JP2019011117A - カートン、およびラップフィルム製品 - Google Patents
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Abstract
Description
開封片14は、カートン1の開封前において蓋部11を固定するために、蓋部11の前面板13に連接されている部分である。蓋部11の前面板13に連接されている開封片14が、容器本体10の前面板と接着していることより、蓋部11が開かないよう固定されている。開封片14の短辺に相当する、開封片14の一方の端部18(b)から他方の端部18(a)に向けて(以下、この方向を切り離し方向という)、開封片14を容器本体10から引き剥がすとともに、蓋部11から切り離すことによって、蓋部11の固定が外れ、カートン1を開封することができる。
開封片14には、切り取って使用するための切り取り区画16が設けられている。切り取って使用するとは、切り取った部分を応募券として使用したり、ベルマークとして使用したりすることを意図している。
図2は、開封片14および蓋部11の前面板13の一部を示す図であり、開封片14に設けられた切れ目線17と切り取り線19との位置関係を示す図である。図2の(a)は切れ目線17と、切り取り線19とが交差していない形態、図2の(b)は切れ目線17と、切り取り線19とが交差している形態である。ここで、切れ目線17と切り取り線19とが交差している状態とは、切れ目線17が切り取り線19のラインを通り越して蓋部11の前面板13まで延びている状態、または切れ目線17の先端が切り取り線19のラインまで達しているものの蓋部11の前面板13には延びていない状態を指す。また、切り取り線19のラインとは、切れ込みである切り取り線19と、隣り合う切り取り線19どうしの間の部分(切り取り線19のつなぎ部)とを結んだ仮想の線を意図している。したがって、切れ目線17と切り取り線19とが交差している状態とは、図2の(b)に示すような切れ目線17の先端が切り取り線19上にある場合に限らず、切れ目線17の先端が、隣り合う切り取り線19の間の、切り取り線19のつなぎ部にある場合も含まれる。
上述の通り、蓋部11の前面板13と開封片14との間には、開封片14を蓋部11から切り離すための切り取り線19が形成されている。本実施形態における切り取り線19は、開封片14の開封開始側の端部18(b)から開封終了側の端部18(a)にわたり断続的に形成された、複数の切れ込みである。
上述の通り、開封片14の裏面には、帯状に接着剤が塗布されている。また、容器本体10の前面板は、複数の接着部15を除く領域に接着防止用の透明な剥離ニスが塗布されている。これにより、容器本体10の前面板と開封片14とは、容器本体10の前面板に設けられた複数の接着部15においてのみ接着されている構成となる。接着部15は、開封片14の切り離し方向に沿って列をなして複数設けられている。本実施形態では、複数の接着部15が同一線上に設けられている。
本実施形態におけるカートン1は、図1に示すように横長の略直方体状の箱型である。しかしながらカートン1の形状は、これに限定されるものではない。カートン1の材質は、例えば、ボール紙、板紙、等が挙げられるが、特に限定されるものではない。カートン1を形成する板材の厚さは、一般に加工容易性の観点から0.35〜0.80mmであることが好ましい。また、板材表面には、エンボス加工、印刷加工およびポリエチレン等を用いたラミネート加工が施されていてもよい。
カートンは、厚紙(UFコート、王子製紙社製)で形成し、幅315mm、奥行き44mmおよび高さ44mmの略直方体とした。本カートンにおける開封片は、開封片の切り離し方向に沿って設けられた8個の接着部によってカートン本体に接着されている。また、開封片の切り離し方向の後方から2番目の接着部と3番目の接着部との間に切り取り区画が配置されるよう、当該2つの接着部の間に2つの切れ目線を形成した。切れ目線は、蓋部の前面板と開封片とを切り離す切り取り線と交差させた。より具体的には、切り取り線上、すなわち切り取り線のつなぎ部ではない部分と交差させた。
切れ目線と切り取り線とを交差させなかった以外は、実施例1と同様とした。
開封片の切り離し方向の後端に位置する接着部よりも外側に、開封片の切り離し方向に垂直な切れ目線1本、およびこれに直交する方向の切れ目線1本を設け、これらにより、開封片の切り離し方向の後端に位置する接着部よりも外側に切り取り区画を形成した以外は、実施例1と同様とした。
ラップを使用している20〜60代の主婦100人に実施例1〜2および比較例1の切り取り区画を切り取ってもらい、5段階の絶対評価で評点をつけてもらった。結果を表1に示す。
開封片の切り離し方向の後端にセロハンテープを接着し、セロハンテープの端部をテンシロン(エー・アンド・デイ株式会社 RTG−1210製)によりHS500mm/minで、容器本体の前面板に対して垂直方向で前面板から離れる方向に引っ張った。容器本体の前面板と、開封片の端切り離し方向の後端との間が5mmとなった時点において引張強度が高いほど、接着安定性は高い。結果を表2に示す。
10 容器本体
11 蓋部
13 蓋部の前面板
14 開封片
15、15(a)、15(b) 接着部
16 切り取り区画
17 切れ目線
18(a)、18(b) 端部
19 切り取り線
L1、L2 距離
L3 幅
Claims (5)
- 物品を収容する、上面が開口した容器本体と、
上記容器本体の開口部を覆う蓋部と、
未開封の状態において上記蓋部に連接し、かつ上記容器本体の前面板に接着しており、開封時に上記蓋部から切り離される、開封片とを備え、
上記開封片は、切り離し方向に沿って列をなして設けられた複数の接着部で、上記前面板と接着しており、
上記開封片には、上記開封片に設けられた切れ目線により上記開封片から切り取り可能な区画が、上記接着部が存在しない部分に設けられており、
上記区画は、上記列の端に位置する接着部よりも中央側に設けられていることを特徴とするカートン。 - 上記開封片と上記蓋部との間に切り取り線が設けられており、上記切れ目線は上記切り取り線と交差していることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
- 上記開封片の切り離し方向の最も後方に位置する上記接着部と、上記開封片における該切り離し方向後方側端部との距離は、上記開封片の切り離し方向に沿った辺の長さの6%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のカートン。
- 上記列の端に位置する上記接着部の面積は、上記列の端に位置する接着部以外の接着部の面積よりも30%以上大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートン。
- 上記物品はラップフィルム巻回体であり、請求項1〜4のいずれか1項に記載のカートンに上記物品を収容してなる、ラップフィルム製品。
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JP2017129866A JP6963429B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | カートン、およびラップフィルム製品 |
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JP2017129866A JP6963429B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | カートン、およびラップフィルム製品 |
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JP6963429B2 JP6963429B2 (ja) | 2021-11-10 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-06-30 JP JP2017129866A patent/JP6963429B2/ja active Active
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