JP2010017954A - 段ボールの抜型 - Google Patents
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Abstract
【課題】製箱時に段ボールが引裂帯の折目線で折れ曲がりにくく、積上時における胴膨れも防止できる段ボール箱の製造用の抜型を提供する。
【解決手段】稜部罫線1を介して立面板2と平面板3とを連設し、稜部罫線1と並行する開封用の引裂帯7及びその切始部8を設け、引裂帯7を波状切目線7aにより形成し、この切目線7aを、段ボールの表裏に貫通する全切部と、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部とを備えるリードとし、立面板2と平面板3とを稜部罫線1沿いに折り曲げて製箱する段ボール箱を製造するダイカッタ用の抜型において、波状切目線7aの振幅中心線が立面板2と平面板3との境界の稜部罫線1に対して傾斜するように、押圧部材10に対してリード刃11の振幅中心線を傾斜させる。
【選択図】図4
【解決手段】稜部罫線1を介して立面板2と平面板3とを連設し、稜部罫線1と並行する開封用の引裂帯7及びその切始部8を設け、引裂帯7を波状切目線7aにより形成し、この切目線7aを、段ボールの表裏に貫通する全切部と、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部とを備えるリードとし、立面板2と平面板3とを稜部罫線1沿いに折り曲げて製箱する段ボール箱を製造するダイカッタ用の抜型において、波状切目線7aの振幅中心線が立面板2と平面板3との境界の稜部罫線1に対して傾斜するように、押圧部材10に対してリード刃11の振幅中心線を傾斜させる。
【選択図】図4
Description
この発明は、開封用引裂帯を有する段ボール箱を製造するため、段ボールを打ち抜くダイカッタ用の抜型に関するものである。
従来、下記特許文献1には、図17に示すように、上下一対の稜部罫線51を介して連設した各一対の立面板52と平面板53とを折り曲げ、集積した飲料缶Cを包み込んで、継代片54での接合により周壁を形成し、立面板52及び平面板53からそれぞれ延びる端板55,56を貼り合わせて封緘するラップラウンド式段ボール箱が記載されている。
立面板52には、横断方向に延びる開封用引裂帯57と、その引っ張りに際して摘むため中央部に位置する切始部58とが設けられ、引裂帯57は、周期的に湾曲した2本の波状切目線57aにより形成されている。
各切目線57aは、段ボールの表裏に貫通する全切部57bと、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部57cとが交互に断続するリードとされ、その振幅中心線は、稜部罫線51に対して平行となっている。
引裂帯57をこのように構成したのは、ケーサーでの製箱に際して、段ボールが所定の折曲部となる稜部罫線51ではなく、引裂帯57の切目線57aで内側へ折れ曲がる現象を防止して、製箱不良の発生を抑制するためである。また、包装状態で複数個の段ボール箱を積み上げたとき、立面板52に胴膨れが生じる現象を防止するためでもある。
この段ボール箱を、例えば店頭での陳列時に開封する際には、切始部58を押し込んで摘み、引裂帯57を引っ張って立面板52及び端板55の段ボールを切断し、段ボール箱の上部を除去して、トレー状となった段ボール箱から缶Cを露出させることにより、陳列効果を高めると共に、缶Cを容易に取り出せるようにする。
ところで、近年、ゴミの減量化や包装コスト削減のため、段ボール箱の材料として、薄い原紙から構成される段ボールが使用されたり、F段やG段等の薄手の段ボールが使用される場合がある。
このような材料を用いると、上記のように引裂帯を構成してもなお、製箱に際し、段ボールが所定の折曲部となる稜部罫線ではなく、引裂帯の切目線で内側へ折れ曲がったり、包装状態での積上時に立面板が切目線で座屈して、胴膨れが生じたりするおそれがある。
そこで、この発明は、折曲強度に乏しい薄い段ボールを使用しても、製箱時に段ボールが引裂帯の折目線で折れ曲がる現象を防止でき、積上時における胴膨れも防止できる段ボール箱を製造する抜型を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この発明は、稜部罫線を介して立面板と平面板とを連設し、稜部罫線と並行する開封用の引裂帯及びその切始部を設け、前記引裂帯を2本の波状切目線により形成し、この切目線を、段ボールの表裏に貫通する全切部と、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部とを備えるリードとし、立面板と平面板とを稜部罫線沿いに折り曲げて製箱する段ボール箱を製造するため、稜部罫線を入れる押圧部材と共に、引裂帯の波状切目線を入れる高刃部と低刃部とを備えた波状のリード刃を設け、これに続いて、切始部の切目を入れる全切刃を設けたダイカッタ用の抜型において、前記波状切目線の振幅中心線が前記稜部罫線に対して傾斜するように、押圧部材に対してリード刃の振幅中心線を傾斜させたのである。
また、前記引裂帯を形成する2本の波状切目線の振幅中心線を、立面板の中央部に位置する切始部の部分で間隔が最大となり、両端へかけて間隔が小さくなるようにテーパー状に配置するため、対向するリード刃を、その振幅中心線がテーパー状になるように配置したのである。
また、前記引裂帯を形成する2本の波状切目線の振幅中心線を、立面板の中央側に位置する切始部から両端へかけて間隔が均等となるように平行に配置するため、対向するリード刃を、その振幅中心線が平行となるように配置したのである。
また、前記リード刃では、低刃部の刃先縁に勾配を設けたのである。
また、前記段ボール箱の立面板に、段ボールの表側から押圧することによりリブを設けるため、対向する面板の押圧部材との間に段ボールを挟んで受け止める受止部材を設けたのである。
このような抜型で製造した段ボールから成る箱では、稜部罫線が延びる方向における単位長さ当たりの切目線の長さが、振幅中心線を稜部罫線に平行な直線とした従来の場合に対して長くなるので、切目線における折曲強度が向上し、薄い段ボールを使用しても、ケーサーでの製箱時に段ボールが引裂帯の切目線で折れ曲がる現象が効果的に防止され、製箱不良の発生が抑制されると共に、積上時の座屈による胴膨れも防止される。
また、リード刃として、低刃部の刃先縁に勾配を設けたものを使用すると、低刃部が刃先の高い部分から段ボールへ順次切り込まれるので、段ボールが強く押圧されて潰れることがなく、製箱時の所定位置以外での折れ曲がりや、積み上げ時の胴膨れを防止する効果が向上する。
さらに、面板の押圧部材との間に段ボールを挟んで受け止める受止部材を設け、立面板に段ボールの表側から押圧してリブを設けると、積み上げ時の胴膨れ防止効果が向上し、陳列時の美観が保たれる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の第1実施形態に係る抜型で打ち抜いた段ボールから成る箱は、図1に示すように、24本の飲料缶Cを6本ずつ4列に並べて包み込むラップラウンド式のものとされている。この段ボール箱は、上下一対の稜部罫線1を介して連設した各一対の立面板2及び平面板3を直角に筒状をなすように折り曲げ、継代片4により接合して周壁を形成し、立面板2及び平面板3の両端から延びる端板5,6を貼り合わせて封緘する。
立面板2には、稜部罫線1が延びる方向に並行する開封用の引裂帯7が設けられ、引裂帯7は、端板5にも設けられて、その先端まで達している。立面板2の中央部には、開封時に引裂帯7の端部を摘む切始部8が設けられている。
ここで、図2に示すように、立面板2における引裂帯7は、従来と同様に、周期的に湾曲して対称形状となった2本の波状切目線7aにより形成され、各切目線7aの対向する2本の振幅中心線Mは、稜部罫線1に対して傾斜し、立面板2の中央部に位置する切始部8の部分でその間隔が最大となり、両端へかけてその間隔が小さくなるようにテーパー状に配置されている。
また、各切目線7aは、従来と同様に、段ボールの表裏に貫通する全切部7bと、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部7cとが交互に断続し、全切部7bと半切部7cの間に切り込みのない繋部が設けられたリードとされている。全切部7bは、半切部7cよりも長くなっている。
なお、箱のサイズや材質に応じて、切目線7aの波長は、40mm〜80mmとし、波高は、5mm〜15mm、好ましくは10mm以上としておく。また、一周期ごとに、波長及び波高が変化するようにしてもよい。
そして、稜部罫線1が延びる方向における単位長さ当たりの切目線7aの長さが、稜部罫線1に平行な直線とした場合に対し40〜50%長くなるようにする。
また、切始部8は、段ボールの表裏に貫通する全切の切目8aを波形にほぼ対応する変形H字状に入れることにより形成されている。
そのほか、立面板2には、引裂帯7の外部、すなわち稜部罫線1と波状切目線7aとの間に、段ボールの表側から押圧して裏側へ膨出させることにより、稜部罫線1と直交する段目方向のリブ9が複数本間隔をあけて平行に入れられている。
この段ボール箱の組立用に打ち抜かれた段ボールは、図3に示すような形状とされ、大判シート状の段ボールをダイカッタに装備した図4に示すような抜型Dで打ち抜くことにより製造される。
この抜型Dには、立面板2と平面板3の境界に稜部罫線1を入れるために設けた直線帯状の押圧部材10が延びる方向に並行して、引裂帯7の波状切目線7aを入れる波状のリード刃11を設け、これに続いて、切始部8の切目8aを入れる全切刃12を設ける。
リード刃11の振幅中心線は、波状切目線7aの振幅中心線の稜部罫線1に対する傾斜に対応するように、押圧部材10に対して傾斜している。すなわち、対向するリード刃11は、その振幅中心線がテーパー状になるように配置されている。
また、図4及び図7に示すように、打抜時にシート状の段ボールSを表側から受け止める面板Uには、リブ9を入れる直線帯状の押圧部材13を、抜型Dの押圧部材10に直交する方向に設け、抜型Dには、押圧部材13の先端部が遊嵌される溝を備えた受止部材14を設ける。
ここで、リード刃11には、図5に示すように、その刃先部分において、高刃部11aと低刃部11bとが交互に形成され、高刃部11aと低刃部11bの間に凹部11cが設けられている。
このような抜型Dでブランクの段ボールSを打ち抜く際、図5及び図6に示すように、リード刃11では、高刃部11aがコルク等の支持材15で支持された段ボールSを裏側から表側へ貫通し、低刃部11bが段ボールSを裏側から厚さ方向の途中まで切り込み、切目線7aの全切部7bと半切部7cとが入れられる。
また、凹部11cは、段ボールSを切り込むことがなく、全切部7bと半切部7cの間に切り込みのない繋部7dが設けられ、これにより、切目線7aにおける段ボールSの座屈強度の低下が防止される。
さらに、この打ち抜きに際して、図7に示すように、段ボールSには、受止部材14で裏側を支持された状態で、押圧部材13が表側から押し付けられて、表側が凹み、裏側へ膨出したリブ9が形成される。
このようにリブ9を入れた段ボールSは、段ボールの特性上、図8に示すように、表側でリブ9が谷となる方向へは折れ曲がりやすいが、その逆方向、すなわち表側でリブ9が山となる方向へは折れ曲がりにくいものとなる。
ここで、上記のように波状切目線7aやリブ9を入れる抜型は、平板のプラテンダイカッタ用としてだけでなく、円板のロータリーダイカッタ用に製作することもできる。
上記のように打ち抜いた段ボールを組み立てて飲料缶を包装する際には、ラップラウンドケーサーを用いて、図9に示すように、稜部罫線1に沿って各一対の立面板2及び平面板3を折り曲げる。
このように製造された段ボール箱では、引裂帯7の切目線7aを波状とし、全切部7b間に亘る半切部7cを段ボールの裏側から入れていることから、段ボールが引裂帯7の切目線7aで内側へ折れ曲がりにくくなり、立面板2と平面板3の稜部罫線1に沿って正確に折れ曲がる。
また、稜部罫線1が延びる方向における単位長さ当たりの切目線7aの長さが、振幅中心線を稜部罫線1に平行な直線とした場合に対して長くなっているので、切目線7aにおける折曲強度が向上し、薄い段ボールを使用しても、ケーサーでの製箱時に段ボールが引裂帯7の切目線7aで折れ曲がりにくくなり、製箱不良の発生が防止される。
さらに、上記段ボール箱の製造時には、引裂帯7の切目線7aと切始部8の切目8aとを同一の抜型で入れることから、これらの位置関係がずれることがなく、従来のコルゲータでのライナカット後にダイカッタで切目8aを入れる製造方法に比べて、不良率を大幅に低下させることができる。
そして、開封に際し、引裂帯7を切始部8から引っ張ると、ライナカットで切目線を入れたもののように千切れて開封不能となることなく、半切部7cに沿って全切部7bが繋がるように段ボールが切断され、容易に開封することができる。
一方、物流過程において、商品を包装した状態で複数個の段ボール箱を積み上げる際、下段側の段ボール箱には、上段側の段ボール箱の荷重が作用するが、立面板2には、段ボールの表側から裏側へ膨出させることにより、リブ9が稜部罫線1に対し垂直となる方向に入れられているので、立面板2が膨出側へ折れ曲がりにくくなり、下段側段ボール箱の胴膨れを防止することができる。
また、引裂帯7が振幅中心線を稜部罫線1に対して傾斜させた2本の波状切目線7aにより形成されていることも、上述の製箱時と同様、立面板2の折れ曲りを抑制するので、胴膨れ防止に寄与する。
そのほか、上記実施形態の段ボール箱に引裂帯7の切目線7aを入れるに際し、図4に示すような抜型のリード刃11として、図10の各図に示すように、低刃部11bの刃先縁に勾配を設けたものを使用すると、低刃部11bは、刃先の高い部分から段ボールへ順次切り込まれるので、段ボールが強く押圧されて潰れることがなく、製箱時の所定位置以外での折れ曲がりや、積み上げ時の胴膨れを防止する効果が向上する。
ここで、低刃部11bの刃先縁は、図10(a)に示すように、中央部が高い凸状や、図10(b)に示すように、中央部が低い凹状とすればよい。また、図10(c)に示すように、一側から他側へ傾斜した形状や、図10(d)に示すように、複数の凸部や凹部を有するものとし、高刃部11aと低刃部11bの間に加えて、隣り合う凸部の間に凹部11cを設けてもよい。さらに、弧状や波状に湾曲させてもよく、繋部7dが不要の場合には、凹部11cを省略してもよい。
また、図11に示すように、リード刃11において、高刃部11aの刃先から低刃部11bの刃先を刃厚方向にずらしてもよい。
このようなリード刃11を用いると、図12に示すように、切目線7aにおいて、全切部7bの線上から半切部7cがずれるので、繋部7dを長めに確保して、折れ曲りに対する強度を向上させたり、裂目が逸脱しやすい方向に半切部7cをずらして、切目線7aを途切れることなく確実に切断できるようにすることができる。
次に、この発明の第2実施形態に係る抜型で打ち抜いた段ボールから成る箱を図13及び図14に基づいて説明する。
この段ボール箱は、基本的な箱形式において、上記第1実施形態のものと共通するが、引裂帯7を形成する2本の波状切目線7aの振幅中心線Mは、立面板2の中央上部に位置する切始部8から両端へかけて間隔が均等となるように平行に配置され、引裂帯7は、切始部8側の位置が上方の稜部罫線1に近接して高く、そして、立面板2の両端へかけて上方の稜部罫線1から次第に離れて位置が低くなる山形状とされている。
このように上記第1実施形態に係る抜型のリード刃等の配置を変更した第2実施形態に係る抜型で段ボール箱を構成しても、ラップラウンドケーサーでの製箱時に段ボールが引裂帯7の切目線7aで折れ曲がる現象が効果的に防止され、製箱不良の発生が抑制されると共に、積上時の座屈による胴膨れも防止される。
なお、切始部8を立面板2の下方の稜部罫線1に近接して中央下部に位置させ、引裂帯7は、切始部8側の位置が低く、立面板2の両端へかけて下方の稜部罫線1から次第に離れて位置が高くなる谷形状としてもよい。
次に、この発明の第3実施形態に係る抜型で打ち抜いた段ボールから成る箱を図15及び図16に基づいて説明する。
この段ボール箱もまた、基本的な箱形式において、上記第1実施形態のものと共通するが、引裂帯7は、上記第2実施形態のものと略共通し、第2実施形態とは、波状切目線7aの傾斜が緩く、間隔をあけて分離された切始部8の間に、全切の切目線8bを門形に入れて、広告表示部2aを設け、切目線8bの上部を、立面板2と平面板3の稜部罫線1に沿わせた点で相違している。
このように上記第1実施形態に係る抜型のリード刃等の配置を変更した第3実施形態に係る抜型で段ボール箱を構成しても、ラップラウンドケーサーでの製箱時に、段ボールが切目線8bで弱められた稜部罫線1に沿って折れ曲がりやすくなることも相俟って、上記実施形態と同様、引裂帯7の切目線7aで折れ曲がる現象が効果的に防止され、製箱不良の発生が抑制されると共に、積上時の座屈による胴膨れも防止される。
また、開封して箱の上部を取り除き、トレー状とした状態において、広告表示部2aが上方に突出して残存するので、広告表示部2aに強い印象を与える図柄等を印刷しておくことにより、陳列時の訴求効果を高めることができる。
なお、上記第2及び第3実施形態に係る段ボール箱では、引裂帯7を形成する2本の波状切目線7aの振幅中心線Mを平行に配置し、その間隔を均等にしているが、2本の波状切目線7aは、傾斜方向が同じで立面板2の中央側での間隔が大きくなるようにテーパー状に配置してもよい。
また、上記第1乃至第3の各実施形態に係る段ボール箱では、2本の波状切目線7aを共に稜部罫線1に対して傾斜させる場合について例示したが、いずれか1本の切目線7aのみを傾斜させ、他方の切目線7aを稜部罫線1と平行になるように配置してもよい。
さらに、例示したような直方体のラップラウンド式段ボール箱のほか、稜部に面取状の斜面を形成したものや、立面板の上下から延びる平面板を重ね合わせて封緘する溝切型のA式段ボール箱についても、立面板に上記と同様の引裂帯やリブを入れると、同様の効果を得ることができる。
1 稜部罫線
2 立面板
2a 広告表示部
3 平面板
4 継代片
5,6 端板
7 引裂帯
7a 切目線
7b 全切部
7c 半切部
7d 繋部
8 切始部
8a 切目
8b 切目線
9 リブ
10 押圧部材
11 リード刃
11a 高刃部
11b 低刃部
11c 凹部
12 全切刃
13 押圧部材
14 受止部材
15 支持材
D 抜型
U 面板
S 段ボール
M 振幅中心線
2 立面板
2a 広告表示部
3 平面板
4 継代片
5,6 端板
7 引裂帯
7a 切目線
7b 全切部
7c 半切部
7d 繋部
8 切始部
8a 切目
8b 切目線
9 リブ
10 押圧部材
11 リード刃
11a 高刃部
11b 低刃部
11c 凹部
12 全切刃
13 押圧部材
14 受止部材
15 支持材
D 抜型
U 面板
S 段ボール
M 振幅中心線
Claims (5)
- 稜部罫線(1)を介して立面板(2)と平面板(3)とを連設し、稜部罫線(1)と並行する開封用の引裂帯(7)及びその切始部(8)を設け、前記引裂帯(7)を2本の波状切目線(7a)により形成し、この切目線(7a)を、段ボールの表裏に貫通する全切部(7b)と、段ボールが裏側から厚さ方向の途中まで切り込まれた半切部(7c)とを備えるリードとし、立面板(2)と平面板(3)とを稜部罫線(1)沿いに折り曲げて製箱する段ボール箱を製造するため、稜部罫線(1)を入れる押圧部材(10)と共に、引裂帯(7)の波状切目線(7a)を入れる高刃部(11a)と低刃部(11b)とを備えた波状のリード刃(11)を設け、これに続いて、切始部(8)の切目(8a)を入れる全切刃(12)を設けたダイカッタ用の抜型において、前記波状切目線(7a)の振幅中心線が前記稜部罫線(1)に対して傾斜するように、押圧部材(10)に対してリード刃(11)の振幅中心線を傾斜させたことを特徴とする段ボールの抜型。
- 前記引裂帯(7)を形成する2本の波状切目線(7a)の振幅中心線を、立面板(2)の中央部に位置する切始部(8)の部分で間隔が最大となり、両端へかけて間隔が小さくなるようにテーパー状に配置するため、対向するリード刃(11)を、その振幅中心線がテーパー状になるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の段ボールの抜型。
- 前記引裂帯(7)を形成する2本の波状切目線(7a)の振幅中心線を、立面板(2)の中央側に位置する切始部(8)から両端へかけて間隔が均等となるように平行に配置するため、対向するリード刃(11)を、その振幅中心線が平行となるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の段ボールの抜型。
- 前記リード刃(11)では、低刃部(11b)の刃先縁に勾配を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の段ボールの抜型。
- 前記段ボール箱の立面板(2)に、段ボールの表側から押圧することによりリブ(9)を設けるため、対向する面板の押圧部材(13)との間に段ボールを挟んで受け止める受止部材(14)を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の段ボールの抜型。
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