JP6343731B1 - 箱用シート、箱用シートの製造方法及びトムソン型 - Google Patents

箱用シート、箱用シートの製造方法及びトムソン型 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、側面パネルに開口を形成できる安価な箱用シートを提供することを課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係る箱用シートは、一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの上縁を両端とし、一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線と、第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が第1側面パネルの上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線と、第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、第1蓋フラップの上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、箱用シート、箱用シートの製造方法及びトムソン型に関する。
商品を輸送するために例えば段ボールシート等から形成される箱体が広く利用されている。最も一般的な箱体としては、JIS−Z1507(2013)にコード番号第0201号として規定されたいわゆるA式ケースがある。このようなA式ケース用シートは、製造装置が広く普及しているため、比較的安価に製造できる。一般的な製造装置では、簡単な調節によりサイズ(形成される箱体の高さ、幅及び長さ)を選択することができる。
また、輸送用の箱体の中には、側壁に開口を形成して商品の展示台として利用できるように構成されるものもある(例えば特開2017−226446号公報参照)。このように展示台として利用できる箱体は、シートをあらかじめミシン目状に断続的に切断した破断容易線が設けられ、この破断容易線に沿ってシートを切断して開封することで、所望の形状の開口を形成できるようになっている。
このような破断容易線は、一般に、ベースとなる板材に、形成する破断容易線及びその他の切断エッジに対応する形状に折り曲げた帯状の切断刃(トムソン刃)を配設したトムソン型と呼ばれる切断型を用いて形成される。このようなトムソン型は、形成しようとする破断容易線等の形状に切断刃を埋め込むため、破断容易線等の形状毎に作成する必要があり、汎用性がない。
従って、側壁に開口を形成可能な箱体を形成できる箱用シートは、トムソン型の作成コストによって単価が上昇し、特に製造数量が小さい小ロット品の場合には、かなり高価となってしまう。
特開2017−226446号公報
上記不都合に鑑みて、本発明は、側面パネルに開口を形成できる安価な箱用シート、並びに側面パネルに開口を形成できる箱用シートを安価に製造できる箱用シートの製造方法及びトムソン型を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る箱用シートは、1枚のシート材から形成され、左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップとを備え、箱状に組み立て可能な箱用シートであって、上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線と、上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線と、上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線とを備えることを特徴とする。
当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、上記第1破断容易線と上記第2破断容易線の第2側面パネルの上縁に重なる部分とを切断することにより、第2側面パネルの少なくとも中央上部及びその上方の第2蓋フラップ全体を一体に切除して、第2側面パネルに開口を形成することができる。また、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、上記第3破断容易線に沿って第1蓋フラップを切断することによって、第1蓋フラップ及び第2蓋フラップによって形成される蓋体の上記第2側面パネルの上記第1破断容易によって形成される開口に隣接する領域を開口し、箱体に収容する物品の取り出しを容易にすることができる。ここで、当該箱用シートは、多様なサイズのものを安価に製造できる製造設備が広く普及している一般的なA式ケース用シートに、上記第1破断容易線、上記一対の第2破断容易線及び上記一対の第3破断容易線をトムソン型を用いて形成することによって製造することができる。当該箱用シートにおいて、上記一対の第2破断容易線及び第3破断容易線は、その起点が第2側面パネル及び第2蓋フラップ上にあってもよく、第1側面パネル及び第1蓋フラップ上にあってもよい。このため、第2側面パネルの左右方向の幅が異なるA式ケース用シートに同一寸法の上記第1破断容易線、上記一対の第2破断容易線及び上記一対の第3破断容易線を形成することで、側面パネルに開口を形成可能な多様なサイズの箱用シートを製造することができる。つまり、当該箱用シートは、異なるサイズ間で上記第1破断容易線、上記一対の第2破断容易線及び上記一対の第3破断容易線を形成するトムソン型を共用することができるので、安価に提供することができる。
当該箱用シートにおいて、上記第2破断容易線の長さが上記第1破断容易線の両端間の距離の20%以上80%以下であることが好ましい。このように、上記第2破断容易線の長さが上記範囲内であることによって、上記第1破断容易によって画定される開口の左右方向の幅が上記第2側面パネルの幅に対して適当となる範囲内であれば、同じトムソン型を共用することができ、且つ当該箱用シートを組み立ててなる箱体の上記第2破断容易線による強度低下を問題が生じない程度に留めることができる。
当該箱用シートにおいて、上記第1破断容易線の端部と上記第3破断容易線の起点との距離が上記第1破断容易線の両端間の距離の5%以上30%以下であり、上記第3破断容易線の左右方向に対する平均傾斜角度が15°以上60°以下であることが好ましい。このように、上記第1破断容易線の端部と上記第3破断容易線の起点との距離及び上記第3破断容易線の左右方向に対する平均傾斜角度をそれぞれ上記範囲内とすることによって、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の蓋体の前側中央部を開口した状態で、その上に同じ箱体を安定して積み重ねることが可能な程度に蓋体の側部を残すことができる。
本発明の別の態様に係る箱用シートの製造方法は、側面に開口を形成可能な箱体を形成できる箱用シートの製造方法であって、1枚のシート材から形成され、左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップとを有するA式ケース用シートを形成する工程と、上記A式ケース用シートに、トムソン型を用いて、上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線と、上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線と、上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線とを形成する工程とを備えることを特徴とする。
当該箱用シートの製造方法は、上記A式ケース用シートを形成する工程で、一般的な製造装置を用いて比較的安価に多様な寸法のA式ケース用シートを形成することができ、且つこの多様な寸法のA式ケース用シートに同じトムソン型を用いて上記第1破断容易線、上記一対の第2破断容易線及び上記一対の第3破断容易線を形成することで、側面に開口を形成可能な箱体を形成できる多様な寸法の箱用シートを比較的安価に製造することができる。
本発明の別の態様に係るトムソン型は、1枚のシート材から形成され、左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップとを有し、箱状に組み立て可能なA式ケース用シートを加工することにより、側面に開口を形成可能な箱体を形成可能な箱用シートを製造するためのトムソン型であって、上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線を形成する第1トムソン刃と、上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なる一対の第2破断容易線を形成する一対の第2トムソン刃と、上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達する一対の第3破断容易線を形成する一対の第3トムソン刃とを備えることを特徴とする。
当該トムソン型は、広く普及している製造装置により安価に形成される多様な寸法のA式ケース用シートに、上記第1破断容易線、上記一対の第2破断容易線及び上記一対の第3破断容易線を形成することで、側面に開口を形成可能な箱体を形成できる多様な寸法の箱用シートを製造することができる。当該トムソン型は、A式ケース用シートの第2側面パネルの左右方向の幅が、上記第1破断容易線の両端間の幅以上、上記一対の第2破断容易線の外側の端部間の幅以下であれば適用することができる。このため、当該トムソン型は、側面に開口を形成可能な箱体を形成できる多様な寸法の箱用シートを比較的安価に製造することができる。
本発明に係る箱用シートは、側面パネルに開口を形成できるにもかかわらず安価である。また、本発明に係る箱用シートの製造方法及びトムソン型は、側面パネルに開口を形成できる箱用シートを安価に製造することができる。
本発明の一実施形態の箱用シートの模式的平面図(展開図)である。 図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。 図2の箱体を開封して形成される展示台の模式的斜視図である。 本発明の図1とは異なる実施形態の箱用シートを示す模式的平面図である。 図4の箱用シートを組み立ててなる箱体を開封して形成される展示台の模式的斜視図である。 図1及び図4の箱用シートを製造するために用いられるトムソン型の模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に、本発明の第一実施形態に係る箱用シートを示す。なお、図1において、太い実線はシート材を切断した切断線を示し、細い実線はシート材の裏面側(組立て時に内側に配置される面)に筋押しして形成される罫線を示す。従って、図1において破線状に見える部分は、シート材が断続的に切断されている。
当該箱用シートは、1枚のシート材から形成される。当該箱用シートを形成するシート材としては、例えば段ボールシート、プラスチックボード、ボール紙等を用いることができ、中でも段ボールシートが好適に用いられる。
上記段ボールシートとしては、1枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだものだけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれたいわゆるダブルフルートであってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着されたいわゆる片面段ボールであってもよい。
当該箱用シートは、左右方向に交互に連設される方形状の一対の第1側面パネル(左第1側面パネル1、右第1側面パネル2)及び第1側面パネル1,2よりも左右方向の幅が小さい一対の第2側面パネル(前第2側面パネル3、後第2側面パネル4)と、左第1側面パネル1の前第2側面パネル3と反対側の側縁に連接され、後第2側面パネル4の右第1側面パネル2と反対側の側縁近傍部の内面に接着されることにより、二対の側面パネル1〜4を四角筒状に連結する継ぎしろ5と、一対の第1側面パネル1,2の上縁から延出する一対の第1蓋フラップ(左第1蓋フラップ6、右第1蓋フラップ7)及び下縁から延出する一対の第1底フラップ(左第1底フラップ8、右第1底フラップ9)と、一対の第2側面パネル3,4の上縁から延出する一対の第2蓋フラップ(前第2蓋フラップ10、後第2蓋フラップ11)及び下縁から延出する一対の第2底フラップ(前第2底フラップ12、後第2底フラップ13)とを備える。
なお、本明細書において、「左右方向」とは、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向に対応する方向であり、「上」及び「下」とは、想定される一般的な使用態様における上下方向を意味しているが、当該箱用シートの製造時の向きや当該箱用シートを組み立ててなる箱体の使用時の向き制限することを企図しない。
通常、当該箱用シートは、左第1側面パネル1及び前第2側面パネル3間と後第2側面パネル4及び右第1側面パネル2間とで折り曲げて、後第2側面パネル4の裏面に継ぎしろ5を接着し、左第1側面パネル1を前第2側面パネル3の裏面に、後第2側面パネル4を右第1側面パネル2の裏面にそれぞれ密着させた折り畳み状態でユーザーに提供される。後第2側面パネル4への継ぎしろ5の接着は、例えば接着剤、ステープラー等を用いて行うことができる。
当該箱用シートは、図2に示すように、一対の第1側面パネル1,2同士及び一対の第2側面パネル3,4同士をそれぞれ対向させて四角筒状体を形成し、この四角筒状体の上端を第1蓋フラップ6,7及び第2蓋フラップ10,11で封止し、下端を第1底フラップ8,9及び第2底フラップ12,13で封止することによって、底体及び蓋体を有する箱状に組み立てられる。
より詳しくは、当該箱用シートを組み立ててなる箱体において、二対の側面パネル1〜4から形成される四角筒状体の上端は、一対の第2蓋フラップ10,11を内側に折り曲げ、この一対の第2蓋フラップ10,11の外面に一対の第1蓋フラップ6,7を折り重ね、この一対の第1蓋フラップ6,7の先端縁同士を突き合わせることで封止される。同様に、4つの側面パネル1〜4から形成される四角筒状体の下端は、一対の第2底フラップ12,13を内側に折り曲げ、この一対の第2底フラップ12,13の外面に一対の第1底フラップ8,9を折り重ね、一対の第1底フラップ8,9の先端縁同士を突き合わせることで封止される。
当該箱用シートは、一対の第1側面パネル1,2に挟まれる前第2側面パネル3の上縁を両端とし、一対の第1側面パネル1,2に挟まれる前第2側面パネル3の左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線14と、第1破断容易線14の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が第1側面パネル1,2の上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線(左第2破断容易線15、右第2破断容易線16)と、第1破断容易線14の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、第1蓋フラップ6,7の上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線(左第3破断容易線17、右第3破断容易線18)とを有する。また、当該箱用シートは、第1破断容易線14の下端部より少し上方に、第1破断容易線14上の2点を接続するよう左右方向に延びる補助罫線19を有する。
第1破断容易線14、一対の第2破断容易線15,16及び一対の第3破断容易線17,18は、シート材をミシン目状に断続的に切断して容易に破断可能とした周知の構成とすることができる。なお、上記第1破断容易線14の両端及び第2破断容易線15,16、の起点の位置の説明は、シート材の切断線の端部の位置を厳密に限定するものでなく、第1破断容易線14が前第2側面パネル3の上縁まで連続して容易に破断可能であること、及び第2破断容易線15,16が第1破断容易線14から連続して前第2側面パネル3の上縁に沿って容易に破断可能であることを意味する。また、第3破断容易線17,18の起点についても、厳密に第1破断容易線14の両端の真上でなくてもよい。
<第1破断容易線>
第1破断容易線14は、図3に示すように、当該箱用シートを組み立ててなる箱体において、その最下点から両端に向かって破断され、前第2側面パネル3に開口を形成する。つまり、第1破断容易線14は、当該箱用シートを組み立ててなる箱体に形成される開口の外縁を画定する。
第1破断容易線14の形状としては、本実施形態のような逆台形状の他、例えば半円状、半楕円状、逆三角形状、方形状等、所望の開口を形成できるよう選択することができる。また、第1破断容易線14の両端間の左右方向距離及び両端から最下点までの上下方向距離についても、所望の開口の大きさに合わせて選択することができる。
第1破断容易線14は、破断の起点となる最下点に破断開始を容易にする破断開始部20を有することが好ましい。本実施形態における破断開始部20は、第1破断容易線14の最下点近傍領域のシート材を連続して切断して形成され、この破断開始部20に囲まれるシート材を箱体の内側に押し込むようにして小さい開口を形成し、この開口に手を差し込んでシート材を引っ張ることで、第1破断容易線14を両端に向かって容易に破断できるように構成されている。補助罫線19は、破断開始部20に囲まれるシート材を箱体の内側に押し込むことを容易にする。
<第2破断容易線>
第2破断容易線15,16は、前第2側面パネル3と前第2蓋フラップ10との境界を画定する罫線、及び第1側面パネル1,2と第1蓋フラップ6,7との境界を画定する罫線に重畳して形成される。
第2破断容易線15,16は、第1破断容易線14の両端から連続して前第2側面パネル3の上縁に沿ってシート材を切断することで、前第2側面パネル3の上縁から延出する前第2蓋フラップ10を前第2側面パネル3の第1破断容易線14に囲まれる部分と共に前第2側面パネル3の他の部分から分離することを可能にする。これにより、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、前第2側面パネル3の第1破断容易線14に囲まれる部分を切除して開口を形成することができる。
第2破断容易線15,16の第1側面パネル1,2の上縁に重なる部分は、当該箱用シートにおいては機能上必要ではない。しかしながら、第2破断容易線15,16が第1側面パネル1,2の上縁上まで延在することで、後述するように、当該箱用シートを形成するトムソン型を異なるサイズの箱用シートの製造時にも使用可能とする。
一方、第2破断容易線15,16の第1側面パネル1,2の上縁に重なる部分は、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の強度を低下させるおそれがある。このため、第2破断容易線15,16の非切断部の長さは、シート材を正確に破断可能とすることができ、且つシート材の強度低下が過大とならないよう選択されることが好ましい。
第2破断容易線15,16のそれぞれの長さの下限としては、第1破断容易線14の両端間の距離の20%が好ましく、30%がより好ましい。一方、第2破断容易線15,16の長さの上限としては、第1破断容易線14の両端間の距離の80%が好ましく、70%がより好ましい。第2破断容易線15,16の長さが上記下限に満たない場合、同じトムソン型を適用できるサイズ幅が小さく、当該箱用シートの製造コストを十分低減できないおそれがある。逆に、第2破断容易線15,16の長さが上記上限を超える場合、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の強度が不必要に低下するおそれがある。
<第3破断容易線>
第3破断容易線17,18は、第1蓋フラップ6,7の前第2側面パネル3側の先端角部を例えば三角形状に切除して、当該箱用シートを組み立ててなる箱体において一対の第1蓋フラップ6,7及び一対の第2蓋フラップ10,11により形成される蓋体の中央前部に例えば二等辺三角形状の開口を形成することを可能にする。
第3破断容易線17,18は、それぞれ全体として傾斜して延在していればよく湾曲又は屈曲していてもよいが、その場合は形成できる開口が大きくなるよう、下に凸状であることが好ましい。
第1破断容易線14の端部と第3破断容易線17,18の起点との距離の下限としては、第1破断容易線14の両端間の距離の5%が好ましく、10%がより好ましい。一方、第1破断容易線14の端部と第3破断容易線17,18の起点との距離の上限としては、第1破断容易線14の両端間の距離の30%が好ましく、20%がより好ましい。第1破断容易線14の端部と第3破断容易線17,18の起点との距離が上記下限に満たない場合、第3破断容易線17,18を破断して箱体の蓋体に開口を形成したときに残存する第1蓋フラップ6,7の前部の幅が小さくなることで、箱体を安定して積み重ねることができなくなるおそれがある。逆に、第1破断容易線14の端部と第3破断容易線17,18の起点との距離が上記上限を超える場合、箱体の上部に形成される開口の大きさが不十分となるおそれがある。
第3破断容易線17,18の左右方向(第1側面パネル1,2の上縁)に対する平均傾斜角度の下限としては、15°が好ましく、18°がより好ましい。一方、第3破断容易線17,18の左右方向に対する平均傾斜角度の上限としては、60°が好ましく、45°がより好ましい。第3破断容易線17,18の左右方向に対する平均傾斜角度が上記下限に満たない場合、第1蓋フラップ6,7の上縁を残すことができず、開口形成時に箱体の強度が不十分となるおそれがある。逆に、第3破断容易線17,18の左右方向に対する平均傾斜角度が上記上限を超える場合、十分な大きさの開口を形成できないおそれがある。
第3破断容易線17,18は、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の強度に殆ど影響しない。このため、第3破断容易線17,18は、シート材をより簡単に破断することができるよう、第1破断容易線14及び第2破断容易線15,16よりも非切断部の長さが小さいミシン目としてもよい。
<利点>
当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、第1破断容易線14と第2破断容易線15,16の前第2側面パネル3の上縁に重なる部分とを切断することにより、前第2側面パネル3の中央上部及び前第2蓋フラップ10全体を一体に切除して、前第2側面パネル3に開口を形成し、収容する物品を取り出すことができる展示台として使用できる。
また、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、第3破断容易線17,18に沿って第1蓋フラップ6,7を切断することによって、蓋体の前側中央部を開口して、物品の取り出しをさらに容易にすることができる。
また、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、前第2側面パネル3及び蓋体に開口を形成した状態から一対の第1蓋フラップ6,7及び後第2蓋フラップ11を上側に引き起こし、これらの引き起こした蓋フラップ6,7,11の内側で、収容する物品の上に別の箱体に収容されていた物品を積み重ねて展示する展示台として使用することもできる。
[第二実施形態]
図4に、本発明の第二実施形態に係る箱用シートを示す。図4の箱用シートは、図1の箱用シートと同様に、1枚のシート材から形成され、箱状に組み立てることができる。
当該箱用シートは、左右方向に交互に連設される方形状の一対の第1側面パネル(左第1側面パネル1、右第1側面パネル2)及び一対の第2側面パネル(前第2側面パネル3、後第2側面パネル4)と、左第1側面パネル1の前第2側面パネル3と反対側の側縁に連接され、後第2側面パネル4の右第1側面パネル2と反対側の側縁近傍部の内面に接着されることにより、二対の側面パネル1〜4を四角筒状に連結する継ぎしろ5と、一対の第1側面パネル1,2の上縁から延出する一対の第1蓋フラップ(左第1蓋フラップ6、右第1蓋フラップ7)及び下縁から延出する一対の第1底フラップ(左第1底フラップ8、右第1底フラップ9)と、一対の第2側面パネル3,4の上縁から延出する一対の第2蓋フラップ(前第2蓋フラップ10、後第2蓋フラップ11)及び下縁から延出する一対の第2底フラップ(前第2底フラップ12、後第2底フラップ13)とを備える。
当該箱用シートは、一対の第1側面パネル1,2に挟まれる前第2側面パネル3の上縁を両端とし、一対の第1側面パネル1,2に挟まれる前第2側面パネル3の左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線14と、第1破断容易線14の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が第1側面パネル1,2の上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線(左第2破断容易線15、右第2破断容易線16)と、第1破断容易線14の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、第1蓋フラップ6,7の上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線(左第3破断容易線17、右第3破断容易線18)とを有する。また、当該箱用シートは、第1破断容易線14の下端部より少し上方に、第1破断容易線14上の2点を接続するよう左右方向に延びる補助罫線19を有する。
図4の箱用シートは、組み立ててなる箱体の寸法(幅、長さ及び高さ)が、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の寸法よりも小さい。このため、図4の箱用シートの側面パネル1〜4及びフラップ6〜13の寸法は、図1の箱用シートの側面パネル1〜4及びフラップ6〜13の寸法よりも小さい。一方、図4の箱用シートにおける第1破断容易線14及び第2破断容易線15,16は、図1の箱用シートにおける第1破断容易線14及び第2破断容易線15,16と同じ寸法に形成されている。より詳しくは、図4の箱用シートにおいて、第1破断容易線14の両端は、前第2側面パネル3の上側の2つの角を両端として形成され、第2破断容易線15,16は、その全体が第1側面パネル1,2の上縁に重なるよう形成されている。図4の箱用シートにおける第3破断容易線17,18は、その全長が第1蓋フラップ6,7の大きさに対応して小さい以外は、図1の箱用シートにおける第3破断容易線17,18と同様である。
図4の箱用シートは、上述の寸法が異なる点を除いて、図1の箱用シートと同様とすることができる。このため、図4の箱用シートについて、図1の箱用シートと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図4の箱用シートを組み立ててなる箱体は、図5に示すように、第1破断容易線14に沿ってシート材を破断することによって、前第2側面パネル3に開口を形成するよう開封することができる。
[箱用シートの製造方法]
図1の箱用シート及び図4の箱用シートは、それ自体が本発明の別の実施形態である箱用シートの製造方法によって製造することができる。
当該箱用シートの製造方法は、一対の第1側面パネル1,2及び一対の第2側面パネル3,4、一対の第1蓋フラップ6,7、一対の第1底フラップ8,9、一対の第2蓋フラップ10,11並びに一対の第2底フラップ12,13を有するA式ケース用シートを形成する工程<A式ケース用シート形成工程>と、形成されたA式ケース用シートに、それ自体が本発明のさらに別の実施形態である図6のトムソン型を用いて、第1破断容易線14、一対の第2破断容易線15,16及び一対の第3破断容易線17,18並びに必要に応じて補助罫線19を形成する工程<破断容易線形成工程>とを備える。
<A式ケース用シート形成工程>
A式ケース用シート形成工程は、一般的な製造装置を用いた周知の方法により、所望のサイズのA式ケース用シートを形成する。
具体的には、中芯を波状に成形し、中芯にライナーを貼り合わせるコルゲーターに付設され、シート材を当該箱用シートの上下方向の高さと等しい幅に切断するスリッター、側面パネル1〜4の上縁及び下縁を定める罫線を形成するスコアラー、側面パネル間を区切る縦罫線を形成するクリーザー及びフラップ6〜13間のシート材を切除してフラップ6〜13の側縁を画定するスロッターを調節することにより、任意のサイズのA式ケース用シートを形成することができる。
<破断容易線形成工程>
破断容易線形成工程では、図6のトムソン型を用いて、第1破断容易線14、一対の第2破断容易線15,16及び一対の第3破断容易線17,18並びに必要に応じて補助罫線19を形成することにより、A式ケース用シートを本発明に係る箱用シートにする。
この破断容易線形成工程は、平盤ダイカッターを用いて行ってもよく、ロータリーダイカッターを用いて行ってもよい。
(トムソン型)
当該トムソン型は、不図示のダイカッターに固定される板状(ロータリーダイカッターを用いる場合は円筒面状に湾曲したものとすることができる)の基材21と、この基材21の表面に切断刃部分が突出するよう埋設され、第1破断容易線14を形成する第1トムソン刃22と、一対の第2破断容易線15,16を形成する一対の第2トムソン刃23,24と、一対の第3破断容易線17,18を形成する一対の第3トムソン刃25,26と、必要に応じて補助罫線19を形成する罫線押型27とを備える。
第1トムソン刃22、一対の第2トムソン刃23,24及び一対の第3トムソン刃25,26は、それぞれミシン目状に断続的にシート材を切断するよう、切断刃が間欠的に形成されたものとされる。
当該トムソン型の第1トムソン刃22及び一対の第2トムソン刃23,24の形状は、図1の箱用シートの第1破断容易線14及び一対の第2破断容易線15,16に対応する形状とされる。一方、当該トムソン型の一対の第3トムソン刃25,26の形状は、図1の箱用シートの一対の第3破断容易線17,18に対応するが、図1の箱用シートの第1蓋フラップ6,7よりもさらに上方に対応する位置まで延びるものとされる。
一対の第3トムソン刃25,26の終点(第1トムソン刃22と反対側の端部)の一対の第2トムソン刃23,24からの上下方向距離としては、一対の第2トムソン刃23,24の外側端部間の距離と等しいか僅かに大きいことが好ましい。これにより、第1トムソン刃22及び一対の第2トムソン刃23,24により形成される第1破断容易線14及び一対の第2破断容易線15,16によって前第2側面パネル3の中央上部及び前第2蓋フラップ10を切除可能とすることができる最大幅の前第2側面パネル3を有するA式ケースの第1蓋フラップ6,7にその上縁に達する第3破断容易線17,18を形成することができる。
<利点>
当該トムソン型及び当該箱用シートの製造方法は、多様なサイズのものを安価に製造できる製造設備が広く普及している一般的なA式ケース用シートに、共通のトムソン型を用いて、第1破断容易線14、一対の第2破断容易線15,16及び一対の第3破断容易線17,18を形成することで、箱状に組み立てた状態で前第1側面パネルに開口を形成できる図1の箱用シート及び図4の箱用シート、並びにさらに異なる寸法の箱用シートを製造することができる。このように、当該トムソン型及び当該箱用シートの製造方法は、1つの当該トムソン型を共用できるので、寸法が異なる複数の箱用シートを比較的安価に製造することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該箱用シートは、第2側面パネルの左右方向の幅が、第1側面パネルの左右方向の幅よりも大きく、第2蓋フラップ及び第2底フラップが、第1蓋フラップ及び第1底フラップの外面側に折り重ねられ、先端縁同士を突き合わせることで、二対の側面パネルにより形成される四角筒状体の上端及び下端を封止するものであってもよい。
当該箱用シートにおいて、破断開始部の構成は任意であり、上記実施形態とは異なる周知の構成としてもよい。また、当該箱用シートにおいて、補助罫線は省略することができる。このため、当該トムソン型における罫線押型も任意の構成である。
当該箱用シート及び当該箱用シートの製造方法並びに当該トムソン型により製造される箱用シートは、特に小ロットの商品を収容し、側面パネルを開口して商品を展示する展示台として利用される箱体を形成するために好適に利用することができる。
1 左第1側面パネル
2 右第1側面パネル
3 前第2側面パネル
4 後第2側面パネル
5 継ぎしろ
6 左第1蓋フラップ
7 右第1蓋フラップ
8 左第1底フラップ
9 右第1底フラップ
10 前第2蓋フラップ
11 後第2蓋フラップ
12 前第2底フラップ
13 後第2底フラップ
14 第1破断容易線
15 左第2破断容易線
16 右第2破断容易線
17 左第3破断容易線
18 右第3破断容易線
19 補助罫線
20 破断開始部
21 基材
22 第1トムソン刃
23,24 第2トムソン刃
25,26 第3トムソン刃
27 罫線押型

Claims (5)

  1. 1枚のシート材から形成され、
    左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
    上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、
    上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップと
    を備え、
    箱状に組み立て可能な箱用シートであって、
    上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線と、
    上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線と、
    上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線と
    を有することを特徴とする箱用シート。
  2. 上記第2破断容易線の長さが上記第1破断容易線の両端間の距離の20%以上80%以下である請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記第1破断容易線の端部と上記第3破断容易線の起点との距離が上記第1破断容易線の両端間の距離の5%以上30%以下であり、
    上記第3破断容易線の左右方向に対する平均傾斜角度が15°以上60°以下である請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 側面に開口を形成可能な箱体を形成できる箱用シートの製造方法であって、
    1枚のシート材から形成され、
    左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
    上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、
    上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップと
    を有するA式ケース用シートを形成する工程と、
    上記A式ケース用シートに、トムソン型を用いて、
    上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線と、
    上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なるよう形成される一対の第2破断容易線と、
    上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達するよう形成される一対の第3破断容易線と
    を形成する工程と
    を備えることを特徴とする箱用シートの製造方法。
  5. 1枚のシート材から形成され、
    左右方向に交互に連設されて四角筒状に連結される一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
    上記一対の第1側面パネルの上縁から延出する一対の第1蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第1底フラップと、
    上記一対の第2側面パネルの上縁から延出する一対の第2蓋フラップ及び下縁から延出する一対の第2底フラップと
    を有し、
    箱状に組み立て可能なA式ケース用シートを加工することにより、側面に開口を形成可能な箱体を形成可能な箱用シートを製造するためのトムソン型であって、
    上記一対の第1側面パネルに挟まれる上記第2側面パネルの上縁を両端とし、上記一対の第1側面パネルに挟まれる第2側面パネルの左右方向中央部に最下点を有する下方に凸状に形成される第1破断容易線を形成する第1トムソン刃と、
    上記第1破断容易線の両端からそれぞれ左右方向外側に延び、少なくとも外側の端部が上記第1側面パネルの上縁に重なる一対の第2破断容易線を形成する一対の第2トムソン刃と、
    上記第1破断容易線の両端の上方をそれぞれ起点として左右方向外側且つ上方に傾斜して延び、上記第1蓋フラップの上縁に達する一対の第3破断容易線を形成する一対の第3トムソン刃と
    を備えることを特徴とするトムソン型。
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