JP2000159223A - 開口維持構造付き上蓋カートン - Google Patents

開口維持構造付き上蓋カートン

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JP2000159223A
JP2000159223A JP10337341A JP33734198A JP2000159223A JP 2000159223 A JP2000159223 A JP 2000159223A JP 10337341 A JP10337341 A JP 10337341A JP 33734198 A JP33734198 A JP 33734198A JP 2000159223 A JP2000159223 A JP 2000159223A
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Yukiko Yamazaki
由紀子 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上蓋カートンにおいて、その開孔部を覆う上蓋
部が開けた状態を維持でき、かつ閉める場合でも簡単に
閉じることができ、また閉じた状態では上蓋ロック機能
も併せ持つ構成である上蓋付きカートンを提供するこ
と。 【解決手段】上蓋部の回転支軸となる横折線部に2本1
組の縦方向切込み及びこの間を前記横折線より上蓋寄り
にずらして設けた横方向折線によって形成されるヒンジ
部を少なくとも1ヶ所以上持つ上蓋カートン、或いは上
蓋部の回転支軸となる横折線部に上蓋部に連接する後面
外板から上蓋にかけて舌片状切込み突起を少なくとも1
ヶ所以上持つことを特徴とする開口維持構造付き上蓋カ
ートン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキッチンペーパー、
ティッシュペーパー、ビニル袋等、折り重ねられた枚葉
シートや袋を収納し、簡便に内容物を取り出せる構造の
カートンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キッチンペーパー、ティッシュペ
ーパー、ビニル袋等、折り重ねられた枚葉シートや袋を
収納し、天板部に周縁部を残した開口部を持ち、ここか
ら前記折り重ねられた内容物を取り出すカートンが知ら
れ、一般家庭の台所等で広く使用されている。これらカ
ートン内に収納されたシート状内容物はZ字状に折り畳
まれ、かつ端部が次のシート端部と重なるように積み重
ねられているため、1枚のシートを取り出すと、次のシ
ートが半立ち状態の掴みやすい状態になる便利なもので
ある。
【0003】ところで、前記収納カートンの中でも、台
所等で使用することから水滴飛びや油跳ねなどから保護
する意味もあり、開口部を持つ天板部を覆い隠す上蓋付
きのものがあり、このタイプのカートンでは使用する際
には前記上蓋を上側に引き起こし天板部を表面に晒して
から内容物を取り出していた。しかしながら、前記上蓋
は単に天板部後方の横折線部を支軸に開閉可能な構造と
なっているのみであるため、カートン材質の反力で閉じ
ようとする動きをするため片方の手で上蓋を戻らないよ
うに抑えつつ、もう一方の手でシートを引き出さねばな
らず、煩雑な台所での家事仕事においてはもっと簡便に
内容物を取り出すことできる上蓋カートンが要望されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上蓋カート
ンにおいて、その開口部を覆う上蓋部が開けた状態を維
持でき、かつ閉める場合でも簡単に閉じることができ、
また閉じた状態では上蓋ロック機能も併せ持ち内容物を
保護できる構成である開口維持構造付き上蓋カートンを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を達成する為に、まず請求項1及び2の発明では、カ
ートンの天板内または天板及び天板と連接する前面板に
跨る一部に取り出し用の開口部を設け、収納時には後面
外板から連接する上蓋部により前記開口部をロックし保
護できる上蓋カートンにおいて、前記上蓋部の回転支軸
となる横折線部に2本1組の縦方向切込み及びこの間を
前記横折線より上蓋寄りにずらして設けた横方向折線に
よって形成されるヒンジ部を少なくとも1ヶ所以上持つ
ことを特徴とし、更にはそのヒンジ部が2本の縦直線切
込みとこの間のずらした水平な折線とからなる略H字状
形状のヒンジ部であることを特徴とする開口維持構造付
き上蓋カートンである。
【0006】また請求項3及び4の発明では、カートン
の天板内または天板及び天板と連接する前面板の一部に
取り出し用の開口部を設け、収納時には後面外板から連
接する上蓋部により前記開口部をロックし保護できる上
蓋カートンにおいて、前記上蓋部の回転支軸となる横折
線部内に上蓋部に連接する後面外板から上蓋に向かう垂
直方向に舌片状切込み突起を少なくとも1ヶ所以上持つ
ことを特徴とし、更には舌片状切込み突起が逆U字状形
状の切込み突起であることを特徴とする開口維持構造付
き上蓋カートンである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。 〔実施例1〕本発明の請求項1及び2に係る上蓋カート
ンの一例として、上蓋開き自立状態における見取り図を
図1(a)に、上蓋部の開閉の動作を側面より見た側面
断面図を図1(b)に、上蓋部回転支軸となる横折線部
のヒンジ部の拡大図を図1(c)に示し、その上蓋カー
トンを1枚のブランクに展開した展開図を図2に示す。
【0008】本発明の請求項1及び2に係る上蓋カート
ンは図2に示すように、直方体の胴部を構成する後面板
(10),天板(20)、前面板(30)、底面板(4
0)、後面外板(50)とその左右側面部を構成する側
面板(24R、24L)、(44R、44L)、及び上
蓋部を構成する上蓋天板(60)、上蓋前面板(7
0)、上蓋側面板(64R、64L)の部材と組立時に
相互の部材を接着させるための幾つかの接着片などを持
ち、実線で図示される外形線、及び切込み線で型紙より
打ち抜き機にて用意される。またこの打ち抜きの際に天
板(20)と前面板(30)に跨る中央部には周縁部を
残して内容物を取り出す開口部が同時に打ち抜かれ形成
される。
【0009】上蓋カートンの組立は以下のような手順で
なされる。即ち、カートンの胴部は連接する各部材であ
る後面板(10),天板(20)、前面板(30)、底
面板(40)を図2内の1点鎖線で示される横折線で直
角に折られ筒状直方体が形成された後、後面外板(5
0)の内側と後面板(10)外側が繋ぎ留めるため帯状
に重ねてサック貼りされ、左右が閉じられていない筒状
直方体が形成される。
【0010】なお、天板(20)と前面板(30)の中
央部には略4角形状の開口部が設られており、内容物を
取り出すことができ、かつ不要に次のシート状内容物ま
で誤って出てこないよう、その左右両縁が適宜長さ分残
されている。当実施例では略4角形状の開口部としてい
るが、多角形状や長円状や楕円状の開口部でも何ら問題
はない。また、前面板(30)の開口部上縁真ん中当た
りには、閉じた状態時の上蓋部を簡便に係止するため上
蓋部係止片(32)が上蓋部係止片補助切り込み(3
3)を持つ横折線(33a)にて折れ曲がり自由に設け
られている。
【0011】次に左右側面部のうち片方、例えば右側面
部を前面板接着片(34R)、後面板接着片(54R)
上に接着糊付けをし、各々縦折線で直角に折り曲げた
後、側面板(44R)と接着させた後、更に側面板(4
4R)上に接着糊付けをし、側面板(24R)と接着さ
せる。この片側が閉鎖された状態で、予め所定数量分、
折重ねられたシート状内容物が側面より充填され、その
後、他方の側面部も同様にして折り曲げられ、接着さ
れ、カートンの箱本体の組み立ては完成する。
【0012】次に上蓋部(100)の組立を行うに当た
っては、後面外板(50)と上蓋天板(60)との境目
である横折線(51a)に平行で2〜3mm程上蓋天板
(60)寄りにずらして設けるヒンジ部横折線(53
h)が誤って同一直線上にならないよう、予め筋押し具
などを用いて折り目を付けておく。このヒンジ部の横折
線(53h)が上蓋部の回転支軸となる前記横折線(5
1a)から少しずらして設けることにより、後述する上
蓋部の開閉動作時においては、上蓋部を開いた時に上蓋
部が戻ろうとする動きに対し歯止めとなりヒンジ部の係
止効果を生じる。
【0013】上記、折り目付け作業を行った後、上蓋天
板(60)は後面外板(50)から横折線(51a)を
主体として折り曲げられ、次いで上蓋前面板(70)も
直角に折り曲げ、先端の上蓋前面板補強板(76)はそ
の内側を接着糊付けされ、折り返されて上蓋前面板(7
0)に接着される。また、接着糊付けされた上蓋前面接
着片(74R、74L)も直角に折り曲げられた後、上
蓋側面板(64R、64L)の内側に接着され、前面と
左右側面を持つ上蓋部(100)が形成される。なお、
この状態では流通時に必要とされる密閉状態でないた
め、前記上蓋側面板(64R、64L)の内、上蓋側面
板切り離しミシン目(63)で区切られる略3角形状の
側面板補強板(66R、66L)の裏側に接着糊付けを
し上蓋部(100)を箱本体部に覆い重ねて接着すると
共に、前記折り曲げて形成させた上蓋前面板補強板(7
6)上にもスポット状に接着糊付けをして上蓋が開かな
いように仮付けしておく。この状態、もしくはシュリン
ク状の樹脂フィルムで全面を包装した状態で消費者の元
に流通する。
【0014】消費者においては、使用開始に当たり、ま
ず仮止めされてあるカートンの上蓋前面部を持ち上方に
引き上げることで、上蓋部(100)を構成する上蓋側
面板(64R、64L)の内、上蓋側面板切り離しミシ
ン目(63)を境目としてカートン胴体側面部と接着し
ている側面板補強板(66R、66L)を切り離して、
上蓋部として上方に開き、開口部が露出する。
【0015】実施例1の上蓋カートンでは、上蓋部(1
00)が上蓋前面板(70)、左右の上蓋側面板(64
R、64L)、上蓋天板(60)からなる立体的な上蓋
部であり、また後面外板(50)との連接部で上蓋部の
回転支軸となる所には横折線(51a)及び同軸上に2
つのヒンジ部(53)を持つ構成となっている。前記ヒ
ンジ部(53)は図1(c)に示すようにヒンジ部縦切
込み(53v)と横折線上から数mm上蓋天板寄りに偏
って設けられたヒンジ部横折線(53h)からなる略H
字状の形状のヒンジであるため、横折線(51a)を回
転支軸として動く上蓋部の開閉動作に対し、ヒンジ部下
方部分が突っ張り、障害となり止めようとする効果が発
生するため、上蓋部が直角から更に約120度〜140
度程後方に開いた状態においては、立体形状の上蓋部の
重量的バランスと、前記折線上のヒンジ部の係止的動き
により、上蓋部(100)は手を離しても開いた状態を
維持し、内容物を取り出す際に上蓋部を手で抑えておく
必要がない。
【0016】なお、本実施例でのヒンジ形状としては3
本の直線からなる略H字状のものについて説明したが、
縦方向切込みは円弧状切込みでも><字状切込みでも良
く、またこの間を結ぶ横方向折線も円弧状やV字状の折
線でも良く、その組み合わせが前記した突っ張り効果を
生じるヒンジ形状であれば良く、また回転軸である横折
線(51a)上に3個以上のヒンジ部を設けても構わな
い。
【0017】従って、開口部より覗いているキッチンペ
ーパー、ティッシュペーパー、ビニル袋等、折り重ねら
れた枚葉シートや袋などの内容物を片手のみで引き出
し、使用に供することができる。また、内容物がZ字状
に折り畳まれて収納されていれば、1枚取り出すと、折
り重ねられている次葉の枚葉シートの一部が半立ち状態
で開口部に位置するので、続けて使用するのにも便利で
ある。
【0018】また、使用が終わり上蓋部を閉じる場合
は、ヒンジ部の突っ張り以上の力を加えて閉じ、図1
(b)に示すように上蓋部(100)の上蓋天板(6
0)は天板(20)上に、上蓋前面板(70)は前面板
(30)上に重なる閉じた状態になる。
【0019】但し、このままでは上蓋部がロックされな
いので、ロックするためには前面板(30)の開口部端
に連接して設けられている上蓋部係止片(32)を上蓋
部係止片補助切り込み(33)を持つ横折線(33a)
に従い少し外方に折り曲げておき、上蓋部(100)内
の上蓋前面板(70)の先端部内側に折り曲げて設けて
ある上蓋前面板補強板(76)に引っかけ、ロックさせ
る。再度、上蓋部(100)を開ける際にはそのまま上
に一定以上の力で引き上げれば引っかかっている上蓋部
係止片(32)は反り戻り、ロックははずれ、簡単な構
成でリクローズ性を備えたロック機構が実現できる。
【0020】〔実施例2〕また本発明の請求項3、4に
係る上蓋カートンの一例として、上蓋開き自立状態にお
ける見取り図を図3(a)に、側面断面図を図3(b)
に、上蓋部回転支軸となる横折線部の逆U字状切込み突
起部の拡大図を図3(c)に示し、その上蓋カートンを
1枚のブランクに展開した展開図を図4に示す。
【0021】本発明の請求項3、4に係る上蓋カートン
は図4に示すように、直方体の胴部を構成する後面板
(10),天板(20)、前面板(30)、底面板(4
0)、後面外板(50)とその左右側面部を構成する側
面板(24R、24L)、及び上蓋部を構成する長上蓋
天板(62b)、短上蓋天板(62a)、上蓋前面板
(70)の部材と組立時に相互の部材を接着させるため
の幾つかの接着片などを持ち、実線で図示される外形
線、及び切込み線で型紙より打ち抜き機にて用意され
る。またこの打ち抜きの際に天板(20)と前面板(3
0)に跨る中央部には周縁部を残して内容物を取り出す
開口部が同時に打ち抜かれ形成される。
【0022】本実施例では、上蓋天板(60)は、上蓋
天板ミシン目(61)にて区切られる長上蓋天板(62
b)、短上蓋天板(62a)より構成されており、また
上蓋部の回転支軸となる横折線(51a)上の中央部に
は図3(c)に示すような突起補助切り込み(55a)
を左右両端に持つ逆U字状切込み突起(55)の切込み
が前記打ち抜き工程時に形成されている。後述するカー
トン組立により前記逆U字状切込み突起部と上蓋部下端
に形成される該U字状切込み突起部相当抜き部分は後述
する上蓋部(100)の開閉動作においてはカートンの
紙厚により引っかかり開いた上蓋部(100)が戻ろう
とする動きに対し係止的効果を生じる。
【0023】カートンの胴部の組立は前述の実施例1と
ほぼ同様であり、まずカートン胴部となる部材を横折線
に従って折り込んでいき、後面外板(50)と後面板
(10)がその上辺にて一致するように接着される。な
お、この際、横折線(51a)中央部に設けられた逆U
字状切込み突起(55)部には折り目を付けず、折線相
当部分から下側部分を接着しておく。また、上蓋前面板
(70)のうち上蓋前面板切り離しミシン目(73)で
区切られる前面板補強板(72R、72L)部には接着
糊付けをし、前面板(30)上に接着して開口部を密封
し、左右が閉じられていない筒状直方体が形成され、内
容物を充填した後、左右の側面板を接着しカートンの組
み立ては完成する。
【0024】消費者に流通し使用に際しても実施例1の
場合と同様に、まずカートンの前面部にある挿し込み板
(72M)を引き上げ、接着密封してある上蓋前面板
(70)を上蓋前面板切り離しミシン目(73)部から
上を切り離し、上蓋部(100)を開放する。次に上蓋
天板(60)内に設けられている上蓋天板ミシン目(6
1)にて軽く、逆く字状に折り曲げる。上蓋部(10
0)を開くに当たっては、回転支軸となる横折線(51
a)の中央部に設けられた逆U字状切込み突起(55)
を乗り越えて後方に回転させ開く。この後方に大きく上
蓋部(100)を開いた状態では、図3(b)に示すよ
うに横から見て立体状になった上蓋部(100)の重量
的バランスと、回転軸上に設けられた逆U字状切込み突
起(55)の戻ろうとする動きに対する係止効果によ
り、上蓋部(100)はほぼ直立した状態で自立するた
め、消費者は内容物を上蓋部を戻らないよう押し留めな
がら取り出すことなく簡単に片手で取り出せる。
【0025】また、上蓋部(100)を閉じる時は開く
時と同様に逆U字状切込み突起を乗り越えるのに十分な
適当な力により閉じれば、開口部を覆う使用前の閉じた
状態に戻すことができ、上蓋をロックするには上蓋前面
板(70)の先端に連接して設けられている挿し込み片
把持板(72M)を折線に従い少し上方に反らしてその
折線中心部に設けられている挿し込み片(71)を前面
板(30)内の挿し込み片係止部(31)に挿し込みロ
ックさせ、内容物を水滴飛びや油跳ねなど想定される台
所などの使用環境下から保護することができる。なお、
本実施例では逆U字状切込み突起(55)は横折線(5
1a)上に1つ設けたもので説明したが、適宜長さをも
つ複数個の逆U字状切込み突起を持つものでも同様であ
り、またその形状も逆U字状以外に意匠性を考えて長円
状や楕円状など舌片として同様に係止効果が得られれば
適宜形状で構わない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1及び2に
発明の上蓋カートンでは、上蓋部の回転支軸となる横折
線部に2本1組の縦方向切れ込みとこの間を前記横折線
より上蓋寄りにずらして設けた横方向折線によって形成
される略H字形状のヒンジ部を持ち、該ヒンジ部が上蓋
部の開閉動作に対し、障害となり係止する効果を持つた
め、上蓋部が立体的形状であり開いた状態の際に重量的
バランスをある角度にて取りやすいことと相まって上蓋
部が開いた状態を維持することが可能であり、開口部か
ら折り畳んで収納されているシート状内容物を上蓋部を
片手で抑えることなく簡便に取り出すことができる。ま
た上蓋部が開いて自立した状態から、軽く手前に引く動
作で上蓋部は閉じることが可能であり、閉じた状態では
上蓋部係止部により上蓋部はロックされ、開口部は上蓋
部により完全に覆うことができるので、台所など水滴飛
びや油跳ねなどから内容物を保護することが可能であ
り、必要時には挿し込み把持片を片手で掴んで開ける簡
便に開けることが可能な使い勝手のよい上蓋カートンを
簡単な構成と組み立てで提供できる。更に、上蓋部が上
蓋側面部と上蓋前面部を持つ立体的形状になっているた
めより上蓋部の開け閉めが意図した通りスムーズに行え
るとともに高級感も演出でき他類似商品との差別化も図
ることができ、また箱としての剛性も上がるなどの効果
がある。
【0027】また、請求項3及び4の発明の上蓋カート
ンでは、上蓋部の回転支軸となる横折線部に逆U字形状
などの舌片状切込み突起部を持ち、該舌片状切込み突起
部が上蓋部の開閉動作に対し、障害となり係止する効果
を持つため、上蓋部が開いた状態では天板部が逆く字状
となり立体的形状のため重量的バランスをある角度にて
取りやすいことと相まって上蓋部がほぼ直立した状態で
開いた状態を維持することが可能であるため、開口部か
ら折り畳んで収納されているシート状内容物を上蓋部を
片手で抑えることなく簡便に取り出すことができる。ま
た上蓋部が開いた自立状態からの閉じる動作も軽い力で
行え、ロックできる効果は前記請求項1、2のカートン
と同様にある。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1、2に係る上蓋カートンをそ
の上蓋を開いた状態で示す一実施例を示すもので、
(a)は、上蓋を開いた状態での斜視図(b)は、上蓋
を開いた状態での側面断面図(c)は、上蓋部の回転支
軸となる横折線部のヒンジ部の拡大図である。
【図2】本発明の請求項1、2に係る上蓋カートンを形
成するブランクの展開図である。
【図3】本発明の請求項3、4に係る上蓋カートンをそ
の上蓋を開いた状態で示す一実施例を示すもので、
(a)は、上蓋を開いた状態での斜視図(b)は、上蓋
を開いた状態での側面断面図(c)は、上蓋部の回転支
軸となる横折線部の逆U宇状突起部の拡大図である。
【図4】本発明の請求項3、4に係る上蓋カートンを形
成するブランクの展開図である。
【符号の説明】
10・・・・後面板 20・・・・天板 24R、24L・・・・側面板(右、左) 26R、26L・・・・側面板接着片切込み(右、左) 28R、28L・・・・側面板接着片(右、左) 30・・・・前面板 31・・・・挿し込み片係止部 32・・・・上蓋部係止片 33・・・・上蓋部係止片補助切込み 33a・・・・横折線 34R、34L・・・・前面板接着片 40・・・・底面板 44R、44L・・・・側面板(右、左) 50・・・・後面外板 51a・・・・横折線 53・・・・ヒンジ部 53h・・・・ヒンジ部横折線 53v・・・・ヒンジ部縦切込み 54R、54L・・・・後面板接着片(右、左) 55・・・・逆U字状切込み突起 55a・・・・突起補助切り込み 60・・・・上蓋天板 61・・・・上蓋天板ミシン目 62a・・・・短上蓋天板 62b・・・・長上蓋天板 63・・・・上蓋側面板切り離しミシン目 64R、64L・・・・上蓋側面板(右、左) 66R、66L・・・・側面板補強板 70・・・・上蓋前面板 71・・・・挿し込み片 72M・・・・挿し込み片把持板 72R、72L・・・・前面板補強板(右、左) 73・・・・上蓋前面板切り離しミシン目 74R、74L・・・・上蓋前面板接着片(右、左) 76・・・・上蓋前面板補強板 100・・・・上蓋部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートンの天板内または天板及び天板と連
    接する前面板に跨る一部に取り出し用の開口部を設け、
    収納時には後面外板から連接する上蓋部により前記開口
    部をロックし保護できる上蓋カートンにおいて、前記上
    蓋部の回転支軸となる横折線部に2本1組の縦方向切込
    み及びこの間を前記横折線より上蓋寄りにずらして設け
    た横方向折線によって形成されるヒンジ部を少なくとも
    1ヶ所以上持つことを特徴とする開口維持構造付き上蓋
    カートン。
  2. 【請求項2】前記ヒンジ部が前記横折線に直角な2本の
    縦直線切込みとこの間を上蓋寄りにずらして設けた前記
    横折線に平行な折線によって形成される略H字状形状の
    ヒンジ部であることを特徴とする請求項1記載の開口維
    持構造付き上蓋カートン。
  3. 【請求項3】カートンの天板内または天板及び天板と連
    接する前面板に跨る一部に取り出し用の開口部を設け、
    収納時には後面外板から連接する上蓋部により前記開口
    部をロックし保護できる上蓋カートンにおいて、前記上
    蓋部の回転支軸となる横折線部内に上蓋部に連接する後
    面外板から上蓋に向かう垂直方向に舌片状切込み突起を
    少なくとも1ヶ所以上持つことを特徴とする開口維持構
    造付き上蓋カートン。
  4. 【請求項4】前記舌片状切込み突起が逆U字状形状の切
    込み突起であることを特徴とする請求項3記載の開口維
    持構造付き上蓋カートン。
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