JP2005284650A - 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法 - Google Patents

不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005284650A
JP2005284650A JP2004096677A JP2004096677A JP2005284650A JP 2005284650 A JP2005284650 A JP 2005284650A JP 2004096677 A JP2004096677 A JP 2004096677A JP 2004096677 A JP2004096677 A JP 2004096677A JP 2005284650 A JP2005284650 A JP 2005284650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defective
lot
factor
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004096677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4413673B2 (ja
Inventor
Hiroshi Matsushita
宏 松下
Kenichi Kadota
健一 門多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004096677A priority Critical patent/JP4413673B2/ja
Priority to US11/090,217 priority patent/US7197414B2/en
Publication of JP2005284650A publication Critical patent/JP2005284650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4413673B2 publication Critical patent/JP4413673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/4184Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by fault tolerance, reliability of production system
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31356Automatic fault detection and isolation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32222Fault, defect detection of origin of fault, defect of product
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 統計検定で不良原因装置を特定する不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法を提供する。
【解決手段】 複数の製造装置群3a、3b、3c、3dのメンテナンス情報及び動作情報、特定の不良形態を有するロットの不良ロット群情報、に基づき要因効果データを作成する要因効果データ作成部5と、要因効果データと不良ロット識別情報が一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部6と、要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部7と、不良ロット選択最適化部7が選択した複数の不良ロットを処理した製造装置群の履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部8と、装置差異分析部8の分析結果に基づいて、不良原因装置一覧情報を出力する不良原因装置一覧作成部9と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工業製品の製造方法及びこの工業製品の製造プロセスにおける歩留まり低下の原因を解析する不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法に関する。また、半導体集積回路の製造工程における基板の異常箇所を検出し、クラスタリング不良の発生原因を特定する不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法に関する。
半導体集積回路の製造工程を例にとり説明すると、従来の製造装置差異分析は、一つの不良原因装置で処理されたロット、あるいは基板群だけを選択するため、異なる不良原因装置で発生したクラスタリング不良が互いに類似するパターンの場合は、基板の不良単位領域パターンだけで異なる不良原因装置を区別することが困難であるという課題が存在していた。
従来の面内発生位置解析手段は、システマティック不良の可能性がある基板において、テスト結果記憶装置と歩留まり記憶装置のデータに基づき、不良成分の基板面内発生位置を特定し、プログラム記憶装置から読み出されたプログラムに従って不良成分の発生位置が歩留まり記憶装置に保存され、その発生位置情報を面内相関解析手段に伝達していた(特許文献1参照。)。
特開2003−37143号公報(第5頁、図1参照)
本発明は、複数の不良原因が混在するロット、あるいは単位製品群で不良原因装置差異分析を実行し、統計検定で不良原因装置を特定する不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数の製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いて特定の不良形態を有するロットの不良ロット群情報、に基づき要因効果データを作成する要因効果データ作成部と、要因効果データと不良ロット識別情報が一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部と、要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部と、選択された複数の不良ロットを処理した製造装置群の履歴情報を装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部、とを備える不良原因装置特定システムであることを要旨とするものである。
本発明の一態様は、複数の製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を記憶する装置履歴情報データベースと、工業製品の歩留まり情報を記憶する歩留まりデータベースと、歩留まりデータベースに記憶した歩留まり情報の中から不良ロット識別情報を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いた装置差異分析検定値に基づいて選択した不良ロット群情報を記憶する不良ロット群データベースと、不良ロット群データベースから読み出した不良ロット群情報と不良ロット識別情報とが一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部と、要因効果図作成部から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部と、不良ロット選択最適化部が選択した複数の不良ロットを処理した製造装置群の履歴情報を装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部と、を備える不良原因装置特定システムであることを要旨とするものである。
本発明の一態様は、要因効果データ作成部が、装置履歴情報データベースから製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を読み出して、不良ロット群を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いた異常候補工程及び製造装置群の検定値を算出する要因効果データ作成ステップと、要因効果図作成部が、要因効果データ作成部から出力された検定値を、不良ロット群に含まれるロット番号毎に不良検定値と正常検定値に区分けして表示する要因効果図を作成する要因効果図作成ステップと、不良ロット選択最適化部が、要因効果図作成部から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化ステップと、装置差異分析部が、不良ロット選択最適化部が選択した複数の不良ロットを処理した製造装置群の履歴情報を装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析ステップと、を含む不良原因装置特定方法を要旨とするものである。
本発明によれば、複数の不良原因が混在するロット、あるいは単位製品群で不良原因装置差異分析を実行し、統計検定で不良原因装置を特定する不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法を提供することができるという、格別な効果を奏する。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す第1〜第2の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
さらに、本発明の実施の形態は、工業製品の製造方法として半導体集積回路の製造工程を例にとり、不良原因装置特定システム、不良原因装置特定方法について説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムは、図1に示ように、複数の処理工程a、b、c、…、q、…に対応した複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…のメンテナンス情報及び動作情報を生産管理サーバ14経由で記憶する装置履歴情報データベース4と、複数の基板27a、27b、27c、27d、…の一群をロットとして、複数のロットが複数の処理工程a、b、c、…、q、…を通過したロット識別情報(図中、識別情報を「ID」と略記する)を生産管理サーバ14経由で記憶するロット識別情報データベース15と、それぞれのロットの複数の基板27a、27b、27c、27d、…の各チップ領域26に形成された集積回路の機能を検査する検査装置17の検査結果をテスタサーバ16経由で不良データとしてデータベース化して記憶する不良データデータベース18とを備え、製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の状態、複数の基板27a、27b、27c、27d、…のロット状態、各基板のチップ領域26に形成された集積回路の状態を各々管理する生産管理情報として活用する。
なお、製造装置群3a、3b、3c…、3q、…は、例えば、クリーンルーム13で稼動する半導体製品の製造ラインを構成する製造装置群に適用した場合について説明する。
不良原因装置特定システムは、ロット識別情報データベース15、不良データデータベース18に各々記憶した生産管理情報を処理する不良分類部20、不良分類データベース21、不良ロット識別情報抽出部22、不良ロット群計算部23を有する中央処理装置10(以下、単に「CPU」と略記する)を備えている。
CPU10には、さらに不良ロット群計算部23が設けられ、2水準直交表データベース19から、複数の因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を読み出して、不良ロット群計算部23が不良ロット群を推定した演算結果を下流の要因効果データ作成部5へ出力すると共に、不良ロット群をデータベース化し不良ロット群データベース24へ記憶する。
ここで、2水準直交表データベース19には、いくつかの因子の水準に対して、すべての水準の組合せを作り出す多元配置と同じ効果が得られる直交表のデータが記憶されている。
また、直交表の最適条件の推定を行う主効果情報は、基板の良品ロットと不良品ロットを区別する「1」と「2」の推定情報を各々行列に配置するとよい。
直交表には、L4、L8、L12、L16のような2水準系直交表と、L9、L18、L27、L36のような3水準系直交表があり、L12、L18、L36は交互作用が特定列に現れない分散型として用いることができる。
直交表の組み合わせは、1つの列の各水準(例えば、不良ロットを水準「1」、良品ロットを水準「2」に割り振る)の中に、他の列の各水準がすべて同回数ずつ現れるように直交させる。
第1の実施の形態では、10ロット程度の不良ロットが存在する場合に適用するので、数多くの直交表の中から小規模の2水準のL12直交表を2水準直交表データベース19に記憶させている。
不良原因装置特定システムは、さらに、CPU10内に、複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…のメンテナンス情報及び動作情報を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いて特定の不良形態を有するロットの不良ロット群情報、に基づき要因効果データを作成する要因効果データ作成部5と、要因効果データと不良ロット識別情報が一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部6と、要因効果図作成部6から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部7と、不良ロット選択最適化部7が選択した複数の不良ロットを処理した製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部8と、装置差異分析部8の分析結果に基づいて、不良原因装置一覧情報を出力する不良原因装置一覧作成部9と、を備える。
不良原因装置特定システムは、装置差異分析部8によって、複数の不良ロットに共通する不良原因の製造装置を特定してから、不良原因装置一覧作成部9が不良原因装置一覧情報を出力する。
このためCPU10には、ユーザ端末2、メインメモリ11、不良原因装置特定プログラム記憶装置12、要因効果データベース28、不良原因一覧データベース25が接続されている。
図3は、ユーザ端末のディスプレイ表示を示す図である。不良ロット識別情報抽出部22(図1参照)は、ユーザ端末2のディスプレイ2aに外周不良が存在するロットの不良ロット識別番号(ID)と、不良自動分類結果のレポートに基づいて取得した検査結果を代表基板マップの欄に不良単位領域パターン46として表示している。
不良単位領域パターン46で示した基板27a上に黒色で表示している箇所が不良単位領域44であり、白色で表示している個所が良品単位領域45である。円形の基板の縁部に集中して不良単位領域44が発生するような外周不良のパターン(不良単位領域パターン)46を共通とする不良ロット識別番号「#1345」、不良ロット識別番号「#2316」、不良ロット識別番号「#2684」、…・・、不良ロット識別番号「#3671」の合計10ロットが同一の不良原因に起因する複数の不良ロットとして自動的に選択されている。
次に、不良ロット群計算部23は、同一の不良原因に起因する複数の外周不良のパターンを発生させた原因装置を複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の内から特定する装置差異分析を行う。調査対象期間として1ヶ月又は1週間に複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…で各々処理した全ロットの識別情報(又は識別番号)と、外周不良ロットの不良ロット識別情報(又は識別番号)を用いて、製造装置履歴情報を参照し、工程a、b、c、…、q、…に対応させた製造装置群3a、3b、3c…、3q、…での不良ロット処理の偏りをχ検定により調査する。
要因効果データ作成部5は、χ検定による装置差異分析を実行し、例えば、工程qにおいて、N台の製造装置群3qが使用されているとき、その製造装置の各々を、「Mq、Mq2、・・・、Mq」と定義し、N台の製造装置群3qの調査対象期間中のそれぞれの全処理ロット数を、「Aq、Aq2、・・・、Aq」と定義した場合、次の式(1)を用いてN台の製造装置群3qによる全処理ロット総数Aを算出する。
A=Aq+Aq+・・・+Aq (1)
要因効果データ作成部5は、N台の製造装置Mq、Mq、…・Mqの各々の不良ロット処理数を、各々「Fq、Fq2、・・・、Fq」と定義し、不良ロット処理数を加算する次の式(2)で工程qにおける不良ロット処理総数Fを算出する。
F=Fq+Fq+・・・+Fq (2)
要因効果データ作成部5は、N台の製造装置Mq、Mq、…・Mqの各々の不良ロット処理数の期待値を、「Eq、Eq2、・・・、Eq」と定義した場合、不良ロット処理総数Fに各製造装置Mq(i=1〜N)の処理ロット数Aqを乗じた乗算結果に対して、全処理ロット総数Aで除算する次の式(3)を用いて、不良ロット処理数の各製造装置Mqの期待値Eqを算出し、製造装置Mq、Mq、…、Mqが発生させる不良ロット数の期待値を求める。
Eq=F・Aq/A (3)
さらに、要因効果データ作成部5は、工程qに対応した製造装置群3qのχq 値(i=1〜N)を、次の式(4)を用いて算出する。この場合、Fqは不良ロット数、Eqは製造装置群3qで発生する不良ロット数の期待値を示している。
χq =(Fq−Eq/Eq (4)
要因効果データ作成部5は、例えば、工程qにおけるχ乗値χ を、次の式(5)を用いて算出する。
χ =χ q1+χ q2+・・・+χ qN (5)
引き続き、要因効果データ作成部5は、自由度Nのχ分布関数を「f(χ、 N)」と定義し、工程qのχ検定値Pqを次の式(6)を用いて算出する。
Pq=f(χq、N−1) (6)
また、要因効果データ作成部5は、χ検定値Pqが「0.05」以下である場合、工程qにおいて、95%の信頼度で不良ロット処理の偏りに有意差があると判定する。
但し、本発明は、χ検定値Pqの判定条件を「0.05」以下に限定するものではなく、例えばχ検定値Pqを「0.01」以下の範囲で検出し、工程qにおける製造装置Mqが不良ロットの原因装置であるという有意差を判定してもよい。
図4は、要因効果データ作成部5からユーザ端末2側のディスプレイ2aに出力した工程番号対応するχ検定値Pqを表示した図である。上述した各演算式を用いて、チップ領域26に半導体集積回路を製造する全工程について計算した結果をディスプレイ2a上に表示する。
χ検定値Pq上位3位の工程番号「126」、「76」、「93」と、各工程番号に対応するχ検定値Pq「0.13」、「0.26」、「0.39」が示されており、全ての工程でχ検定値Pqが「0.05」より大きいので、製造装置群3a、3b、3c…、3q、…に不良ロットの原因装置が含まれている有意差が得られない。この検定結果に基づいて、複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の中から外周不良の原因製造装置群を特定するのは難しいと判断できる。
要因効果データ作成部5は、装置差異分析を行った10ロットの基板の中で発生した、3種類の代表的な基板マップを図5(a)、(b)、(c)に示す。
図5(a)に示す不良単位領域パターン46aは、基板27bの縁部側に黒色で示す9個の不良単位領域44が集中し、外周以外の領域に白色で示す15個の良品単位領域45が存在する。
図5(b)に示す不良単位領域パターン46bは、基板27cの右縁部側に黒色で示す5個の不良単位領域44が集中し、右外周以外の領域に白色で示す19個の良品単位領域45が存在する。
図5(c)に示す不良単位領域パターン46cは、基板27dの左縁部側に黒色で示す5個の不良単位領域44が集中し、左外周以外の領域に白色で示す19個の良品単位領域45が存在する。
このように、図5(a)〜(c)に示す全ての基板外周に不良が多く存在する傾向は共通している。ただし、図5(a)に示す基板27bのロットでは不良単位領域44が外周を一周する一周型の外周不良であるの対し、図5(b)に示す基板27cのロットでは右側に不良単位領域44が偏った分布を示し、図5(c)に示す基板27dのロットでは左側に不良単位領域44が偏った分布を示している。したがって、図5(b)及び(c)にような不良単位領域パターンは左右偏り型として区別することができる。
このように、それぞれの製造装置群3a、3b、3c…、3q、…で発生する基板の外周不良の傾向が共通していても、さらにその細かい基板面内傾向によって、例えば不良原因となる製造装置群3aと製造装置群3bが異なっていた場合、複数の不良原因を一つに合わせた装置差異分析処理では不良ロットの原因装置であるという有意差が得られなかったものと判断することができる。
よって、一つの不良原因だけを含むよう基板の外周不良をさらに細かいカテゴリに分ける必要がある。しかし一周型と他の外周不良とを区別するような、左右偏り型を各々区別する等、様々な組み合わせが考えられ、その選択の判断は容易ではない。
第1の実施の形態では、複数の要因から成る系を最適化する手法として所謂「タグチメソッド」を用いる不良原因装置特定システムの要因分析を例示する。χ検定値Pqは、小さいほど要因効果図作成に有意となり、不良発生条件の水準を直交表(図6参照)に従って変化させた試行を行い、少ない試行回数で最適条件を見出すことができる。
直交表は、2列に配置された2水準の組合せ「11」、「12」、「21」、「22」が同じ回数で現れる場合、この2列は直交し、バランスするように水準が組み合わされている。
「タグチメソッド」の計算方法は、要因効果データ作成部5が図8に示す工程番号と装置番号の組合せで、直交表の第1行目の試行番号「1」から第12行目の試行番号「12」の順にχ検定値Pqを演算出力する。各試行番号におけるχ検定値Pqをyi(i=1〜12)として定義する。ここで試行番号に対するSN比をKとした場合、「タグチメソッド」を用いた次の式(7)を用いて各SN比Kを算出する。
=−10log(y ) (7)
次に、要因効果図作成部6は、直交表を参照し、各水準別に因子の平均値を算出する。例えば、因子番号列「1」に不良ロットが割り当てられている水準「1」の平均値をX11とした場合、因子番号「1」で水準「1」(図中、因子番号「1」では試行番号「1」から「6」の水準が該当する)のSN比の平均値X11を次の式(8)で算出する。
11=(K+K+K+K+K+K)/6 (8)
同様に、要因効果図作成部6は、因子番号「1」の中で水準「2」(図中、因子番号列「1」では試行番号「7」から「12」の水準が該当する)のSN比の平均値X21を次の式(9)で算出する。
21=(K+K+K+K10+K11+K12)/6 (9)
装置差異分析部8は、2水準直交表(図6参照)に基づき、因子番号列x=「2」〜「12」に関しても、水準「1」を不良ロットが存在すると推定し、水準「2」を良品ロットが存在すると推定し、水準「1」のSN比X1x及び水準「2」のSN比X2xを各々演算した結果、不良ロットの選択が、2水準直交表に従ってバランス化された不良ロット特定に最も有意な演算結果を得ることができる。
直交表には様々なサイズのものが存在するが、図6に示すユーザ端末側のディスプレイ2aに表示した「L12直交表」には、縦軸に「1」〜「12」までの試行番号と横軸に「1」〜「11」までの因子番号を配列させ、10ロットの基板を扱う場合には「L12直交表」を用いて、「2水準11因子」の最適化を12回の試行回数で演算結果を得ることができる。
マトリクスの中の数字「1」は水準「1」を表し、数字「2」は水準「2」を表している。因子番号の「1」〜「11」を各々基板の集合であるロットに対応させて、水準「1」の場合は、その基板のロットを不良ロットと推定し、水準「2」の場合は、その基板のロットを良品ロットと推定する。
第1の実施の形態では、複数の基板のロット毎に各因子番号列に対応させて不良ロットと良品ロットを推定するように各水準を配列させている。
不良ロット群計算部23は、因子番号の「11」には割り当てる基板のロットが存在しないものと想定し予備の基板ロットとして演算処理する。「L12直交表」の場合、ロット選択に関して試行番号の「1」〜「12」までの12回の演算処理を実行する。
不良ロット群計算部23は、直交表に基づき、各試行番号における不良ロットを選択する。例えば、試行番号の1回目では、全ての因子番号の水準が「1」であり、全ての外周不良ロットを不良ロットとして選択する。
不良ロット群計算部23は、試行番号の2回目では、因子番号の「1」〜「5」までを水準「1」で演算し、因子番号の「6」〜「11」までを水準「2」で演算するので、基板のロット「1」からロット「5」までを不良ロットとして選択する。このように2水準直交表に割り振る各試行番号と因子に対応する不良ロット識別番号を図7(a)に示す。
第1の実施の形態では、因子「1」に不良ロット識別番号「#1345」、因子「2」に不良ロット識別番号「#2316」、因子「3」に不良ロット識別番号「#2684」、・・・・、因子「10」に不良ロット識別番号「#3671」を割り振る。
図7(a)の試行番号「1」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#1345」「#2316」「#2684」・・・「#3671」を不良ロットとして選択する。
同様に、試行番号「2」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#1345」「#2316」「#2684」「#2873」「#2954」を不良ロットとして選択する。
同様に、試行番号「12」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#2684」「#2873」・・・・「#3671」を不良ロットとして選択する。
図7(b)は、装置差異分析部8による「2水準直交表」に基いて選択された各試行番号「1」、「2」、…・・、「12」までの装置差異分析結果を例示している。装置差異分析部8は、試行番号「1」の装置差異分析結果53aを不良原因装置一覧作成部9へ出力する。
装置差異分析結果53aは、試行番号「1」において、上段から下段方向順に表示された工程番号「126」、「76」、「93」、「42」…・に対応付けて、装置番号「2」、「1」、「2」、「3」…・・を特定し、この装置番号の各々に対応付けてχ検定値Pq「0.13」、「0.26」、「0.39」、「0.41」…・の算出結果を出力している。
試行番号「1」は、全ての基板の外周不良ロットを不良ロットとして選択しているので、図4に示したχ検定値Pqと同一のχ検定値Pqが出力されている。
装置差異分析結果53bは、試行番号「2」において、上段から下段方向順に表示された工程番号「93」、「214」、「126」、「76」…・に対応付けて、装置番号「2」、「4」、「2」、「1」…・・を特定し、この装置番号の各々に対応付けてχ検定値Pq「0.04」、「0.11」、「0.19」、「0.33」…・・の算出結果を出力している。
試行番号「2」は、すべての因子番号に水準「1」を設定した試行番号「1」と異なり、部分的に水準「2」を因子番号に設定しているので、装置差異分析結果53bのχ検定値Pq「0.04」、「0.11」、「0.19」、「0.33」…・が装置差異分析結果53aのχ検定値Pqより低い結果となる。
装置差異分析結果53cは、試行番号「12」において、上段から下段方向順に表示された工程番号「46」、「126」、「76」、「93」…・に対応付けて、装置番号「2」、「2」、「1」、「2」…・を特定し、この装置番号の各々に対応付けてχ検定値Pq「0.02」、「0.03」、「0.15」、「0.18」…・・の算出結果を出力している。
試行番号「12」は、基板の不良ロットの選択を試行番号「2」に比してさらに異なるように設定しているので、装置差異分析結果53cのχ検定値Pq「0.02」、「0.03」、「0.15」、「0.18」…・が装置差異分析結果53a及び装置差異分析結果53bのχ検定値Pqより低い結果として出力されている。
第1の実施の形態では、抽出した工程と装置に着目し、この工程と装置を組み合わせた装置差異分析結果のχ検定値Pqが、試行「1」〜「12」の間でどのような値であったのかを示すχ検定値Pqの集計結果を図8に示す。
χ検定値Pqの集計結果は、図左から右方向順に、工程番号、装置番号、χ検定値Pqを表示させ、χ検定値Pqの中に試行番号「1」〜「12」を表示させている。
図中の上段から下段方向順に表示された工程番号「126」、「76」、「93」、42」…・・に対応付けて、装置番号「2」、「1」、「2」、「3」…・・を表示させ、この装置番号の各々に対応付けて試行番号「1」のχ検定値Pq「0.13」、「0.26」、「0.39」、「0.41」…・・の算出結果を表示している。
同様に、装置番号の各々に対応付けて試行番号「2」のχ検定値Pq「0.19」、「0.33」、「0.04」、「1」…・・の算出結果を表示し、試行番号「12」のχ検定値Pq「0.03」、「0.15」、「0.18」、「1」…・・の算出結果を表示している。
要因効果図作成部6は、χ検定値Pqの集計結果において、ユーザが着目する工程及び装置が存在しない試行番号に対しては、χ検定値Pqとして「1」を割り振っている。例えば、工程番号「42」の試行番号「2」及び「12」にχ検定値Pq「1」を割当ているので、「タグチメソッド」ではSN比の低い値が算出される。
要因効果図作成部6は、因子「i」の水準「1」と水準「2」の平均値を直線で結んでグラフ化し図9に示す要因効果図としてユーザ端末2へ出力する。
図9に示すように、縦軸にSN比、横軸にロット番号を配置し、要因効果図の水準「1」が不良ロットとして選択された水準を、図示したグラフの中で右下がりのロットを異常ロットとして選択しSN比を高くすることができる。
図示した要因効果図は、工程番号「93」、装置番号「2」の要因効果図である。
図右端に示した「ロット番号割り当てなし」は、因子「11」にロットを割り当てていない補助ロット58であることを示すが、水準「1」と「2」でSN比に差が生じている。これはロット番号を割り当てなくても、SN比の平均値X111およびX211が中間値を持つためであり、最適化における誤差である。したがって、因子「1」から因子「10」に割り当てられた実在するロットに対しては、水準「1」と「2」のSN比の差が因子「11」の場合よりも大きい、右下がりの因子に割り当てられているロットを不良ロットとして選択すればよい。
図左端に示したロット番号「#1345」は、不良側の水準「1」のSN比の平均値X11が、正常側の水準「2」のSN比の平均値X21より高く、かつその差がロット番号割り当てなしの因子「11」より大きいため、不良原因装置を特定するための有意差が高い不良ロットである。
ロット番号「#1345」の右に示したロット番号「#2316」は、不良側の水準「1」のSN比の平均値X12が、正常側の水準「2」のSN比の平均値X22より高いが、その差がロット番号割り当てなしの因子「11」より小さいため、不良原因装置を特定するための有意差が低い不良ロットである。
ロット番号「#2316」の右に示したロット番号「#2684」は、不良側の水準「1」のSN比の平均値X13が、正常側の水準「2」のSN比の平均値X23より高く、かつその差がロット番号割り当てなしの因子「11」より大きいため、不良原因装置を特定するための有意差が高い不良ロットである。
ロット番号「#2684」から少し右に離れて示したロット番号「#3621」は、不良側の水準「1」のSN比の平均値X13が、正常側の水準「2」のSN比の平均値X23より低いため、不良原因装置を特定するための有意差が低い不良ロットである。
以上の結果より、不良ロット選択最適化部7は、異常ロット57、57a・・・を不良ロットとして選択する。
装置差異分析部8は、不良ロット選択最適化部7で選択された異常ロット57、57a…を不良ロットとして束ねる装置差異分析を実行し、特定の工程及び装置で処理された不良ロットのχ検定値Pqと、不良ロット識別情報を抽出する。
また、不良ロット選択最適化部7で選択された不良ロットの不良マップを重ね合わせた図10に示すスタックマップも作成する。
不良原因装置一覧作成部9は、図10に示すように、同一の不良原因に起因する異常ロット57、57a…を処理した工程及び装置が発生させている不良の基板面内傾向の演算処理結果を対応付けて表示する。
同様に、図8に示す他の工程、すなわち工程番号126、装置番号2、工程番号76、装置番号1、工程番号42、装置番号3・・・に対しても、要因効果図作成部6が図9と同様の要因効果図を作成し、不良ロット選択最適化部7が不良ロット選択を最適化し、装置差異分析部8が装置差異分析を実行し、不良原因装置一覧作成部9が不良原因一覧を作成する。
不良の基板面内傾向としての不良単位領域パターン46eは、図8に示した工程番号「93」の装置番号「2」に対する演算結果を示し、不良単位領域パターン46fは、図8に示した工程番号「126」の装置番号「2」に対する演算結果を示し、不良単位領域パターン46gは、図8に示した工程番号「76」の装置番号「1」に対する演算結果を例示したものである。
不良原因装置一覧作成部9は、図8に示す各工程番号、装置番号に対し、最適化された不良ロット選択方法による装置差異分析結果を、図10に示す不良原因装置一覧として作成・表示する。
図10に示した不良単位領域パターン46e、46f、46gは、それぞれ最適化された不良ロットID、および原因となった工程番号、装置番号が異なり、別々の不良であることが分かる。
不良原因装置一覧は、図左から右の順に、工程番号、装置番号、χ検定値Pq、不良ロット識別情報、スタックマップを表示し、上段から工程番号「93」を処理した装置番号「2」、不良ロットのχ検定値Pq「0.01」、不良ロット識別情報「#1345」、「#2684」、…・、「#2954」、及びスタックマップの中に不良単位領域パターン46eを表示している。
不良単位領域パターン46eは、基板27e上に白色で示した良品単位領域45と、良品単位領域45の周囲を囲み、基板27eの外周に位置する黒色で示した不良単位領域44と、を区別して、一周型の外周不良を表示している。
同様に、二段目の工程番号「126」を処理した装置番号「2」から発生した異常ロットのχ検定値Pq「0.02」、不良ロット識別情報「#2316」、「#2719」、…・・、「#3511」、及びスタックマップの中に不良単位領域パターン46fを表示している。
不良単位領域パターン46fは、基板27f上に白色で示した良品単位領域45と、良品単位領域45のグループの右側周囲に位置し、基板27fの外周に位置する黒色で示した不良単位領域44と、を区別して、右偏り型外周不良を表示している。
同様に、三段目の工程番号「76」を処理した装置番号「1」から発生した異常ロットのχ検定値Pq「0.04」、不良ロット識別情報「#3621」、「#3688」、…・・、「#3671」、及びスタックマップの中に不良単位領域パターン46gを表示している。
不良単位領域パターン46gは、基板27g上に白色で示した良品単位領域45と、良品単位領域45のグループの左側周囲に位置し、基板27gの外周に位置する黒色で示した不良単位領域44と、を区別して、左偏り型外周不良を表示している。
不良原因装置特定プログラム記憶装置12には、不良原因装置特定プログラムが記憶されている。この不良原因装置特定プログラムは、集積回路の検査装置の検査結果から基板面内傾向を分類し同一面内傾向を有するロットを抽出し、抽出したロットの採用可否を2水準系の直交表に割り付け、直交表に従ってタグチメソッドを実行しロット採用可否を行いながらロット処理の偏りに関する統計的なχ検定値Pqを求め、統計検定値を最大化あるいは最小化させる最適化したロット選択を実行し、この最適化したロット選択方法によりロット処理の偏りに関する統計的なχ検定を演算して同一面内傾向の不良原因装置を特定する複数のステップをCPU10上で実行する計算機プログラムである。
ロット識別情報データベース15は、生産管理サーバ14に接続され、生産管理サーバ14は、クリーンルーム13の内部で稼動する複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…から生産管理サーバ14経由で複数の基板27a、27b、27c、27d、…のロット識別情報(ID)と対応する製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の処理履歴情報とを関連付けて記録する。
また、例示した製造装置群3a、3b、3c…、3q、…には、基板27a、27b、27c、27d、…の各々のチップ領域26に半導体集積回路を形成する露光装置や、真空装置や、イオン注入装置や、加熱装置や、洗浄装置のような基板を加工する装置等が対応する。
ただし、本発明は、基板に限定されるものではなく、例えば、工業製品としての液晶装置のパネル、磁気記録媒体の基板、光記録媒体の基板、薄膜磁気ヘッドのピックアップ装置、超伝導素子の基板、露光用レチクル自体の製造に適用できることは勿論である。
生産管理サーバ14は、装置履歴情報データベース4に対して複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の稼動履歴や基板27a、27b、27c、27d、…のロット識別情報や製造履歴情報を記憶させることができる。
図中左に示したテスタサーバ16は、検査装置17に接続され、例えば、各々の基板27a、27b、27c、27d、…のチップ領域26に形成された半導体集積回路を検査装置17でプローブ検査し、その検査結果を記憶する。
また、テスタサーバ16は、基板27a、27b、27c、27d、…がクリーンルーム13内で処理された段階で、各基板上のチップ領域26に形成された半導体集積回路を検査装置17でプローブ検査し、その検査結果を不良データとして不良データデータベース18に記録する。
ただし、本発明は、検査装置17をプローブ検査用に限定するものではなく、例えば、基板27a、27b、27c、27d、…の表面を検査する表面検査装置に適用できる場合もある。この場合、検査装置17は基板27a、27b、27c、27d、…を上下方向又は左右方向へスキャンしながら基板表面をCCDカメラで撮像し製造工程で発生した不良箇所を特定し検査結果を出力することができる。
また、テスタサーバ16は、ロット識別情報データベース15から基板27a、27b、27c、27d、…のロット識別情報に対応付けて記憶した各基板の加工処理履歴情報を読み出し、検査結果と対応付けて加工処理履歴を不良データデータベース18へ記憶させることができる。
不良分類部20は、複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…で各々処理した全ロットの識別情報を記憶するロット識別情報データベース15、及び全ロットの識別情報に対応する基板の不良単位領域パタンと検査結果を記憶する不良データデータベース18に接続し、全ロット情報に対して不良単位領域パターンを分類した不良分類情報を不良分類データベース21に記憶させる。
不良分類部20は、ロット識別情報データベース15から、日毎、周毎、月毎に判別できる期間に複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…で各々処理したロットのロット識別情報と不良データを取得し、不良データに基づき、クラスタリング不良の基板面内傾向を分類する。
不良分類部20は、不良データとして、チップ単位の良品/不良品(パス及びフェイルテスト)判定結果を用いて、クラスタリング不良の分類結果を複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…に対応させて不良分類データベース21に記憶する。またデータベース化されたクラスタリング不良の分類結果を、ユーザ端末2を通してユーザが確認することができる。
不良ロット識別情報抽出部22は、不良分類データベース21から不良分類情報を読み出し、ユーザ端末2へ不良分類情報として、例えば外周不良が存在するロットの不良ロット識別番号、不良端領域パターン、不良自動分類結果のレポートに基づいて取得した検査結果を代表基板マップの欄に不良単位領域パターンとして出力し、ユーザ端末2の指令に基づいて不良ロット識別情報を抽出する。
不良ロット識別情報抽出部22は、クラスタリング不良の分類結果に基づき、対策すべきクラスタリング不良を選定する。選定方法は、例えば、外周不良が存在するロットのクラスタリング不良の発生頻度を集計して、発生数の多い不良を選定してもよい。
また、不良ロット識別情報抽出部22は、クラスタリング不良による歩留まり低下量と発生頻度を掛け合わせた歩留まりインパクトを算出して、歩留まりインパクトの大きい不良を選定してもよい。
さらに、ユーザの判断により、ユーザ端末2を通して共通する不良単位領域パターンの基板面内傾向によって不良原因となる製造装置群3a、3b、3c…、3q、…を選定してもよい。この場合、選定された不良単位領域パターンを有するロットに対応付けて製造装置群3a、3b、3c…、3q、…をユーザが選択することもできる。
第1の本実施の形態では、不良自動分類により「外周不良」として分類された不良ロットを対策すべき不良ロットとして選定した場合を説明した。この外周不良は、基板エッジ付近に不良単位領域が多く存在する傾向の不良単位領域パターンである。
不良自動分類結果は、代表的な基板マップと、それと類似すると判定された不良が存在する不良ロット識別情報が対応つけられた形式でユーザ端末2側のプリンター又はディスプレイにレポート出力される。
不良ロット群計算部23は、不良ロット識別情報抽出部22から不良ロット識別情報を受信し、2水準直交表データベース19から直行表を選択して「タグチメソッド」を用いてχ検定による装置差異分析を実行し、不良ロット群データベース24へ不良ロット識別情報に基づく不良ロット群情報を記憶させる。
要因効果図作成部6は、不良ロット群データベース24へ接続し、χ検定値Pqの集計結果として不良ロット群情報を受信すると共に、要因効果データ作成部5が作成した要因効果図情報を要因効果データベース28から読み出し、要因効果図(図9参照)を作成する。
ユーザ端末2は、不良原因一覧データベース25に接続し、不良原因一覧情報を取得してディスプレイ表示させることができる。
図1及び図2を参照して、不良原因装置特定システムの動作について説明する。
第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムは、CPU10上で不良原因装置処理を遂行し、基板27a、27b、27c、27d、…上の各チップ領域26に形成される半導体集積回路の製造工程において、製造工程の異常箇所と製造装置群3a、3b、3c…、3q、…とを対応付けて特定することができ、特に半導体製造ラインで処理されたロットで、同一の不良形態(パターン)を有するロットを製造装置群3a、3b、3c…、3q、…に対応付けて抽出する。
不良分類部20は、ロット識別情報取得処理ステップ31(以下、ステップを「ST」と略記する)を実行し、ロット識別情報データベース15から基板27a、27b、27c、27d、…のロット識別情報と、ロット識別情報に対応付けて記憶した複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の処理履歴情報を取得する。
不良ロット群計算部23は、不良データ入力処理ST32を実行し、不良データデータベース18からロット識別情報に対応付けられた複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の加工処理履歴情報と基板の検査結果をメインメモリ11のワークエリアへ入力する。
不良分類部20は、不良データ分類ST33で、メインメモリ11に記憶したロット識別情報に対応付けられた複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の加工処理履歴情報と複数の基板27a、27b、27c、27d、…の検査結果を読み出して、不良データの分類処理を実行し、分類された不良データの種別と良品データとを区別する不良分類情報を各基板のロット識別情報に対応させて不良分類データベース21へ記憶させ、処理を不良ロット識別情報抽出処理ST34へ移行させる。
不良ロット識別情報抽出部22は、不良ロット識別情報抽出ST34を実行し、不良分類データベース21から不良分類情報を読み出して、ロット識別情報に対応付けられた複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の加工処理履歴情報と基板27a、27b、27c、27d、…の検査結果をユーザ端末2及び不良ロット群計算部23へ出力する。
不良ロット群計算部23は、さらに不良ロット識別情報抽出ST34で、各基板のロット識別情報と不良品を示す検査結果を用いて代表基板パターン別にロット識別情報を分類し、分類したロット識別情報と複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の加工処理履歴情報とを対応付けて要因効果データ作成部5へ出力する。
また、不良ロット群計算部23は、不良ロット識別情報抽出ST34で、ユーザ端末2から不良分類データベース21にアクセスさせ、複数のロットで発生した代表基板マップに不良単位領域を表示させ、代表基板マップにと同一の不良単位領域パターンを有する複数の不良ロットの不良ロット識別情報をユーザ端末2へ表示して、ユーザに不良ロットの不良ロット識別情報の抽出を促すことができる。
要因効果データ作成部5は、直交表選択ST35で、直交表データベース19aにアクセスし、抽出された不良ロットの不良ロット識別情報に適用する2水準直交表のデータを選択し取得する。
次に、不良ロット識別情報抽出部22は、不良ロット群選択ST36で、直交表による不良自動分類結果のレポートに基づいて取得した検査結果を代表基板マップの欄に不良単位領域パターン46(図3参照)として表示し、合計10ロットが同一の不良原因に起因する複数の不良ロットとして自動的に選択する。
不良原因装置特定処理は、装置差異分析ST37に移行し、不良ロット群計算部23が、同一の不良原因に起因する複数の外周不良のパターンを発生させた原因装置を複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の内から特定する装置差異分析を行う。調査対象期間として1ヶ月又は1週間に複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…で各々処理した全ロットの識別情報(又は識別番号)と、外周不良ロットの不良ロット識別情報(又は識別番号)を用いて、製造装置履歴情報を参照し、工程a、b、c、…、q、…に対応させた製造装置群3a、3b、3c…、3q、…での不良ロット処理の偏りをχ検定により調査する。
次に、要因効果データ作成部5が、不良ロット群に対するχ検定による装置差異分析を実行し、例えば、工程qにおいて、N台の製造装置群3qが使用されているとき、その製造装置の各々を、「Mq、Mq2、・・・、Mq」と定義し、N台の製造装置群3qの調査対象期間中のそれぞれの全処理ロット数を、「Aq、Aq2、・・・、Aq」と定義した場合、上述した式(1)を用いてN台の製造装置群3qによる全処理ロット総数Aを算出する。
また、要因効果データ作成部5は、N台の製造装置Mq、Mq、…・Mqの各々の不良ロット処理数を、各々「Fq、Fq2、・・・、Fq」と定義し、不良ロット処理数を加算する上述した式(2)で工程qにおける不良ロット処理総数Fを算出する。
さらに、要因効果データ作成部5は、N台の製造装置Mq、Mq、…・Mqの各々の不良ロット処理数の期待値を、「Eq1、Eq2、・・・、Eq」と定義した場合、不良ロット処理総数Fに各製造装置Mq(i=1〜N)の処理ロット数Aqを乗じた乗算結果に対して、全処理ロット総数Aで除算する上述した式(3)を用いて、不良ロット処理数の各製造装置Mqの期待値Eqを算出し、製造装置Mq、Mq、…、Mqが発生させる不良ロット数の期待値を求める。
引き続き、要因効果データ作成部5は、工程qに対応した製造装置群3qのχq 値(i=1〜N)を、上述した式(4)を用いて算出する。
さらに、要因効果データ作成部5は、例えば、工程qにおけるχ乗値χ を、上述した式(5)を用いて算出する。
要因効果データ作成部5は、自由度Nのχ分布関数を「f(χ、N)」と定義し、工程qのχ検定値Pqを上述した式(6)を用いて算出する。
また、要因効果データ作成部5は、χ検定値Pqが「0.05」以下である場合、工程qにおいて、95%の信頼度で不良ロット処理の偏りに有意差があると判定する。
不良原因装置特定処理は、χ検定値算出処理ST38へ移行し、要因効果データ作成部5が図8に示す工程番号と装置番号の組合せで、直交表の第1行目の試行番号「1」から第12行目の試行番号「12」の順にχ検定値Pqを出力する。
この場合、各試行番号におけるχ検定値Pqをyi(i=1〜12)として定義する。ここで試行番号に対するSN比をKとした場合、「タグチメソッド」を用いた上述の式(7)を用いて各SN比Kを演算算出する。
不良原因装置特定処理は、要因効果図作成処理ST39へ移行し、要因効果図作成部6が演算出力した複数のχ検定値Pqを水準「1」と水準「2」各々区分けして平均値を算出し図9に示すような要因効果図を作成する。
不良ロット選択最適化部7は、不良ロット選択の最適化ST40で、要因効果図の中で異常ロット57、57aを選択的に抽出し複数のロットの中から不良単位領域を共通とする不良ロットを、要因効果図の右下がりの異常ロット57、57aとして選択し、例えば、一周型の外周不良(図10参照)の不良ロットを発生させた工程番号「93」の工程を候補として不良ロット選択を最適化する。
また、不良ロット選択最適化部7は、要因効果図の情報に基づき、右偏り外周不良(図10参照)の不良ロットを発生させた工程番号「126」の工程を候補として不良ロット選択を最適化する。
さらに、不良ロット選択最適化部7は、要因効果図の情報に基づき、左偏り外周不良(図10参照)の不良ロットを発生させた工程番号「76」の工程を候補として不良ロット選択を最適化する。
装置差異分析部8は、装置差異分析ST41で、最適化された不良ロット選択方法に対する装置差異分析を実行し、要因効果図の情報に基づき、工程番号「93」の工程を処理した複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の装置履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出して、不良ロット処理の偏りをχ検定により分析する。上述した式(1)〜(6)を用いて算出したχ検定値Pqが「0.05」以下の装置番号「2」の製造装置群3bを不良原因装置として特定する。
同様に、装置差異分析部8は、要因効果図の情報に基づき、工程番号「126」の工程を処理した複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の装置履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出して、不良ロット処理の偏りをχ検定により分析する。上述した式(1)〜(6)を用いて算出したχ検定値Pqが「0.05」以下の装置番号「2」の製造装置群3bを不良原因装置として特定する。
同様に、装置差異分析部8は、要因効果図の情報に基づき、工程番号「76」の工程を処理した複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の装置履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出して、不良ロット処理の偏りをχ検定により分析する。上述した式(1)〜(6)を用いて算出したχ検定値Pqが「0.05」以下の装置番号「1」の製造装置群3aを不良原因装置として特定する。
不良原因装置一覧作成部9は、不良原因装置一覧表作成ST42で、共通する不良単位領域パターンと、この不良単位領域パターンを発生させた複数の不良ロット識別情報と、単一の工程番号と、単一の工程番号に対応する単一の製造装置群番号と、χ検定値算出ST38で算出されたχ検定値と、を一覧させる図10に示す不良原因装置一覧表を作成し、不良原因一覧データベース25へ不良原因装置一覧表のデータを記憶させ、処理を終了させる。
このように、不良原因装置一覧作成部9は、異常工程及び異常装置と不良の基板面内傾向を各々対応付けて表示させ、一周型の外周不良や、右偏り型外周不良や、左偏り型外周不良に対応する各々原因工程と不良原因装置が異なることを表示することができる。
第1の実施の形態では、より多くのロットが不良ロットとして存在する場合は、因子の数が不良ロットの数より大きい2水準直交表を用いればよく、不良データとしてチップ単位のパス/フェイルデータを用いても、メモリ製品あるいはメモリ混載ロジック製品等で取得されるフェイルビットマップ情報等を用いてもよい。
また、2水準直交表による望小特性で最適化を実行して要因効果図を作成したが、検定値の値が大きいほど精度の高い有意な検定値を用いる「タグチメソッド」の望大特性による最適化を実施することもできる。
さらに、装置履歴情報として、基板単位の情報が存在する場合は、ロットの記述を基板毎に読み替えて不良データデータベース18に記録するとよい。
このように、不良原因装置特定システムによれば、不良ロット選択最適化部7が不良ロットの選択を2水準直交表による望小特性で最適化を実行し、装置差異分析部8が不良ロット選択最適結果を読み出して装置差異分析を実行し、複数の不良要因が混在する基板ロットが発生しても、不良ロットの不良要因を自動的に分離し、原因工程及び原因装置を容易に特定することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不良原因装置特定システムを図11〜図15を参照して説明する。第2の実施の形態は、低い歩留まりのロットを不良ロットの集団として抽出する点で第1の実施の形態と相違するが、第1の実施の形態と共通する構成要素については重複する説明を省略する。
図11に示ように、不良原因装置特定システムは、複数の製造装置群3a、3b、3c…、3q、…のメンテナンス情報及び動作情報を記憶する装置履歴情報データベース4と、工業製品の歩留まり情報を記憶する歩留まりデータベース60と、歩留まりデータベース60に記憶した歩留まり情報の中から不良ロット識別情報を抽出し、良品ロットと不良品ロットの推定情報を行列に配置した直交表を用いた装置差異分析検定値に基づいて選択した不良ロット群情報を記憶する不良ロット群データベース24と、不良ロット群データベース24から読み出した不良ロット群情報と不良ロット識別情報とが一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部6と、要因効果図作成部6から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部7と、不良ロット選択最適化部7が選択した複数の不良ロットを処理した製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の履歴情報を装置履歴情報データベース4から読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部8と、装置差異分析部8の分析結果に基づいて、不良原因装置一覧情報を出力する不良原因装置一覧作成部9と、を備える。
不良原因装置特定システムは、更にCPU10、歩留まり算出部59、不良ロット識別情報抽出部22、不良ロット群計算部23、要因効果図作成部6、不良ロット選択最適化部7、装置差異分析部8、及び不良原因装置一覧作成部9を有し、不良原因装置一覧作成部9が装置差異分析部8の分析結果に基づいて不良原因装置一覧情報を不良原因一覧データベース25へ出力し記憶させる。
第1の実施の形態と同一の構成要素であるユーザ端末2、要因効果図作成部6、不良ロット選択最適化部7、装置差異分析部8、不良原因装置一覧作成部9、生産管理サーバ14、ロット識別情報データベース15、テスタサーバ16、検査装置17、不良ロット識別情報抽出部22、不良ロット群計算部23、不良ロット群データベース24については重複する説明を省略する。
歩留まり算出部59は、ロット識別情報データベース15から基板のロット識別情報を読み出し、ロット識別情報に対応する不良データを不良データデータベース18から読み出す。
歩留まり算出部59は、任意の閾値(例えば、図13の標準値79)を設定し、閾値以下の歩留まりのロット情報を、不良ロットとして歩留まりデータベース60に記憶させる。歩留まりデータベース60に記憶したロット群を低歩留まりロット群と定義してもよい。なお、任意の閾値はユーザがユーザ端末2を通して設定してもよい。
また、対象期間の全ロットの頻度分布を集計して、例えば分布中心から標準偏差の3倍以上歩留まりが低いロットを低歩留まりロット群として記憶させてもよい。第1の実施の形態では、不良単位領域パターンの面内傾向の分類を用いて、複雑な演算操作が必要であったが、第2の実施の形態では、不良ロットの指定がより簡便である点で有利である。
図11及び図12を参照して、不良原因装置特定システムの動作を説明する。歩留まり算出部59は、ロット識別情報取得処理ST61で、ロット識別情報データベース15から基板27a、27b、27c、27d、…のロット識別情報と、ロット識別情報に対応付けて記憶した製造装置群3a、3b、3c…、3q、…の処理履歴情報を取得する。
不良ロット群計算部23は、不良データ入力処理ST62で、不良データデータベース18からロット識別情報に対応付けられた基板の加工処理履歴情報と検査結果をCPU10へ入力する。
歩留まり算出部59は、歩留まり集計ST63でロット識別情報に対応させて複数の基板27a、27b、27c、27d、…の加工処理履歴情報と検査装置17による検査結果を集計し歩留まりデータとして歩留まりデータベース60へ保存し、不良原因装置特定処理を不良ロット識別情報抽出ST64へ移行させる。
不良ロット識別情報抽出部22は、不良ロット識別情報抽出ST64で歩留まりデータベース60の中から任意の閾値以下の不良ロットに対応する不良ロット識別情報を抽出し、ユーザ端末2へ不良ロット識別情報を表示させる。
ユーザ端末2は、不良ロット識別情報抽出ST64で、歩留まりデータベース60にアクセスし、複数のロットで発生した代表基板マップに不良単位領域パターンを表示させ、代表基板マップに分類された複数の不良ロット識別情報を表示して、ユーザに不良ロット識別情報の抽出を促すことができる。
不良ロット群計算部23は、直交表選択ST65で、直交表データベース19aにアクセスし、抽出された不良ロット識別情報に対応する2水準直交表のデータを選択し、直交表による不良ロット群選択ST66で不良ロット群を選択し、装置差異分析ST67へ移行して直交表による不良ロット群に対する装置差異分析を遂行し、分析結果を要因効果図作成部6へ出力する。
要因効果図作成部6は、検定値算出ST68で、装置履歴情報データベース4から製造装置群3a、3b、3c、3dの履歴情報を読み出し、直交表による不良ロット群に対する異常候補工程又は異常候補装置の検定値を算出し、要因効果図作成ST69に移行して、検定値算出ST68で算出された検定値に基づき要因効果図を作成する。
不良ロット選択最適化部7は、不良ロット選択の最適化ST70で、要因効果図の中で右下がりのグラフで示す異常ロットを選択し低歩留まりを発生させた工程の候補を最適化する。
装置差異分析部8は、装置差異分析ST71で、最適化された不良ロット選択方法に対する装置差異分析を実行し、不良ロットが発生した工程番号及び装置番号のような装置履歴情報に基づき装置差異分析を実行する。
不良原因装置一覧作成部9は、不良原因装置一覧表作成ST72で、共通する不良単位領域パターンと、この不良単位領域パターンを発生させた複数の不良ロット識別情報と、単一の工程番号と、単一の工程番号に対応する単一の装置番号と、検定値算出ST68で算出された検定値と、を一覧させる不良原因装置一覧表を作成し、不良原因一覧データベース25へ不良原因装置一覧表のデータを記憶させ、処理を終了させる。
図13は、基板製造ラインで生産された半導体製品のロット毎の歩留まり変化を示す図である。図中の縦軸は半導体製品の歩留まりを示し、横軸は基板のロット払い出し日を示している。
図示するように、半導体製品は定常的には高い歩留まり値を示しているが、時々歩留まりが高い値から低下している異常値76、異常値76a、異常値76b、異常値76c、異常値76dを示す。半導体製品の歩留まりを低下させる要因は様々である。従って、様々な不良原因を内在する歩留まり値をそのまま装置差異分析に掛けても、有意な結果を得ることは難しい。
第1の実施の形態では、不良の面内傾向を分類した結果から、不良ロットの集団を抽出したが、第2の実施の形態では、低い歩留まりのロットを不良ロットの集団として抽出して不良原因装置の特定を行う。
不良ロット識別情報抽出部22は、任意の標準値79を設定し、標準値79以下の歩留まりを示すロットを、不良ロットとして抽出する。第2の実施の形態では、抽出された低い歩留まりロット群を低歩留まりロット群として他のロット群と区別する。
また、標準値79は不良ロット識別情報抽出部22が設定してもよくユーザが任意に設定してもよい。さらに、対象期間の全ロットの頻度分布を集計して、例えば分布中心から標準偏差の3倍以上歩留まりが低いロットを低歩留まりロット群として標準値79を設定してもよい。
第2の実施の形態では、標準値79の値を増減させるだけで、不良ロットの指定がより簡便であるという利点がある。不良ロット識別情報抽出部22により抽出された低歩留まりロット群のロット識別情報をディスプレイ2aに表示した態様を図14(a)に示す。
ディスプレイ2aには、低歩留まりロット識別情報として「#5423」、「#5562」、「#5872」、「#8724」のようにロット番号が上から下へ向かって昇順に表示されている。
不良ロット群計算部23は、抽出された低歩留まりロット群のロット数より因子数の多い2水準直交表を2水準直交表データベース19から選択する。第2の実施の形態では、因子が15個、試行回数が16回の「L16直交表」を採用することができる。
不良ロット群計算部23は、因子に低歩留まりロット群の各ロットを割り当て、水準「1」を不良ロット、水準「2」を正常ロットと定義して、直交表の各試行に対する因子に不良ロット識別情報を割り付ける。各試行における不良ロットの割り振りを図14(b)に示す。
図14(b)に示すように、ユーザ端末2側のディスプレイ2aに試行番号「1」〜「16」の各々に割り振る因子「1」〜「15」までの不良ロット識別情報を表示させている。
第2の実施の形態では、因子「1」に不良ロット識別番号「#5423」、因子「2」に不良ロット識別番号「#5562」、因子「3」に不良ロット識別番号「#5872」、・・・・、因子「14」に不良ロット識別番号「#8724」を割り振る。
図14(b)の試行番号「1」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#5423」「#5562」「#5872」・・・「#8724」を不良ロットとして選択する。
同様に、試行番号「2」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#5423」「#5562」「#5872」「#5963」「#6163」を不良ロットとして選択する。
同様に、試行番号「16」では、直交表の水準が「1」となっている因子に割り振られている不良ロット識別番号「#6324」「#6642」・・・・「#8724」を不良ロットとして選択する。
要因効果図作成部6は、χ検定値算出ST39で算出された複数のχ検定値Pqを水準「1」と水準「2」各々区分けして平均値を算出して図9に示すような要因効果図を作成する。
不良原因装置一覧作成部9は、図15に示すように、異常ロットの工程番号及び装置番号、異常ロットのχ検定値Pq、不良ロット識別情報、及び選択された不良ロットのスタックマップを作成し、不良原因一覧表として出力する。
図14(a)及び図14(b)に示した低歩留まりロット群には、図15に示す基板27hの中央に不良単位領域44が集中する不良単位領域パターン46h、不良単位領域44が水平方向に三本現れた不良単位領域パターン46i、及び不良単位領域44が左下に偏って現れた不良単位領域パターン46jの3種類の不良原因があり、それぞれの不良原因別にロット選択方法が自動的に最適化されている。
例えば、第1段目の工程番号「103」を処理した装置の装置番号「4」が発生した異常ロットのχ検定値Pq「0.00」に含まれる不良ロット識別情報は、「#5562」、「#5872」、「#5998」であり、これら不良ロットは図右に示したスタックマップ内の基板27h上に現れた不良単位領域パターン46hを有している。黒色で示した不良単位領域44は基板27hの中央に集中して存在し、不良単位領域44を取り囲むように白色で示した良品単位領域45が存在する。
同様に、第2段目の工程番号「46」を処理した装置の装置番号「1」が発生した異常ロットのχ検定値Pq「0.01」に含まれる不良ロット識別情報は、「#5423」、「#5724」、「#57213」であり、スタックマップ内の基板27i上に黒色で示す水平方向に三本現れた不良単位領域パターン46iを有している。
同様に、第3段目の工程番号「197」を処理した装置の装置番号「6」が発生した異常ロットのχ検定値Pq「0.03」に含まれる不良ロット識別情報は、「#6327」、「#6953」、「#8724」であり、スタックマップ内の基板27j上に黒色で示す左下に現れた不良単位領域パターン46jを有している。
第2の実施の形態では、低歩留まりの判定基準は任意に設定することができる。例えば、全てのロットを選択して、高歩留まりロットに対しては、要因効果図を読み出して不良原因のχ検定値Pqに対するSN比の平均値への寄与がないと判定した場合は、低歩留まりロットから除外するように、何らかの不良原因を有するロット群だけを自動的に選択することができる。
以上説明したように、基板不良の面内傾向の分類を行うことなく、低歩留まり、あるいは、任意のロットを抽出し、2水準直交表によるロット選択方法の最適化を行うことで、複数の不良原因が混在する場合でも、自動的に不良ロット群と良品ロット群とを分離し、不良に関与した原因工程や原因装置を自動的に特定することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1〜第2の実施の形態の説明においては、半導体製品を生産するための製造装置群について、例示したが、本発明は、液晶装置のパネル、磁気記録媒体の基板、光記録媒体の基板、薄膜磁気ヘッドのピックアップ部、超伝導素子の基板の製造方法に適用できることは、上記説明から容易に理解できるであろう。
また、不良ロットの選択を2水準直交表による望小特性あるいは望大特性で最適化を行い、その後装置差異分析を実施することで、複数の不良要因が混在する不良ロットでも、それぞれの不良要因を自動的に分離し、不良の原因工程や原因装置群を特定する不良原因装置特定システムを提供することができる。
さらに、不良の面内傾向の分類を行うことなく、低歩留まり、あるいは、任意のロットを抽出し、2水準直交表によるロット選択方法の最適化を行うことで、複数の不良原因が混在する場合でも、自動的に良品と不良品ロットの分離や原因装置の特定を簡便に行うことができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムのブロック図。 第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムのフローチャート。 第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムが生成した不良分類結果を示す図。 第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムが生成した外周不良全体に対する装置差異分析結果を示す図。 第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムが生成した外周不良の基板面内傾向を示す図。 第1の実施の形態に係る不良原因装置特定システムに用いる2水準直交表を示す図。 第1の実施の形態に用いる直交表に従って選択した不良ロット群を示す図。 第1の実施の形態に用いる抽出された工程及び装置に対応させて選択した不良ロット群の検定値を示す図。 第1の実施の形態に用いる不良ロット選択に対する装置差異分析検定値の要因効果図。 第1の実施の形態に用いる不良ロット選択方法により特定された不良原因一覧を示す図。 第2の実施の形態に係る不良原因装置特定システムのブロック図。 第2の実施の形態に係る不良原因装置特定システムのフローチャート。 第2の実施の形態に用いる歩留まりのトレンドチャートと低歩留まりロットの判定標準値を示す図。 第2の実施の形態に用いる抽出された低歩留まりロット識別情報の一覧を示す図。 第2の実施の形態に用いる不良原因装置一覧作成部が生成した不良原因装置一覧を示す図。
符号の説明
2…ユーザ端末
3a、3b、3c、3d…製造装置群
4…装置履歴情報データベース
5…要因効果データ作成部
6…要因効果図作成部
7…不良ロット選択最適化部
8…装置差異分析部
9…不良原因装置一覧作成部
10…中央処理装置
11…メインメモリ
12…不良原因装置特定プログラム記憶装置
14…生産管理サーバ
15…ロット識別情報データベース
16…テスタサーバ
17…検査装置
18…不良データデータベース
19…水準直交表データベース
20…不良分類部
21…不良分類データベース
22…不良ロット識別情報抽出部
23…不良ロット群計算部
24…不良ロット群データベース
25…不良原因一覧データベース

Claims (5)

  1. 複数の製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いて特定の不良形態を有するロットの不良ロット群情報、に基づき要因効果データを作成する要因効果データ作成部と、
    前記要因効果データと不良ロット識別情報が一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部と、
    前記要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部と、
    前記選択された複数の不良ロットを処理した前記製造装置群の履歴情報を装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部、
    とを備えることを特徴とする不良原因装置特定システム。
  2. 前記要因効果図作成部は、検査装置の検査結果から面内傾向を分類し同一面内傾向を有する前記不良ロット群情報を抽出して前記要因効果図を作成することを特徴とする請求項1に記載の不良原因装置特定システム。
  3. 複数の製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を記憶する装置履歴情報データベースと、
    工業製品の歩留まり情報を記憶する歩留まりデータベースと、
    前記歩留まりデータベースに記憶した歩留まり情報の中から不良ロット識別情報を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いた装置差異分析検定値に基づいて選択した不良ロット群情報を記憶する不良ロット群データベースと、
    前記不良ロット群データベースから読み出した不良ロット群情報と前記不良ロット識別情報とが一致するか否かを表示する要因効果図を作成する要因効果図作成部と、
    前記要因効果図作成部から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化部と、
    前記不良ロット選択最適化部が選択した複数の不良ロットを処理した前記製造装置群の履歴情報を前記装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析部と、
    を備えることを特徴とする不良原因装置特定システム。
  4. 要因効果データ作成部が、装置履歴情報データベースから製造装置群のメンテナンス情報及び動作情報を読み出して、不良ロット群を因子列とし、該因子列に対応させて最適条件の推定を行う主効果情報を試行行に配置した直交表を用いた異常候補工程及び製造装置群の検定値を算出する要因効果データ作成ステップと、
    要因効果図作成部が、要因効果データ作成部から出力された検定値を、前記不良ロット群に含まれるロット番号毎に不良検定値と正常検定値に区分けして表示する要因効果図を作成する要因効果図作成ステップと、
    不良ロット選択最適化部が、前記要因効果図作成部から出力した要因効果図に基づき、同一の不良原因に起因する複数の不良ロットを選択する不良ロット選択最適化ステップと、
    装置差異分析部が、前記不良ロット選択最適化部が選択した複数の不良ロットを処理した前記製造装置群の履歴情報を前記装置履歴情報データベースから読み出し、複数の不良ロットに共通する製造装置を特定する装置差異分析ステップと、
    を含むことを特徴とする不良原因装置特定方法。
  5. 前記要因効果図作成ステップは、検査装置の検査結果から面内傾向を分類し同一面内傾向を有する前記不良ロット群情報を抽出して前記要因効果図を作成することを特徴とする請求項4に記載の不良原因装置特定方法。

JP2004096677A 2004-03-29 2004-03-29 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法 Expired - Fee Related JP4413673B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096677A JP4413673B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法
US11/090,217 US7197414B2 (en) 2004-03-29 2005-03-28 System and method for identifying a manufacturing tool causing a fault

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096677A JP4413673B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005284650A true JP2005284650A (ja) 2005-10-13
JP4413673B2 JP4413673B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=35182965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004096677A Expired - Fee Related JP4413673B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7197414B2 (ja)
JP (1) JP4413673B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007147393A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fujitsu Ltd 基板検査装置及び方法
JP2008109095A (ja) * 2006-09-25 2008-05-08 Toshiba Corp 検査方法、検査システム、検査プログラム及び電子デバイスの製造方法
KR100867267B1 (ko) 2006-02-15 2008-11-06 오므론 가부시키가이샤 프로세스 이상 분석 장치 및 그 시스템, 프로그램이 기록된 기록 매체 및 방법
JP2009252441A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びその製造方法、並びに、スパークプラグ及びその製造方法
JP2010134011A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Toppan Printing Co Ltd 基板の欠陥原因装置特定システム
JP2011091197A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Toppan Printing Co Ltd 異常検出システム
WO2018078903A1 (ja) * 2016-10-26 2018-05-03 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産プロセスの解析方法
WO2021131108A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 品質推定装置および方法
US11817840B2 (en) 2018-06-15 2023-11-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. XBAR resonators with non-rectangular diaphragms

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7567887B2 (en) * 2004-09-10 2009-07-28 Exxonmobil Research And Engineering Company Application of abnormal event detection technology to fluidized catalytic cracking unit
US7899761B2 (en) * 2005-04-25 2011-03-01 GM Global Technology Operations LLC System and method for signal prediction
JP4874580B2 (ja) 2005-06-14 2012-02-15 株式会社東芝 異常原因特定方法および異常原因特定システム
US7363098B2 (en) * 2005-12-19 2008-04-22 Tech Semiconductor Singapore Pte Ltd Method to identify machines causing excursion in semiconductor manufacturing
US8078303B2 (en) 2007-07-03 2011-12-13 Southwire Company Electronic supervisor
US7979151B2 (en) * 2007-12-06 2011-07-12 International Business Machines Corporation Run-time dispatch system for enhanced product characterization capability
JP2010087459A (ja) * 2008-09-08 2010-04-15 Toshiba Corp 故障原因特定装置および方法
US9037279B2 (en) 2009-09-09 2015-05-19 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Clustering for prediction models in process control and for optimal dispatching
JP2012199338A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Fujitsu Ltd 故障診断支援方法、プログラム及び装置
US9915940B2 (en) * 2011-10-31 2018-03-13 Applied Materials, Llc Bi-directional association and graphical acquisition of time-based equipment sensor data and material-based metrology statistical process control data
CN106292580A (zh) * 2016-08-10 2017-01-04 深圳市益普科技有限公司 一种智能集成式半导体制造执行系统
KR102244169B1 (ko) * 2018-04-19 2021-04-23 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 이상 설비를 특정하는 장치, 방법, 및 기록 매체에 저장된 컴퓨터 프로그램
JP7446771B2 (ja) 2019-10-30 2024-03-11 株式会社東芝 可視化データ生成装置、可視化データ生成システム、及び可視化データ生成方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267389A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Hiroshima Nippon Denki Kk 半導体メモリ生産システム及び半導体メモリ生産方法
JP2002323924A (ja) * 2001-02-21 2002-11-08 Toshiba Corp 不良装置検出方法、不良装置検出装置、プログラム及び製品の製造方法
JP2002368056A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Hitachi Ltd 歩留まり条件の提供方法、製造条件の決定方法、半導体装置の製造方法、および記録媒体
JP2004145390A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Mitsubishi Electric Corp 工程修正システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5621665A (en) * 1992-12-15 1997-04-15 International Business Machines Corporation Selecting levels for factors for industrial process experiments
JP4071449B2 (ja) * 2001-03-27 2008-04-02 株式会社東芝 センサ異常検出方法及びセンサ異常検出装置
JP4170611B2 (ja) * 2001-03-29 2008-10-22 株式会社東芝 半導体集積回路の不良検出方法及び不良検出装置
US6564116B2 (en) * 2001-04-06 2003-05-13 Gou-Jen Wang Method for determining efficiently parameters in chemical-mechanical polishing (CMP)
US20040049722A1 (en) * 2002-09-09 2004-03-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Failure analysis system, failure analysis method, a computer program product and a manufacturing method for a semiconductor device
JP3834008B2 (ja) * 2003-03-19 2006-10-18 株式会社東芝 不良解析装置、不良解析方法および不良解析プログラム
JP3913715B2 (ja) * 2003-06-18 2007-05-09 株式会社東芝 不良検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267389A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Hiroshima Nippon Denki Kk 半導体メモリ生産システム及び半導体メモリ生産方法
JP2002323924A (ja) * 2001-02-21 2002-11-08 Toshiba Corp 不良装置検出方法、不良装置検出装置、プログラム及び製品の製造方法
JP2002368056A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Hitachi Ltd 歩留まり条件の提供方法、製造条件の決定方法、半導体装置の製造方法、および記録媒体
JP2004145390A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Mitsubishi Electric Corp 工程修正システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007147393A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fujitsu Ltd 基板検査装置及び方法
KR100867267B1 (ko) 2006-02-15 2008-11-06 오므론 가부시키가이샤 프로세스 이상 분석 장치 및 그 시스템, 프로그램이 기록된 기록 매체 및 방법
JP2008109095A (ja) * 2006-09-25 2008-05-08 Toshiba Corp 検査方法、検査システム、検査プログラム及び電子デバイスの製造方法
JP2009252441A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びその製造方法、並びに、スパークプラグ及びその製造方法
JP2010134011A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Toppan Printing Co Ltd 基板の欠陥原因装置特定システム
JP2011091197A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Toppan Printing Co Ltd 異常検出システム
WO2018078903A1 (ja) * 2016-10-26 2018-05-03 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産プロセスの解析方法
JP2018072969A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産プロセスの解析方法
US10902530B2 (en) 2016-10-26 2021-01-26 Mitsubishi Chemical Engineering Corp. Production process analysis method
US11817840B2 (en) 2018-06-15 2023-11-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. XBAR resonators with non-rectangular diaphragms
WO2021131108A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 品質推定装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050251365A1 (en) 2005-11-10
US7197414B2 (en) 2007-03-27
JP4413673B2 (ja) 2010-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4413673B2 (ja) 不良原因装置特定システム及び不良原因装置特定方法
US11016035B2 (en) Smart defect calibration system and the method thereof
KR101370154B1 (ko) 검사 데이터와 조합하여 설계 데이터를 활용하는 방법 및 시스템
US9129237B2 (en) Integrated interfacing system and method for intelligent defect yield solutions
JP4694618B2 (ja) 欠陥分布分類方法およびシステム、原因設備特定方法およびシステム、コンピュータプログラム、並びに記録媒体
US20090180680A1 (en) Pattern defect analysis equipment, pattern defect analysis method and pattern defect analysis program
JP2009010405A (ja) 局所的外れ値の検出のための方法および装置
US8553970B2 (en) System and method for generating spatial signatures
WO2015021206A1 (en) Setting up a wafer inspection process using programmed defects
JP2008300670A (ja) データ処理装置、およびデータ処理方法
JP2009272497A (ja) レシピパラメータ管理装置およびレシピパラメータ管理方法
JP2007019356A (ja) 検査データ解析システムと検査データ解析プログラム
JP2011187836A (ja) 半導体製造装置の管理方法及び管理システム
JP2007188968A (ja) ウエーハマップデータの解析方法および解析プログラム
JP5323457B2 (ja) 観察条件決定支援装置および観察条件決定支援方法
JP3572626B2 (ja) 検査システム、解析ユニット及び電子デバイスの製造方法
US20120316803A1 (en) Semiconductor test data analysis system
JPH07221156A (ja) 半導体の不良解析システムおよび半導体検査装置
JP2007198968A (ja) 画像分類方法及び画像分類装置
JP3267580B2 (ja) データ処理方法および装置、情報記憶媒体
JP7080841B2 (ja) 推定装置、表示制御装置、推定システム、推定方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2003282665A (ja) 半導体不良解析ツール、システム、不要解析方法および半導体装置の製造方法
JP4209156B2 (ja) 検査条件データ管理方法及びシステム並びにプログラム、コンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2007311581A (ja) 工程管理方法および工程管理システム
JP4276503B2 (ja) 半導体不良原因絞込み方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091118

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees