JPS5940702B2

JPS5940702B2 - プラスチックフイルムの包装体

Info

Publication number: JPS5940702B2
Application number: JP55168412A
Authority: JP
Inventors: 信五折口
Original assignee: Idemitsu Kosan Co Ltd
Current assignee: Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date: 1980-11-28
Filing date: 1980-11-28
Publication date: 1984-10-02
Also published as: KR830007370A; JPS5796948A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ごみ袋、包装用シートなどに用いられる袋状
あるいはシート状の連続したプラスチックフィルムを収
納しておく包装体に係り、特にプラスチックフィルムを
所定の袋状もしくはシート状として一葉づつ取出すこと
ができるものに関する。

従来、ポリエチレン等のプラスチック袋を多数枚収納容
器に入れ、必要時に収納容器から袋を取出すものが種々
提案されている。

しかしながら、プラスチック袋は、テイツシユペーパー
よりも表面の摩擦抵抗が小さいため、テイツシユペーパ
ーのようなちどり折り込み式ホップアップ取出法では、
取出した袋の次の袋が取出口に出てこず、このままでは
実用化できなかつた。このため、ミシン目を形成された
連続したプラスチック袋を折り重ね、この折ち重ねた袋
を収納箱内に収納し、袋の取出し時には前記ミシン目を
収納箱のへー（角部）に引掛けて一葉毎に切離す構造の
もの（実開昭５４−５２４３１号公報）がある。しかし
、このような構造では、袋取出し時に収納箱は必ず押え
ていなければならず、テロツシユペーパーのホップアッ
プ取出法のような便利さがないといら欠点がある。また
、一枚づつに切離されたプラスチック袋を積重ね、互い
の一部をはぜ折り状に重ねるなどして取出し方向に抵抗
力を与える折り方をし、収納容器に入れた構造のものも
ある。

しわし、このような構造では、袋は必ずしも一枚づつ取
出せぬものではなく、数枚が一度に取出されてしまうこ
とがあり、不要な袋が生じて不経済であるという欠点が
ある。本発明の目的は、テイツシユペーパーにおけるホ
ップアップ取出法の簡便さを有し、かつ、一葉づつ確実
に袋状あるいはシート状のプラスチックフィルムを取出
すことのできるプラスチックフィルムの包装体を提供す
ること瘉こある。

本発明は、連続したプラスチツクフイルムに設けられた
切込みが丁度重なるようにプラスチツクフイルムを折り
たたみ、この重ねられた切込み内ｌこ、収納容器内に設
けられた挿通部材を挿入した状態でプラスチツクフイル
ムを収納容器内に収納し、フイルム取出し時には、フイ
ルムの端部を弓くことによりｌ枚目の所定長さ分のフイ
ルムが弓出されたのと前記挿通部材で切込み部から切取
られ、かつ、この切取られる際に、切込み以外の連結部
の作用で次の、すなわち、２枚目のフイルムの端部が収
納容器の取出口まで自動的に引出されるようにし、前記
目的を達成しようとするものである。

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。

第１，２図において、収納容器１はボール紙などにより
中空の直方体状に形成され、この収納容器１の上面中央
には角形の取出口２が形成されている。

この取出口２の長手方向すなわち第１図中左右方向の両
脇において、収納容器１の内面には挿通部材３がそれぞ
れ収納容器１の内方（下方）に向つて突設されている。
この挿通部材３は、突出部が二重にされて二股に分かれ
うる軟鉄板などから構成され、図示しない初期状態でＴ
字状に構成されている。また、この挿通部材３と収納容
器１との取付けは、接着するか、あるいは挿通部材３に
折曲げ舌片を設け、この舌片を収納容器１を貫通して外
方に突出させ、この突出部を折曲げて固定するかするこ
とにより行なわれている。前記収納容器１内にはプラス
チツクフイルム４が折りたたまれた状篭で収納されてい
る。このプラスチツクフイルム４は、例えば、第３図に
示されるように、インフレーシヨン法などにより形成さ
れた長尺の筒状のフイルムが長手方向ｌこ沿つて折りた
たんで２重にされ、この折りたたんだフイルム４の長手
方向の途中には所定間隔で、．巾方向の各２箇所に２重
のフイルム４を貫通した切込み５が設けられ、この各切
込み５を含む巾方向全長にわたつてそれぞれミシン目６
が形成され、かつ、このミシン目６の部分すなわち巾方
向の中央部と両端部との３箇所でフイルム４は長手方向
に連結されている。よた、各切込み５及びミシン目６の
近傍において長手方向の同じ側にそれぞれヒートシール
部７が溶着により形成され、このヒートシール部７はフ
イルム４の巾方向全長にわたつてミシン目６と平行すな
わち長手方向と直交する方向に設けられている。このよ
うなフイルム４は、第４図に示されるように、各切込み
５が中央において互いに重なるようにちどり折りに折り
たたまた、この状態の所定長さのフイルム４は、第１，
２図に示されるように、長手方向の側縁からみて、下方
が開口した略Ｃ字状に折曲げられた状態で収納容器１内
に収納される。

この際、重ねられた切込み５には前記２個の挿通部材３
が挿入され、かつ、全フイルム４を貫通した挿通部材３
の端部は第２図に示されるように両側に折曲けられ、フ
イルム４が保持されている。このような構成において所
定長さ、すなわち、ｌ枚分の袋となるべきフイルム４を
取出すには、予め取出口２から一部突出されているフイ
ルム４の先端を引出して行なう。

この際、フイルム４の引出しに伴ない、収納容器１内に
収納された折りたたまれたフイルム４は袋１枚分たけ引
出されると、切込み５に挿通部材３が挿入されているた
め、ｌ枚目に引続く２枚目の袋になるべきフイルム４の
端部が挿通部材３にからまり、このからまつた抵抗力に
よりフイルム４の連続されている切込み５の中間部及び
両端部すなわちミシン目６が形成されている部分が引き
裂かれることとなる。また、この引き裂かれるに際し、
フイルム４は収納容器１の中央にある取出口２から引出
されるものであるから、フイルム４を一葉分引き出すと
、フイルム４の切込み５にはある程度の巾があるため、
この切込み５に挿通されている挿通部材３がミシン目６
で連結されている両端部に達するまでは、弓出す方向に
抵抗力かないので、ミシン目６で連結されている次のフ
イルム４の中央部の一部か取出口２より出てくる。この
状態で引続き引き出すと、次のフイルム４とミシン目６
で連結されている両端部が挿通部材３に花きつくように
からまる。このとき、両端部に張力がかかり、両端部の
ミシン目６が最初に切断され、こののちさらに引つはる
と、次のフイルム４の両端部が挿通部材３にからみつい
ている抵抗力により中央部に張力がかかり、中央部のミ
シン目６が切断される。したがつて取出口２より次のフ
イルム４の一部が必ず出てくる伏態になる。上述のよう
な本実施例によれは、プラスチツククフイルム４をテツ
シユペーパ一のホツプアツプ方式と同様な形式でｌ枚づ
つ確実に取出すことができる。

また、その構造も簡単であるから安価に提供できる。な
お、実施にあたり、前記実施例のプラスチツクフイルム
４は、第５図に示されるように、長手方向の一側縁が開
口されたプラスチツクフイルム１４、あるいは第６図に
示されるように、一枚のシートからなるプラスチツクフ
イルム２４を用いてもよい。

ここにおいて、第５図のプラスチツクフイルム１４は、
長手方向の所定間に各２箇所の切込み１５を有し、こ
の切込み１５を含む位置にミシン目１６が設けられ、か
つ、このミシン目１６の両側にヒートシール部１７が設
けられたものであり、さらに、第６図のプラスチツタフ
イルム２４は長手方向の所定間隔に各２箇所の切込み２
５を有し、この切込み２５を含む位置にミシン目２６が
設けられたものである。これらのフイノレム１４，２４
を用いても前述と全く同様な作用をなすことができる。
また、ミシン目６，１６，２６は必ずしも設けなくとも
よいが、設ければ引裂きが容易となる利点がある。さら
に、切込み５，１５，２５は２箇所に限らずｌ箇所でも
よく、また、切込み５，１５，２５が２箇所ある場合に
は、一方がフイルム４，１４，２４の巾方向の途中にあ
れば、他方はフイルム４，１４，２４の側縁にかかつて
一部が切離された状態にあつてもよい。しかし、切込み
５，１５，２５を２箇所とするとともに、フイルム４，
１４，２４の巾方向の途中に設け、かつ、取出口の両側
で挿通部材３が挿通されるようにすたば、両側の連結部
によりフイルム４，１４，２４を引くときの抵抗を付与
でき、かつ、中央の連結部で次のフイルム４，１４，一
２４が確実に引出される利点がある。また、プラスチツ
クフイルム４，１４，２４の収納容器１内での折曲げは
Ｃ字状のものに限らず他の形状でもよい。さらに、収納
容器１は、番７図に示されるように側面台形の収納容器
１１、第８図に示されるように側面三角形の収納容器２
１などでもよく、さらには側面円形、楕円形など他の形
状でもよい。

また、取出口２も、第７図に示，されるように正面から
みて円弧状の取出口１２、第８図に示されるように正面
からみてＵ字状の取出口２２などでもよく、さら（こは
平面からみて円形、楕円形などでもよい。また、挿追部
材３は、前記実施例のように二股に分けうるものでなく
ともよく、単なる棒状、１枚の板状、紐状あるいは糸状
のものなどでもよく、要するにプラスチツクフイルム４
，１４，２４の切込み５，１５，２５に挿通可能な部材
であればよい。

この際、挿通部材３の材質は、前述した軟鉄板に限らず
、その他の金属、木、紙、プラスチツク繊維、その他の
材料などでもよい。また、挿通部材３が紐あるいは糸の
構成されるときは、収納容器１の上面内側から下面内側
などにかけて張設するか、あるいは、両側の挿通部材３
を連結することにより、プラスチツクフイルム４を引き
裂くに足る剛性を付与できる。さらに、挿通部材３の取
付位置も容器位置１，１１，２１内の上面に限らず、下
面、側面等どこでもよいが、前記実施例のように上面に
取付け、かつ、二股に分けうるものであれば、先端を折
曲げ、プラスチツクフイルム４，１４，２４を保持させ
ることができる。また、挿通部材３の先端は必ずしも切
曲げる必要はなく、例えば、挿通部材３の長さをほぼ収
納容器１の内のり寸法にし、その先端を収納容器１，１
１，２１の底に当接するようにすれば、折曲げなくとも
プラスチツクフイルム４，１４，２４を保持させること
ができる。上述のような本発明によれば、所定長さのプ
ラスチツクフイルムを順次１枚づつ確実Ｇと取出すこと
ができるプラスチツクフイルムの包装体を提供できると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を切欠いた外観を示す
斜視図、第２図は第１図の−線矢視断面図、第３図は第
１図の実施例に用いられるプラスチツクフイルムの一実
施例を示す要部の斜視図、第４図は第３図のプラスチツ
タフイルムの折りたたみ状態を示す斜視図、第５図及び
第６図は本発明に用いられるプラスチツクフイルムのそ
れぞれ異なる他の実施例を示す要部の斜視図、第７図及
び第８図は本発明に用いられる収納容器のそれぞれ異な
る他の実施例の外観を示す斜視図である。１，１１，２１・・・・・・収納容器、２，２１，２２
・・・・・・取出口、３・・・・・・挿通部材、４，１
４，２４・・・・・・プラスチツクフイルム、５，１５
，２５・・・・・・切込み、６，１６，２６・・・・・
・ミシン目、７，１７，２７・・・・・セートシール部
。

Claims

【特許請求の範囲】１長手方向の途中に所定間隔で幅方向に少なくとも各
１箇所の切込みが設けられこの切込みが丁度重なるよう
にちどり折りに折りたたまれた袋状もしくはシート状の
連続したプラスチックフィルと、このプラスチックフィ
ルムを収納する収納容器と、この収納容器内に一端を取
付けられるとともに前記プラスチックフィルムの切込み
に挿通可能な挿通部材とを備え、前記折たたまれたプラ
スチックフィルムは、重ねられた切込みに挿通部材が挿
通された状態で収納容器内に収納されていることを特徴
とするプラスチックフィルムの包装体。２特許請求の範囲第１項において、前記プラスチック
フィルムには切込みを含む巾方向にミシン目が形成され
ていることを特徴とするプラスチックフィルムの包装体
。３特許請求の範囲第１項または第２項において、前記
切込みはプラスチックフィルムの巾方向の２箇所に所定
間隔を置いて形成され、プラスチックフィルムは巾方向
の中央部と両端部との３箇所で連結されていることを特
徴とするプラスチックフィルムの包装体。