JP2020189640A - 化粧箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 重ね胴板の開封剥離片を除去する場合に、原紙が正面板の接着領域で紙片化するのを防止できる化粧箱を提供する。【解決手段】 箱11の上部を開閉する天井蓋板25に、箱11の正面板17に対向可能な重ね胴板26を接続した化粧箱10であり、箱11の材質を、二層以上の積層構造を有する原紙12とし、正面板17の下部に複数の接着領域18を配列形成し、各接着領域18の周縁部に剥離補助溝21を形成してその一部と残部の深さを相違させ、重ね胴板26を、天井蓋板25に接続されて少なくとも正面板17の上部に重なる胴片27と、この胴片27に分離可能に接続されて正面板17の下部における複数の接着領域18に接着される開封剥離片とから形成する。剥離補助溝21の一部と残部の深さが相違して不均一なので、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12a及び接着剤を開封剥離片の裏面と共に剥離・除去できる。【選択図】 図2

Description

本発明は、巻芯に包装用のラップフィルムが巻かれた巻回体等を収納する化粧箱に関するものである。
食品の乾燥や酸化を防いだり、食品の香りが他の食品に移るのを防止する場合には、巻芯に食品包装用の薄いラップフィルムが巻かれた巻回体が使用されるが、この巻回体は、専用の化粧箱10に収納して用いられるのが一般的である(特許文献1、2、3参照)。
従来における化粧箱10は、図11や図12に示すように、巻回体を収納する箱11を備え、この箱11の開口した上部を揺動して開閉する天井蓋板25に、箱11の正面板17に対向する重ね胴板26が接続されている。化粧箱10は、原紙12の加工により形成され、箱11の正面板17の下部長手方向に、複数の接着領域18が所定の間隔をおいて配列形成されており、各接着領域18が円形に形成されてその表面には接着剤が塗布されている。
原紙12としては、例えばパルプ、上質系古紙、雑誌や新聞等の古紙が二層以上積層された白板紙が用いられ、この白板紙の中でも、表面が塗工されて印刷適性に優れるコートボール紙が好適に用いられる。また、重ね胴板26は、天井蓋板25に接続されて箱11の正面板17の上部に重なる胴片27と、この胴片27にミシン目28を介し接続されて箱11の正面板17の下部における複数の接着領域18に接着される開封剥離片30とを備えて形成されている。
このような未開封の化粧箱10を購入して巻回体を使用する場合には、重ね胴板26の胴片27から開封剥離片30をミシン目28に沿って引き千切り、開封剥離片30を除去(図12参照)して天井蓋板25を上方に開放した後、巻回体のラップフィルムを端から引き出せば、この引き出したラップフィルムにより、食品の乾燥や酸化を防いだり、食品の香りが他の食品に移るのを防止することができる。
特開2019‐11117号公報 WO2018/163592号公報 特開2005‐247403号公報
従来における化粧箱10は、以上のように構成され、原紙12のコートボール紙が二層以上の積層構造なので、重ね胴板26の開封剥離片30がミシン目28に沿って引き千切られ、開封剥離片30が除去される場合、開封剥離片30の裏面(内面)を形成する原紙12の古紙等の裏面層が正面板17の下部の接着領域18から完全に除去されず、一部不規則に破れて残存し、紙片Pとなることがある(図12参照)。また、同図に示すように、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12aの大部分が浮き上がり、不安定な姿勢で脱落し易い紙片Pとなることもある。
係る接着領域18の紙片Pをそのまま放置すると、例えばラップフィルムを正面板17に沿わせて引き出す場合、紙片Pがラップフィルムとの接触に伴い脱落し、異物混入等の事態を招くおそれがある。このような懸念を払拭する方法としては、化粧箱10の材質変更があげられるが、そうすると、化粧箱10の強度が低下したり、食品衛生を維持することが困難になったり、製造コストの上昇を招くという大きな問題が新たに発生する。
本発明は上記に鑑みなされたもので、重ね胴板の開封剥離片を除去する場合に、原紙が正面板の接着領域で紙片化するのを防ぐことのできる化粧箱を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、箱の上部を開閉する天井蓋板に、箱の正面板に対向可能な重ね胴板を接続したものであって、
箱の材質を、二層以上の積層構造を有する原紙とし、箱の正面板の下部に複数の接着領域を形成し、接着領域の周縁部に剥離補助溝を形成してその一部と残部の深さを相違させ、
重ね胴板は、天井蓋板に接続されて箱の少なくとも正面板の上部に重なる胴片と、この胴片に分離可能に接続されて箱の正面板の下部における複数の接着領域に接着される開封剥離片とを含んでなることを特徴としている。
なお、箱は、巻回体を搭載可能な底板と、この底板の前部に接続される正面板と、底板の後部に接続されて正面板に対向可能な背面板と、この背面板の上部に揺動可能に接続されて底板に対向可能な天井蓋板と、この天井蓋板の前部に接続されて正面板の表面に対向可能な重ね胴板と、底板の側部、正面板の側部、及び背面板の側部が区画する開口を閉塞可能な側板とを含み、正面板の下部の長手方向に、複数の接着領域を所定の間隔をおいて配列形成し、
重ね胴板は、天井蓋板の前部に接続されて箱の正面板の上部に重なる胴片と、この胴片の下部に複数の小穴を介し分離可能に接続されて箱の正面板の下部における複数の接着領域に接着される開封剥離片とを含むと良い。
また、箱の底板の前部と重ね胴板の胴片のいずれかに、巻回体用の切断部材を取り付けることができる。
また、複数の接着領域のうち、少なくとも一部の接着領域の表面を凹凸に形成することができる。
また、複数の接着領域のうち、少なくとも一部の接着領域の表面にエンボス模様を形成することもできる。
また、複数の接着領域のうち、正面板の側部寄りの接着領域を、正面板の側部寄り以外の接着領域よりも大きく形成することが可能である。
また、剥離補助溝の少なくとも一部を、接着領域の周縁部から中央部方向に向け傾斜させることが可能である。
ここで、特許請求の範囲における箱には、巻芯に帯体が巻かれた巻回体が主に収納されるが、何らこれに限定されるものでなく、例えば冷凍保存用の食品収納袋等でも良い。巻回体としては、少なくとも巻芯に食品包装用の樹脂フィルムが巻かれた巻回体、巻芯に食品用のクッキングシートやクッキングペーパーが巻かれた巻回体、巻芯に食品用のアルニウム箔が巻かれた巻回体等が含まれる。また、原紙は、二層以上の積層構造であれば、二層、三層、四層、五層、七層等でも良い。
箱の正面板の両側部には、第一のフラップをそれぞれ接続するとともに、箱の背面板の両側部には、第一のフラップに重なる第二のフラップをそれぞれ接続し、これら複数の第一、第二のフラップの少なくともいずれかに、略連続した接着剤用の小穴を形成し、箱の底板の両側部には、第一、第二のフラップの少なくともいずれかに接着される側板をそれぞれ接続することができる。また、重ね胴板の胴片は、天井蓋板に揺動可能に接続されても良いし、そうでなくても良い。重ね胴板の開封剥離片には、複数の接着領域のうち、少なくとも一部の接着領域の周縁に部分的に沿う切り欠きを形成することができる。さらに、接着領域は、必要に応じ、円形、楕円形、トラック形、矩形、多角形等に形成される。
本発明によれば、剥離補助溝の一部と残部の深さが相違して不均一なので、正面板に接着された重ね胴板の開封剥離片を除去する場合、原紙を層間剥離しやすい剥離補助溝の深い部分を起点とし、接着領域の表面を形成する原紙の表面層等を開封剥離片の裏面と共に剥離・除去することができる。したがって、原紙が正面板下部の接着領域で紙片等となるのを抑制することができる。
本発明によれば、接着領域の周縁部に剥離補助溝を形成してその一部と残部の深さを相違させるので、正面板に接着された重ね胴板の開封剥離片を除去する場合に、原紙が正面板の接着領域で紙片化するのを防ぐことができるという効果がある。
請求項2記載の発明によれば、重ね胴板の胴片から開封剥離片を複数の小穴に沿って千切り、開封剥離片を除去して天井蓋板を開放すれば、箱内の巻回体を自由に使用することができる。
請求項3記載の発明によれば、化粧箱の天井蓋板を開けて巻回体に巻かれた帯体を必要な長さ分引き出し、切断部材に帯体を接触させれば、所定の長さの帯体を切断して使用することができる。
請求項4記載の発明によれば、接着領域の表面が凹凸形成されることにより、接着領域の接着強度が向上するので、接着領域の表面と開封剥離片の裏面とを良好に接着することができる。
請求項5記載の発明によれば、接着領域の表面にエンボス模様が形成されることにより、接着領域の接着強度が向上するので、接着領域の表面と開封剥離片の裏面とを強固に接着することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、化粧箱の出荷時等に開封剥離片の側部が剥がれ、化粧箱の体裁が悪化するのを防止することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、剥離補助溝の少なくとも一部が接着領域の周縁部から中央部方向に向け傾斜して接着領域の表面を形成する原紙の表面層等を保持するので、接着領域表面を形成する原紙の表面層等の適切な除去が期待できる。
本発明に係る化粧箱の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 図1の化粧箱の開封剥離片を除去した状態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態における箱の原紙を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態を模式的に示す展開図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態における内フラップと開放状態の側板の関係を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態における開封剥離片を除去する状態を模式的に示す要部断面説明図である。 本発明に係る化粧箱の実施形態を模式的に示す図で、(a)図は接着領域と剥離補助溝とを示す平面図、(b)図は(a)図の断面図である。 本発明に係る化粧箱の第2の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る化粧箱の第3の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 未開封の化粧箱を模式的に示す斜視説明図である。 図11の化粧箱の開封剥離片を除去した状態を模式的に示す斜視説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における化粧箱10は、図1ないし図8(a)、(b)に示すように、巻回体1を収納する箱11を備え、この箱11の開口した上部を開閉する天井蓋板25に、箱11の正面板17に対向可能な重ね胴板26を接続した巻回体専用の包装箱であり、箱11の正面板17の下部に複数の接着領域18を形成し、各接着領域18の周縁部に剥離補助溝21を形成してその深さを部分的に相違させ、重ね胴板26を、天井蓋板25に接続されて箱11の少なくとも正面板17の上部に重なる胴片27と、この胴片27に分離可能に接続されて箱11の正面板17の下部における複数の接着領域18に接着される開封剥離片30とから形成するようにしている。
巻回体1は、図3に示すように、化粧箱10やその箱11よりも短い巻芯2を備え、この巻芯2の外周面に透明帯形のラップフィルム3が20m〜50m程度、あるいは50m〜110m程度巻回されており、化粧箱10内に自由回転可能に収納される。巻芯2は、所定の紙により、円筒形に形成される。また、ラップフィルム3は、例えば耐熱性、耐水性、粘着性等に優れるポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、柔軟剤、安定剤等により、食品包装用の柔軟な薄膜に成形され、巻回体1から化粧箱10の正面板17を跨いで所定の長さ分引き出された後、切断されて食品の包装に利用される。
化粧箱10の箱11は、図1ないし図5に示すように、二層以上の積層構造を有する紙器用板紙である原紙12の打ち抜き加工により形成され、この原紙12の露出する表面には、製品名等からなる意匠層が印刷されるとともに、この意匠層の表面には、高級感を醸し出す保護用のニスが塗工されており、このニスが耐水性を向上させたり、ラップフィルム3の巻き戻り防止機能を発揮する。原紙12としては、例えば印刷適性等に優れるパルプ(植物繊維)、上質系古紙、古紙パルプ、雑誌や新聞等からなる安価な古紙、ダンボール等が二層以上積層された白板紙(白ボールともいう)が用いられ、この白板紙の中でも、表面が塗工されて印刷適性に優れるコートボール紙が好適に用いられる。
原紙12の積層構造としては、図4に示すように、例えば(1)露出する表面層12aにパルプ、裏面層12bに古紙の二層構造、(2)露出する表面層12aにパルプ、中間層に上質系古紙、裏面層12bに古紙の三層構造、(3)表面層12aにパルプ、中間層に古紙、裏面層12bに別種の古紙の三層構造、(4)表面層12aに上質系古紙、中間層に古紙、裏面層12bに別種の古紙の三層構造等があげられる。本実施形態では、説明の便宜上、(1)の二層構造を例に説明する。
箱11は、図1ないし図6に示すように、巻回体1を回転可能に搭載する底板13と、この底板13の前端部に接続されて巻回体1のラップフィルム3と摺接する正面板17と、底板13の後端部に接続されて正面板17の内面に巻回体1を介して対向する背面板24と、この背面板24の上端部に揺動可能に接続されて底板13に巻回体1を介して対向する天井蓋板25と、この天井蓋板25に揺動可能に接続されて正面板17の表面に対向可能な重ね胴板26と、底板13の両側部、正面板17の両側部、及び背面板24の両側部が区画する開口側部をそれぞれ閉塞可能な一対の側板32とを備えて一体形成され、化粧箱10の製造時に正面板17の表面に重ね胴板26が接着された未完成の状態で図示しない製函機に平坦に折り畳んでセットされる。
箱11の底板13、正面板17、背面板24、天井蓋板25、及び重ね胴板26は、巻回体1に対応する細長い長方形にそれぞれ形成され、底板13の前端部と正面板17との間、底板13の後端部と背面板24との間、この背面板24の上端部と天井蓋板25との間、及び天井蓋板25の前端部と重ね胴板26との間には、箱11の組立を容易にする屈曲用の折線14がそれぞれ形成される。
底板13の表面前部には図3や図6に示すように、巻回体1のラップフィルム3用の切断歯15が装着される。この切断歯15は、例えば金属や生分解性樹脂により細長い長方形の薄板に形成され、両側部のうち、少なくとも一側部の長手方向には、複数の鋸歯16が連続して形成されており、各鋸歯16が小さな三角形に形成される。
切断歯15の一側部は、底板13の表面前端部と正面板17との接続部分付近、換言すれば、境界の折線14付近に位置し、複数の鋸歯16が底板13の表面前端部から僅かに食み出ており、この僅かに食み出た複数の鋸歯16が巻回体1から引き出されたラップフィルム3を切断するよう機能する。このような切断歯15は、巻回体1から引き出されたラップフィルム3を迅速に切断できるよう、金属製の場合には底板13の表面前部にカシメ接合され、生分解性樹脂製の場合には底板13の表面前部に接着される。
正面板17の下部長手方向には図2、図5、図7、図8(a)、(b)に示すように、複数の接着領域18が所定の間隔をおき横一列に配列形成され、各接着領域18が正面円形に形成されており、この接着領域18の表面には、開封剥離片30の裏面用の所定の接着剤19が塗布される。各接着領域18の表面は、正面板17の表面に保護用のニスが塗工される関係上、接着剤19の接着力を向上させるため、平坦ではなく、凹凸に形成される。例えば、各接着領域18の表面には、箱11の打ち抜き加工時に浮き出る凹凸のエンボス模様20が形成される。
各接着領域18の周縁部には図7や図8(a)、(b)に示すように、リング形の剥離補助溝21が強く半打ち抜き加工され、この剥離補助溝21が接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12aの裏面層12bからの剥離・分離を容易にする。この接着領域18を包囲する剥離補助溝21は、原紙12の適切な層間剥離や開封剥離片30の完全な剥離を期すため、その一部と残部の深さが相違するよう、一部が深く(例えば、150μm程度)、残部が浅く(例えば、110μm程度)半打ち抜き加工される。
例えば必要に応じ、剥離補助溝21の半分が深く、剥離補助溝21の残り半分が浅く半打ち抜き加工されたり、剥離補助溝21の2/3が深く、剥離補助溝21の1/3が浅く半打ち抜き加工される。また、原紙12が二層構造の場合、剥離補助溝21の半分が一層から二層中間部付近まで深く半打ち抜き加工され、剥離補助溝21の残り半分が一層と二層との境界付近まで浅く半打ち抜き加工される。また、接着領域18が正面板17の最も両側部寄りの接着領域18の場合、剥離補助溝21の外側半分が深く、剥離補助溝21の内側の残り半分が浅く半打ち抜き加工される。
剥離補助溝21の少なくとも一部、好ましくは半分、より好ましくは大部分、さらに好ましくは全部については、図8(b)に示すように、原紙12の適切な層間剥離や開封剥離片30の完全な剥離を図るため、接着領域18の周縁部から中央部方向に向けて傾斜形成される。この剥離補助溝21の少なくとも一部は、接着領域18の周縁部から中央部方向に向け徐々に傾斜しても良いし、複数段に分けられて傾斜しても良く、急激に傾斜しても良い。
正面板17の短辺の両側部には、矩形あるいは一部切り欠かれた台形の内フラップ22がそれぞれ折線14を介し屈曲可能に接続され、各内フラップ22の表面が側板32の内面に対向して接着される。この内フラップ22の表面には、ホットメルト接着剤の接着を容易にする複数本のミシン目23が間隔をおき並べて形成され、各ミシン目23が底板13や天井蓋板25の左右方向に連続して伸長される。
背面板24の短辺の両側部には、箱11の開口側部を被覆可能な内フラップ22Aがそれぞれ折線14を介し屈曲可能に接続され、各内フラップ22Aが矩形あるいは一部切り欠かれた台形等に形成されており、各内フラップ22Aが折り畳まれて対向する正面板17の内フラップ22の裏面に接着される。内フラップ22Aの表面には、ホットメルト接着剤19の接着を容易にする複数本のミシン目23Aが間隔をおき並べて形成され、各ミシン目23Aが底板13や天井蓋板25の左右方向に連続して伸長される。
正面板17と背面板24の内フラップ22・22Aは、同じ大きさや長さでも良いが、必要に応じて変更される。例えば、正面板17の内フラップ22が短く形成されるとともに、背面板24の内フラップ22Aが長く形成されたり、逆に正面板17の内フラップ22が長く形成され、背面板24の内フラップ22Aが短く形成される。
天井蓋板25は、底板13と同じ大きさ・長さに形成され、底板13の内面に対向して巻回体1を収納する空間を区画形成する。この天井蓋板25の短辺の両側部には、底板13に側板32が接続されない場合、巻回体1のラップフィルム3の引き出しに支障を来さないことを条件として、側板32がそれぞれ折線14を介し屈曲可能に接続される。
重ね胴板26は、図1ないし図6に示すように、天井蓋板25の前端部に揺動可能に接続されて正面板17の表面上部に重なる細長い胴片27と、この胴片27の下端部にミシン目28を介し分離可能に接続される細長い開封剥離片30とに分割され、この開封剥離片30の裏面が正面板17の複数の接着領域18に接着剤19で接着される。ミシン目28は、重ね胴板26の左右長手方向に直線に伸長形成され、両端部には、必要に応じ、胴片27と開封剥離片30との分離を容易にする略三角形の切り欠き29がそれぞれ形成される。
開封剥離片30の長手方向には、正面板17の複数の接着領域18の剥離補助溝21に部分的に沿う半円弧形の切り欠き31が所定の間隔をおき横一列に形成され、この複数の切り欠き31を利用した押圧操作により、開封剥離片30の切り欠き31周辺が部分的に浮き上がり、正面板17の表面から開封剥離片30が徐々に、かつ簡単に剥離される。
このような重ね胴板26は、正面板17から開封剥離片30が複数の切り欠き31を介して剥離され、この開封剥離片30が胴片27からミシン目28に沿って除去されることにより、胴片27が揺動可能となって天井蓋板25の開放を可能とする。天井蓋板25が開放可能になると、化粧箱10内に収納された巻回体1を自由に取り扱うことができ、巻回体1のラップフィルム3を所定の長さ分引き出すことができる。
各側板32は、化粧箱10の開口側部に対応する大きさの矩形に形成され、底板13の短辺の側部に折線14を介し屈曲可能に接続される。各側板32の先端部には、天井蓋板25の裏面側部に重なる先細りの舌フラップ33が折線14を介し屈曲可能に接続され、これら側板32と舌フラップ33とが化粧箱10の組立時にL字形に屈曲される。
上記構成において、未開封の化粧箱10を購入して巻回体1を使用する場合には、重ね胴板26の胴片27から開封剥離片30をミシン目28に沿って引き千切り、開封剥離片30を除去して天井蓋板25を上方に開放した後、巻回体1のラップフィルム3を端から引き出せば、引き出したラップフィルム3により、食品の乾燥や酸化を防いだり、食品の香りが他の食品に移るのを防止することができる。
開封剥離片30を引き千切る際、各接着領域18を包囲する剥離補助溝21の一部と残部の深さが相違して不均一であり、しかも、剥離補助溝21の少なくとも一部が接着領域18の周縁部から中央部方向に向け傾斜しているので、層間剥離しやすい剥離補助溝21の深い部分を起点として接着領域18の表面及び接着剤19が開封剥離片30の裏面と共に剥離される(図7参照)。換言すれば、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12a及び接着剤19が開封剥離片30を形成する原紙12の裏面層12bと共に剥離されることとなる。
上記によれば、剥離補助溝21の一部と残部の深さが相違して不均一なので、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12a及び接着剤19を開封剥離片30の裏面と共に確実に剥離・除去することができる。また、剥離補助溝21の少なくとも一部が接着領域18の周縁部から中央部方向に向け傾斜して接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12aを保持するので、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12aの確実な剥離が期待できる。
また、接着領域18の表面にエンボス模様20が形成されることにより、エンボス模様20の凹凸間や凹部に接着剤19が浸入し、接着剤19の接着力が向上するので、接着領域18の表面と開封剥離片30の裏面の強固な接着が期待でき、接着領域18の表面と開封剥離片30の裏面とが分離して脱落等するのを防止することができる。
これらの効果により、開封剥離片30が除去される場合、開封剥離片30の裏面を形成する原紙12の古紙等からなる裏面層12bが正面板17下部の接着領域18に一部不規則に残存して紙片Pとなるのを有効に防止することが可能となる。また、接着領域18の表面を形成する原紙12の表面層12aが開封剥離片30の裏面層12bと共に確実に剥離・除去されるので、原紙12の表面層12aの大部分が浮き上がり、脱落し易い紙片Pとなるのを防止することも可能となる。
したがって、紙片Pがラップフィルム3との接触に伴い脱落し、異物混入等の事態を招くおそれ等を排除することが可能となる。さらに、化粧箱10の材質を樹脂等に変更する必要性がないので、化粧箱10の強度や食品衛生を維持することができ、製造コストの上昇を抑制することができる。
次に、図9は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、各接着領域18の表面に複数の小穴40を針等で穿孔するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、接着領域18の表面に複数の小穴40を穿孔して表面を凹凸形成し、表面の凹凸間や凹部に接着剤19を浸入させるので、接着剤19の接着力が向上し、接着領域18の表面と開封剥離片30の裏面の強固な接着が期待できる。この強固な接着により、接着領域18の表面と開封剥離片30の裏面とが分離して脱落等するのを防止することができるのは明らかである。
次に、図10は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、複数の接着領域18のうち、正面板17の両側部寄りの接着領域18を、正面板17の両側部寄り以外の接着領域18よりも大きく拡大形成し、開封剥離片30の両側部をそれぞれ強固に接着するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、正面板17の最も両側部寄りの接着領域18を拡大形成して開封剥離片30用の接着面積を広げるので、化粧箱10の製造時や出荷時に開封剥離片30の側部が剥がれて反り、化粧箱10の体裁が悪化するのを防止することができるのは明らかである。
なお、上記実施形態では化粧箱10の箱11をセットアップ方式で製函したが、何らこれに限定されるものではなく、平板の化粧箱10を製函するラップラウンド方式で製函しても良い。また、底板13の表面前部に切断歯15を装着したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、胴片27裏面の開封剥離片30との境界付近に切断歯15を装着しても良い。また、胴片27の下端部は、直線ではなく、へ字形やV字形等に形成しても良い。また、各接着領域18の表面を凹凸形成したが、一部の接着領域18のみの表面を凹凸形成しても良い。
また、少なくとも一部の接着領域18の表面に複数の溝を配列形成して凹凸形成したり、少なくとも一部の接着領域18の表面を粗して凹凸形成することができる。また、剥離補助溝21の内外周間の幅は、必要に応じ、部分的に広げても良いし、部分的に狭めることができる。さらに、天井蓋板25の両側部に側板を折線14を介しそれぞれ接続するとともに、胴片27の両側部に、天井蓋板25の側板裏面に接着される内フラップを折線14を介し屈曲可能に接続し、これらを巻回体1の不使用時に底板13の側板32表面に重なるようにすることもできる。
本発明に係る化粧箱は、食材や家庭用品等の製造分野で使用される。
1 巻回体
3 ラップフィルム
10 化粧箱
11 箱
12 原紙
12a 表面層
12b 裏面層
13 底板
15 切断歯(切断部材)
17 正面板
18 接着領域
19 接着剤
20 エンボス模様(凹凸)
21 剥離補助溝
24 背面板
25 天井蓋板
26 重ね胴板
27 胴片
28 ミシン目(複数の小穴)
30 開封剥離片
32 側板
40 小穴
P 紙片

Claims (7)

  1. 箱の上部を開閉する天井蓋板に、箱の正面板に対向可能な重ね胴板を接続した化粧箱であって、
    箱の材質を、二層以上の積層構造を有する原紙とし、箱の正面板の下部に複数の接着領域を形成し、接着領域の周縁部に剥離補助溝を形成してその一部と残部の深さを相違させ、
    重ね胴板は、天井蓋板に接続されて箱の少なくとも正面板の上部に重なる胴片と、この胴片に分離可能に接続されて箱の正面板の下部における複数の接着領域に接着される開封剥離片とを含んでなることを特徴とする化粧箱。
  2. 箱は、巻回体を搭載可能な底板と、この底板の前部に接続される正面板と、底板の後部に接続されて正面板に対向可能な背面板と、この背面板の上部に揺動可能に接続されて底板に対向可能な天井蓋板と、この天井蓋板の前部に接続されて正面板の表面に対向可能な重ね胴板と、底板の側部、正面板の側部、及び背面板の側部が区画する開口を閉塞可能な側板とを含み、正面板の下部の長手方向に、複数の接着領域を所定の間隔をおいて配列形成し、
    重ね胴板は、天井蓋板の前部に接続されて箱の正面板の上部に重なる胴片と、この胴片の下部に複数の小穴を介し分離可能に接続されて箱の正面板の下部における複数の接着領域に接着される開封剥離片とを含んでなる請求項1記載の化粧箱。
  3. 箱の底板の前部と重ね胴板の胴片のいずれかに、巻回体用の切断部材を取り付けた請求項2記載の化粧箱。
  4. 複数の接着領域のうち、少なくとも一部の接着領域の表面を凹凸に形成した請求項1、2、又は3記載の化粧箱。
  5. 複数の接着領域のうち、少なくとも一部の接着領域の表面にエンボス模様を形成した請求項4記載の化粧箱。
  6. 複数の接着領域のうち、正面板の側部寄りの接着領域を、正面板の側部寄り以外の接着領域よりも大きく形成した請求項1ないし5のいずれかに記載の化粧箱。
  7. 剥離補助溝の少なくとも一部を、接着領域の周縁部から中央部方向に向け傾斜させた請求項1ないし6のいずれかに記載の化粧箱。
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