JPH0232587Y2 - - Google Patents

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JPH0232587Y2
JPH0232587Y2 JP1985146210U JP14621085U JPH0232587Y2 JP H0232587 Y2 JPH0232587 Y2 JP H0232587Y2 JP 1985146210 U JP1985146210 U JP 1985146210U JP 14621085 U JP14621085 U JP 14621085U JP H0232587 Y2 JPH0232587 Y2 JP H0232587Y2
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protruding piece
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opening
bag
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は三角形状のサンドイツチの包装に適し
た包装袋の改良に関するものである。
〔従来の技術〕 従来から、この種のサンドイツチ用包装袋とし
ては、第5図に示すような包装袋101が知られ
ている。
この包装袋101は、一枚の薄い合成樹脂フイ
ルムによつて截頭三角形状の大小二枚のシートを
重ね合わせるようにし、拡げると漏斗状になるよ
うに形成してあり、該袋101の広幅部102側
はサンドイツチAを挿入できるように開口し、先
細端部103側は封止してある。
そしてこの包装袋101には、容易に開封でき
るように該袋101の片面中央に、先細端縁10
4から広幅端縁105近傍にかけてミシン目線1
06を形成している。
この包装袋101によつて三角形状のサンドイ
ツチAを包装する場合は、上記ミシン目106が
第6図に示すように収納したサンドイツチAの傾
斜面中央に位置するように包装され、該サンドイ
ツチAをこの包装袋101から取り出す場合に
は、ミシン目線106の両側から親指で押えつけ
るようにしながら矢印の方向に該袋101表面に
引張り、ミシン目線106に亘つてこの引張力で
該袋101を破り、収納されたサンドイツチAを
取り出していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構造を有する包装袋
101では、収納したサンドイツチAを取り出す
時に、ミシン目線106の両側を押えて開封しな
ければならないため、押えた時にサンドイツチA
が変形し、中の具がはみ出してしまうといつた問
題があつた。
又、容易に開封できるようにミシン目線106
の穴を大きく形成すると、該ミシン目線106の
穴からほこりや虫が侵入することがあり、衛生上
問題があつた。
このような問題点は、包装袋を一軸延伸フイル
ムにより形成し、溶着されている袋周縁部の片面
側の適所にフイルム延伸方向に引き裂き可能な非
溶着部を設けることにより解消し得るが、この非
溶着部は他方の片面側の袋周縁部と同等の幅に形
成されていて互いに密接状態で重合しているため
に、開封する際に、該非溶着部が他方の片面周縁
部と重合した状態で指先に引つ掛かつて両者を分
離させるのに引間を要し、開封操作が困難となる
ものである。このため、非溶着部を他方の片面か
ら突出させて開封開始突片に形成すればよいが、
開封開始突片のみを突出させると、取扱時などに
おいて該突片が他物に引つ掛かつた場合には引き
千切れたり、不測に開封されるという問題点が生
じるものである。
さらに、非溶着部によつて形成された開封開始
突片はその基端が溶着部と一体の弱体溶着部に形
成されてあり、開封時にその弱体溶着部を引裂力
によつて他方の片面から分離させながら開封する
ものであるが、この開封時に、突片が該弱体溶着
部分に沿つて千切れて開封ができなくなる場合が
生じると共に、例え該弱体溶着部分を乗り越えて
袋本体のフイルム部分を引き裂きできる状態にな
つても、引き裂かれるフイルム幅が徐々に小幅に
なつて終端部まで完全に引き裂くことができなく
なり、袋内からのサンドイツチの取り出しが困難
となる等の問題点があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、衛生的にサ
ンドイツチの包装が行えると共に収納したサンド
イツチを容易に且つ確実に取り出せるようにした
サンドイツチ用包装袋を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案のサンドイツ
チ用包装袋は、延伸方向が先細端部側から広幅側
方向に形成されている合成樹脂延伸フイルムより
なる二枚の截頭三角形状シート2,3を重ね合せ
てこれらのシート2,3の両側縁部を連設すると
共に先細端部を熱溶着することにより前記広幅側
が開口した略偏平漏斗状の袋体1を形成し、さら
に、前記先細端部の熱溶着による封止部5から両
シート2,3の先端部を適宜長さだけ突出させて
重合面が非溶着の突片部6a,6bに形成すると
共に一方の突片部6aを他方の突片部6bからさ
らに適宜長さだけ突出した遊離突片部に形成し、
該遊離突片部の幅方向の中央部に先端から前記封
止部5に向かう二条の平行な切断線7,7を設け
て開封開始突片部9に形成してなる構造を有する
ものである。
〔作用〕
このサンドイツチ包装袋内にサンドイツチを収
納、包装した状態においては、開封突片部9は突
片部6aの中央部に形成されているので、その突
片部6aの両側によつて他物に対する引つ掛かり
が生じるのを保護されてあり、不測に開封される
虞れがない。又、開封時には、先細端部における
封止部5から突出している両シート1,2の先端
部において、その一方を他方よりも長く突出させ
ているので、突出した一方のシート端中央部に設
けている開封開始突片部9を摘んで容易に開封操
作が行えるものである。
さらに、該開封開始突片部9が封止部5に沿つ
て千切れたり、或いは、その封止部5を乗り越え
ても、引き裂かれるフイルム幅が徐々に小幅にな
つて終端部まで完全に引き裂くことができなくな
つた場合、開封開始突片部9を中央部に設けてい
る突片部6aの両側部も他方の突片部6bに対し
て分離可能に形成されているので、該突片部6a
のいずれか一方の側部を開封開始突片部として使
用することができ、包装袋の完全な開封操作が確
実に行えるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、1
は一枚の合成樹脂フイルム、特にOPPフイルム
によつて大小二枚の截頭三角形状のシート2,3
を形成し、これらのシート2,3を重ね合わせて
その両側傾斜縁部10,10並びに先細端部を熱
溶着することにより形成された略偏平漏斗状の袋
体であり、三角形状のサンドイツチAを収納可能
な大きさに形成してある。
この袋体1は、その広幅部4側から前記先細端
部方向をフイルムの延伸方向となるように形成さ
れ、該広幅部4側は開口している一方、先細端部
側は、上記シート2,3同士を熱溶着して封止部
5としてある。
さらに、この封止部5から前記両シート2,3
の先端部を適宜長さだけ突出させて重合面が非溶
着の突片部6a,6bに夫々形成していると共に
一方の突片部6aを他方の突片部6bからさらに
適宜長さだけ長く突出した遊離突片部に形成して
ある。
この遊離突片部6aの中央部には先端8から前
記封止部5に達する二条の平行な切断線7,7を
設けて開封開始突片部9に形成してある。
なお、上記封止部5の幅寸法は、三角形状のサ
ンドイツチAの先細端部Bが該袋体1の先細端部
に適合するようにサンドイツチAの先細端部Bよ
りも僅かに大きめに形成してある。
このように構成した包装袋に三角形状のサンド
イツチAを収納して包装するには、袋体1の広幅
部4において両シート2,3間を離間させること
により該広幅部4を大きく開口させたのち、その
開口部から袋体1内にサンドイツチAを挿入し、
しかるのち、開口広幅部4をサンドイツチAの背
面に沿つて折り畳み、貼着テープ等で止めればよ
い。
この際、広幅部4において、大形シート2の端
部を小形シート3の端部から適宜幅だけ突出させ
た状態となつているので、両シート2,3を分離
させて大きく開口させる作業が容易に行えるもの
である。
次に、上記のようにして包装されたサンドイツ
チAを袋体1から取り出すには、封止部5から突
出している両シート2,3の突片部6a,6bに
おいて、さらに突出している一方の突片部6aの
中央部に形成した開封開始突片部9を指で摘んで
引き上げ、他方の突片部6bから遊離させると共
に広幅部4側に向かつて引き上げていくと、袋体
1がサンドイツチAの傾斜面に沿つて該開封開始
突片部9の幅で袋体1は引き裂かれ、開封するこ
とができる。
この場合、該開封開始突片部9が封止部5に沿
つて千切れたり、或いは、その封止部5を乗り越
えたとしても、引き裂かれるフイルム幅が徐々に
小幅になつて終端部まで完全に引き裂くことがで
きなくなる事態が生じることになるが、この場合
には、開封開始突片部9に隣接する突片部6aの
両側部のうち、いずれか一方の側部を開封開始突
片部として使用して袋体1の完全な開封を行えば
よい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のサンドイツチ包装袋によ
れば、延伸方向が先細端部側から広幅側方向に形
成されている合成樹脂延伸フイルムよりなる二枚
の截頭三角形状シート2,3を重ね合せてこれら
のシート2,3の両側縁部を連設すると共に先細
端部を熱溶着することにより前記広幅側が開口し
た略偏平漏斗状の袋体1を形成し、さらに、前記
先細端部の熱溶着による封止部5から両シート
2,3の先端部を適宜長さだけ突出させて重合面
が非溶着の突片部6a,6bに形成すると共に一
方の突片部6aを他方の突片部6bからさらに適
宜長さだけ突出した遊離突片部に形成し、該遊離
突片部の幅方向の中央部に先端から前記封止部5
に向かう二条の平行な切断線7,7を設けて開封
開始突片部9に形成してなるものであるから、広
幅側の開口部から袋体1内にサンドイツチを容易
に挿入することができて包装作業が能率良く行
え、その上、包装した状態においては、従来のサ
ンドイツチ用包装袋のように開封用のミシン目線
がないから、塵埃等が袋体1内に侵入する虞れが
なく、極めて衛生的であるのは勿論、サンドイツ
チ用包装袋の開封部の構造は前記先細端部の熱溶
着による封止部5から突出している両シート2,
3の突片部6a,6bの重合面を非溶着に形成し
ていると共に一方の突片部6aを他方の突片部6
bからさらに適宜長さだけ突出させて遊離突片部
とし、この遊離突片部の中央部に先端から前記封
止部5に向かう二条の平行な切断線7,7を設け
て開封開始突片部9に形成してなるものであるか
ら、このサンドイツチ包装袋内にサンドイツチを
収納、包装した状態においては、開封突片部9は
突片部6aの中央部に形成されているので、その
突片部6aの両側によつて他物に対する引つ掛か
りが生じるのを保護することができ、そのため、
損傷したり不測に開封される虞れがないものであ
る。
又、開封時には、先細端部における封止部5か
ら突出している両シート2,3の先端突片部6
a,6bにおいて、開封開始突片部9を設けた一
方の突片部6aを他方の突片部6bよりも長く突
出させているので、突出した開封開始突片部9の
先端を摘んで他方の突片部6bから簡単にその重
合状態を分離させることができ、二条の切断線
7,7に沿つて容易に開封することができるもの
である。
さらに、開封開始突片部9を引つ張ることによ
つて開封する際に、該突片部9が封止部5に沿つ
て千切れたり、或いは、その封止部5を乗り越え
たてしても、引き裂かれるフイルム幅が徐々に小
幅になつて終端部まで完全に引き裂くことができ
なくなつた場合、上述したように、開封開始突片
部9を中央部に設けている突片部6aの両側部も
他方の突片部6bに対して分離可能に形成されて
いるので、該突片部6aのいずれか一方の側部を
開封開始突片部として使用することができ、包装
袋の完全な開封操作を可能にし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の平面図、第2
図は半包装状態の斜視図、第3図は完全に包装し
た状態の斜視図、第4図は開封した状態を示す斜
視図、第5図は従来例の平面図、第6部はその包
装状態を示す斜視図である。 1……袋体、2,3……截頭三角形状シート、
5……封止部、6a,6b……突片部、7,7…
…切断線、9……開封開始突片部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 延伸方向が先細端部側から広幅側方向に形成さ
    れている合成樹脂延伸フイルムよりなる二枚の截
    頭三角形状シート2,3を重ね合わせてこれらの
    シート2,3の両側縁部を連設すると共に先細端
    部を熱溶着することにより前記広幅側が開口した
    略偏平漏斗状の袋体1を形成し、さらに、前記先
    細端部の熱溶着による封止部5から両シート2,
    3の先端部を適宜長さだけ突出させて重合面が非
    溶着の突片部6a,6bに形成すると共に一方の
    突片部6aを他方の突片部6bからさらに適宜長
    さだけ突出した遊離突片部に形成し、該遊離突片
    部の幅方向の中央部に先端から前記封止部5に向
    かう二条の平行な切断線7,7を設けて開封開始
    突片部9に形成してなるサンドイツチ用包装袋。
JP1985146210U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0232587Y2 (ja)

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JPS6254939U JPS6254939U (ja) 1987-04-06
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JPH066037Y2 (ja) * 1987-08-31 1994-02-16 朋和産業株式会社 包装体
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JPS6254939U (ja) 1987-04-06

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