JP2005277315A - 強誘電体メモリ素子およびその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強誘電体メモリ素子形成プロセスにおいて発生する水素雰囲気によって、強誘電体層が還元ダメージを受けない強誘電体メモリ素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】強誘電体キャパシタを水素バリア膜で被覆すると同時に、この強誘電体キャパシタの上電極上に設けられたコンタクトホールの内壁にも水素バリア膜を被覆し、コンタクトホールから強誘電体キャパシタへの水素浸入を防止する。
【選択図】 図9

Description

本発明は強誘電体メモリ素子の製造方法に関する。
強誘電体特有の自発分極を利用した不揮発性メモリ素子(強誘電体メモリ素子)は、その高速書き込み/読み出し、低電圧動作等の特徴から、既存の不揮発性メモリのみならず、SRAM(スタティックRAM)やDRAM等の殆どのメモリに置き換わる可能性を秘めた究極のメモリとして注目されている。強誘電体材料としては数々の候補が挙げられているが、中でもチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)をはじめとするペロブスカイト型酸化物やSrBi2Ta29等のビスマス層状化合物が極めて優れた強誘電特性を示すため有望視されている。
一般に上述の酸化物材料をキャパシタ絶縁層として用いる場合、上電極形成後に、各メモリ素子間の電気的絶縁を主目的としてSiO2等の層間絶縁膜で被覆される。その成膜手法としては、段差被覆性に優れるCVD(Chemical Vapor Deposition)法をもちいるのが一般的である。ところがこのような成膜手法をもちいると、反応副生成物として水素が発生する。特に活性化した水素がSiO2及び上電極を透過して強誘電体薄膜まで到達すると、その還元作用によって強誘電体の結晶性が損なわれ、電気特性が著しく劣化してしまう。また、スイッチング素子としてのMOSトランジスタは、素子製造工程で発生するシリコン単結晶中の格子欠陥によって特性が劣化するため、最終段階において水素混合窒素ガス中で熱処理を施す必要がある。ところがこの工程における水素濃度は上述の層間絶縁膜形成時にくらべてさらに高濃度であり、強誘電体薄膜に与えるダメージはより深刻となる。
このような水素による強誘電体キャパシタの還元劣化を防止するため、強誘電体薄膜キャパシタを形成後、これを覆うように保護膜を成膜して水素の侵入を阻止する方法が試みられている。この保護膜は一般的に水素バリア膜と称されている。この保護膜の存在によって、層間絶縁膜形成時の水素雰囲気から強誘電体キャパシタが隔離されるため、電気特性の初期値からの劣化を防止することができる。
しかしながら、配線によって上部電極と電気的接続をおこなうためには、強誘電体キャパシタの上部電極上にコンタクトホールを形成する必要がある。すなわちこのコンタクト部では水素バリア膜も除去されてしまうため、配線層の形成以降に発生する水素雰囲気からキャパシタを保護できないという問題点があった。この問題を解決する一手段としてしばしば、上部電極自身に水素バリア機能を備える方法が挙げられる。導電性である酸化物材料が精力的に研究され、IrOxはその代表例である。ところが強誘電体材料の種類によってはイリジウムの酸化膜を上部電極としてもちいるとキャパシタの初期特性が確保できない場合がある。白金を用いる場合は初期特性を確保できるものの、水素に対して触媒作用を発現するため強誘電体の結晶性を著しく損ねてしまう。配線層の形成時に生じたキャパシタのダメージは酸素雰囲気における加熱などリカバリー処理によって回復が可能であるが、コンタクトホールが開口している以上、さらに後工程で水素が発生すると、再度還元ダメージが生じてしまうという問題点があった。
本発明の強誘電体メモリ素子は、上部電極が水素バリア機能を発現する材料ではなくても、強誘電体層への還元ダメージを抑止できる素子構造を提供することを目的としている。また、本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、上部電極として水素バリア機能を有する材料をもちいなくても、プロセスに起因した強誘電体薄膜の還元劣化を防止することを目的としている。
本発明の強誘電体メモリ素子は、1)半導体基板上に形成された下部電極、酸化物強誘電体薄膜および上部電極で構成される強誘電体キャパシタと、2)前記強誘電体キャパシタ上に形成された層間絶縁膜と、3)前記層間絶縁膜の前記上部電極上に開口されたコンタクトホールと、4)前記コンタクトホールを介して前記上部電極と接続される配線層とを有する強誘電体メモリ素子において、前記コンタクトホールの内壁に水素バリア機能を有する薄膜が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、配線層の形成時に発生する水素のうち、前記層間絶縁膜を通過してコンタクトホール内へ浸入してくる水素を遮断できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記層間絶縁膜上に水素バリア機能を有する薄膜が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記層間絶縁膜表面からの水素浸入を防止できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記配線層の表面が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする。
上記構成によれば、配線層の形成時に発生する水素が配線層上面からコンタクトホール内へ浸入するのを防ぐことができるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記配線層の側面が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする請求項2記載の強誘電体メモリ素子。
上記構成によれば、配線層形成以降の工程で発生した水素が、配線層側面からコンタクトホール内へ浸入するのを防止できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記配線層が貴金属で構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、配線層形成後に前記強誘電体キャパシタを高温で加熱することによって特性を回復させることができるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記配線層の最下層にイリジウムの酸化物が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、配線層の形成後に配線層へ浸入した水素が、コンタクトホールを経由して強誘電体キャパシタの上部電極へ到達するのを防止できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記強誘電体キャパシタの側壁が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記層間絶縁膜の形成時に発生する水素から強誘電体キャパシタを保護できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記強誘電体キャパシタの下部に水素バリア機能を有する薄膜が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記強誘電体キャパシタを形成した後に発生する水素が、強誘電体キャパシタの下部から強誘電体に到達するのを防止できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記水素バリア機能を有する薄膜がアルミニウム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、マグネシウムあるいはタンタルのいずれかの元素をひとつ以上含有する酸化物であることを特徴とする。
上記構成によれば、もっとも優れた水素バリア機能が得られるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子は、前記層間絶縁膜の前記強誘電体キャパシタに接触する領域が03-TEOS SiO2膜であることを特徴とする。
上記構成によれば、前記層間絶縁膜の形成時における水素ダメージを低減できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、1)半導体基板上に下部電極、酸化物強誘電体薄膜および上部電極を積層した後、これをパターニングして強誘電体キャパシタを形成する工程2)前記強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜を堆積する工程、3)前記層間絶縁膜の前記上部電極上にコンタクトホールを開口する工程、4)水素バリア機能を有する薄膜を前記層間絶縁膜上および前記コンタクトホール内に被覆する工程、5)前記水素バリア機能を有する薄膜をエッチバックして前記コンタクトホールの底部に被覆された前記水素バリア機能を有する薄膜を除去する工程、6)前記コンタクトホールに導電性材料を堆積して前記上部電極と接続される配線層とを形成する工程を含むことを特徴とする。
上記方法によれば、前記配線層の形成時に発生した水素のうち、前記層間絶縁膜を浸透・通過してコンタクトホール内へ浸入してくる水素を遮断できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記5)工程の前に予め前記コンタクトホール開口部以外はレジストで被覆することを特徴とする。
上記方法によれば、前記水素バリア機能を有する薄膜が前記層間絶縁膜上に残るため、後工程において発生する水素が前記層間絶縁膜表面から侵入してくるのを防止できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記4)工程において、水素バリア機能を有する薄膜はAtomic-Layer CVD(原子層堆積法)によっておこなわれることを特徴とする。
上記方法によれば、前記コンタクトホールの内壁へもカバレッジ良く水素バリア機能を有する薄膜を被覆できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記Atomic-Layer CVD(原子層堆積法)において、有機原料の酸化剤としてオゾンをもちいることを特徴とする。
上記方法によれば、前記水素バリア機能を有する薄膜の膜質を高めることができると同時に、前記Atomic-Layer CVDのプロセスが前記強誘電体キャパシタの特性に悪影響を与えないという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記3)工程の後に前記半導体基板を酸素雰囲気において加熱することを特徴とする。
上記方法によれば、前記コンタクトホール開口時にダメージを受けた前記強誘電体キャパシタの特性を回復することができるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記加熱は前記酸化物強誘電体薄膜の結晶化温度以下でおこなわれることを特徴とする。
上記方法によれば、前記半導体基板の素子にダメージを与えることなく前記強誘電体キャパシタの特性を回復できるという効果を有する。
本発明の強誘電体メモリ素子の製造方法は、前記6)工程において導電性材料の上に連続して水素バリア機能を有する薄膜を形成することを特徴とする。
上記方法によれば、前記配線層の上面に水素バリア機能を有する薄膜が形成されているため、配線層のパターニング時に発生する水素が配線層上面から前記コンタクトホール側へ浸入するのを防止できるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
はじめに強誘電体薄膜素子の積層過程を模式的に説明する。
スイッチングトランジスタが形成された半導体基板100上にリソグラフィ工程により、コンタクトホール形成用のレジストパターンを形成後、ドライエッチング法によりコンタクトホールを開口した。Chemical Vapor Deposition(CVD)法によりタングステン膜を堆積した後、化学的機械的研磨によりタングステン膜を研磨し、コンタクトホール内にタングステンプラグ101を形成した。
次に下電極とタングステンプラグ101とのバリアメタル層102として窒化チタン膜をスパッタリング法により成膜した。この上に下部電極としてイリジウム酸化膜103および白金104を積層した。以上の工程によって得られた積層構造を図1に示す。
白金104の上にスピンコート法によって鉛、チタンおよびジルコニウムを含む有機溶液を塗布し、乾燥をおこなうことにより前駆体膜を得た。このスピンコートと乾燥の工程は前駆体膜が所望の膜厚に達するまで繰り返した。最後に525℃で5分間の酸素アニール処理を施すことにより、結晶性薄膜であるPb(Zr,Ti)03(以下PZTと表記)105を得た(図2)。この上にスパッタリング法により上部電極として白金106を成膜した(図3)。
次に、下部電極、PZT薄膜および上部電極を所望サイズにパターニングすることによりPZT薄膜キャパシタ107を形成した(図4)。再度酸素雰囲気における675℃-5分のアニール処理を施した後、このキャパシタ表面を被覆するように水素バリア膜として、AlOx薄膜108を成膜した。成膜手法としては、スパッタリング法やCVD法、原子層堆積法 Atomic Layer CVD(ALCVD)法を挙げることができる(図5)。
AlOx薄膜108上にプラズマ化学気相成長法によりTEOS(Tetraethylorthosilicate)-SiO2膜109を堆積した。強誘電体薄膜キャパシタの上部電極と電気的コンタクトを得るための開口部を形成した(図6)。次に基板加熱をおこなった。これは層間絶縁膜中に含有される水分の放出を目的としている。層間絶縁膜がオゾンTEOS-SiO2膜であればPZT薄膜キャパシタ形成後のアニール条件で加熱するのが望ましい。本実施例においては675℃で5分間、酸素雰囲気における熱処理を施した。また層間絶縁膜がプラズマTEOS-SiO2膜であれば、水分含有量はオゾンTEOS-SiO2膜にくらべて少ないので、処理温度はこの温度以下で良い。この加熱は水分の放出ではなく、むしろPZT薄膜キャパシタに加えられたプラズマダメージを回復することが目的となる。
開口部(コンタクトホール)の内部と前記TEOS-SiO2膜上に再びAlOx薄膜110を堆積した(図7)。ここでは成膜手法としてALCVD法をもちいることが望ましい。コンタクトホールはドライエッチングによって形成されているため、内壁はほぼ垂直であり、この壁面にAlOx薄膜を形成することはきわめて難しい。その点、ALCVD法は優れたステップカバレッジを約束してくれるため、コンタクトホール内壁にもTEOS-SiO2膜上と同じ膜厚でAlOxを形成することが可能となる。
次にレジストのコーティングを省略して、前面エッチングをおこなった。すなわちこの工程ではAlOx薄膜がエッチングされる。しかしながらエッチング量は面内均一ではなく選択的となる。具体的にはコンタクトホール内壁に被覆されたAlOxはエッチングが進まず、一方、TEOS-SiO2上とコンタクトホール底部のAlOx薄膜が除去される。先にとTEOS-SiO2膜コンタクトホール底部のAlOx薄膜が除去された段階でエッチングを停止することによって、図8に示されるように、コンタクトホール内壁にのみAlOx薄膜が残される。白金で配線111を形成することによって、PZT薄膜キャパシタ107の上部電極と電気的なコンタクトが得られる。得られた素子構造を図9に示す。これは特にスタック型と呼ばれ、メモリセルの高集積化にきわめて有利なメモリセル構造のひとつである(試料1)。
一方、比較のため従来法により試料を作製した。すなわちコンタクトホール内部に形成するAlOx薄膜110を省略した。図10に素子の形状を模式的に示す。図9と比較して異なるのは、コンタクトホール内壁のAlOx薄膜の有無のみであり、他のプロセスは共通である(試料2)。
それぞれの作製方法で得られたメモリ素子の特性を比較することにした。ここでは強誘電体薄膜キャパシタの強誘電特性に注目することにした。上下電極間に適当な交流電圧を印加したとき、上下電極には印加電圧の大きさと向きに依存してある一定量の電荷が誘起される。この様子をモニターするため、横軸に印加電圧、縦軸に電荷量をプロットすると分極軸の反転に起因した強誘電体特有のヒステリシスループが得られる。電圧ゼロのときの分極量は残留分極量と称され、この値の大きいほど電荷量すなわち信号が大きく、読み出しに有利であるといえる。
図11はPZTキャパシタを形成した直後のヒステリシスループを示す。図12と図13にはそれぞれ試料1ならびに試料2で得られたヒステリシスループを示す。図から明らかなように、試料1ではPZTキャパシタ形成直後と比較して強誘電特性の劣化が少ない。一方、試料2ではヒステリシスループが細り、大幅な特性劣化の生じていることがわかる。両試料の製造工程の違いによって加工工程後に大きな特性差が現れることが明らかになった。すなわちコンタクトホール内壁のAlOx薄膜110の有無に依存して、プロセス劣化の程度が大きく異なったと考えられる。
本実施例に記載した強誘電体メモリの作製方法においては、配線111の形成工程で発生する水素がキャパシタの特性劣化を引き起こす大きな要因である。発生した水素は、TEOS-SiO2薄膜109表面から内部に拡散し、一定量はコンタクトホール周辺へ到達する。ところが試料1においては、PZT薄膜キャパシタ107の側壁と同時にコンタクトホール内壁もAlOx薄膜で被覆されているため、コンタクトホール内部へ水素が侵入することができない。このため水素がPZT薄膜キャパシタまで達することがないため、配線111形成後もPZTの特性劣化がほとんど生じない。一方、試料2においては、コンタクトホール内壁にAlOx薄膜が配置されていないため、ここから水素が浸入し、PZT薄膜キャパシタの上部電極まで達する。ここで上部電極の触媒作用によって活性化した水素がPZT薄膜まで到達し、PZTの強誘電特性が著しく損なわれたものと考えられる。
配線111の形成工程で発生する水素がPZT薄膜へ到達するのを防止するためには、コンタクトホール内部にAlOx薄膜110を水素バリア膜として配置することがきわめて重要であることがわかった。
実施例1と同様の方法によって、AlOx薄膜110まで形成した(図14)。次にAlOx薄膜110上にレジストをコーティングして露光し、コンタクトホール部のみ開口した(図15)。この状態でドライエッチングによってコンタクトホール底部のAlOx薄膜110を除去した。レジストを剥離して得られる素子構造が図16に示される。白金によって配線111を形成した(図17)。これを試料3とする。実施例1における試料1(図9)と比較して異なるのは、配線111の下にAlOx薄膜110が配置されていることである。この素子構造の違いがPZT薄膜キャパシタ107の特性に与える差をしらべた。ここではキャパシタの強誘電特性を比較するため、両試料でヒステリシスループを得た。試料3と試料1で得られた結果をそれぞれ図18と図19に示す。
図から明らかなように、試料3では初期特性(図11)とまったく変わらないヒステリシスループが得られている。すなわち配線111の形成工程を経ても、PZT薄膜キャパシタ107に特性劣化がまったく生じないことがわかった。
試料3では、配線111の下にAlOx薄膜110が配置されているため、配線111の形成工程で発生した水素がTEOS-SiO2薄膜109表面から内部へ浸透しなかったものと考えられる。このためPZT薄膜キャパシタ107まで到達する水素はほとんど存在せず、初期状態からの特性劣化は完全に防止された。コンタクトホール内壁と同時に、TEOS-SiO2薄膜109上(配線111の下)にもAlOx薄膜110を配置することは、PZT薄膜キャパシタ107を水素雰囲気から完全遮断する上できわめて効果的であることが確認された。
実施例1および実施例2においては、配線111として白金をもちいている。この白金表面には、水素バリア機能を有する薄膜を配置することが可能である。具体的にはAlOx薄膜を配置することで、配線111形成後に後工程で発生する水素が配線111内部へ浸入するのを防止することが可能となる。白金の成膜には一般的にスパッタリング法が用いられるが、このときAlOxも連続成膜する。すなわち白金とAlOxを積層した後にパターニングすることで、図20に示されるように白金配線とオンラインでAlOxを積層することが可能となる。図20で示される素子の断面に直交する断面を図21に示す。
また、配線111を形成した後に水素バリア機能を有する薄膜としてAlOx薄膜を形成することも可能である。すなわち白金などの配線材料を堆積後パターニングして配線を形成した後にAlOx薄膜を形成すると図22に示される断面図となる。この断面に直行する断面は図23に示される。
配線111の最下層に水素バリア機能を有する材料を配置することも可能である。候補材料としてはイリジウムの酸化物が挙げられる。配線材料を堆積する段階ではじめにイリジウムの酸化物を敷くことで積層することができる。このことで配線111形成後に後工程で発生した水素が配線111に浸入しても、コンタクトホールを経由してPZT薄膜キャパシタ107へ到達するのを防止することができる。
実施例1あるいは実施例2で示した素子形成過程において、半導体基板100のコンタクトホール開口前に、下敷き水素バリア膜115を形成した。材料としては実施例1から実施例3で挙げたAlOx薄膜などを使用できる。その他、絶縁性で水素バリア機能を発現する材料であれば材料を選ばず、例えばチタン、ハフニウム、ジルコニウム、マグネシウムあるいはタンタルの酸化物も使用することができる。あるいはこれらの金属が複数種類含有された複合酸化物であっても良い。たとえばAl2MgO4やAl2TiO5などの酸化物を挙げることができる。
コンタクトホール開口後のタングステン堆積以降は、実施例2に記述した方法と同様な手順にて試料作製をおこなった(試料4)。この試料の素子構造を図25に示す。実施例2で示した試料3(図17)と比べて異なる点は、下敷き水素バリア膜115が配置されていることである。両試料の構造の違いがキャパシタのプロセス耐性に与える差をしらべるため、強制的に水素雰囲気に晒した。本実施例においては、常圧で3%の水素を含んだ窒素雰囲気で450℃の加熱を30分間おこなった。処理後のPZT薄膜キャパシタの特性を比較することにした。
図26と図27はそれぞれ試料3ならびに試料4で得られたヒステリシスループを示す。図から明らかなように、試料4ではPZTキャパシタ形成直後と比較して強誘電特性の劣化がほとんど無い。一方、試料3ではヒステリシスループが細り、大幅な特性劣化の生じていることがわかる。両試料の素子構造の違いによって水素処理後に大きな特性差が現れることが明らかになった。すなわち下敷き水素バリア膜115の有無に依存して、プロセス劣化の程度が大きく異なったと考えられる。
水素は、薄TEOS-SiO2膜109表面から内部に拡散し、一定量はコンタクトホール周辺へ到達する。ところが試料3、試料4ともにPZT薄膜キャパシタ107の側壁と同時にコンタクトホール内壁もAlOx薄膜で被覆されているため、コンタクトホール内部へ水素が侵入することができない。このため水素がコンタクトホールを経由してPZT薄膜キャパシタまで達することは無い。しかしながら、基板裏面すなわちPZT薄膜キャパシタの下方から浸入する水素に対しては試料4では下敷き水素バリア膜115が拡散障壁となり得るのに対し、試料3では無防備となる。このためPZT薄膜キャパシタの下側からの水素浸入によって試料3では大きな特性劣化が引き起こされたものと考えられる。
より高濃度あるいは高温での水素拡散に対しては、PZT薄膜キャパシタ上部のコンタクトホール部のみならず、下部電極側にも同時に水素バリアを配置することが極めて重要であることがわかった。
実施例1と同様な手法によって、PZT薄膜キャパシタ107(図4)を作製した。さらに層間絶縁膜としてTEOS-SiO2膜を堆積してコンタクトホールをPZT薄膜キャパシタの上部電極上に開口した(図6)。
次にALCVD法によってこのコンタクトホール内部ならびに前記TEOS-SiO2膜上にAlOxを成膜した(図7)。本実施例および実施例1ではアルミニウムの原料としてトリメチルアルミニウム(TMA)を使用している。このアルミニウム原料はTMAに限らず、他の有機アルミニウムでも良い。酸化剤としては水(H2O)あるいはオゾン(O3)を用いることができる。実施利1においては酸化剤としてオゾンを使用している。一方、比較のため本実施例においては酸化剤として水をもちいた。ところが、どちらもTMAに対して酸化剤として働くことに変わりはないものの、酸化剤の違いに依存してキャパシタ特性に大きな差が現れた。図28は本実施例でTMAの酸化に水をもちいてAlOxを形成した直後のヒステリシスループである。実施例1における試料1の特性(図12)と比べると、著しく劣化していることがわかる。後工程で発生する水素バリアとしての機能を期待して形成しているにもかかわらず、AlOxを成膜する段階で既にキャパシタにダメージを与えていることが明らかになった。
基板表面にTMAが吸着した状態で水分子が供給されると、アルミニウム原子に結合しているメチル基(CH3)が水分子と反応して配位子の交換をおこない、OH基に変化する。表面のメチル基がすべて反応して飽和した後は、未反応の水分子は余剰分子となって膜中に取り残され、PZTキャパシタ側へ拡散してしまう。H2Oは強誘電体(PZT)に浸透すると、その絶縁特性や強誘電特性を損ねてしまうことが知られている。したがって、本実施例ではTMAの酸化に必要な量以上の水分子がAlOxの成膜プロセスに供給されているため、PZTに取り込まれた水分子に起因してPZTキャパシタの特性劣化を招いているものと考えられる。
一方、実施例1のようにTMAの酸化にオゾンを用いるときは次の反応が起こる。まず基板にTMAが吸着した状態でオゾンが供給されたとき、アルミニウム原子に結合しているメチル基は完全な燃焼反応によって二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に分解される。これらの副生成物のうち水分子は未反応のメチル基に作用して上述と同様にOH基を生成する。水分子は反応過程で生成されるものの、TMAの配位子交換反応に消費されてしまうため、AlOx膜中への残留量はきわめて小さくなる。したがって本実施例で生じたようなPZTキャパシタの特性劣化には至らなかったものと考えられる。TMAの酸化剤としてオゾンを用いることが、PZTキャパシタの特性を維持する上で極めて有効であることが明らかになった。
実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例1における試料1で得られた初期状態のヒステリシスカーブ。 実施例1における試料1で得られた配線後のヒステリシスカーブ。 実施例1における試料2で得られた配線後のヒステリシスカーブ。 実施例2における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例2における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例2における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例2における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例2における試料3で得られたヒステリシスカーブ。 実施例1における試料1で得られたヒステリシスカーブ。 実施例3における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例3における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例3における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例3における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例3における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例4における素子の形成過程を模式的に示す図。 実施例4において試料3で得られたヒステリシスカーブ。 実施例4において試料4で得られたヒステリシスカーブ。 実施例4において作製した試料で得られたヒステリシスカーブ。
符号の説明
100.半導体基板
101.タングステンプラグ
102.窒化チタン
103.イリジウムの酸化膜
104.白金
105.強誘電体薄膜であって、実施例1から実施例5においてはPZT薄膜
106.白金
107.102、103、104、105および106で構成される強誘電体薄膜キャパシタ
108.AlOx薄膜
109.TEOS-SiO2
110.AlOx薄膜
111.配線
112.レジスト
113.配線上に形成された水素バリア機能を有する薄膜
114.配線最下層に配置されたイリジウムの酸化物
115.水素バリア機能を有する薄膜であって、アルミニウム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、マグネシウムあるいはタンタルの酸化物。あるいはこれらの金属が複数種類含有された複合酸化物であって、たとえばAl2MgO4やAl2TiO5

Claims (17)

  1. 1)半導体基板上に形成された下部電極、酸化物強誘電体薄膜および上部電極で構成される強誘電体キャパシタと、2)前記強誘電体キャパシタ上に形成された層間絶縁膜と、3)前記層間絶縁膜の前記上部電極上に開口されたコンタクトホールと、4)前記コンタクトホールを介して前記上部電極と接続される配線層とを有する強誘電体メモリ素子において、前記コンタクトホールの内壁に水素バリア機能を有する薄膜が配置されていることを特徴とする強誘電体メモリ素子。
  2. 前記層間絶縁膜上に水素バリア機能を有する薄膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の強誘電体メモリ素子。
  3. 前記配線層の表面が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の強誘電体メモリ素子。
  4. 前記配線層の側面が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする請求項1から請求項3記載の強誘電体メモリ素子。
  5. 前記配線層が貴金属で構成されることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の強誘電体メモリ素子。
  6. 前記配線層の最下層にイリジウムの酸化物が配置されていることを特徴とする請求項5記載の強誘電体メモリ素子。
  7. 前記強誘電体キャパシタの側壁が水素バリア機能を有する薄膜で被覆されていることを特徴とする請求項1から請求項6記載の強誘電体メモリ素子。
  8. 前記強誘電体キャパシタの下部に水素バリア機能を有する薄膜が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7記載の強誘電体メモリ素子。
  9. 前記水素バリア機能を有する薄膜がアルミニウム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、マグネシウムあるいはタンタルのいずれかの元素をひとつ以上含有する酸化物であることを特徴とする請求項1から請求項8に記載の強誘電体メモリ素子。
  10. 前記層間絶縁膜の前記強誘電体キャパシタに接触する領域が03-TEOS SiO2膜であることを特徴とする請求項1から請求項9記載の強誘電体メモリ素子。
  11. 1)半導体基板上に下部電極、酸化物強誘電体薄膜および上部電極を積層した後、これをパターニングして強誘電体キャパシタを形成する工程2)前記強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜を堆積する工程、3)前記層間絶縁膜の前記上部電極上にコンタクトホールを開口する工程、4)水素バリア機能を有する薄膜を前記層間絶縁膜上および前記コンタクトホール内に被覆する工程、5)前記水素バリア機能を有する薄膜をエッチバックして前記コンタクトホールの底部に被覆された前記水素バリア機能を有する薄膜を除去する工程、6)前記コンタクトホールに導電性材料を堆積して前記上部電極と接続される配線層とを形成する工程を含むことを特徴とする強誘電体メモリ素子の製造方法。
  12. 前記5)工程の前に予め前記コンタクトホール開口部以外はレジストで被覆することを特徴とする請求項11記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
  13. 前記4)工程において、水素バリア機能を有する薄膜はAtomic-Layer CVD(原子層堆積法)によっておこなわれることを特徴とする請求項11あるいは請求項12記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
  14. 前記Atomic-Layer CVD(原子層堆積法)において、有機原料の酸化剤としてオゾンをもちいることを特徴とする請求項13記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
  15. 前記3)工程の後に前記半導体基板を酸素雰囲気において加熱することを特徴とする請求項11から請求項14記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
  16. 前記加熱は前記酸化物強誘電体薄膜の結晶化温度以下でおこなわれることを特徴とする請求項15記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
  17. 前記6)工程において導電性材料の上に連続して水素バリア機能を有する薄膜を形成することを特徴とする請求項11から請求項15記載の強誘電体メモリ素子の製造方法。
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