JP3267580B2 - データ処理方法および装置、情報記憶媒体 - Google Patents
データ処理方法および装置、情報記憶媒体Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注目欠陥によるキ
ラー率を算出するデータ処理方法および装置と、コンピ
ュータに各種の処理動作を実行させるためのプログラム
がソフトウェアとして格納されている情報記憶媒体とに
関する。
ラー率を算出するデータ処理方法および装置と、コンピ
ュータに各種の処理動作を実行させるためのプログラム
がソフトウェアとして格納されている情報記憶媒体とに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一個の半導体ウェハを複数のダイ
に区分して各々に同一構造の集積回路を製造することに
より、IC(Integrated Circuit)チップを量産すること
が一般的に実行されている。このように量産するICチ
ップの歩留りを改善する各種の手法も研究されており、
例えば、過去のダイ調査データと歩留りデータからキラ
ー率を算出することが実行されている。
に区分して各々に同一構造の集積回路を製造することに
より、IC(Integrated Circuit)チップを量産すること
が一般的に実行されている。このように量産するICチ
ップの歩留りを改善する各種の手法も研究されており、
例えば、過去のダイ調査データと歩留りデータからキラ
ー率を算出することが実行されている。
【0003】キラー率とは、一つの種別の欠陥に注目し
たとき、その欠陥がダイに存在していることで、そのダ
イから製造されるICチップが注目した欠陥のために不
良となる確率の期待値である。例えば、一個のダイと一
つの種別の欠陥とに注目したとき、その注目欠陥が注目
ダイに存在しても、この注目欠陥により注目ダイが不良
になるとは限らない。また、注目欠陥が注目ダイに存在
しなくとも、この注目ダイが他種の欠陥のために不良と
なることもある。
たとき、その欠陥がダイに存在していることで、そのダ
イから製造されるICチップが注目した欠陥のために不
良となる確率の期待値である。例えば、一個のダイと一
つの種別の欠陥とに注目したとき、その注目欠陥が注目
ダイに存在しても、この注目欠陥により注目ダイが不良
になるとは限らない。また、注目欠陥が注目ダイに存在
しなくとも、この注目ダイが他種の欠陥のために不良と
なることもある。
【0004】ダイ調査データとは、例えば、複数のダイ
を識別するダイ識別データごとに、欠陥の種別ごとの有
無を示す欠陥有無データ、製造結果の良否を示す結果良
否データ、がデータ設定されたもので、一個のウェハに
実行される複数の製造工程ごとにデータ登録されてい
る。
を識別するダイ識別データごとに、欠陥の種別ごとの有
無を示す欠陥有無データ、製造結果の良否を示す結果良
否データ、がデータ設定されたもので、一個のウェハに
実行される複数の製造工程ごとにデータ登録されてい
る。
【0005】上述の欠陥有無データは、半導体ウェハを
複数のダイに区分して各種の製造工程により複数のIC
チップを量産するとき、複数の製造工程ごとに複数のダ
イから収集され、結果良否データは、完成した複数のI
Cチップの各々を最終検査することで収集される。
複数のダイに区分して各種の製造工程により複数のIC
チップを量産するとき、複数の製造工程ごとに複数のダ
イから収集され、結果良否データは、完成した複数のI
Cチップの各々を最終検査することで収集される。
【0006】なお、ここでは説明を簡略化するため、上
述のように一個の半導体ウェハの一つの製造工程での複
数のダイ調査データのみ例示して言及するが、一般的に
は一個の半導体ウェハの複数の製造工程ごとの多数のダ
イ調査データが一ロットの複数の半導体ウェハごとに収
集されて蓄積されており、この一ロットごとの多数のダ
イ調査データも複数のロットごとに収集されて蓄積され
ている。
述のように一個の半導体ウェハの一つの製造工程での複
数のダイ調査データのみ例示して言及するが、一般的に
は一個の半導体ウェハの複数の製造工程ごとの多数のダ
イ調査データが一ロットの複数の半導体ウェハごとに収
集されて蓄積されており、この一ロットごとの多数のダ
イ調査データも複数のロットごとに収集されて蓄積され
ている。
【0007】図5(a)に示すように、一つの種別の欠陥
に注目した場合、一個の半導体ウェハの複数のダイのダ
イ調査データは、同図(b)に示すように、“注目欠陥が
存在して製造結果が良好”“注目欠陥が存在して製造結
果が不良”“注目欠陥が存在せず製造結果が良好”“注
目欠陥が存在せず製造結果が不良”なる四種に分類する
ことができる。
に注目した場合、一個の半導体ウェハの複数のダイのダ
イ調査データは、同図(b)に示すように、“注目欠陥が
存在して製造結果が良好”“注目欠陥が存在して製造結
果が不良”“注目欠陥が存在せず製造結果が良好”“注
目欠陥が存在せず製造結果が不良”なる四種に分類する
ことができる。
【0008】その場合、注目欠陥が存在したダイの総数
をT'、注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個
数をTG'とすると、キラー率KRは、 KR=(注目欠陥が存在して製造結果が不良の個数)/(注目欠陥が存在した ダイの総数) =1−(注目欠陥が存在して製造結果が良好の個数)/(注目欠陥が存在 したダイの総数) =1−TG′/T′ …(1) となる。
をT'、注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個
数をTG'とすると、キラー率KRは、 KR=(注目欠陥が存在して製造結果が不良の個数)/(注目欠陥が存在した ダイの総数) =1−(注目欠陥が存在して製造結果が良好の個数)/(注目欠陥が存在 したダイの総数) =1−TG′/T′ …(1) となる。
【0009】上述のように複数種別の欠陥の一種に注目
してキラー率を算出すると、注目している欠陥がダイに
存在するとき、最終的に製造されるICチップが不良と
なる割合を予測できる。しかし、上述したキラー率の算
出方法では、注目していない欠陥によるICチップの不
良を考慮していないので、キラー率の算出精度が良好で
ない。
してキラー率を算出すると、注目している欠陥がダイに
存在するとき、最終的に製造されるICチップが不良と
なる割合を予測できる。しかし、上述したキラー率の算
出方法では、注目していない欠陥によるICチップの不
良を考慮していないので、キラー率の算出精度が良好で
ない。
【0010】そこで、注目していない欠陥の影響を考慮
することで、キラー率の精度を向上させる算出方法が提
案されている。その方法では、全部の種別の欠陥が半導
体ウェハの全域にランダムに分布していると仮定し、あ
るダイに注目欠陥と他種の欠陥とが混在していると想定
する。
することで、キラー率の精度を向上させる算出方法が提
案されている。その方法では、全部の種別の欠陥が半導
体ウェハの全域にランダムに分布していると仮定し、あ
るダイに注目欠陥と他種の欠陥とが混在していると想定
する。
【0011】そこで、注目欠陥が存在しないダイの生存
率(製造結果が良好となる割合)を検出し、これを注目し
ていない欠陥による生存率である“ベースラインの歩留
り”とする。そこで、ダイの総数がT、製造結果が良好
なダイの個数がTGのとき、ベースラインの歩留りYb
を、 Yb=(TG−TG′)/(T−T′) …(2) とする。
率(製造結果が良好となる割合)を検出し、これを注目し
ていない欠陥による生存率である“ベースラインの歩留
り”とする。そこで、ダイの総数がT、製造結果が良好
なダイの個数がTGのとき、ベースラインの歩留りYb
を、 Yb=(TG−TG′)/(T−T′) …(2) とする。
【0012】そこで、上述の数式(2)により前述の数式
(1)を補正すれば、注目欠陥が存在するダイのキラー率
から他種欠陥による影響を排除できることになる。この
場合のキラー率KRMは、 KRM=1−(TG′/T′)/Yb =1−[TG′(T−T′)]/[T′(TG−TG′)] …(3) となる。
(1)を補正すれば、注目欠陥が存在するダイのキラー率
から他種欠陥による影響を排除できることになる。この
場合のキラー率KRMは、 KRM=1−(TG′/T′)/Yb =1−[TG′(T−T′)]/[T′(TG−TG′)] …(3) となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した注目欠陥のキ
ラー率の算出方法は、注目していない他種欠陥による影
響を排除できるので精度が良好である。しかし、上述し
たキラー率の算出方法でも、一個のダイに存在する注目
欠陥の個数は考慮していないので、この個数の相違によ
りキラー率の算出精度が低下している。
ラー率の算出方法は、注目していない他種欠陥による影
響を排除できるので精度が良好である。しかし、上述し
たキラー率の算出方法でも、一個のダイに存在する注目
欠陥の個数は考慮していないので、この個数の相違によ
りキラー率の算出精度が低下している。
【0014】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、従来より良好な精度でキラー率を算出で
きるデータ処理方法および装置、本発明のデータ処理方
法の処理動作をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムがソフトウェアとして格納されている情報記憶媒
体、を提供することを目的とする。
たものであり、従来より良好な精度でキラー率を算出で
きるデータ処理方法および装置、本発明のデータ処理方
法の処理動作をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムがソフトウェアとして格納されている情報記憶媒
体、を提供することを目的とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のデータ処
理装置は、一個のウェハを区分した複数のダイごとに少
なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否とがデ
ータ設定されたダイ調査データが事前にデータ登録され
ているデータ記憶手段と、一つの種別の欠陥である注目
欠陥を選定する種別選定データがデータ入力されるデー
タ入力手段と、該データ入力手段にデータ入力された種
別選定データにより前記データ記憶手段から注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索するデータ検索手
段と、該データ検索手段によりデータ検索されたダイ調
査データをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類す
るデータ分類手段と、該データ分類手段により分類され
た複数グループのダイ調査データから、i個の注目欠陥
が存在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して
製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注
目欠陥の総数N′を検出し、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出するキラー
率算出手段と、を具備している。
理装置は、一個のウェハを区分した複数のダイごとに少
なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否とがデ
ータ設定されたダイ調査データが事前にデータ登録され
ているデータ記憶手段と、一つの種別の欠陥である注目
欠陥を選定する種別選定データがデータ入力されるデー
タ入力手段と、該データ入力手段にデータ入力された種
別選定データにより前記データ記憶手段から注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索するデータ検索手
段と、該データ検索手段によりデータ検索されたダイ調
査データをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類す
るデータ分類手段と、該データ分類手段により分類され
た複数グループのダイ調査データから、i個の注目欠陥
が存在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して
製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注
目欠陥の総数N′を検出し、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出するキラー
率算出手段と、を具備している。
【0025】従って、本発明のデータ処理装置によるデ
ータ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイ
ごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良
否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手
段に事前にデータ登録しておく。このような状態で、一
つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デー
タがデータ入力手段にデータ入力されると、このデータ
入力された種別選定データによりデータ記憶手段から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索手段がデ
ータ検索する。このデータ検索されたダイ調査データか
らキラー率算出手段が、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi
/Ti]1/i}”として注目欠陥によるキラー率KR′を算
出するので、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率が算出される。
ータ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイ
ごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良
否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手
段に事前にデータ登録しておく。このような状態で、一
つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デー
タがデータ入力手段にデータ入力されると、このデータ
入力された種別選定データによりデータ記憶手段から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索手段がデ
ータ検索する。このデータ検索されたダイ調査データか
らキラー率算出手段が、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi
/Ti]1/i}”として注目欠陥によるキラー率KR′を算
出するので、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率が算出される。
【0026】本発明の第二のデータ処理装置は、一個の
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データが事前にデータ登録されているデータ記憶
手段と、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種
別選定データがデータ入力されるデータ入力手段と、該
データ入力手段にデータ入力された種別選定データによ
り前記データ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ調査
データをデータ検索するデータ検索手段と、該データ検
索手段によりデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類するデータ分類手段
と、該データ分類手段により分類された複数グループの
ダイ調査データから、ウェハに存在するダイの総数T、
注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良好な
ダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良好な
ダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個
数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダ
イの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を
検出し、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するキラ
ー率算出手段と、を具備している。
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データが事前にデータ登録されているデータ記憶
手段と、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種
別選定データがデータ入力されるデータ入力手段と、該
データ入力手段にデータ入力された種別選定データによ
り前記データ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ調査
データをデータ検索するデータ検索手段と、該データ検
索手段によりデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類するデータ分類手段
と、該データ分類手段により分類された複数グループの
ダイ調査データから、ウェハに存在するダイの総数T、
注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良好な
ダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良好な
ダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個
数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダ
イの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を
検出し、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するキラ
ー率算出手段と、を具備している。
【0027】従って、本発明のデータ処理装置によるデ
ータ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイ
ごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良
否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手
段に事前にデータ登録しておく。このような状態で、一
つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デー
タがデータ入力手段にデータ入力されると、このデータ
入力された種別選定データによりデータ記憶手段から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索手段がデ
ータ検索する。このデータ検索されたダイ調査データか
らキラー率算出手段が、ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(T
Gi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目
欠陥によるキラー率KR1′を算出する。このため、ダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキ
ラー率が、注目欠陥でない他種欠陥による影響が排除さ
れた状態で算出される。
ータ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイ
ごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良
否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手
段に事前にデータ登録しておく。このような状態で、一
つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デー
タがデータ入力手段にデータ入力されると、このデータ
入力された種別選定データによりデータ記憶手段から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索手段がデ
ータ検索する。このデータ検索されたダイ調査データか
らキラー率算出手段が、ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(T
Gi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目
欠陥によるキラー率KR1′を算出する。このため、ダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキ
ラー率が、注目欠陥でない他種欠陥による影響が排除さ
れた状態で算出される。
【0028】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発生する専用のハードウェア、所定の機能がプ
ログラムにより付与されたコンピュータ、プログラムに
よりコンピュータの内部に実現された所定の機能、これ
らの組み合わせ、等を許容する。
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発生する専用のハードウェア、所定の機能がプ
ログラムにより付与されたコンピュータ、プログラムに
よりコンピュータの内部に実現された所定の機能、これ
らの組み合わせ、等を許容する。
【0029】例えば、データ記憶手段は、データ登録さ
れる各種データをデータ記憶するものであれば良く、例
えば、RAM(Random Access Memory)等の情報記憶媒体
の記憶エリアなどを許容する。データ入力手段とは、各
種データのデータ入力を受け付けるものであれば良く、
手動操作によるデータ入力を受け付けるキーボード、信
号受信によるデータ入力を受け付ける通信I/F(Inter
face)、FD(Floppy Disc)やCD(Compact Disc)−RO
M(Read Only Memory)等の情報記憶媒体から記録データ
をデータ検索するドライブデバイス、等を許容する。
れる各種データをデータ記憶するものであれば良く、例
えば、RAM(Random Access Memory)等の情報記憶媒体
の記憶エリアなどを許容する。データ入力手段とは、各
種データのデータ入力を受け付けるものであれば良く、
手動操作によるデータ入力を受け付けるキーボード、信
号受信によるデータ入力を受け付ける通信I/F(Inter
face)、FD(Floppy Disc)やCD(Compact Disc)−RO
M(Read Only Memory)等の情報記憶媒体から記録データ
をデータ検索するドライブデバイス、等を許容する。
【0030】
【0031】
【0032】本発明の第一の情報記憶媒体は、コンピュ
ータが読取自在なソフトウェアが格納されている情報記
憶媒体であって、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ保存する
こと、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別
選定データのデータ入力を受け付けること、このデータ
入力された種別選定データにより注目欠陥に対応したダ
イ調査データをデータ検索すること、このデータ検索さ
れたダイ調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ご
とに分類すること、この分類されたダイ調査データか
ら、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、
ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検出すること、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出すること、
を前記コンピュータに実行させるためのプログラムが格
納されている。
ータが読取自在なソフトウェアが格納されている情報記
憶媒体であって、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ保存する
こと、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別
選定データのデータ入力を受け付けること、このデータ
入力された種別選定データにより注目欠陥に対応したダ
イ調査データをデータ検索すること、このデータ検索さ
れたダイ調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ご
とに分類すること、この分類されたダイ調査データか
ら、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、
ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検出すること、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出すること、
を前記コンピュータに実行させるためのプログラムが格
納されている。
【0033】従って、本発明の情報記憶媒体に格納され
ているプログラムをコンピュータに読み取らせて対応す
る処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個
のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
ダイ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別
の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデー
タ入力を受け付ける。このデータ入力された種別選定デ
ータにより注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ
検索し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類する。この分類され
たダイ調査データから、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi
/Ti]1/i}”として注目欠陥によるキラー率KR′を算
出するので、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率が算出される。
ているプログラムをコンピュータに読み取らせて対応す
る処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個
のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
ダイ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別
の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデー
タ入力を受け付ける。このデータ入力された種別選定デ
ータにより注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ
検索し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類する。この分類され
たダイ調査データから、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi
/Ti]1/i}”として注目欠陥によるキラー率KR′を算
出するので、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率が算出される。
【0034】本発明の第二の情報記憶媒体は、コンピュ
ータが読取自在なソフトウェアが格納されている情報記
憶媒体であって、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ保存する
こと、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別
選定データのデータ入力を受け付けること、このデータ
入力された種別選定データにより注目欠陥に対応したダ
イ調査データをデータ検索すること、このデータ検索さ
れたダイ調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ご
とに分類すること、この分類されたダイ調査データか
ら、ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在す
るダイの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個
の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検出する
こと、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するこ
と、を前記コンピュータに実行させるためのプログラム
が格納されている。
ータが読取自在なソフトウェアが格納されている情報記
憶媒体であって、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ保存する
こと、一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別
選定データのデータ入力を受け付けること、このデータ
入力された種別選定データにより注目欠陥に対応したダ
イ調査データをデータ検索すること、このデータ検索さ
れたダイ調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ご
とに分類すること、この分類されたダイ調査データか
ら、ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在す
るダイの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個
の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検出する
こと、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するこ
と、を前記コンピュータに実行させるためのプログラム
が格納されている。
【0035】従って、本発明の情報記憶媒体に格納され
ているプログラムをコンピュータに読み取らせて対応す
る処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個
のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
ダイ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別
の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデー
タ入力を受け付ける。このデータ入力された種別選定デ
ータにより注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ
検索し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類する。この分類され
たダイ調査データから、ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR1′=Σ(T i・i/N′){1−[(T
Gi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目
欠陥によるキラー率KR1′を算出するので、ダイに存
在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキラー率
が、注目欠陥でない他種欠陥による影響が排除された状
態で算出される。
ているプログラムをコンピュータに読み取らせて対応す
る処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個
のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
ダイ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別
の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデー
タ入力を受け付ける。このデータ入力された種別選定デ
ータにより注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ
検索し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに
存在する注目欠陥の個数ごとに分類する。この分類され
たダイ調査データから、ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数
N′を検出し、“KR1′=Σ(T i・i/N′){1−[(T
Gi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目
欠陥によるキラー率KR1′を算出するので、ダイに存
在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキラー率
が、注目欠陥でない他種欠陥による影響が排除された状
態で算出される。
【0036】なお、本発明で云う情報記憶媒体とは、コ
ンピュータに各種処理を実行させるためのプログラムが
ソフトウェアとして事前に格納されたハードウェアであ
れば良く、例えば、コンピュータを一部とする装置に固
定されているROMやHDD(Hard Disc Drive)、コン
ピュータを一部とする装置に着脱自在に装填されるCD
(Compact Disc)−ROMやFD、等を許容する。
ンピュータに各種処理を実行させるためのプログラムが
ソフトウェアとして事前に格納されたハードウェアであ
れば良く、例えば、コンピュータを一部とする装置に固
定されているROMやHDD(Hard Disc Drive)、コン
ピュータを一部とする装置に着脱自在に装填されるCD
(Compact Disc)−ROMやFD、等を許容する。
【0037】また、本発明で云うコンピュータとは、ソ
フトウェアからなるプログラムを読み取って対応する処
理動作を実行できる装置であれば良く、例えば、CPU
(Central Processing Unit)を主体として、これにRO
MやRAMやI/F等の各種デバイスが必要により接続
された装置などを許容する。
フトウェアからなるプログラムを読み取って対応する処
理動作を実行できる装置であれば良く、例えば、CPU
(Central Processing Unit)を主体として、これにRO
MやRAMやI/F等の各種デバイスが必要により接続
された装置などを許容する。
【0038】なお、本発明でソフトウェアに対応した各
種動作をコンピュータに実行させることは、各種デバイ
スをコンピュータに動作制御させることなども許容す
る。例えば、コンピュータにデータ保存を実行させるこ
とは、コンピュータが事前に接続されているRAM等の
情報記憶媒体に各種データを格納することや、コンピュ
ータが一部として具備している内部メモリに各種データ
を格納することや、本発明の情報記憶媒体がFD等の場
合に、そこにコンピュータが各種データを格納するこ
と、等を許容する。
種動作をコンピュータに実行させることは、各種デバイ
スをコンピュータに動作制御させることなども許容す
る。例えば、コンピュータにデータ保存を実行させるこ
とは、コンピュータが事前に接続されているRAM等の
情報記憶媒体に各種データを格納することや、コンピュ
ータが一部として具備している内部メモリに各種データ
を格納することや、本発明の情報記憶媒体がFD等の場
合に、そこにコンピュータが各種データを格納するこ
と、等を許容する。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4を参照して以下に説明する。なお、図1は本実施
の形態のデータ処理装置の論理構造を示す模式図、図2
は物理構造を示すブロック図、図3(a)は半導体ウェハ
におけるダイと注目欠陥との関係を示す模式的な平面
図、同図(b)は一個の半導体ウェハのダイを注目欠陥の
個数ごとに分類した状態を示す模式図、図4は本実施の
形態のデータ処理装置によるデータ処理方法を示すフロ
ーチャート、である。
し図4を参照して以下に説明する。なお、図1は本実施
の形態のデータ処理装置の論理構造を示す模式図、図2
は物理構造を示すブロック図、図3(a)は半導体ウェハ
におけるダイと注目欠陥との関係を示す模式的な平面
図、同図(b)は一個の半導体ウェハのダイを注目欠陥の
個数ごとに分類した状態を示す模式図、図4は本実施の
形態のデータ処理装置によるデータ処理方法を示すフロ
ーチャート、である。
【0040】本実施の形態のデータ処理装置100は、
いわゆるパーソナルコンピュータからなり、図2に示す
ように、コンピュータの主体となるハードウェアとして
CPU101を具備している。このCPU101には、
バスライン102により、ROM103、RAM10
4、HDD105、FD106が装填されるFDD(FDD
rive)107、CD−ROM108が装填されるCDド
ライブ109、キーボード110、マウス111、ディ
スプレイ112、通信I/F113、等のハードウェア
が接続されている。
いわゆるパーソナルコンピュータからなり、図2に示す
ように、コンピュータの主体となるハードウェアとして
CPU101を具備している。このCPU101には、
バスライン102により、ROM103、RAM10
4、HDD105、FD106が装填されるFDD(FDD
rive)107、CD−ROM108が装填されるCDド
ライブ109、キーボード110、マウス111、ディ
スプレイ112、通信I/F113、等のハードウェア
が接続されている。
【0041】本実施の形態のデータ処理装置100で
は、ROM103、RAM104、HDD105、FD
106、CD−ROM108等のハードウェアが情報記
憶媒体に相当し、これらに各種動作に必要なプログラム
やデータがソフトウェアとして記憶されている。
は、ROM103、RAM104、HDD105、FD
106、CD−ROM108等のハードウェアが情報記
憶媒体に相当し、これらに各種動作に必要なプログラム
やデータがソフトウェアとして記憶されている。
【0042】例えば、CPU101に各種の処理動作を
実行させる制御プログラムは、FD106やCD−RO
M108に事前に格納されている。このようなソフトウ
ェアはHDD105に事前にインストールされており、
データ処理装置100の起動時にRAM104に複写さ
れてCPU101に読み取られる。
実行させる制御プログラムは、FD106やCD−RO
M108に事前に格納されている。このようなソフトウ
ェアはHDD105に事前にインストールされており、
データ処理装置100の起動時にRAM104に複写さ
れてCPU101に読み取られる。
【0043】このようにCPU101が適正なプログラ
ムを読み取って各種の処理動作を実行することにより、
本実施の形態のデータ処理装置100には、図1に示す
ように、データ記憶手段11、データ入力手段12、デ
ータ検索手段13、データ分類手段14、キラー率算出
手段15、等の各種手段が各種機能として論理的に実現
されている。
ムを読み取って各種の処理動作を実行することにより、
本実施の形態のデータ処理装置100には、図1に示す
ように、データ記憶手段11、データ入力手段12、デ
ータ検索手段13、データ分類手段14、キラー率算出
手段15、等の各種手段が各種機能として論理的に実現
されている。
【0044】データ記憶手段11は、CPU101に認
識されるHDD105等の情報記憶媒体の所定の記憶エ
リアなどに相当し、多数のダイ調査データを事前にデー
タ記憶している。このダイ調査データは、一個の半導体
ウェハを区分した複数のダイごとに、少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
もので、実際には、集積回路の製造工程ごと、複数のダ
イからなる一個の半導体ウェハごと、複数の半導体ウェ
ハからなるロットごと、に階層構造でデータ登録されて
いる。
識されるHDD105等の情報記憶媒体の所定の記憶エ
リアなどに相当し、多数のダイ調査データを事前にデー
タ記憶している。このダイ調査データは、一個の半導体
ウェハを区分した複数のダイごとに、少なくとも欠陥の
種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定された
もので、実際には、集積回路の製造工程ごと、複数のダ
イからなる一個の半導体ウェハごと、複数の半導体ウェ
ハからなるロットごと、に階層構造でデータ登録されて
いる。
【0045】データ入力手段12は、RAM104等に
保持されている制御プログラムに対応して動作するCP
U101がキーボード110等による入力データを認識
する機能に相当し、一つの種別の欠陥である注目欠陥を
選定する種別選定データがデータ入力される。
保持されている制御プログラムに対応して動作するCP
U101がキーボード110等による入力データを認識
する機能に相当し、一つの種別の欠陥である注目欠陥を
選定する種別選定データがデータ入力される。
【0046】データ検索手段13は、RAM104等に
保持されている制御プログラムに対応したCPU101
の所定機能に相当し、データ入力手段12にデータ入力
された種別選定データによりデータ記憶手段11から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索する。
保持されている制御プログラムに対応したCPU101
の所定機能に相当し、データ入力手段12にデータ入力
された種別選定データによりデータ記憶手段11から注
目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索する。
【0047】以下の各種手段も、RAM104等に保持
されている制御プログラムに対応したCPU101の所
定機能に相当し、データ分類手段14は、図3に示すよ
うに、データ検索手段13によりデータ検索されたダイ
調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類
し、キラー率算出手段15は、データ分類手段14によ
り分類された複数グループのダイ調査データからキラー
率KR1′を算出する。
されている制御プログラムに対応したCPU101の所
定機能に相当し、データ分類手段14は、図3に示すよ
うに、データ検索手段13によりデータ検索されたダイ
調査データをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類
し、キラー率算出手段15は、データ分類手段14によ
り分類された複数グループのダイ調査データからキラー
率KR1′を算出する。
【0048】より詳細には、キラー率算出手段15は、
第一算出手段21、第二算出手段22、第三算出手段2
3、データ抽出手段24、補正生成手段25、結果補正
手段26からなり、第一算出手段21は、データ分類手
段14により分類された複数グループのダイ調査データ
ごとにキラー率を算出する。
第一算出手段21、第二算出手段22、第三算出手段2
3、データ抽出手段24、補正生成手段25、結果補正
手段26からなり、第一算出手段21は、データ分類手
段14により分類された複数グループのダイ調査データ
ごとにキラー率を算出する。
【0049】第二算出手段22は、第一算出手段21に
より算出された複数グループごとのキラー率から注目欠
陥が一個の場合のキラー率を複数グループごとに算出
し、第三算出手段23は、第二算出手段22により算出
された複数グループごとのキラー率の平均値として一つ
のキラー率を算出する。
より算出された複数グループごとのキラー率から注目欠
陥が一個の場合のキラー率を複数グループごとに算出
し、第三算出手段23は、第二算出手段22により算出
された複数グループごとのキラー率の平均値として一つ
のキラー率を算出する。
【0050】なお、第三算出手段23は、一つのキラー
率を平均値として算出するとき、複数グループごとのキ
ラー率を各々の注目欠陥の個数に対応して重み付けする
ように設定されており、この重み付けは、一個の半導体
ウェハに存在する注目欠陥の総数と複数グループごとの
注目欠陥の総数との割合により、注目欠陥が多数のグル
ープのキラー率ほど重くなるように実行される。
率を平均値として算出するとき、複数グループごとのキ
ラー率を各々の注目欠陥の個数に対応して重み付けする
ように設定されており、この重み付けは、一個の半導体
ウェハに存在する注目欠陥の総数と複数グループごとの
注目欠陥の総数との割合により、注目欠陥が多数のグル
ープのキラー率ほど重くなるように実行される。
【0051】データ抽出手段24は、データ検索手段1
3によりデータ検索されたダイ調査データから、ダイに
注目欠陥が存在しないものを抽出し、補正生成手段25
は、データ抽出手段24により抽出されたダイ調査デー
タから、注目欠陥でない他種欠陥による影響を反映した
補正データを生成する。
3によりデータ検索されたダイ調査データから、ダイに
注目欠陥が存在しないものを抽出し、補正生成手段25
は、データ抽出手段24により抽出されたダイ調査デー
タから、注目欠陥でない他種欠陥による影響を反映した
補正データを生成する。
【0052】結果補正手段26は、第三算出手段23に
より算出されたキラー率を、補正生成手段25により生
成された補正データにより補正するので、これで最終結
果のキラー率KR1′がデータ生成されてディスプレイ
112によりデータ出力される。
より算出されたキラー率を、補正生成手段25により生
成された補正データにより補正するので、これで最終結
果のキラー率KR1′がデータ生成されてディスプレイ
112によりデータ出力される。
【0053】なお、上述のような各種手段21〜26か
らなるキラー率算出手段15は、前述のようにCPU1
01の処理機能に相当するので、実際には上述した各種
手段21〜26による段階的な処理動作を一つの演算処
理で完了するように設定されている。
らなるキラー率算出手段15は、前述のようにCPU1
01の処理機能に相当するので、実際には上述した各種
手段21〜26による段階的な処理動作を一つの演算処
理で完了するように設定されている。
【0054】つまり、キラー率算出手段15は、データ
分類手段14により分類されたダイ調査データから、半
導体ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在す
るダイの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個
の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TGi、半導体ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、 KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−T′))/
(Ti(TG−TG′))]1/i} として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出する。
分類手段14により分類されたダイ調査データから、半
導体ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在す
るダイの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、
注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個
の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数
TGi、半導体ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、 KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−T′))/
(Ti(TG−TG′))]1/i} として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出する。
【0055】上述のような各種手段は、必要によりキー
ボード110やディスプレイ112等のハードウェアを
利用して実現されるが、その主体はRAM104等の情
報記憶媒体に格納されたソフトウェアに対応して、コン
ピュータのハードウェアであるCPU101が動作する
ことにより実現されている。
ボード110やディスプレイ112等のハードウェアを
利用して実現されるが、その主体はRAM104等の情
報記憶媒体に格納されたソフトウェアに対応して、コン
ピュータのハードウェアであるCPU101が動作する
ことにより実現されている。
【0056】このようなソフトウェアは、例えば、キー
ボード110等の入力デバイスからデータ入力されるダ
イ調査データをHDD105等の情報記憶媒体に所定形
式でデータ登録してデータベースを構築すること、キー
ボード110等の入力デバイスによる種別選定データの
データ入力を受け付けること、データ入力された種別選
定データによりHDD105等からダイ調査データをデ
ータ検索すること、データ検索されたダイ調査データを
ダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類すること、分
類されたダイ調査データから、半導体ウェハに存在する
ダイの総数T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製
造結果が良好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存
在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造
結果が良好なダイの個数TGi、半導体ウェハに存在する
注目欠陥の総数N′を検出すること、この検出結果によ
り“KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−
T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目欠陥によ
るキラー率KR1′を算出すること、等の処理動作をC
PU101等に実行させるための制御プログラムとして
RAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
ボード110等の入力デバイスからデータ入力されるダ
イ調査データをHDD105等の情報記憶媒体に所定形
式でデータ登録してデータベースを構築すること、キー
ボード110等の入力デバイスによる種別選定データの
データ入力を受け付けること、データ入力された種別選
定データによりHDD105等からダイ調査データをデ
ータ検索すること、データ検索されたダイ調査データを
ダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類すること、分
類されたダイ調査データから、半導体ウェハに存在する
ダイの総数T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製
造結果が良好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存
在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造
結果が良好なダイの個数TGi、半導体ウェハに存在する
注目欠陥の総数N′を検出すること、この検出結果によ
り“KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−
T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}”として注目欠陥によ
るキラー率KR1′を算出すること、等の処理動作をC
PU101等に実行させるための制御プログラムとして
RAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
【0057】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ処理装置100によるデータ処理方法を以下に
説明する。まず、データ処理装置100のユーザは、回
路製造システム(図示せず)を使用して、半導体ウェハの
多数のダイに同一の集積回路を複数の製造工程で順次形
成する。
のデータ処理装置100によるデータ処理方法を以下に
説明する。まず、データ処理装置100のユーザは、回
路製造システム(図示せず)を使用して、半導体ウェハの
多数のダイに同一の集積回路を複数の製造工程で順次形
成する。
【0058】ただし、この製造工程ごとに欠陥検査装置
(図示せず)を使用し、一個の半導体ウェハの多数のダイ
の各々で、欠陥の種別ごとに個数を調査する。さらに、
製造が完了したICチップも欠陥検査装置で最終検査し
て良品を判定し、一個の半導体ウェハを区分した複数の
ダイごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果
の良否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ処
理装置100のHDD105等にデータ登録する。
(図示せず)を使用し、一個の半導体ウェハの多数のダイ
の各々で、欠陥の種別ごとに個数を調査する。さらに、
製造が完了したICチップも欠陥検査装置で最終検査し
て良品を判定し、一個の半導体ウェハを区分した複数の
ダイごとに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果
の良否とがデータ設定されたダイ調査データをデータ処
理装置100のHDD105等にデータ登録する。
【0059】上述のようにダイ調査データがデータ処理
装置100にデータ登録された状態で、ユーザが特定の
種類の欠陥によるキラー率を調査したい場合、図4に示
すように、そのユーザは一つの種別の欠陥である注目欠
陥を選定する種別選定データをキーボード110等でデ
ータ処理装置100にデータ入力する(ステップS1)。
装置100にデータ登録された状態で、ユーザが特定の
種類の欠陥によるキラー率を調査したい場合、図4に示
すように、そのユーザは一つの種別の欠陥である注目欠
陥を選定する種別選定データをキーボード110等でデ
ータ処理装置100にデータ入力する(ステップS1)。
【0060】すると、このデータ処理装置100は、デ
ータ入力された種別選定データによりHDD105等か
ら注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索し
(ステップS2)、このデータ検索されたダイ調査データ
をダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類する(ステ
ップS3)。
ータ入力された種別選定データによりHDD105等か
ら注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索し
(ステップS2)、このデータ検索されたダイ調査データ
をダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類する(ステ
ップS3)。
【0061】つぎに、データ検索されて分類されたダイ
調査データから、半導体ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、半導体ウェハに存在する注目欠陥の
総数N′を検出する(ステップS4)。
調査データから、半導体ウェハに存在するダイの総数
T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良
好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良
好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイ
の個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好
なダイの個数TGi、半導体ウェハに存在する注目欠陥の
総数N′を検出する(ステップS4)。
【0062】これらのデータ検出が完了すると、 KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−T′))/
(Ti(TG−TG′))]1/i} として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出し(ステッ
プS5)、これをディスプレイ112によりユーザが目
視できる状態に表示出力する(ステップS6)。
(Ti(TG−TG′))]1/i} として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出し(ステッ
プS5)、これをディスプレイ112によりユーザが目
視できる状態に表示出力する(ステップS6)。
【0063】このようにユーザに提示されるキラー率K
R1′は、一個のダイに存在する注目欠陥の個数の影響
を反映した状態に算出されているので、本実施の形態の
データ処理装置100は、一個のダイに複数の注目欠陥
が存在する場合でもキラー率を良好な精度で算出するこ
とができる。
R1′は、一個のダイに存在する注目欠陥の個数の影響
を反映した状態に算出されているので、本実施の形態の
データ処理装置100は、一個のダイに複数の注目欠陥
が存在する場合でもキラー率を良好な精度で算出するこ
とができる。
【0064】特に、注目欠陥の個数ごとに分類した複数
グループごとのキラー率を、一個の半導体ウェハに存在
する注目欠陥の総数と複数グループごとの注目欠陥の総
数との割合により、注目欠陥が多数のグループほど重く
重み付けしてから一つのキラー率を平均値として算出し
ている。
グループごとのキラー率を、一個の半導体ウェハに存在
する注目欠陥の総数と複数グループごとの注目欠陥の総
数との割合により、注目欠陥が多数のグループほど重く
重み付けしてから一つのキラー率を平均値として算出し
ている。
【0065】このため、本実施の形態のデータ処理装置
100は、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響をキラ
ー率の算出結果に的確に反映させることができ、一個の
ダイに複数の注目欠陥が存在する場合のキラー率を極め
て良好な精度で算出することができる。
100は、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響をキラ
ー率の算出結果に的確に反映させることができ、一個の
ダイに複数の注目欠陥が存在する場合のキラー率を極め
て良好な精度で算出することができる。
【0066】さらに、本実施の形態のデータ処理装置1
00は、従来と同様な手法の適用により、注目欠陥でな
い他種欠陥による影響を考慮してキラー率を補正し、ダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響が反映されたキラー
率から他種欠陥による影響を排除するので、さらに良好
な精度でキラー率を算出することができる。
00は、従来と同様な手法の適用により、注目欠陥でな
い他種欠陥による影響を考慮してキラー率を補正し、ダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響が反映されたキラー
率から他種欠陥による影響を排除するので、さらに良好
な精度でキラー率を算出することができる。
【0067】ここで、本実施の形態のデータ処理装置1
00によるキラー率KR1′の算出手法を検証する。ま
ず、i個の注目欠陥が存在するダイの製造結果が不良と
なる確率KRiは、i個の注目欠陥が存在するダイの個
数Tiと、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好な
ダイの個数TGiとにより、 KRi=1−(TGi/Ti) …(4) と定義され、これが第一算出手段21の算出結果に相当
する。
00によるキラー率KR1′の算出手法を検証する。ま
ず、i個の注目欠陥が存在するダイの製造結果が不良と
なる確率KRiは、i個の注目欠陥が存在するダイの個
数Tiと、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好な
ダイの個数TGiとにより、 KRi=1−(TGi/Ti) …(4) と定義され、これが第一算出手段21の算出結果に相当
する。
【0068】i個の注目欠陥が存在するダイの製造結果
が良品となる確率である生存率は“1−KRi”なの
で、そのダイで注目欠陥が一個の場合の生存率は“1−
KRi”の“1/i”乗と想定できる。そこで、ダイに
存在するi個の注目欠陥が一個の場合に製造結果が不良
となる確率であるキラー率KR1iは、 KR1i=1−(1−KRi)1/i …(5) となり、これが第二算出手段22の算出結果に相当す
る。
が良品となる確率である生存率は“1−KRi”なの
で、そのダイで注目欠陥が一個の場合の生存率は“1−
KRi”の“1/i”乗と想定できる。そこで、ダイに
存在するi個の注目欠陥が一個の場合に製造結果が不良
となる確率であるキラー率KR1iは、 KR1i=1−(1−KRi)1/i …(5) となり、これが第二算出手段22の算出結果に相当す
る。
【0069】上述のように算出される一個の注目欠陥の
キラー率KR1iは、ダイに存在する注目欠陥の個数ごと
に算出されるので、この複数グループのキラー率KR1i
を一つに統合する必要がある。その場合、単純に複数の
キラー率KR1iの平均値を算出することも可能である
が、本実施の形態のデータ処理装置100によるデータ
処理方法では、算出精度を向上させるために複数グルー
プのキラー率KR1iを個々に重み付けする。
キラー率KR1iは、ダイに存在する注目欠陥の個数ごと
に算出されるので、この複数グループのキラー率KR1i
を一つに統合する必要がある。その場合、単純に複数の
キラー率KR1iの平均値を算出することも可能である
が、本実施の形態のデータ処理装置100によるデータ
処理方法では、算出精度を向上させるために複数グルー
プのキラー率KR1iを個々に重み付けする。
【0070】そこで、ダイに存在する注目欠陥の個数が
多数であるほどキラー率KR1iの精度が良好と判断し、
注目欠陥の個数が多数のキラー率KR1iほど重く重み付
けする。従って、注目欠陥がi個のキラー率KR1iの重
付係数Pi′は、半導体ウェハに存在する注目欠陥の総
数N′により、 Pi′=Ti・i/N′ …(6) と定義する。
多数であるほどキラー率KR1iの精度が良好と判断し、
注目欠陥の個数が多数のキラー率KR1iほど重く重み付
けする。従って、注目欠陥がi個のキラー率KR1iの重
付係数Pi′は、半導体ウェハに存在する注目欠陥の総
数N′により、 Pi′=Ti・i/N′ …(6) と定義する。
【0071】そして、注目欠陥によるキラー率KR′
は、上述の数式(5)(6)により、 KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi/Ti]1/i} …(7) となり、これが第三算出手段23の算出結果に相当す
る。このように算出されたキラー率KR′は、一個のダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響を反映しているので
精度が良好である。
は、上述の数式(5)(6)により、 KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi/Ti]1/i} …(7) となり、これが第三算出手段23の算出結果に相当す
る。このように算出されたキラー率KR′は、一個のダ
イに存在する注目欠陥の個数の影響を反映しているので
精度が良好である。
【0072】ただし、上述のキラー率KR′は、注目欠
陥でない他種欠陥による影響は考慮していないので、本
実施の形態のデータ処理装置100によるデータ処理方
法では、他種欠陥による影響を考慮した状態に上述のキ
ラー率KR′を補正して最終結果とする。
陥でない他種欠陥による影響は考慮していないので、本
実施の形態のデータ処理装置100によるデータ処理方
法では、他種欠陥による影響を考慮した状態に上述のキ
ラー率KR′を補正して最終結果とする。
【0073】この補正には従来の手法を適用するので、
従来例で説明した数式(3)の二つのパラメータ
“TG′,T′”を“TGi,Ti”に置換すると、i個の
注目欠陥とともに他種欠陥も存在するダイの製造結果が
不良となる確率KRiは、 KRi=1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i …(8) となり、これが補正生成手段25の補正データに相当す
る。
従来例で説明した数式(3)の二つのパラメータ
“TG′,T′”を“TGi,Ti”に置換すると、i個の
注目欠陥とともに他種欠陥も存在するダイの製造結果が
不良となる確率KRiは、 KRi=1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i …(8) となり、これが補正生成手段25の補正データに相当す
る。
【0074】そこで、上述の数式(8)を数式(7)に適用
すると、キラー率KR1′は、 KR1′=Σ(Ti・i/N′)× {1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}…(9) となる。
すると、キラー率KR1′は、 KR1′=Σ(Ti・i/N′)× {1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i}…(9) となる。
【0075】このキラー率KR1′は、本実施の形態の
データ処理装置100の最終結果である結果補正手段2
6の出力結果に相当し、一個のダイに存在する注目欠陥
の個数の影響を反映しているとともに、他種欠陥の存在
による影響も反映しているので、その精度が極めて良好
である。
データ処理装置100の最終結果である結果補正手段2
6の出力結果に相当し、一個のダイに存在する注目欠陥
の個数の影響を反映しているとともに、他種欠陥の存在
による影響も反映しているので、その精度が極めて良好
である。
【0076】なお、本実施の形態のデータ処理装置10
0は、上述のように算出したキラー率KR1′を利用し
て、ICチップの不良原因となる注目欠陥の個数
NF′、注目欠陥のために製造結果が不良となるICチ
ップの個数TF、注目欠陥の影響によるICチップの歩
留りの上限値LY、全種の欠陥の影響によるICチップ
の歩留りの上限値LYall、も算出する。
0は、上述のように算出したキラー率KR1′を利用し
て、ICチップの不良原因となる注目欠陥の個数
NF′、注目欠陥のために製造結果が不良となるICチ
ップの個数TF、注目欠陥の影響によるICチップの歩
留りの上限値LY、全種の欠陥の影響によるICチップ
の歩留りの上限値LYall、も算出する。
【0077】その場合、ICチップの不良原因となる注
目欠陥の個数NF′は、前述の数式(9)により、 NF′=N′・KR1′ …(10) と算出される。
目欠陥の個数NF′は、前述の数式(9)により、 NF′=N′・KR1′ …(10) と算出される。
【0078】また、前述の数式(5)のキラー率KR1iを
数式(9)のキラー率KR1′に置換して変形することに
より、 KRi=1−(1−KR1′)i …(11) となるので、注目欠陥のために製造結果が不良となるI
Cチップの個数TFは、 TF=ΣTi[1−(1−KR1′)i] …(12) と算出される。
数式(9)のキラー率KR1′に置換して変形することに
より、 KRi=1−(1−KR1′)i …(11) となるので、注目欠陥のために製造結果が不良となるI
Cチップの個数TFは、 TF=ΣTi[1−(1−KR1′)i] …(12) と算出される。
【0079】さらに、注目欠陥の影響による歩留りの上
限値LYは、上述の数式(12)により、 LY=(T−TF)/T=1−(TF/T) …(13) と算出される。
限値LYは、上述の数式(12)により、 LY=(T−TF)/T=1−(TF/T) …(13) と算出される。
【0080】そして、全種の欠陥の影響によるICチッ
プの歩留りの上限値LYallは、種別kの注目欠陥の影
響による歩留りの上限値LYkにより、 LYall=ПLYk …(14) と算出される。
プの歩留りの上限値LYallは、種別kの注目欠陥の影
響による歩留りの上限値LYkにより、 LYall=ПLYk …(14) と算出される。
【0081】なお、本発明者は実際にデータ処理装置1
00を試作し、ダイ調査データのモデルデータによりキ
ラー率KR1iの算出精度を調査した。モデルデータは、
一個の半導体ウェハが百個のダイに区分されており、そ
の一個の半導体ウェハに百個の注目欠陥と三十個の致命
的な他種欠陥とをランダムに配置した。
00を試作し、ダイ調査データのモデルデータによりキ
ラー率KR1iの算出精度を調査した。モデルデータは、
一個の半導体ウェハが百個のダイに区分されており、そ
の一個の半導体ウェハに百個の注目欠陥と三十個の致命
的な他種欠陥とをランダムに配置した。
【0082】このように作成したモデルデータでは、約
40%のダイに二個以上の欠陥が存在することとなり、注
目欠陥によるキラー率は0.4で、致命的な注目欠陥の個
数は四十個となった。そこで、このモデルデータから従
来の手法と本実施の形態のデータ処理装置100のデー
タ処理方法とでキラー率などを算出したところ、下記の
表1のような結果となった。
40%のダイに二個以上の欠陥が存在することとなり、注
目欠陥によるキラー率は0.4で、致命的な注目欠陥の個
数は四十個となった。そこで、このモデルデータから従
来の手法と本実施の形態のデータ処理装置100のデー
タ処理方法とでキラー率などを算出したところ、下記の
表1のような結果となった。
【0083】
【表1】
【0084】なお、上述の表1の従来手法は、他種欠陥
による影響を補正したものである。上述の表1から明白
であるように、本実施の形態のデータ処理装置100に
よるデータ処理方法では、従来手法より良好な精度でキ
ラー率等を算出することができる。
による影響を補正したものである。上述の表1から明白
であるように、本実施の形態のデータ処理装置100に
よるデータ処理方法では、従来手法より良好な精度でキ
ラー率等を算出することができる。
【0085】上述のように注目欠陥のキラー率が算出さ
れると、その注目欠陥が他の半導体ウェハから検出され
たとき、その個数から製造結果であるICチップの歩留
りを予測できる。そこで、下記の表2に示すように、本
実施の形態のデータ処理装置100によるICチップの
歩留りの予測精度も調査した。
れると、その注目欠陥が他の半導体ウェハから検出され
たとき、その個数から製造結果であるICチップの歩留
りを予測できる。そこで、下記の表2に示すように、本
実施の形態のデータ処理装置100によるICチップの
歩留りの予測精度も調査した。
【0086】そのモデルデータでは、百個のダイが設定
された一個の半導体ウェハに二十個の上述の注目欠陥と
三十個の致命的な他種欠陥とをランダムに配置した。こ
のモデルデータでは、約5%のダイに二個以上の欠陥が
存在することとなり、致命的な注目欠陥は八個となっ
た。
された一個の半導体ウェハに二十個の上述の注目欠陥と
三十個の致命的な他種欠陥とをランダムに配置した。こ
のモデルデータでは、約5%のダイに二個以上の欠陥が
存在することとなり、致命的な注目欠陥は八個となっ
た。
【0087】
【表2】
【0088】上述の表2から明白であるように、本実施
の形態のデータ処理装置100は、注目欠陥の影響によ
るICチップの歩留り等も、従来手法より良好な精度で
予測できることが確認された。
の形態のデータ処理装置100は、注目欠陥の影響によ
るICチップの歩留り等も、従来手法より良好な精度で
予測できることが確認された。
【0089】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では説明を簡単にするため、
ダイ調査データとして、一個の半導体ウェハから一つの
製造工程で収集されたものを例示した。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では説明を簡単にするため、
ダイ調査データとして、一個の半導体ウェハから一つの
製造工程で収集されたものを例示した。
【0090】しかし、このようなダイ調査データは所望
により各種形態に収集されるもので、一般的には、一個
の半導体ウェハでの複数の製造工程ごと、複数の半導体
ウェハからなるロットごと、複数のロットごと、製造す
るICチップの種別ごと、に収集されてデータ登録され
る。
により各種形態に収集されるもので、一般的には、一個
の半導体ウェハでの複数の製造工程ごと、複数の半導体
ウェハからなるロットごと、複数のロットごと、製造す
るICチップの種別ごと、に収集されてデータ登録され
る。
【0091】そこで、上述のような全部の条件に対応し
た状態でダイ調査データがデータ登録されている場合、
ユーザは、製造するICチップの種別、所望のロット、
そのロットでの所望の半導体ウェハ、その半導体ウェハ
での所望の製造工程、をデータ指定してから注目欠陥を
データ指定すれば良い。
た状態でダイ調査データがデータ登録されている場合、
ユーザは、製造するICチップの種別、所望のロット、
そのロットでの所望の半導体ウェハ、その半導体ウェハ
での所望の製造工程、をデータ指定してから注目欠陥を
データ指定すれば良い。
【0092】また、上記形態ではダイ調査データを複数
グループに分類する注目欠陥の個数の単位を一個とする
ことを例示したが、例えば、零個、一個以上十個以下、
十一個以上二十個以下、…のように注目欠陥の所定個数
を単位としてダイ調査データを複数グループに分類する
ことも可能である。
グループに分類する注目欠陥の個数の単位を一個とする
ことを例示したが、例えば、零個、一個以上十個以下、
十一個以上二十個以下、…のように注目欠陥の所定個数
を単位としてダイ調査データを複数グループに分類する
ことも可能である。
【0093】さらに、上記形態ではダイから最終的に製
造される製品であるICチップの良否を製造結果の良否
としてデータ登録することを例示したが、この製造結果
は製造工程に対応していれば良く、例えば、製造工程ご
とに製造結果の良否を判定してデータ登録することも可
能である。
造される製品であるICチップの良否を製造結果の良否
としてデータ登録することを例示したが、この製造結果
は製造工程に対応していれば良く、例えば、製造工程ご
とに製造結果の良否を判定してデータ登録することも可
能である。
【0094】また、上記形態では一個のダイに存在する
注目欠陥の個数の影響を反映しているとともに、他種欠
陥の存在による影響も反映しているキラー率KR1′
を、 KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−T′))/
(Ti(TG−TG′))]1/i} として算出することを例示した。
注目欠陥の個数の影響を反映しているとともに、他種欠
陥の存在による影響も反映しているキラー率KR1′
を、 KR1′=Σ(Ti・i/N′){1−[(TGi(T−T′))/
(Ti(TG−TG′))]1/i} として算出することを例示した。
【0095】しかし、他種欠陥の存在による影響は考慮
しないキラー率KR′を、 KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi/Ti]1/i} として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
る。同様に、i個の注目欠陥が存在するダイの製造結果
が不良となる確率であるキラー率KRiを、 KRi=1−(TGi/Ti) として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
り、ダイに存在するi個の注目欠陥が一個の場合に製造
結果が不良となる確率であるキラー率KR1iを、 KR1i=1−(1−KRi)1/i として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
る。
しないキラー率KR′を、 KR′=Σ(Ti・i/N′){1−[TGi/Ti]1/i} として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
る。同様に、i個の注目欠陥が存在するダイの製造結果
が不良となる確率であるキラー率KRiを、 KRi=1−(TGi/Ti) として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
り、ダイに存在するi個の注目欠陥が一個の場合に製造
結果が不良となる確率であるキラー率KR1iを、 KR1i=1−(1−KRi)1/i として算出し、これをユーザに提示することも可能であ
る。
【0096】さらに、上記形態ではRAM104等にソ
フトウェアとして格納されている制御プログラムに従っ
てCPU101が動作することにより、データ処理装置
100の各種機能として各種手段が論理的に実現される
ことを例示した。しかし、このような各種手段の各々を
固有のハードウェアとして形成することも可能であり、
一部をソフトウェアとしてRAM104等に格納すると
ともに一部をハードウェアとして形成することも可能で
ある。
フトウェアとして格納されている制御プログラムに従っ
てCPU101が動作することにより、データ処理装置
100の各種機能として各種手段が論理的に実現される
ことを例示した。しかし、このような各種手段の各々を
固有のハードウェアとして形成することも可能であり、
一部をソフトウェアとしてRAM104等に格納すると
ともに一部をハードウェアとして形成することも可能で
ある。
【0097】また、上記形態ではCD−ROM108等
からHDD105に事前にインストールされているソフ
トウェアがデータ処理装置100の起動時にRAM10
4に複写され、このようにRAM104に格納されたソ
フトウェアをCPU101が読み取ることを想定した
が、このようなソフトウェアをHDD105に格納した
ままCPU101に利用させることや、ROM103に
事前に固定的に格納しておくことも可能である。
からHDD105に事前にインストールされているソフ
トウェアがデータ処理装置100の起動時にRAM10
4に複写され、このようにRAM104に格納されたソ
フトウェアをCPU101が読み取ることを想定した
が、このようなソフトウェアをHDD105に格納した
ままCPU101に利用させることや、ROM103に
事前に固定的に格納しておくことも可能である。
【0098】さらに、単体で取り扱える情報記憶媒体で
あるFD106やCD−ROM108にソフトウェアを
格納しておき、このFD106等からHDD105やR
AM104にソフトウェアをインストールすることも可
能であるが、このようなインストールを実行することな
くFD106等からCPU101がソフトウェアを直接
に読み取って処理動作を実行することも可能である。
あるFD106やCD−ROM108にソフトウェアを
格納しておき、このFD106等からHDD105やR
AM104にソフトウェアをインストールすることも可
能であるが、このようなインストールを実行することな
くFD106等からCPU101がソフトウェアを直接
に読み取って処理動作を実行することも可能である。
【0099】つまり、本発明のデータ処理装置100の
各種手段をソフトウェアにより実現する場合、そのソフ
トウェアはCPU101が読み取って対応する動作を実
行できる状態に有れば良い。また、上述のような各種手
段を実現する制御プログラムを、複数のソフトウェアの
組み合わせで形成することも可能であり、その場合、単
体の製品となる情報記憶媒体には、本発明のデータ処理
装置100を実現するための必要最小限のソフトウェア
のみを格納しておけば良い。
各種手段をソフトウェアにより実現する場合、そのソフ
トウェアはCPU101が読み取って対応する動作を実
行できる状態に有れば良い。また、上述のような各種手
段を実現する制御プログラムを、複数のソフトウェアの
組み合わせで形成することも可能であり、その場合、単
体の製品となる情報記憶媒体には、本発明のデータ処理
装置100を実現するための必要最小限のソフトウェア
のみを格納しておけば良い。
【0100】例えば、既存のオペレーティングシステム
が実装されているデータ処理装置100に、CD−RO
M108等の情報記憶媒体によりアプリケーションソフ
トを提供するような場合、本発明のデータ処理装置10
0の各種手段を実現するソフトウェアは、アプリケーシ
ョンソフトとオペレーティングシステムとの組み合わせ
で実現されるので、オペレーティングシステムに依存す
る部分のソフトウェアは情報記憶媒体のアプリケーショ
ンソフトから省略することができる。
が実装されているデータ処理装置100に、CD−RO
M108等の情報記憶媒体によりアプリケーションソフ
トを提供するような場合、本発明のデータ処理装置10
0の各種手段を実現するソフトウェアは、アプリケーシ
ョンソフトとオペレーティングシステムとの組み合わせ
で実現されるので、オペレーティングシステムに依存す
る部分のソフトウェアは情報記憶媒体のアプリケーショ
ンソフトから省略することができる。
【0101】また、このように情報記憶媒体に記述した
ソフトウェアをCPU101に供給する手法は、その情
報記憶媒体をデータ処理装置100に直接に装填するこ
とに限定されない。例えば、上述のようなソフトウェア
をホストコンピュータの情報記憶媒体に格納しておき、
このホストコンピュータを通信ネットワークで端末コン
ピュータに接続し、ホストコンピュータから端末コンピ
ュータにデータ通信でソフトウェアを供給することも可
能である。
ソフトウェアをCPU101に供給する手法は、その情
報記憶媒体をデータ処理装置100に直接に装填するこ
とに限定されない。例えば、上述のようなソフトウェア
をホストコンピュータの情報記憶媒体に格納しておき、
このホストコンピュータを通信ネットワークで端末コン
ピュータに接続し、ホストコンピュータから端末コンピ
ュータにデータ通信でソフトウェアを供給することも可
能である。
【0102】上述のような場合、端末コンピュータが自
身の情報記憶媒体にソフトウェアをダウンロードした状
態でスタンドアロンの処理動作を実行することも可能で
あるが、ソフトウェアをダウンロードすることなくホス
トコンピュータとのリアルタイムのデータ通信により処
理動作を実行することも可能である。この場合、ホスト
コンピュータと端末コンピュータとを通信ネットワーク
で接続したシステム全体が、本発明のデータ処理装置に
相当することになる。
身の情報記憶媒体にソフトウェアをダウンロードした状
態でスタンドアロンの処理動作を実行することも可能で
あるが、ソフトウェアをダウンロードすることなくホス
トコンピュータとのリアルタイムのデータ通信により処
理動作を実行することも可能である。この場合、ホスト
コンピュータと端末コンピュータとを通信ネットワーク
で接続したシステム全体が、本発明のデータ処理装置に
相当することになる。
【0103】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】本発明の第一のデータ処理装置によるデー
タ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手段
に事前にデータ登録しておき、一つの種別の欠陥である
注目欠陥を選定する種別選定データがデータ入力手段に
データ入力されると、このデータ入力された種別選定デ
ータによりデータ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ
調査データをデータ検索手段がデータ検索し、このデー
タ検索されたダイ調査データからキラー率算出手段が、
i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の注目
欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェ
ハに存在する注目欠陥の総数N′を検出し、“KR′=
Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i]”として注目欠
陥によるキラー率KR′を算出することにより、ダイに
存在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキラー
率を算出することができるので、従来より良好な精度で
キラー率を算出することができる。
タ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手段
に事前にデータ登録しておき、一つの種別の欠陥である
注目欠陥を選定する種別選定データがデータ入力手段に
データ入力されると、このデータ入力された種別選定デ
ータによりデータ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ
調査データをデータ検索手段がデータ検索し、このデー
タ検索されたダイ調査データからキラー率算出手段が、
i個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の注目
欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェ
ハに存在する注目欠陥の総数N′を検出し、“KR′=
Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i]”として注目欠
陥によるキラー率KR′を算出することにより、ダイに
存在する注目欠陥の個数の影響を反映した一つのキラー
率を算出することができるので、従来より良好な精度で
キラー率を算出することができる。
【0112】本発明の第二のデータ処理装置によるデー
タ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手段
に事前にデータ登録しておき、一つの種別の欠陥である
注目欠陥を選定する種別選定データがデータ入力手段に
データ入力されると、このデータ入力された種別選定デ
ータによりデータ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ
調査データをデータ検索手段がデータ検索し、このデー
タ検索されたダイ調査データからキラー率算出手段が、
ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在するダ
イの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、注目
欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TG′、i
個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の注目欠
陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハ
に存在する注目欠陥の総数N′を検出し、“KR1′=
Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−
TG′))]1/i]”として注目欠陥によるキラー率KR1′
を算出することにより、ダイに存在する注目欠陥の個数
の影響を反映するとともに、注目欠陥でない他種欠陥に
よる影響を排除したキラー率を算出することができるの
で、従来より良好な精度でキラー率を算出することがで
きる。
タ処理方法では、一個のウェハを区分した複数のダイご
とに少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否
とがデータ設定されたダイ調査データをデータ記憶手段
に事前にデータ登録しておき、一つの種別の欠陥である
注目欠陥を選定する種別選定データがデータ入力手段に
データ入力されると、このデータ入力された種別選定デ
ータによりデータ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ
調査データをデータ検索手段がデータ検索し、このデー
タ検索されたダイ調査データからキラー率算出手段が、
ウェハに存在するダイの総数T、注目欠陥が存在するダ
イの個数T′、製造結果が良好なダイの個数TG、注目
欠陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TG′、i
個の注目欠陥が存在するダイの個数Ti、i個の注目欠
陥が存在して製造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハ
に存在する注目欠陥の総数N′を検出し、“KR1′=
Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−
TG′))]1/i]”として注目欠陥によるキラー率KR1′
を算出することにより、ダイに存在する注目欠陥の個数
の影響を反映するとともに、注目欠陥でない他種欠陥に
よる影響を排除したキラー率を算出することができるの
で、従来より良好な精度でキラー率を算出することがで
きる。
【0113】
【0114】本発明の第一の情報記憶媒体に格納されて
いるプログラムをコンピュータに読み取らせて対応する
処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個の
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別の
欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデータ
入力を受け付け、このデータ入力された種別選定データ
により注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索
し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在
する注目欠陥の個数ごとに分類し、この分類されたダイ
調査データから、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]
1/i]”として注目欠陥によるキラー率KR′を算出する
ことにより、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率を算出することができるので、従
来より良好な精度でキラー率を算出することができる。
いるプログラムをコンピュータに読み取らせて対応する
処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個の
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別の
欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデータ
入力を受け付け、このデータ入力された種別選定データ
により注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索
し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在
する注目欠陥の個数ごとに分類し、この分類されたダイ
調査データから、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、“KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]
1/i]”として注目欠陥によるキラー率KR′を算出する
ことにより、ダイに存在する注目欠陥の個数の影響を反
映した一つのキラー率を算出することができるので、従
来より良好な精度でキラー率を算出することができる。
【0115】本発明の第二の情報記憶媒体に格納されて
いるプログラムをコンピュータに読み取らせて対応する
処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個の
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別の
欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデータ
入力を受け付け、このデータ入力された種別選定データ
により注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索
し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在
する注目欠陥の個数ごとに分類し、この分類されたダイ
調査データから、ウェハに存在するダイの総数T、注目
欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良好なダイ
の個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、“KR1′=Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−
T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i]”として注目欠陥によ
るキラー率KR1′を算出することにより、ダイに存在
する注目欠陥の個数の影響を反映するとともに、注目欠
陥でない他種欠陥による影響を排除したキラー率を算出
することができるので、従来より良好な精度でキラー率
を算出することができる。
いるプログラムをコンピュータに読み取らせて対応する
処理動作を実行させると、このコンピュータは、一個の
ウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠陥の種
別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定されたダ
イ調査データをデータ保存し、この状態で一つの種別の
欠陥である注目欠陥を選定する種別選定データのデータ
入力を受け付け、このデータ入力された種別選定データ
により注目欠陥に対応したダイ調査データをデータ検索
し、このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在
する注目欠陥の個数ごとに分類し、この分類されたダイ
調査データから、ウェハに存在するダイの総数T、注目
欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良好なダイ
の個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、“KR1′=Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−
T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i]”として注目欠陥によ
るキラー率KR1′を算出することにより、ダイに存在
する注目欠陥の個数の影響を反映するとともに、注目欠
陥でない他種欠陥による影響を排除したキラー率を算出
することができるので、従来より良好な精度でキラー率
を算出することができる。
【図1】本発明の実施の一形態のデータ処理装置である
データ処理装置の論理構造を示す模式図である。
データ処理装置の論理構造を示す模式図である。
【図2】データ処理装置の物理構造を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】(a)は半導体ウェハにおけるダイと注目欠陥と
の関係を示す模式的な平面図であり、(b)は一個の半導
体ウェハのダイを注目欠陥の個数ごとに分類した状態を
示す模式図である。
の関係を示す模式的な平面図であり、(b)は一個の半導
体ウェハのダイを注目欠陥の個数ごとに分類した状態を
示す模式図である。
【図4】本実施の形態のデータ処理装置によるデータ処
理方法を示すフローチャート、データ処理装置によるデ
ータ処理方法を示すフローチャートである。
理方法を示すフローチャート、データ処理装置によるデ
ータ処理方法を示すフローチャートである。
【図5】(a)は半導体ウェハにおけるダイと注目欠陥と
の関係を示す模式的な平面図であり、(b)は一個の半導
体ウェハのダイを四つの状態に分類した状態を示す模式
図である。
の関係を示す模式的な平面図であり、(b)は一個の半導
体ウェハのダイを四つの状態に分類した状態を示す模式
図である。
11 データ記憶手段 12 データ入力手段 13 データ検索手段 14 データ分類手段 15 キラー率算出手段 21 第一算出手段 22 第二算出手段 23 第三算出手段 24 データ抽出手段 25 補正生成手段 26 結果補正手段 100 データ処理装置 101 コンピュータであるCPU 103 情報記憶媒体であるROM 104 情報記憶媒体であるRAM 105 情報記憶媒体であるHDD 106 情報記憶媒体であるFD 108 情報記憶媒体であるCD−ROM
Claims (6)
- 【請求項1】 一個のウェハを区分した複数のダイごと
に少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否と
がデータ設定されたダイ調査データを事前にデータ登録
しておき、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータのデータ入力を受け付け、 このデータ入力された種別選定データにより注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索し、 このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在する
注目欠陥の個数ごとに分類し、 この分類されたダイ調査データから、i個の注目欠陥が
存在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目
欠陥の総数N′を検出し、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出するように
したデータ処理方法。 - 【請求項2】 一個のウェハを区分した複数のダイごと
に少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否と
がデータ設定されたダイ調査データを事前にデータ登録
しておき、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータのデータ入力を受け付け、 このデータ入力された種別選定データにより注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索し、 このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在する
注目欠陥の個数ごとに分類し、 この分類されたダイ調査データから、ウェハに存在する
ダイの総数T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製
造結果が良好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存
在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造
結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠
陥の総数N′を検出し、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するよう
にしたデータ処理方法。 - 【請求項3】 一個のウェハを区分した複数のダイごと
に少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否と
がデータ設定されたダイ調査データが事前にデータ登録
されているデータ記憶手段と、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータがデータ入力されるデータ入力手段と、 該データ入力手段にデータ入力された種別選定データに
より前記データ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ調
査データをデータ検索するデータ検索手段と、 該データ検索手段によりデータ検索されたダイ調査デー
タをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類するデー
タ分類手段と、 該データ分類手段により分類された複数グループのダイ
調査データから、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出するキラー
率算出手段と、 を具備しているデータ処理装置。 - 【請求項4】 一個のウェハを区分した複数のダイごと
に少なくとも欠陥の種別ごとの個数と製造結果の良否と
がデータ設定されたダイ調査データが事前にデータ登録
されているデータ記憶手段と、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータがデータ入力されるデータ入力手段と、 該データ入力手段にデータ入力された種別選定データに
より前記データ記憶手段から注目欠陥に対応したダイ調
査データをデータ検索するデータ検索手段と、 該データ検索手段によりデータ検索されたダイ調査デー
タをダイに存在する注目欠陥の個数ごとに分類するデー
タ分類手段と、 該データ分類手段により分類された複数グループのダイ
調査データから、ウェハに存在するダイの総数T、注目
欠陥が存在するダイの個数T′、製造結果が良好なダイ
の個数TG、注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TG′、i個の注目欠陥が存在するダイの個数
Ti、i個の注目欠陥が存在して製造結果が良好なダイ
の個数TGi、ウェハに存在する注目欠陥の総数N′を検
出し、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するキラ
ー率算出手段と、 を具備しているデータ処理装置。 - 【請求項5】 コンピュータが読取自在なソフトウェア
が格納されている情報記憶媒体であって、 一個のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠
陥の種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定さ
れたダイ調査データをデータ保存すること、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータのデータ入力を受け付けること、 このデータ入力された種別選定データにより注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索すること、 このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在する
注目欠陥の個数ごとに分類すること、 この分類されたダイ調査データから、i個の注目欠陥が
存在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目
欠陥の総数N′を検出すること、 KR′=Σ(Ti・i/N′)[1−[TGi/Ti]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR′を算出すること、 を前記コンピュータに実行させるためのプログラムが格
納されていることを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項6】 コンピュータが読取自在なソフトウェア
が格納されている情報記憶媒体であって、 一個のウェハを区分した複数のダイごとに少なくとも欠
陥の種別ごとの個数と製造結果の良否とがデータ設定さ
れたダイ調査データをデータ保存すること、 一つの種別の欠陥である注目欠陥を選定する種別選定デ
ータのデータ入力を受け付けること、 このデータ入力された種別選定データにより注目欠陥に
対応したダイ調査データをデータ検索すること、 このデータ検索されたダイ調査データをダイに存在する
注目欠陥の個数ごとに分類すること、 この分類されたダイ調査データから、ウェハに存在する
ダイの総数T、注目欠陥が存在するダイの個数T′、製
造結果が良好なダイの個数TG、注目欠陥が存在して製
造結果が良好なダイの個数TG′、i個の注目欠陥が存
在するダイの個数Ti、i個の注目欠陥が存在して製造
結果が良好なダイの個数TGi、ウェハに存在する注目欠
陥の総数N′を検出すること、 KR1′= Σ(Ti・i/N′)[1−[(TGi(T−T′))/(Ti(TG−TG′))]1/i] として注目欠陥によるキラー率KR1′を算出するこ
と、 を前記コンピュータに実行させるためのプログラムが格
納されていることを特徴とする情報記憶媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10676899A JP3267580B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | データ処理方法および装置、情報記憶媒体 |
US09/544,284 US6496788B1 (en) | 1999-04-14 | 2000-04-06 | Data processing method and apparatus to determine killer ratio based on a variety of defect types |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10676899A JP3267580B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | データ処理方法および装置、情報記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000298595A JP2000298595A (ja) | 2000-10-24 |
JP3267580B2 true JP3267580B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=14442096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10676899A Expired - Fee Related JP3267580B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | データ処理方法および装置、情報記憶媒体 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3267580B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2006284522A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 歩留予測装置、不良率予測装置、外観検査装置、歩留予測方法、及び不良率予測方法 |
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AU2002343545A1 (en) * | 2001-10-19 | 2003-06-10 | Auburn University | Estimating reliability of components for testing and quality optimization |
KR100429883B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2004-05-03 | 삼성전자주식회사 | 순수 결함에 의한 불량 발생 확률 측정방법, 순수 결함에서 추출한 패턴 파라미터의 분류를 이용한 결함 제한 수율 측정 방법, 순수 결함에 의한 불량 발생 확률 및 결함 제한 수율을 측정하기 위한 시스템 |
US20080319568A1 (en) * | 2007-06-22 | 2008-12-25 | International Business Machines Corporation | Method and system for creating array defect paretos using electrical overlay of bitfail maps, photo limited yield, yield, and auto pattern recognition code data |
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JPH09199551A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | インライン検査用検査データ解析処理装置 |
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US6185707B1 (en) * | 1998-11-13 | 2001-02-06 | Knights Technology, Inc. | IC test software system for mapping logical functional test data of logic integrated circuits to physical representation |
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-
1999
- 1999-04-14 JP JP10676899A patent/JP3267580B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-04-06 US US09/544,284 patent/US6496788B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006284522A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 歩留予測装置、不良率予測装置、外観検査装置、歩留予測方法、及び不良率予測方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000298595A (ja) | 2000-10-24 |
US6496788B1 (en) | 2002-12-17 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |