236505 A JP2000236505 A JP 2000236505A JP 2002049460 A JP2002049460 A JP 2002049460A
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Keiji Nakagawa
圭司 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字入力時に操作キーを押す回数をできるだ
け少なくすること、および文字入力時に迷わず簡単に入
力できるようにすること。 【解決手段】 1個で、同一言語の複数種類の文字を入
力可能な複数文字入力キー22等を1個以上備え、それ
自身を1回または複数回押した後に、複数文字入力キー
を押すと、その押した回数に基づき、複数文字入力キー
22等に割り当てられた複数種類の文字の中から、特定
種類の文字を指定して入力可能な指定キー28,29を
1個以上備えた文字入力装置とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、携帯情
報端末、カーナビやAV機器のリモコン、電子辞書、パ
ーソナルコンピュータ等の文字入力を行う文字入力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、従来の携帯電話で
は、日本語を入力するために、「1」〜「0」の番号入
力用の操作キーに、「あ」行、「か」行、「さ」行、・
・・「ら」行、「わおん」と50音配列で文字を設定し
ている。例えば、「あ」行に設定された操作キーの場合
には、1回押すと「あ」が、2回押すと「い」が、3回
押すと「う」が、4回押すと「え」が、5回押すと
「お」がそれぞれ表示され、所定の変換作業にて文字入
力できる。
【0003】また、図8に示す従来の携帯電話では、英
語を入力するために、8個のキーにそれぞれ「AB
C」、「DEF」、「GHI」、「JKL」、「MN
O」、「PQRS」、「TUV」、「WXYZ」が設定
され、それぞれのキーを押す回数によって各文字を選択
的に入力できる。
【0004】一方、特開平11−134096号公報に
開示される発明(以下、公知発明という)も知られてい
る。この公知発明は、変則的なローマ字入力の方式を採
用している。いくつかの子音の入力を、他の子音字を設
定した操作キーに割り当てることで、QWERTY配列
のキーボードに比べて操作キーの数を少なくし、文字入
力装置の小型化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯電
話には、次のような問題がある。従来の携帯電話の文字
配列では、仮名文字を入力するために、最大5回、英語
を入力するには最大4回キーを押さなければならない。
具体的には、「お」を入力するためには、「あ」行の文
字を設定している操作キーを5回押さなければならな
い。また、「Z」を入力するためには、「WXYZ」を
設定している操作キーを4回押さなければならない。こ
のため、入力操作が煩雑になり、文字入力の高速化も難
しい。
【0006】特に、操作キーを押す回数は、文字の頻出
頻度と関係なく設定されているので、仮名入力で複数の
文字を入力する場合には、操作キーを平均して約3〜4
回押す必要がある。しかも、携帯電話等の文字入力装置
は、小型化の要請が強い。このため、ユーザが文字を入
力するのに苦労を強いられている。このような問題は、
携帯電話に限らず、各種の電子手帳、小型のパソコン等
のように小型化を図るために操作キーの数を制限しなけ
ればならない機器に共通の問題である。
【0007】また、従来の携帯電話には、「ABC」、
「DEF」、「GHI」、・・・「WXYZ」というよ
うに、アルファベット順に並んだ文字群が、1個の操作
キーに割り当てられている。このため、「E」あるいは
「I」を入力したい場合には、「DEF」が割り当てら
れている操作キーを2回押したり、あるいは「GHI」
が割り当てられている操作キーを3回押さなければなら
ない。一般に、母音や、「N」等の子音は頻出文字なの
で、1回の操作で入力するのが好ましい。その一方で、
アルファベット順に文字群が配置されるようにしない
と、アルファベットを打ち込む際に探す手間が増えると
いう問題がある。
【0008】一方、公知発明には、次のような解決すべ
き問題がある。それは、同じ母音の連続入力の際に、
「送り操作」を必要とすることである。公知発明では、
「E」を連続して2回押すと、促音「っ」を入力するこ
とができる。このため、相槌などに用いられる「ええ」
という言葉を入力しようとして「E」を2回押すと、
「っ」が入力されてしまう。
【0009】また、「A」を連続して2回押すと、長音
「ー」を入力することができる。このため、感嘆詞の
「ああ」という言葉を入力しようとして「A」を2回押
すと、「ー」が入力されてしまう。かかる事態を回避す
るためには、カーソルキーを押して、「E」、「送り操
作」、「E」と順に押して「ええ」と入力したり、カー
ソルキーを押して、「A」、「送り操作」、「A」と順
に押していき「ああ」と入力する必要がある。したがっ
て、操作の手間が増えると共に、入力ミスを招く危険性
が高い。
【0010】また、公知発明には、英文字の入力に「送
り操作」が伴うという問題がある。公知発明では、ロー
マ字入力を基本としている。このため、ローマ字として
のアルファベットの入力操作と英文字としてのアルファ
ベットの入力操作が個々の文字については同じになる。
しかし、英文字としてのアルファベットの入力には、
「送り操作」が伴う点で、ローマ字としてのアルファベ
ットの入力と異なる。したがって、ローマ字入力と英文
字入力とを同じ操作で入力することができない。
【0011】また、従来の携帯電話と公知発明に共通し
て、従来式の文字入力との両用が難しいという問題があ
る。今まで携帯電話で普及している文字入力の方式は、
「あいうえお」の並びを基礎にしているので、操作に手
数がかかる。しかし、その反面、誰にでもわかりやすい
という長所があり、すでに多くの人々が慣れているとい
う実績がある。JISキーボードのように、ローマ字方
式の入力と仮名方式の入力の両方ができるようにすれ
ば、利用者がそれぞれにとって使いやすい方式を選ぶこ
とができる。
【0012】しかし、携帯電話では操作キーの面積が狭
いので、入力のガイドとなるキートップの表記では、一
つの操作キーに仮名1文字を表記する現方式の「あ」、
「か」、「さ」、・・・「ら」の文字が目立つ。その一
方、3あるいは4文字を表記するローマ字のガイドとな
るアルファベットは目立たない。両方を表記した場合、
たとえば、「か」行の文字を入力する時には、ローマ字
入力では「K」を表記した操作キーを押すことになる。
【0013】しかし、ローマ字入力では、「K」を表記
した操作キーと別の操作キーに表記された「か」の文字
が目立つ。このため、操作キーの表記が適切なガイドと
ならず、ユーザは「か」を表記した操作キーを誤って押
すという事態を招く。
【0014】以上の問題に鑑みて、本発明は、文字入力
時に操作キーを押す回数をできるだけ少なくすることが
できる文字入力装置を提供することを目的とする。ま
た、別の本発明は、文字入力時に迷わず簡単に入力でき
る文字入力装置を提供することを目的とする。また、別
の本発明は、文字入力時に操作キーを押す回数をできる
だけ少なくし、かつ文字入力時に迷わず簡単に入力でき
る文字入力装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、1個で、同一言語の複数種類の文字を入
力可能な複数文字入力キーを1個以上備え、それ自身を
1回または複数回押した後に、複数文字入力キーを押す
と、その押した回数に基づき、複数文字入力キーに割り
当てられた複数種類の文字の中から、特定種類の文字を
指定して入力可能な指定キーを1個以上備えた文字入力
装置とするようにしている。
【0016】このため、複数種類の文字の内で最初に表
記された文字を入力したいときには、その複数文字入力
キーを押せば良い。また、複数種類の文字の内で2番目
以降に表記された文字を入力したいときには、2番目以
降に表記される文字をそれぞれ指定する指定キーを押し
てから、上述の複数文字入力キーを押せば良い。したが
って、複数文字入力キーを、その表記した文字数だけ押
す必要がない。また、異なる母音あるいは同じ母音を入
力するときに、その母音を表記した複数文字入力キーを
押すだけで簡単に入力できる。
【0017】また、指定キーを文字入力不可の操作キー
とすることにより、文字を入力する操作キーとの峻別を
図ることができる。したがって、操作が簡単になる。さ
らに、1個で複数種類の文字を入力可能な複数文字入力
キーの各文字を指定する指定キーを1個とすることがで
きる。かかる場合において、1回押したときには、2番
目に表記されている文字を入力できるようにし、2回押
したときには、3番目に表記されている文字を入力でき
るようにすることができる。この結果、操作キーを削減
できる。
【0018】また、別の本発明は、指定キーを、それ自
身を少なくとも2回押すことによって文字入力可能な構
成とした文字入力装置とするようにしている。このた
め、指定キーを一回だけ押しただけでは、文字は入力さ
れない。そして、同じ指定キーを2回押すと、その指定
キー自体に設定されている文字を入力できる。このよう
にすると、指定キーと文字入力用の操作キーとを兼用で
きる。
【0019】また、別の本発明は、指定キーを複数備
え、指定キーのそれぞれを、他方の指定キーを押した後
に押すことによって文字入力可能となるキーとした文字
入力装置とするようにしている。このため、ある指定キ
ーを2番目の文字を指定するための第2指定キーとし、
別の指定キーを3番目の文字を指定するための第3指定
キーとして配置することになる。かかる場合、第2指定
キーを押してから第3指定キーを押すと、第3指定キー
自体に表記される2番目の文字を入力することができ
る。また、第3指定キーを押してから第2指定キーを押
すと、第2指定キー自体に表記される3番目の文字を入
力することができる。
【0020】また、別の本発明は、複数文字入力キーと
指定キーとを含み、縦4段、横3列に構成した12個の
操作キーを備え、指定キーを3段目の中央の列に配置し
た文字入力装置とするようにしている。このため、指定
キーの位置が明りょうとなる。特に、指定キーが複数文
字入力キーに設定される2番目の文字を指定する操作キ
ーの場合には、指定キーの配置される列が2列目である
点と、指定する文字が2番目である点が共通する。この
ため、指定キーの位置が記憶しやすい。
【0021】また、別の本発明は、複数文字入力キーと
2個の指定キーとを含む12個の操作キーを、縦4段、
横3列に配置し、複数文字入力キーの一部または全てを
同一言語の3種類の文字を入力可能とし、その複数文字
入力キー自体またはその複数文字入力キーの周囲に、3
種類の文字を横並びに表示し、指定キーの内、3種類の
文字の内で左から2番目に表示される文字を指定する中
位指定キーを左から2列目に配置すると共に、3種類の
文字の右端の文字を指定する右端指定キーを右端の列に
配置した構成の文字入力装置とするようにしている。こ
のため、各指定キーの配置される列と複数表記された文
字の位置とが共通する。したがって、指定キーの選択が
しやすくなる。
【0022】また、別の本発明は、1個で、同一言語の
複数種類の文字を入力可能な複数文字入力キーを1個以
上備え、各複数文字入力キーに、所定数の文字群を配置
し、複数文字入力キーを、最初に押したときに頻出文字
を入力可能な構成とした文字入力装置とするようにして
いる。このため、従来方式の馴染みのある文字群を利用
しつつ、頻出文字の入力も簡単になる。
【0023】また、別の本発明は、複数文字入力キーを
含む携帯電話の形態とした文字入力装置とするようにし
ている。このため、操作キーの大きさと数に制限のある
携帯電話に有用な操作キーの配置と設定が実現できる。
【0024】また、別の本発明は、1個で、ひらがな若
しくはカタカナと、アルファベットとを選択により入力
可能な文字入力キーを備え、文字入力キーの少なくとも
1個に割り当てられたアルファベットを、ひらがな若し
くはカタカナをローマ字入力するときの最初の子音とし
た文字入力装置とするようにしている。このため、ロー
マ字入力と仮名入力との入力方式の違いによって、押す
入力キーが大きく異なることがない。したがって、入力
キーの表記が適切なガイドとなりやすく、入力操作時に
混乱することがなくなる。
【0025】また、別の本発明は、文字入力キーを、ひ
らがな若しくはカタカナの濁音をローマ字入力するとき
の最初の子音、およびひらがな若しくはカタカナの半濁
音をローマ字入力するときの最初の子音の内、少なくと
もいずれか1個の子音を入力可能とした文字入力装置と
するようにしている。このため、清音と濁音、あるいは
清音と半濁音との対応がとれた操作キーとなる。したが
って、ローマ字入力時に、清音の位置を確認しつつ迅速
に入力できる。
【0026】また、別の本発明は、文字を入力するため
の文字入力キーを含む操作キーを、複数行および複数列
に格子状に配置し、上段左側から右側に、かつ上段から
下段へと順に、「あ」、「か」、「さ」、「た」、
「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」の各
ひらがな、あるいは「ア」、「カ」、「サ」、「タ」、
「ナ」、「ハ」、「マ」、「ヤ」、「ラ」、「ワ」の各
カタカナを表記した文字入力キーを配置し、各ひらがな
または各カタカナをローマ字入力するときの最初の子音
を、その各ひらがなまたは各カタカナと同じ文字入力キ
ーに表記した文字入力装置とするようにしている。この
ため、ローマ字入力と仮名入力との入力方式の違いによ
って、押す入力キーが異なることがない。したがって、
全ての文字入力キーの表記が適切なガイドとなりやす
く、入力操作時に混乱することがなくなる。
【0027】また、別の本発明は、日本語入力モードと
英語入力モードを切換可能であって、操作キーに設定さ
れた記号「−」を、英語入力モードではハイフン「−」
として入力可能とし、日本語入力モードでは長音「ー」
として入力可能とした文字入力装置とするようにしてい
る。このため、「−」と「ー」とを共通の操作キーに設
定できる。したがって、操作キーの数を削減できる。
【0028】また、別の本発明は、日本語入力モードと
英語入力モードを切換可能であって、操作キーに設定さ
れた記号「、」および「。」を、日本語入力モードでは
それぞれ読点「、」および句点「。」として入力可能と
し、英語入力モードではそれぞれカンマ「,」およびピ
リオド「.」として入力可能とした文字入力装置とする
ようにしている。このため、読点「、」とカンマ「,」
とを、また句点「。」とピリオド「.」とを、それぞれ
共通の操作キーに設定できる。したがって、操作キーの
数を削減できる。
【0029】また、別の本発明は、文字入力キーを含む
携帯電話の形態とした文字入力装置とするようにしてい
る。このため、操作キーの大きさと数に制限のある携帯
電話に有用な操作キーの配置と設定が実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る文字入力装
置の第1の実施の形態について、図面に基づいて説明す
る。
【0031】図1は、携帯電話1として用いられる文字
入力装置を示す図である。また、図2は、携帯電話 1
の文字入力キーを集めた文字入力キー領域2を抜き出し
て示す図である。なお、文字入力装置は、携帯電話1以
外に、操作キーにより文字入力可能な携帯端末やリモー
トコントローラ等として用いても良い。
【0032】携帯電話1の文字入力キー領域2には、図
2に示すように、上下4段左右3列の計12個の文字入
力キー21〜32が配置されている。ユーザは、文字入
力キー21〜32を押して、数字や文字を入力できる。
【0033】図2に示すように、各文字入力キー21〜
32は、次のような数字あるいは記号を入力できるよう
に設定されている。上段左側から順に、文字入力キー2
1に数字「1」が、文字入力キー22に数字「2」が、
文字入力キー23に数字「3」が、文字入力キー24に
数字「4」が、文字入力キー25に数字「5」が、文字
入力キー26に数字「6」が、文字入力キー27に数字
「7」が、文字入力キー28に数字「8」が、文字入力
キー29に数字「9」が、文字入力キー30に記号
「*」が、文字入力キー31に数字「0」が、文字入力
キー32に記号「#」が、それぞれ設定されている。
【0034】文字入力キー21〜29,31には、数字
あるいは記号に加えて、文字が設定されている。文字入
力キー21〜29,31の左側に表記されている数字の
右側上段には、仮名文字が表記されている。また、これ
ら数字の右側下段には、アルファベットの文字が表記さ
れている。
【0035】また、文字入力キー28は、各文字入力キ
ー22等により入力可能な複数の文字の中から、左から
2番目の文字を指定する指定キーである。これを、中位
指定キーとする。また、文字入力キー29は、各文字入
力キー22等により入力可能な複数の文字の中から、右
端の文字を指定する指定キーである。これを、右端指定
キーとする。
【0036】ここで、同一言語の複数文字を入力可能な
文字入力キーを複数文字入力キーと定義し、文字入力キ
ーに含まれるものとする。また、文字入力キー以外に、
クリアキー15のように、文字を入力しないキーもあ
る。これらは、文字入力キーではないが、文字入力キー
の上位概念に位置づけている操作キーに含まれるものと
する。
【0037】指定キーとして、中位指定キーが文字入力
キー28に設定されている。また、指定キーとして、右
端指定キーが文字入力キー29に設定されている。
【0038】この携帯電話1の文字入力キー領域2は、
特に、ローマ字による日本語入力に適したキー構成とな
っている。操作キーの数に制約のある携帯電話1のよう
な小型機器では、仮名文字を各文字入力キーに設定した
場合に比べて操作が簡単となる。また、最近のパソコン
等の普及に伴い、日本語を入力するユーザの大半がロー
マ字を使って入力している。このため、ローマ字入力に
取り組みやすいという利点がある。
【0039】さらに、ローマ字入力では、各文字の出現
頻度に規則性がある。まず、母音の頻度が最も高い。従
って、この実施の形態では、母音「A」、「B」、
「C」、「D」、「E」の5文字と、頻出度の高い子音
「K」、「S」、「T」、「N」、「H」の5文字を、
単独打鍵の文字入力キーとして設定するようにしてい
る。そして、それ以外の16文字の子音を、複数回目の
打鍵で文字入力可能に設定している。このため、頻度に
合わせた効率的な入力が可能となる。
【0040】各文字入力キー22,23,24,25,
26,27,28,29,31には、日本語の子音を表
す「K」、「S」、「T」、「N」、「H」、「M」、
「Y」、「R」、「W」の子音が設定されている。これ
は、「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」
行、「ら」行、「や」行、「ま」行、「わ」行の子音
が、「あかさたな」の順に並ぶように配慮して構成され
たものである。
【0041】さらに、文字入力キー21に設定された
「A」と合わせて、従来の携帯電話での仮名文字の
「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、
「ま」、「や」、「ら」、「わ」の表記と完全に一致す
るように配慮して構成されている。
【0042】また、文字入力キー22、23、24、2
6には、中位指定キー28との連続打鍵で入力する文字
文字入力キーとして、「G」、「Z」、「D」、「B」
の各文字入力キーが配列されている。すなわち、「が」
行、「ざ」行、「だ」行、「ば」行を入力する子音
「G」、「Z」、「D」、「B」が、清音「か」行、
「さ」行、「た」行、「は」行を入力する「K」、
「S」、「T」、「H」に対応し、清音と濁音との対応
がとれるように配列されている。
【0043】また、文字入力キー26には、右端指定キ
ー29との連続打鍵で入力する文字文字入力キーとし
て、「P」の文字入力キーが配列されている。すなわ
ち、「ぱ」行を入力する子音「P」が、清音「は」行を
入力する母音「H」の文字入力キーに対応し、清音と半
濁音との対応がとれるように配列されている。
【0044】また、右端指定キー29との連続打鍵で入
力する文字入力キーとして、文字入力キー22には
「C」が、文字入力キー23には「F」が、文字入力キ
ー25には「J」が、文字入力キー27には「Q」が、
文字入力キー28には「V」が、文字入力キー29には
「X」が、それぞれ設定されている。そして、中位指定
キー28との連続打鍵で入力する文字入力キーとして、
文字入力キー25には「L」が設定されている。このよ
うに、従来の携帯電話で「C」、「F」、「J」、
「Q」、「V」、「X」、「L」が表記された文字入力
キーと同じ位置のキーに設定されるように配慮されてい
る。
【0045】また、文字入力キー32には、中位指定キ
ー28との連続打鍵で入力する文字として「、」が設定
されると共に、右端指定キー29との連続打鍵で入力す
る記号として「。」が設定されている。さらに、文字入
力キー31には、右端指定キー29との連続打鍵で入力
する記号文字入力キーとして「−」が設定されている。
【0046】そして、日本語入力モードでは、記号
「−」が長音「ー」として入力できるように設定されて
いる。また、英語入力モードでは、読点「、」がカンマ
「,」として、句点「。」がピリオド「.」として入力
できるように設定されている。
【0047】また、文字入力キー21には、中位指定キ
ー28との連続打鍵で入力する文字文字入力キーとして
「/」が設定され、右端指定キー29との連続打鍵で入
力する記号として「@」が設定されている。さらに、文
字入力キー24には、右端指定キー29との連続打鍵で
入力する記号として「’」が設定されている。さらに、
文字入力キー30には、中位指定キー28との連続打鍵
で入力する文字として左括弧「(」が設定され、右端指
定キー29との連続打鍵で入力する記号として右括
弧「)」が設定されている。
【0048】図3は、携帯電話1の内部処理を行う各構
成部を示す図である。但し、数字、文字あるいは記号の
入力に対する信号の流れ以外の処理については、その説
明を省略する。各操作キー11〜16および21〜32
からの押圧によりオン信号は、入力信号検出部35に受
信される。すると、入力信号検出部35は、各操作キー
11等の種類と押圧回数等を検出する。そして、入力信
号検出部35は、その検出結果を入力信号処理部36に
送信する。
【0049】入力信号検出部35では、各操作キー11
等に基づく処理を行い、画像処理部38に信号を送る。
また、操作キー16は、電話をかけるための操作キーで
ある。このため、操作キー16がオンとなる場合には、
電波発信部37に信号が送られて、電話をかけられるよ
うになっている。一方、画像処理部38に送られた信号
に基づき、各文字入力キー22等により設定された文字
等が表示部3に表示される。
【0050】日本語入力モードに設定されている場合に
は、入力操作に応じた文字が出力されて液晶ディスプレ
イ3に表示される。すなわち、文字入力キー21、2
2、23、24、25、26、27、30、31、32
を押すと、「あ」、「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「い」、「う」、「え」、「お」が出力され
る。
【0051】また、中位指定キー28を押した後に、文
字入力キー21、22、23、24、25、26、2
7、28、29、30、31、32を押すと、「/」、
「G」、「Z」、「D」、「L」、「B」、「M」、
「Y」、「R」、「(」、「W」、「、」が出力され
る。また、右端指定キー29を押した後に、文字入力キ
ー21、22、23、24、25、26、27、28、
29、30、31、32を押すと、「@」、「C」、
「F」、「’」、「J」、「P」、「Q」、「V」、
「X」、「)」、「−」、「。」が出力される。
【0052】すなわち、文字入力キー23を1回押すと
「S」が選択され、続いて文字入力キー21を押すと
「A」が選択される。このため、「S+A」となって
「さ」が出力される。同様に、文字入力キー25、27
を順に押すと、「N+I」で「に」が出力される。ま
た、中位指定キー28を押した後に文字入力キー22を
押すと「G」が選択され、続いて文字入力キー21を押
すと「A」が選択される。このため、「G+A」となっ
て「が」が出力される。このように、単独打鍵で
「K」、「S」、「T」、「N」、「H」を選択、また
は中位指定キー28を押した後に文字入力キー27、2
8、29、31を押して「M」、「Y」、「R」、
「W」を選択した後、文字入力キー21、27、30、
31、32の母音を押すことで、「か」行〜「わ」行の
各清音が出力される。
【0053】さらに、中位指定キー28を押した後に、
文字入力キー22、23、24、26を押して「G」、
「Z」、「D」、「B」を選択した後、文字入力キー2
1、27、30、31、32に母音を押すことで
「が」、「ざ」、「だ」、「ば」行の各濁音が出力され
る。また、右端指定キー29を押した後に文字入力キー
26を押して「P」を選択した後、文字入力キー21、
27、30、31、32の母音を押すことで「ぱ」、
「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」の各文字が出力され
る。また、右端指定キー29を押した後に文字入力キー
23を押して「F」を選択した後、文字入力キー21、
27、30、31、32の母音を押すことで「ふぁ」、
「ふぃ」、「ふ」、「ふぇ」、「ふぉ」の各文字が出力
される。
【0054】また、文字入力キー25を2回押すと、
「N+N」で「ん」が出力される。さらに、子音と母音
との間に中位指定キーとして文字入力キー28を押し、
続けて文字入力キー28を押して「Y」を入力すること
で、拗音が出力される。例えば、文字入力キー23、2
8、28、30を順次1回づつ押すと、「S+Y+U」
で「しゅ」が出力される。また、中位指定キー28を押
した後に、文字入力キー22を押して「G」を選択した
後に、文字入力キー28を2回押し、さらに文字入力キ
ー30を押すと「G+Y+U」で「ぎゅ」が出力され
る。
【0055】また、子音と母音との間に文字入力キー2
6を押して「H」を入力することで、拗音が出力され
る。例えば、中位指定キー28を押した後に、文字入力
キー24を押して「D」を選択した後に、文字入力キー
26を押して「H」を入力し、続いて文字入力キー27
を押すと、「D+H+I」で「でぃ」が出力される。同
様に、文字入力キー24を押して「T」を選択した後
に、文字入力キー26を押して「H」を入力し、続いて
文字入力キー27を押すと、「T+H+I」で「てぃ」
が出力される。
【0056】また、同じ子音を繰り返して入力した後
で、母音を入力することで、促音「っ」を入力すること
ができる。たとえば、文字入力キー23を2回押して、
「SS」と入力した後、文字入力キー21を押して
「A」を選択することで、「っさ」が出力される。ま
た、文字入力キー24を2回押して「TT」と入力した
後、文字入力キー21を押して「A」を選択すること
で、「った」が出力される。
【0057】また、「L」もしくは「X」につづいて母
音を入力することによって、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、
「ぇ」、「ぉ」といった小文字の母音を出力することが
できる。
【0058】なお、中位指定キー28と文字入力キー2
8は同一の操作キーであるため、中位指定キー28の連
続打鍵により、「Y」を入力できる。同様に右端指定キ
ー29と文字入力キー29は同一の操作キーであるた
め、右端指定キー29の連続打鍵により、「X」を入力
できる。
【0059】また、中位指定キー28を押した後に続け
て文字入力キー29を押すことは、文字入力キー29を
右端指定キーとしてではなく、文字入力キー29として
押すことになる。この場合、文字入力キー29に中位指
定キー28との連続打鍵で入力するように設定された
「R」が入力される。同様に、右端指定キー29を押し
た後に続けて文字入力キー28を押すことは、文字入力
キー28を中位指定キーとしてではなく、文字入力キー
28として押すことになる。この場合、文字入力キー2
8に右端指定キー29との連続打鍵で入力するように設
定された「V」が入力される。
【0060】なお、従来、携帯電話において50音配列
の仮名を入力する場合や、英語でアルファベットを入力
する場合には、同じ文字入力キーに設定された文字を連
続して出力するときに、1文字毎にカーソル文字入力キ
ーを押して「送り操作」を行って文字を確定していた。
しかし、この実施の形態では、日本語入力にローマ字入
力方式を用い、アルファベット各文字の入力に操作手順
の重複がない。このため、日本語入力でも英語入力でも
「送り操作」を必要としない。
【0061】また、この実施の形態では、日本語入力と
して仮名を入力する例を示したが、文字入力後に変換キ
ー12を押して漢字変換機能を実行することで、仮名漢
字交じりの一般的な日本語入力を行うこともできる。
【0062】また、仮名漢字変換を行う場合、文節の区
切り直しや、文節の移動などの操作を、パソコン用のキ
ーボードでは、シフトキーを押しながら、カーソルキー
を押すことで行っている。このシフトキーの押し下げに
相当する操作として、指定キーの押し下げを対応させる
こともできる。すなわち、指定キーを押しながら、ある
いは押した後、カーソルキー11,13を押して文節の
区切りなおし、文節の移動などの操作を行うこともでき
る。
【0063】このように、指定キーと機能キーの組み合
わせで、機能キー単独で行う操作以外の操作を割り当て
るように設定することで可能である。
【0064】一方、英語入力モードに設定されている場
合には、入力操作に応じた文字が出力されて液晶ディス
プレイ3に表示される。すなわち、文字入力キー21、
22、23、24、25、26、27、30、31、3
2を押すと、「A」、「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」、「I」、「U」、「E」、「O」が出
力される。また、中位指定キー28を押した後に文字入
力キー21、22、23、24、25、26、27、2
8、29、30、31、32を押すと、「/」、
「G」、「Z」、「D」、「L」、「B」、「M」、
「Y」、「R」、「(」、「W」、「,」が出力される。
また、右端指定キー29を押した後に文字入力キー2
1、22、23、24、25、26、27、28、2
9、30、31、32を押すと、「@」、「C」、
「F」、「’」、「J」、「P」、「Q」、「V」、
「X」、「)」、「−」、「.」が出力される。
【0065】このようにすると、URLやメールアドレ
スの入力で頻繁に使用する「@」、「/」、「−」の記
号や、日本語モードでは句読点、英語モードではピリオ
ドとカンマを含めて、12個の文字入力キーで入力操作
ができる。したがって、小型で携帯性に優れた携帯電話
1を実現できる。また、従来の携帯電話で文字入力に使
用されている文字入力キーが12個であることに比べて
同じ数の文字入力キーで入力操作ができるので、従来の
携帯電話にさらに文字入力キーを増やすという構造の変
化を必要とせず、本発明の文字入力方式を導入できる。
【0066】また、アルファベット一文字に文字入力操
作手順が一つとなるように、完全に一対一対応している
ので、英語モードでも日本語モードでも「送り操作」を
必要としない。その分、文字入力キー打鍵数を少なくで
き、入力の操作性を向上できる。さらに、日本語モード
と英語モードを切り替えても、迷わずに入力操作ができ
る。
【0067】また、パソコン等でローマ字入力に慣れた
人には、親しみやすく入力手順も覚えやすい。また「で
ぃ」「ふぁ」「ぁ」「う゛」などの拗音を伴った文字入
力や特殊な濁音の文字入力もパソコンのキーボードと同
じローマ字方式で入力できる。
【0068】また、日本語のローマ字入力使用頻度の高
い母音の文字「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」、を単独打鍵の文字グループに設定したため、こ
れらの文字は文字入力キーを1回押すだけで入力でき
る。このため、「A」以外は複数回押さなければ母音を
入力できない従来の携帯電話の文字配列に比べて、打鍵
回数を少なくできる。このため、入力操作性を向上でき
て高速入力を行うことができる。
【0069】また、各文字入力キーを最大3回押せばど
の文字でも入力でき、最大5回押さなければならない従
来の携帯電話の文字配列に比べて、入力操作性を向上で
き、高速入力を行うことができる。
【0070】また、一つの文字入力キーに配した2つお
よび3つの文字は、中央の文字が中位指定キー28、右
側の文字が右端指定キー29という対応になっている。
このため、文字の指定がしやすくなる。
【0071】さらに、「か」行を入力する「K」と
「が」行を入力する「G」とを文字入力キー22に、
「さ」行を入力する「S」と「ざ」行を入力する「Z」
とを文字入力キー23に、「た」行を入力する「T」と
「だ」行を入力する「D」とを文字入力キー24に、
「は」行を入力する「H」と「ば」行を入力する「B」
とを文字入力キー26にそれぞれ設定している。
【0072】このため、関連する清音と濁音を同じ文字
入力キーを用い、清音は単独打鍵、濁音は中位指定キー
28の打鍵に続けて打鍵することで入力することができ
る。したがって、濁音用の文字入力キー位置を簡単に把
握でき、入力操作も覚えやすくなり、高速入力が可能と
なる。
【0073】また、「は」行を入力する「H」と「ぱ」
行を入力する「P」とを文字入力キー26にそれぞれ設
定している。このため、関連する清音と半濁音を同じ文
字入力キーを用い、清音は単独打鍵、半濁音は右端指定
キー29の打鍵に続けて打鍵することで入力することが
できる。このため、半濁音用の文字入力キーの位置を簡
単に把握でき、入力操作も覚えやすくなり、高速入力が
可能となる。
【0074】さらに、従来の携帯電話の「あ」、
「か」、「さ」、「た」、「な」・・の表記に対応して
ローマ字入力のガイドとなる「A」、「K」、「S」、
「T」、「N」・・を表記している。このため、現在の
携帯電話の文字入力方式との両用ができる。
【0075】また、日本語入力モードのまま中位指定キ
ー28に続けて各数字を設定した文字入力キーを押し
て、その文字入力キーに設定れさた文字をディスプレイ
3に出力し、その上で変換文字入力キー12を押して数
字に変換すれば、入力モードを数字モードに切り替える
ことなく、数字を入力することが可能となる。すなわ
ち、中位指定キー28に続けて、各数字が設定された文
字入力キーを押した場合、記号または子音のアルファベ
ットが出力される。このため、日本語として変換できな
い文字が出力される。
【0076】たとえば、中位指定キー28に続けて数字
「1」が設定された文字入力キー21を押し、さらに中
位指定キー28に続けて数字「2」が設定された文字入
力キー22を押した場合、ディスプレイ3には「/G」
と出力される。この出力された各文字および記号を、中
位指定キー28に続けて押した文字入力キーの数字とし
て変換すれば「12」と変換できる。このようにすれ
ば、どの数字も日本語入力モードのまま変換操作によっ
て入力できる。特に月日、時刻、型番など桁数の少ない
数字を簡便に入力できる。
【0077】次に、本発明に係る文字入力装置の第2の
実施の形態について、図4に基づいて説明する。なお、
この実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一
またはこれに相当する構成部分には、同一符号を付し、
説明を省略あるいは簡略化する。この実施の形態は、英
語専用となっている点が、前記第1の実施の形態と異な
るが、基本的な構成は同じである。
【0078】文字入力キー22〜29、31、32に
は、各文字が設定されている。各文字入力キー22〜2
9、31の左側には、電話番号を入力する場合などに用
いられる数字が表記されている。また、各数字の右側に
は、英語入力に用いられるアルファベットの文字が表記
されている。
【0079】また、指定キーとして、文字入力キー25
に中位指定キーが設定されている。また、文字入力キー
26に右端指定キーが設定されている。
【0080】入力時には、入力操作に応じた文字が出力
されて、液晶ディスプレイ3に表示される。文字入力キ
ー22、23、24、27、28、29、31、32を
押すと、「A」、「E」、「I」、「N」、「S」、
「T」、「W」、「,」が出力される。また、中位指定
キー25を押した後に文字入力キー22、23、24、
25、26、27、28、29、31、32を押すと、
「B」、「D」、「H」、「J」、「L」、「O」、
「R」、「U」、「X」、「Y」が出力される。また、
右端指定キー26を押した後に文字入力キー22、2
3、24、25、26、27、28、29、32を押す
と、「C」、「F」、「G」、「K」、「M」、
「P」、「Q」、「V」、「Z」が出力される。
【0081】この英語配列は、従来の携帯電話同様、
「ABCDEFG・・・」のアルファベット順になるべく
近い配列となるように配慮したものであり、配列の順序
を変更した部分は、一つの文字入力キーに設定されたア
ルファベット群の並びの中に限定している。すなわち、
文字入力キー23を例にとると、アルファベット順であ
れば、本来、「DEF」の順に文字が設定される。しか
し、これを「EDF」の並びに変更している。また、文
字入力キー24を例にとると、アルファベット順であれ
ば、本来、「GHI」の順に文字が設定される。しか
し、これを「IHG」の並びに変更している。また、文
字入力キー28を例にとると、アルファベット順であれ
ば、本来、「QRS」の順に文字が設定される。しか
し、これを「SRQ」の並びに変更している。この配列
の変更は、英語において使用頻度の高い「E」、
「I」、「S」の文字を単独打鍵で入力できるように配
慮されている。
【0082】このような文字配列では、英語において使
用頻度の高い、「A」、「E」、「I」、「N」、
「S」、「T」の文字を単独打鍵で入力することができ
るので、頻度に合わせた効率的な入力が可能となる。ま
た、文字入力キー30を押すと、文章にスペース(空白)
を入力することができる。
【0083】また、文字入力キー21を押した後に続け
て文字を入力すると、文字入力キー21の打鍵の直後に
入力した1文字が大文字となってディスプレイ3に出力
されるように設定されている。さらに、文字入力キー2
1を押しながら、文字を入力すると、文字入力キー21
を押し下げている間に入力した文字が、大文字となって
ディスプレイ3に出力されるように設定されている。す
なわち、文字入力キー21が英文字の大文字と小文字の
切替について、パソコン用キーボードのシフトキーと同
様の機能を持つように設定されている。
【0084】ピリオド「.」の入力は、文字入力キー3
2を1回押してカンマ「,」を入力した後、続けて文字
入力キー32を押すことで、ディスプレイ3に出力され
た「,」が「.」に変更されて出力されるように設定さ
れている。
【0085】次に、本発明に係る文字入力装置の第3の
実施の形態について、図5に基づいて説明する。なお、
この実施の形態において、前記第1実施の形態および前
記第2の実施の形態と同一またはこれらに相当する構成
部分には、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略化
する。
【0086】この実施の形態は、韓国語専用となってい
る点が前記第1の実施の形態および前記第2の実施の形
態と異なるが、基本的な構成は同じである。
【0087】文字入力キー21〜32には、各文字が設
定されている。各文字入力キー21〜29、31の左側
には、電話番号を入力する場合などに用いられる数字が
表記されると共に、これら数字の右側には、韓国語入力
に用いられるハングルの子音文字と母音文字が表記され
ている。
【0088】また、指定キーとして、中位指定キーが文
字入力キー25に設定されている。また、指定キーとし
て、右端指定キーが文字入力キー26に設定されてい
る。
【0089】入力時には、入力操作に応じた文字が出力
されて液晶ディスプレイ3に表示される。また、中位指
定キー25を押した後に文字入力キー21、22、2
3、24、25、26、27、28、29、30、3
1、32を押すと、それぞれ左から第2番目に表記され
ているハングル文字等の文字が出力される。また、右端
指定キー26を押した後に文字入力キー21、22、2
3、24、25、26、27、28、29、30、3
1、32を押すと、右端に表記されているハングル文字
等の文字が出力される。
【0090】このハングルの子音文字、母音文字の配列
は、ハングルの辞書の配列と近くなるように配慮したも
のである。すなわち、文字文字入力キーの左側から右
側、1段目から4段目へと文字入力キー21、22、2
3、24、25、26、27、28、29、30、3
1、32、そしてさらに4段目の左側から文字入力キー
30、32の順に、子音文字を辞書順に設定し、二重子
音については、それぞれに対応する子音と同じ文字入力
キーに右端指定キー26との連続打鍵で入力できるよう
に設定されている。
【0091】また、母音文字についても、中位指定キー
25との連続打鍵で入力できるように、文字入力キーの
左側から右側、1段目から4段目へと文字入力キー2
1、22、23、24、27、28、29、30、3
1、32に辞書順に設定されている。二重母音について
は、一部の文字以外は二重母音の一部を構成する母音文
字と同じ文字入力キーに右端指定キー26との連続打鍵
で入力できるように設定されている。また、上記一部の
文字は、文字入力キー25、28に、右端指定キー26
との連続打鍵で入力できるように設定されている。
【0092】このような文字配列では、韓国語のパソコ
ン用文字入力キーボードとして一般的な2ボル式で配列
されている子音文字、母音文字合わせて33文字を入力
することができる。このため、2ボル式に準じて効率的
な入力が可能となる。
【0093】「.」は、右端指定キー26に続けて文字
入力キー32を押すことで、ディスプレイ3に出力され
るように設定されている。「,」は「.」の入力の後にも
う一度、右端指定キー26に続けて文字入力キー32を
押すことで、ディスプレイ3に出力された「,」が「.」
に変更されて出力されるように設定されている。
【0094】次に、本発明に係る文字入力装置の第4の
実施の形態について、図6に基づいて説明する。なお、
この実施の形態において、前記第1、第2、第3の実施
の形態と同一またはこれらに相当する構成部分には、同
一符号を付し、説明を省略あるいは簡略化する。
【0095】この実施の形態は、中国語用となっている
点が前記第2の実施の形態と異なるが、基本的な構成は
同じである。
【0096】文字入力キー22〜29、31、32に
は、各文字が設定されている。各文字入力キー21〜2
9、31の左側には、電話番号を入力する場合などに用
いられる数字が表記されると共に、これら数字の右側に
は、中国語のローマ字入力方式である、ピンイン入力に
用いられるアルファベットの文字が表記されている。
【0097】また、指定キーとして、中位指定キーが文
字入力キー25に設定されている。また、指定キーとし
て、右端指定キーが文字入力キー26に設定されてい
る。
【0098】入力時には、入力操作に応じた文字が出力
されて、液晶ディスプレイ3に表示される。すなわち、
文字入力キー22、23、24、27、28、29、3
1、32を押すと、「A」、「E」、「I」、「N」、
「S」、「T」、「W」、「,」が出力される。また、
中位指定キー25を押した後に文字入力キー22、2
3、24、25、26、27、28、29、31、32
を押すと、「B」、「D」、「H」、「J」、「L」、
「O」、「R」、「U」、「X」、「Y」が出力され
る。また、右端指定キー26を押した後に文字入力キー
22、23、24、25、26、27、28、29、3
2を押すと、「C」、「F」、「G」、「K」、
「M」、「P」、「Q」、「V」、「Z」が出力され
る。
【0099】この配列は、前記第2の実施の形態と同
様、「ABCDEFG・・・」のアルファベット順になる
べく近い配列となるように配慮したものであり、一部ア
ルファベットの順序を変更した部分によって、英語にお
いて使用頻度の高い「E」、「I」、「S」の文字を単
独打鍵で入力できるように設定されている。このため、
英単語や、英語の文書語を入力する際にも文字の出現頻
度に応じて入力しやすいように配慮されている。
【0100】ピンイン入力における四声は、文字入力キ
ー21と、文字入力キー30に設定されていて、文字入
力キー30の単独打鍵で第1声が入力される。文字入力
キー30に続けて中位指定キー25を押すと、第2声が
入力される。また、文字入力キー21の単独打鍵で第3
声が入力される。また、文字入力キー21に続けて中位
指定キー25を押すと、第4声が入力される。
【0101】第2声と第4声の入力手順は、斜め右上へ
の斜線で表す第2声では、文字入力キー30から中位指
定キー25へと、文字入力キーの打鍵が斜め右上への順
序となるように配慮したものであり、斜め右下への斜線
で表す第4声では、文字入力キー21から中位指定キー
25へと、文字入力キーの打鍵が斜め右下への順序とな
るように配慮したものである。
【0102】また、自動分かち書きを行うピンイン入力
において、強制的に分かち書きを行う場合に入力するセ
ミコロン「;」は、文字入力キー30に設定されている
右端指定キー26に続けて文字入力キー30を打鍵する
ことで入力できるように設定されている。
【0103】ピリオド「.」の入力は、文字入力キー3
2を1回押してカンマ「,」を入力した後、続けて文字入
力キー32を押すことで、ディスプレイ3に出力された
「,」が「.」に変更されて出力されるように設定され
ている。
【0104】次に、本発明に係る文字入力装置の第5の
実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施
の形態において、前記第1〜第4の実施の形態と同一ま
たはこれらに相当する構成部分には、同一符号を付し、
説明を省略あるいは簡略化する。
【0105】文字入力キー21〜29、31には、各文
字が設定されている。各文字入力キー21〜29、31
の左側には、電話番号を入力する場合などに用いられる
数字文字が表記されている。また、これら数字の右側上
段には、仮名による日本語入力に用いられる仮名文字が
設定されると共に、数字の右側下段には、ローマ字によ
る日本語入力や英語入力に用いられるアルファベットの
文字が表記されている。
【0106】また、文字入力キー28に指定キーが設定
されている。この実施の形態における指定キーは、前記
第1〜第4の実施の形態の指定キーと異なり、ただ一つ
のみ設けられている。指定キー28を1回押すと、文字
入力キー22等の左から第2番目の文字を指定できる。
また、指定キー28を2回押すと、文字入力キー22等
の右端の文字を指定できる。このため、文字入力キー2
9は、単独打鍵で「R」を入力できるキーとなる。
「R」は、入力回数が決して少ない文字ではない。した
がって、「R」を入力する手間数が少なくなることによ
り、入力回数の減少を図ることが出来る。
【0107】文字入力キー25には、指定キー28の1
回打鍵との連続打鍵で入力する文字として、「L」が設
定されている。そして、同様に、文字入力キー21には
「F」が、文字入力キー22には「C」が、文字入力キ
ー23には「J」が、文字入力キー27には「Q」が、
文字入力キー30には「V」が、文字入力キー31には
「X」が、それぞれ設定されている。
【0108】また、文字入力キー32には、指定キー2
8の1回打鍵との連続打鍵で入力する記号として「、」
が設定され、指定キー28の2回打鍵との連続打鍵で入
力する記号として「。」が設定されている。さらに、文
字入力キー29には、指定キー28の1回打鍵との連続
打鍵で入力する記号として「−」が設定されている。
【0109】そして、日本語入力モードでは記号「−」
が長音「ー」として入力できるように設定されている。
また、英語入力モードでは読点「、」がカンマ「,」と
して、句点「。」がピリオド「.」として、それぞれ入
力できるように設定されている。
【0110】また、文字入力キー21には、指定キー2
8の2回打鍵との連続打鍵で入力する記号として「@」
が設定されている。同様に、文字入力キー24には
「!」が、文字入力キー25には「?」が、文字入力キ
ー29には「/」が、それぞれ設定されている。
【0111】日本語入力モードに設定されている場合に
は、入力操作に応じた文字が出力されて、液晶ディスプ
レイ3に表示される。文字入力キー21、22、23、
24、25、26、27、29、30、31、32を押
すと、「あ」、「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「い」、「R」、「う」、「え」、「お」が出
力される。また、指定キー28を1回押した後に文字入
力キー21、22、23、24、25、26、27、2
9、30、31、32を押すと、「F」、「G」、
「Z」、「D」、「L」、「B」、「M」、「ー」、
「Y」、「W」、「、」が出力される。また、指定キー
28を2回押した後に文字入力キー21、22、23、
24、25、26、27、29、30、31、32を押
すと、「@」、「C」、「J」、「!」、「?」、
「P」、「Q」、「/」、「V」、「X」、「。」が出
力される。
【0112】文字入力キー23を1回押すと「S」が選
択され、続いて文字入力キー21を押すと「A」が選択
される。このため、「S+A」となって「さ」が出力さ
れる。同様に、文字入力キー25、27を順に押すと
「N+I」で「に」が出力される。また、指定キー28
を1回押した後に文字入力キー22を押すと、「G」が
選択され、続いて文字入力キー21を押すと「A」が選
択される。このため、「G+A」となって「が」が出力
される。
【0113】このように、単独打鍵で「K」、「S」、
「T」、「N」、「H」、「R」を選択、または指定キ
ー28を1回押した後に文字入力キー27、30、31
を押して「M」、「Y」、「W」を選択した後、文字入
力キー21、27、30、31、32を押すことで、
「か」行〜「わ」行の各清音が出力される。
【0114】さらに、指定キー28を1回押した後に文
字入力キー22、23、24、26を押して「G」、
「Z」、「D」、「B」を選択した後、文字入力キー2
1、27、30、31、32を押すことで「が」、
「ざ」、「だ」、「ば」行の各濁音が出力される。ま
た、指定キー28を2回押した後に文字入力キー26を
押して「P」を選択した後、文字入力キー21、27、
30、31、32の母音を押すことで、「ぱ」、
「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」の各文字が出力され
る。また、指定キー28を押した後に文字入力キー21
を押して「F」を選択した後、文字入力キー21、2
7、30、31、32を押すことで、「ふぁ」、「ふ
ぃ」、「ふ」、「ふぇ」、「ふぉ」の各文字が出力され
る。
【0115】文字入力キー25を2回押すと「N+N」
で「ん」が出力される。さらに、子音と母音との間に指
定キー28を押し、続けて文字入力キー30を押して
「Y」を入力することで、拗音が出力される。例えば、
文字入力キー23,28,30,30を順次1回づつ押
すと「S+Y+U」で「しゅ」が出力される。また、指
定キー28を1回押した後に文字入力キー22を押して
「G」を選択した後に、指定キー28、文字入力キー3
0を押して「Y」を選択し、さらに文字入力キー30を
押すと「G+Y+U」で「ぎゅ」が出力される。
【0116】このようにすると、各文字入力キーを最大
4回押せば、どの文字でも入力できる。さらに、出現頻
度の高い文字ほど文字入力キーを押す回数を少なく設定
している。このため、文字の出現頻度が考慮されず、最
大5回押さなければならない従来の携帯電話の文字配列
に比べて、入力操作性を向上でき、高速の入力操作を行
うことができる。
【0117】一つの文字入力キーに配した3つの文字お
よび記号は、左から2番目の文字または記号は、指定キ
ー28を1回押したあと2番目に押して選択する。左か
ら3番目の文字または記号は、指定キー28を2回押し
た後、3番目に押して選択する、という対応になる。こ
のため、入力操作がわかりやすい。
【0118】さらに、ローマ字入力において、「か」行
を入力する「K」と「が」行を入力する「G」とを文字
入力キー22に、「さ」行を入力する「S」と「ざ」行
を入力する「Z」とを文字入力キー23に、「た」行を
入力する「T」と「だ」行を入力する「D」とを文字入
力キー24に、「は」行を入力する「H」と「ば」行を
入力する「B」とを文字入力キー26にそれぞれ設定し
たので、関連する清音と濁音を同じ文字入力キーを用
い、清音は単独打鍵、濁音は指定キーの1回打鍵に続け
て打鍵することで入力することができる。このため、濁
音用の文字入力キーの位置を簡単に把握でき、入力操作
も覚えやすくなり、高速に入力することができる。
【0119】また、「は」行を入力する「H」と「ぱ」
行を入力する「P」とを文字入力キー26にそれぞれ設
定したので、関連する清音と半濁音を同じ文字入力キー
を用い、清音は単独打鍵、半濁音は指定キーの2回打鍵
に続けて打鍵することで入力することができる。このた
め、半濁音用の文字入力キー位置を簡単に把握でき、入
力操作も覚えやすくなり、高速に入力することができ
る。
【0120】さらに「や行」のみが対応の例外である
が、従来の携帯電話の「あ」、「か」、「さ」、
「た」、「な」・・の文字入力キー表記に対応してロー
マ字入力のガイドとなる「A」、「K」、「S」、
「T」、「N」・・を表記しているので、現在の携帯電
話の文字入力方式との両用してもわかりやすい。なお、
「や」の文字入力キー表記には「Y」は設定されていな
いものの、「や行」の仮名は「や」を文字入力キー表記
した指定キー28を押してから「Y」を設定した文字入
力キーを選択する。このため、「や」の仮名表記と「や
行」の入力もある程度関連づけて覚えることができる。
【0121】また、指定キー28の1回打鍵に続けて各
数字が設定された文字入力キーを押した場合、子音のア
ルファベットまたは記号が出力される。このため、日本
語として変換できない文字が出力される。例えば、指定
キー28の1回打鍵に続けて数字「1」が設定された文
字入力キー21を押し、さらに、指定キー28の1回打
鍵に続けて数字「2」が設定された文字入力キー22を
押した場合、ディスプレイ3には「FG」と出力され
る。この出力された各文字を、指定キー28に続けて押
した文字入力キーの数字として変換すれば「12」と変
換できる。このようにすれば、どの数字も日本語入力モ
ードのまま変換操作によって入力できるので、特に月
日、時刻、型番など桁数の多くない数字では、簡便に入
力できるようになる。
【0122】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されず、次のような種々の変形が可能である。例えば、
指定キーは、1個若しくは2個とせずに、3個以上とし
ても良い。但し、指定キーを増やすと、文字入力装置の
小型化が難しくなるので、1個若しくは2個が好まし
い。
【0123】また、複数文字入力キーにアルファベット
を4文字設定して、指定キーを最大3回まで押すように
しても良い。また、12個の操作キーの配列は、縦4段
で横3列とせずに、縦3段で横4列としたり、縦2段で
横6列あるいは縦6段で横2列とすることも可能であ
る。さらに、操作キーの数を15個にしたり、9個とす
ることもできる。
【0124】また、指定キーの設置場所は、文字入力キ
ー領域2の最上段あるいは最下段としても良い。また、
複数文字入力キーの複数文字の設定順位は、出現確率の
高い頻出文字を最初にしているが、母音より出現回数の
多い子音を最初にせずに、母音を優先設定しても良い。
例えば、図6において、複数文字入力キー27に表記さ
れている「NOP」を、「ONP」としても良い。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字入力時に操作キーを押す回数をできるだけ少なくす
ることができる。また、文字入力時に迷わず簡単に入力
できる。また、併せて、文字入力装置を容易に小型化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字入力装置の第1の実施の形態
の外観を示す正面図である。
【図2】図1の文字入力装置の文字入力キー領域を含め
た部分を示す図である。
【図3】図1の文字入力装置の内部構成を示す模式図で
ある。
【図4】本発明に係る文字入力装置の第2の実施の形態
の外観を示す正面図である。
【図5】本発明に係る文字入力装置の第3の実施の形態
の外観を示す正面図である。
【図6】本発明に係る文字入力装置の第4の実施の形態
の外観を示す正面図である。
【図7】本発明に係る文字入力装置の第5の実施の形態
の操作キーの部分を示す正面図である。
【図8】従来の携帯電話の操作キー部分を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 携帯電話 11〜16 操作キー 21〜32 文字入力キー、操作キー 25 指定キー(中位指定キー) 26 指定キー(右端指定キー) 28 指定キー(中位指定キー) 29 指定キー(右端指定キー)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個で、同一言語の複数種類の文字を入力
    可能な複数文字入力キーを1個以上備えた文字入力装置
    において、それ自身を1回または複数回押した後に、上
    記複数文字入力キーを押すと、その押した回数に基づき
    上記複数文字入力キーに割り当てられた上記複数種類の
    文字の中から、特定種類の文字を指定して入力可能な指
    定キーを1個以上備えたことを特徴とする文字入力装
    置。
  2. 【請求項2】前記指定キーは、それ自身を少なくとも2
    回押すことによって文字入力可能な構成であることを特
    徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 【請求項3】前記指定キーを複数備え、 前記指定キーのそれぞれは、他方の前記指定キーを押し
    た後に押すことによって文字入力可能となるキーである
    ことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】前記複数文字入力キーと前記指定キーとを
    含み、縦4段、横3列に構成した12個の操作キーを備
    え、前記指定キーを3段目の中央の列に配置したことを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の文字入
    力装置。
  5. 【請求項5】前記複数文字入力キーと2個の前記指定キ
    ーとを含む12個の操作キーを、縦4段、横3列に配置
    し、 前記複数文字入力キーの一部または全ては、同一言語の
    3種類の文字を入力可能であって、その複数文字入力キ
    ー自体またはその複数文字入力キーの周囲に、上記3種
    類の文字を横並びに表示し、 前記指定キーの内、上記3種類の文字の内で左から2番
    目に表示される文字を指定する中位指定キーを左から2
    列目に配置すると共に、上記3種類の文字の右端の文字
    を指定する右端指定キーを右端の列に配置した構成であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載
    の文字入力装置。
  6. 【請求項6】1個で、同一言語の複数種類の文字を入力
    可能な複数文字入力キーを1個以上備え、各複数文字入
    力キーに、所定数の文字群を配置した文字入力装置であ
    って、 上記複数文字入力キーは、最初に押したときに頻出文字
    を入力可能な構成としたことを特徴とする文字入力装
    置。
  7. 【請求項7】前記複数文字入力キーを含む携帯電話の形
    態であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1
    項記載の文字入力装置。
  8. 【請求項8】1個で、ひらがな若しくはカタカナと、ア
    ルファベットとを選択により入力可能な文字入力キーを
    備えた文字入力装置において、 上記文字入力キーの少なくとも1個に割り当てられたア
    ルファベットは、上記ひらがな若しくはカタカナをロー
    マ字入力するときの最初の子音としたことを特徴とする
    文字入力装置。
  9. 【請求項9】前記文字入力キーは、ひらがな若しくはカ
    タカナの濁音をローマ字入力するときの最初の子音、お
    よびひらがな若しくはカタカナの半濁音をローマ字入力
    するときの最初の子音の内、少なくともいずれか1個の
    子音を入力可能としたことを特徴とする請求項8記載の
    文字入力装置。
  10. 【請求項10】文字を入力するための文字入力キーを含
    む操作キーを、複数行および複数列に格子状に配置した
    文字入力装置において、 上段左側から右側に、かつ上段から下段へと順に、
    「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、
    「ま」、「や」、「ら」、「わ」の各ひらがな、あるい
    は「ア」、「カ」、「サ」、「タ」、「ナ」、「ハ」、
    「マ」、「ヤ」、「ラ」、「ワ」の各カタカナを表記し
    た上記文字入力キーを配置し、 各ひらがなまたは各カタカナをローマ字入力するときの
    最初の子音を、その各ひらがなまたは各カタカナと同じ
    文字入力キーに表記したことを特徴とする文字入力装
    置。
  11. 【請求項11】日本語入力モードと英語入力モードを切
    換可能であって、前記操作キーに設定された記号「−」
    は、英語入力モードではハイフン「−」として入力可能
    であり、日本語入力モードでは長音「ー」として入力可
    能であることを特徴とする請求項10記載の文字入力装
    置。
  12. 【請求項12】日本語入力モードと英語入力モードを切
    換可能であって、前記操作キーに設定された記号「、」
    および「。」は、日本語入力モードではそれぞれ読
    点「、」および句点「。」として入力可能であり、英語
    入力モードではそれぞれカンマ「,」およびピリオ
    ド「.」として入力可能であることを特徴とする請求項
    10記載の文字入力装置。
  13. 【請求項13】前記文字入力キーを含む携帯電話の形態
    であることを特徴とする請求項8から12のいずれか1
    項記載の文字入力装置。
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