JP3308777B2 - カートン - Google Patents

カートン

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JP3308777B2
JP3308777B2 JP23288095A JP23288095A JP3308777B2 JP 3308777 B2 JP3308777 B2 JP 3308777B2 JP 23288095 A JP23288095 A JP 23288095A JP 23288095 A JP23288095 A JP 23288095A JP 3308777 B2 JP3308777 B2 JP 3308777B2
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冠菜 藤本
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Procter and Gamble Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/64Lids
    • B65D5/66Hinged lids
    • B65D5/6602Hinged lids formed by folding one or more extensions hinged to the upper edge of a tubular container body
    • B65D5/6608Hinged lids formed by folding one or more extensions hinged to the upper edge of a tubular container body the lid being held in closed position by self-locking integral flaps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/44Integral, inserted or attached portions forming internal or external fittings
    • B65D5/46Handles
    • B65D5/46008Handles formed separately from the container body
    • B65D5/46016Straps used as handles fixed to the container by glueing, stapling, heat-sealing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末洗剤などの粒
状物を内包するカートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、粉末洗剤などの粒状物を充填し収容するためのカー
トンが知られている。このようなカートンは、一般に粒
状物が充填されるボックスと、ボックスの開口部を閉じ
るための蓋とを有している。このようなカートンには、
ボックスと一体的に蓋が形成されたタイプのものと、ボ
ックスと別体に成形した蓋をボックスに糊付け等により
取付けるタイプのものが知られている。
【0003】ボックスとしては、通常上方に開口部が形
成され、前面板、背面板、側面板、及び底面板を有する
四角形状のものが用いられる。また蓋としては、蓋を閉
じた際にボックスの開口部の上方を覆う上面板と、蓋を
閉じた際にボックスの前面板、側面板、及び背面板の上
方部をそれぞれ覆う前面フラップ、側面フラップ、及び
背面フラップを有するものが一般的に用いられてる。上
述の糊付けタイプのものでは、背面板からヒンジライン
を介して糊付けフラップが設けられており、接着剤を介
してこの糊付けフラップがボックスの背面板上部に取り
付けられている。
【0004】このような糊付けタイプの蓋を有する従来
のカートンにおいて、蓋は、閉の位置から約180度の
角度まで開くことができる。言い換えると、蓋は、ヒン
ジラインを介して約180度回転し得る。すなわち、1
80度の角度で蓋の背面フラップがボックスの背面板と
接触し、蓋のそれ以上の回転が許容されないこととな
る。このような状態で、蓋をさらに回転しようとする
と、蓋の糊付けフラップとボックスの背面板との接着部
分に過剰な応力がかかり、糊付けフラップがボックスの
背面板から剥がれ、蓋がボックスから取れてしまうとい
う問題を生じた。
【0005】従って、従来の糊付けタイプのカートンに
おいては、蓋を閉位置から約180度の角度までしか回
転して開くことができず、さらにそれ以上に回転させて
開くことができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、蓋が背面板に糊付けされ
るカートンにおいて、蓋がとれることなく、閉位置から
約180度を越える開状態まで開くことができるカート
ンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカートンは、粒
状物を内包するためのカートンであり、上方に開口部が
形成され、前面板、背面板、側面板及び底面板を有し、
前記粒状物が充填されるボックスと、ボックスの背面板
の上方部で糊付けされボックスの開口部を閉じるための
蓋とを備え、該蓋が、蓋を閉じた際にボックスの開口部
を覆う上面板と、蓋を閉じた際にボックスの前面板及び
側面板の上方部をそれぞれ覆うように上面板のそれぞれ
の端部から延びる前面フラップ及び側面フラップと、ボ
ックスの背面板に糊付けされる糊付けフラップと、上面
板の端部から延び第1のヒンジラインを介して糊付けフ
ラップと接続される背面フラップとを有し、背面フラッ
プの下端部から背面フラップの上端部に到達するように
切断線が形成されているか、あるいは背面フラップの下
端部から第1のヒンジライン上方の背面フラップ内に形
成される第2のヒンジラインの位置まで切断線が形成さ
れていることにより、蓋が閉位置から約180度を越え
る開状態まで開くことができるようにされたことを特徴
としている。
【0008】本発明において背面フラップに形成される
切断線は、予め切断された既切断線であってもよいし、
蓋を開く動作中に発生される応力に応答して切断するよ
うに形成された未切断線であってもよい。
【0009】本発明に従えば、背面フラップに切断線が
形成されているので、蓋を開き閉位置から180度以上
の角度に回転させようとすると、切断線が既切断線であ
る場合には、この切断線によって切断された部分の間隔
が広がることにより、また未切断線である場合には、切
断線に応力がかかり切断線に沿って切断され、切断され
た部分の間隔が広がることにより、蓋をさらに回転させ
ることができる。
【0010】本発明の第1の局面に従えば、切断線は背
面フラップの上端部に到達するように形成されている。
本発明において切断線は、必ずしも背面フラップの上端
部に到達するように形成されていなくともよいが、好ま
しくは、この第1の局面のように背面フラップの上端部
に到達するように切断線が形成される。背面フラップの
上端部には、上面板との折れ目線が形成されているの
で、切断線を背面フラップの上端部に到達するように形
成することにより、この折れ目線を利用してさらに蓋を
柔軟に回転させることができるようになる。
【0011】本発明の第2の局面に従えば、背面フラッ
プに第1のヒンジラインに加えて第2のヒンジラインが
形成される。第1のヒンジラインは、糊付けフラップと
背面フラップとの間に形成されるヒンジラインであり、
第2のヒンジラインは第1のヒンジラインの上方の背面
フラップの部分に形成される。
【0012】また本発明の第2の局面において、切断線
は、第2のヒンジラインの位置まで形成されていること
が好ましい。本発明の第2の局面に従えば、第1のヒン
ジライン及び第2のヒンジラインで折れ曲がることによ
り、蓋が自由に回転可能となり、閉位置から180度以
上の角度に開くことができるようになる。また後述する
ように、蓋を閉じる際の引っ掛かりを少なくすることが
でき、蓋をスムーズに開閉することができるようにな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の局面に従
う実施形態の1つを示す斜視図である。図1を参照し
て、このカートンは、ボックス1と、蓋10とから構成
されている。図1は、カートンを後方からみた斜視図で
ある。ボックス1は、前面板2(図2に示される)、背
面板3、側面板4,5、及び底面板(図示されない)を
備えており、上方に開口を有している。このボックス1
の開口部を閉じるために、蓋10が設けられている。
【0014】蓋10は、蓋10を閉じた際にボックス1
の開口部上方に位置する上面板16と、蓋10を閉じた
際にボックスの前面板2の上方部を覆う前面フラップ1
1、同様に側面板4,5の上方部を覆う側面フラップ1
2,13と、ボックス1の背面板3の上方部に糊付けさ
れる糊付けフラップ15と、糊付けフラップ15と上面
板16の間に設けられる背面フラップ14とを有してい
る。
【0015】背面フラップ14と糊付けフラップ15の
間には、折り曲げ線としてのヒンジライン14cが形成
されている。また糊付けフラップ15の両側の上方端部
からは、それぞれ切断線としてのミシン目14a及び1
4bが上面板16の端部に向かうように形成されてい
る。本実施形態においては、ミシン目14a,14bは
上面板16の端部に向かうにつれて互いに近づくように
内側に傾斜して形成されている。
【0016】ここで使用される用語「切断線」は、既に
(または現実に)切断された既切断線及び蓋を開く動作
中に形成されるべき、切断される予定の未切断線を含
む。用語「未切断線」は、蓋を開く動作中における現実
の切断線を助けるための切断補助線を含む。別言する
と、切断補助線は、蓋を開く動作中に発生される応力に
応答して現実の切断された線を形成する。このような切
断補助線は、例えば(これらに限定されるものではない
が)、ミシン目線のような部分的切断線、折り曲げ線ま
たは半切れ線のような連続切断線を含む。
【0017】図2は、本実施形態のカートンを前方から
みた分解斜視図である。図2を参照して、ボックス1の
前面板2、背面板3、及び側面板4,5の上方部は、厚
紙の板材を折り曲げることにより形成されている。従っ
て、前面板2の上方部分では、表面板2aと裏面板2b
が重ね合わされた二重構造になっている。この前面板2
においては、後述するように、折り返し部分に半切れ線
が入れられている。
【0018】前面板2の上方には、図3に拡大して示す
ように、表面板2aに切り込み線7a,7b及び7cを
形成することにより、係止舌片7が形成されている。切
り込み線7a,7b及び7cが不連続に形成されている
ため、係止舌片7は不連続部分によって、表面板2aと
連結した状態となっている。係止舌片7の中央の下方に
は、表面板2aを部分的に切り取ることにより、挿入穴
8が形成されている。挿入穴8は係止舌片7を立ち上げ
る際指の挿入を容易にするため設けられている。
【0019】背面板3の上方部分は、裏面板3bが折り
返され重ね合わされている。同様に、側面板5の上方部
分も、裏面板5bが折り返され重ね合わされている。側
面板4も図示されないが、同様に裏面板が折り返され重
ね合わされている。
【0020】ボックス1の側面板4,5には、合成樹脂
などからなる手持ち用帯18が取り付けられる。手持ち
用帯18は、両端部に形成された穴にリベット19を通
し、このリベット19を側面板4,5に取り付けること
により取り付けられる。この手持ち用帯18は回動自在
に取り付けられる。従ってカートンを持ち運ぶ際には、
上方に回動させて用いることができる。
【0021】ボックス1の上方の開口部には、封緘材と
してのシール紙6が貼り付けられる。シール紙6として
は、例えば、OPP(配向ポリプロピレン)フィルムを
薄葉紙でサンドイッチした構造のラミネートシートや、
PETフィルムをグラシン紙でサンドイッチした構造の
ラミネートシートを用いることができる。またホットメ
ルトによりボックス1の上方部に接着させる場合には、
グラシン紙/PETフィルム/PEフィルム/ホットメ
ルト接着剤層の積層構造のラミネートシートを用いるこ
とができる。このようなシール紙6は、ボックス1内に
粒状物を充填した後に貼り付けられる。ボックス1の係
止舌片7は立ち上がった状態でないので、ボックス1内
に粒状物を充填する際の障害にならず、機械的充填が可
能になる。またシール紙6を貼り付ける際にも係止舌片
7が立ち上がった状態でないので、誤って係止舌片7に
シール紙6が取り付けられるのを防止することができ
る。
【0022】図2の背面板3の上方部には、蓋10が取
り付けられる。背面板3に取り付けられる部分は、上述
のように、蓋10の糊付けフラップ15の部分であり、
この部分を接着剤等により取り付ける。上述のように、
蓋10には、蓋10が閉じた際に、前面板2、側面板
4,5の上方部をそれぞれ覆う前面フラップ11及び側
面フラップ12,13が設けられている。
【0023】図4は、図2に示すボックス1に手持ち用
帯18を取り付け、ボックス1の上方部にシール紙6を
貼り付け、蓋10を取り付けた状態を示す斜視図であ
る。図4に示されるように、シール紙6が取り付けられ
た状態において、係止舌片7は立ち上げられた状態では
なく、表面板2aに沿う位置状態である。従って、消費
者が係止舌片7を、シール紙6を取り除くためのタブと
誤って認識することがない。なお、蓋10は粘着シール
17に閉じた状態に保たれる。
【0024】図5は、図4の状態からシール紙6及び粘
着シール17を取り外した状態を示している。このよう
に、消費者は使用に際して、まずシール紙6を取り外
す。次に、図6に示すように、挿入穴8に指を挿入し、
係止舌片7を起こして、係止舌片7を表面板2aに対し
て立ち上げた状態とする。その際、切り込み線7aと切
り込み線7bの間、及び切り込み線7bと切り込み線7
cの間の不連続部分が切断され、切り込み線7a〜7c
が連続状態となり、表面板2aの上端部を基部として回
転可能な係止舌片7が形成される。このような係止舌片
7は、厚紙の弾性力により前方側に突き出るため、蓋1
0を回転させて閉じた際、蓋10の前面フラップ11裏
側の係止凹部11a内に係止舌片7が嵌まり込み、蓋1
0を係止する。このため、蓋10のロッキング状態が実
現される。
【0025】蓋10を開ける際には、係止舌片7が回転
可能であるので、蓋10を引き上げることにより開ける
方向に回転させると、前面板2の上端部が若干内側にく
ぼみながら係止舌片7が上方向に向かって回転し、これ
によって係止舌片7が係止凹部11aから離れ、ロッキ
ング状態が解放される。
【0026】図7は、図1に示す実施形態のボックス1
の展開図である。図7を参照して、ボックス1は側面板
5、前面板2、側面板4、背面板3、及び糊付け板21
が連結された1枚の厚紙板材から構成されている。図7
において示す一点鎖線は折れ目線を示している。前面板
2では、表面板2aに折れ目線22aを介して裏面板2
bが連続して設けられており、表面板2aに折れ目線2
2bを介して底面板2cが連続して設けられている。前
面板2aには、係止舌片7を形成するための切り込み線
7a,7b及び7cが形成されている。また挿入穴8の
部分は、切り取られた状態となっている。前面板2の裏
面板2bには、折れ目線22c及び22dが形成されて
いる。これらの折れ目線22c及び22dは、折れ目線
22aで裏面板2bを折り返した際、挿入穴8に対応す
る位置に配置される。これらの折れ目線22c及び22
dの形成により、内側に膨らんだ凹部22eが形成され
る。また折れ目線22aには、半切れ線が切り込まれ
る。
【0027】折れ目線30を介して、前面板2に側面板
5が連続して設けられている。側面板5の表面板5aに
は、それぞれ折れ目線25a及び25bを介して裏面板
5b及び底面板5cが連続して設けられている。裏面板
5bには折れ目線25cが形成されている。また側面板
5の表面板5aには、図示するような4本の折れ目線2
5dが形成されている。この折れ目線25dは、使用後
に容器を折り畳む際に使用される。
【0028】折れ目線31を介して、前面板2に連続し
て側面板4が設けられている。側面板4の表面板4aの
両端部にはそれぞれ折れ目線24a及び24bを介し
て、裏面板4b及び底面板4cが形成されている。裏面
板4bには折れ目線24cが形成されている。側面板4
の表面板4aには、図示するような4本の折れ目線24
dが形成されている。この折れ目線24dも、折れ目線
25dと同様に、使用後容器を折り畳む際に使用され
る。
【0029】折れ目線32を介して、側面板4には背面
板3が連続して設けられている。背面板3の表面板3a
の両端部にはそれぞれ折れ目線23a及び23bを介し
て裏面板3b及び底面板3cが連続して設けられてい
る。裏面板3bには折れ目線23cが形成されている。
表面板3aには、折れ目線24dのうちの1本の折れ目
線につながる折れ目線23dが形成されている。この折
れ目線23dも、折れ目線24d及び折れ目線25dと
同様に、使用後容器を折り畳む際に使用される。
【0030】折れ目線33を介して、背面板3に連続し
て糊付け板21が設けられている。この糊付け板21
は、側面板5の表面板5aの端部に接着され取り付けら
れる部分である。糊付け板21には、折れ目線21a及
び21bが形成されており、これらの折れ目線21a及
び21bは、折れ目線23d〜25dと同様に、使用後
容器を折り畳む際に使用される。
【0031】図8は、蓋10の展開図である。図8に示
されるように、上面板16の四方には、折れ目線16
a,16b,16c,16dを介して、前面フラップ1
1、背面フラップ14及び側面フラップ12,13が連
続して設けられている。背面フラップ14には、折れ目
線であるヒンジライン14cを介して糊付けフラップ1
5が連続して設けられている。糊付けフラップ15の外
縁部と背面フラップ14の下端部が接する位置から、折
れ目線16bに向かう切断線であるミシン目14a及び
14bが形成されている。ヒンジライン14cは折れ目
線として形成されるが、より折り曲げが容易なように、
例えば部分的に切断したミシン目または半切り線を形成
してもよい。
【0032】背面フラップ14には、折れ目線14d及
び14eを介してそれぞれ補助フラップ20a及び20
bが連続して設けられている。側面フラップ12及び1
3には、折れ目線12b及び13bを介して補助フラッ
プ12a及び13aが連続して設けられている。この補
助フラップ12a及び13aは、折れ目線16a〜16
dで折り曲げ、蓋10を組み立てた際、前面フラップ1
1の裏側に接着され、図4に示すように、係止凹部11
aを形成する。なお補助フラップ20a及び20bは、
組み立てられた際、それぞれ側面フラップ12及び13
の内側に接着される。
【0033】図8に示す展開図の蓋10を組み立て、糊
付けフラップ15をボックス1の背面板3の上方に糊付
けすることにより、蓋10がボックス8に取り付けら
れ、図1に示すようなカートンとなる。図1を参照し
て、蓋10を開ける際、背面フラップ14と糊付けフラ
ップ15の間のヒンジライン14cを中心にして蓋10
が回転する。
【0034】図9は、蓋10をボックス1の開口部上端
から約90度の角度になるまで回転させ開けた時の状態
を示す斜視図である。最初に蓋を約90度の範囲内で開
けたとき、背面フラップのミシン目14a及び14b
は、切断された線(既切断線)を形成しない。すなわ
ち、ミシン目の状態である。さらに蓋10が90度を越
えて開かれると、蓋10がほぼ水平な状態、すなわち1
80度の角度まで開いた状態で背面フラップ14に応力
がかかり始める。この状態で、さらに蓋10を回転させ
ていくと、回転によってかかる応力によって、ミシン目
14a及び14bの中の接続部分が徐々に切断されてい
き、ミシン目14a及び14bが完全に切断された状態
となる。すなわち、完全切断線が形成される。
【0035】図10は、さらに蓋10を回転させ、蓋1
0の上面板16がボックス1の背面板3にほぼ当接した
状態を示す斜視図である。図10に示すように、ミシン
目14a及び14bの部分が完全に切断され、蓋10側
には、背面フラップの両端部に残り片40a及び40b
が残される。
【0036】図10に示されるように、ミシン目14a
及び14bが完全に切断されることにより、蓋10は上
面板16と背面フラップ14の間の折れ目線16bを中
心にして回転することができるようになる。従って、完
全切断線が形成された後、蓋10をさらに開ける(27
0度まで)ことにより応力が生じない。このため、糊付
けフラップ15に何ら応力がかからないので糊付けフラ
ップ15の背面板3からの剥がれを防止することができ
る。
【0037】図11〜図13は、本実施形態のカートン
における蓋10の回転状態を説明するための側面図であ
る。図11は、蓋10が閉じられた状態を示している。
この状態から、蓋10を矢印で示す方向に回転させてゆ
くと、まずヒンジライン14cを中心にして蓋10が回
転する。
【0038】図12は、蓋10がほぼ水平方向になるま
で開いた状態、すなわち閉位置から約180度の角度ま
で開いた状態を示している。この状態から、徐々に背面
フラップ14に蓋10の回転による応力がかかりはじ
め、上述のように、ミシン目14a及び14bに沿って
完全切断線が形成される。それにより、折れ目線16b
に沿って、背面フラップ14と蓋10とが折り曲げ可能
な柔軟な状態になる。従って、蓋10は折り目線16b
を中心にして(またはヒンジとして)さらに回転可能に
なる。
【0039】図13は、蓋10をさらに回転し、蓋10
がボックス1の背面板とほぼ接するような閉位置から約
270度の全開状態を示している。上述のように、蓋1
0は折れ目線16bを中心にして回転可能になるので、
蓋がボックスから剥がれることなく図13に示すような
状態になるまで蓋を開けることができる。
【0040】図14〜18は、好ましい実施形態におい
て適用可能な切断線の例を示している。図14は、図1
に示す実施形態と同様の切断線を示しており、糊付けフ
ラップ15の外縁部と背面フラップ14の下端部が接す
る位置Aから、内側に向かって斜め上方に延びる切断線
としてのミシン目14aを示している。
【0041】図15を参照して、本実施形態では、糊付
けフラップ15の外縁部と背面フラップ14の下端部の
接する位置Aから上方に垂直に延びるミシン目41を示
している。
【0042】図16を参照して、本実施形態では、背面
フラップ14の外側端の下方に切欠42が形成されてい
る。図19は本実施形態の蓋の展開図を示しており、背
面フラップ14の端部を拡大して示している。図19に
示すように、本実施形態では、背面フラップ14の外側
端の線を切断線としており、この切断線の端部に切欠4
2が形成されている。蓋を開方向に回転させていくと、
このような切欠42に応力が集中し、切欠42が開始点
となり、完全切断線が折れ目線14dに沿って形成され
ていく。従って、本実施形態では、折れ目線14dが切
断線を構成する。
【0043】図17を参照して、本実施形態では、背面
フラップ14の下端部に沿う外側端Bから斜め上方内側
に向かうミシン目43が形成されている。図18を参照
して、本実施形態では、糊付けフラップ15と背面フラ
ップ14とが接する部分の外側に既切断線44aが形成
されている。従って、糊付けフラップ15の外縁部と背
面フラップ14の下端部とが接する位置Aは、この既切
断線44aの内側端部となる。本実施形態では、このよ
うな切れ目44aの内側端部から上方に垂直に延びるミ
シン目44bが形成されている。
【0044】上記各実施形態においては、切断線を構成
すべきミシン目または端部に切り込みが形成された折れ
目線を示したが、予め完全に切断された切断線(既切断
線)が形成されていてもよい。
【0045】上記各実施形態において、予め完全に切断
された切断線に代えてミシン目や切り込みを有した折れ
目線を採用している理由は、図8に示すような展開図の
状態の厚紙を組み立てる工程において、既切断線が形成
されていると組み立てにくいからである。また、ボック
スに取り付けた後使用開始までの状態において、既切断
線が形成されていると、収納された洗剤の自重により側
面フラップが外側に広がる傾向にあり、製品の外観とし
て好ましくないからである。このような点が無視できる
場合には、ミシン目に代えて予め完全に切断された既切
断線を使用しても本発明の作用効果は十分に発揮され得
る。
【0046】図20は、図1に示したカートンの蓋を、
上方向に引上げながら閉める時の状態を示す斜視図であ
る。蓋10を上方向に引上げながら閉じようとすると、
背面フラップのミシン目の切断により形成された残り片
40a及び40bが、ボックス1の背面板3及び側面板
4,5の上方端に引っ掛かる場合がある。従って、この
ような場合、残り片40a及び40bが蓋10の閉動作
を妨げる。このような問題を解決する方法としては、残
り片が残らないように背面フラップの外側両端部、すな
わち背面フラップと側面フラップのコーナー部分に切断
線を形成する方法が考えられる。しかしながら、この部
分に切断線を形成すると、背面フラップと側面フラップ
との接続部が全く存在しない状態になり、背面フラップ
が収容物の自重で横に広がるとともに、組み立て体とし
ての箱の強度も失われる。すなわち、図8に示すような
背面フラップ14と連続して設けられる補助フラップ2
0a及び20bを側面フラップ12,13に糊付けする
ことによる補強作用が失われることになる。
【0047】図21は、上述のような背面フラップの残
り片による引っ掛かりの問題を生じることがない、本発
明の第2の局面に従う実施形態の1つのカートンを示す
斜視図である。
【0048】図21を参照して、本実施形態では、糊付
けフラップ15と背面フラップ14の間に第1のヒンジ
ライン45cが形成され、この第1のヒンジライン45
cの上方の背面フラップ14内に第1のヒンジラインと
並行に第2のヒンジライン45dが形成されている。ま
た糊付けフラップ15の外縁部と背面フラップ14の下
端部とが接する位置からは、第2のヒンジライン45d
に到達するミシン目45a及び45bが形成されてい
る。その他の構成は図1に示す実施形態と同一の参照番
号を付して説明を省略する。
【0049】図22は、図21に示す実施形態の蓋10
の展開図である。図22に示すように、背面フラップ1
4と糊付けフラップ15の間に第1のヒンジライン45
cが形成され、第1のヒンジライン45cと折れ目線1
6bの間に第2のヒンジライン45dが形成されてい
る。この実施形態では、第1のヒンジライン45c及び
第2のヒンジライン45dは折れ目線として形成される
が、選択的に、より折り曲げが容易なように、例えば不
連続に切断したミシン目を折れ目線に代えて形成しても
よい。
【0050】また糊付けフラップ15の外縁部が背面フ
ラップ14の下端部と接する位置からは、第2のヒンジ
ライン45dの端部に到達するようにミシン目45a及
び45bが形成されている。その他の構成は図8に示す
展開図と同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0051】図23は、図21に示す実施形態のカート
ンの蓋を垂直方向となるまで、すなわち閉位置から約9
0度の角度となるように開いたときの状態を示してい
る。この状態から、さらに蓋10を開いていくと、蓋1
0がほぼ水平方向になる状態、すなわち蓋10が約18
0度の角度開いた状態から、上記図1に示す実施形態と
同様に、蓋10の回転による応力が背面フラップ14に
かかるようになる。さらに蓋10を開いていくと、この
ような回転による応力によりミシン目45a及び45b
に沿って完全切断線が形成されていく。
【0052】図24は、さらに蓋10を回転させてい
き、蓋10がほぼ全開状態となった状態を示す斜視図で
ある。ミシン目45a及び45bが切断されると、ミシ
ン目の端部を結ぶ第2のヒンジライン45dを中心に蓋
10が回転可能な状態となる。従って、図24に示すよ
うに、蓋10が全開状態となるまで回転可能となる。
【0053】図25〜図27は、本発明の第2の局面に
従う実施形態の蓋10の回転状態を説明するための側面
図である。図25は蓋10が閉じられた状態を示してい
る。このような状態から蓋10を開いていくと、糊付け
フラップ15と背面フラップ14の間に形成されている
第1のヒンジライン45cを中心にして蓋10が回転す
る。
【0054】図26は、蓋10がほぼ水平になる状態、
すなわち蓋10が閉位置から約180度の角度まで開い
た状態を示している。このような状態から、上述のよう
に、ミシン目45a及び45bに沿って完全切断線が形
成され始める。ミシン目に沿って連続的な切断線が形成
されると、ミシン目の端部に位置する第2のヒンジライ
ン45dを中心にして蓋10が回転可能な状態となる。
【0055】図27は、蓋10を全開状態、すなわち約
270度の角度まで回転させた状態を示している。図2
6に示す状態からは、第2のヒンジライン45dを中心
にして蓋10が回転するので、図7に示すような全開の
状態になるまで蓋10がボックス1から剥がれることな
く蓋10を回転させることができる。
【0056】本発明の第2の局面によれば、図1に示す
第1の局面の実施形態のように、背面フラップの残り片
による引っ掛かりの問題を生じることがない。すなわ
ち、図23を参照して、蓋10を引き上げながら蓋を閉
じようとする場合、本実施形態では第2のヒンジライン
45dを中心にして蓋が回転しようとする。第2のヒン
ジライン45dは背面フラップ14と上面板16との間
に設けられる折れ目線16bよりも下方に位置するた
め、残り片46a及び46bはボックス1の上方に移動
することがない。従って、残り片46a及び46bによ
る引っ掛かりを生じることなく蓋10を閉めることがで
きる。
【0057】図28は、本発明の第2の局面に従う他の
実施形態を示す斜視図であり、図21と同様に、カート
ンの後方から見ている。図28を参照して、本実施形態
では、より幅の狭い糊付けフラップ15が用いられてい
る。糊付けフラップ15と背面フラップ14の間には第
1のヒンジライン47cが形成され、第1のヒンジライ
ン47cの上に第2のヒンジライン47dが形成されて
いる。第1のヒンジライン47cの両端部から、それぞ
れ第2のヒンジライン47dの両端部に到達するように
切断線としてのミシン目47a及び47bが形成されて
いる。本実施形態においても、蓋10を開くことにより
ミシン目47a及び47bが切断され、第2のヒンジラ
イン47dを中心に蓋10を回転することができるよう
になる。
【0058】図29は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。図29を参照し
て、本実施形態では、糊付けフラップ15と背面フラッ
プ14の境界部分において内側に延びる完全切断線49
a及び49bが形成されている。従って、本実施形態で
は、糊付けフラップ15の外縁部と背面フラップ14の
下端部とが接する位置は、完全切断線49a及び49b
の内側端部となる。本実施形態では、完全切断線49a
及び49bの内側端部から、切断線としてのミシン目4
8a及び48bが第2のヒンジライン48dの端部に到
達するように延びている。完全切断線49aの内側端部
と完全切断線49bの内側端部との間には第1のヒンジ
ライン48cが形成されている。
【0059】図30は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態では、
糊付けフラップとして、2つの糊付けフラップ15a及
び15bが設けられている。2つの糊付けフラップ15
a及び15bと、背面フラップ14との間には、それぞ
れ第1のヒンジライン50c及び50eが形成されてい
る。第1のヒンジライン50c及び50eの上方に、第
2のヒンジライン50dが形成されている。一方の第1
のヒンジライン15aの外側端部からは、切断線として
のミシン目50aが、第2のヒンジライン50dの一方
端部に到達するように形成されている。また他方の糊付
けフラップ15bの外側端部からは、切断線としてのミ
シン目50bが、第2のヒンジライン50dの他方端部
に到達するように形成されている。
【0060】図31は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態では、
図30に示す実施形態と同様に、2つの糊付けフラップ
15a及び15bが設けられている。それぞれのフラッ
プ15a及び15bと、背面フラップ14の間には第1
のヒンジライン51c及び52cがそれぞれ形成されて
いる。また第1のヒンジライン51c及び52cの上方
に、第2のヒンジライン51d及び52dがそれぞれ形
成されている。一方の糊付けフラップ15aの上方端部
からは切断線としてのミシン目51a及び51bが第2
のヒンジライン51dの対応する端部にそれぞれ到達す
るように形成されている。糊付けフラップ15bにおい
ても同様に、糊付けフラップ15bの上方端部からは、
切断ミシン目52a及び52bが第2のヒンジライン5
2dの対応する端部にそれぞれ到達するように形成され
ている。
【0061】図30及び図31に示す実施形態のよう
に、本発明において設けられる糊付けフラップは1つに
限定されるものではなく、複数の糊付けフラップを設け
ることができる。また切断線は、各糊付けフラップに一
対設けてもよいし(図31)、全体として一対となるよ
うに設けてもよい(図30)。
【0062】図32は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態におい
ては、糊付けフラップとして下端部が曲面形状を有する
糊付けフラップ15が形成されている。背面フラップ1
4と糊付けフラップ15の間には、第1のヒンジライン
53cが形成されている。第1のヒンジライン53cの
上方には、第2のヒンジライン53dが形成されてい
る。糊付けフラップ15の外縁部と背面フラップ14の
下端部とが接する位置からは、それぞれ切断線としての
ミシン目53a及び53bが第2のヒンジライン53d
の端部に到達するように形成されている。
【0063】図33は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態におい
ては、背面フラップ14の下方部分14fの幅が狭くな
り、糊付けフラップ15の幅と同一の幅になっている。
背面フラップ14の上下方向の長さが長くなっているの
で、糊付けフラップ15が相対的に下方に取付けられて
いる。糊付けフラップ15と背面フラップ14の間には
第1のヒンジライン54cが形成されている。第1のヒ
ンジライン54cの上方に第2のヒンジライン54dが
形成されている。切断線であるミシン目54a及び54
bは、背面フラップ14の幅が狭くなる背面フラップの
下方部分14fとなるコーナー部分から、第2のヒンジ
ライン54dの端部に到達するようにそれぞれ形成され
ている。本実施形態において、糊付けフラップ15の外
縁部と背面フラップ14の下端部とが接する位置は、第
1のヒンジライン54cと水平な位置Aであるので、切
断線54a及び54bは、この位置Aから背面フラップ
14の下端部に沿う外側端Bまでの位置から延びるよう
に形成されていることになる。
【0064】図34は、本発明の第2の局面に従うさら
に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態におい
ては、粘着シール55が背面フラップ14の中央の下方
に貼り付けられている。この粘着シール55の貼り付け
によって、背面フラップ14から下の粘着シールの下方
部55aが糊付けフラップを構成している。また粘着シ
ール55の上方部55bは背面フラップ14に貼り付け
られている。そして、粘着シール上方部55bと、糊付
けフラップとしての粘着シール下方部55aの境界部分
55cが第1のヒンジラインとなる。
【0065】この第1のヒンジラインとなる境界部分5
5cの上方の背面フラップ14の部分に第2のヒンジラ
イン56cが形成されている。粘着シール55より外側
の背面フラップ14の下端部からは、第2のヒンジライ
ン56cに到達するように切断線としてのミシン目56
a及び56bがそれぞれ形成されている。
【0066】本実施形態のように、糊付けフラップを粘
着シールによって形成させた場合も、第2のヒンジライ
ン56cを形成し、その両端にそれぞれつながるミシン
目56a及び56bを形成することにより、粘着シール
が剥がれることなく蓋10を全開状態にすることができ
る。
【0067】本発明においては、図34に示す上記実施
形態のように、糊付けフラップを粘着シールなどのよう
な別体の部品で構成させてもよい。またこのような粘着
シール等による糊付けフラップの形成は、図1に示すよ
うな本発明の第1の局面においても採用することができ
るものである。
【0068】本発明のカートンにおけるボックスの構造
は上記実施形態のものに限定されるものではない。従っ
て、本発明のカートンのボックス及び蓋は上記実施形態
のようなロック構造を有するものでなくともよい。
【0069】上記実施形態においては、厚紙により形成
したカートンを例にして説明したが、本発明のカートン
の材質は特に限定されるものではなく、カートンを形成
できる材質であればよい。例えば、プラスチックシート
などから蓋及びボックスの少なくとも一方を形成させて
もよい。
【0070】
【発明の効果】本発明に従えば、背面フラップに切断線
が形成されており、蓋10を開ける際に、この切断線の
端部間を結ぶラインを中心にして蓋10を回転すること
ができる。従って、蓋がボックスから取れることなく、
蓋を全開状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の局面に従う一実施形態を示す斜
視図。
【図2】図1に示した実施形態のカートンの分解斜視
図。
【図3】図2に示した実施形態のボックス前面板の上方
部分を示す正面図。
【図4】図2に示した実施形態のカートンを組み立て蓋
を開けたときの状態を示す斜視図。
【図5】図4に示した実施形態において封緘材を取り除
いた状態を示す斜視図。
【図6】図5に示した実施形態において係止舌片を立ち
上げた状態を示す斜視図。
【図7】図1に示した実施形態のボックスの展開図。
【図8】図1に示した実施形態の蓋の展開図。
【図9】図1に示した実施形態の蓋を開けたときの状態
を示す斜視図。
【図10】図1に示した実施形態の蓋を全開したときの
状態を示す斜視図。
【図11】図1に示した実施形態の蓋の回転状態を示す
側面図。
【図12】図1に示した実施形態の蓋の回転状態を示す
側面図。
【図13】図1に示した実施形態の蓋の回転状態を示す
側面図。
【図14】図1に示した実施形態の背面フラップの切断
線を示す背面図。
【図15】本発明の第1の局面に従う他の実施形態の背
面フラップの切断線を示す背面図。
【図16】本発明の第1の局面に従うさらに他の実施形
態の背面フラップの切断線を示す背面図。
【図17】本発明の第1の局面に従うさらに他の実施形
態の背面フラップの切断線を示す背面図。
【図18】本発明の第1の局面に従うさらに他の実施形
態の背面フラップの切断線を示す背面図。
【図19】図16に示す実施形態の蓋の部分拡大展開
図。
【図20】図1に示した実施形態において蓋を引き上げ
ながら閉じるときの状態を示す斜視図。
【図21】本発明の第2の局面に従う一実施形態を示す
斜視図。
【図22】図21に示す実施形態の蓋の展開図。
【図23】図21に示した実施形態において蓋を開けた
ときの状態を示す斜視図。
【図24】図21に示した実施形態において蓋を全開し
た状態を示す斜視図。
【図25】図21に示した実施形態の蓋を回転する状態
を示す側面図。
【図26】図21に示した実施形態の蓋を回転する状態
を示す側面図。
【図27】図21に示した実施形態の蓋を回転する状態
を示す側面図。
【図28】本発明の第2の局面に従う他の実施形態を示
す斜視図。
【図29】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【図30】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【図31】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【図32】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【図33】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【図34】本発明の第2の局面に従うさらに他の実施形
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ボックス 2…前面板 3…背面板 4,5…側面板 10…蓋 11…前面フラップ 12,13…側面フラップ 14…背面フラップ 14a,14b…切断線 14c…ヒンジライン 15…糊付けフラップ 16…上面板 45a,45b…切断線 46c…第1のヒンジライン 45d…第2のヒンジライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592043805 ONE PROCTER & GANB LE PLAZA,CINCINNAT I,OHIO,UNITED STAT ES OF AMERICA (72)発明者 南野 行雄 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5丁目5番 地−531−722 (56)参考文献 実開 平6−80626(JP,U) 実開 平6−76045(JP,U) 実開 平7−28015(JP,U) 実開 平1−150522(JP,U) 実開 平3−23059(JP,U) 米国特許5332147(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/16 B65D 5/66 WPI/L(QUESTEL)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状物を内包するためのカートンであっ
    て、 上方に開口部が形成され、前面板、背面板、側面板及び
    底面板を有し、前記粒状物が充填されるボックスと、 前記背面板の上方部で糊付けされ、前記ボックスの開口
    部を閉じるための蓋とを備え、 前記蓋は、前記蓋を閉じた際に前記ボックスの開口部を
    覆う上面板と、前記蓋を閉じた際に前記ボックスの前記
    前面板及び前記側面板の上方部をそれぞれ覆うように前
    記上面板のそれぞれの端部から延びる前面フラップ及び
    側面フラップと、前記ボックスの背面板に糊付けされる
    糊付けフラップと、前記上面板の端部から延び第1のヒ
    ンジラインを介して前記糊付けフラップと接続される背
    面フラップとを有し、前記背面フラップの下端部から前記背面フラップの上端
    部に到達するように切断線が形成されているか、あるい
    は前記背面フラップの下端部から前記第1のヒンジライ
    ン上方の前記背面フラップ内に形成される第2のヒンジ
    ラインの位置まで切断線が形成されていることにより、
    前記蓋が閉位置から約180度を越える開状態まで開く
    ことができるようにされたことを特徴とするカートン。
  2. 【請求項2】 前記切断線が、切断線の全域を連続して
    切断した既切断線である請求項1に記載のカートン。
  3. 【請求項3】 前記切断線が、前記蓋を開く動作中にお
    ける現実の切断を助けるための切断補助線である請求項
    1に記載のカートン。
  4. 【請求項4】 前記切断補助線が、切断線の全域を部分
    的に切断した部分的切断線である請求項に記載のカー
    トン。
  5. 【請求項5】 前記切断補助線は、前記切断線の端部が
    切断の開始点となるように端部のみが切断されている請
    求項に記載のカートン。
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