JP5075098B2 - 段ボール箱及びその抜型 - Google Patents

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この発明は、コーナーに曲面を有する段ボール箱及びそのブランクを製造するための抜型に関するものである。
従来、ビール等の飲料缶を包装するラップラウンド式の段ボール箱として、図7に示すようなものが知られている(下記特許文献1参照)。
この段ボール箱は、各一対の側板51及び平板52を、その一端に連設した継代片53を介して角筒状に折り曲げた状態で接合し、側板51から延びる端面内側の側板54と、平板52から延びる端面外側の側板55とを貼り合わせて封緘するものであり、側板51から側板54にかけてライナカット等による開封用の引裂帯56が設けられている。
上記段ボール箱において、平置き時に周壁を形成する側板51及び側板54,55のうち、繋がって隣り合う側板51,54の間に設けられたコーナー部57は、店頭での視認性や取扱性を向上させ、引裂帯56を連続的に引き裂けるようにするため、縦方向に平行な複数本の罫線58を入れて湾曲させることにより、曲面とされている。
特開2006−193186号公報
しかしながら、上記のように、平行な複数本の罫線58を入れるだけでは、ラップラウンドケーサーでの製箱時に、コーナー部57が先端側の側板54に近接した部分等、特定の部分で屈曲してしまい、製箱不良が発生するおそれがある。
そこで、この発明は、製箱不良の発生を防止しつつ、コーナー部に曲面を形成することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、周壁の隣り合う側板の間に曲面のコーナー部を設けた段ボール箱において、前記コーナー部に、型押しにより段ボールの段を潰して、凹凸を生じるエンボス加工を施し、コーナー部を湾曲させ、コーナー部のエンボス加工を、段ボールの表面側から見て凸部となった線条部が格子状に交差し、線条部の間の部分が段ボールの表面側から見て凹部となるようにしたのである。
また、曲面のコーナー部に施したエンボス加工の線条部を段ボールの段目に対して傾斜させたのである。
そして、この段ボール箱を製造する抜型において、前記コーナー部に対応する位置に、格子状に配置した線条の押圧部を有する型押し部材を設け、段ボールを型押し部材と面板とで挟み込むことにより、型押し部材の押圧部で段ボールの段を潰して、コーナー部に格子状の線条部が段ボールの表面側から見て凸部となり、線条部の間の部分が段ボールの表面側から見て凹部となったエンボス加工を施すこととしたのである。
また、押圧部が稜部罫線を入れる押罫部材に対して傾斜した型押し部材により、段ボールの段を潰して、コーナー部に線条部が段ボールの段目に対して傾斜したエンボス加工を施すこととしたのである。
このような抜型により製造したブランクから組み立てる段ボール箱では、コーナー部がエンボス加工により柔軟になるので、製箱に際し、コーナー部が特定の部分で屈曲してしまうことがなく、滑らかにコーナー部を曲げることができ、製箱不良の発生を防止することができる。
また、段ボールの表裏両面に凹凸を設けると、コーナー部の表面に手を掛けて段ボール箱を持ち運ぶ際、手が滑りにくくなり、取扱性が向上する。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す段ボール箱は、ビール等の飲料缶Cを包装するラップラウンド式のものであり、図2に示すような段ボールのブランクから形成される。
このブランクでは、各一対の長面の側板1及び平置き時に底面及び天面となる平板2が交互に連設され、一方の側板1の外縁に継代片3が連設されている。段ボールの段目(中しんの段頂が延びる方向)は、これらの連設方向に向けられている。
側板1の両端には、端面の内側となる側板4が連設され、平板2の両端には、端面の外側となる側板5が連設されている。
側板1から側板4にかけては、段ボールの裏面側ライナのみを切断するライナカットにより、開封用の引裂帯6が設けられている。側板1の中央部には引裂帯6の摘み部6aが設けられ、引裂帯6の両側方には破止線6bが入れられている。
継代片3及びその反対側の平板2の外側部には、製箱状態での厚みを抑制するため、段ボールの段を均一に押し潰す段潰し加工が施されている。
そして、繋がって隣り合う側板1,4の間には、製箱状態で曲面とされるコーナー部7が設けられ、コーナー部7には、縦横に多数の細かな凹凸を生じるエンボス加工が施されている。このエンボス加工は、図3に示すように、多数本の線条部8が交差する格子状に施され、線条部8は、段ボールの段目に対して45°傾斜している。
上記のようなブランクは、大判シート状の段ボールをダイカッタで打ち抜くことにより製造される。
ここで、図4に示すように、ダイカッタに装備される抜型10には、ブランクの輪郭を打ち抜く全切刃11と、稜部罫線を入れる押罫部材12と、コーナー部7にエンボス加工を施す型押し部材13とが設けられている。
型押し部材13は、線条の押圧部13aが線条部8に対応して格子状に配置され、押圧部13aが稜部罫線を入れる押罫部材12に対して傾斜したものとされている。
また、抜型10には、引裂帯6の摘み部6aを形成する全切刃14と、破止線6bを入れる半切刃15も設けられている。
一方、図5に示すように、抜型10に対向してダイカッタに装備される面板16には、型押し部材13に対応する受部材17が取り付けられ、受部材17は、型押し部材13の格子形状を反転して多数の膨出部17aが形成されたものとされている。また、面板16には、段潰し加工を施すコルク製の押圧部材18も取り付けられている。
そして、図6に示すように、段ボール箱のブランクを打ち抜く際には、ダイカッタの上盤Uに抜型10を取り付け、下盤Lに面板16を取り付けて、抜型10と面板16との間に、材料となる段ボールSを裏面側を上方へ向けて供給し、下盤Lの上昇に伴い、型押し部材13と受部材17とで段ボールSを挟み込み、その押圧部13a及び膨出部17aで段ボールSを押圧し、押圧部13aで段ボールSの段を潰す。
上記のように製造したブランクから段ボール箱を組み立てて、図1に示すように、飲料缶Cを包装するには、各一対の側板1及び平板2を角筒状に折り曲げて、集積した飲料缶Cを包み込み、継代片3と反対側の平板2の外側部とを貼り合わせ、側板4,5を順次折り曲げて貼り合わせることにより封緘する。
このような段ボール箱では、コーナー部7がエンボス加工を施されて柔軟になっているため、製箱に際し、コーナー部7が特定の部分で屈曲してしまうことがなく、滑らかにコーナー部7を曲げることができ、ラップラウンドケーサーでの製箱不良を防止できる。
また、稜部罫線を入れる段ボールの裏面だけでなく、表面にも凹凸が生じるようにエンボス加工を施しているので、コーナー部7に手を掛けて段ボール箱を持ち運ぶ際、手が滑りにくくなり、取扱性が向上する。
なお、外見の美しさを優先したい場合には、ブランクの打ち抜きに際し、膨出部17aを有する受部材17を省略し、抜型10の型押し部材13で段ボールを裏面側からのみ押圧して、段ボールの表面には凹凸が現れないようにエンボス加工を施すとよい。
また、エンボス加工により線条部8が形成する升目の大きさは、ケーサー適性を考慮して、コーナー部7の側板1に近接した部分から側板4に近接した部分にかけて順次大きくする等、変化をつけるようにしてもよい。
そのほか、上記実施形態では、ラップラウンド式の段ボール箱について例示したが、底面及び天面をフラップで開閉する通常の段ボール箱や天面が開放されたトレー等、他の形式の段ボール箱において、コーナー部を曲面とする場合にも、上記のようにコーナー部にエンボス加工を施すことにより、コーナー部を滑らかに曲げることができる。
この発明の実施形態に係る段ボール箱の組立状態を示す斜視図 同上の段ボール箱のブランクを示す図 同上のコーナー部周辺の部分拡大図 同上の段ボール箱の抜型を示す斜視図 同上の面板を示す斜視図 同上のダイカッタによるエンボス加工状態を示す概略断面図 従来の曲面コーナー部の段ボール箱を示す斜視図
1 側板
2 平板
3 継代片
4,5 側板
6 引裂帯
6a 摘み部
6b 破止線
7 コーナー部
8 線条部
10 抜型
11 全切刃
12 押罫部材
13 型押し部材
13a 押圧部
14 全切刃
15 半切刃
16 面板
17 受部材
17a 膨出部
18 押圧部材
U 上盤
L 下盤
S 段ボール
C 飲料缶

Claims (4)

  1. 周壁の隣り合う側板の間に曲面のコーナー部を設けた段ボール箱において、前記コーナー部に、型押しにより段ボールの段を潰して、凹凸を生じるエンボス加工を施し、コーナー部を湾曲させ、コーナー部のエンボス加工を、段ボールの表面側から見て凸部となった線条部が格子状に交差し、線条部の間の部分が段ボールの表面側から見て凹部となるようにしたことを特徴とする段ボール箱。
  2. 周壁の隣り合う側板の間に曲面のコーナー部を設けた段ボール箱において、前記コーナー部に、型押しにより段ボールの段を潰して、凹凸を生じるエンボス加工を施し、コーナー部を湾曲させ、コーナー部のエンボス加工を、線条部が交差する格子状とし、前記線条部を、段ボールの段目に対して傾斜させたことを特徴とする段ボール箱。
  3. 周壁の隣り合う側板の間に曲面のコーナー部を設けた請求項1に記載の段ボール箱を製造する抜型において、前記コーナー部に対応する位置に、格子状に配置した線条の押圧部を有する型押し部材を設け、段ボールを型押し部材と面板とで挟み込むことにより、型押し部材の押圧部で段ボールの段を潰して、コーナー部に格子状の線条部が段ボールの表面側から見て凸部となり、線条部の間の部分が段ボールの表面側から見て凹部となったエンボス加工を施すことを特徴とする段ボール箱の抜型。
  4. 周壁の隣り合う側板の間に曲面のコーナー部を設けた請求項2に記載の段ボール箱を製造する抜型において、前記コーナー部に対応する位置に、格子状に配置した線条の押圧部を有し、押圧部が稜部罫線を入れる押罫部材に対して傾斜した型押し部材を設け、段ボールを型押し部材と面板とで挟み込むことにより、段ボールの段を潰して、コーナー部に線条部が段ボールの段目に対して傾斜したエンボス加工を施すことを特徴とする段ボール箱の抜型。
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