JP7463703B2 - 包装箱 - Google Patents

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本発明は、角筒状の胴部を備え、当該胴部の上下がそれぞれ天面パネル及び底面パネルで閉鎖されてなる1枚の紙製基材を折り曲げて形成した直方体形状の紙箱に関し、詳しくは、胴部に設けられた破断部と切り取り線より胴部を引き裂き、上方の天面パネル側が開封可能なトップオープンタイプの紙箱に関する。
従来、細長い棒状の菓子類や小片状のビスケット等の菓子類を収容する紙箱として、対向する前面パネルと後面パネル及び両側面パネルからなる角筒状の胴部を備え、当該胴部の上下がそれぞれ天面パネル及び底面パネルで閉鎖されてなる直方体形状の紙箱であり、前面パネルと両側面パネルに跨るミシン目と、両側面パネルに形成されたミシン目の両端を連結するように後面パネルに罫線が設けられたトップオープンタイプの紙箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、同様の構成のトップオープンタイプのタバコ包装体も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1、2の紙箱は、胴部に形成されたミシン目及び罫線より上方の天面パネル側が蓋部とされ、蓋部は、切り取られた前面パネル、両側面パネル、罫線より上方の後面パネル、及び天面パネルとで一体化されており、ミシン目で胴部を引き裂き、引き裂き形成された蓋部を罫線で折り曲げ開封される構成である。特許文献1、2に示された構成に対し、図5、図6、図7に示すように蓋部120は切り取られた前面パネル112’と切り取られた側面パネル113’、111’と天面パネル122とで構成され、蓋部120が特許文献1、2とは異なる構成の紙箱101も知られている。紙箱101は、前面パネル112及び後面パネル114と両側の側面パネル111,113からなる角筒状の胴部110を備え、胴部110の上下がそれぞれ天面パネル122及び底面パネル132で閉鎖されてなる直方体形状の紙箱101であって、前面パネル112には左右方向の破断部112aが設けられていると共に両側の側面パネル111、113にはそれぞれ破断部112aに連続して天面パネル122、後面パネル114及び側面パネル111,113で形成された角部K(図6参照)に向かう斜め上向きの切り取り線111a、113aが設けられており、開封時には破断部112a及び切り取り線111a、113aより上方の部分が蓋部120とされ、天面パネル122と後面パネル114とが連設する稜線Rをヒンジとして開けられる構成である。この構成の場合、図6(ロ)に示すように内側に折り込まれた折り込み片121、123の上側に天面内側パネル124が内側に折り込まれて重合されており、天面内側パネル124の左右両側は折り込み片121、123の外面が見えるようにされており、見えている折り込み片121、123の外面と天面内側パネル124の外面に左右方向に帯状の接着領域Aが設けられており、この接着領域Aにアプリケーターのノズルから例えばホットメルト接着剤が左右方向に線状に塗布され、その上に天面パネル122が重合され、天面パネル122の内面と接着されている。しかしながら、ノズルより線状に塗布された接着剤の塗布開始点及び塗布終点あるいはいずれかが塗布量が少なくなりやすく、折り込み片121、123と天面パネル122の接着が十分でないときがある。この場合、蓋部120が切り取られ開封されたとき、切り取られた側面パネル111’、113’は天面パネル122の内面と十分な接着がなされていないために切り取られた側面パネル111’、113’及び折り込み片121、123はフリーな状態となり図7(ロ)に示すように外側に拡がり蓋部120の役目を果たせない事態が発生することになる。なお、図5は従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てるブランクの展開図であり、図6は従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てる方法を示す説明図である。
実開平4-109022号公報 特開平10-258881号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは蓋部を開封したとき、蓋部を構成する切り取られた前面パネルと両側面パネルと天面パネルが一体化された紙箱を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、前面パネル及び後面パネルと両側の側面パネルからなる角筒状の胴部を備え、当該胴部の上下がそれぞれ天面パネル及び底面パネルで閉鎖されてなる1枚の紙製基材を折り曲げて形成した直方体形状の紙箱において、前記前面パネルには左右方向の破断部が設けられていると共に両側の側面パネルにはそれぞれ前記破断部に連続して前記天面パネル、前記後面パネル及び前記側面パネルで形成された角部に向かう斜め上向きの切り取り線が設けられており、開封時には前記破断部及び前記切り取り線より上方の蓋部が前記天面パネルと前記後面パネルとが連設する稜線をヒンジとして開けられる紙箱であって、両側の前記側面パネルの上端には折り込み片がそれぞれ延設されており、前記前面パネルまたは前記後面パネルのいずれか一方に前記天面パネルが連設されており、前記天面パネルが連設されていない他方の前記前面パネルまたは前記後面パネルに天面内側パネルが延設されており、前記天面内側パネルには穴部を有することを特徴とする紙箱である。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の紙箱において、前記天面内側パネルが、前記前面パネルと前記後面パネルが対向する方向と直交する方向の両端辺に内側に凹む切り欠き部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の紙箱において、両側の前記側面パネル及び前記後面パネルまたは両側の前記側面パネル及び前記前面パネルの少なくとも3つのパネルが、内側パネルを備えた二重パネルからなることを特徴とするものである。
本発明は、蓋部を開封したとき、蓋部を構成する切り取られた前面パネルと両側面パネルと天面パネルが一体化された紙箱を提供できる。
本発明に係る一実施形態の紙箱の斜視図である。 本発明に係る一実施形態の紙箱を組み立てるブランクの展開図である。 本発明に係る一実施形態の紙箱を組み立てる方法の一例を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態の紙箱の開封状態を示す斜視図である。 従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てるブランクの展開図である。 従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てる方法を示す説明図である。 従来の紙箱の開封状態を示す斜視図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係る一実施形態の紙箱の斜視図、図2は本発明に係る一実施形態の紙箱を組み立てるブランクの展開図、図3は本発明に係る一実施形態の紙箱を組み立てる方法の一例を示す説明図、図4は本発明に係る一実施形態の紙箱の開封状態を示す斜視図、図5は従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てるブランクの展開図、図6は従来のトップオープンタイプの紙箱を組み立てる方法を示す説明図、図7は従来の紙箱の開封状態を示す斜視図であり、図中の1は紙箱、1’は開封された紙箱、2はブランク、3は紙製基材、10は胴部、11、13は側面パネル、11a、13aは切り取り線、11’、13’は切り取られた側面パネル、12は前面パネル、12aは破断部、12’は切り取られた前面パネル、14は後面パネル、15、16、17は内側パネル、20は蓋部、21、23は折り込み片、22は天面内側パネル、22aは穴部、22bは切り欠き部、24は天面パネル、31、33は折り込み片、32は底面内側パネル、34は底面パネル、Aは接着領域、Bは接着部、Kは角部、Rは稜線、101は紙箱、101’は開封された紙箱、102はブランク、110は胴部、111、113は側面パネル、111a、113aは切り取り線、111’、113’は切り取られた側面パネル、112は前面パネル、112aは破断部、112’は切り取られた前面パネル、114は後面パネル、115、116、117は内側パネル、120は蓋部、121、123は折り込み片、122は天面パネル、124は天面内側パネル、131、133は折り込み片、132は底面パネル、134は底面内側パネルをそれぞれ示す。
図1は本発明に係る一実施形態の紙箱の斜視図である。図1に示すように本発明の紙箱1は、前面パネル12及び後面パネル14(図2参照)と両側の側面パネル11、13からなる角筒状の胴部10を備え、当該胴部10の上下がそれぞれ天面パネル24及び底面パネル34(図2参照)で閉鎖されてなる1枚の紙製基材3(図2参照)を折り曲げて形成した直方体形状である。
紙箱1は前面パネル12には左右方向の破断部12aが設けられていると共に両側の側面パネル11、13にはそれぞれ破断部12aに連続して天面パネル24、後面パネル14及び側面パネル11、13で形成された角部Kに向かう斜め上向きの切り取り線13a、11aが設けられている。紙箱1を破断部12aより切り取り線13a、11aに沿って引き裂き開封したとき、破断部12a及び切り取り線11a、13aより上方の部分が蓋部20となり、蓋部20が天面パネル24と後面パネル14とが連設する稜線Rをヒンジとして開けられる開閉自在なトップオープンタイプの紙箱1である。
前面パネル12に設けられた破断部12aはミシン目状の切線からなり、切線と切線の間に歯止め(非切線)を備えた構成が好ましく、図1に示すように直線状であってもよく、あるいは曲線状であってもよい。また、図示していないが、破断部12aの左右方向の中央部に円弧状の切目からなる摘み部を設けることがより好ましい。側面パネル11、13に設けた切り取り線11a、13aはヘの字状のジッパー形状が好ましく、開封がスムーズになる。また、破断部12aと切り取り線11a、13aとの接する部分は切線で繋がっている方がよい。
図2は本発明に係る一実施形態の紙箱1を組み立てるブランク2の展開図であり、紙箱1は、紙製基材3を図2に示す展開図にしたがって切断し、ブランク2を切取り、適所を折り曲げることによってつくられる。ブランク2は通常、所定の切刃と折線を形成するための罫線を備えた打ち抜き型で打ち抜くことにより形成される。
罫線は、押罫、ハーフカット罫、ミシン罫(間隔をあけて形成する切目または切込み)またはリード罫(ミシン罫において切目または切込みが形成されていない間隔部分に施したハーフカット)で形成され、これらの罫線は、ブランク2を打ち抜く切刃を備えた打ち抜き型に所定の形状の押罫、ハーフカットによる罫、ミシン罫、若しくはリード罫のいずれかまたはそれらの1種以上を組み合わせた型を備えることにより打ち抜きと同時に形成される。あるいは打ち抜きの前に罫線のみ形成してもよい。
図2に示すようにブランク2は、順に側面パネル11、前面パネル12、側面パネル13、後面パネル14、内側パネル15、内側パネル16、内側パネル17が、罫線を介して連設されている。内側パネル15、16、17は前面パネル12、側面パネル11、13、後面パネル14の上下方向の長さに比べ、少し小さい。内側パネル15、16、17は必須ではないが、胴部10の剛度を補強することができ、外観が向上するので設ける方が好ましい。前面パネル12には左右方向に横断する破断部12aが設けられている。そして、破断部12aの両端は切り取り線13a、及び切り取り線11aと連続しており、切り取り線13a、及び切り取り線11aは上方の角部に向かい斜めに伸びている。
側面パネル11、前面パネル12、側面パネル13、後面パネル14の上辺には罫線を介して折り込み片21、天面内側パネル22、折り込み片23、天面パネル24がそれぞれ延設されている。側面パネル11、前面パネル12、側面パネル13、後面パネル14の下辺には罫線を介して折り込み片31、底面内側パネル32、折り込み片33、底面パネル34がそれぞれ延設されている。
天面内側パネル22は、左右方向に横長の穴部22aを有している。折り込み片21、23には天面パネル24と接着される接着領域Aをそれぞれ備えており、この接着領域Aは紙箱1が組み立てられるとき、折り曲げられた折り込み片21、23に天面内側パネル22を重合すると、それぞれの接着領域Aが天面内側パネル22の穴部22aを通して眺められるように位置している。このような構成にすることにより折り込み片21、23と天面パネル24及び天面内側パネル22と天面パネル24が強固に接着でき、後述するが図4に示すように蓋部20を開封したとき、蓋部20を構成する切り取られた前面パネル12’と切り取られた側面パネル11’、13’と天面パネル24が一体化されたものとできる。
また、天面内側パネル22が、前面パネル12と後面パネル14が紙箱1を組み立てたとき、対向する方向と直交する方向の両端辺に内側に凹む切り欠き部22bを備えており、図2においては、天面内側パネル22の穴部22aを挟む左右方向の位置に穴部22a側に凹む切り欠き部22bが対向して設けられている。なお、図2において、接着領域A、接着部Bにはハーフカットの切目またはミシン目が複数設けられており、この切目に塗布された接着剤が入り込むのでより強固な接着力が得られるので好ましい形態である。
本発明の紙箱1は紙製基材3が主に用いられる。紙製基材としては、紙箱の形状が保持できる程度の剛度を備えた基材が好ましい。基材としては板紙が好ましく、コートボール、ノーコートボール、マニラボール、クラフトボール、アイボリー、カード紙等、あるいは、これらの板紙にアルミニウム蒸着した蒸着紙や透明プラスチックフィルムまたはアルミニウム箔をラミネートした貼合紙等が使用できる。
つぎに図3を参照しながらブランク2の組み立て方の一例を説明する。
ブランク2を組み立てるには、罫線で内側パネル17、内側パネル16、内側パネル15、後面パネル14、側面パネル13、前面パネル12、側面パネル11を折り曲げ、側面パネル13の内面と内側パネル17の外面、前面パネル12の内面と内側パネル16の外面、及び側面パネル11の内面と内側パネル15の外面を重合し、側面パネル11の内面と内側パネル15の外面を接着することにより、角筒状の胴部10を形成する。なお、糊代部は側面パネル11の前面パネル12と連設する側と反対側の端辺に沿って、内面に設けるとよい。
次いで、下側の折り込み片31、33を内側に折り込み、さらに底面内側パネル32及び底面パネル34をこの順に折り曲げて接着部Bで接着することにより底部を閉鎖する。そして、開口した状態の上方から内容物を収容し、折り込み片21、23を内側に折り込み、さらに天面内側パネル22を折り曲げ、接着領域Aに接着剤を塗布し、天面パネル24を接着領域Aの接着剤と接着することにより天部を閉鎖する。接着領域Aでは天面内側パネル22の穴部22a及び切り欠き部22bでは接着剤が折り込み片21、23の外面に塗布され、それ以外は天面内側パネル22の外面に塗布されるので、天面パネル24の内面と折り込み片21、23の外面及び天面パネル24の内面と天面内側パネル22の外面が接着一体化される。図3の(イ)は胴部形成後、底部の折り込んだ状態を示し、図3(ロ)は天部の折り込む状態を示し、図3(ハ)は天部の折り込んだ状態を示す。図3(イ)(ハ)において、接着部の状態を理解しやすくするために底面パネル34及び天面パネル24は省略した状態で示している。
本発明の紙箱1は天面内側パネル22に穴部22aを設けた構成としたので接着剤、例えば、ホットメルトアプリケーターでホットメルトを線状に塗布した際、塗布開始点、塗布終点でホットメルト塗布量が少なくなることが生じても、穴部22aでは折り込み片21、23の外面にホットメルト接着剤が塗布されているので天面パネル24の内面と接着することが担保されるため、蓋部20が一体化されることとなり、従来のように開封したときに切り取られた側面パネル11’、13’及び折り込み片21、23がフリーな状態となって、外側に拡がる(図7(ロ)参照)ことを防ぐことができる。
本発明の一実施形態の紙箱1は図2に示す構成に限定されるものではなく、前面パネル12に天面パネル24及び底面パネル34が連設され、後面パネル14に天面内側パネル22及び底面内側パネル32が連設されていてもよい。すなわち、前面パネル12または後面パネル14のいずれか一方に天面パネル24が連設されており天面パネル24が連設されていない他方の前面パネル12または後面パネル14に天面内側パネル22が延設されていてもよい。
図4は本発明に係る一実施形態の紙箱1の開封状態を示す斜視図である。紙箱1は、開封時、破断部12aの切線部分を取っ掛かりとして破断部12aを引き裂いていくと引裂きは切り取り線11a、13aに伝播していき、切り取り線11a、13aを破断することにより蓋部20が形成され、稜線Rをヒンジとして蓋部20が開けられ、開封された紙箱1’より内容物を必要なだけ取り出した後、蓋部20を稜線Rを回転軸として回転させることにより蓋をする。内側パネル15、16、17を設けることに内側パネル15、16、17の露出された部分に案内されて蓋部20が閉めやすく、より優れた再封性が得られる。
従来の紙箱101では、図5、図6に示すように天部において、折り込み片121、123を内側に折り込み、さらに天面内側パネル124を折り曲げ、接着領域Aに接着剤を塗布し、天面パネル122を接着領域Aの接着剤と接着することにより天部が閉鎖される。このとき、折り込み片121、123に重合される天面内側パネル124を狭幅として折り込み片121、123の接着領域Aが広くなるようにしてもホットメルトアプリケーターのノズルから線状に塗布された接着剤が塗布開始点では塗布が少なくなるために折り込み片121または折り込み片123あるいは両方の折り込み片との接着が不十分になることがあった。そうすると、蓋部120を開封したとき、折り込み片121、123のいずれか乃至両方が天面パネル122と剥がれることがあり、これらの折り込み片及び切り取られた側面パネル111’、113’がフリーとなるために図7(ロ)に示すように外側に拡がり、開封された紙箱101’の蓋部120を閉めたとき、十分な再封性が得られなかった。本発明の紙箱1は天面内側パネル22の穴部22a及び切り欠き部22bを設けたので、接着領域Aにおいて、穴部22a及び切り欠き部22bを設けることにより折り込み片21、23の接着領域Aを広くすることができ強固な接着が得られ、天面パネル24の内面と折り込み片21、23の外面及び天面パネル24の内面と天面内側パネル22の外面が接着一体化された蓋部20となるものである。
1 紙箱
1’ 開封された紙箱
2 ブランク
3 紙製基材
10 胴部
11、13 側面パネル
11a、13a 切り取り線
11’、13’ 切り取られた側面パネル
12 前面パネル
12a 破断部
12’ 切り取られた前面パネル
14 後面パネル
15、16、17 内側パネル
20 蓋部
21、23 折り込み片
22 天面内側パネル
22a 穴部
22b 切り欠き部
24 天面パネル
31、33 折り込み片
32 底面内側パネル
34 底面パネル
A 接着領域
B 接着部
K 角部
R 稜線
101 紙箱
101’ 開封された紙箱
102 ブランク
110 胴部
111、113 側面パネル
111a、113a 切り取り線
111’、113’ 切り取られた側面パネル
112 前面パネル
112a 破断部
112’ 切り取られた前面パネル
114 後面パネル
115、116、117 内側パネル
120 蓋部
121、123 折り込み片
122 天面パネル
124 天面内側パネル
131、133 折り込み片
132 底面パネル
134 底面内側パネル

Claims (3)

  1. 前面パネル及び後面パネルと両側の側面パネルからなる角筒状の胴部を備え、当該胴部の上下がそれぞれ天面パネル及び底面パネルで閉鎖されてなる1枚の紙製基材を折り曲げて形成した直方体形状の紙箱において、
    前記前面パネルには左右方向の破断部が設けられていると共に両側の側面パネルにはそれぞれ前記破断部に連続して前記天面パネル、前記後面パネル及び前記側面パネルで形成された角部に向かう斜め上向きの切り取り線が設けられており、開封時には前記破断部及び前記切り取り線より上方の蓋部が前記天面パネルと前記後面パネルとが連設する稜線をヒンジとして開けられる紙箱であって、
    両側の前記側面パネルの上端には折り込み片がそれぞれ延設されており、
    前記前面パネルまたは前記後面パネルのいずれか一方に前記天面パネルが連設されており、
    前記天面パネルが連設されていない他方の前記前面パネルまたは前記後面パネルに天面内側パネルが延設されており、
    前記天面内側パネルには穴部を有し、
    前記穴部において、対向する前記折り込み片のそれぞれの側面が互いに接しており、
    前記それぞれの側面が互いに接している折り込み片の外面に接着剤が塗布されていることを特徴とする紙箱。
  2. 前記天面内側パネルが、前記前面パネルと前記後面パネルが対向する方向と直交する方向の両端辺に内側に凹む切り欠き部を備えることを特徴とする請求項1に記載の紙箱。
  3. 両側の前記側面パネル及び前記後面パネルまたは両側の前記側面パネル及び前記前面パネルの少なくとも3つのパネルが、内側パネルを備えた二重パネルからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙箱。
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