JP5694190B2 - カートン及び包装物供給体 - Google Patents

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Description

本発明は、ラップフィルム、アルミニウム箔、クッキングシート等の包装物を巻き回してなるロールを収容するためのカートン、及び該カートンを用いる包装物供給体に関する。
ラップフィルム、アルミニウム箔、クッキングシートなどの包装物を巻き回してなるロールを収容するためのカートンは、カートン本体と、カートン本体に対して回動可能かつ一体に形成された蓋体と、カートン本体内から引き出される包装物を切断するために蓋体に取り付けられた鋸歯状の切断刃とを備えている。カートン本体は、底壁と、底壁の相対向する2辺から立ち上がった前壁及び後壁と、底壁の相対向する別の2辺から立ち上がった左右一対の端壁とを備えている。左側の端壁は、底壁、前壁及び後壁の左側の端部からそれぞれ延びる3つのフラップから構成され、右側の端壁は、底壁、前壁及び後壁の右側の端部からそれぞれ延びる3つのフラップから構成されている。より具体的には、各端壁は、後壁から延びるフラップである後側フラップ、前壁から延びるフラップである前側フラップ、及び底壁から延びるフラップである底側フラップをこの順序でカートン本体の内側に向かって折り曲げたのち、前側フラップ及び後側フラップに塗布した接着剤で前側フラップ及び後側フラップを底側フラップに接合させることにより形成されている。
ところで、ラップフィルムを全て使い切った後の使用済みのカートンは通常、古紙として回収して再利用される。この場合、カートンの蓋体に取り付けられている切断刃を取り外すのに加えて、カートンのかさを小さくするべく、カートン本体の各端壁において互いに接合されているフラップ同士を引き離してからカートンを平たく押しつぶすことが一般に行われている。このようなカートンの解体を容易にする目的で、接着剤が塗布されるフラップの領域にハーフカット線を設けることが特許文献1に記載されている。この構成によれば、フラップ同士の引き離し時にハーフカット線が設けられたフラップにおいて層間剥離が起こることにより、フラップ同士を引き離すのに要する力が小さくなるため、カートンの解体がしやすい。
特開2007−176599号公報
接着剤をフラップに塗布する工程やフラップを互いに接合する工程において、前側フラップ及び後側フラップのハーフカット線が設けられている所定の領域から接着剤がはみ出てしまうことが少なからずある。この場合、前側フラップ及び後側フラップが前記所定の領域以外の領域においても底側フラップに接合することになり、その結果、フラップ同士の引き離しに要する力は大きくなる。また、この接着剤のはみ出しは、フラップ同士の引き離しに要する力に関するカートンごとのばらつきの原因ともなる。接着剤のはみ出しが原因でフラップ同士の引き離しに要する力が大きくなるのを避けるためには、前側フラップ及び後側フラップの前記所定の領域以外の領域にもハーフカット線を設けることが考えられる。しかしながら、ハーフカット線を多く設けるほど、フラップの強度は低下してしまう。
そこで本発明の目的は、カートンの端壁において互いに重ね合わせて接合されているフラップ同士を引き離すのに要する力を好適に制御することのできるカートン、及びそのカートンを備えた包装物供給体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様では、底壁と、底壁の前後に設けられた一対の側壁と、底壁の左右に設けられた一対の端壁とを備えるカートンを提供する。各端壁は、底壁の左右両端のうちの一方から延びるフラップを、一対の側壁の左右両端のうちの同じ一方から延びる2つのフラップと重ねて接着剤を使って接合することにより形成されている。前記フラップのうちの少なくとも一つは、ミシン目線により画定された第1の領域と、接着剤との接着性が第1の領域よりも低い第2の領域とを備える面を有し、かつ、前記第1の領域で別のフラップに接合されている。接着剤は、前記ミシン目線をまたいで前記第1の領域と前記第2の領域の両方に広がっている。
前記第1の領域は、前記ミシン目線に加えてハーフカット線によっても画定されていてもよい。この場合、前記ミシン目線は、前記ハーフカット線と比べて、当該ミシン目線を有するフラップを含んだ端壁において最も外側に位置するフラップを基準とした場合にその先端寄りに位置することが好ましい。
前記ハーフカット線の延長線と、当該ハーフカット線を有するフラップの基端となる罫線の延長線とは互いに交差することが好ましい。
前記ミシン目線は折れ線であることが好ましい。
前記第1の領域内には別のハーフカット線が設けられていてもよい。この場合、この別のハーフカット線は、前記ミシン目線上を始点として、前記最も外側に位置するフラップを基準とした場合にその基端に向かって延びる直線であることが好ましい。
前記端壁において最も外側に位置するフラップは、底壁から延びるフラップであることが好ましい。この場合、前記第1の領域及び第2の領域を有するフラップは、側壁から延びるフラップである。
本発明の第2の態様では、包装物を巻き回してなるロールと、前記ロールを収容する上記第1の態様に係るカートンとを備える包装物供給体を提供する。
本発明の第一の実施形態の包装物供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 第一の実施形態の包装物供給体が備えるカートンを展開して得られる板紙を表側から見た図。 第一の実施形態のカートンのカートン本体の端壁を分解して示す斜視図。 第一の実施形態の端壁を包装物のロールの中心軸方向に沿って見たときの底側フラップに対する前側フラップ及び後側フラップの接着領域の位置関係を示す模式図。 図5(a)〜図5(c)は第一の実施形態の端壁の断面図であって、より詳しくは、図5(a)は底側フラップを前側フラップ及び後側フラップから引き離す前の状態を示す図、図5(b)は、前側フラップ及び後側フラップからの底側フラップの引き離しを開始した直後の状態を示す図、図5(c)は、底側フラップを前側フラップ及び後側フラップから引き離した状態を示す図。 本発明の第二の実施形態のカートンの端壁の模式図であって、前側フラップ及び後側フラップを主に示す図。
(第一の実施形態)
以下、本発明にかかるカートン及び包装物供給体を具体化した第一の実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態の包装物供給体1は、コートボール紙等の板紙を折り曲げて形成される直方体状のカートン2と、ポリ塩化ビニリデン等からなる包装物としてのラップフィルム3Fをペーパーコア3Cに巻き回して形成されるロール3とから構成されている。カートン2は、天面が開口した有底箱状に形成されて内部にロール3を収容するカートン本体4と、カートン本体4の開口を開閉するための蓋体5とを備える。蓋体5には切断刃6が設けられている。
カートン本体4は、底壁4BTと、底壁4BTの前後に設けられた一対の側壁である前壁4F及び後壁4Bと、底壁4BTの左右に設けられた一対の端壁4SL,4SRとを備える。
蓋体5は、カートン本体4の後壁4Bに対して回動可能かつ一体に形成された頂壁5Tと、頂壁5Tの前端から延びる蓋体前壁5Fと、頂壁5Tの左右両端から延びる蓋体端壁5SL,5SRとを備える。蓋体前壁5Fは、カートン本体4の開口が蓋体5によって閉じられているとき、カートン本体4の前壁4Fに対向して位置する。蓋体前壁5Fは、カートン本体4の底壁4BTの近くに位置する複数の接着ポイント4Fcにおいてカートン本体4の前壁4Fに接合されている。接着ポイント4Fcは、ロール3の中心軸と平行な方向である中心軸方向Aに沿って均等にカートン本体4の前壁4Fと蓋体前壁5Fとの間に設けられている。蓋体前壁5Fの上下方向略中央には、蓋体前壁5Fの左端から右端まで延びる開封用ミシン目線5Fmが設けられている。そのため、ミシン目線5Fmにより、蓋体前壁5Fは中心軸方向Aにほぼ沿って切断されることになる。ミシン目線5Fmは略V字状に延びており、この略V字の頂点は、中心軸方向Aにおける蓋体前壁5Fの中央に位置し、かつ下を向いている。ミシン目線5Fmの右端下側に対応する蓋体前壁5Fの部分には、ミシン目線5Fmに沿った蓋体前壁5Fの切断の開始を容易にするための開封端5Eが設けられている。
開封端5Eをつかんで蓋体前壁5Fのうちミシン目線5Fmよりも下側の部分を、接着ポイント4Fcでカートン本体4の前壁4Fに接合されているのに抗って前壁4Fから引き剥がすことにより、蓋体前壁5Fは右端から左端に向かってミシン目線5Fmに沿って切断される。こうして蓋体前壁5Fをミシン目線5Fmに沿って切断することより、蓋体前壁5Fの下側部分は、ミシン目線5Fmよりも上側の部分であって頂壁5Tから連続する蓋体前壁5Fの部分である上側部分から分断されることになる。かくしてカートン2は開封される。下側部分から分断された後の蓋体前壁5Fの上側部分の下端は、ミシン目線5Fmと同じく略V字状に延びており、この略V字の頂点は、中心軸方向Aにおける蓋体前壁5Fの中央に位置し、かつ下を向いている。蓋体前壁5Fをミシン目線5Fmに沿って切断した後、頂壁5Tがカートン本体4の前壁4Fから離れるように蓋体5を回動させることにより、カートン2内からラップフィルム3Fを引き出すことが可能となる。
切断刃6は、蓋体前壁5Fの内表面に接着して取り付けられている。切断刃6は、中心軸方向Aに関して蓋体前壁5F全体にわたって延びており、またミシン目線5Fmと対応して位置している。切断刃6は、ミシン目線5Fmと同様の略V字の形状を有している。切断刃6の略V字の頂点は、中心軸方向Aにおける切断刃6の中央に位置し、かつ下を向いている。略V字状の切断刃6を用いることで、カートン本体4の内側から引き出して前壁4Fの上に配置させたラップフィルム3Fに対し、切断刃6はまず中心軸方向Aにおける切断刃6の中央において突き刺さることとなる。よって、ラップフィルム3Fは、中心軸方向Aにおけるラップフィルム3Fの中央から両端に向かって切断される。
切断刃6よりも上側の蓋体前壁5Fの部分のうち中心軸方向Aにおける蓋体前壁5Fの中央には、蓋体前壁5Fの外表面から前方に向かって突出した複数の前面凸部FPが設けられている。前面凸部FPは、中心軸方向Aにおける蓋体前壁5Fの中央、換言すれば切断刃6を用いてラップフィルム3Fを切断するに際してラップフィルム3Fに最初に突き刺さるべき中心軸方向Aにおける切断刃6の中央がどこかを前面凸部FPに触れた使用者に触覚により把握させるためのものである。これにより、略V字状をなす切断刃6の形状に適した方法でラップフィルム3Fを切断するように使用者を導くことができる。前面凸部FPは、好適にはエンボス加工により形成される。エンボス加工による前面凸部FPの形成は、カートン2を形成する過程においてコートボール紙等の板紙の裁断時又は裁断した後に、蓋体前壁5Fに対応する板紙の部分の表側の面の一部を裏側から押し上げて浮かせたり、あるいは当該板紙の部分の表側の面に特殊なインクを付着させたりして行われる。
ラップフィルム3Fを切断する際にはまず、カートン2の蓋体5を開き、一方の手でラップフィルム3Fの先端を把持し、カートン本体4の開口を通じてカートン本体4の外にラップフィルム3Fを引き出す。そして、開口を蓋体5で閉じ、引き出したラップフィルム3Fを蓋体前壁5Fとカートン本体4の前壁4Fの間で挟む。次いで、カートン2を持っているもう一方の手の親指で前面凸部FPを押さえながらカートン2をロール3の周方向Rに沿って捻る。これにより、中心軸方向Aにおける切断刃6の中央の歯がラップフィルム3Fに突き刺さる。その後、カートン2を更に捻ることにより、ラップフィルム3Fは中心軸方向Aに沿って切断される。つまり、切断刃6は、中心軸方向Aにおけるラップフィルム3Fの中央から両端に向かってラップフィルム3Fを切断する。これにより、切断刃6によるラップフィルム3Fの切断は、引き裂き等の切断不良を起こすことなく、切断刃6の形状に応じて良好に進む。
次に、図2及び図3を参照してカートン2についてさらに詳細に説明する。なお、カートン2の展開図である図2に関して、図2中の左右方向を以下便宜的に中心軸方向Aとも言う。
図2に示されている板紙は、カートン2を展開することにより得られるものであり、カートン本体4の底壁4BTに対応する底壁部分11を有する。底壁部分11の図2中上方には、カートン本体4の前壁4Fに対応する前壁部分13を図2の板紙は有している。前壁部分13は、中心軸方向Aに沿って延びる罫線12を介して底壁部分11に連結されている。前壁部分13は、底壁部分11との間でなす角度が直角となるまで、底壁部分11の表側の面(図2中に表れている側の面)ではなく裏側の面(図2中に表れていない側の面)に向かって罫線12で折り曲げられる。前壁部分13のうち底壁部分11に近い位置には、複数の突起13aが中心軸方向Aに沿って並んでいる。突起13aは、前壁部分13の表側の面から突出しており、上述した接着ポイント4Fcを部分的に構成する。前壁部分13の図2中上方には、前壁4Fを裏打ちするカートン本体4の副前壁4Fdに対応する副前壁部分15を図2の板紙は有している。副前壁部分15は、中心軸方向Aに沿って延びる罫線14を介して前壁部分13に連結されている。副前壁部分15は、副前壁部分15の裏側の面が前壁部分13の裏側の面と接するまで、前壁部分13の裏側の面に向かって罫線14で折り曲げられる。
底壁部分11の図2中下方には、カートン本体4の後壁4Bに対応する後壁部分17を図2の板紙は有している。後壁部分17は、中心軸方向Aに沿って延びる罫線16を介して底壁部分11に連結されている。後壁部分17は、底壁部分11との間でなす角度が直角となるまで、底壁部分11の裏側の面に向かって罫線16で折り曲げられる。後壁部分17の図2中下方には、蓋体5の頂壁5Tに対応する頂壁部分19を図2の板紙は有している。頂壁部分19は、中心軸方向Aに沿って延びる罫線18を介して後壁部分17に連結されている。頂壁部分19は、後壁部分17との間でなす角度が直角となるまで、後壁部分17の裏側の面に向かって罫線18で折り曲げられる。
頂壁部分19の図2中下方には、カートン2の蓋体前壁5Fに対応する蓋体前側部分21を図2の板紙は有している。蓋体前側部分21は、中心軸方向Aに沿って延びる罫線20を介して頂壁部分19に連結されている。蓋体前側部分21には、上述したV字状のミシン目線5Fmが形成されている。蓋体前側部分21の裏側の面には上述したV字状の切断刃6(図2では図示略)がミシン目線5Fmに沿って接着して取り付けられている。また、中心軸方向Aにおける蓋体前側部分21の中央であってミシン目線5Fmよりも図2中上方の位置には、上述した複数の前面凸部FPが設けられている。また、ミシン目線5Fmよりも図2中下方であって前壁部分13の前記突起13aに対応する位置には、突起13aと一緒に接着ポイント4Fcを構成する複数の半円状の切り込み21aが中心軸方向Aに沿って並んでいる。上述した開封端5Eは、蓋体前側部分21のうちミシン目線5Fmの図2中右端下方に位置する部分に設けられている。蓋体前側部分21は、頂壁部分19との間でなす角度が直角となるまで、頂壁部分19の裏側の面に向かって罫線20で折り曲げられる。前壁部分13、副前壁部分15、後壁部分17、頂壁部分19及び蓋体前側部分21をすべて先に説明したように折り曲げると、蓋体前側部分21の裏側の面が前壁部分13の表側の面と相対向するかたちとなり、蓋体前側部分21の裏側の面を前壁部分13の表側の面に接着することが可能となる。
以下の説明において、図2中の各部材の同図上下方向に関するサイズを縦寸法、同図左右方向に関するサイズを横寸法という。
底壁部分11の図2中左右には、カートン本体4の各端壁4SL,4SRを部分的にそれぞれ構成する底側フラップ11L,11Rを図2の板紙は有している。各底側フラップ11L,11Rは、中心軸方向Aと直交して延びる罫線31を介して底壁部分11に連結されている。底側フラップ11L,11Rは、底壁部分11の裏側の面に向かって罫線31で折り曲げられる。各底側フラップ11L,11Rの縦寸法は底壁部分11の縦寸法と略等しく、各底側フラップ11L,11Rの横寸法は前壁部分13及び後壁部分17の縦寸法と略等しい。
各底側フラップ11L,11Rの先端には、中心軸方向Aと直交して延びる罫線32を介して延長部11La,11Raが連結されている。各延長部11La,11Raは、延長部11La,11Raの表側の面が底側フラップ11L,11Rの表側の面と対向するように罫線32で折り曲げられる。
前壁部分13の図2中左右には、カートン本体4の各端壁4SL,4SRを部分的にそれぞれ構成する前側フラップ13L,13Rを図2の板紙は有している。各前側フラップ13L,13Rは、中心軸方向Aと直交して延びる罫線33を介して前壁部分13に連結されている。前側フラップ13L,13Rは、前壁部分13の裏側の面に向かって罫線33で折り曲げられる。各前側フラップ13L,13Rの縦寸法は前壁部分13の縦寸法と略等しく、各前側フラップ13L,13Rの横寸法は底壁部分11の縦寸法よりも小さい。各前側フラップ13L,13Rの表側の面は、接着剤との接着性(すなわち親和性)が比較的高い接着領域41と、接着剤との接着性が比較的低い非接着領域42とを有している。図2及び図3では、接着領域41は、前側フラップ13L,13Rの表側の面のうち白地で示されている部分であり、非接着領域42は、前側フラップ13L,13Rの表側の面のうち網掛けして示されている部分である。
各前側フラップ13L,13Rの接着領域41は、ハーフカット線43とミシン目線44とにより画定されている。各前側フラップ13L,13Rのハーフカット線43及びミシン目線44は、当該前側フラップ13L,13Rの接着領域41に含まれる。ハーフカット線43は、前側フラップ13L,13Rを表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成した連続した切れ目線である。ハーフカット線43の切り込みの深さは、板紙の厚さの10%〜90%であることが好ましく、より好ましくは30%〜80%である。ミシン目線44は、前側フラップ13L,13Rを貫通する切り込みを不連続に形成したものである。カートン本体4の端壁4SRを部分的に分解して示した図3から分かるように、カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各前側フラップ13L,13Rのハーフカット線43は、同じ前側フラップ13L,13Rのミシン目線44と比べて、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその先端寄りではなく基端寄り、換言すればカートン本体4の底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13Rの辺寄りに位置している。すなわち、各前側フラップ13L,13Rのミシン目線44は、同じ前側フラップ13L,13Rのハーフカット線43と比べて、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその先端寄り、換言すれば底壁4BTから最も離れた前側フラップ13L,13Rの辺寄りに位置している。
ミシン目線44は、罫線33と直交する方向に延びる平坦部44aと、罫線33と斜めに交差する方向に延びる傾斜部44bとから構成される折れ線である。ミシン目線44の切り込み部分と非切り込み部分の長さの比は、1対4から4対1であることが好ましく、より好ましくは1対3である。カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各前側フラップ13L,13Rのミシン目線44の平坦部44aは、底側フラップ11L,11Rの基端と先端を結ぶ線に直交する方向、換言すればカートン本体4の底壁4BTと平行に延びている。また、各前側フラップ13L,13Rのミシン目線44の傾斜部44bは、平坦部44aと連続する方の傾斜部44bの端部に比べて平坦部44aから離れた傾斜部44bのもう一方の端部の方が底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端寄り、換言すれば底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13Rの辺寄りに位置するように配置される。
各前側フラップ13L,13Rの接着領域41には、1つ又は複数のハーフカット線45が設けられている。このハーフカット線45は、上述したハーフカット線43と同じく、前側フラップ13L,13Rの接着領域41を表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成した連続した切れ目線である。各接着領域41は、ハーフカット線45によって複数の部分に区画されている。ハーフカット線45の切り込みの深さは、板紙の厚さの10%〜90%であることが好ましく、より好ましくは30%〜80%である。カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各前側フラップ13L,13Rのハーフカット線45は、同じ前側フラップ13L,13Rのミシン目線44上を始点として、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13Rの辺に向かって斜めに延びている。
各前側フラップ13L,13Rの非接着領域42は、前側フラップ13L,13Rの接着領域41の周りに設けられている。各非接着領域42には、例えば、接着剤との接着性を抑えるための塗料が塗布されている。このような塗料の具体例としては、例えば、アクリレート系UV硬化型樹脂やポリアミド樹脂が挙げられる。非接着領域42に塗布される塗料の厚さは0.1〜4μmであることが好ましく、より好ましくは0.5〜2μmである。各前側フラップ13L,13Rの非接着領域42は、前側フラップ13L,13Rの表側の面のうち接着領域41を除いたすべての部分を占めることが好ましい。
後壁部分17の図2中左右には、底側フラップ11L,11R及び前側フラップ13L,13Rと一緒にカートン本体4の端壁4SL,4SRをそれぞれ構成する後側フラップ17L,17Rを図2の板紙は有している。各後側フラップ17L,17Rは、中心軸方向Aと直交して延びる罫線34を介して後壁部分17に連結されている。後側フラップ17L,17Rは、後壁部分17の裏側の面に向かって罫線34で折り曲げられる。各後側フラップ17L,17Rの縦寸法は、後側フラップ17L,17Rの先端に向かうにつれて小さくなっている。各後側フラップ17L,17Rの横寸法は、底壁部分11の縦寸法よりも小さく、かつ前側フラップ13L,13Rの横寸法よりも大きい。各後側フラップ17L,17Rの表側の面は、接着剤との接着性が比較的高い接着領域46と、接着剤との接着性が比較的低い非接着領域47とを有している。図2及び図3では、非接着領域47は、後側フラップ17L,17Rの表側の面のうち網掛けして示されている部分であり、接着領域46は、後側フラップ17L,17Rの表側の面のうち非接着領域47で囲まれた白地で示されている部分である。
各後側フラップ17L,17Rの接着領域46は、前側フラップ13L,13Rの接着領域41と同様、ハーフカット線48とミシン目線49とにより画定されている。各後側フラップ17L,17Rのハーフカット線48及びミシン目線49は、当該後側フラップ17L,17Rの接着領域41に含まれる。ハーフカット線48は、後側フラップ17L,17Rを表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成した連続した切れ目線である。ハーフカット線48の切り込みの深さは、板紙の厚さの10%〜90%であることが好ましく、より好ましくは30%〜80%である。ミシン目線49は、後側フラップ17L,17Rを貫通する切り込みを不連続に形成したものである。カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各後側フラップ17L,17Rのハーフカット線48の大部分は、同じ後側フラップ17L,17Rのミシン目線49と比べて、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその先端寄りではなく基端寄り、換言すれば底壁4BTに最も近接する後側フラップ17L,17Rの辺寄りに位置している。すなわち、各後側フラップ17L,17Rのミシン目線49は、同じ後側フラップ17L,17Rのハーフカット線48と比べて、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその先端寄り、換言すれば底壁4BTから最も離れた後側フラップ17L,17Rの辺寄りに位置している。
ミシン目線49は、罫線34と直交する方向に延びる平坦部49aと、罫線34と斜めに交差する方向に延びる傾斜部49bとから構成される折れ線である。カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各後側フラップ17L,17Rのミシン目線49の平坦部49aは、底側フラップ11L,11Rの基端と先端を結ぶ線に直交する方向、換言すればカートン本体4の底壁4BTと平行に延びている。また、各後側フラップ17L,17Rのミシン目線49の傾斜部49bは、平坦部49aと連続する方の傾斜部49bの端部に比べて平坦部49aから離れた傾斜部49bのもう一方の端部の方が底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端寄り、換言すれば底壁4BTに最も近接する後側フラップ17L,17Rの辺寄りに位置するように配置される。
各後側フラップ17L,17Rの接着領域46には、1つ又は複数のハーフカット線50が設けられている。このハーフカット線50は、上述したハーフカット線48と同じく、後側フラップ17L,17Rの接着領域46を表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成した連続した切れ目線である。各接着領域46は、ハーフカット線50によって複数の部分に区画されている。ハーフカット線50の切り込みの深さは、板紙の厚さの10%〜90%であることが好ましく、より好ましくは30%〜80%である。カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、各後側フラップ17L,17Rのハーフカット線50は、同じ後側フラップ17L,17Rのミシン目線49上を始点として底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する後側フラップ17L,17Rの辺に向かって延びている。
各後側フラップ17L,17Rの非接着領域47は、後側フラップ17L,17Rの接着領域46の周りに設けられている。各非接着領域47には、例えば、接着剤との接着性を抑えるための塗料が塗布されている。各後側フラップ17L,17Rの非接着領域47は、後側フラップ17L,17Rの先端側部分の表側の面には設けられていないが、後側フラップ17L,17Rの基端側部分の表側の面のうち接着領域46を除いたすべての部分を占めることが好ましい。
頂壁部分19の図2左右には、蓋体頂側フラップ19L,19Rを図2の板紙は有している。各蓋体頂側フラップ19L,19Rは、中心軸方向Aと直交して延びる罫線35を介して頂壁部分19に連結されている。各蓋体頂側フラップ19L,19Rの縦寸法は頂壁部分19の縦寸法と略等しく、各蓋体頂側フラップ19L,19Rの横寸法は前壁部分13の縦寸法よりも小さい。
蓋体前側部分21の図2中左右には、蓋体前側フラップ21L,21Rを図2の板紙は有している。蓋体前側フラップ21L,21Rは、ミシン目線5Fmよりも図2中上方において中心軸方向Aと直交して延びる罫線36を介して蓋体前側部分21に連結されている。各蓋体前側フラップ21L,21Rの横寸法は、頂壁部分19の縦寸法よりも小さい。包装物供給体1にあっては、蓋体前側フラップ21R,21Lが蓋体頂側フラップ19R,19Lよりも内側になるように蓋体頂側フラップ19R,19Lと蓋体前側フラップ21R,21Lは互いに重ね合わされて接着剤を使って接合されている。蓋体端壁5SR,5SLは、こうして蓋体頂側フラップ19R,19Lと蓋体前側フラップ21R,21Lとから形成されている。蓋体5がカートン本体4の開口を開閉するべく罫線18を中心にして回転する際には、底側フラップ11L,11Rの延長部11La,11Raが蓋体前側フラップ21L,21Rとそれぞれ係合離脱する。カートン本体4の開口が蓋体5によって閉じられると、クリック音を発生して底側フラップ11L,11Rの延長部11La,11Raが蓋体前側フラップ21L,21Rに係合し、その結果蓋体5がカートン本体4に係止される。
図2の板紙の副前壁部分15には、カートン2内に収容されたロール3がカートン本体4の開口から外に飛び出るのを防止するための飛び出し防止片15L,15Rが設けられている。飛び出し防止片15L,15Rは、副前壁部分15の図2中左右の両端であって前壁部分13に近接した位置から延びている。カートン2にあっては、飛び出し防止片15L,15Rは、罫線37で折り曲げられることによりカートン本体4の内側に向かって突出し、カートン本体4内のロール3の両端部に係合する。そのため、カートン本体4からのロール3の飛び出しは防止される。
次に、図3に加えて図4及び図5を参照しながら、カートン本体4の端壁4SL,4SRについてさらに説明する。
図3に示されるように、端壁4SRは、底側フラップ11Rを前側フラップ13R及び後側フラップ17Rと重ね合わせて接着剤を使って接合することにより形成されている。同様に、端壁4SLは、底側フラップ11Lを前側フラップ13L及び後側フラップ17Lと重ね合わせて接着剤を使って接合することにより形成されている。前側フラップ13L,13Rと後側フラップ17L,17Rは、後側フラップ17L,17Rの先端部分が前側フラップ13L,13Rよりもカートン本体4の内側になるように互いに重ね合わされている。前側フラップ13L,13Rを底側フラップ11L,11Rに接合するために使用される接着剤は、前側フラップ13L,13Rの上に塗布された後、前側フラップ13L,13Rと底側フラップ11L,11Rの重ね合わせにより延ばされて、その結果、ミシン目線44をまたいで前側フラップ13L,13Rの接着領域41と非接着領域42の両方に広がる。この前側フラップ13L,13R上の接着剤55により、前側フラップ13L,13Rは底側フラップ11Rに接合されている。後側フラップ17L,17Rを底側フラップ11L,11Rに接合するために使用される接着剤は、後側フラップ17L,17Rの上に塗布された後、後側フラップ17L,17Rと底側フラップ11L,11Rの重ね合わせにより延ばされて、その結果、ミシン目線49をまたいで後側フラップ17L,17Rの接着領域46と非接着領域47の両方に広がる。この後側フラップ17L,17R上の接着剤56により、後側フラップ17L,17Rは底側フラップ11Rに接合されている。
図4に示されるように、カートン本体4の端壁4SL,4SRにあっては、前側フラップ13L,13Rのミシン目線44及び後側フラップ17L,17Rのミシン目線49はそれぞれ、端壁4SL,4SRにおいて最も外側に位置する底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端寄りではなく先端寄り、換言すれば底壁4BTから最も離れた前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rの辺寄りに位置している。ミシン目線44の平坦部44a及びミシン目線49の平坦部49aは、互いに同一直線上に位置している。また、平坦部44a,49aは、底側フラップ11L,11Rの基端と先端を結ぶ線に直交する方向、換言すればカートン本体4の底壁4BTと平行に延びる図4中の矢印X、すなわち底側フラップ11L,11Rの罫線31に沿って延びている。なお、図4中の矢印Zは、底側フラップ11L,11Rの基端と先端を結ぶ線と平行な方向を表している。ミシン目線44の傾斜部44b及びミシン目線49の傾斜部49bはそれぞれ、平坦部44a,49aの一端を始点として、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rの辺に向かって斜めに延びている。各前側フラップ13L,13Rの接着領域41内のハーフカット線45は、同じ前側フラップ13L,13Rのミシン目線44上を始点として、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13Rの辺に向かって斜めに延びている。そして、各ハーフカット線45の終点(ミシン目線44上に位置しない方の点)は、同じハーフカット線45の始点(ミシン目線44上に位置する方の点)に比べて、前側フラップ13L,13Rの接着領域41と後側フラップ17L,17Rの接着領域46の間を通って図4中の矢印Zで表される方向に沿って延びる仮想線CLの近くに位置している。各後側フラップ17L,17Rの接着領域46内のハーフカット線50は、同じ後側フラップ17L,17Rのミシン目線49上を始点として、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する後側フラップ17L,17Rの辺に向かって斜めに延びている。そして、各ハーフカット線50の終点(ミシン目線49上に位置しない方の点)は、同じハーフカット線50の始点(ミシン目線49上に位置する方の点)に比べて、仮想線CLの近くに位置している。
図5(a)に示されるように、カートン2の解体時、カートン本体4の各端壁4SL,4SRにおいて互いに接合されているフラップ同士の引き離しは、底側フラップ11L,11Rの先端を例えば人差し指で図5(a)中の矢印の方向に引っ張ることにより行われる。前側フラップ13L,13R上の接着剤55のうち接着領域41上にある部分は前側フラップ13L,13Rを底側フラップ11L,11Rに接合する役割をしている一方、非接着領域42上にある部分はその役割をしていない。同じく、後側フラップ17L,17R上の接着剤56のうち接着領域46上にある部分は後側フラップ17L,17Rを底側フラップ11L,11Rに接合する役割をしている一方、非接着領域47上にある部分はその役割をしていない。そのため、底側フラップ11L,11Rの先端からミシン目線44,49までの部分を前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rから引き離すのにはほとんど力を要しない。図5(b)に示されるような状態からさらに底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rから引き離すときにはある程度の力が必要になる。
図5(c)に示されるように、前側フラップ13L,13R上の接着剤55により前側フラップ13L,13Rに接合されている底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13Rから引き離すと、ミシン目線44の平坦部44aからハーフカット線43までの間、すなわち接着領域41において前側フラップ13L,13Rの層間剥離が起こる。ただし、ハーフカット線43により前側フラップ13L,13Rの表側の面が分断されていることにより、ハーフカット線43を超えて非接着領域42にまで前側フラップ13L,13Rの層間剥離が及ぶことはない。同様に、後側フラップ17L,17R上の接着剤56により後側フラップ17L,17Rに接合されている底側フラップ11L,11Rを後側フラップ17L,17Rから引き離すと、ミシン目線49の平坦部49aからハーフカット線48までの間、すなわち接着領域46において後側フラップ17L,17Rの層間剥離が起こる。ただし、ハーフカット線48により後側フラップ17L,17Rの表側の面が分断されていることにより、ハーフカット線48を超えて非接着領域47にまで後側フラップ17L,17Rの層間剥離が及ぶことはない。
ハーフカット線43と異なり、ミシン目線44は、前側フラップ13L,13Rの表側の面を完全には分断していない。そのため、図5(a)〜図5(c)に示すようにして底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13Rから引き離すとき、ミシン目線44の切り込み部分では前側フラップ13L,13Rの層間剥離が容易に開始される一方、ミシン目線44の非切り込み部分では層間剥離が容易には開始されない。よって、ミシン目線44の切り込み部分同士の間の間隔を適宜に変更することにより、底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13Rから引き離すのに必要とされる力を調節することが可能である。同様に、後側フラップ17L,17Rのミシン目線49は後側フラップ17L,17Rの表側の面を完全には分断しておらず、そのため、ミシン目線49の切り込み部分では後側フラップ17L,17Rの層間剥離が容易に開始される一方、ミシン目線49の非切り込み部分では層間剥離が容易には開始されない。よって、ミシン目線49の切り込み部分同士の間の間隔を適宜に変更することにより、底側フラップ11L,11Rを後側フラップ17L,17Rから引き離すのに必要とされる力を調節することが可能である。
仮に前側フラップ13L,13Rの接着領域41が非接着領域42によって囲まれていない場合、接着領域41からはみ出た接着剤により接着領域41以外の部分においても前側フラップ13L,13Rが底側フラップ11L,11Rに接合することになる。その結果、ミシン目線44において前側フラップ13L,13Rの層間剥離を開始させることが困難となり、底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13Rから引き離すのに必要とされる力を調製することも困難となる。この点、本実施の形態では、接着領域41が非接着領域42によって囲まれているために、接着領域41から接着剤がはみ出たとしても、はみ出た接着剤は非接着領域42の上に広がることになる。つまり接着領域41からはみ出た接着剤は、前側フラップ13L,13Rと底側フラップ11L,11Rの間の接着には寄与しない。そのため、ミシン目線44において前側フラップ13L,13Rの層間剥離が確実に開始されることになる。また、非接着領域42を省略した場合に比べて、接着剤を塗布する位置や量に関しての自由度が高い。なお、この段落で前側フラップ13L,13Rについて述べたことは、後側フラップ17L,17Rについてもすべて同様に言える。
また、仮にミシン目線44を前側フラップ13L,13Rの全幅にわたり図4中の矢印Xの方向に沿って設けた場合、ミシン目線44と前側フラップ13L,13R上の接着剤55との重なりは、接着剤の広がりに応じて異なることになる。この場合、底側フラップ11L,11Rを前側フラップ13L,13Rから引き離すのに必要とされる力が調整可能になるとはいえども、この引き離しの開始時に必要とされる力に関して包装物供給体1ごとのばらつきの原因となりうる。この点、本実施の形態では、ミシン目線44が平坦部44aと傾斜部44bとから構成されるため、平坦部44aの延長線上に接着剤を塗布したとしても、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し開始時に必要とされる力が平坦部44aの長さにより規定されることになる。それゆえに、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し開始時に必要とされる力に関して包装物供給体1ごとのばらつきを無くして均一にすることが可能となる。しかも平坦部44aと前側フラップ13L,13R上の接着剤55との重なりが制約されることで、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し開始時に必要とされる力の最大値を抑えることができる。また平坦部44aと前側フラップ13L,13R上の接着剤55との重なりが接着領域41の形状によって制約されることで、接着剤を塗布する位置や量に関しての自由度は増す。さらにはミシン目線44が傾斜部44bを有していることにより、前側フラップ13L,13Rと底側フラップ11L,11Rとの間の、ミシン目線44における接着面積を大きくして端壁4SL,4SRの強度を向上させることが容易である。なお、この段落で前側フラップ13L,13Rについて述べたことは、後側フラップ17L,17Rについてもすべて同様に言える。
また、仮に前側フラップ13L,13Rの接着領域41のハーフカット線45を省略した場合、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し時の前側フラップ13L,13Rの層間剥離は、接着領域41の全体において起こることになる。この点、本実施の形態では、接着領域41がハーフカット線45によって複数の部分に区画されているために、前側フラップ13L,13Rの層間剥離は、接着領域41の全体ではなく、区画された部分のうちの接着剤55と重なる部分でのみ起こることになる。このことで、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離しに必要とされる力は小さくなる。しかも、各ハーフカット線45がミシン目線44上を始点として図4中の仮想線CLに向かって斜めに延びていることにより、底側フラップ11Rに作用する力が仮想線CLに向けて集中することも、前側フラップ13L,13Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離しに必要とされる力を小さくするのに寄与する。なお、前側フラップ13L,13Rについて以上述べたが、後側フラップ17L,17Rについてもすべて同様のことが言える。なお、この段落で前側フラップ13L,13Rについて述べたことは、後側フラップ17L,17Rについてもすべて同様に言える。
後側フラップ17L,17Rの非接着領域47は、底側フラップ11L,11Rと直接に接することない後側フラップ17L,17Rの先端側部分の表側の面には設けられておらず、底側フラップ11L,11Rと直接に接する後側フラップ17L,17Rの基端側部分の表側の面にのみ設けられている。このように底側フラップ11L,11Rと直接に接する部分にのみ非接着領域47を設けることにより、非接着領域47を設けるのに必要なコストを必要最低限に抑えることができる。
各端壁4SL,4SRにおいては、前側フラップ13L,13Rの接着領域41と後側フラップ17L,17Rの接着領域46との間に非接着領域47が存在している。このように前側フラップ13L,13Rの接着領域41と後側フラップ17L,17Rの接着領域46が離れて位置していることにより、前側フラップ13L,13R上の接着剤と後側フラップ17L,17R上の接着剤とが混じり合うことによる不具合、例えば、所定の量の接着剤が各接着領域41,46に保持されなくなるようなことが起こりにくい。
第一の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)前側フラップ13L,13Rの接着領域41はハーフカット線43とミシン目線44とにより画定されており、後側フラップ17L,17Rの接着領域46はハーフカット線48とミシン目線49とにより画定されている。ミシン目線44,49はいずれも底側フラップ11Rを基準とした場合にその先端側に配置されている。また接着領域41,46は非接着領域42,47によって囲まれており、ミシン目線44,49をまたいで接着領域41,46と非接着領域42,47の両方に接着剤が広がっている。こうした構成によれば、ミシン目線44,49において前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rの層間剥離が開始されることにより、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rからの底側フラップ11Rの引き離しが可能になる。そのため、ミシン目線44,49の切り込み部分同士の間の間隔を適宜に変更することにより、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rから底側フラップ11Rを引き離すのに必要とされる力を調節することができる。
(2)ミシン目線44,49は平坦部44a,49aと傾斜部44b,49bとからなる折れ線である。そのため、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し開始時に必要とされる力の最大値は平坦部44a,49aの長さにより規定されることになる。また、上記必要とされる力の大きさを抑えることもできる。
(3)接着領域41,46はハーフカット線45,50によって複数の部分に区画されている。そのため、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離し時に、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rの層間剥離は、接着領域41,46の全体ではなく、区画された部分のうちの接着剤55と重なる部分及び接着剤56と重なる部分でのみ起こることになる。このことは、前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rからの底側フラップ11L,11Rの引き離しを容易にする。
(4)後側フラップ17L,17Rの非接着領域47は、底側フラップ11L,11Rと直接に接する後側フラップ17L,17Rの基端側部分の表側の面にのみ設けられている。この場合、非接着領域47を設けるのに必要なコストを必要最低限に抑えることができる。
(第二の実施形態)
以下、本発明の第二の実施形態を図6に従って説明する。なお第二の実施形態は、第一の実施形態における後側フラップ17L,17Rの接着領域46の形状、より詳しくは接着領域46を画定するハーフカット線に変更を加えたものである。そのため、以下の説明では、第一の実施形態からの変更点について主に説明する。
図6に示されるように、接着領域46を画定するハーフカット線のうち図6中において参照符号60で示されている後側フラップ17L,17Rの先端寄りの部分は、後側フラップ17L,17Rの罫線34と斜めに交差する方向に延びており、接着領域46内のハーフカット線50と平行である。ハーフカット線60は、第一の実施形態のハーフカット線48と同じく、後側フラップ17L,17Rを表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成した連続した切れ目線である。ハーフカット線60の切り込みの深さは、板紙の厚さの10%〜90%であることが好ましく、より好ましくは30%〜80%である。
第一の実施形態の場合、図4に示されるように、後側フラップ17L,17Rの接着領域46を画定するハーフカット線48の中に後側フラップ17L,17Rの罫線34と平行に延びる部分が含まれている。ここで、端壁4SL,4SRを形成する過程では、後側フラップ17L,17Rの基端に設けられた罫線34を動かないように固定した状態で、後側フラップ17L,17Rを罫線34で折り曲げることが行われる。一方、フラップの一部にハーフカット線等の切り込みが設けられていると、該切り込みが形成された部位においてフラップの強度が低下している。そのため、後側フラップ17L,17Rの基端に設けられた罫線34と平行なハーフカット線を後側フラップ17L,17Rに設けた場合、後側フラップ17L,17Rを折り曲げるための力が後側フラップ17L,17Rの先端に作用する際に、後側フラップ17L,17Rがこのハーフカット線で折れ曲がってしまう虞がある。また、このような折り曲げ不良は、折り曲げ力の作用点となる後側フラップ17L,17Rの先端の近くに罫線34と平行なハーフカット線が設けられている場合に特に顕著に起こりやすい。要するに、後側フラップ17L,17Rを罫線34で折り曲げるときに、この罫線34と平行に延びるハーフカット線48の部分において後側フラップ17L,17Rが意図せず折れることがあり、また、罫線34と平行に延びるハーフカット線48の部分が後側フラップ17L,17Rの先端寄りに位置していることにより、この意図しない後側フラップ17L,17Rの折れは引き起こされやすくなっている。
この点、第二の実施形態の場合、図6に示されるように、罫線34の延長線と、ハーフカット線60の延長線とが互いに交差する構成である。つまり、後側フラップ17L,17Rにおいては、罫線34が延びる方向に沿って、切り込み、すなわち強度の低下した部位が連続して存在しないことになる。そのため、接着領域46において後側フラップ17Rの先端側にハーフカット線60が設けられる構成であっても、罫線34で後側フラップ17L,17Rが折り曲げられる代わりにハーフカット線60で後側フラップ17L,17Rが折り曲げられることが抑えられる。つまり、ハーフカット線60が罫線34と平行でなく罫線34の延長線と交差する方向に延びているために、後側フラップ17L,17Rを罫線34で折り曲げるときに、罫線34以外の部分で後側フラップ17L,17Rが意図せず折れることは起こりにくい。しかも、このハーフカット線60は接着領域46内のハーフカット線50と平行であることから、ハーフカット線50と斜めに交差する場合と比較して、形成が容易である。
第二の実施形態によれば、第一の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(5)後側フラップ17L,17Rの接着領域46を画定するハーフカット線のうち後側フラップ17L,17Rの先端寄りの部分60は、後側フラップ17L,17Rの罫線34と斜めに交差する方向に延びている。そのため、後側フラップ17L,17Rを罫線34で折り曲げるときに、罫線34以外の部分で後側フラップ17L,17Rが意図せず折れることは起こりにくい。
なお、上記第一及び第二の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、各端壁4SL,4SRにおいて前側フラップ13L,13Rの接着領域41と後側フラップ17L,17Rの接着領域46との間に非接着領域47が存在しているが、接着領域41と接着領域46とが連続していてもよい。こうした構成においても上記(1)〜(5)に準じた効果が得られることとなる。
・上記実施形態では、後側フラップ17L,17Rの非接着領域47は、底側フラップ11L,11Rと直接に接する後側フラップ17L,17Rの基端側部分の表側の面にのみ設けられているが、後側フラップ17L,17Rの表側の面のうち接着領域46を除いたすべての部分を非接着領域47としてもよい。こうした構成においても上記(1)〜(3)、(5)に準じた効果が得られることとなる。
・上記実施形態では、各端壁4SL,4SRにおいて後側フラップ17L,17Rが前側フラップ13L,13Rよりも内側に配置されている。しかしこれに限らず、前側フラップ13L,13Rの長さを後側フラップ17L,17Rの長さよりも大きくし、前側フラップ13L,13Rを後側フラップ17L,17Rよりもカートン本体4の内側に配置させてもよい。この場合には、前側フラップ13L,13Rの非接着領域42は、底側フラップ11L,11Rと直接に接する前側フラップ13L,13Rの基端側部分の表側の面にのみ設けられることが好ましい。こうした構成であれば、上記(1)〜(5)と同様の効果を得ることができる。あるい、端壁4SL,4SRの十分な強度が確保されるならば、各端壁4SL,4SRにおいて前側フラップ13L,13Rと後側フラップ17L,17Rが重なり合うことなく互いに離れていてもよい。この場合、非接着領域42,47を設けるのに必要なコストを低減することができる。
・上記実施形態では、各端壁4SL,4SRにおいて前側フラップ13L,13R及び後側フラップ17L,17Rが底側フラップ11L,11Rよりもカートン本体4の内側に配置されている。しかしこれに限らず、各フラップの構成を適宜変更することにより、例えば、前側フラップ及び底側フラップが後側フラップよりもカートン本体4の内側に配置されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、前側フラップ13L,13Rに接着領域41及び非接着領域42が設けられており、また後側フラップ17L,17Rに接着領域46及び非接着領域47が設けられている。しかしこれに限らず、その追加又は代わりに、底側フラップ11L,11Rに接着領域及び非接着領域を設けてもよい。こうした構成であっても、上記(1)〜(5)に準じた効果を得ることができる。
・上記実施形態では、非接着領域42,47には接着剤との接着性を抑えるための塗料が塗布されている。しかしこれに限られず、例えば、非接着領域42,47の面粗度を接着領域41,46の面粗度よりも低くすることにより、非接着領域42,47の接着剤との接着性を接着領域41,46のそれよりも低くするようにしてもよい。
・上記実施形態では、ミシン目線44は前側フラップ13L,13Rを貫通する切り込みが不連続に並んだものであり、ミシン目線49は後側フラップ17L,17Rを貫通する切り込みが不連続に並んだものである。しかしこれに限らず、ミシン目線44の切り込み部分は、前側フラップ13L,13Rを表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成したものであってもよい。同様に、ミシン目線49の切り込み部分は、後側フラップ17L,17Rを表側から厚さ方向の途中まで切り込んで形成したものであってもよい。こうした構成であっても、上記(1)〜(5)に準じた効果を得ることができる。
・上記実施形態において、接着領域41,46内のハーフカット線45,50を省略してもよい。こうした構成であっても、上記(1)〜(4)に類する効果を得ることができる。また、ハーフカット線45,50は、ミシン目線44,49上を始点として、底側フラップ11L,11Rを基準とした場合にその基端に向かって、換言すれば底壁4BTに最も近接する前側フラップ13L,13R又は後側フラップ17L,17Rの辺に向かって延びることにより接着領域41,46を複数の部分に分割するものであれば、どんなものであってもよい。
・上記実施形態において、ミシン目線44,49は折れ線ではなく、直線であってもよいし、あるいは曲線であってもよい。こうした構成であっても、上記(1)に類する効果を得ることができる。
・第二の実施形態では、後側フラップ17L,17Rの接着領域46を画定するハーフカット線48のうち後側フラップ17L,17Rの先端寄りの部分60が後側フラップ17L,17Rの罫線34と斜めに交差する方向に延びている。しかしこれに限らず、その追加又は代わりに、前側フラップ13L,13Rの接着領域41を画定するハーフカット線43のうち前側フラップ13L,13Rの先端寄りの部分を、前側フラップ13L,13Rの罫線33と斜めに交差する方向に延びるようにしてもよい。
FP…前面凸部、1…包装物供給体、2…カートン、3…ロール、3C…ペーパーコア、3F…ラップフィルム、4…カートン本体、4B…後壁、4F…前壁、4BT…底壁、4Fc…接着ポイント、4Fd…副前壁、4SL,4SR…端壁、5…蓋体、5E…開封端、5F…蓋体前壁、5T…頂壁、5Fm…開封用ミシン目線、5SL,5SR…蓋体端壁、6…切断刃、11…底壁部分、11L,11R…底側フラップ、11La,11Ra…延長部、12…罫線、13…前壁部分、13a…突起、13L,13R…前側フラップ、14…罫線、15…副前壁部分、15L,15R…飛び出し防止片、16…罫線、17…後壁部分、17L,17R…後側フラップ、18…罫線、19…頂壁部分、19L,19R…蓋体頂側フラップ、20…罫線、21…蓋体前側部分、21a…切り込み、21L,21R…蓋体前側フラップ、31,32,33,34,35,36,37…罫線、41,46…接着領域(第1の領域)、42,47…非接着領域(第2の領域)、43,48…ハーフカット線、44,49…ミシン目線、44a,49a…平坦部、44b,49b…傾斜部、45,50…ハーフカット線、55,56…接着剤、60…ハーフカット線。

Claims (7)

  1. 底壁と、底壁の前後に設けられた一対の側壁と、底壁の左右に設けられた一対の端壁とを備えるカートンであって、
    各端壁は、底壁の左右両端のうちの一方から延びるフラップを、一対の側壁の左右両端のうちの同じ一方から延びる2つのフラップと重ねて接着剤を使って接合することにより形成され、
    前記フラップのうちの少なくとも一つは、ミシン目線により画定された第1の領域と、接着剤との接着性が第1の領域よりも低い第2の領域とを備える面を有し、かつ、前記第1の領域で別のフラップに接合されており、
    接着剤は、前記ミシン目線をまたいで前記第1の領域と前記第2の領域の両方に広がっている
    ことを特徴とするカートン。
  2. 前記第1の領域は、前記ミシン目線に加えてハーフカット線によっても画定されており、
    前記ミシン目線は、前記ハーフカット線と比べて、当該ミシン目線を有するフラップを含んだ端壁において最も外側に位置するフラップを基準とした場合にその先端寄りに位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートン。
  3. 前記ハーフカット線の延長線と、当該ハーフカット線を有するフラップの基端となる罫線の延長線とが互いに交差することを特徴とする請求項2に記載のカートン。
  4. 前記ミシン目線が折れ線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のカートン。
  5. 前記第1の領域内には別のハーフカット線が設けられており、
    この別のハーフカット線は、前記ミシン目線上を始点として、前記最も外側に位置するフラップを基準とした場合にその基端に向かって延びる直線である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のカートン。
  6. 前記端壁において最も外側に位置するフラップは、底壁から延びるフラップであり、
    前記第1の領域及び第2の領域を有するフラップは、側壁から延びるフラップである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のカートン。
  7. 包装物を巻き回してなるロールと、
    前記ロールを収容する請求項1〜6のいずれか一項に記載のカートンと
    を備える包装物供給体。
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