JP4721856B2 - 段ボール箱及びその抜型 - Google Patents

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Description

この発明は、底面と側面の稜部に、運搬時に手を掛ける面取り部を設けた段ボール箱及びその抜型に関するものである。
従来、下記特許文献1において、積上荷重による胴膨れを防止するため、底面板と長手方向の側面板の段目に直交する稜部に、繰り返して折れ曲がった2本の罫線を入れ、小さな菱形状の面取り部を多数並べて形成した段ボール箱が提案されている。
ところで、この段ボール箱では、幅方向の側面の下部に手を入れて持ち運ぼうとしたとき、箱の下方に手が入らず、持ち上げにくいという問題がある。
その対策として、例えば、底面板と幅方向の側面板の稜部に、両側の1本の直罫線から分岐する2本の弧状罫線に挟まれた面取り部を形成し、底面板から側面板を起立方向へ折り曲げて、面取り部を傾斜凹入させることが考えられる。
特開2004−59001号公報
しかしながら、この場合、底面板と幅方向の側面板の稜部は、段目に平行となることから、直罫線と弧状罫線の連接部分において、これらの罫線に沿って段ボールが折れ曲がらず、弧状罫線からずれた位置で段目方向に段ボールが折れ曲がる現象が生じ、製函精度が低下すると共に、美観が損なわれるという問題がある。
そこで、この発明は、面取り部を形成する罫線に沿って、正確に折り曲げて製函できる段ボール箱及びその抜型を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明では、段目に平行な底面板と側面板の稜部に、両側の1本の直罫線から分岐する2本の弧状罫線に挟まれた中膨れ状の面取り部を形成した段ボール箱において、直罫線と弧状罫線の連接部分に、直線部と二股部とが連続する誘導切目線を入れると共に、面取り部の外側に、誘導切目線に交わる曲止切目線を入れ、底面板から側面板を起立方向へ折り曲げて、面取り部を傾斜凹入させたのである。また、面取り部の中央に、2本の弧状罫線に亘って中折切目線を入れ、誘導切目線、曲止切目線及び中折切目線を、段ボールの裏面側からの半切によるものとし、2本の弧状罫線を、ミシン目状の断続切目を有するリード罫としたのである。
そして、この段ボール箱を打ち抜く抜型として、段目に平行な底面板と側面板の稜部に対応する部分に、直罫線を入れる直線状の押刃と、面取り部の弧状罫線を入れる湾曲したリード罫刃とを配置し、その連接部分の誘導切目線を入れる直線状及び二股状の半切刃と、曲止切目線を入れる半切刃とを設け、面取り部の中央の中折切目線を入れる半切刃を設けたのである。
このような段ボール箱では、底面板から側面板を段目に平行な稜部で起立方向へ折り曲げる際、直罫線から弧状罫線へ誘導切目線により折目が導かれ、これらの罫線に沿って段ボールが正確に折れ曲がり、弧状罫線からずれた位置で段目方向に段ボールが折れ曲がろうとしても、その折目の拡大が曲止切目線で阻止され、面取り部が中折切目線を谷として所定の形状に傾斜凹入し、持ち運びやすく、かつ美観に優れた形状に組み立てられる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この段ボール箱は、飲料缶の梱包に使用されるラップラウンド式のものであり、図1に示すようなブランクから形成される。
このブランクでは、底面板1の両側に長手方向の側面板2が連設され、一方の側面板2に天面板3が、他方の側面板2に継代片4がそれぞれ連設されている。側面板2の両端には折曲片5が連設され、底面板1及び天面板3の両端には幅方向の側面板6が連設されている。段目方向は、底面板1と側面板6の稜部に平行となっている。
長手方向の側面板2及び折曲片5には、平置状態でトレー状に分割して開口させるカットテープ7が貼り付けられ、天面板3には、缶を1本ずつ取り出すための開口片8がジッパ形の切込により形成されている。底面板1及び天面板3には、解体時に折り畳んで扁平状態に保持するロック片9及びロック穴10がそれぞれ設けられている。
底面板1と長手方向の側面板2の稜部には、繰り返して折れ曲がった2本の罫線が入れられて、その間に小さな菱形状の面取り部11が多数並べて形成され、この面取り部11により、積上荷重による胴膨れが防止される。
底面板1と幅方向の側面板6の稜部には、両側の1本の直罫線12から分岐する2本の弧状罫線13に挟まれた中膨れ状の面取り部14が形成されている。直罫線12と弧状罫線13の連接部分には、直線部15と二股部16とが連続する誘導切目線17が入れられると共に、面取り部14の外側に、誘導切目線17に交わる曲止切目線18が入れられている。また、面取り部14の中央には、2本の弧状罫線13に亘って中折切目線19が入れられている。
ここで、誘導切目線17、曲止切目線18及び中折切目線19は、段ボールの裏面側から厚さの半分程度切り込んだ半切にしておくのが好ましく、2本の弧状罫線13は、ミシン目状の断続切目を有するリード罫としておくのが好ましい。
そして、このブランクを打ち抜く抜型は、図2に示すように、底面板1と側面板6の稜部に対応する部分に、直罫線12を入れる直線状の押刃20と、面取り部14の弧状罫線13を入れる湾曲したリード罫刃21とを配置し、その連接部分の誘導切目線17を入れる直線状及び二股状の半切刃22,23と、曲止切目線18を入れる半切刃24とを設け、面取り部14の中央の中折切目線19を入れる半切刃25を設けたものとすればよい。
上記ブランクを組み立てて飲料缶を包装するには、図3に示すように、底面板1から長手方向の一対の側面板2を起立させ、継代片4を内側へ折り曲げ、天面板3を閉じて継代片4に貼り付け、飲料缶を包み込んだ後、折曲片5を内側へ折り曲げ、底面板1から幅方向の側面板6を起立方向へ折り曲げ、折曲片5に貼り付けて封緘する。
このとき、図4に示すように、底面板1から側面板6を起立方向へ折り曲げると、直罫線12から弧状罫線13へ誘導切目線17により折目が導かれ、これらの罫線12,13に沿って段ボールが正確に折れ曲がり、仮に、弧状罫線13からずれた位置で段目方向に段ボールが折れ曲がろうとしても、その折目aの拡大が曲止切目線18で阻止され、面取り部14が中折切目線19を谷として、図3に示す所定の形状に傾斜凹入する。
このように組み立てた段ボール箱は、持ち運びに際し、幅方向の側面板6の下方に形成された面取り部14に手を掛けて、容易に持ち上げることができるので、取扱性が向上するほか、罫線12,13からずれた部分で段ボールが不規則に折れ曲がることがなく、また、誘導切目線17、曲止切目線18及び中折切目線19を裏面側からの半切としておくと、これらが表面に露出することもないので、美観に優れた形状となる。
また、面取り部14の弧状罫線13をリード罫としておくと、底面板1からの側面板6の折り曲げに伴い、弧状罫線13の切目部分で段ボールの表面側ライナがやや浮き上がるので、面取り部14に手を掛けて段ボール箱を持ち運ぶ際、弧状罫線13が滑り止めとなって、段ボール箱を落下させる危険性が減少する。
なお、この段ボール箱では、図5に示すように、天面板3と側面板6の稜線に沿って、飲料缶Cを1本ずつ取り出すための開口片8を形成したので、天面側の稜部には面取り部14を形成していないが、開口片8を省略する場合には、天面側の稜部にも面取り部14を形成しておくと、天地反転して載置された場合にも、段ボール箱を容易に持ち上げることができる。また、段ボール箱の外寸が大きい場合には、面取り部14を一稜部に複数形成しておくと、取扱性が向上する。
この発明の実施形態に係る段ボール箱のブランクを示す図 同上の抜型の要部を示す斜視図 同上の段ボール箱の組立封緘状態を示す斜視図 同上の面取り部の形成過程を示す斜視図 同上の段ボール箱の開口片を開いた状態を示す斜視図
符号の説明
1 底面板
2 側面板
3 天面板
4 継代片
5 折曲片
6 側面板
7 カットテープ
8 開口片
9 ロック片
10 ロック穴
11 面取り部
12 直罫線
13 弧状罫線
14 面取り部
15 直線部
16 二股部
17 誘導切目線
18 曲止切目線
19 中折切目線
20 押刃
21 リード罫刃
22,23,24,25 半切刃

Claims (5)

  1. 段目に平行な底面板と側面板の稜部に、両側の1本の直罫線から分岐する2本の弧状罫線に挟まれた中膨れ状の面取り部を形成し、直罫線と弧状罫線の連接部分に、直線部と二股部とが連続する誘導切目線を入れると共に、面取り部の外側に、誘導切目線に交わる曲止切目線を入れ、底面板から側面板を起立方向へ折り曲げて、面取り部を傾斜凹入させた段ボール箱。
  2. 請求項1に記載の段ボール箱において、面取り部の中央に、2本の弧状罫線に亘って中折切目線を入れたことを特徴とする段ボール箱。
  3. 請求項2に記載の段ボール箱において、誘導切目線、曲止切目線及び中折切目線を、段ボールの裏面側からの半切によるものとしたことを特徴とする段ボール箱。
  4. 請求項3に記載の段ボール箱において、2本の弧状罫線を、ミシン目状の断続切目を有するリード罫としたことを特徴とする段ボール箱。
  5. 請求項4に記載の段ボール箱を製造するため、段目に平行な底面板と側面板の稜部に対応する部分に、両側の直罫線を入れる直線状の押刃と、面取り部の弧状罫線を入れる湾曲したリード罫刃とを配置し、その連接部分の誘導切目線を入れる直線状及び二股状の半切刃と、曲止切目線を入れる半切刃とを設け、面取り部の中央の中折切目線を入れる半切刃を設けたことを特徴とする段ボール箱の抜型。
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