JPH08198247A - 包装用箱の開封構造 - Google Patents

包装用箱の開封構造

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JPH08198247A
JPH08198247A JP926895A JP926895A JPH08198247A JP H08198247 A JPH08198247 A JP H08198247A JP 926895 A JP926895 A JP 926895A JP 926895 A JP926895 A JP 926895A JP H08198247 A JPH08198247 A JP H08198247A
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JP
Japan
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cuts
breaking
packaging case
packaging
unsealing
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JP926895A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Kawazoe
憲一郎 川副
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Pack KK
Original Assignee
Pack KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ラップラウンド式包装用紙箱の側壁2、4
に、多数個の破断用切目8…を破断用連結部9…を介し
て、2列に配列する。各列は、波状、ジグザグ状等の非
直線状とすると共に、各列相互の間隔を不定とする。 【効果】 包装用箱の組立て時において、開封用の破断
用切目8…を備えた壁面の該破断用切目を折目とする不
本意な折れ曲りを防止し、組立てをスムーズに行わせ
る。また、このように不本意な折れ曲りを防止しうるの
で、包装用箱の材料厚を可及的薄くして、コストの低減
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、包装用箱とくにビー
ルや清涼飲料等の缶容器入り飲料の包装に用いられてい
る包装用紙箱に好適な開封構造に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】ビール、清涼飲料等の缶入り飲料
が収納される包装用紙箱の多くは、左右両側壁(74)
(72)に多数個の破断用切目(78)…が側壁(74)(7
2)の長さ方向に沿って2列に平行状に整列され、破断
用切目間の破断用連結部(79)…を破断して列間の帯状
分離部(80)(80)を箱本体から分離することにより、
箱本体を上下に分割した態様で開封しうるものとなされ
ている。
【0003】このような包装用紙箱は、量販店の店頭に
おいて開封後、そのまま箱ごと展示、陳列することがで
きるので便利である反面、次のような難点を有してい
る。
【0004】すなわち、この種の包装用紙箱のほとんど
は、機械により、ビール、清涼飲料等の缶容器を包装し
ながら包装用紙箱の組み立てが行われるラップラウンド
式のものであるが、多数個の破断用切目を有する側壁
(74)(72)を上壁又は底壁(73)に対して直角に折り
曲げて起立させる際に、図5に示すように破断用切目
(78)…の各列から側壁(74)が不本意に折れ曲ること
があり、そのために、所期する製函が行われなくなって
しまうことがある。また、包装後に多数個を段積みした
場合、下方の包装用紙箱は、側壁(74)(72)が前記破
断用折目(78)…から曲折しやすくなるために、いわゆ
る胴ぶくれが生じ、いささか体裁が悪くなることがあっ
た。このような事態を回避するためには、破断用連結部
(79)…の長さを相対的に長くすれば良いが、そうする
と今度は、破断用連結部(79)…の破断が行い難くな
り、開封をスムーズに行うことができなくなってしまう
ことになる。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを目的とし、製函時に、破断用切目を有する壁面
の不本意な折れ曲りを防止し、かつ開封の行いやすい包
装用箱の開封構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】而して、上記目的を達成
するために、この発明は、壁面に設けた破断用切目の列
を非直線状とし、組立時に破断用切目を有する壁面が、
該破断用切目の列を折目として不本意に曲折することの
ないものとした。
【0007】すなわち、この発明は、包装用箱の少くと
も一壁面に多数個の破断用切目が2列に整列され、破断
用切目間の破断用連結部を破断して列間の帯状分離部を
箱本体から分離することにより、箱本体を開封しうるも
のとなされた包装用箱の開封構造において、前記破断用
切目は、一壁面内において波状、ジグザグ状等の非直線
状に配列されてなることを特徴とする包装用箱の開封構
造、を要旨とする。
【0008】請求項2の発明は、破断用切目の各列の相
互の間隔が一定に設定されてなる構成を採用し、包装用
箱の開封を行いやすくしている。
【0009】請求項3の発明は、破断用切目の各列の相
互の間隔が不定に設定されてなる構成を採用し、より一
層、組立時の不本意な折れ曲りを防止しうるものとして
いる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基いて
説明する。
【0011】この発明に係る開封構造は、どのような包
装用箱にも採用しうるものであるが、実施例に示す包装
用紙箱は、従来一般に使用されているいわゆるラップラ
ウンド式の段ボール製の包装用紙箱の基本的形態をその
まま踏襲したもので、1枚の段ボールから作製され、図
2に展開状態で示すように上壁(1)、側壁(2)、底
壁(3)、側壁(4)及び胴貼り用接合片(5)が折目
(20)(21)(22)(23)を介して一連に連設され、底
壁(3)の内面上に被包装物である缶容器の所定個数を
直立状態で整列させた後、側壁(2)、上壁(1)、側
壁(4)及び胴貼り用接合片(5)を缶容器に巻き回す
ように折り曲げていくものとなされている。 側壁
(2)及び(4)は、中央部に開封開始用縦切目(6)
が設けられると共に、その両端から破断用連結部(9)
…を介して側壁(2)(4)の端部に向かう案内用切目
(7)…がハ字状に設けられている。この案内用切目
(7)…の端部から破断用連結部(9)…を介して多数
個の破断用切目(8)が側壁端部に向かってジグザグ状
に2列に配置された態様で設けられ、かつ列どうしの間
隔は狭まったり、拡がったりの不定に設定されている。
(10)は、列間の分離部である。
【0012】また、上壁(1)及び底壁(3)の両端縁
から折目(24)(24)(26)(26)を介して、組立時に
互いに突き合い状態となって開口部を閉鎖する外フラッ
プ(14)(14)(16)(16)が設けられる一方、側壁
(2)及び(4)の両端縁から折目(25)(25)(27)
(27)を介して、前記外フラップ(14)(14)(16)
(16)の内側に位置される内フラップ(15)(15)(1
7)(17)が連設され、その中央部には、幅方向に沿っ
て数個の破断用切目(11)(11)…が設けられている。
図中、(12)は側壁(2)(4)と内フラップ(15)
(15)(17)(17)との間の折目線上であって、かつ前
記分離部(10)の延長線上に設けられた切目である。
【0013】上記の包装用紙箱は従来のラップラウンド
式の紙箱と同様に、被包装物の収納・包装及び紙箱の所
要箇所の折り曲げ、貼着が機械により行われ、図1に示
す包装完了状態が得られる。
【0014】この包装完了状態から、量販店等におい
て、この包装用紙箱ごと展示する際には、まず底壁
(3)を下にして適当な面に載置し、側壁(2)(4)
中央部の開封開始用縦切目(6)に指を挿し入れて、破
断用連結部(9)…を順次破断して、帯状分離部(10)
を側壁から分離させる。そして、内フラップ(15)(1
5)(17)(17)を破断用切目(11)…に沿って上下に
破断し分割すると、包装用紙箱を上下に分離し、上壁
(1)側を取り外して展示することができるようにな
る。
【0015】図3は、この考案の他の実施例の要部展開
状態を拡大して示したもので、(イ)においては、開封
用の破断用切目(38)…が、先の実施例と同様にジグサ
グ状に配置されているが、列間の間隔は一定に設定され
ることにより間隔が不定のものより、開封が行いやすく
なされている。(39)は破断用切目間の破断用連結部
(40)は帯状分離部である。
【0016】(ロ)(ハ)においては、破断用切目(4
8)又は(58)…が波状に配列されているが、(ロ)の
方は、列間の間隔が先の実施例と同様に不定に設定され
る一方、(ハ)の方は、列間の間隔が一定に設定されて
いる。(49)又は(59)は、破断用切目間の破断用連結
部、(50)又は(60)は帯状分離部である。
【0017】なお、上記いずれの実施例においても、ラ
ップラウンド式包装用紙箱にこの発明の開封構造が採用
されているが、紙箱自体の形式はラップラウンド式に限
定されるものではなく、その他の形式の紙箱にも採用さ
れうる。
【0018】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る包装用箱
の開封構造は、開封用の破断用切目(8)(38)(48)
(58)が、一壁面内において波状、ジグザグ状等の非直
線状に配列されているから、包装用箱の組立時に、開封
用の破断用切目(8)(38)(48)(58)…を備えた壁
面が隣接する壁面に対して直角に折り曲げられる際に、
破断用切目(8)(38)(48)(58)…の列を折目とす
る幅方向中間部からの不本意な折れ曲りを防止でき、包
装用箱の組立てをスムーズに行わしめる。従って、包装
用箱を組立てながら被包装物の包装を行う包装ラインに
おいて用いられるラップラウンド式の包装用箱に好適で
あり、包装用箱の組立て不良、それに基づく包装ライン
に与える悪影響を皆無として、生産性の向上にも寄与し
うる。
【0019】また、不本意な折り曲りが防止されるの
で、開封用の破断用切目間の破断用連結部(9)(39)
(49)(59)の長さを可及的短くして、開封を行いやす
くすることができ、開封作業上も有利である。さらに
は、包装用箱の材料厚を可及的薄くすることができ、コ
ストの低減を図りうる。
【0020】請求項2の発明は、破断用切目(38)(5
8)…の各列相互の間隔が一定に設定されているから、
開封作業を行う際に各列に比較的均等な力が加えられ、
開封を可及的スムーズに行わしめうる開封構造を提供で
きる。
【0021】請求項3の発明は、破断用切目(8)(4
8)…の各列相互の間隔が不定に設定されているから、
各列相互の間隔が一定のものに比べて、破断用連結部
(9)(49)が破断され難くなり、その分、より一層薄
手の材料による包装用箱の作製を可能にして、コストの
低減に寄与できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る包装用箱の開封構造の実施例の
斜視図である。
【図2】同展開状態の平面図である。
【図3】同他の実施例の要部の展開状態の平面図であ
る。
【図4】従来の包装用箱の斜視図である。
【図5】従来の包装用箱の組立て途上の斜視図である。
【符号の説明】
1…上壁 2…側壁 3…底壁 4…側壁 8、38、48、58…破断用切目 9、39、49、59…破断用連結部 10、40、50、60…帯状分離部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装用箱の少くとも一壁面に多数個の破
    断用切目が2列に整列され、破断用切目間の破断用連結
    部を破断して列間の帯状分離部を箱本体から分離するこ
    とにより、箱本体を開封しうるものとなされた包装用箱
    の開封構造において、 前記破断用切目は、一壁面内において波状、ジグザグ状
    等の非直線状に配列されてなることを特徴とする包装用
    箱の開封構造。
  2. 【請求項2】 破断用切目の各列は、相互の間隔が一定
    に設定されてなる請求項1に記載の包装用箱の開封構
    造。
  3. 【請求項3】 破断用切目の各列は、相互の間隔が不定
    に設定されてなる請求項1に記載の包装用箱の開封構
    造。
JP926895A 1995-01-24 1995-01-24 包装用箱の開封構造 Pending JPH08198247A (ja)

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