JP4353812B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
そこで、このような問題を解決するために特許文献1に開示されている段ボール板を材料として作られた包装箱が知られている。この特許文献1に開示されている包装箱は、2組の対向側板と、この対向側板の下端に連設された底板形成用フラップと、この対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップとを備え、前記2組の対向側板の内、一方の対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップは先に折り曲げられ、続いて2組の対向側板の内、他方の対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップを折り曲げることによって上蓋が形成され、外側に位置する上蓋形成用フラップの突き合わせ部に沿って封緘テープが貼着されて上蓋が閉じられるようになっており、内側に位置する上蓋形成用フラップの何れか一方の上蓋形成用フラップと外側に位置する上蓋形成用フラップの何れか一方の上蓋形成用フラップとの間で保証書が入っている封筒状の袋を挟み、袋の一端は互いに重なる上蓋形成用フラップ間から突出し、内側に位置する前記一方の上蓋形成用フラップを連設する側板の外面に貼り付けられるようになっており、前記内側および外側に位置する各一方の上蓋形成用フラップの互いに重なる一端部にはそれぞれ切り起こし片が形成されてあり、前記外側に位置する一方の上蓋形成用フラップに形成された切り起こし片を持ち上げることにより、その切り起こし片の突出片による下向きの押し付け力が袋を介して内側に位置する一方の上蓋形成用フラップに形成された切り起こし片の押し付け力受け板部に伝わり、押し付け力受け板部と一体の袋持ち上げ板部を上向きに傾斜させ、保証書が入っている袋を持ち上げるように構成したものである。
先ず、図1〜図6に示す第1の実施の形態について説明すると、1は段ボール板を材料として作られ平面形状が長方形(もしくは正方形)の包装箱であって、2組の対向側板2,2、3,3と、この対向側板2,2、3,3の下端に連設された底板形成用フラップ4,4、5,5と、この対向側板2,2、3,3の上端に連設された上蓋形成用フラップ6,6、7,7とを備えている。具体的には、2組の対向側板2,2、3,3の内、短辺側の対向側板2,2の下端に連設された底板形成用フラップ4,4は先に折り曲げられ、続いて2組の対向側板2,2、3,3の内、長辺側の対向側板3,3の下端に連設された底板形成用フラップ5,5を折り曲げることによって底板が形成され、外側の底板形成用フラップ5,5の突き合わせ部に沿って封緘テープ8が貼着されて底板が閉じられるようになっている。また、上蓋形成用フラップ6,6、7,7についても同様で、2組の対向側板2,2、3,3の内、短辺側の対向側板2,2の上端に連設された上蓋形成用フラップ6,6は先に折り曲げられ、続いて2組の対向側板2,2、3,3の内、長辺側の対向側板3,3の上端に連設された上蓋形成用フラップ7,7を折り曲げることによって上蓋が形成され、外側の上蓋形成用フラップ7,7の突き合わせ部に沿って封緘テープ9が貼着されて上蓋が閉じられるようになっている。なお、上蓋が閉じられる前に包装箱1の中に被包装物10が発泡スチロール製の緩衝材11により保護された状態で収納されるとともに、先に折り曲げられた2枚の上蓋形成用フラップ6,6の何れかの上に保証書が入っている封筒状の袋12が載せられ、その上から上蓋形成用フラップ7,7が閉じられて保証書が入っている袋12を上蓋形成用フラップ6と上蓋形成用フラップ7との間で挟むようにしてある。保証書が入っている袋12の一端は上蓋形成用フラップ6と上蓋形成用フラップ7との間から突出し、短辺側の一方の側板2の外面に貼り付けられる。
2,3 側板
4,5 底板形成用フラップ
6,7 上蓋形成用フラップ
8,9 封緘テープ
10 被包装物
11 緩衝材
12 袋
13 切り起こし片
14 切り欠き部
15a,15b カット線
16 折曲線
17 舌片
18 切り込み
19 押し込み片
20 切り込み
21,22 凹部
23 凹部
24,24a 板部
25 切り込み
Claims (2)
- 段ボール板を材料として作られ平面形状が長方形もしくは正方形の包装箱であって、2組の対向側板と、この対向側板の下端に連設された底板形成用フラップと、この対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップとを備え、前記2組の対向側板の内、一方の対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップは先に折り曲げられ、続いて2組の対向側板の内、他方の対向側板の上端に連設された上蓋形成用フラップを折り曲げることによって上蓋が形成され、外側に位置する上蓋形成用フラップの突き合わせ部に沿って封緘テープが貼着されて上蓋が閉じられるように構成され、内側に位置する上蓋形成用フラップの何れか一方の上蓋形成用フラップと外側に位置する上蓋形成用フラップの何れか一方の上蓋形成用フラップとの間で保証書が入っている封筒状の袋を挟み、袋の一端は互いに重なる上蓋形成用フラップ間から突出し、内側に位置する前記一方の上蓋形成用フラップを連設する側板の外面に貼り付けられるように構成され、前記内側および外側に位置する各一方の上蓋形成用フラップの互いに重なる一端部において保証書が入っている袋を挟む位置にある外側に位置する一方の上蓋形成用フラップには袋の幅よりも僅かに大きな幅の切り起こし片が形成されてあり、保証書が入っている袋を挟む位置にある内側の一方の上蓋形成用フラップの一端部には内端側において袋の幅よりも僅かに大きな幅の切り欠き部が形成されてあり、前記切り起こし片は、前記外側の一方の上蓋形成用フラップの一端部において前記側板との連設線上に第1のカット線が形成され、またこの第1のカット線に対向し前記袋の幅よりも僅かに大きい間隔をおいて前記外側の一方の上蓋形成用フラップの端部から前記第1のカット線と同長さの第2のカット線が形成されているとともに、この第1および第2の2本のカット線の端部間において前記外側の一方の上蓋形成用フラップに折曲線が形成されることにより形成され、前記第2のカット線の途中には切り起こし片の外側に飛び出すように舌片が形成されてあり、前記内側の一方の上蓋形成用フラップの切り欠き部はこの内側の一方の上蓋形成用フラップの先端から上側に位置する前記外側の一方の上蓋形成用フラップに形成された折曲線よりも内側の一方の上蓋形成用フラップと側板との連設部側に僅かに寄った位置までの範囲で形成されてあり、この内側の一方の上蓋形成用フラップと外側の一方の上蓋形成用フラップとの間で挟まれた前記袋の他端側が前記切り欠き部より包装箱内の空間部に入り込むように構成され、前記内側の一方の上蓋形成用フラップには前記外側の一方の上蓋形成用フラップに前記第2のカット線の途中に形成された舌片の下側に位置するように押し込み片が形成されてあり、前記内側の一方の上蓋形成用フラップの一端部側の側面には凹部が形成されていることを特徴とする包装箱。
- 内側の一方の上蓋形成用フラップの一端部側の幅の狭い板部にこの上蓋形成用フラップの一端部側の側面と平行に切り込みを入れてあり、この上蓋形成用フラップの一端部側の側面と切り込みとの間の板部を持ち上げることができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の包装箱。
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