JP2008137725A - ワンタッチ開封カートン - Google Patents
ワンタッチ開封カートン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008137725A JP2008137725A JP2007214505A JP2007214505A JP2008137725A JP 2008137725 A JP2008137725 A JP 2008137725A JP 2007214505 A JP2007214505 A JP 2007214505A JP 2007214505 A JP2007214505 A JP 2007214505A JP 2008137725 A JP2008137725 A JP 2008137725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- lid
- movable surface
- hinge
- fulcrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cartons (AREA)
Abstract
【解決手段】箱体にヒンジを介して連設された蓋部を有するカートンにおいて、前記蓋部の前記ヒンジ上方部分から、前記箱体の前方へと少なくとも1の可動面を延設するとともに、前記可動面の略中央部分に当接する支点を前記箱体に形成することにより、前記可動面と前記支点とからなる略シーソー形状の梃子を形成したカートンであって、前記可動面の一端部分を押下することにより、前記支点を介して、前記可動面の他端部分を上昇せしめ、該可動面の他端部分の上昇に伴い、前記蓋部のヒンジ上方部分が持ち上げられることにより、前記ヒンジを軸に前記蓋部が回転して、蓋部を開封することを特徴とする、ワンタッチ開封カートンである。
【選択図】図1
Description
このようなカートン10は蓋部1の開封時、蓋部1の先端を直接つまんで上方へと持ち上げることによりカートン10の開封を行い、内容物を取り出した後、再び蓋部1を下方へと閉じる一連の動作によりカートン10の開閉封を行うものである(例えば、特許文献1)。
本発明のワンタッチ開封カートン10(カートン10)の一例としてのカートン10は、図1(a)に示すように、カートン10の蓋部1が、カートンの箱体2の開口Kを覆う閉封状態から、カートン10のプッシュボタン3を押すと、図1(b)に示すように、蓋部1がヒンジHを軸に回転して開封する構成である。
本発明のカートン10の一例としては、図2に示すように、1枚からなる平面状のブランク20を、後述する、折り込み貼り合せることにより、箱体2と、蓋部1とからなる、蓋部1をワンタッチで開封可能なカートン10を形成することが可能である。なお、ブランク20に図示された、斜線部分は、貼り合せ箇所を示し、点線の斜線部分は、裏面での貼り合せ箇所を示す。
そして、前記上面11には、内容物を取り出すための略四角形状の開口Kが形成され、さらに上面11の上方部分(前方部分)には、上面11から前面12にかけて円形状の孔Pが形成されている。また、前記上面11の下方部分(後方部分)からは、折罫を介してヒンジ貼合面16が延設されている。
前記ブランク20の、前記箱体2を構成する前記後面14からは、さらに蓋面19が延設されている。そして、該蓋面19の先端からは、さらに複数の面からなる可動面50が延設されている。
該可動面50は、蓋面19の裏側に貼り合わされる蓋部可動面50A(可動面50A)と、該可動面50Aから連設されたヒンジ可動面50B(可動面50B)と、該可動面50Bからさらに連設された箱体可動面50C(可動面50C)とが縦一列に延設されている。
また、可動面50Cには、前記箱体2の上面11に形成された開口Kと略同形状の開口Kが形成され、前記可動面50Cの左右側および上側には、それぞれフラップ52が連設されている。
まず、図3(a)に示すように、ブランク20の前記可動面50Aを折罫に沿って蓋面19の裏側へと折込むとともに、蓋面19と可動面50Aとを貼り合せて蓋部1を形成する。
また、箱体2の前方には、前面12と上面11とにかけて円形状の孔Pが形成されており、この孔Pからは、前記可動面50Cの一部分が露呈している。この露呈した可動面50C部分を、特に押ボタン3という。この押ボタン3は、蓋部1が開封した状態のとき、押ボタン3は下がり、蓋体1を閉じた状態のとき、押ボタン3が上方へと持ち上がる構成である。
よって、蓋部1は閉封した状態であり、このように蓋部が閉封した状態を初期状態と定義する。なお、以後、図6乃至図8の図(b)は、図(a)のカートンにおいて、「A切断面−B方向視」を示すものである。
すなわち、凸フラップ30の凸部32を支点として、可動面Cの押ボタン3を力点、可動面Cの後方部分を作用点とする、梃子を形成することとなる。
よって、梃子の原理を用いて、可動面Cの前方部分を押し下げることにより、後方部分を持ち上げることが可能である。
よって、可動面Cの上昇に伴い、ヒンジ可動面Bが持ち上げられるとともに、該ヒンジ可動面Bが、蓋部のヒンジの僅か上方部分を押し上げることとなる。
よって、蓋部1は、ヒンジH上方部分を押し上げられることにより、ヒンジを軸に回転することとなる。
(1)可動面50Cの一端(押ボタン3)を押下する。
(2)凸フラップ30の凸部32を支点Tとして、可動面50Cの他端が上昇する。
(3)可動面50Cの他端と、蓋部のヒンジ上方とを結ぶ、可動面50Bを介して、蓋部1のヒンジ上方を持ち上げる。
(4)蓋部1がヒンジHを軸に回転する。
これらのステップにより、カートンをワンタッチで開封することが可能である。
よって、可動面50Bと蓋部1とが接する箇所において、ヒンジHを回転軸に蓋部1を回転させる回転モーメントG=R3・F2が生じ、蓋部1は、ヒンジ部分Hを回転軸として回動することとなる。
(実施例1)
本発明のワンタッチ開封カートン10は、上記構成に加えて蓋部1を箱体2へと掛止可能な掛止部を備えてもよく、カートンの蓋部1をリクローズすることが可能である。
まず、図13(a)に示すように、ブランク20の前記可動面50Aを折り線に沿って蓋面19の裏側へと折込む。そして、図13(b)に示すように、箱体2の前面12を、可動面50Cの上方へと折込み、上面11より延設されたヒンジ貼合面16を、ヒンジH直上部分へと貼り合せる。
本発明のワンタッチ開封カートン10は、可動面の上下運動をより確実におこなうため、可動面50Cと凸フラップ30との支点部分Tを互いに係合してもよく、これにより、蓋部1を開閉に伴い可動面50Cと凸フラップ30との支点部分Tがずれることを防ぎ、常に良好かつ確実に前記可動面50Cの上下運動を行なうことが可能である。
これにより、後述する、前記係合孔31へと前記凸部32を挿入して係合することにより、可動面50Cと凸フラップ30との支点部分Tが固定されるため、可動面と凸フラップとの支点部分がずれることを防ぎ、可動面50Cの上下運動を確実に行なうことが可能である。
そして、各フラップ15,15を折込み貼り合せることにより、本発明のカートン10を形成することが可能である。
2 箱体
3 押ボタン
6 掛止溝
7 掛止片
10 ワンタッチ開封カートン(カートン)
11 上面
12 前面
13 下面
14 後面
15 側面フラップ
16 ヒンジ貼合部
17 係合片
18 係合溝
19 蓋面
20 ブランク
30 凸フラップ
31 係合孔
32 凸部(支点)
50 可動面
50A 蓋部可動面(可動面)
50B ヒンジ可動面(可動面)
50C 箱体可動面(可動面)
52 フラップ
70 ブランク
K 開口
P 孔
H ヒンジ(回転軸)
T 支点
Claims (6)
- 箱体にヒンジを介して連設された蓋部を有するカートンにおいて、前記蓋部の前記ヒンジ上方部分から、前記箱体の前方へと少なくとも1の可動面を延設するとともに、前記可動面の略中央部分に当接する支点を前記箱体に形成することにより、前記可動面と前記支点とからなる略シーソー形状の梃子を形成したカートンであって、前記可動面の一端部分を押下することにより、前記支点を介して、前記可動面の他端部分を上昇せしめ、該可動面の他端部分の上昇に伴い、前記蓋部のヒンジ上方部分が持ち上げられることにより、前記ヒンジを軸に前記蓋部が回転して、蓋部を開封することを特徴とする、ワンタッチ開封カートン。
- 前記支点における、前記可動面と前記箱体のフラップとを、係合することにより、前記可動面の支点を固定して蓋部の開閉封を確実に行なうことを特徴とする、請求項1記載のワンタッチ開封カートン。
- 前記支点における、前記可動面と前記箱体のフラップとの係合は、前記可動面に形成した係合孔へと、前記フラップに形成した凸部を挿入して係合したことを特徴とする、請求項2記載のワンタッチ開封カートン。
- 前記蓋部を前記箱体へとリクローズ可能な掛止部を有することを特徴とする、請求項1乃至3記載のワンタッチ開封カートン。
- 前記掛止部は、前記可動面に形成された掛止溝と、前記蓋体に形成された掛止片とからなり、前記掛止溝が前記可動面の押下箇所に形成されることにより、前記蓋部の開封に伴い前記蓋部のロックを自動的に解除することを特徴とする、請求項4記載のワンタッチ開封カートン。
- 前記カートンが1枚のシートからなることを特徴とする、請求項1乃至5記載のワンタッチ開封カートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007214505A JP5228399B2 (ja) | 2006-11-07 | 2007-08-21 | ワンタッチ開封カートン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006301546 | 2006-11-07 | ||
JP2006301546 | 2006-11-07 | ||
JP2007214505A JP5228399B2 (ja) | 2006-11-07 | 2007-08-21 | ワンタッチ開封カートン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008137725A true JP2008137725A (ja) | 2008-06-19 |
JP5228399B2 JP5228399B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=39599614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007214505A Active JP5228399B2 (ja) | 2006-11-07 | 2007-08-21 | ワンタッチ開封カートン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5228399B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111941924A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-17 | 平阳申华印刷机械有限公司 | 连体纸盒的旋转式盖合装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61172012U (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-25 | ||
JP2000159223A (ja) * | 1998-11-27 | 2000-06-13 | Toppan Printing Co Ltd | 開口維持構造付き上蓋カートン |
JP2004299732A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Furubayashi Shiko Co Ltd | 紙製箱 |
JP2006213364A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Toppan Printing Co Ltd | トップオープン式紙箱 |
-
2007
- 2007-08-21 JP JP2007214505A patent/JP5228399B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61172012U (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-25 | ||
JP2000159223A (ja) * | 1998-11-27 | 2000-06-13 | Toppan Printing Co Ltd | 開口維持構造付き上蓋カートン |
JP2004299732A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Furubayashi Shiko Co Ltd | 紙製箱 |
JP2006213364A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Toppan Printing Co Ltd | トップオープン式紙箱 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111941924A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-17 | 平阳申华印刷机械有限公司 | 连体纸盒的旋转式盖合装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5228399B2 (ja) | 2013-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20130079527A (ko) | 용기 뚜껑 | |
JP2013159351A (ja) | 開閉蓋付き包装容器 | |
KR20210031521A (ko) | 마개 디본딩 시스템 | |
JP5228399B2 (ja) | ワンタッチ開封カートン | |
JP6060136B2 (ja) | 包装箱 | |
JP2013209114A (ja) | 包装用箱 | |
JP7323638B2 (ja) | 容器の、特に飲料容器の蓋 | |
JP2005200059A (ja) | 粉体用カートン | |
JPH0872867A (ja) | 段ボール箱 | |
JP6689531B2 (ja) | 蓋付きカップ容器 | |
JP4748371B2 (ja) | 易開封性カートン | |
JP3148966U (ja) | 段ボール箱 | |
JP3502631B1 (ja) | 粉体用カートン | |
JP3200697U (ja) | 再封機能付き包装用箱 | |
JP5189660B2 (ja) | 二重テコ式プルタブ構造を有する缶 | |
JP4735641B2 (ja) | 紙箱 | |
JP2010076820A (ja) | カートン | |
JP7392229B2 (ja) | 容器における蓋開閉構造 | |
JP4507261B2 (ja) | 紙カートン | |
JP5772416B2 (ja) | リクローズカートン | |
US932171A (en) | Blacking-box. | |
JP2002046733A (ja) | 包装箱 | |
US20060249511A1 (en) | Re-sealable container | |
JP2008260562A (ja) | 再封性を有する紙製容器 | |
JP3106605U (ja) | ダンボール箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130304 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5228399 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |