JP6422718B2 - Popラベル、及びラベル付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、一部分を突出させて貼着できるPOPラベルなどに関する。
食品、飲料、菓子、日用品、化粧品、薬、洗剤、シャンプーなどの様々な物品が容器などに収納され、流通している。
これらの容器などの被着体には、広告宣伝及び原材料表示などのため、ラベルが貼着されている。被着体とは、ラベルの貼着対象をいう。
このラベルの中で、主として消費者の注意を惹き且つ広告宣伝機能を高めるため、一部分を被着体から突出させた状態で貼着できるPOPラベルが知られている。POPラベルは、アイキャッチラベルとも呼ばれる。
POPラベルは、一般に、裏面が粘着面とされた貼着片と、裏面が非粘着面とされた突出片と、を有する。このようなPOPラベルの貼着片を容器の側面に貼着し、突出片を容器の上面から突出させることによって得られたラベル付き容器が、保管流通される(特許文献1)。
前記ラベル付き容器は、通常、その複数個を、段ボール箱のようなケース状の梱包材に箱詰めして保管流通に供され、販売店などで梱包材から取り出されて個々に陳列される。図22(a)に示すラベル付き容器911が梱包材に箱詰めされた際、同図(b)に示すように、突出片93が梱包材の蓋部Xによって押さえ付けられて容器96の上面962に沿い、突出片93が貼着片92に対して略直角又は鋭角に傾斜する。突出片93が傾斜すると、突出片93と貼着片92の境界部分94が折れ曲がり、その部分94に歪みが生じる。POPラベル91のシート材にその歪みを取り除く復元力が生じるため、貼着片92が容器96の側面961から離反する方向に付勢され、前記境界部分94の近傍において貼着片92が容器96から剥がれ始める(同図(c))。粘着面は一旦剥離し始めると、剥離点が容易に進行するので、同図(d)に示すように、貼着片92が容器96の側面961から完全に剥がれる場合がある。特に、梱包材の運搬中には、突出片93が押さえ付けられて傾斜したラベル付き容器91に上下左右の振動が加わるので、貼着片92が剥がれ易い。貼着片92の全体が剥がれると、POPラベル91が隣接する他の容器に付着する、或いは、そのPOPラベル91が元の容器96に再び貼り付いても貼着位置がずれるなどの問題を生じる。
特開2006−213376号公報
本発明の目的は、被着体から剥がれ難いPOPラベルを提供することである。
本発明のPOPラベルは、被着体に貼着可能な粘着面を有する貼着片と、前記貼着片を被着体に貼り付けることにより被着体から離れて上方に突出される突出片と、前記貼着片と突出片の間に介在して両片を連結する連結片と、を有し、前記連結片の最小横幅が、前記突出片の最大横幅よりも小さく、前記貼着片が、前記突出片の端縁に対向する第1端縁と前記第1端縁と向かい合った第2端縁とを有し、前記貼着片には、前記貼着片の第1端縁からその面内に、一対の切込み線が形成されており、前記一対の切込み線で挟まれた領域が、横幅が最大となる最大横幅部を有し、その最大横幅部から前記貼着片の第2端縁に向かうに従って、前記領域の横幅が小さくなっており、前記貼着片のうち前記一対の切込み線で挟まれた領域が、前記連結片を介して突出片に連結され、前記一対の切込み線で挟まれた領域の裏面を含む前記貼着片の裏面が、粘着面とされている
本発明の好ましいPOPラベルは、前記一対の切込み線で挟まれた領域の横幅が、前記最大横幅部から前記貼着片の第1端縁に向かうに従って小さくなっている
本発明の好ましいPOPラベルは、前記一対の切込み線で挟まれた領域の最大横幅が前記連結片の最小横幅よりも大きい部分を有する。
本発明の好ましいPOPラベルは、前記貼着片の面積が、前記突出片の面積よりも小さく、前記貼着片の最大横幅が、前記突出片の最大横幅よりも小さく、且つ、前記貼着片の最大横幅が、前記連結片の最小横幅よりも大きい。
本発明の別の局面によれば、ラベル付き容器を提供する。
本発明のラベル付き容器は、上記いずれかのPOPラベルと、上面と上下方向に延在する側面とを有する容器と、を備え、前記POPラベルの貼着片が粘着面を介して前記容器の側面に貼着されていると共に、前記POPラベルの突出片が容器の上面から離れて上方に突出されている。
本発明のPOPラベルは、被着体に貼着した後、突出片が押さえ付けられても、被着体から剥がれ難い。
本発明の第1実施形態に係るPOPラベルの平面図(平面図は、POPラベルを表面側から見た図である。以下、同様)。 同POPラベルの背面図(背面図は、POPラベルを裏面側から見た図である。以下同様)。図2においては、粘着面が設けられた範囲を判りやすく図示するために、粘着面に無数のドットが描写されている(他の背面図も同様)。 図1のIII−III線で切断した断面図。 図1のIV−IV線で切断した断面図。 異なる方法で粘着面を形成したときのPOPラベルを、図1のIII−III線と同じ箇所で切断した断面図。 本発明の第1例に係るラベル付き容器の正面図。 同ラベル付き容器の右側面図。 同ラベル付き容器の上面図。 本発明の第2例に係るラベル付き容器の正面図。 同ラベル付き容器の右側面図。 同ラベル付き容器の上面図。 本発明の第3例に係るラベル付き容器の正面図。 同ラベル付き容器の右側面図。 (a)は、本発明のラベル付き容器が梱包材に収納された際の、突出片が傾斜した状態を示す参考斜視図、(b)は、図14(a)のXIVb−XIVb線で切断した断面図。ただし、図14(a)では、梱包材の蓋部は図示していない。 (a)、(b)ともに、本発明の第2実施形態に係るPOPラベルの背面図。 本発明の第3実施形態に係るPOPラベルの平面図。 本発明の第4実施形態に係るPOPラベルの平面図。 本発明の第5実施形態に係るPOPラベルの平面図。 本発明の第6実施形態に係るPOPラベルの平面図。 本発明の第7実施形態に係るPOPラベルの平面図。 本発明の第8実施形態に係るPOPラベルの平面図。 (a)は、従来のラベル付き容器を示す右側面図、(b)は、同ラベル付き容器を梱包材に収納した状態を示す参考右側面図、(c)は、同ラベル付き容器からPOPラベルが剥がれる過程を示す参考右側面図、(d)は、同POPラベルが容器から完全に剥がれた状態を示す参考右側面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
なお、本明細書において、「縦方向」は、突出片と貼着片が並んだ方向と平行な方向を言い、「横方向」は、ラベルの面内で前記縦方向と直交する方向を言う。また、「上」及び「下」は、容器などの被着体を自立させた又は吊り下げた状態を基準にしている。
また、本明細書において、「PPP〜QQQ」という表記は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
[第1実施形態]
図1乃至図4に於いて、本発明のPOPラベル1は、裏面が粘着面とされた粘着領域と裏面が非粘着面とされた非粘着領域とを有するシート材Aから形成されている。
このPOPラベル1は、被着体に貼着されるときの被着体との位置関係に従って区分けすると、被着体に貼着可能な粘着面を有する貼着片2と、被着体から離れて突出する突出片3と、貼着片2と突出片3の間に介在して両片2,3を連結する連結片4と、を有する。
図示例では、前記貼着片2は、粘着領域に配置され、突出片3は、非粘着領域に配置され、連結片4は、粘着領域と非粘着領域に跨がって配置されている。
本発明のPOPラベル1は、前記貼着片2に、その端縁から面内に向かって、一対の切込み線51,52が形成されており、その一対の切込み線51,52で挟まれた貼着片2の領域21が、連結片4を介して突出片3に連結されていることを特徴としている。
以下、具体的に説明する。
POPラベル1を構成するシート材Aは、可撓性並びに適宜な強度及び剛性を有する枚葉状のものであれば特に限定されず、例えば、紙、合成紙、合成樹脂製シート、金属蒸着シート、発泡樹脂シート、及びこれらが2層以上積層された積層シートなどが挙げられる。合成樹脂製シート等の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィン、ポリエチレンを含む共重合ポリマーなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系などが挙げられる。特に、剛性が高く且つ自立復帰性が優れていることから、2軸延伸された合成樹脂製シート又はこのシートを含む積層シートを用いることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート製シート又はこれを含む積層シートがより好ましい。また、後述する意匠印刷を裏面に施す場合には、それを良好に視認できるようにするため、透明なシート材Aを用いることが好ましい。なお、シートという用語には、一般にフィルムと呼ばれるものも含まれる。
シート材Aの厚みは、特に限定されず、通常、30μm〜150μm程度である。
シート材Aの表面又は裏面には、所望のデザインを表す意匠印刷(図示せず)が施されている。なお、意匠印刷は、シート材Aの略全体に施されていてもよいし、シート材Aの一部分(例えば、少なくとも突出片3)に施されていてもよい。特に、被着体に施されたデザインを隠蔽しないよう、シート材Aとして透明なシートを用い、貼着片2を除く又は貼着片2及び連結片4を除くシート材Aの表面又は裏面に意匠印刷を施すことが好ましい。なお、シート材Aが透明である場合には、デザインの傷付き防止のため、前記意匠印刷は、シート材Aの裏面に施すことが好ましい。
シート材Aの裏面には、粘着剤が露出した面(本明細書で粘着面という)と、粘着剤が実質的に露出していない面(本明細書で非粘着面という)と、が形成されている。前記粘着面は、連結片4の裏面の縦方向約下半分及び貼着片2の裏面全体に形成されている。粘着面は、被着体に剥離可能に貼付でき、剥離後、再貼付できる面をいう。
シート材Aのうち、前記粘着面を含む領域が粘着領域であり、前記非粘着面を含む領域が非粘着領域である。図2の背面図において、粘着面を判りやすくするため、便宜上、粘着面に無数のドットを付加している(以下、全ての背面図において、便宜上、粘着面に無数のドットを付加している)。
前記粘着剤が実質的に露出していない面とは、(1)その面に粘着剤が存在しない(例えば、粘着剤が塗布されていない又は粘着剤が隠蔽剤で完全に隠蔽されている)、或いは、(2)その面の僅かな部分に粘着剤が存在していても、突出片などが被着体に貼付されるほどの粘着力を有さない(例えば、粘着剤が僅かな部分に塗布されている又は粘着剤が隠蔽剤で不完全に隠蔽されている)、という意味である。
前記粘着面の形成方法は特に限定されない。粘着面と非粘着面の形成が容易であることから、シート材Aの裏面全体に粘着剤を塗布した後、粘着面となる部分を除いて隠蔽剤を塗布する方法が好ましい。この形成方法による場合、前記隠蔽剤を塗布した部分が、非粘着面となる。
詳しくは、図3及び図4に示すように、シート材Aの裏面全体に粘着剤を塗布し、シート材Aの裏面に粘着剤層Bを積層する。この場合、シート材Aの裏面全体に粘着剤をベタ状に塗布してもよいし、又は、シート材Aの裏面全体に粘着剤を網目状若しくは無数のドット状に塗布してもよい。なお、ベタ状に塗布とは、隙間無く塗布することをいう。
前記粘着剤としては、感圧型粘着剤が好ましいが、感熱型粘着剤を用いることもできる。なお、感圧型粘着剤は、常温で粘着力を有し且つその粘着力が長期間持続している粘着剤であり、従来公知のタックラベルで広く使用されているものである。感熱型粘着剤は、加熱することにより粘着力を発揮し且つその粘着力が長期間持続する粘着剤である。
続いて、前記粘着剤層Bの上のうち、粘着面となる部分を除く部分に、粘着剤の粘着力を隠蔽するための隠蔽剤を塗布して隠蔽層Cを形成する。
隠蔽剤は、前記粘着面となる部分を除く部分の全体にベタ状に塗布される。前記隠蔽剤としては、紫外線硬化型インキ、シリコーンを含むコート剤などが挙げられる。隠蔽層Cの厚みは、通常、3μm〜20μmである。隠蔽層Cを比較的厚く形成することにより、粘着剤の粘着力を確実に隠蔽できる。
前記隠蔽層Cの設けられた部分が、非粘着面となる。また、前記隠蔽層が設けられていない部分は、粘着剤層Bの裏面が露出しており、粘着面となる。
もっとも、前記隠蔽層Cを設ける方法に変えて、図5に示すように、シート材Aの裏面のうち粘着面となる部分のみに粘着剤層Bを積層し且つ非粘着面となる部分に粘着剤層Bを設けない(つまり、シート材Aの裏面のままにしておく)という方法によって、粘着面と非粘着面を形成してもよい。
突出片3、連結片4及び貼着片2は、この順で縦方向に並んで配置されている。なお、突出片3、連結片4及び貼着片2のそれぞれ境界部分には、ミシン目線や切込み等の折り曲げ手段が設けられておらず、それぞれの境界部分におけるシート材Aの面内は、シートそのものである。
突出片3及び貼着片2は、それぞれ、平面視略矩形状(略長方形状又は略正方形状)であって、その4つのコーナー部が角取りされた形状に形成されている。角取りとしては、コーナー部を曲線状に形成する、コーナー部を傾斜状に形成することなどが挙げられる。もっとも、突出片3及び貼着片2は、平面視略矩形状に限られず、それぞれ独立して、平面視略円形状、平面視略楕円形状、平面視略三角形状や略六角形状などの略多角形状、その他の任意の形状に形成されていてもよい。
略矩形状に形成された突出片3は、横方向に延び且つ縦方向において向かい合った一対の端縁3a,3bと、縦方向に延び且つ横方向において向かい合った一対の側縁3c,3dと、を有する。以下、一対の端縁のうち一方を第1端縁、他方を第2端縁といい、一対の側縁のうち一方を第1側縁、他方を第2側縁という。
略矩形状に形成された貼着片2は、横方向に延び且つ縦方向において向かい合った一対の端縁2a,2bと、縦方向に延び且つ横方向において向かい合った一対の側縁2c,2dと、を有する。以下、一対の端縁のうち一方を第1端縁、他方を第2端縁といい、一対の側縁のうち一方を第1側縁、他方を第2側縁という。
突出片3の面積と貼着片2の面積は、同じでもよく、又は、何れか一方が大きくてもよい。貼着片2の面積を大きくすればするほど、被着体に対する貼着面積が増えるので、被着体に対するPOPラベル1の剥がれ防止に効果的であるが、被着体によっては貼着できる箇所が限定される場合もあり、貼着片2の面積を余りに大きくすることはできない。さらに、POPラベル1は、突出片3を大きく突出させて消費者の注意を惹き付けることが主たる機能のラベルであるところ、貼着片2の面積を大きくしても、前記機能は向上しない一方で、シート材Aなどの材料費が嵩む。このような理由から、貼着片2の面積は、突出片3の面積よりも小さいことが好ましい。換言すると、突出片3の面積が貼着片2の面積よりも大きいことが好ましい。
本発明においては、貼着片2に切込み線51,52を形成することにより、POPラベル1の剥がれを効果的に防止できるので、貼着片2の面積は、例えば、突出片3の面積の1/10倍〜2/3倍であり、好ましくは、1/9倍〜1/2倍であり、より好ましくは1/8倍〜1/3倍である。本発明によれば、貼着片2を比較的小面積に形成することができるので、材料費を抑制できる。
また、貼着片2の最大横幅と突出片3の最大横幅は、同じでもよく、又は、何れか一方が大きくてもよい。被着体への貼着作業が容易に行えることから、貼着片2の最大横幅は、突出片3の最大横幅よりも小さいことが好ましい。貼着片2の最大横幅は、例えば、突出片3の最大横幅の1/4倍〜3/4倍であり、好ましくは、突出片3の最大横幅の1/4倍〜2/3倍である。具体的な寸法は、貼着する被着体の大きさによって異なるものの、例えば、貼着片2の最大横幅は、10mm〜30mmであり、突出片3の最大横幅は、25mm〜60mmである。また、貼着片2の最大縦幅は、8mm〜25mmであり、突出片3の最大縦幅は、10mm〜30mmである。
ただし、前記貼着片2及び突出片3の最大横幅及び最大縦幅は、貼着片2及び突出片3の横幅及び縦幅のうち最も大きい長さをいい、貼着片2及び突出片3の横幅及び縦幅が、縦方向及び横方向において一定である(等しい)場合には、その一定な長さをいう。貼着片2の横幅は、貼着片2の面内に横方向と平行な直線を引き、その直線と貼着片2の第1側縁2cとの交点及びその直線と貼着片2の第2側縁2dとの交点の長さ(前記2交点間の長さ)をいう。貼着片2の縦幅は、貼着片2の面内に縦方向と平行な直線を引き、その直線と貼着片2の第1端縁2aとの交点及びその直線と貼着片2の第2端縁2bとの交点の長さ(前記2交点間の長さ)をいう。突出片3の横幅及び縦幅は、前記貼着片2の横幅及び縦幅と同様である(前述の中の「貼着片」を「突出片」に読み替える)。
突出片3と貼着片2は、突出片3の第2端縁3bと貼着片2の第1端縁2aを向かい合わせて配置されている。従って、貼着片2の第1端縁2aは、突出片3の第2端縁3bに対向している。
連結片4は、突出片3の第2端縁3bと貼着片2の第1端縁2aの間に介在し、両片2,3を連結している。連結片4の一方の端縁は、突出片3の第2端縁3bに連設され、連結片4の他方の端縁は、貼着片2の第1端縁2aに連設されている。連結片4は、貼着片2及び突出片3の横方向一方寄りに配置されていてもよく、横方向他方寄りに配置されていてもよく、又は横方向略中央部に配置されていてもよい。突出片3の起立安定性から、連結片4は、貼着片2及び突出片3の横方向略中央部に配置されていることが好ましい。なお、本実施形態では、突出片3、連結片4及び貼着片2は、1つのシート材Aから形成されているので、前記連結片4の各端縁は、概念上、連結片4と突出片3の境界及び連結片4と貼着片2の境界に存在すると観念できる。ただし、本発明のPOPラベル1は、必ずしも1つのシート材Aで形成しなければならないわけではなく、例えば、突出片、連結片及び貼着片から選ばれる少なくとも2つの片が別個独立したシート材から形成され、それらの縁部を接着剤などで強固に接着することにより形成されていてもよい(図示せず)。
連結片4の最小横幅は、突出片3の最大横幅よりも小さく、好ましくは、突出片3の最大横幅及び貼着片2の最大横幅よりも小さい。換言すると、突出片3及び貼着片2の各最大横幅は、前記連結片4の最小横幅よりも大きい。連結片4の最小横幅を突出片3の最大横幅よりも小さく形成することにより、POPラベル1の貼着片2を被着体の曲面に貼着した際に、突出片3がその曲面の湾曲向きに湾曲することを効果的に防止できる。具体的な寸法では、連結片4の最小横幅は、例えば、5mm〜20mmであり、好ましくは、6mm〜10mmである。
前記連結片4の最小横幅は、連結片4の横幅のうち最も小さい長さをいい、連結片4の横幅が、縦方向において一定である(等しい)場合には、その一定な長さをいう。連結片4の横幅は、連結片4の面内に横方向と平行な直線を引き、その直線と連結片4の一対の側縁との交点の長さ(2交点間の長さ)をいう。
連結片4の横幅は、縦方向において異なっていてもよく、又は、縦方向において一定でもよい(等しくてもよい)。好ましくは、図示例のように、連結片4の横幅は、縦方向において一定でなく、連結片4は、その横幅が突出片3及び貼着片2にそれぞれ近づくに従って大きくなるように形成されている。図示例では、連結片4の一対の側縁は、突出片3に向かって外側に拡がる弧状に形成され、貼着片2に向かって外側に拡がる傾斜直線状に形成されている。
連結片4の縦幅は、特に限定されないが、縦幅が余りに大きいと、POPラベル1を被着体に貼着した際に、突出片3の起立が不安定になるおそれがある。かかる観点から、連結片4の縦幅は、20mm以下が好ましい。なお、連結片4の縦幅の下限は、零を超え、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上である。連結片4の縦幅は、連結片4の面内に縦方向と平行な直線を引き、その直線と連結片4の一対の端縁との交点の長さ(2交点間の長さ)をいう。
一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aから貼着片2の面内に向かって形成されている。以下、一対の切込み線51,52の一方を「第1切込み線」、他方を「第2切込み線」と記し、両者を総称するときには「一対の切込み線」という。
一対の切込み線51,52は、貼着片2(シート材A)を厚み方向に分断する線である。一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aの一部分を基点部とし、その先端部が貼着片2の面内の任意の箇所に位置する有端線である。つまり、一対の切込み線51,52の先端部は、貼着片2の何れの縁にも至っておらず、貼着片2の面内に配置されている。一対の切込み線51,52の基点部は、それぞれ特に限定されず、例えば、図1に示すように、連結片4の基部に配置されている。
この一対の切込み線51,52を形成することにより、貼着片2は、一対の切込み線51,52で挟まれた領域21と、それ以外の領域22と、に区画されている。以下、貼着片2のうち、一対の切込み線で挟まれた領域を「副領域」、それ以外の領域を「主領域」という場合がある。副領域21には、連結片4が連設されており、従って、貼着片2のうち副領域21は、連結片4を介して突出片3に連結されている。
なお、図示例では、貼着片2、突出片3及び連結片4は、それぞれ貼着片2の重心と突出片3の重心を結んだ直線を基準にして、線対称形状に形成されている。もっとも、貼着片2、突出片3及び連結片4は、それぞれ独立して線対称形に限られず、非線対称形でもよい。
一対の切込み線51,52は、その基点部から先端部までの平面視形状が、直線状、曲線状、複数の直線が組み合わされた形状、又は、1つ若しくは複数の直線と1つ若しくは複数の曲線が組み合わされた形状のほか、任意の形状でもよい。
一対の切込み線51,52は、副領域21の横幅が縦方向において一定となる(等しくなる)ように形成されていてもよいが、好ましくは、副領域21の横幅が縦方向において異なる部分を有するように形成され、より好ましくは、副領域21の横幅が大きい部分と副領域21の横幅がそれよりも小さい部分を有するように形成される。
前記横幅の大きい部分と小さい部分の形成数は、特に限定されず、適宜設定できる。また、横幅の大きい部分と小さい部分の配置は、特に限定されず、適宜設定できる。
好ましくは、一対の切込み線51,52は、副領域21の横幅が大きい部分と副領域21の横幅がそれよりも小さい部分とを有し、その横幅の大きい部分が貼着片2の第1端縁2a寄りに配置されるように形成される。詳しくは、一対の切込み線51,52は、副領域21の横幅が大きい部分と横幅の小さい部分が縦方向に並び且つ横幅の大きい部分が貼着片2の第1端縁2a寄りに配置されるように、形成される。
例えば、貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って(つまり、貼着片2の第1端縁2aから第2端縁2bに向かうに従って)、前記副領域21の横幅が大きくなる部分を有するように、一対の切込み線51,52が形成される。この場合、副領域21の全体においてその横幅が貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って次第に大きくなっていてもよく、又は、副領域21の一部においてその横幅が貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って次第に大きくなっていてもよい。また、副領域21の横幅が連結片4の最小横幅よりも大きい部分を有するように、一対の切込み線51,52が形成される。この場合、副領域21の全体においてその横幅が連結片4の最小横幅よりも大きくてもよく、又は、副領域21の一部においてその横幅が連結片4の最小横幅よりも大きくてもよい。
副領域21の最大横幅は、貼着片2の最大横幅よりも小さいことを条件として、特に限定されず、適宜設定できる。例えば、副領域21の最大横幅は、貼着片2の最大横幅の1/2倍〜4/5倍である。
前記副領域21の最大横幅は、副領域21の横幅のうち最も大きい長さをいう。前記副領域21の横幅は、貼着片2の面内に横方向と平行な直線を引き、その直線と一対の切込み線51,52との交点の長さ(2交点間の長さ)をいう。
また、一対の切込み線51,52の先端部513,523間の長さ(第1切込み線51の先端部513と第2切込み線52の先端部523との間の長さ)は、特に限定されず、その上限は、前記副領域21の最大横幅と同じであり、その下限は零を超える。もっとも、一対の切込み線51,52の先端部513,523間の長さが、余りに小さいと、副領域21が不用意に主領域22から千切れ、貼着片2が破断するおそれがあることから、前記先端部513,523間の長さは、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。また、一対の切込み線51,52の先端部513,523間の長さが、余りに大きいと、容器などの被着体の曲面にPOPラベル1の貼着片2を貼着した場合において、その副領域21が前記曲面から剥がれた後、前記先端部513,523間に折り皺が生じる結果、突出片3が元のように起立し難いおそれがある。かかる観点から、前記先端部513,523間の長さは、20mm以下が好ましく、15mm以下がより好ましく、12mm以下がさらに好ましい。
一対の切込み線51,52の先端部513,523間の長さは、第1切込み線51の先端部513と第2切込み線52の先端部523に引いた直線の長さをいう。一対の切込み線51,52の先端部513,523の間は、副領域21が主領域22に繋がる部分であって、副領域21と主領域22の境界部分である。
図示例では、一対の切込み線51,52は、副領域21の横幅が大きい拡大部(拡大部は、上述の横幅が大きい部分に相当)と、副領域21の横幅が小さい縮小部(縮小部は、上述の横幅が小さい部分に相当)と、を生じるように形成されている。前記拡大部は、好ましくは、その一部分において貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って副領域21の横幅が次第に大きくなっており、より好ましくは、その全体において貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って副領域21の横幅が次第に大きくなっている。また、前記縮小部は、好ましくは、その一部分において貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って副領域21の横幅が次第に小さくなっており、より好ましくは、その全体において貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って副領域21の横幅が次第に小さくなっている。
詳しくは、第1切込み線51は、連結片4の一方の基部(貼着片2の第1端縁2aの一部分)を基点部とし、そこから貼着片2の第1側縁2c側に傾斜しつつ第2端縁2bへと延びる外向き傾斜状の主切込み部511と、その主切込み部511の端部を基点部とし、そこから貼着片2の第2側縁2d側に傾斜しつつ第2端縁2bへと延びる内向き傾斜状の副切込み部512と、からなる。副切込み部512の端部が、第1切込み線51の先端部513に相当する。かかる第1切込み線51は、全体として平面視略くの字状に形成されている。
第2切込み線52は、連結片4の他方の基部(貼着片2の第1端縁2aの一部分)を基点部とし、そこから貼着片2の第2側縁2d側に傾斜しつつ第2端縁2bへと延びる外向き傾斜状の主切込み部521と、その主切込み部521の端部を基点部とし、そこから貼着片2の第1側縁2c側に傾斜しつつ第2端縁2bへと延びる内向き傾斜状の副切込み部522と、からなる。副切込み部522の端部が、第2切込み線52の先端部523に相当する。かかる第2切込み線52は、全体として平面視略逆くの字状に形成されている。第1切込み線51の主切込み部511の端部と第2切込み線52の主切込み部521の端部との間の横方向長さが、副領域21の最大横幅に相当する。
図示例では、第1切込み線51と第2切込み線52は、貼着片2の重心と突出片3の重心を結んだ直線を基準にして、線対称形状に形成されている。もっとも、第1切込み線51と第2切込み線52は、線対称形に限られず、非線対称形でもよい。また、第1切込み線51と第2切込み線52は、何れも傾斜状の主切込み部及び副切込み部を有するが、例えば、何れか一方の切込み線を、1本の直線状又は傾斜状に形成してもよい。何れか一方の切込み線を1本の直線状などに形成した場合でも、一対の切込み線51,52によって前記拡大部と縮小部とが生じ得る。
本発明のPOPラベル1は、被着体の任意の箇所に貼着できるが、通常、POPラベル1の貼着片2及び突出片3が被着体の上下方向と平行に並ぶように、被着体に貼着される。本発明のPOPラベル1は、容器などの被着体に貼り付けた際、貼着片2と突出片3の間における直線性を維持しつつ突出片3が立ち上がる。なお、貼着片2を被着体の曲面などに貼着した場合には、貼着片2は湾曲するが、副領域21から連結片4を介して突出片3に至るまでは、側面から見て、貼着片2の表面から突出片3の表面が略直線状を成しつつ突出片3が突出される。
POPラベル1は、通常、その複数枚が帯状のセパレータに仮貼付された、ラベル供給体の態様(不図示)にて提供される。
提供されたPOPラベル1は、人力で被着体に貼着することもできるが、通常、機械装置にて被着体に貼着される。
被着体は、特に限定されず、取引の目的物である物品を収納している容器でもよく、物品そのものでもよい。代表的には、POPラベル1は、容器に装着される。容器としては、特に限定されず、飲料等のPETボトル、カップ容器、紙箱などが挙げられる。その容器に収納されている物品は、特に限定されず、食品、日用品、飲料、菓子、化粧品、薬品、洗剤、シャンプー、おもちゃ、機械部品などの任意である。また、容器の材質も特に限定されず、プラスチック、紙、金属、ガラス、陶器などが挙げられる。なお、容器は、その外側を包材にて包装されているものでもよい。包材としては、シュリンクフィルム、包装紙などが挙げられる。
例えば、POPラベル1の貼着片2を容器に貼着することにより、ラベル付き容器が得られる。
このラベル付き容器は、上記POPラベル1と、上面及び側面を有する容器と、を備え、POPラベル1の貼着片2が粘着面を介して前記容器の側面に貼着されていると共に、前記POPラベル1の突出片3が容器の上面から離れて上方に突出されている。
容器の上面は、平坦面でもよく、又は、ドーム状、階段状などの非平坦面でもよい。上面が平坦面である場合、その上面は水平面と平行でもよく、又は、水平面に対して傾いていてもよい。
容器の側面は、上下方向に延在している。容器の側面は、水平面と垂直に延在していてもよく、又は、水平面に対して傾斜状(テーパー状若しくは逆テーパー状)に延在していてもよい。また、その側面は、平坦面でもよく、又は、曲面でもよく、貼着片2を貼着できる部分を有していることを条件として、平坦面及び曲面以外でもよい。
図6乃至図13は、本発明のいくつかのラベル付き容器の例である。
図6乃至図8に示すラベル付き容器11は、略円筒状の容器6にPOPラベル1が貼着されたものである。略円筒状の容器6は、図示のように直胴状(上下方向において外周長が変わらない形状)でもよく、円錐台状などでもよい。この略円筒状の容器6は、曲面状の側面61と、平坦状の上面62と、を有する。このラベル付き容器11は、POPラベル1の連結片4を上面62の周縁に位置させ、貼着片2を側面61(曲面)に貼着することにより、突出片3が上面62から上方に突出されている。
図9乃至図11に示すラベル付き容器12は、ボトル型の容器7にPOPラベル1が貼着されたものである。ボトル型の容器7は、図示のように、胴部73と、胴部73の開口部を開閉するキャップ部74と、を有する。このキャップ部74は、曲面状の側面71と、平坦状の上面72と、を有する。このラベル付き容器12は、POPラベル1の連結片4を上面72の周縁に位置させ、貼着片2を側面71(曲面)に貼着することにより、突出片3が上面72から上方に突出されている。
図12及び図13に示すラベル付き容器13は、略直方体状又は略立方体状の容器8にPOPラベル1が貼着されたものである。略直方体状などの容器8としては、いわゆるキャラメル箱、ブリスターパックなどが挙げられる。この略直方体状などの容器8は、平坦状の側面81と、平坦状の上面82と、を有する。このラベル付き容器13は、POPラベル1の連結片4を上面82の周縁に位置させ、貼着片2を側面81(平坦面)に貼着することにより、突出片3が上面82から上方に突出されている。
これらのラベル付き容器11,12,13の何れも、POPラベル1は、側面から見て、貼着片2の表面から突出片3の表面までの直線性を維持しつつ、突出片3が立ち上がっている(図7、図10及び図13参照)。
図6及び図9のような曲面状の側面61,71にPOPラベル1の貼着片2を貼着したラベル付き容器11,12は、図8及び図11に示すように、その貼着片2が曲面状の側面61,71に従って湾曲するが、上記POPラベル1は、連結片4の最小横幅が突出片3の最大横幅よりも小さいので、貼着片2の湾曲が突出片3に伝搬し難く、突出片3がほぼ平坦状となって突出している。
前記ラベル付き容器は、従来と同様に、その複数個を、段ボール箱のようなケース状の梱包材に箱詰めして保管流通に供される。図14に、図6のラベル付き容器11が梱包された状態を示している。
ラベル付き容器11が梱包材に箱詰めされた際、図14(a)及び(b)に示すように、梱包材の蓋部Xによって押さえ付けられた突出片3が、容器6の上面62に沿い且つ貼着片2に対して略直角又は鋭角に傾斜するので、突出片3と貼着片2の連結部分(連結片4)に歪みが生じ、貼着片2が容器6の側面61から離反する方向に付勢されるが、本発明のPOPラベル1は、貼着片2に一対の切込み線51,52が形成されているので、貼着片2が被着体から完全に剥がれることを防止できる。
詳しくは、前記突出片3の傾斜によって突出片3と貼着片2の連結部分(連結片4)に生じた歪みを取り除くべく、POPラベル1(シート材)が平坦状に復元しようとするので、貼着片2には、容器6の側面61から離反する方向に力が働く(以下、この力を剥離力という)。さらに、ラベル付き容器11が収納された梱包材を運搬している間に、POPラベル1に振動が加わるので、貼着片2に働く剥離力が増幅される。そして、前記剥離力が粘着面の接着強度よりも強くなると、貼着片2が剥がれるが、本発明のPOPラベル1は、一対の切込み線51,52によって貼着片2が主領域22と副領域21に区分けされているので、貼着片2のうち副領域21のみが容器6の側面61から剥がれるようになる。前述のように副領域21と主領域22とは区画されているので、副領域21が剥がれても主領域22は容器6の側面61から剥がれることがなく(特に、副領域21が剥がれても、主領域22のうちで副領域21を基準にその横方向両側に位置する2つの部分は剥がれない)、本発明のラベル付き容器11は、POPラベル1が剥がれないのである。
なお、本発明のPOPラベル1の課題解決原理を説明するために、図14では、図6のラベル付き容器11を例示したが、その他のラベル付き容器12,13についても同様の原理でPOPラベル1が剥がれない。
本発明のPOPラベル1は、上記のように副領域21のみが容器6から剥がれることにより、貼着片2の全体が容器6から剥がれることを防止できるが、本来的には、貼着片2の一部である副領域21も容器6から剥がれ難くすることが好ましい。この点、前記副領域21の横幅が大きい部分(拡大部)を有するように一対の切込み線51,52が形成されているので、その拡大部における副領域21の接着面積が増し、副領域21が容器6から剥がれ難くなる。つまり、副領域21の横幅が大きい部分を有するPOPラベル1は、剥離力が作用しても剥離し難く、仮に、剥離力に負けて貼着片2が剥離し始めても、その副領域21のみが剥離するので、容器6から貼着片2が完全に剥がれない。
なお、副領域21が剥がれたラベル付き容器について、梱包材の蓋部Xを開けると、シート材Aの復元力によって突出片3が元のように起立する。シート材Aからなる副領域21は突出片3に連結され、且つ副領域21の裏面は、粘着面とされているので、前記突出片3の起立に追従して副領域21が容器6の側面61側に戻り、副領域21の粘着面が再び側面61に貼り付くことによって、図6、図9及び図12に示すような、突出片3が上面62から上方に突出されたラベル付き容器11,12,13に復元するようになる。
ところで、図6及び図9のような曲面状の側面61,71にPOPラベル1の貼着片2を貼着したラベル付き容器11,12においては、副領域21及び主領域22が湾曲しているので、前記剥離力によって副領域21が容器から剥がれた後、副領域21と主領域22の境界部分(一対の切込み線51,52の先端部513,523の間)に折り皺が生じ、副領域21が側面側に戻り難いことがある。この点、副領域21の横幅が小さい部分(縮小部)が貼着片2の第2端縁2b寄りに配置されているので(換言すると、縦方向に配列された横幅の大きい部分と横幅の小さい部分において、横幅の小さい部分が貼着片2の第1端縁2aとは反対側に配置されているので)、副領域21と主領域22の境界部分に折り皺が生じ難く、突出片3の起立に追従して副領域21が容器の側面側に戻り易くなる。特に、一対の切込み線51,52の先端部513,523間の長さが上記範囲である場合、副領域21と主領域22の境界部分に殆ど折り皺が生じなくなる。
なお、曲面状の側面の最も小さい曲率半径は、通常、ボトル型の容器のキャップ部であり、そのキャップ部は、小さいもので直径20mm程度の上面視円形状であるが、前記先端部513,523間の長さが前記範囲のPOPラベル1は、このような比較的小さい被着体の曲面状の側面に貼着しても突出片3が良好に再び起立する。
[他の実施形態]
本発明のPOPラベルは、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で適宜設計変更できる。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、その説明に於いて、主として上記実施形態と異なる構成及び効果について説明し、上記実施形態と同様の構成などについては、(それを説明したものとして)用語又は符号をそのまま援用し、その構成の説明を省略する場合がある。
上記実施形態のPOPラベル1において、連結片4の裏面の一部及び貼着片2の裏面全体が粘着面とされているが、これに限定されず、例えば、図15(a)に示すように、連結片4の裏面全体が非粘着面とされ、且つ、貼着片2の裏面全体が粘着面とされていてもよく、特に図示しないが、連結片4の裏面全体及び貼着片2の裏面全体が粘着面とされていてもよい。
また、貼着片2の裏面全体が粘着面とされていることが好ましいが、貼着片2の被着体に対する接着強度を確保できることを条件として、貼着片2の裏面の一部が非粘着面とされていてもよい。例えば、図15(b)に示すように、貼着片2の1つのコーナー部の近傍領域の裏面が非粘着面とされ、その領域以外の貼着片2の裏面が粘着面とされていてもよい。
さらに、上記実施形態のPOPラベル1において、一対の切込み線51,52の先端部513,523に、切れ止め処理が施されていてもよい。切れ止め処理としては、例えば、図16に示すように、一対の切込み線51,52の先端部513,523に、打ち抜き穴514,524を形成する;切込み線51,52の先端部513,523の線形状をヘアピン状に曲げる(図示せず);などが挙げられる。
また、上記実施形態のPOPラベル1において、第1切込み線51は全体として略くの字状に且つ第2切込み線52は全体として略逆くの字状に形成されているが、これに限定されず、例えば、図17に示すように、第1切込み線51及び第2切込み線52が全体的に平面視曲線状に形成されていてもよい。例えば、第1切込み線51は全体として略Cの字状に形成され、第2切込み線52は全体として略逆Cの字状に形成してもよい。また、特に図示しないが、第1切込み線51が略くの字状(又は略Cの字状)に形成され且つ第2切込み線52が略逆Cの字状(又は略逆くの字状)に形成されていてもよく、或いは、第1切込み線51が略逆くの字状(又は略逆Cの字状)に形成され且つ第2切込み線52が略くの字状(又は略Cの字状)に形成されていてもよい。
かかる図17に示す平面視形状の第1切込み線51及び第2切込み線52を形成することにより、副領域21は、横幅が大きい拡大部と、それよりも横幅が小さい縮小部と、を生じる。
また、上記実施形態のPOPラベル1において、一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って副領域21の横幅が次第に大きくなり、途中の最大横幅部から副領域21の横幅が次第に小さくなるように形成されているが、これに限定されない。例えば、図18に示すように、一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って両線51,52の間隔が拡大するように形成されていてもよい。これは、副領域21の全体においてその横幅が貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って大きくなるように、一対の切込み線51,52が形成されている一例である。
さらに、図19に示すように、一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って両線51,52の間隔が一定となるように形成されていてもよい。これは、副領域21の全体においてその横幅が一定となるように、一対の切込み線51,52が形成されている一例である。
さらに、図20に示すように、一対の切込み線51,52は、貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って両線51,52の間隔が縮小するように形成されていてもよい。これは、副領域21の全体においてその横幅がその横幅が貼着片2の第1端縁2aから離れるに従って小さくなるように、一対の切込み線51,52が形成されている一例である。
また、図21に示すように、貼着片2の最大横幅が突出片3の最大横幅と略同じとなるように、貼着片2及び突出片3が形成されていてもよい。この場合、貼着片2の面積が突出片3の面積と略同じとなるように、貼着片2及び突出片3が形成されていてもよいが、好ましくは、貼着片2の面積が突出片3の面積よりも小さくなるように形成される。
なお、上記では様々な実施形態(第2乃至第8実施形態)を示したが、第1乃至第8実施形態から選ばれる2以上の構成を適宜組み合わせて、本発明のPOPラベル及びラベル付き容器を構成することもできる。
1 POPラベル
2 貼着片
2a 貼着片の端縁
21 一対の切込み線で挟まれた領域(副領域)
3 突出片
3b 突出片の端縁
4 連結片
51,52 切込み線
6,7,8 容器
61,71,81 容器の側面
62,72,82 容器の上面
11,12,13 ラベル付き容器

Claims (5)

  1. 被着体に貼着可能な粘着面を有する貼着片と、前記貼着片を被着体に貼り付けることにより被着体から離れて上方に突出される突出片と、前記貼着片と突出片の間に介在して両片を連結する連結片と、を有し、
    前記連結片の最小横幅が、前記突出片の最大横幅よりも小さく、
    前記貼着片が、前記突出片の端縁に対向する第1端縁と前記第1端縁と向かい合った第2端縁とを有し、
    前記貼着片には、前記貼着片の第1端縁からその面内に、一対の切込み線が形成されており、
    前記一対の切込み線で挟まれた領域が、横幅が最大となる最大横幅部を有し、その最大横幅部から前記貼着片の第2端縁に向かうに従って、前記領域の横幅が小さくなっており、
    前記貼着片のうち前記一対の切込み線で挟まれた領域が、前記連結片を介して突出片に連結され
    前記一対の切込み線で挟まれた領域の裏面を含む前記貼着片の裏面が、粘着面とされている、POPラベル。
  2. 前記一対の切込み線で挟まれた領域の横幅が、前記最大横幅部から前記貼着片の第1端縁に向かうに従って小さくなっている、請求項1に記載のPOPラベル。
  3. 前記一対の切込み線で挟まれた領域の最大横幅が前記連結片の最小横幅よりも大きい、請求項1または2に記載のPOPラベル。
  4. 前記貼着片の面積が、前記突出片の面積よりも小さく、
    前記貼着片の最大横幅が、前記突出片の最大横幅よりも小さく、且つ、前記貼着片の最大横幅が、前記連結片の最小横幅よりも大きい、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のPOPラベル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のPOPラベルと、上面と上下方向に延在する側面とを有する容器と、を備え、
    前記POPラベルの貼着片が粘着面を介して前記容器の側面に貼着されていると共に、前記POPラベルの突出片が容器の上面から離れて上方に突出されている、ラベル付き容器。
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