JP3244479B2 - ラップフィルムの収納箱 - Google Patents

ラップフィルムの収納箱

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品等を包装す
る包装用ラップフィルムの収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、食品等の包装に使用するラップ
フィルムの収納箱を示している。この従来の収納箱は、
フィルムロール50aを収納する箱本体50をコートボ
ール紙等の紙材により形成している。上記した箱本体5
0は、上面に開口部51を開設し、該開口部51を蓋体
54によって開閉自在構成してある。蓋体54は、上記
開口部51の一側の縁に沿って一辺部を接合することに
より、同蓋体54を折り曲げ自在に支持し、上記したよ
うに、同蓋体54により開口部51を開閉自在に構成し
てある。
【0003】上記した如く構成した従来の収納箱にてラ
ップフィルムを切断する際には、箱本体の開口部51か
らラップフィルムを引き出し、そのフィルムの上に蓋体
54を当てた状態で一方の手で押さえると共に、もう一
方の手で引き出したフィルムの端部分を持ち、切り刃5
2に対して押し当てることにより、同フィルムを所望の
箇所から切断する。また、上記箱本体50の底面の側縁
部に沿っては、同箱本体から引き出したフィルムロール
50aの端部分を切断する鋸刃状の金属製切り刃52を
設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに行なうフイルムの切断作業は、見た目よりも難しい
作業であり、フィルムが不規則に折れて切り刃52に引
っかかることで、フィルムの切断を円滑に行なえないこ
とや、フィルムが切り刃52に添って綺麗に切れず、途
中から裂けてしまう場合があった。即ち、従来のラップ
フィルムの収納箱における切断作業は比較的難しく、失
敗することも多かった。その為、フィルムを簡単且つ綺
麗に切断し得るものが望まれている。
【0005】一方、現在において、ゴミとして捨てられ
る際における製品の処理が重要視されると共に、製品の
リサイクルが必要に求められており、上記したラップフ
ィルムの収納箱においても、ゴミとなった際の処理や、
素材のリサイクル性等が問われいてる。
【0006】本発明は、従来のラップフィルムの収納箱
に関し、フィルムの切断を簡単に且つ綺麗に行なえる機
能を具備せしめると同時に、ゴミとなった場合の処理性
や、素材のリサイクル性を合理的に具備することを技術
的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した如き技術的課題
を解決するために、本発明の包装用ラップフイルムの収
納箱は、以下に記する如き手段を講じる。ラップフィル
ムのフィルムロールを収納する箱本体に開口部を設け、
該開口部の一側縁に沿って同開口部を開閉する蓋体の一
辺を取り付け支持すると共に、上記蓋体の先端縁部及び
両端縁部に沿って略直角に折り曲げ形成した折り片を沿
設して紙材から成る収納箱を構成し、同蓋体により収納
箱の開口部を閉じた状態において、上記折り片が収納箱
の開口部の一側縁を除く周囲3辺の側面に密接するよう
に構成し、且つ、上記収納箱の他側面の開口縁に沿って
延びる切り込み口を切り込み形成し、この切り込み口に
上記フィルムロールの端部分を挿通せしめて収納箱の側
面上に引き出し、上記蓋体を閉じることにより、同切り
込み口及びそこから引き出したフィルムロールの端部分
の上に、蓋体の折り片を覆う形で密着せしめ、直線的に
なるこの折り片の縁部を刃に代えて(従来の金属製のせ
ん断刃に代えて)により、上記フィルムロールの引き出
し部分をせん断するように構成する。
【0008】以上の如き手段によれば、紙材によって構
成される収納箱の内部には、フイルムロールが収納され
る。フィルムロールの端部分は、収納箱の側面に沿って
形成した切り込み口に挿通して、同収納箱の他側面上に
引き出す。また、収納箱の開口部を開閉する蓋体の先端
縁部及び両端縁部に沿って略直角に折り曲げ形成した折
り片は、同蓋体を閉じた状態において、収納箱開口部の
他側面及び両端面の周囲3辺に対して嵌合する形で密着
し、その側面部位が上記した如く切り込み口から収納箱
の他側面上に引き出されたフィルムロールの端部分上に
当接する。
【0009】上記したフイルムロールの端部分は、切り
込み口に挿通されると共に、該切り込み口から収納箱の
他側面上に引き出された状態にて上記折り片の側面部位
が密着状に当てがわれ、フィルム全幅にわたってしわが
生じないようにガイドされる。この際、上記蓋体及び折
り片の側面部位を片手で押さえることにより、切り込み
口から引き出されたフイルムを収納箱他側面と折り片の
側面部位との間に圧力を加えた状態で挟み込んで保持す
ることができる。そして、上記状態から引き伸ばしたフ
ィルムロールの端部分をもう一方の手で持って手前に引
くと、フィルムロールの端部分は、上記折り片の側面部
位における縁部が刃の代わりとなって一直線状に綺麗に
せん断することがてきる。尚、この切断原理は、紙の上
に定規を置いた状態にてこの定規を上から押さえ、上記
紙の一端を持って定規の縁に沿って引くと、定規の縁を
当てられた紙が同縁に沿って一直線状に切れるのと同じ
原理である。
【0010】請求項2記載のラップフィルムの収納箱
は、上記した請求項1記載のラップフィルムの収納箱と
同様に構成したものであるが、ラップフィルムのフィル
ムロールを収納する収納箱を硬質合成樹脂材により形成
したことを特徴とする。この場合、箱本体及びラップフ
ィルムの切断刃となる蓋体の折り片の側面部位も硬質合
成樹脂材にて形成されるので、請求項1記載のもののよ
うに紙材から構成したものと比較すると耐久性が大幅に
向上し、フィルムロールを交換しながら収納箱自体を繰
り返し使用することが可能となる。
【0011】請求項3記載のラップフィルムの収納箱
は、上記ラップフィルムをポリエチレン系単層フィルム
にて構成したものである。この場合、ラップフィルムと
して比較的伸びの少ないポリエチレン系単層フィルムを
使用することで、フィルムを切断する刃となる蓋体の折
り片が紙材であっても、簡単且つ綺麗に切断することが
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1(a),図1(b)は、本
発明を実施したラップフィルムの収容箱aを示してい
る。上記した収容箱aは、例えばコートボール紙(55
0g/m2)等の紙材を用いて形成してあり、ラップフィ
ルムのフィルムロールbを収納する略角柱型の収納箱本
体1を具備する。上記収納箱本体1の上面に開設した開
口部1aの長辺側の一側縁に沿っては、同開口部1aを
開閉する蓋体3の一辺を折り曲げ自在に接合してある。
また、上記蓋体3の先端縁部及び両端縁部に沿っては、
略直角に折り曲げ形成した折り片2(2a,2b)を沿
設してあり、同蓋体3によって開口部1aを閉じた状態
において、上記折り片2が収納箱本体1開口部1aの周
囲3辺の側面に密接するように構成してある。尚、上記
した収容箱aは1枚のコートボール紙を所定形状に裁断
し、各辺部を折り曲げると共に、コーナー部分に設けた
各接着片1b,2cを接着して貼り合わせることによ
り、図1(a)にて示すように立体的に組み立ててあ
る。
【0013】上記収納箱本体1は、フィルムロールbを
ぴったりと収納する平面視略長方形の箱体であり、その
上面に開口部1aを開設することにより、フイルムロー
ルbを出し入れ可能に構成してある。また、上記収納箱
本体1の開口部1aにおける一側縁に沿っては、上記開
口部1aを開閉する蓋体3を設けてある。蓋体3は、上
記開口部1aの平面形と同形に形成し、その一側縁を上
記開口部1aの一側縁に沿って一体に接合すると共に、
その接合縁に沿って折り溝2dをプレス成形してある。
【0014】上記蓋体3の先端縁部及び両端縁部に沿っ
ては、各々折り片2を折り曲げ成形してある。上記折り
片2は、蓋体3の先端縁部(蓋体接合縁と反対の縁部)
と、同蓋体3両端縁部に沿って略直角に折り曲げ形成し
た状態で一体に接合してある。また、上記各折り片2
a,2b同士は、両端部のコーナー部分において接着片
2cを介して平面視直角に接合してある(図1−a)。
したがって、上記蓋体3により開口部1aを閉じた状態
において、上記各折り片2a,2bが収納箱本体1の開
口部1aの一側縁を除く周囲3辺の側面に密接すること
になる(図1−b)。
【0015】上記した如く構成した収容箱aの他側面に
は、フィルムロールbの端部分を箱の外に引き出す切り
込み口4を直線状に切欠形成してある(図1−a)。切
り込み口4は、収納箱aの他側面の開口縁に沿って並行
に延びるスリットとして切欠形成してあり、この切り込
み口4に収納箱a内のフィルムロールbから引き出した
フィルムロールbの端部分を内側から外側へ挿通せしめ
て同収納箱aの側面上に引き出す。尚、上記切り込み口
4の長さはフィルムロールbの幅を若干上回るように設
定してある。
【0016】上記したように収納箱aの切り込み口4か
らフィルムロールbの端部分を引き出した状態から蓋体
3を閉じると、前述したように、蓋体3に周設した各折
り片2a,2bが収納箱本体1の開口部1aの一側縁を
除く周囲2辺の側面に密接する。その結果、上記切り込
み口4及びそこから引き出したフィルムロールbの端部
分の上に、上記蓋体3の長辺部の折り片2aが覆う形で
密着し、さらに収納箱aの側面と上記折り片2aとの間
から切り込み口4から引き出したフィルムロールbの端
部分が垂れ下がった状態となる。これにより、フィルム
ロールbの収納箱aの使用が可能となる(図1−b)。
ところで、本発明の収納箱aにおいては、コートボール
紙から成る蓋体3の長辺部位の縁部2’がフィルムロー
ルbの端部を切断する刃として機能する。
【0017】尚、上記したようにフィルムロールbの端
部分を引き出す切り込み口4と、閉じた状態における蓋
体3長辺部位に沿う折り片2aの縁部2’との位置関係
は、蓋体3を閉じた状態において、上記折り片2aの高
さの約半分程の位置に切り込み口4が位置し、この切り
込み口4からさらに下方に折り片2aの縁部2’が位置
するように設定してある。ちなみに、本実施例におい
て、上記折り片2aの高さが約2cm程度、また、上記切
り込み口4から折り片2aの縁部2’までが約1cm程度
となるように設定してある(図3)。しかし、上記折り
片2aの高さ寸法や切り込み口4の位置は、蓋体を閉じ
た状態において、切り込み口及びそこから引き出したフ
ィルムロールの端部分の上に蓋体の折り片を覆う形で密
着せしめることができる範囲であれば任意に変更しても
よい。
【0018】上記収納箱aの内部に収納するフィルムロ
ールbに用いるフィルムの材質は、通常のラップフィル
ムであればどのようなものを使用しても良いが、ポリエ
チレン系単層フィルムを使用するとよい。このポリエチ
レン系単層フィルムは、通常のラップフィルムとして使
用されているフィルム、例えば、一般に市販されている
ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、多層のEVA/
HSIS/EVAと比較すると、若干伸び率が低いが、
後述するように、本発明の収納箱aを使用して切断する
際には、良好な切断性を発揮する。尚、上記した収納箱
aはコートボール紙を用いて構成したが、本発明の収納
箱は、必要な強度,耐水性等を有する紙材であれば、既
存のどのようなものを用いてもよい。
【0019】次ぎに、上記した如く構成した収容箱aを
用いて行なうフィルムの切断方法を図2及び図3に基づ
いて説明する。まず、上記したように、収納箱aの内部
に収納したポリエチレン系単層フィルムから成るフィル
ムロールbの先端部を同収納箱aの側面に設けた切り込
み口4に内側から挿通し、同収納箱の側面上に引き出
す。この際、フィルムロールbの端部は、上記切り込み
口4により全幅にわたって保持されながら収納箱aの側
面上に引き出すことができ、これにより、フィルムロー
ルbの端部をシワの無い状態にて引き出すことが可能と
なる。
【0020】次ぎに、蓋体3により、開口部1aを閉じ
る。これと同時に、同蓋体3の縁部に沿って形成した各
折り片2a,2bが、収納箱aの開口部1aの縁部に沿
う他側面及び両端面の周囲3辺に嵌合する形でぴったり
と密着し、さらに、長辺部となる側面部位の折り片2a
が、上記したように、切り込み口4から収納箱の他側面
上に引き出されたフィルムロールbの端部分の上にしっ
かりとフィットして保持する(図3−a)。
【0021】フィルムロールbの端部分を所要長さ引き
出したならば、収納箱aの一端部側を片手で持ち、引き
出したフィルムの切り出し部分となる折り片2aの一端
部に親指を押し付ける形で握り、同部分における収納箱
aの側面と、同折り片2aの一端部とにより、引き出し
たフイルムロールbの端部をしっかりと挟持する(図
2)。次いで、もう一方の手で、上記したように引き出
したフィルムの一端部を摘んで手前側に折り返すように
引きながら、上記折り片2aの一端部の縁部2’に押し
付けると、同縁部2’が刃の代わりとなって、同フィル
ムが一端部から切断される。フイルムの一端部が切断さ
れた後は、同折り片2aの縁部2’の直線に沿って綺麗
に且つスムースに切断することができる。尚、上記した
フィルムの切断原理は、例えば、紙の上にプラスチック
等から成る定規を置いて上から押さえ、上記紙の一端を
持って上記定規の縁に沿って引くと、刃として機能する
定規の縁を当てられた紙が、同定規の縁のに沿って一直
線状にせん断されるのと同様な原理である。
【0022】上記した如く、本実施例の収納箱aは、そ
れ自体をコートボール紙により構成しても、折り片2a
の縁部2’が刃部となって、フィルムロールb端部分の
切断をスムースに繰り返し行なうことができる。また、
収納箱aの全体がコートボール紙のような紙材から成っ
ているので、安全でりあり、ゴミとして捨てる時にも、
従来のもののように金属製の刃を取り除く必要もなく、
収納箱aをそのまま捨てることができる。
【0023】上記した収納箱aは、コートボール紙等の
ような紙材から構成したが、本発明の収納箱は、上記収
納箱aと同様な構造のものを、適度な肉厚を有する硬質
合成樹脂板、例えば、厚さ0.2mm〜2.0mm程度のポ
リプロピレン等の合成樹脂板を用いて構成してもよい
(図示せず)。また、上記したように合成樹脂板を用い
て収納箱を構成する場合、同合成樹脂板の表面に梨地等
の浅い絞を形成することにより、使用の際にフィルムが
貼り付くのを防止することができ、フィルム切断の作業
を円滑に行なうことができる。上記したように、収納箱
をポリプロピレン等の硬質合成樹脂板にて構成すること
によれば、切断刃として繰り返し使用される折り片の縁
部が比較的丈夫な硬質合成樹脂材にて形成されることに
なる。その結果、上記したように紙材から形成した収納
箱aと比較すると、耐久性が大幅に向上し、フィルムロ
ールbを交換しながら収納箱を長期にわたり繰り返して
使用することが可能となる。よって、硬質合成樹脂製の
収納箱は経済的であると共に、ゴミの削減にも寄与し得
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラップフ
ィルムの収納箱は、紙材により形成しし、該収納箱の開
口部を蓋体により塞いだ状態において、該蓋体に設けた
折り片が収納箱の開口部の一側縁を除く周囲3辺の側面
に密接するように構成し、上記収納箱の他側面に形成し
た切り込み口に、フィルムロールの端部分を挿通せしめ
て収納箱の側面上に引き出し、上記切り込み口及びそこ
から引き出したフィルムロールの端部分の上に、閉じた
蓋体の折り片を覆う形で密着し、直線的なこの折り片の
縁部を例えば従来の金属製鋸刃に代えて、上記フィルム
ロールの引き出し部分をせん断するように構成したもの
である。
【0025】よって、フィルムの切断作業を行なう際に
おいて、切り込み口に挿通したフィルムロールの端部を
同切り込み口により全幅にわたって保持しながら同収納
箱の他側面上に引き出すことにより、フィルムロールの
端部を常時シワの無い状態にて引き出すことができる。
また、これと同時に、蓋体の縁部に沿って形成した折り
片は、同蓋体を閉じることにより、収納箱の開口部縁部
に沿う他側面及び両端面の周囲3辺に嵌合する形でぴっ
たりと密着する。さらに、折り片の側面部位が、上記し
た如く切り込み口から収納箱の他側面上に引き出された
フィルムロールの端部分の上にしっかりとフィットした
状態を保持し得る。その結果、上記した如く引き出した
フィルムを折り片の縁部に押し当てて引き込むことによ
り、同フィルムを上記折り片の縁部に沿ってスムース且
つ綺麗にせん断することができる。
【0026】すなわち、本発明のラップフィルムの収納
箱は、収納箱自体を紙材により構成しても、上記蓋体の
折り片の縁部に、たとえば金属製切断刃等の刃に代えた
せん断機能を有する刃部として構成され、引き出したフ
ィルムの切断を支承無く行なうことができる。したがっ
て、従来のラップフィルム収納箱に取り付けていた金属
製の切断刃が全く不要となり、安全性の向上と同時に、
製造コストを大幅に低減できる。また、収納箱をゴミと
して捨てる際も金属製の切断刃を取り外してゴミの分別
を行なう必要がなくなり、収納箱のリサイクル性を向上
し得る。
【0027】請求項2記載のラップフィルムの収納箱
は、収納箱自体を硬質合成樹脂材により形成したもので
あるから、切断刃ととして機能する折り片も硬質合成樹
脂材にて形成されることになるので、請求項1ラップフ
ィルムの収納箱のように収納箱自体を紙材により構成し
た場合と比較すると、耐久性が大幅に向上し、フィルム
ロールを交換しながら収納箱を繰り返して使用すること
ができるので、非常に経済的であると共に、ゴミの削減
にも寄与することができる。
【0028】請求項3記載のラップフィルムの収納箱
は、上記ラップフィルムをポリエチレン系単層フィルム
にて構成したものであり、ラップフィルムとして比較的
伸びの少ないポリエチレン系単層フィルムを使用するこ
とで、フィルムの切断性を向上することができ、よっ
て、フィルムを切断する刃となる蓋体の折り片が紙材や
硬質合成樹脂材であっても、フィルムの切断を容易に行
なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明を実施したラップフィルムの
収納箱の開蓋状態を一部切欠して示す斜視図,(b)
は、同ラップフィルムの収納箱の閉じ蓋状態を示す斜視
図。
【図2】 同ラップフィルムの収納箱にてフィルムを切
断している状態を一部切欠して示す斜視図。
【図3】 (a)は同ラップフィルムの収納箱の縦断面
図,(b)は引き出したフィルムを切断した状態を示す
同ラップフィルムの収納箱の縦断面図。
【図4】 従来のラップフィルムの収納箱を示す斜視
図。
【符号の説明】
a・・・収納箱 b・・・フィルムロール 1・・・収納箱本体 1a・・・開口部 2(2a,2b)・・・折り片 2’・・・縁部 3・・・蓋体 4・・・切り込み口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 25/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラップフィルムのフィルムロールを収納
    する箱本体に開口部を設け、該開口部の一側縁に沿って
    同開口部を開閉する蓋体の一辺を取り付け支持すると共
    に、上記蓋体の先端縁部及び両端縁部に沿って略直角に
    折り曲げ形成した折り片を沿設して紙材から成る収納箱
    を構成し、上記蓋体により収納箱の開口部を閉じた状態
    において、上記折り片が収納箱の開口部の一側縁を除く
    周囲3辺の側面に密接するように構成し、且つ、上記収
    納箱の他側面の開口縁に沿って延びる切り込み口を切り
    込み形成し、この切り込み口に上記フィルムロールの端
    部分を挿通せしめて収納箱の側面上に引き出し、上記蓋
    体を閉じることにより、同切り込み口及びそこから引き
    出したフィルムロールの端部分の上に、蓋体の折り片を
    覆う形で密着せしめ、直線的な折り片の縁部を刃に代え
    て、上記フィルムロールの引き出し部分をせん断するよ
    うに構成した包装用ラップフィルムの収納箱。
  2. 【請求項2】 ラップフィルムのフィルムロールを収納
    する箱本体に開口部を設け、該開口部の一側縁に沿って
    同開口部を開閉する蓋体の一辺を取り付け支持すると共
    に、上記蓋体の先端縁部及び両端縁部に沿って略直角に
    折り曲げ形成した折り片を沿設して硬質合成樹脂材から
    成る収納箱を構成し、上記蓋体により収納箱の開口部を
    閉じた状態において、上記折り片が収納箱の開口部の一
    側縁を除く周囲3辺の側面に密接するように構成し、且
    つ、上記収納箱の他側面の開口縁に沿って延びる切り込
    み口を切り込み形成し、この切り込み口に上記フィルム
    ロールの端部分を挿通せしめて収納箱の側面上に引き出
    し、上記蓋体を閉じることにより、同切り込み口及びそ
    こから引き出したフィルムロールの端部分の上に、蓋体
    の折り片を覆う形で密着せしめ、直線的な折り片の縁部
    を刃に代えて、上記フィルムロールの引き出し部分をせ
    ん断するように構成した包装用ラップフィルムの収納
    箱。
  3. 【請求項3】 上記ラップフィルムがポリエチレン系単
    層フィルムである請求項1記載のラップフィルムの収納
    箱。
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