JP7163023B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係る包装箱10を示す。この包装箱10は、四角筒状の外周壁12と、外周壁12の開口を塞ぐ蓋壁20とを備えるラップアラウンドケースである。包装箱10は、第1破断線30によって蓋壁20を構成する内フラップ21を破断し、第2破断線35によって外周壁12を構成する側板13を破断することで、図3に示すように、上部を分離したトレイ状に開封できるよう構成されている。本実施形態では、第1破断線30と第2破断線35を設けることによる包装箱10の耐圧縮性の低下を防止しつつ、包装箱10の製函性を向上するものである。
包装箱10は、図4Aから図4Fに示す六面図、及び図5Aに示す展開図に示す一枚のブランクを、所定部位で折り曲げて固着することで形成されている。ブランクは、周知の紙器打抜装置によって、紙製の段ボールシートを打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、表ライナ(包装箱10の外面)と裏ライナ(包装箱10の内面)の間に波状の中しんを配設した構成である。図4Bに細い実線で示し、図5Aに一点鎖線で示す部分は、肉厚を圧縮するように裏ライナの方から罫を入れて形成した汎用罫線である。図4Aに細い実線で示し、図5Aに二点鎖線で示す部分は、肉厚を圧縮するように表ライナの方から罫を入れて形成した逆罫線である。図4A、図4B、及び図5Aに太い実線で示す部分は、裏ライナから表ライナにかけて刃を入れて形成した切断線、及び打ち抜きによる形状線(辺)である。
図3に示すように、本実施形態の包装箱10は、上部を取り除いたトレイ状に開封できるように構成されている。この開封状態とするために、図1及び図2に示すように、内フラップ21には第1破断線30が設けられ、側板13には第2破断線35が設けられている。また、第1破断線30に沿った内フラップ21の破断を促進するために、内フラップ21には1本の補助折曲線41が設けられている。第2破断線35に沿った側板13の破断を促進するために、側板13には2種(合計で4本)の補助折曲線42,43が設けられている。これらは包装箱10の開封用として設けられており、解体用ではない。
図1から図3に示すように、第1破断線30は、天板15に連続した外フラップ25の操作により、接着部28Aによって外フラップ25に接着された内フラップ21を破断するものである。第1破断線30は、ミシン目状をなすように断続的に設けた複数の切断線からなる。図1に最も明瞭に示すように、第1破断線30は、内フラップ21において、外フラップ25によって覆い隠される位置に形成されている。本実施形態の第1破断線30は、内フラップ21の先端側に位置する第1破断部31と、内フラップ21の折曲線22側に位置する第2破断部32とで構成されている。
図1及び図5Aに示すように、第2破断線35は、操作部36の操作により側板13を破断するものである。第2破断線35は、操作部36の操作方向(Z方向上向き)と交差するように、側板13のX方向の両端に位置する一対の折曲線22のうち、一方側から他方側にかけて折曲線17に沿って設けられている。第2破断線35は、ミシン目状をなすように断続的に設けた複数の切断線からなる。本実施形態の第2破断線35は、Z方向に凹凸を繰り返す波状に形成されているが、全体として直線状に形成してもよいし、全体として円弧状に形成してもよく、その形状は必要に応じて変更が可能である。
図1、図2、及び図5Bに示すように、補助折曲線41は、第1破断線30に沿った内フラップ21の破断を補助するものである。補助折曲線41は、汎用罫線からなり、第1破断線30よりも天板15側、かつ内フラップ21の先端側に位置するように形成されている。補助折曲線41は、第1破断線30側の端が天板15側の端よりも、内フラップ21の先端側に位置するように、傾斜されている。つまり、補助折曲線41は、第1破断線30側から天板15側に向けて、次第に内フラップ21の先端に近づく向きに傾斜されている。
この包装箱10は、例えば次のように製函される。まず、図4Bに示すように、裏ライナが上側に位置するようにブランクを配置し、底板14上に物品を配置する。ついで、底板14に対して一対の側板13を折り曲げた後、一対の側板13に対して接続板16と天板15をそれぞれ折り曲げる。そして、重なり合った天板15と接続板16を接着部28によって接着する。
包装箱10を開封する場合、まず、一対の外フラップ23,25間に手を差し込み、天板15に連続した外フラップ25の先端中央を把持し、天板15側に引き上げる。すると、外フラップ25への操作力は、接着部28Aを介して内フラップ21に伝わり、図6に示すように、第1破断線30の第1破断部31に沿って内フラップ21を破断した後、引き続いて第2破断部32に沿って内フラップ21が破断する。
図1及び図5Aに示す符号45は、包装箱10内の物品の一部だけを取り出す際に用いられる折曲線である。この折曲線45は、天板15に設けられ、Y方向における接続板16側の端中央から、逆側の側板13のX方向の一端にかけて形成されている。折曲線45は、汎用罫線上に間隔をあけて複数の切断線を設けたリード罫によって構成されている。
図9から図12は、第2実施形態の包装箱10を示す。この第2実施形態では、内フラップ21の補助折曲線41(図5A参照)と、天板15の折曲線45(図5A参照)とを設けていない点で、第1実施形態と相違する。
図13から図15は、第3実施形態の包装箱10を示す。この第3実施形態では、図5Aに示す内フラップ21の補助折曲線41、第1補助折曲線42、第2補助折曲線43、及び折曲線45を設けていない点で、第1実施形態と相違する。
12…外周壁
13…側板
14…底板
15…天板
16…接続板
17…折曲線(第1稜部)
20…蓋壁
21…内フラップ
22…折曲線(第2稜部)
23…外フラップ
24…折曲線(第3稜部)
25…外フラップ
26…折曲線(第3稜部)
28,28A,28B…接着部
30…第1破断線
31…第1破断部
31a,31b…端
32…第2破断部
32a…端
33…切欠部
35…第2破断線
35a…端
36…操作部
37…折曲線
38…第1破線
39…第2破線
41…補助折曲線
42…第1補助折曲線
43…第2補助折曲線
45…折曲線
Claims (4)
- 底板、側板、天板、及び前記側板と対向する他の側板の順で、第1稜部を介してそれぞれ連設された四角筒状の外周壁と、
前記第1稜部と交差する第2稜部を介して一対の前記側板にそれぞれ連設された一対の内フラップと、前記第2稜部と交差する第3稜部を介して前記底板と前記天板にそれぞれ連設され、前記内フラップの外面に接着部によって接着された一対の外フラップとを有し、前記外周壁の両端の開口をそれぞれ閉塞した一対の蓋壁と、
前記接着部に沿うように前記内フラップにそれぞれ設けられた第1破断線と、
前記側板の両端に位置する前記第2稜部の一方側から他方側にかけて前記第1稜部に沿うように前記側板にそれぞれ設けられた第2破断線と、
前記側板にそれぞれ設けられ、前記第2破断線に沿って前記側板を破断するための操作部と
を備え、
前記第2稜部は、切断部を含まない罫線によって構成され、
前記第1破断線は、
前記接着部よりも前記外フラップの先端側に設けられ、前記内フラップの先端側から前記第2稜部側へ延びる第1破断部と、
前記第2稜部側に位置する前記第1破断部の端から前記天板に向けて、前記第2稜部と交差する向きに延びる第2破断部と
を有し、
前記第2稜部側に位置する前記第2破断部の端は、前記接着部と前記第2稜部の間において、前記第2破断線の端よりも前記天板側、かつ包装箱の全高に対して上側の1/3の領域で前記接着部の上端と下端の間に位置し、
前記第2破断部の前記端と前記第2破断線の前記端とは、いずれも前記第2稜部に対して間隔をあけて位置しており、
前記間隔は、前記第2稜部に沿った前記内フラップと前記側板の折り曲げによって、前記第1破断線に沿った折目が前記内フラップに付くこと、及び前記第2破断線に沿った折目が前記側板に付くことを防止可能な距離に設定され、
前記天板に連なる前記外フラップの操作による前記第1破断線に沿った前記内フラップの破断と、前記操作部の操作による前記第2破断線に沿った前記側板の破断とによって、前記天板側を分離したトレイ状に開封可能である、包装箱。 - 前記第2破断部は、前記第2稜部に向かって凸となるように、前記接着部に沿って湾曲している、請求項1に記載の包装箱。
- 前記間隔は5mm以上である、請求項1又は2に記載の包装箱。
- 前記内フラップの先端には、前記第1破断部の近傍に位置するように切欠部が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の包装箱。
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