JP2007161294A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断刃を用いて包装用媒体を切り取る際に、その切断刃を外部から隠蔽させた部分が邪魔にならないようにした包装用容器を提供する。
【解決手段】ロール状に巻回された包装用媒体(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の開口部を覆って閉鎖する容器蓋(12)と、を有し、容器蓋(12)は、容器本体(11)の一頂縁(35)に連接し、一頂縁(35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な包装用容器(1)であり、容器蓋(12)の掩蓋片(15)には、開封片(2)が連接されており、掩蓋片(15)の裏面側には、包装用媒体(13)を切断するための切断刃(22)を有し、掩蓋片(15)は、切断刃(22)を掩蓋片(15)により被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に隙間(30)を形成する形状からなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロール状に巻かれた包装用媒体、例えば、ラップフィルムに代表される樹脂製フィルムや紙、アルミホイル等を包装するための包装用容器に関するものである。
従来から一般的に知られているラップフィルム等の包装用媒体を収容する包装用容器は、ロール状に巻かれたラップフィルムを収納する容器本体と、該容器本体に一体的に設けられた容器蓋と、から構成し、該容器本体内に、ラップフィルムが円筒状の紙管にロール状に巻回され収納されることになる。
なお、従来のラップフィルム等の包装用媒体を収容する包装用容器を使用する場合には、まず、容器蓋を持ち上げた後、ラップフィルムを容器本体内から所望の長さだけ引き出し、そのラップフィルムを容器蓋の掩蓋片に取り付けられた切断刃で切断するのが一般的である。しかしながら、容器蓋の掩蓋片に取り付けられた切断刃は、外部に露出しており、指が切断刃に触れてしまう虞も想定される。このため、容器蓋の掩蓋片に取り付けられた切断刃を外部から出来るだけ隠蔽させた状態に維持させることが好ましいと考えられる。
このようなことから、本発明より先に出願された文献として、ロール状に巻かれたラップフィルムが収納されるカートン本体の上方開口部1における一側縁に蓋体3が起伏自在に連設されており、蓋体3の先端にカートン本体の前側板4上部と重なる掩蓋片5が連設され、さらにその掩蓋片5の先端にミシン目6を介して開封片7が連設されているラップフィルム用カートンCにおいて、掩蓋片5の先端から刃先部分がはみ出ない状態で掩蓋片5の先端付近裏側に鋸刃部材8を取り付けるとともに、掩蓋片5には鋸刃部材8における刃先部分の後側に沿うようにして折曲げ用罫線αを設け、開封片7を取り除いた後でも鋸刃部材8の刃先部分が覆われた状態とし、鋸刃部材に対する安全対策を図ったラップフィルム用カートンが開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−258834号公報
なお、上記特許文献1のラップフィルム用カートンは、掩蓋片5に、折曲げ用罫線αを設け、開封片7を取り除いた後でも鋸刃部材8の刃先部分が覆われた状態とすることで、鋸刃部材に対する安全対策を図っているが、ラップフィルムを切り取る際に、掩蓋片5が折曲げ用罫線αに沿って捲れ上がることになるため、ラップフィルムを切り取る際に掩蓋片5の先端部分が邪魔になる虞がある。また、ラップフィルムの引っ張りに応じて掩蓋片5が折曲げ用罫線αに沿って捲れ上がるため、その捲れ上がった掩蓋片5の先端部分が完全に元の状態に戻らない場合も想定される。また、掩蓋片5に対し、折曲げ用罫線αを設けているため、折曲げ用罫線αに沿ってバリが発生し、カートンの外観の美的印象を阻害させてしまう虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、美的印象を阻害させることなく、容器蓋の掩蓋片に設けられた切断刃を外部から隠蔽させ、切断刃に対する安全性を高め、尚かつ、切断刃を用いて包装用媒体を切り取る際に、その切断刃を外部から隠蔽させた部分が邪魔にならないようにした包装用容器を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる包装用容器は、ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、容器蓋は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、容器蓋の掩蓋片には、容器蓋を容器本体に対して回動可能にならしめるための開封片が連接されており、掩蓋片の裏面側には、包装用媒体を切断するための切断刃を有し、掩蓋片は、切断刃を掩蓋片により被覆しつつ、且つ、掩蓋片と切断刃との間に隙間を形成する形状からなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器において、掩蓋片と開封片とが連接する部分の表面側と裏面側とには、掩蓋片から開封片を切離するためのハーフカットが施されており、表面側と裏面側とに施されるハーフカットは、異なる位置に施され、表面側と裏面側とに施されるハーフカットを基に、掩蓋片から開封片が切離された際に、隙間を形成することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器において、表面側に施されるハーフカットは、切断刃の略先端位置に沿って施され、裏面側に施されるハーフカットは、容器蓋側であって、略先端位置を越えない位置に沿って施されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器は、ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、容器蓋は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、容器蓋の掩蓋片の裏面側には、包装用媒体を切断するための切断刃を有し、掩蓋片は、切断刃を掩蓋片により被覆しつつ、且つ、掩蓋片と切断刃との間に隙間を形成する形状からなることを特徴とするものである。
本発明にかかる包装用容器は、ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、容器蓋は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、容器蓋の掩蓋片には、容器蓋を容器本体に対して回動可能にならしめるための開封片が連接されており、掩蓋片の裏面側には、包装用媒体を切断するための切断刃を有し、掩蓋片は、切断刃を掩蓋片により被覆しつつ、且つ、掩蓋片と切断刃との間に隙間を形成する形状からなることを特徴とするものである。これにより、美的印象を阻害させることなく、容器蓋の掩蓋片に設けられた切断刃を外部から隠蔽させ、切断刃に対する安全性を高め、且つ、切断刃を用いて包装用媒体を切り取る際に、その切断刃を外部から隠蔽させた部分が邪魔にならないようにすることが可能となる。
まず、図5、図6を参照しながら、本発明の実施形態における包装用容器について説明する。
本実施形態における包装用容器(1)は、ロール状に巻回された包装用フィルム(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の後面壁(27)の頂縁(35)を回動軸として容器本体(11)に対して回動可能となるように頂縁(35)に連設されている容器蓋部(12)と、を有して構成される。なお、容器本体(11)の前面は、容器本体(11)の底面(29)に一方の長縁(34)を介して連設されている前面壁部(20)と、長縁(34)に対向する他の長縁(33)を介して前面壁部(20)に連設されている保持面壁部(21)と、を有して構成される。そして、保持面壁部(21)は、他の長縁(33)に沿って容器本体(11)の内側に折り込まれて前面壁部(20)の裏面に接着固定されることになる。また、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)は、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して回動可能にならしめるための開封片(2)が連接されており、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側には、包装用フィルム(13)を切断するための切断刃(22)が設けられている。なお、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側と裏面側とには、図6(a)に示すように、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離すためのハーフカット(3、4)が施されており、その表面側と裏面側とに施されるハーフカット(3、4)との間で層間剥離を起こし、図6(b)に示すように、掩蓋片(15)から開封片(2)が切り離され、切断刃(22)を掩蓋片(15)で被覆しつつ、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に隙間(30)を形成することになる。なお、図6(a)に示すように、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側に施されるハーフカット(3)は、切断刃(22)の略先端位置に沿って施し、裏面側に施されるハーフカット(4)は、容器蓋部(12)側であって、切断刃(22)の略先端位置を越えない位置に沿って施し、表面側と裏面側とに施されるハーフカット(3、4)を異なる位置にて施すことで、図6(b)に示すように、包装用容器(1)の外観の美的印象を阻害させることなく、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側に設けられた切断刃(22)を掩蓋片(15)により外部から隠蔽させつつ、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に隙間(30)を形成することが可能となる。また、図6(b)に示すように、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に隙間(30)を形成することで、切断刃(22)の先端部分と、掩蓋片(15)と、が接触しなくなるため、包装用フィルム(13)を切断刃(22)にて切断する際に、掩蓋片(15)が邪魔にならないように構成することが可能となる。
このように、本実施形態における包装用容器(1)は、ロール状に巻回された包装用媒体(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の開口部を覆って閉鎖する容器蓋部(12)と、を有し、容器蓋部(12)は、容器本体(11)の一頂縁(35)に連接し、一頂縁(35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な包装用容器(1)であり、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)には、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して回動可能にならしめるための開封片(2)が連接されており、掩蓋片(15)の裏面側には、包装用媒体(13)を切断するための切断刃(22)を有し、掩蓋片(15)は、切断刃(22)を掩蓋片(15)により被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に隙間(30)を形成する形状からなる。これにより、包装用容器(1)の美的印象を阻害させることなく、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)に設けられた切断刃(22)を掩蓋片(15)により外部から隠蔽させ、指が切断刃(22)に触れる虞を低減させ、切断刃(22)に対する安全性を高めることが可能となる。また、掩蓋片(15)と切断刃(22)との間に形成される隙間(30)により、切断刃(22)を用いて包装用媒体(13)を切り取る際に、その切断刃(22)を外部から隠蔽させた掩蓋片(15)が邪魔にならないようにすることが可能となる。
なお、本実施形態における包装用容器(1)を組み立てる際には、まず、保持面壁部(21)を、折目線(33)に沿って容器本体(11)の内側に180°折り込み、該折り込んだ保持面壁部(21)を前面壁部(20)の裏面にて接着剤で接着し、保持面壁部(21)を前面壁部(20)の裏面に固定する。
次に、貼着片(23、24)の外側に対して接着剤を塗布し、折目線(34)に沿って90°折り曲げ、貼着片(23、24)を側面壁部(25、26)の内側にそれぞれ接着することになる。そして、容器蓋部(12)を容器本体(11)の開口側に閉蓋することで、本実施形態における包装用容器(1)が組み立てられることになる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における包装用容器(1)について説明する。
まず、図1〜図6を参照しながら、本実施形態における包装用容器(1)について説明する。なお、図1は、本実施形態における包装用容器(1)の外観斜視図である。図2は、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離している状態の包装用容器(1)の外観斜視図である。図3は、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離し、容器蓋部(12)を開蓋した状態の外観斜視図である。図4は、容器蓋部(12)を閉蓋した状態の外観斜視図である。図5は、包装用容器(1)の容器本体(11)を展開したものである。また、図6は、本実施形態における包装用容器(1)の断面形状を示したものである。
本実施形態における包装用容器(1)は、図1に示すように、容器本体(11)と、該容器本体(11)と連接された容器蓋部(12)と、を有して構成される。なお、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)には、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して回動可能にならしめるための開封片(2)が連接されており、図6(a)に示すように、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側に施されたハーフカット(3)と裏面側に施されたハーフカット(4)とにより、図2に示すように、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離すことで、開封片(2)と容器本体(11)との接着部分である接着部(17)の表面が層間剥離することになり、図3に示すように、容器蓋部(12)が容器本体(11)の一頂縁(図5に示す35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な状態を構成することになる。そして、図4に示すように、容器本体(11)の開口部を容器蓋部(12)にて閉蓋した際に、包装用容器(1)が略直方体形状となる構造にて構成される。
なお、本実施形態における包装用容器(1)は、図5に示すように、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側には、包装用フィルム(13)を切断するための切断刃となる鋸刃状のカッター(22)が設けられている。
なお、カッター(22)の全体形状としては、図5に示すように直線形状ではなく、凹形孤状、凸形孤状、V字突形状、台形突形状などの形状のカッター(22)を掩蓋片(15)の内側に設けることも可能であり、容器本体(11)内に収納されている包装用フィルム(13)を容易に切断可能な形状であればあらゆる形状のカッター(22)を掩蓋片(15)の内側に設けることは可能である。
また、カッター(22)の刃の種類としては、材質が金属、プラスチック、紙、バルカナイズド硬化紙等で、その端縁を、鋸刃状に加工したもの、砥粒を塗布加工したもの、或いは、両者の加工を併用したものを適用することが可能である。また、カッター(22)の配備方法としては、カッター(22)を掩蓋片(15)の適所に対し、カシメ具や接着剤などで固定する方法を採用することが可能である。
また、開封片(2)の裏面側には、図2に示すように、容器本体(11)の接着部(17)と接着する部分に対し、面強度を低減させるための半月状の切れ目(5)を施すことが好ましい。これにより、開封片(2)を容易に開封することが可能となる。
また、容器本体(11)には、図3に示すように、包装用フィルム(13)の容器本体(11)内への巻き戻りを防止するための塗布領域(19)を設けることが好ましい。この塗布領域(19)を設けることで、包装用フィルム(13)の意図しない引き出しや巻き戻りなどを防止することが可能となると共に、包装用フィルム(13)の先端部を容易に認識することが可能となる。なお、塗布領域(19)は、図4に示すように、容器蓋部(12)を閉蓋した際に、容器蓋部(12)により容器本体(11)が覆われる位置に設けることが好ましい。これにより、美観を損ねることのない意匠性に優れた包装用容器(1)を形成することが可能となる。なお、塗布領域(19)を構成する材質としては、包装用フィルム(13)の容器本体(11)内への巻き戻りが防止できるものであれば特に限定するものではなく、例えば、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)が適用可能である。
なお、本実施形態における包装用容器(1)は、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離すために、図6(a)に示すように、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側と裏面側とにハーフカット(3、4)が施されており、図6(b)に示すように、表面側と裏面側とに施された2つのハーフカット(3、4)の間で層間剥離を起こし、掩蓋片(15)から開封片(2)が切り離されることで、図6(c)に示すように、容器蓋部(12)が容器本体(11)の一頂縁(35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な状態を構成することになる。
また、本実施形態における包装用容器(1)は、図6(b)に示すように、表面側と裏面側とに施された2つのハーフカット(3、4)との間で層間剥離を起こし、掩蓋片(15)から開封片(2)が切り離されることで、掩蓋片(15)によりカッター(22)を被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)を形成することになる。
このように、本実施形態における包装用容器(1)は、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側と裏面側とに施されるハーフカット(3、4)を基に、掩蓋片(15)によりカッター(22)を被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)を形成するように構築することで、包装用容器(1)の美的印象を阻害させることなく、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側に設けられたカッター(22)を掩蓋片(15)により外部から隠蔽させ、指がカッター(22)に触れる虞を低減させ、カッター(22)に対する安全性を高めることが可能となる。また、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に形成される隙間(30)により、カッター(22)の先端部分と、掩蓋片(15)と、が接触しなくなるため、カッター(22)を用いて包装用フィルム(13)を切り取る際に、そのカッター(22)を外部から隠蔽させた掩蓋片(15)が邪魔にならないようにすることが可能となる。
なお、本実施形態における包装用容器(1)は、図7に示すように、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側に施されるハーフカット(3)を、カッター(22)の略先端位置に沿って施し、裏面側に施されるハーフカット(4)を、容器蓋部(12)側であり、カッター(22)の略先端位置を越えない位置に沿って施し、表面側と裏面側とに施されるハーフカット(3、4)が異なる位置で施されるようにする。これにより、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離す際に、表面側と裏面側とに施されたハーフカット(3、4)が層間剥離を起こし、掩蓋片(15)から開封片(2)が切り離され、図6(b)、(c)に示すように、掩蓋片(15)によりカッター(22)を被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)を形成することが可能となる。なお、掩蓋片(15)の厚さが、例えば、約0.6mmの場合には、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の表面側と裏面側とに施されるハーフカット(3、4)は、約0.3mm程度の深さで施すことが好ましい。また、カッター(22)の長さが約8mmの場合には、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分の裏面側に施されるハーフカット(4)は、カッター(22)の略先端位置に施されるハーフカット(3)から約1mm程度離れた位置に沿って施すことが好ましい。
次に、図8を参照しながら、本実施形態における包装用容器(1)を使用する際の処理動作について説明する。なお、図8は、本実施形態における包装用容器(1)の断面図を示し、(a)は、包装用容器(1)を使用する前の状態を示し、(b),(c)は、包装用容器(1)を使用する際の状態を示し、(d)は、包装用容器(1)を使用して包装用フィルム(13)を切断する際の状態を示す図である。
まず、本実施形態における包装用容器(1)を使用する前の状態では、図8(a)に示すように、掩蓋片(15)は、カッター(22)の先端部を被覆する状態を常に維持することになる。そして、包装用容器(1)を使用する際に、図8(b)に示すように、容器本体(11)内に収納されている包装用フィルム(13)の先端部を容器本体(11)の前面に引き出し、掩蓋片(15)を図8(b)の『矢印1』の向きに力が加わるように押さえながら、容器本体(11)の前面に引き出した包装用フィルム(13)を、図8(b)の『矢印2』の方向に引っ張り、包装用フィルム(13)をカッター(22)の先端部に密着させ、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して閉蓋し、容器本体(11)の前面壁部(20)の表面側と、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側と、で包装用フィルム(13)を挟持する。なお、本実施形態における包装用容器(1)は、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)が形成されているため、掩蓋片(15)を図8(b)の『矢印1』の向きに力が加わるように押さえながら、包装用フィルム(13)を、図8(b)の『矢印2』の方向に引っ張った際に、その図8(b)の『矢印1』の方向と『矢印2』の方向との相反する力が包装用フィルム(13)に加わり、図8(c)に示すように、掩蓋片(15)を外側に撓ませると共に、包装用フィルム(13)がカッター(22)に食い込むことになる。このため、包装用フィルム(13)を切断し易くすることが可能となる。そして、図8(d)に示すように、容器本体(11)の前面壁部(20)の表面側と、容器蓋部(12)の掩蓋片(15)の裏面側と、で挟持した包装用フィルム(13)を、外部から隠蔽させたカッター(22)の先端部に密着させたまま捻りながら包装用容器(1)の外方に引っ張ることで、カッター(22)の先端部に密着した包装用フィルム(13)を容易に切断することが可能となる。
このように、本実施形態における包装用容器(1)は、掩蓋片(15)により外部から隠蔽させたカッター(22)の先端部に、包装用フィルム(13)を密着させて、包装用フィルム(13)を切断するように構成することで、指がカッター(22)に触れる虞を低減させ、カッター(22)に対する安全性を向上させることが可能となる。
また、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)を形成するように構成することで、カッター(22)の先端部と、掩蓋片(15)と、が接触しなくなるため、包装用フィルム(13)を切断する際に、カッター(22)を外部から隠蔽させた掩蓋片(15)が邪魔にならないようにすることが可能となる。また、包装用フィルム(13)を切断する際に、包装用フィルム(13)がカッター(22)に食い込むことになり、包装用フィルム(13)を切断し易くすることが可能となる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施した形態にて実施することは可能である。
例えば、本実施形態における包装用容器(1)は、厚紙またはボール紙などの紙素材により構成することが可能であり、また、包装用容器(1)は、複数枚、または、1枚の紙素材から構成することが可能である。この場合、包装用容器(1)を構成する容器本体(11)は、少なくとも、1度折り曲げても元に戻ろうとする復元性を有しているものを用いて構成することが可能である。
また、包装用容器を、樹脂形成品として構成する場合には、ロール状に巻回された包装用フィルムを収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋部と、を有し、容器蓋部は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器において、容器蓋部の掩蓋片の裏面側には、包装用フィルムを切断するためのカッターを有し、掩蓋片は、カッターを掩蓋片により被覆しつつ、且つ、掩蓋片とカッターとの間に隙間を形成する形状からなる包装用容器を構成するように、包装用容器に対し開封片を形成しないようにすればよい。
また、本実施形態における容器本体(11)内に収納される包装用フィルム(13)としては、例えば、ラップフィルム、他の樹脂製フィルム、アルミホイルなどの包装用媒体を適用することが可能である。
また、カッター(22)の先端部を被覆するための掩蓋片(15)の形状は特に限定するものではなく、カッター(22)の先端部を被覆することが可能な形状であれば、あらゆる形状の掩蓋片(15)を形成することは可能である。また、掩蓋片(15)の形状を決定するハーフカット(3、4)の配置位置や形状や深さ等も図7に示す状態に限定するものではなく、図6(b)に示すように、ハーフカット(3、4)の間で層間剥離を起こし、掩蓋片(15)から開封片(2)が切り離された際に、掩蓋片(15)によりカッター(22)を被覆しつつ、且つ、掩蓋片(15)とカッター(22)との間に隙間(30)を形成することが可能であれば、ハーフカット(3、4)の配置位置や形状や深さ等を適宜設計変更し、掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分に対し、ハーフカット(3、4)を施すことは可能である。なお、ハーフカット(3、4)の形状としては、連続形状や断線形状などが挙げられる。
本実施形態における包装用容器の外観を示す斜視図である。 本実施形態における包装用容器の外観を示す斜視図であり、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離している状態を示す図である。 本実施形態における包装用容器の外観を示す図であり、容器蓋部(12)を開蓋した状態を示す図である。 本実施形態における包装用容器の外観を示す図であり、容器蓋部(12)を閉蓋した状態を示す図である。 本実施形態における包装用容器の展開図を示す斜視図であり、容器本体(11)の前面を展開した図である。 本実施形態における包装用容器の断面形状を示したものであり、(a)は、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離す前の状態を示し、(b)は、掩蓋片(15)から開封片(2)を切り離した後の状態を示し、(c)は、容器蓋部(12)が容器本体(11)の一頂縁(35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な状態を示す図である。 掩蓋片(15)と開封片(2)とが連接する部分に施すハーフカット(3、4)の状態を説明するための図である。 本実施形態における包装用容器(1)の断面図を示し、(a)は、包装用容器(1)を使用する前の状態を示し、(b),(c)は、包装用容器(1)を使用する際の状態を示し、(d)は、包装用容器(1)を使用して包装用フィルム(13)を切断する際の状態を示す図である。
符号の説明
1 包装用容器
2 開封片
3、4 ハーフカット
5 半月状の切れ目
11 容器本体
12 容器蓋部
13 包装用フィルム
14 芯部材
15 掩蓋片
17 接着部
19 塗布領域
20 前面壁部
21 保持面壁部
22 カッター
23、24 貼着片
25、26 側面壁部
27 後面壁部
29 底面部
30 隙間
33、34、35 折目

Claims (4)

  1. ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、前記容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、前記容器蓋は、前記容器本体の一頂縁に連接し、前記一頂縁を軸として前記容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、
    前記容器蓋の掩蓋片には、前記容器蓋を前記容器本体に対して回動可能にならしめるための開封片が連接されており、
    前記掩蓋片の裏面側には、前記包装用媒体を切断するための切断刃を有し、
    前記掩蓋片は、前記切断刃を前記掩蓋片により被覆しつつ、且つ、前記掩蓋片と前記切断刃との間に隙間を形成する形状からなることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記掩蓋片と前記開封片とが連接する部分の表面側と裏面側とには、前記掩蓋片から前記開封片を切離するためのハーフカットが施されており、前記表面側と前記裏面側とに施されるハーフカットは、異なる位置に施され、前記表面側と前記裏面側とに施されるハーフカットを基に、前記掩蓋片から前記開封片が切離された際に、前記隙間を形成することを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記表面側に施されるハーフカットは、前記切断刃の略先端位置に沿って施され、前記裏面側に施されるハーフカットは、前記容器蓋側であって、前記略先端位置を越えない位置に沿って施されてなることを特徴とする請求項2記載の包装用容器。
  4. ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、前記容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、前記容器蓋は、前記容器本体の一頂縁に連接し、前記一頂縁を軸として前記容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、
    前記容器蓋の掩蓋片の裏面側には、前記包装用媒体を切断するための切断刃を有し、
    前記掩蓋片は、前記切断刃を前記掩蓋片により被覆しつつ、且つ、前記掩蓋片と前記切断刃との間に隙間を形成する形状からなることを特徴とする包装用容器。
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