JP4227891B2 - キーボードを用いた文書入力システムと該システムを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、キーボードを用いた文書入力システムに関し、特に仮名文字入力を行なうためのキーボードを備えた電子機器に関する。
キーボードを備えた電子機器では、文字入力あるいは制御入力を行なうためのキーボードを用いて、平仮名、片仮名、数字、記号、英字アルファベットの多くの種類の文字や制御情報を電子機器に入力でき、さらに漢字を扱うための周知の仮名漢字変換技術により、漢字を含めた日本語の文章を取り扱うことができる。このとき、同一のキーボードから、多くの種類の文字を入力する必要があるので、文字入力モードを入力する文字の種類に対応した文字入力モードに切り替えて、文字入力が行われる。例えば、構造上の要求からキー数が制限される携帯電話では、図7のような少ないキーで、文字入力モードを切り替えて、日本語の入力を行なっている。図7に従ってさらに詳細に説明すると、図7は、従来例の携帯電話のキーボードの一例であり、キーボード700は、24個のキーからなっており、キーは制御キー部分710とデータキー部分730とから構成されている。データキー部分730の数字キー731から739および741は数字入力モードで数字1から0の10個の数字を入力するキーであり主として電話番号の入力に使用される。これらのキーは、また、平仮名入力モードあるいは片仮名入力モードあるいは英字入力モードにおいてそれぞれのキーに割り当てられた文字を入力できる。
平仮名入力モードあるいは片仮名入力モードにおいては、仮名の50音図の各行の仮名文字をその行が割り当てられた各キーの打鍵回数で段を指定して入力する。例えば、キー732を打鍵するごとに[か]→[き]→[く]と変化し、5回連続して打鍵することにより[こ]が入力される。1回を含む連続打鍵に引き続いて他のキーが打鍵されることによって同一キーの連続打鍵は終了したとみなされ最後の文字が確定する。
制御キー部分710のキーの機能の配分はキーボードを備えた電子機器の目的と機能に対応して行なわれこの12個に限定されるものではない。
このキー入力方法の操作性の向上を図るために種々な方法が提案されており、例えばキー押下がなされている状態が所定時間継続したとき、または所定時間内に2回のキー押下がなされた時に、キー押下の回数を表す係数値から所定値を減じ、所定値を減じた後もキー押下がなされている状態が継続した時には、所定時間ごとに1を減じて、係数値の減算を行なうことで、キー押下を多くしすぎたときに、そのキーを少ない回数押下するだけで、候補として選択されるコードをその前に候補として選択されていたものに戻すことができ、また、キー押下がなされた後に、キー押下がなされない状態が所定時間継続したときには、候補としているコードを入力として確定するキー入力方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−99180号公報
このように、携帯電話等の数字キーを利用して文字入力を行なう場合は、キー数が少ないことをカバーするために、1つのキーに多数の文字を割り当てる方法が一般的となっている。しかしながらこの方法では目的の文字を入力するために、まずその文字が割り当てられたキーを探し、次にキーに割り当てられた文字の行の中から目的の文字が表示されるまで複数回そのキーを押圧する必要がある。更にキーを押し過ぎた場合は、もう一度目的の文字を表示させるためにキーに割り当てられた文字が一巡するまでキーを押さなければならず、操作が非常に面倒で扱いにくいという問題があった。
特許文献1に記載の方法では、促音あるいは拗促音の入力操作が節減され、漢字変換の入力を節減できという効果があるが、単語入力自体のキー入力を合理化するものではない。
本発明の目的は、キー数の少ない携帯電話等において文字選択のためのキー入力を減らすことで簡便に日本語を入力できるキーボードを用いた文章入力システムとそのキーボードを備えた電子機器を提供することにある。
本発明のキーボードを用いた文書入力システムは、
電子機器が、文字を入力するデータキーと制御情報を入力する制御キーとを有するキーボード、画面表示装置、および制御手段を備え、データキーのそれぞれのキーには複数の文字が割り当てられており、仮名入力モードにおいてはそのキーの打鍵によってそのキーに割り当てられた仮名の行の1段目の文字が選択され、続いての1回を含む連続打鍵の打鍵数によってその行の段が逐次選択されて文字が確定する、電子機器におけるキーボードを用いた文書入力システムである。キーボードには、日本語の単語を形成する仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードを、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによって順次入力するための1個のパターンキーが設けられており、制御手段には、日本語の単語を形成する仮名文字列の最初の文字と、文字数と、文字列を構成する仮名文字の音節モードの順列とから、その条件に該当する単語を検索可能な音節パターン検索辞書が設けられており、制御手段は、データキーの所定の打鍵によって日本語の単語の最初の仮名文字を確定した後、パターンキーから順次入力されるキーの所定の押圧と待機との組み合わせによって日本語の単語を形成する仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードを確定し、音節パターン検索辞書から日本語の単語を形成する仮名文字列の最初の文字と、音節モードに対応する文字数と、文字列を構成する仮名文字の音節モードの順列とに対応する単語候補を選択して画面表示装置に表示し、その後の所定のキー入力に応じて表示された単語候補から所望の単語を選択することを特徴とする。ここで音節モードは、清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音のいずれかであることが好ましい。
仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードの、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによる入力は、維持時間の単位を所定の基準時間としたときの、1基準時間の押圧、2基準時間の押圧、1基準時間の待機、0.5基準時間の待機を挟んだ2回の0.5基準時間の押圧、および0.5基準時間の待機を挟んだ3回の0.5基準時間の押圧であり、文字間の待機は1.5基準時間であってもよく、1基準時間の押圧が清音に、2基準時間の押圧が長音に、1基準時間の待機が破裂音に、0.5基準時間の待機を挟んだ2回の0.5基準時間の押圧が拗音に、0.5基準時間の待機を挟んだ3回の0.5基準時間の押圧が濁音・半濁音にそれぞれ割り当てられていてもよい。
仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードの、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによる入力は、維持時間の単位を所定の基準時間としたときの、0.5基準時間の間隔を置いた連続打鍵による押圧の回数により定義され、文字間の待機は1基準時間であってもよく、連続打鍵数1回が清音に、連続打鍵数2回が濁音・半濁音に、連続打鍵数3回が長音に、連続打鍵数4回が破裂音に、連続打鍵数5回が拗音にそれぞれ割り当てられていてもよい。
画面表示装置に表示された単語候補からの所望の単語の選択は、制御キーにおけるカーソルキーによる選択と、確定キーの打鍵による確定によって行なわれてもよく、データキーの所定の打鍵による所望の日本語の単語の第2の仮名文字以降の入力によって単語候補を絞り込むことによって行われてもよい。
本発明のキーボードを備えた電子機器は、
文字入力キーボードと、表示部と、キー入力制御部を含む制御部とを備えた電子機器であって、上述のキーボードを用いた文書入力システムを備えたことを特徴とする。ここで電子機器が携帯電話であってもよい。
本発明では、従来の問題点の解決手段として、目的の単語の文字数とそれぞれの文字の清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音の音節パターンを1つのキーからその押す回数と押すタイミングによって入力することで、文字の音節パターンと文字数と入力された最初の1文字あるいは複数文字とが一致する単語候補を表示し、表示された候補の中から目的語を選択することで文字入力の際に押すキーの種類と押す回数を減らすことができる。
本発明のキーボードを用いた文書入力システムでは、単語入力における仮名入力のためのキー操作の回数を減らすことができると共にキー操作時間も短縮でき、操作者への負担を大幅に軽減することができるという効果がある。
これは、単語を入力する場合に先頭の仮名1文字を従来の方法で入力した後は、パターン入力キーだけを所定の動作で押せばその条件に対応する単語の候補が表示され、その中から選択すればよいからである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。先ず本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成と機能について説明する。図1は本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成を示すブロック構成図である。
電子機器1は、制御装置10と、制御キーとデータキーとを有し制御装置10での処理の対象となる情報を出力するキーボード20と、制御装置10で処理された出力情報を表示する表示部30とから構成され、制御装置10は入力部11と、制御部12と、記憶部14と、出力部17とを有し、入力部11はキーボード20からの入力情報を入力し、制御部12のキー入力制御部13は、キー入力情報を処理し、必要に応じ記憶部14の音節パターン検索辞書15に基づいて先頭の仮名1文字と音節パターン入力キーから入力された全文字数と各文字の音節パターンとに対応する単語を検索し、あるいは仮名漢字変換辞書16に基づいて入力情報を漢字変換し、出力部17はキー入力制御部13で処理された出力情報を外部に出力する。キー入力制御部13で処理された情報は必要に応じて制御部12内で加工され、また記憶部14に記憶される。
図2は本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器のキーボードのキー配置図である。キーボード200のデータキー部分230の文字キーの打鍵によって入力された文字が確定され、電子機器1の制御部12により所定の目的に従って利用される。
図2を参照すると本発明の実施の形態のキーボード200は携帯電話のキー入力のためのキーボードであり、制御キー部分210とデータキー部分230とを有し、データキー部分230は数字並びに文字入力に使用される10個のキーと記号の入力や特定の目的の入力に用いられる2個のキーの12個のキーとからなり、さらに本発明の特徴である音節パターン入力用の1個のパターンキー243を備えている。図2ではパターンキー243は数字の0入力キー241の下側に配置されているがこれに限定されるものではなく、キーの配置可能な場所であればどこでもよく、例えば図2の制御キー221の場所であってもよく、可能であれば筐体の側面であってもよい。
制御キー部分210におけるキーの機能の配分は、キーボードを備えた電子機器の目的と機能に対応して行なわれこの12個に限定されるものではない。ここでは本実施の形態で使用されるカーソルキー212、214、216、218と確定キー215とメニューキー213とを個別に表示している。最近の携帯電話では4個のカーソルキーと確定キーとが一体となってポインティングデバイスとなっているものが多いが機能は独立キーの場合と変わらない。
データキー部分230の数字キー231から239および241は数字入力モードでは数字1から0の10個の数字を入力するキーである。これらのキーは通常電話番号の入力に使用されるが、また、平仮名入力モードあるいは片仮名入力モードあるいは英字入力モードにおいてそれぞれに割り当てられた文字およびその行の仮名文字を入力でき、キー面には割り当てられた文字が表示されているが、仮名については割り当てられた行の1段目の文字が表示されている。
平仮名入力モードあるいは片仮名入力モードにおいては、仮名の50音図の各行の仮名文字を各キーの1回以上の打鍵回数で区別して入力する。例えば、キー232を打鍵するごとに[か]→[き]→[く]と変化し、キー232を5回連続して打鍵することにより、[こ]が入力される。連続打鍵に引き続いての他のキーの打鍵により同一キーの連続打鍵は終了したとみなされる。
パターン入力キー243は、単語を構成する文字列を各文字の音節パターンで入力するキーであって、単語入力の場合に所望の単語の最初の文字を上述の文字キーの1回以上の打鍵で入力した後に、単語を構成する文字列を各文字の音節パターンを、例えば清音、長音、破裂音、濁音・半濁音、拗音が区別できる形でその文字数だけ逐次入力する。
即ち、単語を入力する際にまず単語の最初の文字を決定後、単語の文字数に対応した清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音の音節パターンを、1つのキーからその押す回数と押すタイミングによって区別して入力し、これによって制御装置10のキー入力制御部13が、記憶部14の音節パターン検索辞書15から最初の文字と文字数と音節パターンとが一致する単語を候補として検索して表示部30に表示し、操作者が選択して確定する。
表示部30に表示された単語候補の選択には2種類の方法があり、第1の方法はカーソルキーによる単語候補の選択と確定キー215の打鍵による確定の方法であり、第2の方法は所望の単語の2番目の文字を上述の文字キーの1回以上の打鍵で入力することにより、音節パターン検索辞書15から最初の文字と第2の文字と文字数と音節パターンとが一致する単語を候補として検索して表示部30に表示させることによって単語候補を絞り込む方法である。これでも複数の単語候補が残るときにはカーソルキーによる単語候補の選択と確定キー215の打鍵によって選択し、1個に絞られた場合は確定キー215の打鍵によって確定させる。なお単語候補が多いときには、さらに所望の単語の3番目の文字を上述の文字キーの1回以上の打鍵で入力することにより、音節パターン検索辞書15から最初と第2と第3の文字と文字数と音節パターンとが一致する単語を候補として検索して表示部30に表示させることによってさらに単語候補を絞り込む。第2の方法は単語候補が多く所望の単語が画面に表示されない場合などに有効である。
これによって、キーの少ない携帯電話等において文字選択のために操作者が押すキーの種類と押す回数を減らすことができ、日本語入力の簡便化を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器を用いた文字入力方法について具体的に説明する。図3は本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器におけるパターンキーを用いた音節パターンの入力方法の第1例を示す模式図であり、図4は音節パターンの画面表示例と文字入力表示画面の模式図であり、a)が音節パターンの画面表示例であり、b)が文字入力表示画面の模式図であり、図5は図3の音節パターン入力方法を用いた単語の入力例を示すフローチャートである。
それぞれの音節パターンのパターンキー243を用いた入力方法は、図3に示す通りであり、所定の時間を基準時間としたとき、清音はパターンキー243の基準時間の押圧、長音はパターンキー243の基準時間の2倍の時間の押圧、破裂音はパターンキー243の基準時間の待機、濁音・半濁音はパターンキー243の基準時間の1/2の待機を挟んだ3回の基準時間の1/2の押圧、拗音はパターンキー243の基準時間の1/2の待機を挟んだ2回の基準時間の1/2の押圧、文字間は基準時間の1.5倍の待機であり、終了は基準時間の2.5倍以上の待機である。
パターンキー243による入力時の表示部30の文字入力時の画面は図4(b)に模式的に記載した画面となっており、文字入力表示画面400は先頭文字表示領域401、音節パターン列表示領域402、選択候補表示領域403、文章入力領域404より構成され、音節パターン列表示領域402には、音節パターンを視覚的に判別し易くするために清音、濁音、長音、拗音、破裂音、半濁音を図形化した図4(a)に示す記号で各音節が表示されている。
ここでは、単語の「あさがお」の文字入力を例として図5のフローチャートを参照して説明する。最初にデータキー230を用いて1字目の文字を入力する。ここではデータキー231を1回打鍵する(S11)。それによりキー入力制御部13の処理により表示部30の先頭文字表示領域401に打鍵に対応した文字、ここでは「あ」が表示される(S12)。
次に、パターンキー243で単語を構成する全文字の音節パターンを逐次入力する。この入力開始により先頭文字表示領域401の「あ」は確定する。ここでは、「清音・清音・濁音・清音」、即ち「1t押圧・1.5t待機・1t押圧・1.5t待機・0.5t押圧・0.5t待機・0.5t押圧・0.5t待機・0.5t押圧・1.5t待機・1t押圧・2.5t以上待機(tは基準時間)」となる(S13)。それによってキー入力制御部13の処理により表示部30の音節パターン列表示領域402に図4に示す記号列が表示され、この条件に適合する文字列が音節パターン検索辞書15より選択されて、「あいがも」、「あさがお」、「あそざん」、「あんどん」の文字列が選択候補表示領域403に表示され、先頭の「あいがも」に例えば背景表示のようなカーソルが表示される(S14)。
ここで、2番目の「あさがお」が目的の単語なので、カーソルキー218を押圧してカーソルを下げて「あさがお」に合わせ、確定キー215で確定させる(S15)。それによってキー入力制御部13の処理により表示部30の文章入力領域404の末尾に「あさがお」が表示され、先頭文字表示領域401、音節パターン列表示領域402、選択候補表示領域403の表示はリセットされ入力待ち状態に変わる。
漢字変換を行なう場合には、変換キーを押圧すると公知の仮名漢字変換システムで「あさがお」を「朝顔」に変換でき(S17)、文章入力領域404の末尾の「あさがお」は「朝顔」に変換される。これまでのキーとキーとの間の指の動きは選択までの3回である。これに対し従来の文字入力方法での指の動きはキー231→キー233→キー232→キー242(濁点)→キー231の5回である。パターンキー243の押圧数は6回であり、第1文字の押圧数1、カーソルキーの押圧数1、確定キーの押圧数1を加えると9回である。これに対し従来の文字入力方法では「あ」1回、「さ」1回、「か」1回+濁点入力回数、「お」5回、確定の1回の計9回+濁点入力回数である。
ここでは、選択候補からの選択をカーソルキー218と確定キーとで行なったが、例えば選択候補が多く目的の単語が表示画面に表示されないような場合には、上述のように単語の2字目の文字を通常の文字入力方法、この例では文字入力キー233の打鍵と確定動作とで「さ」を入力し、選択候補を1個に絞り込むようにしてもよい。
次に、本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器におけるパターンキーを用いた音節パターンの入力方法の第2例について説明する。図6は本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器におけるパターンキーを用いた音節パターンの入力方法の第2例を示す模式図である。
第1例では、パターンキー243の押圧と待機の時間の組み合わせで音節パターンを区別していたが、第2例では図6に示すように、音節パターンを区別するためのパターンキー243の打鍵数と文字間の待機で音節パターンを区別している。第2例では最も発生頻度が高い清音を1打鍵とし、次に頻度の高い濁音・半濁音を2連続打鍵、以下長音を3連続打鍵、破裂音を4連続打鍵、拗音を5連続打鍵とし、文字間を基準時間の待機、終了は基準時間の2倍以上の待機としている。
第1例と同じ「あさがお」を第2例の方法で入力すると、最初は第1例と同じくデータキー230を用いて1字目の文字を入力する。ここではデータキー231を1回打鍵する。それによりキー入力制御部13の処理により表示部30の先頭文字表示領域401に打鍵に対応した文字、ここでは「あ」が表示される。
次に、パターンキー243で単語を構成する全文字の音節パターンを逐次入力する。ここでは、「清音・清音・濁音・清音」、即ち「1打鍵・1t待機・1打鍵・1t待機・2打鍵・1t待機・1打鍵・1.5t以上待機(tは基準時間)」となる。それによって第1例と同じくキー入力制御部13の処理により表示部30の音節パターン列表示領域402に図4に示す記号列が表示され、選択候補表示領域403にこの条件に適合する文字列が音節パターン検索辞書15より選択されて、「あいがも」、「あさがお」、「あそざん」、「あんどん」の文字列が表示され、先頭の「あいがも」に例えば背景表示のようなカーソルが表示される。それ以降の選択・確定動作は第1例と同じなので説明を省略する。第1例のようにパターンキー243の押圧時間を考慮しなくてもよいので打鍵リズムに慣れれば入力は容易となる。パターンキー243の(打鍵)押圧数は5回であり、第1文字の押圧数1、カーソルキーの押圧数1、確定キーの押圧数1を加えると8回である。
これまで二つのキーパターン入力方法を説明したが、音節パターンの入力方法としてはこれ以外にも例えば、パターンキーと他のキーとの組み合わせによる清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音パターンの入力や、他のキーとの同時押圧によるパターン入力方法や、キーを押す力の強弱によるパターン入力方法等が可能である。また、清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音の各キーパターン及びキーを押すタイミングを操作者が個別に設定可能とすることで更に操作性を良くすることも可能である。この場合には制御キーのメニューキー213を押圧して表示部30の画面に入力方法を表示しその中から所望の入力方法を選択確定するようにしてもよい。また、文字入力キーにより先頭文字を決定した後に同じ文字入力キーを用いてキーパターンを入力するように設定することも可能である。
以上の本発明の実施の形態においては、携帯電話に適用した場合で説明したが、これに限られることはなく、例えばPDA(携帯型情報端末)のように、主として携帯に便利なように小型化を図る目的からキーボードの同一キーに複数の文字が割り当てられるキーボードからの文字入力に広く適用できる。また、キーボードとしては、物理的なキーボードに限られることはなく、画面表示を使用した仮想的なキーボードであってもよい。
本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器のキーボードのキー配置図である。 本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器におけるパターンキーを用いた音節パターンの入力方法の第1例を示す模式図である。 音節パターンの画面表示例と文字入力表示画面の模式図である。a)は音節パターンの画面表示例である。b)が文字入力表示画面の模式図である。 図3の音節パターン入力方法を用いた単語の入力例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器におけるパターンキーを用いた音節パターンの入力方法の第2例を示す模式図である。 従来例の携帯電話のキーボードの一例である。
符号の説明
1 電子機器
10 制御装置
11 入力部
12 制御部
13 キー入力制御部
14 記憶部
15 音節パターン検索辞書
16 仮名漢字変換辞書
17 出力部
20 キーボード
30 表示部
200、700 キーボード
210、710 制御キー部分
211〜242、711〜742 キー
230、730 データキー部分
243 パターンキー
400 文字入力表示画面
401 先頭文字表示領域
402 音節パターン列表示領域
403 選択候補表示領域
404 文章入力領域
S11〜S18 ステップ

Claims (10)

  1. 電子機器が、文字を入力するデータキーと制御情報を入力する制御キーとを有するキーボード、画面表示装置、および制御手段を備え、前記データキーのそれぞれのキーには複数の文字が割り当てられており、仮名入力モードにおいては該キーの打鍵によって該キーに割り当てられた仮名の行の第1段の文字が選択され、続いての1回を含む連続打鍵の打鍵数によってその行の段が逐次選択されて文字が確定する、電子機器におけるキーボードを用いた文書入力システムにおいて、
    前記キーボードには、日本語の単語を形成する仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードを、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによって順次入力するための1個のパターンキーが設けられており、
    前記制御手段には、日本語の単語を形成する仮名文字列の最初の文字と、文字数と、文字列を構成する仮名文字の音節モードの順列とから、その条件に該当する単語を検索可能な音節パターン検索辞書が設けられており、
    前記制御手段は、前記データキーの所定の打鍵によって日本語の単語の最初の仮名文字を確定した後、前記パターンキーから順次入力されるキーの所定の押圧と待機との組み合わせによって前記日本語の単語を形成する仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードを確定し、前記音節パターン検索辞書から日本語の単語を形成する仮名文字列の最初の文字と、音節モードに対応する文字数と、文字列を構成する仮名文字の音節モードの順列とに対応する単語候補を選択して前記画面表示装置に表示し、その後の所定のキー入力に応じて表示された前記単語候補から所望の単語を選択することを特徴とするキーボードを用いた文書入力システム。
  2. 前記音節モードは、清音、濁音、拗音、破裂音、長音、半濁音のいずれかである、請求項1に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  3. 仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードの、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによる入力は、維持時間の単位を所定の基準時間としたときの、1基準時間の押圧、2基準時間の押圧、1基準時間の待機、0.5基準時間の待機を挟んだ2回の0.5基準時間の押圧、および0.5基準時間の待機を挟んだ3回の0.5基準時間の押圧であり、文字間の待機は1.5基準時間である、請求項1または請求項2に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  4. 1基準時間の押圧が清音に、2基準時間の押圧が長音に、1基準時間の待機が破裂音に、0.5基準時間の待機を挟んだ2回の0.5基準時間の押圧が拗音に、0.5基準時間の待機を挟んだ3回の0.5基準時間の押圧が濁音・半濁音にそれぞれ割り当てられている、請求項3に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  5. 仮名文字列のそれぞれの文字の音節モードの、キーの所定の押圧と待機との組み合わせによる入力は、維持時間の単位を所定の基準時間としたときの、0.5基準時間の間隔を置いた連続打鍵による押圧の回数により定義され、文字間の待機は1基準時間である、請求項1または請求項2に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  6. 連続打鍵数1回が清音に、連続打鍵数2回が濁音・半濁音に、連続打鍵数3回が長音に、連続打鍵数4回が破裂音に、連続打鍵数5回が拗音にそれぞれ割り当てられている、請求項5に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  7. 前記画面表示装置に表示された前記単語候補からの所望の単語の選択は、前記制御キーにおけるカーソルキーによる選択と、確定キーの打鍵による確定によって行なわれる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  8. 前記画面表示装置に表示された前記単語候補からの所望の単語の選択は、前記データキーの所定の打鍵による所望の日本語の単語の第2の仮名文字以降の入力によって前記単語候補を絞り込むことによって行われる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のキーボードを用いた文書入力システム。
  9. 文字入力キーボードと、表示部と、キー入力制御部を含む制御部とを備えた電子機器であって、請求項1から請求項6の何れか1項に記載のキーボードを用いた文書入力システムを備えたことを特徴とする電子機器。
  10. 前記電子機器が携帯電話である請求項9に記載の電子機器。
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