JP4456724B2 - サンドイッチ等の包装袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンドイッチ等(三角形のサンドイッチと同一形状の食品を含む概念でサンドイッチ”等”と称するものとする)を包装するためのサンドイッチ等の包装袋に関し、特に袋の形態を殆ど壊さずに袋の開封が簡単にできてサンドイッチ等の袋からの取り出しが容易にできるサンドイッチ等の包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンビニエンスストア業界で大量販売されているサンドイッチの包装袋は、台形の表裏フィルムの三方がシールで密封され底部が開口した形のものが基本的な包装袋の形態であり、広く普及している。
詳しく説明すると、図15に示すようにサンドイッチ等の包装袋1は、表フィルム2と裏フィルム3との両側縁4,4が熱溶着されると共に、該両フィルム2,3の下端側に開口部7を有し、かつ上端側が先細りに形成され、該上端に閉塞されたシール部5を有する構成が基本形である。
そして、表、裏フィルム2,3のシール部5から延設され、かつ周縁部8或いは上端部がシールされて一体化された摘部9を備えている。この摘部9は、開封するときのきっかけとなる開封用摘片(図示せず)を設けるためのスペースとしてや装飾、内容表示印刷のスペースとして、或いはサンドイッチを取り扱うとき手で摘む摘み部分として使用するために設けられている。
【0003】
この形態のサンドイッチ等の包装袋1を用いて三角形状のサンドイッチ20を包装する方法を、図15ないし図17を参照しながら説明する。以下の説明では、略2等辺三角形状のサンドイッチ20の斜辺面20aを「サンドイッチ前面」、垂直面20bを「サンドイッチ背面」、水平面20cを「サンドイッチ底面」と称することにする。
図に示すように、サンドイッチ等の包装袋1の開口部7を開口してサンドイッチ前面20aが表フィルム2に内接するように挿入し、図15に示す一点鎖線からサンドイッチに沿って折り曲げて図16に示すように立体的に拡げ、サンドイッチ20から飛び出たサンドイッチ等の包装袋1の延出部を内側に折り畳み、その後折り畳まれた延出部に跨って封緘用粘着テープ30等を貼着することで開口部7を封緘し図17に示すようにサンドイッチを包装する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記形態のサンドイッチ包装に関して、開封の容易さを目的としたものが今まで数多く提案されている。その内、現時点で最も普及(コンビニエンスストアではほぼ100%普及)しているタイプは、開封手段としてサンドイッチ前面に接する表フィルム又はサンドイッチ背面に接する裏フィルムをカットテープで縦に分断し、分断線から更にサンドイッチの両側面側へフィルムを引き裂いて開拡してサンドイッチを取り出すようにしたものである。
このタイプの代表的な先行技術文献としては、(a)実公平2−32587号、(b)実開平6−61757号などがある。
この文献の開封手段の特徴は、図15を参照して説明したサンドイッチ等の包装袋1の摘部9に開封のきっかけとなる摘片部(図示せず)とそれに接続された開封用カットテープ(図示せず)を設けていることである。このサンドイッチ包装の開封方法を図18(a)〜図18(c)を参照して説明する。
開封するときは、まず、図18(a)に示す摘片部31を下へ引いてカットテープ32でサンドイッチ背面20bに接する裏フィルム3部分を縦に分断する。分断するカットテープ32の進行は、サンドイッチ背面20cに貼着された封緘用粘着テープ30に当たったところで停止する。次いで、分断線からサンドイッチ20の両側面方向(図18(a)において矢印方向)へフィルムを押し広げ、図18(b)のように開拡し、更に図18(c)に示すようにまだフィルムで覆われているサンドイッチ20の底部が完全に露出するまで袋を開裂して、袋が完全に引き裂かれて破壊された状態でサンドイッチ20が取り出せるようになっている。
【0005】
上記のように開封が行われるため、次のように種々問題点がある。
(イ)フィルムを縦に分断した後、サンドイッチの底部が完全に露出するまでフィルムを開裂する必要があるが、サンドイッチは軟弱で型崩れや変形しやすく余計な外圧をかけることができず、手に持ったままでフィルムを開裂する操作がやりにくい。台の上などに載せないと安定した操作がしにくく、手で持ったままでの開封がやりにくかった。小さな子供だとサンドイッチを下に落としてしまうことさえあった。
(ロ)サンドイッチ包装袋が壊されてしまうため、何枚か収納されているサンドイッチの一枚を食しているとき、残りのサンドイッチはむき出しのままになってしまう。包装袋がそのままの形で残っていれば、一つずつ包装袋から取り出して食したり、食べ切れなかったものを一時、衛生的に保管しておくことができる。又、車などで一時的な置き場所に困ってしまうことがなくなる。
(ハ)(a)実公平2−32587号、(b)実開平6−61757号公報に述べられているように、開封時フィルムを縦に分断するとき分断線が途中で細ったり分断力に負けて切れてしまうことがある。これを防止するためカットテープを用いて分断線を補強したり、一軸延伸フィルムを使い分断線を延伸方向と一致させて確実に分断できるようにしている。このため、サンドイッチ等の包装袋の製造にあたって、カットテープや開裂方向性を有する一軸延伸フィルムの使用による余計なコストが掛かっている。
【0006】
その他、前記形態のサンドイッチ等の包装袋は共通して次のような問題点がある。
(ニ)サンドイッチに挟んだ卵などの具、ソース類が表フィルムの内面に付着しやすく、包装されたサンドイッチの見栄えを悪くさせると共に、サンドイッチを取り出す際に付着箇所に指が触れて手を汚しやすい。
この問題点を解決するために、(c)登録実用新案第3032860号、(d)登録実用新案第3053067号などが提案されており、これは表フィルムの内側に保護フィルムを設けて、サンドイッチが表フィルムに直接当接しないようにしたものである。現在、主要なコンビニエンスストアではこの形態を採用しており、急速に業界全体に普及しつつある。
【0007】
開封方法の提案としては、他にも多数の先行技術文献があり、例えば、(e)実開平5−61043号、(f)登録実用新案第3063714号、(g)実開平6−10171号等、その他、多数ある。
いずれも、開封時にサンドイッチの前面又は背面に当接するフィルムを縦方向に分断、開裂し、サンドイッチを取り出すようになっている点は共通しており、上記の問題点(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)も同じように顕在している。
【0008】
「従来の技術」の項で説明したサンドイッチ等の包装袋を用いている点は同じだが、今まで前述したものとは異なる別の開封手段を提案している先行技術文献として(h)実開平6−35144号公報等がある。
この開封手段の特徴は、前記文献の図10および図11に示すように、サンドイッチの底面を封緘している封緘用粘着テープの端部を非接着性とし、開封時はこの非接着部から粘着テープを引き剥がして開封することである。
この開封手段によれば、開封時にサンドイッチ等の包装袋は破壊されることが無いので、前述した問題点(イ)、(ロ)、(ハ)は一挙に解消されることになり、非常に優れた開封手段である。又、同文献に述べられているように開封がワンタッチで瞬時に容易にできる優れた特長を有する。
しかし、この形態は実用面で次のような大きな問題点があり、実際には全く実用化されていない。
(ホ)開封時に封緘用粘着テープを引き剥がして開封するので、サンドイッチ等の包装袋のどこにも全くキズが残らない。剥がした封緘用粘着テープでもう一度封緘すれば、一度開封した痕跡が全く残らないので、いたずらや毒物混入など安全面で大きな不安がある。いわゆる開封バージン性を保証できず、安全管理が厳しいコンビニエンスストア業界では採用することができない。
(ヘ)端部を非接着性にした粘着テープは、ロール巻きの汎用粘着テープと違い連続製造ができず、コストが大幅に上がる。又、サンドイッチの封緘作業時にも、ロール巻きの汎用粘着テープから適度な長さに切って使うのに比較して扱いが煩雑になり作業効率が低下する。
【0009】
本発明は、上記問題点(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)に鑑み、誰でも容易にかつワンタッチで封緘の粘着テープを実質的に引き剥がすように封緘部を開封できて、開封後サンドイッチ等の包装袋が破壊されないので食していないサンドイッチを清潔に保つことができ、カットテープや開裂方向性を有する一軸延伸フィルムや特別な封緘用粘着テープ(端部を非接着性にした粘着テープ)を用いずに済むため低コストで製造でき、表フィルムがサンドイッチの具やソースにより汚されないので見栄えがよく、しかも開封時のバージン性が保証されて安全というきわめて優れたサンドイッチ等の包装袋を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
概略台形かつ同一形の表フィルムと裏フィルムが重ねられ両側縁および台形上辺側が閉じられ、台形下辺側に開口部が閉じられず開口部となっている包装袋であって、前記表フィルムの内面側に前記上端側閉部ないしその近傍から前記開口部の近傍にかけてオーバーラップするようにかつ包装時にサンドイッチの斜辺面に密着する矩形の保護フィルムが挟まれていて、該保護フィルムの袋開口側寄りの部分が前記表フィルムに固着されていて、さらに前記保護フィルムに塞がれるように前記表フィルムの巾方向の中程に切込線が付与され該切込線により画成される開封用摘片を備え、該開封用摘片は、サンドイッチを袋に収容して袋開口部を四方から綴じ合わせて封緘する粘着テープの巾よりも大きい巾寸法であり開封用摘片を捲って180度折り返して引き裂いていくと表フィルムの引き裂き線が袋開口端に向かうように構成され、開口部を開口してサンドイッチを内部に収納し、サンドイッチの背面から飛び出た背面延出部、サンドイッチの一方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチの他方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチ前面から飛び出た前面延出部をサンドイッチ底面上に順次折り重ね、折り畳まれた延出部に跨って粘着テープを貼着してサンドイッチを包装したとき、前記保護フィルムの長さが少なくとも切込線からの空気の出入りを遮断できる長さとされていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
【0011】
本願第二の発明は、概略台形かつ同一形の表フィルムと裏フィルムが重ねられ両側縁および台形上辺側が閉じられ、台形下辺側に開口部が閉じられず開口部となっている包装袋であって、前記表フィルムの内面側に前記上端側閉部ないしその近傍から前記開口部の近傍にかけてオーバーラップするようにかつ包装時にサンドイッチの斜辺面に密着する台形の保護フィルムが挟まれていて、該保護フィルムの両斜辺縁が前記表フィルム及び/又は前記裏フィルムに固着されかつ該保護フィルムの下辺縁の全長又は一部が前記表フィルムに固着されていて、さらに前記保護フィルムに塞がれるように前記表フィルムの巾方向の中程に切込線が付与され該切込線により画成される開封用摘片を備え、該開封用摘片は、サンドイッチを袋に収容して袋開口部を四方から綴じ合わせて封緘する粘着テープの巾よりも大きい巾寸法であり開封用摘片を捲って180度折り返して引き裂いていくと表フィルムの引き裂き線が袋開口端に向かうように構成され、開口部を開口してサンドイッチを内部に収納し、サンドイッチの背面から飛び出た背面延出部、サンドイッチの一方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチの他方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチ前面から飛び出た前面延出部をサンドイッチ底面上に順次折り重ね、折り畳まれた延出部に跨って粘着テープを貼着してサンドイッチを包装したとき、前記保護フィルムの長さが少なくとも切込線からの空気の出入りを遮断できる長さとされていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
【0012】
本願第三の発明は、表フィルムと保護フィルムの前記切込線の近傍部分が密着するように、かつ、前記開封用摘片の捲りが可能であるように、表フィルムと保護フィルムの前記切込線の周囲の全部又は一部が固着されていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
本願第四の発明は、前記切込線は、中途が断続して形成されていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
本願第五の発明は、前記開封用摘片は、保護フィルムに対して中程がポイントシールされていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
本願第六の発明は、前記開封用摘片は、収納されるサンドイッチ前面の下部に位置するように備えられていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図7を参照して本発明の第一の実施の形態を説明する。
本発明のサンドイッチ等の包装袋1(以下、包装袋1と略称する)は、図1で示すように、ポリプロピレンフィルム等からなる略台形状を有する一対の表フィルム2と裏フィルム3から構成されており、該フィルム2、3のそれぞれの両側縁4、4が熱溶着されると共に、先細りに形成された上端側(台形の短上辺側)に熱溶着により閉塞されたシール部5を有し、かつ下端側(台形の長下辺側)に開口部7を形成してなるものである。
【0014】
前記包装袋1は、前記表裏両フィルム2,3の上端側のシール部5から延設され、かつ周縁部8、或いは上端部がシールされて一体化された摘部9を有する。この摘部9は、内容表示印刷や装飾目的およびサンドイッチを取り扱うとき手で摘みやすくすることが目的であって、摘部9を設けることが好適であるが、本発明としての必須要件ではない。なおこの摘部9は、上端側のシール部5から周縁部8までを一体的に熱溶着して形成してもよい。
【0015】
包装袋1 は、前記表フィルム2の内面側の前記上端側のシール部5から下端側の開口部7近傍に亘って矩形状の透明な保護フィルム12を有している。
【0016】
前記表フィルム2の巾方向の中程には略逆U字型状に切込線10を設け、開封用摘片11を形成している。切込線10の形状は略逆U字型状が好適であるが、逆V字やH字型状であってよく、開封時に表フィルムの切り裂きのきっかけとなるものであればよく、特に形状は限定しない。略逆U字型状の開封用摘片11が平常時に捲れた状態にならないようにするために、切込線10の中途が断続している構成とするか、又は開封用摘片11の中程を保護フィルム12に対してポイントシールしてあることが好ましい。開封用摘片11の巾は、サンドイッチを袋に収容して袋開口部を四方から綴じ合わせて封緘する粘着テープの巾よりも大きい巾寸法とする。
前記開封用摘片11を設ける上下方向の位置は図5に示すように、サンドイッチを包装したときにサンドイッチ前面20aの下部付近に来るように位置させることが好適である。なお、サンドイッチ底面20cに位置しても良い。
【0017】
保護フィルム12は、前記開封用摘片11と開封時に該開封用摘片11が表フィルム2を切り取りながら通過する通過ライン14とで画成されるエリアを取り囲 むように、該エリアの近傍に熱溶着で形成するシール部13で表フィルム2に固定されている。さらに、このシール部13は切込線10の隙間を通過する包装袋 内への空気の出入りを遮断するシールの働きもしている。開封用摘片11の袋開口側の端部はシールされておらず閉じられていないが前記通過ライン14に沿って前記シール部13が包装袋1の開口部7近傍まで延びており、サンドイッチ包装時には開口部7はサンドイッチ底面20c上に折り畳まれて封緘用粘着テープ 30で押さえられるので密封した状態となる。切込線10が保護フィルム12の巾一杯に形成されるときには、シール部13が切込線10の周囲に設けられることが、包装袋内への空気の出入りを遮断する上で有効な構成であるが、切込線10が保護フィルム12の巾よりも十分小さいときは 切込線10の近傍が保護フィルム12から離れなければ良く、サンドイッチを収容すると切込線10の近傍が保護フィルム12に密着するので、シール部13を切込線10の周囲に設けることは、空気の出入りを完全遮断する確実性を担保するために有効であり、必要的ではない。表フィルム2と保護フィルム12の前記 切込線10の近傍部分が密着するように、かつ、前記開封用摘片11の捲りが可能であるように、表フィルム2と保護フィルム12の前記切込線10の周囲の全部又は一部が固着されていると、サンドイッチの包装を行うために袋開口内へエアーを吹き込んで袋開口を開こうとするとに、エアーが表フィルム2と保護フィルム12の間に回り込んで切込線10から排出して保護フィルム12が表フィルム2から離れてしまうという問題が生じない。
【0018】
前記保護フィルム12の上端部15は上端側のシール部5に固定されずに自由端とした方がサンドイッチの取り出しに際して開封用摘片を捲って180度折り返して引き裂いていくので好ましい。しかし、上端側のシール部5と共に熱溶着されていてもよい。
【0019】
なお、保護フィルム12の形状や巾は、少なくともサンドイッチ前面を覆うことができるものであればよく、特に矩形状や特定の巾にだけ限定するものではない。
又、下端が開口部7近傍まで延びている保護フィルム12の長さは、少なくともサンドイッチを包装したときサンドイッチ底面20c上に表フィルムと共に折り畳りたたんで封緘用粘着テープ30で押さえたとき、切込線10からの空気の出入りを遮断できる長さがあればよい。
【0020】
又、前記開封用摘片11の周囲に熱溶着で形成するシール部13は連続して切れ目なく形成されている方が気密確保の面から好適であるが、保護フィルム12の 形状や大きさによっては包装したとき表フィルム2と保護フィルム12同士が密着しある程度気密状態に近づくので、実用的に必要な程度気密状態が保てさえすればよく、シール部13の形状は特に限定するものではない。
【0021】
次に、上記のように構成されたサンドイッチ等の包装袋1を使用し、実際に三角形状のサンドイッチ20を包装する場合について説明する。
【0022】
図4(a)〜図4(e)を参照しながら説明する。
まず、図4(a)に示すようにサンドイッチ等の包装袋1の開口部7を開口してサンドイッチ前面20aが、表フィルム2に密着して取り付けられた保護フィルム12に内接するように挿入し、次いで図4(b)に示すようにサンドイッチ背面20bから飛び出たサンドイッチ等の包装袋1の背面延出部21bをサンドイッチ底面20c上に折り込み、次いで図4(c)に示すようにサンドイッチの一方の側面から飛び出た側面延出部21cをサンドイッチ底面20c上に折り重ね、次いで図4(d)に示すように他方の側面から飛び出た側面延出部21をサンドイッチ底面20c上に折り重ね、更にサンドイッチ前面20aから飛び出た前面延出部21aをサンドイッチ底面20c上に折り重ね、その後折り畳まれた延出部21a、21b、21c、21dに跨って封緘用粘着テープ30を貼着することで開口部7を封緘し図4(e)に示すようなサンドイッチ包装が完了する。図5はサンドイッチ前面20aが上にくるように置いたときのサンドイッチ包装の完了斜視図である。
【0023】
この際、三角形状のサンドイッチ20の前面20aのサンドイッチの具が見える部分は包装袋1の表フィルム2に直接当接されていることなく、矩形状の保護フィルム12にて被包され、該保護フィルム12を介在させる形でサンドイッチ20が挿入されているので、サンドイッチの具やソース類などが表フィルム2の内面にべったり付着されて外観を損ねることは全くない。
【0024】
又、図5に示すように包装が完了したとき前記開封用摘片11は、サンドイッチ前面20aの下部に位置している。このように、該開封用摘片11はサンドイッチ前面20a下部にくるように位置するのが好適であるが、その位置は本発明の範囲を限定するものではない。サンドイッチ前面20a部分の上下方向のどの位置でも、又は図7に示すように底面20c部分でもよい。このときは当然の事ながら、封緘用粘着テープ30が切込線10を覆わないように、相互の位置決めをする必要がある。
【0025】
次に、上記のように包装された三角形状のサンドイッチ20包装の開封と取り出し方について説明する。
【0026】
図6(a)〜図6(d)を参照しながら説明する。
図6(a)に示すように開封用摘片11を摘持して起立させ、包装袋1の下端側方向(矢印方向)へ引くと、まず前面延出部21aは図1の一点鎖線で示した通過ライン14に沿って引き裂かれ、封緘用粘着テープ30と共に帯状に切り取られる。更にそのまま開封用摘片11を引き続けると、図6(b)に示すように背面延出部21bが封緘用粘着テープ30により引き起こされるようになるので、その上に折り重なっていた一方および他方の側面延出部21c、21dにも矢印で示す方向に自然と起立させる力が加わり、更に引き続けると図6(c)に示すようにそれぞれの延出部21a、21b、21c、21dは起立した状態となり開口部7が完全に開く。
従って、図6(d)に示すように収納されたサンドイッチ20は、開かれた開口部7から簡単に手で把持して取り出すことができる。
【0027】
このように開封できることは、開封用摘片11を引くだけの単純な操作で、ほとんど瞬時にワンタッチで確実に開封できることを意味している。
又、開封後もサンドイッチ等の包装袋が破壊されずにそのままの形を保っているので、何枚か収納されているサンドイッチの一枚を食しているとき、サンドイッチの残りを袋にいれた状態で清潔に保つことができる。車の中などで一度に食べきれなかったサンドイッチの置き場に困るといったこともなくなる。
【0028】
又、開封によって包装袋そのものは破壊されないが、開封用摘片の通過面のフィルムは切り取られ、一度開封した証拠となって残るので、未開封かどうかのバージン性は保証される。
【0029】
又、開封用摘片を引いて表フィルムを切り取るとき、開封用摘片から封緘用粘着テープまでの距離はごく僅かなので、表フィルムが途中で千切れてしまう心配が ない。封緘用粘着テープから先の開封は封緘用粘着テープが切り裂きラインの案内テープとして機能するので、表フィルムが途中で千切れることはない。従って、コストの掛かる開裂方向性の強い一軸延伸フィルムやカットテープを使用する必要は全くなく、コストの低い汎用フィルムを用いて本発明のサンドイッチ等の包装袋を製造できる。
【0030】
尚、上記実施の形態において、サンドイッチ等の包装袋は、二枚の合成樹脂フィルムを溶着によって袋状に形成してなるが、本発明に於けるサンドイッチ等の包装袋は決してこれに限定されるものではなく、要は略三角形状のサンドイッチを収納する包装袋が、サンドイッチの前面と背面との先端側を収納可能に先細で、かつ該サンドイッチの底面を該包装袋の開口部側に位置させるべく形成され、かつサンドイッチの収納時に、包装袋の開口部の一方の側面側から延びる側面延出部と他方側から延びる側面延出部とが、折り畳み重合すべく形成されると共にサンドイッチの前面側から延びる前面延出部と背面側から延びる背面延出部の間に介在し、かつ対面すべく形成されてなり、しかも前記包装袋の両側面延出部と前記前面、背面両延出部とをサンドイッチの底面上で折り畳むことによって該包装袋の開口部を封緘し、かつ起立させて開封することが出来るものであれば、溶着部を有しない一体成形された袋体(図示せず)、又は二枚以上の合成樹脂フィルムを立体的に溶着して袋状(図示せず)等に形成したものでもよく、該袋本体の材質、大きさ等も決して限定されるものではない。又、袋を形成するための固着についても溶着と粘着のいずれでも良い。
【0031】
更に、上記実施の形態において、包装袋の一方の側面延出部と他方の側面延出部と前面、背面両延出部の夫々の端縁は、平行となる直線で形成されてなるが、サンドイッチ底面上で折り畳まれ封緘できるものであれば必ずしも平行な直線である必要はない。
【0032】
更に、サンドイッチの包装時に上記各延出部をサンドイッチ底面に折り畳む方法は、開封用摘部により引き起こされて開封できるものであればどんな折り畳み方でもよく折り畳み方法は特に限定しない。
【0033】
更に、上記実施の形態において、包装袋に収納される被収納物は略直角三角形状のサンドイッチに限定したが、必ずしも直角部を有したものでなくても良く、更に略直角の角度範囲も決して限定されない。
【0034】
これから本発明の他の実施の形態につき以下に説明する。他の実施の形態の説明に当たっては、前述の第一の実施の形態と相違する点を中心に説明し、同一構成部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0035】
図8ないし図11を参照して本発明の第二の実施の形態について説明する。
第一の実施の形態と第二の実施の形態との主な違いは、保護フィルム12aが表、裏フィルム2,3の略全面に重合し得る大きさの台形状をしている点である。
保護フィルム12aは、その上辺及び両側縁4a、4aを両フィルム2、3の側縁4、4と共に溶着し、その下辺側端部は適当な間隔を開けて複数箇所に設けた溶着部16を介して表フィルム2に部分的に固着してある。これにより、保護フィルム12aは、表フィルム2に密着して袋開口が開かれるとともに、表フィルム2に対して相対移動可能になっていて、袋が摘み上げられて表フィルム2がサンドイッチに対して相対的に移動するときにもサンドイッチの前面に密着して移動する虞がなく、サンドイッチの具が保護フィルム12aに引きずられた状態に成らず、見栄えが良い状態が確保できる。
【0036】
保護フィルム12aが表、裏フィルム2、3の両側縁4、4およびシール部5に溶着されているため、切込線10から袋内部への空気の出入りは遮断されるので、第一の実施態様において設けられているシール部13(図1参照)は必要ない。
但し、サンドイッチの輸送中の取扱いの不手際等により、切込線10の裂け目が広がることなどを防止するために、切込線10を保護する目的でシール部13と同様のシール部(図示せず)を設けてもよい。
【0037】
複数箇設けた接着部16は、サンドイッチの包装時に開口部7を開口するとき保護フィルム12aと表フィルム2が一体的に開くようにするために設けたものである。もしも、この接着部16がないと保護フィルム12aと表フィルム2との間に隙間ができやすくなりサンドイッチの挿入操作が面倒になる。
又、複数箇設けた接着部16は、連続したシールでもよく、保護フィルム12と表フィルム2が開封時に一体的に開けるものであればよい。
但し、接着部16は、複数箇設けたものであっても又は連続したシールから形成されるものであっても、開封時に開封用摘片11が表フィルム2を切断しながら通過する通過ライン14の内側には設けていない。内側には設けるときは、弱く溶着すると、開封用摘片11が溶着部16に到達しても引き裂きが継続できて開封が有効にできる。
【0038】
保護フィルム12aの上辺をシール部5に溶着することは必ずしも本発明の必須要件ではない。保護フィルム12aの上辺がシールされていないと切込線10から袋内部への気密漏れの心配あるが、上辺がシール部5より若干下に離れていても切込線10から上辺までの距離がある場合はサンドイッチ包装後は表フィルム2と保護フィルム12aが密着するため、切込線10から袋内部への空気の出入りはほぼ遮断されることになるので、気密漏れの虞は少ない。
【0039】
又、保護フィルム12の下端縁までの長さは、少なくともサンドイッチを包装したときサンドイッチ底面20c上に表フィルムと共に折り畳りたたんで封緘用粘着テープ30で押さえたとき、切込線10からの空気の出入りを遮断できる長さがあればよい。
【0040】
又、保護フィルム12aの両側縁4a、4aは表フィルム2又は裏フィルム3だけへの溶着でもよい。表裏両フィルム2、3と同時に溶着することは本発明の必須要件ではない。
【0041】
本実施の形態の包装方法および開封方法は第一の実施の形態で説明したものと同様である。
【0042】
以上のように構成しても第一の実施の形態と全く同じ作用と効果が得られる。
【0043】
図12を参照して本発明の第三の実施の形態について説明する。
第二の実施の形態と第三の実施の形態との主な違いは、保護フィルム12aは、その下端縁に熱溶着により形成したシール部17により表フィルム2に接合されている点である。
又、保護フィルム12aの長さは包装したときサンドイッチ前面を覆うだけの長さが有ればよい点である。保護フィルム12aは表フィルム2の下端付近まで延ばさなくともシール部17により気密が保てるため、保護フィルム12aを短くすることができて経済的なメリットがある。
但し、開封するとき開封用摘片11が表フィルム2を切り裂きながら通過する少なくともシール部17部分の接着強度は、開封用摘片11が通過できる程度の強度に形成する。接着力が強すぎると開封用摘片11がそこで停止してしまうか、千切れてしまう虞があるからである。
シール部17を形成する接着は、溶着でも融着でも接着材による接着でもよく、接着できるもので有ればよく特に限定しない。
【0044】
保護フィルム12aのシール部17は、必ずしも下端縁全面にわたって形成する必要はない。サンドイッチを包装したとき表フィルム12と保護フィルム12aはある程度密着するので、包装袋のサイズが大きい場合は密着面積も広がり密封状態に近くなり、実用上必要な程度に密封できる場合は下端縁全面にわたってシール部17を形成しなくてもよい。
【0045】
本実施の形態の包装方法および開封方法は第二の実施の形態で説明したものと同様である。
【0046】
以上のように構成しても第二の実施の形態と全く同じ作用と効果が得られる。
【0047】
図13を参照して本発明の第四の実施の形態について説明する。
第一の実施の形態と第四の実施の形態との主な違いは、切込線10の下部にも表フィルム2と保護フィルム12を接着するシール部13aを設けた点である。又、保護フィルム12の長さは包装したときサンドイッチ前面20aを覆うだけの長さが有ればよい。保護フィルム12は表フィルム2の下端付近まで延ばさなくともシール部13aにより気密が保てるため、保護フィルム12を短くすることができて経済的なメリットがある。
但し、シール部13aの接着強度は、開封するとき開封用摘片11が表フィルム2を切り裂きながら通過できる程度にする必要がある。接着力が強すぎると開封用摘片11がそこで停止してしまうか、千切れてしまう虞があるからである。シール部13aを形成する接着は、溶着でも融着でも接着材による接着でもよく、接着できるもので有ればよく特に限定しない。
【0048】
本実施の形態の包装方法および開封方法は第一の実施の形態で説明したものと同様である。
【0049】
以上のように構成しても第一の実施の形態と全く同じ作用と効果が得られる。
【0050】
図14を参照して本発明の第五の実施の形態について説明する。
第二の実施の形態と第五の実施の形態との主な違いは、切込線10の下部にも表フィルム2と保護フィルム12aを接着してなるシール部13aを設けた点である。
又、保護フィルム12aの長さは包装したときサンドイッチ前面を覆うだけの長さが有ればよい。保護フィルム12aは表フィルムの下端付近まで延ばさなくともシール部13aにより気密が保てるため、保護フィルム12aを短くすることができて経済的なメリットがある。
但し、シール部13aの接着強度は、開封するとき開封用摘片11が表フィルム2を切り裂きながら通過できる程度にする必要がある。接着力が強すぎると開封用摘片11がそこで停止してしまうか、千切れてしまう虞があるからである。ひシール部13aを形成する接着は、溶着でも融着でも接着材による接着でもよく、接着できるもので有ればよく特に限定しない。
【0051】
本実施の形態の包装方法および開封方法は第二の実施の形態で説明したものと同様である。
【0052】
以上のように構成しても第二の実施の形態と全く同じ作用と効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、従来のサンドイッチ包装の開封に関わる問題点を全て解決したきわめて優れたサンドイッチ等の包装袋が提供できる。詳しく述べると、以下のような利点、効果がある。
包装状態では保護フィルムが切込線の開口を閉じて密封を確保しサンドイッチの乾燥を確保でき て、開封時には開封用摘片を捲って180度折り返して僅かな長さを引くだけで袋の開口側の端縁まで引き裂けて開口側の端縁の四方からの閉じ合わせを確保している粘着テープ の一端側を切り放すことができるので、誰でも容易にかつワンタッチで瞬時に開封できて、開封時のバージン性が保証されて食の安全確保が達成でき、引き裂き 面積が僅かでありしかも開口部のフィルム端縁を引き裂くものであるので、開封後も包装袋の原型を維持できてサンドイッチを一単位ずつ包装袋からと取り出して食したり、食べ切れなかったものを一時衛生的に保管でき、さらに表フィルムがサンドイッチの具やソースにより汚されないで見栄えがよく手も汚さないで済ませられる保護フィルムを切込線の密封に利用できて、しかもイージーオープンを実現するための手段であるカットテープの貼り込みや一軸延伸フィルムの使用や特別な封緘用粘着テープ(端部を非接着性にした粘着テープ)で開口部の閉じ合わせを封緘するといったことを行わないで済むため低コストで製造でき、多く の点で格別な利点、効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態を示す表面図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態を示す裏面図である。
【図3】 図1におけるA−A線に沿った断面図である。
【図4】 本発明の第一の実施の形態の包装方法を示す説明斜視図である。
【図5】 本発明の第一の実施の形態の包装完了状態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第一の実施の形態の開封方法を示す説明斜視図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態の包装完了時の説明参照用の底面図である。
【図8】 本発明の第二の実施の形態を示す表面図である。
【図9】 本発明の第二の実施の形態を示す裏面図である。
【図10】 図8におけるB−B線に沿った断面図である。
【図11】 本発明の第二の実施の形態の構成を展開して示す説明斜視図である。
【図12】 本発明の第三の実施の形態を示す表面図である。
【図13】 本発明の第四の実施の形態を示す表面図である。
【図14】 本発明の第五の実施の形態を示す表面図である。
【図15】 従来のサンドイッチ等の包装袋の表面図である。
【図16】 従来のサンドイッチ等の包装袋の包装方法を示す説明斜視図である。
【図17】 従来のサンドイッチ等の包装袋の包装完了状態を示す斜視図である。
【図18】 従来のサンドイッチ等の包装袋の開封方法を示す説明斜視図である。
【符号の説明】
1 サンドイッチ等の包装袋
2 表フィルム
3 裏フィルム
4 側縁
4a 側縁
5 シール部
5a シール部
7 開口部
8 周縁部
9 摘部
10 切込線
11 開封用摘片
12 保護フィルム
12a 保護フィルム
13 シール部
13a シール部
14 通過ライン
15 上端部
16 シール部
17 シール部
20 サンドイッチ
20a サンドイッチ前面
20b サンドイッチ背面
20c サンドイッチ底面
21a 前面延出部
22b 背面延出部
22c 側面延出部
22d 側面延出部
30 封緘用粘着テープ
31 摘片部
32 カットテープ

Claims (6)

  1. 概略台形かつ同一形の表フィルムと裏フィルムが重ねられ両側縁および台形上辺側が閉じられ、台形下辺側に開口部が閉じられず開口部となっている包装袋であって、前記表フィルムの内面側に前記上端側閉部ないしその近傍から前記開口部の近傍にかけてオーバーラップするようにかつ包装時にサンドイッチの斜辺面に密着する矩形の保護フィルムが挟まれていて、該保護フィルムの袋開口側寄りの部分が前記表フィルムに固着されていて、さらに前記保護フィルムに塞がれるように前記表フィルムの巾方向の中程に切込線が付与され該切込線により画成される開封用摘片を備え、該開封用摘片は、サンドイッチを袋に収容して袋開口部を四方から綴じ合わせて封緘する粘着テープの巾よりも大きい巾寸法であり開封用摘片を捲って180度折り返して引き裂いていくと表フィルムの引き裂き線が袋開口端に向かうように構成され、開口部を開口してサンドイッチを内部に収納し、サンドイッチの背面から飛び出た背面延出部、サンドイッチの一方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチの他方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチ前面から飛び出た前面延出部をサンドイッチ底面上に順次折り重ね、折り畳まれた延出部に跨って粘着テープを貼着してサンドイッチを包装したとき、前記保護フィルムの長さが少なくとも切込線からの空気の出入りを遮断できる長さとされていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋。
  2. 概略台形かつ同一形の表フィルムと裏フィルムが重ねられ両側縁および台形上辺側が閉じられ、台形下辺側に開口部が閉じられず開口部となっている包装袋であって、前記表フィルムの内面側に前記上端側閉部ないしその近傍から前記開口部の近傍にかけてオーバーラップするようにかつ包装時にサンドイッチの斜辺面に密着する台形の保護フィルムが挟まれていて、該保護フィルムの両斜辺縁が前記表フィルム及び/又は前記裏フィルムに固着されかつ該保護フィルムの下辺縁の全長又は一部が前記表フィルムに固着されていて、さらに前記保護フィルムに塞がれるように前記表フィルムの巾方向の中程に切込線が付与され該切込線により画成される開封用摘片を備え、該開封用摘片は、サンドイッチを袋に収容して袋開口部を四方から綴じ合わせて封緘する粘着テープの巾よりも大きい巾寸法であり開封用摘片を捲って180度折り返して引き裂いていくと表フィルムの引き裂き線が袋開口端に向かうように構成され、開口部を開口してサンドイッチを内部に収納し、サンドイッチの背面から飛び出た背面延出部、サンドイッチの一方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチの他方の側面から飛び出た側面延出部、サンドイッチ前面から飛び出た前面延出部をサンドイッチ底面上に順次折り重ね、折り畳まれた延出部に跨って粘着テープを貼着してサンドイッチを包装したとき、前記保護フィルムの長さが少なくとも切込線からの空気の出入りを遮断できる長さとされていることを特徴とするサンドイッチ等の包装袋。
  3. 表フィルムと保護フィルムの前記切込線の近傍部分が密着するように、かつ、前記開封用摘片の捲りが可能であるように、表フィルムと保護フィルムの前記切込線の周囲の全部又は一部が固着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサンドイッチ等の包装袋。
  4. 前記切込線は、中途が断続して形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサンドイッチ等の包装袋。
  5. 前記開封用摘片は、保護フィルムに対して中程がポイントシールされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサンドイッチ等の包装袋。
  6. 前記開封用摘片は、収納されるサンドイッチ前面の下部に位置するように備えられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のサンドイッチ等の包装袋。
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