JP2005178901A - 包装用フィルム容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 包装用フィルムに対する異物の付着を防止するとともに、引き出された包装用フィルムの先端を容易に認識可能とする包装用フィルム容器を提供する。
【解決手段】 包装用フィルム容器は、ロール状に巻回された包装用フィルム13を収納する容器本体11と、容器本体11の後面壁の頂縁を回動軸として容器本体11に対して回動可能なように、頂縁に連設されている容器蓋部12とを有して構成される。容器本体11は、前面が、底面に一方の長縁を介して連設されている前面壁部20と、長縁に対向する他の長縁を介して前面壁部20に連設されている保持面壁部とを有して構成される。保持面壁部は、他の長縁に沿って容器本体11内側に折り込まれて前面壁部裏面20に接着固定されている。前面壁部20において保持面壁部が折り重なった部分には、容器本体11の前面から突出する突出片15と、突出片15に接する位置が刳り貫かれて形成された刳貫部17、18とが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロール状に巻かれた被包装体、例えば、ラップフィルムに代表される樹脂製フィルムや紙、アルミホイル等を包装するための包装用フィルム容器に関するものである。
従来、ラップフィルムは円筒状の紙管にロール状に巻回され、蓋部材と一体となった箱形状の容器内に収納されていた。
このようなラップフィルムの容器に係る従来技術の1つに、特許文献1が開示するところの包装用容器がある。特許文献1では、ラップフィルムを包装する容器本体の前面の壁体(第1壁体)に、自動的に外側に突出する突出片が設けられている。この第1筐体に設けられた突出片により、ラップフィルムの先端部が容器本体の前面から浮き上がった状態となるため、ラップフィルムの端縁の位置を容易に探すことを可能としている。
また、特許文献2が開示するところの包装用フィルム容器では、容器におけるフィルム切断位置付近に跳ね上げ部材が設けられている。そして、この跳ね上げ部材の先端部分を、切断あるいは折り曲げるなどして容器に開口部を形成することで、ラップフィルムを掴み易くしている。
特開2002−274534号公報 特開平9−39978号公報
このように、特許文献1、2を含む従来技術では、包装用フィルムを掴み易くするために、容器前面から突出した突出片を設けていた。しかしながら、その突出片の突出にともなって形成される開口部からゴミなどの異物が容器内に侵入し、包装用フィルムに付着してしまう虞を伴うことになる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、包装用フィルムに対する異物の付着を防止するとともに、引き出された包装用フィルムの先端を容易に認識可能とする包装用フィルム容器を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる包装用フィルム容器は、ロール状に巻回された包装用フィルムを収納する容器本体と、該容器本体の後面壁部の頂縁を軸として容器本体に対して回動可能となるように、頂縁に連設されている容器蓋部と、を有して構成される包装用フィルム容器であって、容器本体は、前面が、底面に一方の長縁を介して連設されている前面壁部と、長縁に対向する他の長縁を介して前面壁部に折目線を介して連設されている保持面壁部と、を有して構成し、保持面壁部は、他の長縁に沿って容器本体内側に折り込まれて前面壁部裏面に接着固定されており、前面壁部において保持面壁部が折り重なった部分には、容器本体の前面から突出する突出片と、該突出片に接する位置が刳り貫かれて形成された刳貫部と、を有し、突出片は、該突出片の頂縁が前面壁部と保持面壁部との折目上にあることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突出片は、該突出片の頂縁が、容器本体の前面に連設され、該突出片の底縁が、ミシン目により切り離し可能な切離片を介して、容器本体の前面に連設されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器は、突出片の周縁のうち、容器本体の前面に連設されている頂縁の長さは、切離片に連設されている底縁の長さよりも長く構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、刳貫部は、前面壁部において、突出片および切離片の両側縁に接する位置に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器は、突出片の周縁のうち、容器本体の前面および切離片に連設されている部分以外は、切り込みにより形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突出片は、該突出片の頂縁が容器本体の前面に連設され、刳貫部は、前面壁部において、突出片の底縁に接するように刳り貫かれて形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突出片は、該突出片の頂縁が容器本体の前面に連設され、刳貫部は、前面壁部において、突出片の両側縁に接する位置に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突出片の周縁のうち、容器本体の前面に連設されている部分以外は、切り込みにより形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器は、突出片の周縁のうち、容器本体の前面に連設されている部分以外は、切断可能なミシン目により形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器は、容器蓋部の前面底縁部に沿って、包装用フィルム切断用のカッターが設けられており、カッターの一部が、蓋部閉蓋時に容器本体の底面方向に突出して構成されている場合、突出片は、蓋部閉蓋時に、カッターの突出部分と重ならない位置に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器は、保持面壁部において前面壁部に設けられた突出片と重なった内側部分の領域と、前面壁部に設けられた突出片の内側部分の領域と、の少なくとも1つの領域には、少なくとも1つの突起部が施されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突起部は、突出片の縁内に沿って施されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用フィルム容器において、突出片の周縁のうち、前面壁部と保持面壁部との折目上にある突出片の頂縁には、折目線が施されていないことを特徴とするものである。
本発明によれば、包装用フィルムに対する異物の付着を防止するとともに、引き出された包装用フィルムの先端を容易に認識することを可能とする。
まず、図1〜図3を参照しながら、本発明の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
本発明の実施形態における包装用フィルム容器は、ロール状に巻回された包装用フィルムを収納する容器本体11と、容器本体11の後面壁27の頂縁35を回動軸として容器本体11に対して回動可能なように、頂縁35に連設されている容器蓋部12と、を有して構成される。なお、容器本体11の前面は、容器本体11の底面29に一方の長縁34を介して連設されている前面壁部20と、長縁34に対向する他の長縁33を介して前面壁部20に連設されている保持面壁部21と、を有して構成される。そして、保持面壁部21は、他の長縁33に沿って容器本体11の内側に折り込まれて前面壁部20裏面に接着固定されることになる。また、前面壁部20において保持面壁部21が折り重なった部分には、容器本体11の前面から突出する突出片15と、その突出片15に接する位置が刳り貫かれて形成された刳貫部17、18と、が設けられることになる。このように、保持面壁部21が、容器本体11の内側に折り込まれて前面壁部20裏面に接着固定され、保持面壁部21が折り重なった前面壁部20には、容器本体11の前面から突出する突出片15と、その突出片15に接する位置が刳り貫かれて形成された刳貫部17、18と、が設けられることで、容器本体11内に収納される包装用フィルム13に対する異物の付着を防止するとともに、容器本体11内から引き出された包装用フィルム13の先端を容易に認識することが可能となるものである。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、図1は、容器蓋部12から開封ジッパー(図示せず)を切除した後の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体11の前面を展開したものである。また、図3は、本実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す図であって、容器蓋部12を閉蓋したものである。以下、図1乃至図3を用いて、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、例えば、厚紙またはボール紙などの紙素材により形成することも可能である。また、包装用フィルム容器は、複数枚、または、1枚の紙素材から形成することも可能である。また、本実施形態における包装用フィルム容器を構成する容器本体は、少なくとも、1度折り曲げても元に戻ろうとする復元性を有しているものとする。
図1乃至図3に示すように、本実施形態における包装用フィルム容器は、容器本体11と、容器蓋部12と、を有して構成される。また、図3に示すように、容器蓋部12を閉蓋した際に、包装用フィルム容器は略直方体形状となるように構成される。
容器本体11は、図2に示すように、1つの面全体が略長方形の開口部として開放されている略直方体形状をなしている。また、開口面に対向する略長方形をなす容器本体11の底面となる底面部29の長縁の1つには、後面壁部27が垂直に連設されている。後面壁部27には、容器本体11において長方形をなす開口面の周縁の1つである折目線35を介して、容器蓋部12が容器本体11に対して回動可能なように連設されている。また、包装用フィルム13は、例えば、一定の強度を有するボール紙などで形成された円筒状の芯部材14の円周にロール状に巻回されて、容器本体11に収納されることになる。
底面部29の2つの短縁には、略正方形の側面壁部25、26がそれぞれ垂直に連設されている。また、底面部29の他の長縁には、折目線34を介して前面壁部20が連設されている。前面壁部20の底面部29に連設されていない長縁には、折目線33を介して保持面壁部21が連設されている。また、前面壁部20の2つの短縁には、貼着片23、24がそれぞれ垂直に連設されている。
前面壁部20には、略等しい長さの2条の切り込み36、37が設けられている。なお、切り込み36、37の各至端の一方は折目線33に達しており、他方の至端は折目線34方向に伸延し、それぞれ刳貫部17、18に達している。前面壁部20上のその他方の至端間には、折目線33に略平行な方向にミシン目31が設けられている。なお、上記の切り込み36、37、折目線33、ミシン目31に囲まれた部分により、突出片15が形成されることになる。なお、突出片15の周縁のうち、折目線33の一部により形成される周縁の長さは、ミシン目31により形成される周縁の長さよりも長く構成されることが好ましい。これにより、突出片15の復元力が安定することになる。
突出片15には、ミシン目31を介して略長方形の切離片16が連設されている。切離片16の長縁のうち突出片15に連設されていない長縁は、ミシン目32が施されている。また、切離片16の2つの各短縁(貼着片23、24連設側)に接するように前面壁部20が刳り貫かれ、刳貫部17、18が設けられている。
包装用フィルム容器の組み立て時、保持面壁部21は、折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれて前面壁部20裏面に接着剤で接着され、保持面壁部21が前面壁部20裏面に固定されることになる。このとき、突出片15および切離片16には接着剤が付着しないようにする。
次に、貼着片23、24の外側に接着剤を塗布し、折目線34に沿って90°折り曲げて貼着片23、24を側面壁部25、26の内側にそれぞれ接着する。このようにして、図2に示す包装用フィルム容器は、図1に示すように組み立てられることになる。
なお、図1に示すように組み立てられた際に、前面壁部20に設けられた突出片15、切離片16、刳貫部17、18は、図3に示すように、容器蓋部12を閉蓋した際に、その閉蓋した容器蓋部12により覆われる位置に設けられるものとする。これにより、突出片15等が容器蓋部12から露出することなく、包装用フィルム容器の美観が損なわれることを防止することが可能となる。
なお、容器本体11を構成する前面(前面壁部20表面)には、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)が塗布されている。これにより、包装用フィルム13の意図しない引き出し、および、巻き戻りを防止するとともに、包装用フィルム13の先端部を容易に認識することが可能となる。ストッパーニスは、好適には、容器本体11前面の折目線33近傍であって、包装用フィルム容器の閉蓋時には容器蓋部12により覆われる位置(塗布領域19)に塗布される。なお、突出片15表面にストッパーニスを塗布することも可能である。これにより、包装用フィルム13の先端部を、容器本体11の前面(前面壁部20)に引き出した際に、その引き出された包装用フィルム13が、容器本体11を構成する前面(前面壁部20)の塗布領域19や突出片15で接着され、係止されることになる。
また、容器蓋部12の前面の先端縁部には、包装用フィルム13を切断するための鋸刃状のカッター22が設けられている。これにより、図1に示すように、包装用フィルム13の先端部を容器本体11の前面に引き出した状態で、図3に示すように、容器蓋部12を閉蓋し、容器本体11前面と容器蓋部12前面の裏面とで挟持し、包装用フィルム13をカッター22に接触させたまま捻りながら包装用フィルム容器外方へ引っ張ることで、包装用フィルム13を切断することが可能となる。
次に、図4を用いて、本実施形態における突出片15の突出方法について説明する。なお、図4の(a)乃至(c)は、本実施形態における突出片15を容器本体11前面から突出させる工程を示した図である。
図4の(a)は、図1に示す包装用フィルム容器の突出片15近傍における拡大図であり、突出片15が突出する前の状態を示している。図4の(a)に示されるように、それぞれ一方の至端が折目線33に達し、他方の至端がそれぞれ刳貫部17、18に達している切り込み36、37と、折目線33と、ミシン目31と、に囲まれた部分により突出片15が形成されることになる。なお、突出片15には、ミシン目31を介して切離片16が連設されている。切離片16は、ミシン目31、32と、刳貫部17、18の周縁とに囲まれた部分により形成される。
切離片16の左右には、刳貫部17、18が設けられている。刳貫部17、18は、容器本体11前面から見て、刳貫部17、18の周縁の一部が切離片16の辺縁をなすように設けられている。また、刳貫部17、18は、前面壁部20が刳り貫かれて構成されるものであり、容器蓋部12の開蓋時には、保持面壁部21の表面が露出することになる。このように、刳貫部17、18が、容器本体11内部にまで貫通していないことで、容器本体11内部にゴミなどの異物が侵入し、包装用フィルム13に異物が付着されるのを防止することが可能となる。
図4の(b)は、切離片16を切断する工程を示す図である。図4の(b)に示すように、指などを刳貫部17、18のいずれか一方から切離片16(前面壁部20)と保持面壁部21との間に挿入し、切離片16の端縁を保持し、容器本体11前面手前に引っ張りながら、他方の刳貫部(指などを挿入していない刳貫部)方向に力を加えると、ミシン目31、32が切断されることになる。このまま力を加え続けると、ミシン目31、32が完全に切断され、切離片16が切り離されることになる。このように、切離片16の端縁を保持し、容器本体11前面手前に引っ張りながら、切離片16を切り離すことで、切離片16を切り取る際に、指等をカッター22で傷つける虞がなくなることになる。
図4の(c)は、切離片16を切り離した後の突出片15近傍を示した図である。切離片16が切り離されると、図4の(c)に示すように、突出片15の先端(突出片先端38)が容器本体11前面から開放され、突出片15が突出することになる。これは、ミシン目31、32を介して切離片16が切り離されたことにより、突出片15が前面壁部20から完全に分離され、保持面壁部21と同一平面となるために、容器本体11内側に折り込まれた保持面壁部21と平行な向きに復元する力が働くことがその理由である。なお、突出片先端38を指などで摘んで保持しながら容器本体11前面手前に引き起こすようにすることも可能である。
図5は、本実施形態における突出片15を突出した後の包装用フィルム容器を示す斜視図である。また、図6の(a)は、本実施形態における包装用フィルム容器を示す断面図であって、包装用フィルム容器長手方向中央部(図5の点線A)の断面を示す。図6の(b)は、本実施形態における包装用フィルム容器の容器本体11の開口面側から見た平面図である。
図5に示すように、突出片15は、容器本体11前面から図に対して手前に突出した状態となる。このため、突出片15の表面に接触する包装用フィルム13の中央部分は、容器本体11前面から浮き上がった状態となり、これに伴い、図6に示すように、包装用フィルム13と容器本体11前面との間に空間39が形成されることになる。したがって、容器本体11から引き出された包装用フィルム13が、図5、図6に示すように、前面壁部20の左右両側に設けられた接着剤の塗布領域19で剥離可能に接着され係止することになっても、また、包装用フィルム13の中央部分が、容器本体11前面から突出した突出片15の表面に塗布された剥離可能な接着剤により接着され係止することになっても、図6に示す、突出片15と各塗布領域19との間に形成される空間39により、包装用フィルム13(特に、包装用フィルム13の先端部分)を容易に認識することが可能となるため、包装用フィルム13を容器本体11から容易に引き出すことが可能となる。
なお、本実施形態における容器本体11前面に施される図2に示す切り込み36、37は、切断可能なミシン目とすることも可能である。この場合、切離片16を容器本体11から切り離した後、突出片先端38を保持しながら折目線33方向に力を加えてミシン目を切断して突出片15を前面壁部20から開放させて突出片15を突出させることになる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、容器蓋部12にカッター22を設けるように構成したが、例えば、容器本体11前面側に折目線33に沿ってカッター22を取り付けるように構成することも可能である。
また、本実施形態における包装用フィルム容器に設けられる突出片15の形状、突出片15の個数(複数でもよい)、および、突出片15の容器本体11長手方向における取り付け位置は、上記実施形態の構成に限定するものではなく、他の構成であってもよい。
なお、本実施形態における包装用フィルム容器に収納される包装用フィルム13は、例えば、ラップフィルム、他の樹脂製フィルム、アルミホイルなどが適用可能である。
以上説明したように、本実施形態における包装用フィルム容器は、ミシン目31、32に沿って切断し、切離片16を前面壁部20から切り離す。これにより、突出片15は前面壁部20から開放されて前面壁部20より浮き上がった状態となる。このため、容器本体11内部からロール状に巻回された包装用フィルム13を引き出し、該引き出した包装用フィルム13が、突出片15表面および塗布領域19に接着固定された場合でも、容器本体11の長手方向(折目線33方向)において、突出片15と各塗布領域19との間に形成される空間39により、包装用フィルム13(特に包装用フィルム13先端)を容易に認識することができ、包装用フィルム13先端を引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、切離片16の周囲に刳貫部17、18が設けられている。これにより、切離片16を切り離す際に、切離片16と保持面壁部21との間に指などを容易に挿入することが可能となる。また、突出片15が前面壁部20と嵌合してしまい、突出片15が前面壁部20から浮き上がっていない場合であっても、刳貫部17、18から指などを挿入して容易に突出片15を前面壁部20から引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器において、前面壁部20は、保持面壁部21と2つ折りに重ねて構成されている。保持面壁部21の先縁は、折目線33に沿って容器本体11内側に折り込まれた場合、少なくとも刳貫部17、18および切離片16の切り離し部分よりも底面部29側に位置することになる。従って、刳貫部17、18および切離片16の切り離し部分により容器本体11内部にまで貫通する開口部が形成されないことになり、容器本体11内部にゴミなどの異物が侵入し、包装用フィルム13に異物が付着されるのを防止することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、第2の実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
図7は、第2の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図8は、第2の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
本実施形態の包装用フィルム容器は、突出片の構造が第1の実施形態と異なるものである。具体的には、図7および図8に示すように、本実施形態では、前面壁部20略中央部分が少なくとも指先が挿入可能な程度の大きさに刳り貫かれ、刳貫部52が形成されている。また、図8に示すように、前面壁部20には、2条の切り込み53、54が折目線33側から折目線34側へ設けられている。切り込み53、54の折目線33側の各至端はそれぞれ折目線33に達している。また、切り込み53、54は、その折目線34側の至端が刳貫部52に達するように形成されている。また、突出片51は、上記の切り込み53、54、折目線33、および刳貫部52に囲まれた部分により形成される。なお、突出片51の容器本体11前面側に、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)を塗布することも可能である。
包装用フィルム容器の組み立て時、保持面壁部21は、折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれて前面壁部20裏面に接着剤で接着され、固定されることになる。このとき、突出片51には接着剤などが付着しないようにする。そして、保持面壁部21が折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれると、前面壁部20から完全に分離された突出片51が保持面壁部21と同一平面となるために、容器本体11内側に折り込まれた保持面壁部21と平行な向きに復元する力が働き、突出片51が前面壁部20より浮き上がった状態になる。なお、突出片51の先端を指などで摘んで保持しながら突出片51を容器本体11前面手前に引き起こすように構成することも可能である。
なお、本実施形態における容器本体11前面に施される図8に示す切り込み53、54を切断可能なミシン目とすることも可能である。この場合、刳貫部52から突出片51と保持面壁部21との間に指などを挿入し、突出片51の先端を保持しながら折目線33方向に力を加えてミシン目を切断して突出片51を前面壁部20から開放させて突出片51を突出させることになる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器に設けられる突出片51および刳貫部52は、容器蓋部12閉蓋時に、容器蓋部12により覆われる位置に設けることになる。
以上説明したように、本実施形態における包装用フィルム容器は、保持面壁部21が折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれると、突出片51が前面壁部20から開放されて突出片51が前面壁部20より浮き上がった状態となる。このため、容器本体11内部からロール状に巻回された包装用フィルム13を引き出し、該引き出した包装用フィルム13が、突出片51表面および塗布領域19に接着固定された場合でも、容器本体11の長手方向(折目線33方向)において、突出片51と各塗布領域19との間に形成される空間により、包装用フィルム13(特に包装用フィルム13先端)を容易に認識することができ、包装用フィルム13先端を引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、突出片51の周縁の一部(突出片51の底縁)に接する位置に刳貫部52が設けられることになる。これにより、突出片51と保持面壁部21との間に指などを容易に挿入することが可能となる。また、突出片51が前面壁部20と嵌合してしまい、突出片51が前面壁部20から浮き上がっていない場合であっても、刳貫部52から指などを挿入して容易に突出片51を前面壁部20から引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器において、前面壁部20は保持面壁部21と2つ折りに重ねられて構成される。保持面壁部21の先縁は、折目線33に沿って容器本体11内側に折り込まれた場合、少なくとも刳貫部52よりも底面部29側に位置することになる。従って、刳貫部52により容器本体11内部にまで貫通する開口部が形成されないことになり、容器本体11内部にゴミなどの異物が侵入し、包装用フィルム13に異物が付着することを防止することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、第3の実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
図9は、第3の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図10は、第3の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
本実施形態の包装用フィルム容器は、突出片近傍に設けられた刳貫部の構造が第2の実施形態とは異なる。具体的には、図10に示すように、本実施形態では、前面壁部20の長手方向の略中央部分に切り込み65が設けられている。切り込み65の2つの至端は折目線33まで達している。また、前面壁部20略中央部分が少なくとも指先が挿入可能な程度の大きさに刳り貫かれ、それぞれ刳貫部63、64が形成されている。刳貫部63、64は、その周縁の一部が少なくとも切り込み65に接している。また、突出片61は、上記の切り込み65、折目線33、および刳貫部63、64の周縁の一部に囲まれた部分により形成される。なお、突出片61の容器本体11前面側に、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)を塗布することも可能である。
包装用フィルム容器の組み立て時、保持面壁部21は、折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれて前面壁部20裏面に接着剤で接着され、固定されることになる。このとき、突出片61には接着剤などが付着しないようにする。そして、保持面壁部21が折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれると、前面壁部20から完全に分離された突出片61が保持面壁部21と同一平面となるために、容器本体11内側に折り込まれた保持面壁部21と平行な向きに復元する力が働き、突出片61が前面壁部20より浮き上がった状態になる。これにより、図9に示すように、刳貫部63、64が連結し、刳貫部62が形成されることになる。なお、刳貫部63、64から指などを挿入し、突出片61の先端を指などで摘んで保持しながら突出片61を容器本体11前面手前に引き起こすように構成することも可能である。
なお、本実施形態における容器本体11前面に施される図10に示す切り込み65を切断可能なミシン目とすることも可能である。この場合、刳貫部63、64から突出片61と保持面壁部21との間に指などを挿入し、突出片61の先端を保持しながら折目線33方向に力を加えてミシン目を切断して突出片61を前面壁部20から開放させて突出片61を突出させることになる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器に設けられる突出片61および刳貫部62(刳貫部63、64)は、容器蓋部12閉蓋時に、容器蓋部12により覆われる位置に設けることになる。
また、本実施形態における容器本体11前面に施される図10に示す切り込み65の形状は、略U字型としたが、略V字型や、矩形状となるように施すことも可能である。
以上説明したように、本実施形態における包装用フィルム容器は、保持面壁部21が折目線33に沿って容器本体11内側に180°折り込まれると、突出片61が前面壁部20から開放されて突出片61が前面壁部20より浮き上がった状態となる。このため、容器本体11内部からロール状に巻回された包装用フィルム13を引き出し、該引き出した包装用フィルム13が、突出片61表面および塗布領域19に接着固定された場合でも、容器本体11の長手方向(折目線33方向)において、突出片61と各塗布領域19との間に形成される空間により、包装用フィルム13(特に包装用フィルム13先端)を容易に認識することができ、包装用フィルム13先端を引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、突出片61の周縁の一部を形成する切り込み65の一部(突出片61の両側縁)に接するように刳貫部63、64が設けられている。これにより、突出片61と保持面壁部21との間に指などを容易に挿入することが可能となる。また、突出片61が前面壁部20と嵌合してしまい、突出片61が前面壁部20から浮き上がっていない場合であっても、刳貫部63、64から指などを挿入して容易に突出片61を前面壁部20から引き出すことが可能となる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器において、前面壁部20は保持面壁部21と2つ折りに重ねられて構成されている。保持面壁部21の先縁は、折目線33に沿って容器本体11内側に折り込まれた場合、少なくとも刳貫部62よりも底面部29側に位置することになる。従って、刳貫部62により容器本体11内部にまで貫通する開口部が形成されないことになり、容器本体11内部にゴミなどの異物が侵入し、包装用フィルム13に異物が付着されるのを防止することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、第4の実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
第1の実施形態における包装用フィルム容器は、図1乃至図3に示されているように、容器蓋部12の前面の先端縁部(底縁部)に、包装用フィルム13を切断するための鋸刃状のカッター22がV字状に設けられている。また、第1の実施形態の包装用フィルム容器は、容器蓋部12の閉蓋時に、突出片15が、そのV字状のカッター22の先端部分(突出部分80)にほぼ重なる位置に形成される。これに対し、本実施形態における包装用フィルム容器は、図11に示すように、容器蓋部12の閉蓋時に、カッター22の底面部29方向へ突出する部分(突出部分80)が突出片15の形成位置に重ならないように構成する。以下、図11および図12を用いて、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
図11は、第4の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図12は、第4の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
本実施形態における包装用フィルム容器は、図11に示すように、容器本体11の前面(前面壁部20表面)の両端側(側面壁部25、26側)の塗布領域19には、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)が塗布されている。更に、本実施形態における包装用フィルム容器は、容器本体11の前面中央部分の塗布領域70にもストッパーニスが塗布されている。これにより、包装用フィルム13の意図しない引き出し、および、巻き戻りを防止するとともに、包装用フィルム13の先端部を容易に認識することが可能となる。なお、ストッパーニスは、容器本体11前面の折目線33近傍であって、包装用フィルム容器閉蓋時には容器蓋部12により覆われる位置(塗布領域19、70)に塗布されることが好ましい。また、突出片15表面にストッパーニスを塗布することも可能である。これにより、容器本体11の前面(前面壁部20)に引き出された包装用フィルム13の先端部は、容器本体11の前面の塗布領域19、70や突出片15で接着され、係止されることになる。
容器蓋部12の前面の先端縁部(底縁部)には、包装用フィルム13を切断するための鋸刃状のカッター22が設けられている。なお、カッター22の一部は、容器蓋部12の閉蓋時に底面部29方向に突出する形状にて構成されている。なお、図11および図12では、カッター22は、V字形状であって、カッター22の先端が容器蓋部12の閉蓋時に底面部29方向に突出する形状にて構成されているが、カッター22の一部分が閉蓋時に底面部29方向に突出していれば、他の形状で構成することも可能である。例えば、カッター22は、U字形状、凸形状などの形状にて構成することも可能である。また、カッター22の突出部分80は、1つとしても、複数としてもよく、特に限定しないものとする。
また、図11および図12では、容器蓋部12閉蓋時に、カッター22は、容器本体11前面の略中央において、カッター22の一部が底面壁部29方向に突出するような形状にて構成したが、容器本体11前面における他の位置でカッター22の一部が突出する形状にて構成することも可能である。
また、図11および図12では、カッター22の突出部分80に対して側面壁部26側に突出片15を形成するように構成したが、側面壁部27側など他の位置に形成するように構成することも可能である。
なお、図12の前面壁部20上には、容器蓋部12閉蓋時におけるカッター22の突出部分80の位置が点線で示されている。このように、本実施形態では、突出片15は、容器蓋部12閉蓋時に、カッター22の突出部分80の形成位置と重ならないように形成することになる。従って、包装用フィルム13が突出片15の突出により容器本体11前面から浮き上がった状態に保持されたとき、その突出片15に保持される包装用フィルム13と、カッター22の突出部分80(先端部分)と、が直接擦れ合うことで生じる包装用フィルム13の摩耗を抑制することが可能となる。従って、包装用フィルム13を容器本体11前面に引き出して切断する際に、包装用フィルム13の摩耗に起因するフィルム強度が弱化した部分における不規則な切断を防止することが可能となる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、第5の実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第2の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
本実施形態における包装用フィルム容器は、第2の実施形態における包装用フィルム容器における突出片および刳貫部の形成位置を、第4の実施形態と同様に容器蓋部12閉蓋時にカッター22の突出部分80と重ならないようにしたものである。以下、図13および図14を用いて、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
図13は、第5の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図14は、第5の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
本実施形態における包装用フィルム容器は、図13に示すように、容器本体11の前面(前面壁部20表面)の塗布領域19、70に、第4の実施形態と同様に剥離可能な接着剤(ストッパーニス)が塗布されている。なお、突出片15表面にストッパーニスを塗布することも可能である。これにより、容器本体11の前面(前面壁部20)に引き出された包装用フィルム13の先端部は、容器本体11の前面の塗布領域19、70や突出片15で接着され、係止されることになる。
容器蓋部12の前面の先端縁部(底縁部)には、包装用フィルム13を切断するための鋸刃状のカッター22が設けられている。カッター22の一部は、容器蓋部12閉蓋時に底面部29方向に突出するように構成されている。なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、第4の実施形態と同様に、カッター22の形状および突出部分80の数は図により限定されないものとする。また、第4の実施形態と同様に、容器蓋部12閉蓋時にカッター22の突出部分80と突出片51との位置が重ならなければ、突出部分80および突出片51の形成位置は、図13および図14により限定されないものとする。
本実施形態では、図14の前面壁部20上には、容器蓋部12閉蓋時におけるカッター22の突出部分80の位置が点線で示されている。このように、本実施形態では、突出片51は、容器蓋部12閉蓋時に、カッター22の突出部分80の形成位置と重ならない位置に形成されることになる。従って、本実施形態では、第4の実施形態と同様に、包装用フィルム13を容器本体11前面に引き出して切断する際に、包装用フィルム13の摩耗に起因するフィルム強度が弱化した部分における不規則な切断を防止することが可能となる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、第6の実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第3の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
本実施形態における包装用フィルム容器は、第3の実施形態における包装用フィルム容器における突出片および刳貫部の形成位置を、第4の実施形態と同様に容器蓋部12閉蓋時にカッター22の突出部分80と重ならないようにしたものである。以下、図15および図16を用いて、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。
図15は、第6の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。また、図16は、第6の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
図15に示すように、本実施形態における包装用フィルム容器は、容器本体11の前面(前面壁部20表面)の塗布領域19、70に、第4の実施形態と同様に剥離可能な接着剤(ストッパーニス)が塗布されている。また、突出片15表面にはストッパーニスを塗布することも可能である。これにより、容器本体11の前面(前面壁部20)に引き出された包装用フィルム13の先端部が、容器本体11の前面の塗布領域19、70や突出片61で接着され、係止されることになる。
容器蓋部12の前面の先端縁部(底縁部)には、包装用フィルム13を切断するための鋸刃状のカッター22が設けられている。カッター22の一部は、容器蓋部12閉蓋時に底面部29方向に突出するように構成されている。なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、第4の実施形態と同様に、カッター22の形状および突出部分80の数は図により限定されないものとする。また、第4の実施形態と同様に、容器蓋部12閉蓋時にカッター22の突出部分80と突出片61との位置が重ならなければ、突出部分80および突出片61の形成位置は、図15および図16により限定されないものとする。
図16の前面壁部20上には、容器蓋部12閉蓋時におけるカッター22の突出部分80の位置が点線で示されている。このように、本実施形態では、突出片61は、容器蓋部12の閉蓋時に、カッター22の突出部分80の形成位置と重ならない位置に形成されることになる。従って、本実施形態では、第4の実施形態と同様に、包装用フィルム13を容器本体11前面に引き出して切断する際に、包装用フィルム13の摩耗に起因するフィルム強度が弱化した部分における不規則な切断を防止することが可能となる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。第7の実施形態における包装用フィルム容器は、上記第1〜第6の実施形態における包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられた突出片と重なる部分に、突起部が施されてなることを特徴とするものである。以下、図17〜図21を参照しながら、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、本実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1〜第6の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
本実施形態における包装用フィルム容器は、図17に示すように、第1の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71が施されることになる。
図17に示すように、保持面壁部21において、突出片15と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、図18(a)に示すように、保持面壁部21に凸エンボス71が施された部分は、前面壁部20に設けられた突出片15と接触することになり、図18(a)に示す矢印方向72に押圧力が加わることになる。これは、図18(a)に示すように、保持面壁部21に凸エンボス71が施された部分は、凸エンボス71が施されていない保持面壁部21の他の部分よりも前面壁部20側に突出した状態を構成することになるため、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、凸エンボス71が施された部分は、他の部分よりも圧力が加わることになる。このため、凸エンボス71が施された部分は、他の部分よりも図18(a)に示す矢印方向72に押圧力が加わることになる。これにより、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、凸エンボス71と接触する突出片15が容器本体の前面に突出し易くなり、図18(b)に示すように、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。
また、保持面壁部21において、突出片15と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、切離片16を切り離し、突出片15が容器本体11前面から開放された際に、図18(b)に示すように、容器本体11前面から開放された突出片15が、保持面壁部21に施された凸エンボス71が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片15が、容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、突出片15は、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、保持面壁部21において、突出片15と重なる位置に施される凸エンボス71は、保持面壁部21において重なる突出片15の縁内に沿って施されることが好ましい。これにより、凸エンボス71と接触する突出片15が容器本体の前面に更に突出し易くなり、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。また、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうことも更になくなり、突出片15が容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図19に示すように、第2の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片51と重なる位置に凸エンボス71が施されることになる。
図19に示すように、保持面壁部21において、突出片51と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21に施された凸エンボス71部分が、前面壁部20に設けられた突出片51と接触することになり、上述した図18の原理と同様に、凸エンボス71と接触する突出片51が容器本体の前面に突出し易くなり、図19に示す切り込み53、54にミシン目を施した場合には、そのミシン目が施された切り込み53、54が切断され易くなり、突出片51を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み53、54にミシン目を施す場合には、切り込み53、54の一部分のみにミシン目を施すことが好ましい。この場合、凸エンボス71は、切り込み53、54の一部分のみにミシン目を施した部分に該当する突出片51と重なる領域に少なくとも施すことが好ましい。
また、保持面壁部21において、突出片51と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、容器本体11前面から開放された突出片51が、保持面壁部21に施された凸エンボス71が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片51が、容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片51が容器本体の前面に突出する際に、その突出片51と隣接する切り込み53、54の部分で抑止されてしまうこともなく、突出片51が容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図20に示すように、第3の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片61と重なる位置に凸エンボス71が施されることになる。
図20に示すように、保持面壁部21において、突出片61と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21に施された凸エンボス71部分が、前面壁部20に設けられた突出片61と接触することになり、上述した図18の原理と同様に、凸エンボス71と接触する突出片61が容器本体の前面に突出し易くなり、図20に示す切り込み65にミシン目を施した場合には、そのミシン目を施した切り込み65が切断され易くなり、切離片61を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み65にミシン目を施す場合には、切り込み65の一部分のみに施すことが好ましい。この場合、凸エンボス71は、切り込み65の一部分のみにミシン目を施した部分に該当する突出片61と重なる領域に少なくとも施すことが好ましい。
例えば、図21に示すように、突出片61の周縁のうち、折目線33に連設されている突出片61の頂縁73とは逆側の突出片61の底縁74のみにミシン目を施す。また、凸エンボス71は、保持面壁部21が突出片61の底縁74と重なる領域近辺に施すとする。
この図21に示す構成の場合には、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせる前は、突出片61は、突出片61の頂縁73と突出片61の底縁74とにより、前面壁部20に連接されることになる。そして、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21に施された凸エンボス71部分が、前面壁部20に設けられた突出片61と接触することになり、上述した図18の原理と同様に、凸エンボス71と接触する突出片61が容器本体の前面に突出し易くなり、図21に示す突出片61の底縁74に施したミシン目が切断され、突出片61を前面壁部20から自動的に切り離すことが可能となる。
特に、図22に示すように、突出片61の底縁74に施したミシン目のつなぎ75を0.1〜0.9mmに設計しておくことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせる工程において、自動的につなぎ目75が切り離されることになるため、消費者に突出片61をひきおこさせる手間を予め省くことが可能となる。
また、保持面壁部21において、突出片61と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、容器本体11前面から開放された突出片61が、保持面壁部21に施された凸エンボス71が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片61が、容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片61が容器本体の前面に突出する際に、その突出片61と隣接する切り込み65の部分で抑止されてしまうこともなく、突出片61が容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、第4〜第6の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21においても同様に、前面壁部20に設けられる突出片と重なる位置に凸エンボス71を施すことで、保持面壁部21に施された凸エンボス71と接触する突出片が容器本体の前面に突出し易くする状態を構成することが可能となる。
即ち、第4の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、図17に示す、第1の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71が施された構成と同様な機能を奏することになる。また、第5の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片51と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、図19に示す、第2の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片51と重なる位置に凸エンボス71が施された構成と同様な機能を奏することになる。また、第6の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片61と重なる位置に凸エンボス71が施されることで、図20に示す、第3の実施形態の包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片61と重なる位置に凸エンボス71が施された構成と同様な機能を奏することになる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。第7の実施形態における包装用フィルム容器は、上記第1〜第6の実施形態における包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられた突出片と重なる部分に、突起部71を施すこととしたが、本実施形態における包装用フィルム容器は、包装用フィルム容器を構成する前面壁部20に設けられた突出片側に突起部を施したことを特徴とするものである。以下、図23〜図27を参照しながら、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、本実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1〜第6の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
本実施形態における包装用フィルム容器は、図23に示すように、第1の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20に設けられる突出片15に凸エンボス81が施されることになる。
図23に示すように、前面壁部22に設けられる突出片15に凸エンボス81が施されることで、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、図24(a)に示すように、保持面壁部21が、前面壁部20の突出片15に施された凸エンボス81部分と接触することになり、図24(a)に示す矢印方向82に押圧力が加わることになる。これは、図24(a)に示すように、前面壁部20の突出片15に施された凸エンボス81の部分は、凸エンボス81が施されていない前面壁部20の他の部分よりも保持面壁部21側に突出した状態を構成することになるため、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、凸エンボス81が施された部分は、他の部分よりも圧力が加わることになる。このため、凸エンボス81が施された部分は、他の部分よりも図24(a)に示す矢印方向82に押圧力が加わることになる。これにより、保持面壁部21と前面壁部20とを貼り合わせた際に、凸エンボス81が施された突出片15が容器本体の前面に突出し易くなり、図24(b)に示すように、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。
また、前面壁部20に設けられる突出片15に凸エンボス81が施されることで、切離片16を切り離し、突出片15が容器本体11前面から開放された際に、図24(b)に示すように、容器本体11前面から開放された突出片15は、突出片15に施された凸エンボス81が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片15が容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、突出片15は、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、前面壁部20に設けられる突出片15に施される凸エンボス81は、突出片15の縁内に沿って施されることが好ましい。これにより、凸エンボス81が施された突出片15が容器本体の前面に更に突出し易くなり、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。また、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうことも更になくなり、突出片15が容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図25に示すように、第2の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20に設けられる突出片51に凸エンボス81が施されることになる。
図25に示すように、前面壁部20に設けられる突出片51に凸エンボス81が施されることで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21が、突出片51に施された凸エンボス81部分と接触することになり、上述した図24の原理と同様に、凸エンボス81が施された突出片51が容器本体の前面に突出し易くなり、図25に示す切り込み53、54にミシン目を施した場合には、そのミシン目53、54が切断され易くなり、突出片51を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み53、54にミシン目を施す場合には、切り込み53、54の一部分のみにミシン目を施すことが好ましい。この場合、凸エンボス81は、切り込み53、54の一部分のみにミシン目を施した部分に該当する領域に少なくとも施すことが好ましい。
また、前面壁部20に設けられる突出片51に凸エンボス81が施されることで、容器本体11前面から開放された突出片51は、突出片51に施された凸エンボス81が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片51が、容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片51が容器本体の前面に突出する際に、その突出片51と隣接する切り込み53、54の部分で抑止されてしまうこともなく、突出片51が容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図26に示すように、第3の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20に設けられる突出片61に凸エンボス81が施されることになる。
図26に示すように、前面壁部20に設けられる突出片61に凸エンボス81が施されることで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21が、突出片61に施された凸エンボス81と接触することになり、上述した図24の原理と同様に、凸エンボス81が施された突出片61が容器本体の前面に突出し易くなり、図26に示す切り込み65にミシン目を施した場合には、そのミシン目を施した切り込み65が切断され易くなり、突出片61を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み65にミシン目を施す場合には、切り込み65の一部分のみに施すことが好ましい。この場合、凸エンボス81は、切り込み65の一部分のみにミシン目を施した部分に該当する領域に少なくとも施すことが好ましい。
例えば、図27に示すように、突出片61の周縁のうち、折目線33に連設されている突出片61の頂縁83とは逆側の突出片61の底縁84のみにミシン目を施す。また、凸エンボス81は、突出片61の底縁84近辺に施すとする。
この図27に示す構成の場合には、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせる前は、突出片61は、突出片61の頂縁83と突出片61の底縁84とにより、前面壁部20に連接されることになる。そして、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21が、前面壁部20の突出片61に施された凸エンボス81と接触することになり、上述した図24の原理と同様に、凸エンボス81が施された突出片61が容器本体の前面に突出し易くなり、図27に示す突出片61の底縁84に施したミシン目が切断され、突出片61を前面壁部20から自動的に切り離すことが可能となる。
特に、突出片61の底縁84に施したミシン目のつなぎを、図22に示す突出片61の底縁74に施したミシン目のつなぎ75と同様に、0.1〜0.9mmに設計しておくことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせる工程において、自動的につなぎ目が切り離されることになるため、消費者に突出片61をひきおこさせる手間を予め省くことが可能となる。
また、前面壁部20に設けられる突出片61に凸エンボス81が施されることで、容器本体11前面から開放された突出片61は、該突出片61に施された凸エンボス81が突出した分の高さだけ、容器本体の前方に位置し、突出片61が、容器本体の前面に若干突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片61が容器本体の前面に突出する際に、その突出片61と隣接する切り込み65の部分で抑止されてしまうこともなく、突出片61が容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、第4〜第6の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20においても同様に、前面壁部20に設けられる突出片に凸エンボス81を施すことで、凸エンボス81が施された突出片が容器本体の前面に突出し易くする状態を構成することが可能となる。
即ち、第4の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片15に凸エンボス81が施されることで、図23に示す、第1の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片15に凸エンボス81が施された構成と同様な機能を奏することになる。また、第5の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片51に凸エンボス81が施されることで、図25に示す、第2の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片51に凸エンボス81が施された構成と同様な機能を奏することになる。また、第6の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片61に凸エンボス81が施されることで、図26に示す、第3の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20において、前面壁部20に設けられる突出片61に凸エンボス81が施された構成と同様な機能を奏することになる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、第7の実施形態の包装用フィルム容器を構成する前面壁部20においても同様に、前面壁部20に設けられる突出片に凸エンボス81を施すことで、凸エンボス81が施された突出片が容器本体の前面に更に突出し易くする状態を構成することが可能となる。
例えば、図28に示すように、包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71を施すと共に、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても凸エンボス81を施すことも可能である。
図28に示すように、保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71を施すと共に、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても凸エンボス81を施すことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21に施された凸エンボス71と、前面壁部20に施された凸エンボス81と、が接触することになり、突出片15が容器本体の前面に更に突出し易くなり、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。
また、保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に凸エンボス71を施すと共に、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても凸エンボス81を施すことで、切離片16を切り離し、突出片15が容器本体11前面から開放された際に、容器本体11前面から開放された突出片15が、保持面壁部21に施された凸エンボス71と、突出片15に施された凸エンボス81と、が突出した分の高さだけ容器本体の前方に位置し、突出片15が、容器本体の前面に突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、突出片15は、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
また、図29に示すように、包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に線状の凸エンボス71を施すと共に略円状の凸エンボス81を施し、尚且つ、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても同様の略円状の凸エンボス81を施すことも可能である。
図29に示すように、包装用フィルム容器を構成する保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に線状の凸エンボス71を施すと共に略円状の凸エンボス81を施し、尚且つ、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても同様の略円状の凸エンボス81を施すことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、保持面壁部21に施された線状の凸エンボス71が前面壁部20に接触すると共に、保持面壁部21に施された略円状の凸エンボス81が、前面壁部20に施された略円状の凸エンボス81と、接触することになり、突出片15が容器本体の前面に更に突出し易くなり、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。
また、保持面壁部21において、前面壁部20に設けられる突出片15と重なる位置に線状の凸エンボス71を施すと共に略円状の凸エンボス81を施し、尚且つ、前面壁部20に設けられる突出片15に対しても同様の略円状の凸エンボス81を施すことで、切離片16を切り離し、突出片15が容器本体11前面から開放された際に、容器本体11前面から開放された突出片15が、保持面壁部21に施された線状の凸エンボス71が突出した分の高さ(または、保持面壁部21に施された略円状の凸エンボス81と、前面壁部20に施された略円状の凸エンボス81と、が突出した分の高さ)だけ、容器本体の前方に位置し、突出片15が、容器本体の前面に突出した状態を絶えず維持することになる。このため、突出片15が容器本体の前面に突出する際に、突出片15は、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
従って、包装用フィルム容器は、保持面壁部21において前面壁部20に設けられた突出片と重なった内側部分の領域と、前面壁部20に設けられた突出片の内側部分の領域と、の少なくとも1つの領域に、少なくとも1つの凸エンボスを施すことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、前面壁部20に設けられた突出片が容器本体の前面に突出し易くする状態を構成することが可能となる。なお、前面壁部20や、保持面壁部21に施す凸エンボスの形状は、特に限定せず、線形状、円形状、楕円形状等のあらゆる形状の凸エンボスを施すことは可能である。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態における包装用フィルム容器について説明する。第9の実施形態における包装用フィルム容器は、上記第1〜第8の実施形態における包装用フィルム容器において、保持面壁部21を前面壁部20側に織り込む際の折目となる折目線33のうち、前面壁部20に設けられる突出片と連接される突出片の頂縁には、折目線33を施さないことを特徴とするものである。以下、図30〜図32を参照しながら、本実施形態における包装用フィルム容器について説明する。なお、以下、特記しない限り、本実施形態における包装用フィルム容器の構成および機能は、第1〜第8の実施形態と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
本実施形態における包装用フィルム容器は、図30に示すように、第1の実施形態における包装用フィルム容器において、保持面壁部21を前面壁部20側に織り込む際の折目となる折目線33のうち、前面壁部20に設けられる突出片15が折目線33に連設されている突出片15の頂縁91には、折目線を施さないようにする。
図30に示すように、前面壁部20と保持面壁部21との折目33上にある突出片15の頂縁91には、折目線が施されていないことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、前面壁部20に設けられた突出片15が、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになり、突出片15が容器本体の前面に突出し易くなり、突出片15と連接されるミシン目31が切断され易くなり、切離片16を容易に切り離すことが可能となる。
また、突出片15は、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになるため、切離片16を切り離し、突出片15が容器本体11前面から開放された際に、突出片15は、その突出片15と隣接する切り込み36、37の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図31に示すように、第2の実施形態における包装用フィルム容器において、保持面壁部21を前面壁部20側に織り込む際の折目となる折目線33のうち、前面壁部20に設けられる突出片51が折目線33に連設されている突出片51の頂縁91には、折目線を施さないようにする。
図31に示すように、前面壁部20と保持面壁部21との折目33上にある突出片51の頂縁91には、折目線が施されていないことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、前面壁部20に設けられた突出片51が、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになり、突出片51が容器本体の前面に突出し易くなり、図31に示す切り込み53、54にミシン目を施した場合には、そのミシン目53、54が切断され易くなり、突出片51を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み53、54にミシン目を施す場合には、切り込み53、54の一部分のみにミシン目を施すことが好ましい。
また、突出片51は、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになるため、突出片51が容器本体11前面から開放された際に、突出片51は、その突出片51と隣接する切り込み53、54の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
また、本実施形態における包装用フィルム容器は、図32に示すように、第3の実施形態における包装用フィルム容器において、保持面壁部21を前面壁部20側に織り込む際の折目となる折目線33のうち、前面壁部20に設けられる突出片61が折目線33に連設されている突出片61の頂縁91には、折目線を施さないようにする。
図32に示すように、前面壁部20と保持面壁部21との折目33上にある突出片61の頂縁91には、折目線が施されていないことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、前面壁部20に設けられた突出片61が、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになり、突出片61が容器本体の前面に突出し易くなり、図32に示す切り込み65にミシン目を施した場合には、そのミシン目65が切断され易くなり、突出片61を容易に切り離すことが可能となる。なお、切り込み65にミシン目を施す場合には、切り込み65の一部分のみにミシン目を施すことが好ましい。
特に、突出片61の底縁にのみミシン目を施し、該ミシン目のつなぎを、図22に示す突出片61の底縁74に施したミシン目のつなぎ75と同様に、0.1〜0.9mmに設計しておくと、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせる工程において、自動的につなぎ目が切り離されることになるため、消費者に突出片61をひきおこさせる手間を予め省くことが可能となる。
また、突出片61は、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになるため、突出片61が容器本体11前面から開放された際に、突出片61は、その突出片61と隣接する切り込み65の部分で抑止されてしまうこともなく、容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、本実施形態における包装用フィルム容器は、第4〜第8の実施形態の包装用フィルム容器においても同様に、前面壁部20に設けられる突出片の周縁のうち、前面壁部20と保持面壁部21との折目33上にある突出片の頂縁には、折目線が施されていないことで、前面壁部20と保持面壁部21とを貼り合わせた際に、前面壁部20に設けられた突出片が、前面壁部20と貼り合わせた保持面壁部21と同一平面となるための復元力が増すことになり、突出片が容器本体の前面に突出し易くなる。
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の形態の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施した形態で実施することは可能である。例えば、上記第7の実施形態において保持面壁部21に凸エンボス71を施すことで、保持面壁部21上に突起部を形成することとしたが、保持面壁部21上に突起部が形成できれば特に限定しないものとする。また、上記第8の実施形態において前面壁部20に凸エンボス81を施すことで、前面壁部20上に突起部を形成することとしたが、前面壁部20上に突起部が形成できれば特に限定しないものとする。このように、上記実施形態においては、前面壁部20や保持面壁部21に凸状のエンボスを施すことで、突起部を形成することとしたが、前面壁部20や保持面壁部21に対して突起部を形成できれば、特に限定しないものとする。なお、エンボス加工は、前面壁部20や保持面壁部21に容易に突起部を形成することが可能となることから、前面壁部20や保持面壁部21に凸状のエンボスを施すことが好ましい。
本発明の第1の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器蓋部から開封ジッパー(図示せず)を切除した後の状態を示したものである。 本発明の第1の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第1の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す図であって、容器蓋部を閉蓋したものである。 (a)乃至(c)は、本発明の第1の実施形態における突出片を容器本体前面から突出させる工程を示した図である。 本発明の第1の実施形態における突出片突出後の包装用フィルム容器を示す斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態における包装用フィルム容器を示す断面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態における包装用フィルム容器の容器本体の開口面側から見た平面図である。 本発明の第2の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第3の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第4の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第5の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第6の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態における包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第7の実施形態における第1の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第7の実施形態における包装用フィルム容器の特徴を説明するための図である。 本発明の第7の実施形態における第2の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第7の実施形態における第3の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第7の実施形態における第3の包装用フィルム容器の一例を示す外観斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 図21に示す突出片61の拡大図であり、突出片61の底縁74に施したミシン目のつなぎ75を0.1〜0.9mmに設計した場合を説明するための図である。 本発明の第8の実施形態における第1の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第8の実施形態における包装用フィルム容器の特徴を説明するための図である。 本発明の第8の実施形態における第2の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第8の実施形態における第3の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第8の実施形態における第3の包装用フィルム容器の一例を示す外観斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第8の実施形態における第4の包装用フィルム容器の一例を示す外観斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 第8の実施形態における第5の包装用フィルム容器の一例を示す外観斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第9の実施形態における第1の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第9の実施形態における第2の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。 本発明の第9の実施形態における第3の包装用フィルム容器の外観を示す斜視図であって、容器本体の前面を展開したものである。
符号の説明
11 容器本体
12 容器蓋部
13 包装用フィルム
14 芯部材
15、51、61 突出片
16 切離片
17、18、52、62〜64 刳貫部
19、70 塗布領域
20 前面壁部
21 保持面壁部
22 カッター
23、24 貼着片
25、26 側面壁部
27 後面壁部
29 底面部
31、32 ミシン目
33、34、35 折目線
36、37、53、54、65 切り込み
38 突出片先端
39 空間
71、81 凸エンボス(突起部)
72、82 押圧力方向
73、83、91 突出片の頂縁
74、84 突出片の底縁
75 ミシン目のつなぎ
80 カッター22の突出部分

Claims (13)

  1. ロール状に巻回された包装用フィルムを収納する容器本体と、該容器本体の後面壁部の頂縁を軸として前記容器本体に対して回動可能となるように、前記頂縁に連設されている容器蓋部と、を有して構成される包装用フィルム容器であって、
    前記容器本体は、
    前面が、底面に一方の長縁を介して連設されている前面壁部と、前記長縁に対向する他の長縁を介して前記前面壁部に折目線を介して連設されている保持面壁部と、を有して構成し、前記保持面壁部は、前記他の長縁に沿って容器本体内側に折り込まれて前記前面壁部裏面に接着固定されており、
    前記前面壁部において前記保持面壁部が折り重なった部分には、
    前記容器本体の前面から突出する突出片と、該突出片に接する位置が刳り貫かれて形成された刳貫部と、を有し、
    前記突出片は、該突出片の頂縁が前記前面壁部と前記保持面壁部との折目上にあることを特徴とする包装用フィルム容器。
  2. 前記突出片は、
    該突出片の頂縁が、前記容器本体の前面に連設され、該突出片の底縁が、ミシン目により切り離し可能な切離片を介して、前記容器本体の前面に連設されていることを特徴とする請求項1記載の包装用フィルム容器。
  3. 前記突出片の周縁のうち、前記容器本体の前面に連設されている頂縁の長さは、前記切離片に連設されている底縁の長さよりも長く構成されていることを特徴とする請求項2記載の包装用フィルム容器。
  4. 前記刳貫部は、
    前記前面壁部において、前記突出片および前記切離片の両側縁に接する位置に設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の包装用フィルム容器。
  5. 前記突出片の周縁のうち、前記容器本体の前面および前記切離片に連設されている部分以外は、切り込みにより形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の包装用フィルム容器。
  6. 前記突出片は、
    該突出片の頂縁が前記容器本体の前面に連設され、
    前記刳貫部は、
    前記前面壁部において、前記突出片の底縁に接するように刳り貫かれて形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用フィルム容器。
  7. 前記突出片は、
    該突出片の頂縁が前記容器本体の前面に連設され、
    前記刳貫部は、
    前記前面壁部において、前記突出片の両側縁に接する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装用フィルム容器。
  8. 前記突出片の周縁のうち、前記容器本体の前面に連設されている部分以外は、切り込みにより形成されていることを特徴とする請求項6または7記載の包装用フィルム容器。
  9. 前記突出片の周縁のうち、前記容器本体の前面に連設されている部分以外は、切断可能なミシン目により形成されていることを特徴とする請求項6または7記載の包装用フィルム容器。
  10. 前記容器蓋部の前面底縁部に沿って、前記包装用フィルム切断用のカッターが設けられており、前記カッターの一部が、前記蓋部閉蓋時に前記容器本体の底面方向に突出して構成されている場合、
    前記突出片は、
    前記蓋部閉蓋時に、前記カッターの突出部分と重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の包装用フィルム容器。
  11. 前記保持面壁部において前記前面壁部に設けられた突出片と重なった内側部分の領域と、前記前面壁部に設けられた突出片の内側部分の領域と、の少なくとも1つの領域には、少なくとも1つの突起部が施されてなることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の包装用フィルム容器。
  12. 前記突起部は、前記突出片の縁内に沿って施されてなることを特徴とする請求項11記載の包装用フィルム容器。
  13. 前記突出片の周縁のうち、前記前面壁部と前記保持面壁部との折目上にある前記突出片の頂縁には、折目線が施されていないことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の包装用フィルム容器。
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