JP2015034043A - ラップフィルム収納箱 - Google Patents

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Yosuke Takahashi
洋介 高橋
隆文 向原
Takafumi Mukohara
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Abstract

【課題】仮留め部から剥がす際のラップフィルムの裂けを抑制できるラップフィルム収納箱を提供する。【解決手段】ラップフィルム収納箱1の収納部10の前板14の表面には、切断後に残るフィルム巻回体RのラップフィルムFを仮留めする仮留め部40が形成されている。留め部40は、前板14の長手方向に沿って連続しラップフィルムFの両側端F1に対応する位置より内側の細長領域に形成されている。また、仮留め部40は、蓋板11により収納部19の上部開口19aを閉鎖したときの掩蓋片10の鋸刃30の位置から収納部19の上面開口側に10mm以上離れた位置に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、特に食品包装用のラップフィルム、アルミホイル、クッキングシート等(以下、ラップフィルムと称す)を巻回した筒状のフィルム巻回体を収納するラップフィルム収納箱に関する。
ラップフィルムは、通常、紙製の芯体に巻回されて筒状のフィルム巻回体を構成し、その状態で紙製の直方体状のラップフィルム収納箱に収納されている。このラップフィルム収納箱は、通常、上面が開口した直方体状の収納部と、後板から収納部の上面開口側に延設し当該上面開口を開閉する蓋板と、当該蓋板からさらに収納部の前板側に延設する掩蓋片を有している。この掩蓋片の先端には、フィルム巻回体から引き出されたラップフィルムを切断する切断部が設けられている。
上述のラップフィルムの切断部として金属、紙、樹脂製の鋸刃が知られており、ユーザーがラップフィルムを使用する際には、収納箱内のフィルム巻回体からラップフィルムを所望の長さ引き出し、蓋板を閉めた状態で掩蓋片の先端の鋸刃によりラップフィルムを切断している。
ところで、ラップフィルムを切断した後、切断後に残ったラップフィルムの先端部が収納箱内のフィルム巻回体に巻き戻ることがある。このようにラップフィルムが巻き戻ると、次の使用時に再びラップフィルムの先端部を剥がして引き出すのに手間がかかり、使い勝手を大きく損なうこととなる。そこで、ラップフィルム収納箱の前板に、切断後に残るラップフィルムの先端部を仮留めしておく仮留め部を設けることが提案されている(特許文献1、2参照)。特許文献1、2に記載されているように、仮留め部は、前板の長手方向の両端部に亘り形成されている。こうして、切断後のラップフィルムの先端部が仮留め部に留められ、ラップフィルムが巻き戻ることが抑制される。次にラップフィルムを使用する際には、ラップフィルムの先端部が仮留め部から剥がされて引き出される。
特開平06−293337号公報 特許第3195468号公報
ところで、一般的に、フィルム巻回体は、ラップフィルムを引き出す際に円滑に回転するため、収納箱の寸法よりも短く、収納箱の側壁との間に隙間を設けている。このため、例えばラップフィルム収納箱を輸送する際に、フィルム巻回体が収納箱内で動き、収納箱の側壁と衝突して、フィルム巻回体のラップフィルムの側端に傷ができることがある。この場合、この傷のあるラップフィルムの側端部が仮留め部に仮留めされ、次の使用時に仮留め部から剥がされる際に、ラップフィルムが傷を起点として側端から裂けることが考えられる。
さらに、従来技術では、掩蓋片の切断部と前板の仮留め部の位置関係は考慮されておらず、蓋板を閉じたときの切断部と仮留め部の位置が重なっていることが多い。切断部によって切断されたラップフィルムの先端には、傷や小さな裂けができるので、切断部によって切断されたラップフィルムの先端かその近傍が、仮留め部に仮留めされると、ラップフィルムをその仮留め部から剥がす際に、ラップフィルムが傷を起点として先端から裂けることが考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、仮留め部から剥がす際のラップフィルムの裂けを抑制できるラップフィルム収納箱を提供することをその目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、仮留め部からラップフィルムの側端及び先端までの距離を確保することで上記種々の課題が解決されることを見出し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は下記(1)〜(5)を提供する。
(1)筒状のフィルム巻回体を収納する、上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の後板から前記収納部の上面開口側に延設し当該上面開口を開閉する蓋板と、当該蓋板からさらに前記収納部の前板側に延設する掩蓋片を有し、前記掩蓋片の先端には、前記収納部のフィルム巻回体から引き出されたラップフィルムを切断する切断部が設けられ、前記収納部の前板の表面には、切断後に残る前記フィルム巻回体のラップフィルムを仮留めする仮留め部が形成され、前記仮留め部は、前記前板の長手方向に沿って連続し前記ラップフィルムの両側端に対応する位置より内側の細長領域に形成され、なおかつ、前記蓋板により前記収納部の上部開口を閉鎖したときの前記掩蓋片の切断部の位置から前記収納部の上面開口側に10mm以上離れた位置に形成されている、ラップフィルム収納箱。
(2)前記仮留め部は、その長手方向の両側端が前記ラップフィルムの両側端に対応する位置から少なくとも10mm以上内側にあり、長手方向の長さが前記ラップフィルムの幅の1/4以上の長さである(1)に記載のラップフィルム収納箱。
(3)前記仮留め部の上下方向の幅が、2mm以上10mm以下である(1)又は(2)に記載のラップフィルム収納箱。
(4)前記ラップフィルムの引裂強度が、6cN以下である(1)〜(3)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
(5)前記仮留め部が、UV硬化のニスにより形成されている、(1)〜(4)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
本発明によれば、切断後のラップフィルムがラップフィルム収納箱内に巻き戻るのを防ぐとともに、仮留めされたラップフィルムのカット端を、仮留め部から所定量離すことで、ラップフィルムが容易に浮かせられるため、つまみが容易となる。また、ラップフィルムのカット端が、仮留め部から所定量の距離があるため、ラップフィルムを仮留め部から剥がす際にカット端から裂けることを抑制し、ラップフィルムの引出時のトラブルを低減できる。また、ラップフィルムが側端から裂けることも抑制し、ラップフィルムの引出時のトラブルを低減できる。
本発明のラップフィルム収納箱の概略を示す斜視図である。 ラップフィルム収納箱の展開図である。 蓋部を開放したラップフィルム収納箱の斜視図である。 開封片を切り取る様子を示すラップフィルム収納箱の斜視図である。 仮留め部と鋸刃の位置関係を示す説明図である。 つまみ片のあるラップフィルム収納箱の斜視図である。 実施例の実験結果を示す表である。
本発明について、以下具体的に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はその実施の形態のみに限定されるものではない。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面中、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。
図1はラップフィルム収納箱1の概略を示す斜視図であり、図2は図1のラップフィルム収納箱1の表面側の展開図である。図3は蓋部を開けた状態のラップフィルム収納箱1の斜視図である。
図1及び図2に示すようにラップフィルム収納箱1は、全体が直方体形状を有し、例えば掩蓋片10、蓋板11、脇掩蓋片12等からなる蓋部13と、前板14、底板15、後板16、脇板17、折返し片18等からなる収納部19と、開封片20とを有している。なお、折返し片18は、前板14の裏面(内面)側に折り返されるものであり、外観には現れない。
図3に示すように収納部19は、上面開口19aを有する直方体状に形成され、例えば透明のラップフィルムFが円筒状の芯体に巻かれたフィルム巻回体Rを上面開口部19aから収納できる。ラップフィルムFは、例えば引裂強度が6cN以下のものであってもよい。
図1に示すように蓋部13の蓋板11は、後板16の上端縁から前方に延びて収納部19の上面開口19aを覆っている。掩蓋片10は、蓋板11の前端縁から前板14側に延びて前板14の前面を覆っている。
なお、ラップフィルム収納箱1を構成する原紙としては、例えば、ボール紙、コートボール紙、段ボール等が挙げられるが、これらに限定されず、当業界で公知の紙類を適宜選択して用いることができる。原紙は、これらの素材に、エンボス加工、印刷加工、ポリエチレン等を用いたラミネート加工が施されたものであっても構わない。
開封片20は、収納部19の前板14の前面下部に位置し、ラップフィルム収納箱1の長手方向に沿って帯状に形成されている。開封片20は、掩蓋片10の先端縁に切り取り線21を介して接続されている。開封前、開封片20の裏面側は、図2に示す前板14の複数の接着部22に接着している。この開封片20によって蓋部13が封止されており、図4に示すように開封片20を切り取り線21に沿って切り取ることによって蓋部13を開封することができる。
掩蓋片10の先端部の裏側には、図3及び図4に示すように収納部19のフィルム巻回体Rから引き出されたラップフィルムFを切断する切断部としての鋸刃30が設けられている。鋸刃30は、ラップフィルム収納箱1(掩蓋片10)の長手方向の両側端に亘って形成されている。鋸刃30は、開封片20を切り取った時に、掩蓋片10の先端縁から下方に突出する位置に形成されている。なお、この鋸刃30などの切断部の材質は、金属、プラスチック、バルカナイズドファイバー等であり、切断部の形状は、直線状、V状、アーチ状、M字状等従来公知のものであれば特に制限はない。
図2及び図3に示すように前板14の表面には、切断後に残るフィルム巻回体RのラップフィルムFを仮留めする仮留め部40が形成されている。仮留め部40は、例えばUV硬化のニスにより形成され、弱い粘着性を有する。仮留め部40は、ラップフィルム収納箱1の長手方向に連続する細長形状に有している。仮留め部40は、ラップフィルムFの幅Dより狭い中央領域に形成されている。例えば、図5に示すように仮留め部40は、その長手方向の両側端40aがラップフィルムFの両側端F1に対応する位置から少なくとも10mm以上内側にあり、長手方向の長さがラップフィルムFの幅Dの1/4以上の長さである。よって、仮留め部40の側端40aとラップフィルムFの側端F1との距離Lは、10mm以上、好ましくは15mm以上、さらに好ましくは18mm以上である。
また、仮留め部40は、蓋板11により収納部19の上部開口19aを閉鎖したときの掩蓋片10の鋸刃30の切断位置(刃の根元)から収納部19の上面開口19a側に10mm以上離れた位置に形成されている。よって、仮留め部40と鋸刃30の刃の根元との距離Eは、10mm以上、好ましくは14mm以上、さらに好ましくは18mm以上である。また、仮留め部40の上下方向の幅Hは、2mm以上、10mm以下が好ましく、さらに8mm以下が好ましく、4mm程度がより好ましい。また、長手方向において前記範囲の中で幅Hを変更してもよい。
切断後のラップフィルムFは、前板14に配置されている仮留め部40に貼り付き、次の使用時には、ラップフィルムFを仮留め部40から剥がし、所望長さ引き延ばし、蓋部13を閉めた状態で鋸刃30によりラップフィルムFを切断する。
本実施の形態によれば、仮留め部40が、前板14の長手方向に沿って連続しラップフィルムFの幅Dより狭い細長形状を有し、ラップフィルムFの側端F1に対応する部分に仮留め部40が形成されていない。よって、仮に輸送時等にラップの側端F1に傷ができていても、次に新しいラップフィルムFを引き出す際に、仮留め部40の接着力により傷を起点としてラップフィルムFが側端F1から裂けることを抑制できる。また、仮留め部40のラップフィルムFの巻き戻り防止の性能も維持できる。
特に、仮留め部40が、その長手方向の両側端40aがラップフィルムFの両側端F1に対応する位置から少なくとも10mm以上内側にあり、長手方向の長さがラップフィルムFの幅Dの1/4以上の長さであるので、ラップフィルムFの側端F1からの裂けをより確実に抑制できる。
さらに、仮留め部40が、蓋板11により収納部19の上部開口19aを閉鎖したときの掩蓋片10の鋸刃30の位置から収納部19の上面開口側に10mm以上離れた位置に形成されているので、ラップフィルムFの先端部が仮留め部40により仮留めされない。よって、新しいラップフィルムFを引き出す際にラップフィルムFの先端に鋸刃30による傷ができていても、仮留め部40の接着力により傷を起点にラップフィルムFが先端から裂けることを抑制できる。加えて、ラップフィルムFの先端部に仮留め部40に仮留めされないつまみ代ができるので、ラップフィルムFのつまみやすさを向上できる。
さらに、前板14の上端縁(図2に示す折り返し部14a)から仮留め部40の上面開口側の端までの距離を1mm以上にすると、ラップフィルムFを引き出すときにラップフィルムFが仮留め部40に接触して引き出し難くなることを抑制でき、より良好な引出性を維持できる。
仮留め部40の上下方向の幅Hが、2mm以上、10mm以下であるので、仮留め部40の幅Hが適切になる。つまり、仮留め部40の幅Hが2mm以上であるので、切断後のラップフィルムFを十分に仮留めでき、ラップフィルムFの巻き戻りを防ぐことができる。また、仮留め部40の幅Hが10mm以下であるので、仮留め部40からラップフィルムFを剥がす操作を短時間で行うことができ、ラップフィルムFを取り出す作業性を向上できる。
特に、ラップフィルムFの引裂強度が6cN以下である場合には、ラップフィルムFが裂けやすいので、本実施の形態のように仮留め部40の形成領域を所定の位置や範囲に定めて、ラップフィルムFの裂けを抑制するメリットは大きい。
以上の実施の形態では、仮留め部40が、UV硬化のニスにより形成されていたが、これに特に限定するものではなく、接着性樹脂のような粘着型であっても、非粘着性の表面平滑等による自己密着型であってもよい。
また、以上の実施の形態において、図6に示すように前板14に前方に浮き上がるつまみ片50を設けてもよい。つまみ片50は、例えば前板14に切り込み51を入れることにより形成され、折返し板18が前板14の裏面側に折れることにより生じる反作用により、浮き上がる。このような機構と本発明における仮留め部40の併用により、ラップフィルムFをよりつまみやすくすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
実施例及び比較例における測定方法及び評価方法は下記の通りである。
<引裂強度>
ASTM−D−1992に準拠して測定した。測定は23℃、50%RHの雰囲気下で行い、軽荷重引裂試験機(東洋精機製)を用いて、ラップフィルムのMD方向とTD方向の引裂強度(cN)を測定しその平均値で表す。
<剥離強度>
坪量550g/m2のコートボール(板紙)上に8mm×300mmの範囲に仮止め部材を塗布し、硬化させたものに、220mm幅のサランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社製、引裂強度4cN)をシワなく密着させ、テストスタンド(FGS−50V−H、日本電装シンポ株式会社製)に固定したフォースゲージ(FGX−2R、日本電装シンポ株式会社製)を用いて、23℃、50%RHの雰囲気下で、剥離角度90度、引き上げ速度400mm/minで剥離した時の強度(cN)で表す。
<ラップ両側端部からの裂け>
段ボール入りのサランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社、30cm×50m巻×30本)に、振動試験機(アイデックス株式会社製、BF−50UT)を用い、5〜30Hz、30秒/回の振動を20回与え、ラップフィルム側端部に3mm以下の傷を強制的に発生させたものをラップフィルムとして用い、後述の実施例及び比較例の収納箱に挿入したものをサンプルとする。当該サンプルのラップフィルムを約40cm引き出し、鋸刃で切断後、ラップ切断端部を摘まんで引き剥がす動作を15回(約6m)繰り返し実施した時の裂けの発生回数で表す。評価は次のように行った。
◎:0回
〇:1回
△:2〜3回
×:4回以上
<ラップカット端面からの裂け>
実施例及び比較例の収納箱にサランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社、30cm×50m巻、引裂強度4cN)を挿入したサンプルを用い、100人のモニターで、ラップフィルムを約40cm引き出し、鋸刃で切断後、ラップ切断端部を摘まんで引き剥がす動作を120回(約50m分)繰り返し実施した時に1回以上裂けが発生した人数で表す。評価は次のように行った。
◎:5人未満
〇:5人以上15人未満
△:15人以上30人未満
×:30人以上
<巻戻り性>
実施例及び比較例の収納箱にサランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社、30cm×50m巻、引裂強度4cN)を挿入したサンプルを用い、約40cmを引き出し、鋸刃で切断後、蓋を開けた直後に、家庭用ドライヤー(株式会社日立製作所製 HD−N1240、600W)を用い、ラップフィルムのカット端面にラップが剥離する方向に送風する動作を120回(約50m分)実施したときの仮止め部との接着状態を確認した。評価は次のように行った。
◎:10秒以上剥がれない
○:5秒以上10秒未満剥がれない
△:5秒以内に剥がれた
×:送風直後、又は蓋をあけた時点で剥がれた
<総合評価>
上述した裂け性、巻戻り性の評価を総合し、以下の2段階で評価した。
◎:各項目の評価が◎と〇から構成されるもの。
○:各項目の評価で◎と〇と△から構成されるもの。
×:各項目の評価で×を含むもの。
実施例及び比較例の収納箱
坪量550g/m2のコートボール(板紙)を材料とし、図2に示す、長手方向約310mm幅のラップフィルム収納用台紙に、仮止め部材40として、サランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社製、引裂強度4cN)との剥離強度が16cNであるUV硬化ニス(商品名:HTA、T&KTOKA社製)を図7の表に示すような位置、サイズで塗布し硬化させたラップフィルム収納用カートンブランクを作成した。続いて、直線状の鋸刃30を同じく図2に示す位置に専用の装置で取り付け、実施例、比較例で使用のラップフィルム収納箱を作成した。
上記収納箱に、サランラップ(登録商標)(旭化成ホームプロダクツ株式会社、30cm×50m巻、引裂強度4cN)を挿入してサンプルとし、ラップフィルムの裂け製、巻戻り性を評価した結果を図7の表に記載した。
本発明は、ラップフィルム収納箱において、仮留め部から剥がす際のラップフィルムの裂けを抑制する際に有用である。
1 ラップフィルム収納箱
10 掩蓋片
11 蓋板
13 蓋部
14 前板
14a 前板折り返し部
19 収納部
19a 上面開口
20 開封片
30 鋸刃
40 仮留め部
R フィルム巻回体
F ラップフィルム

Claims (5)

  1. 筒状のフィルム巻回体を収納する、上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の後板から前記収納部の上面開口側に延設し当該上面開口を開閉する蓋板と、当該蓋板からさらに前記収納部の前板側に延設する掩蓋片を有し、
    前記掩蓋片の先端には、前記収納部のフィルム巻回体から引き出されたラップフィルムを切断する切断部が設けられ、
    前記収納部の前板の表面には、切断後に残る前記フィルム巻回体のラップフィルムを仮留めする仮留め部が形成され、
    前記仮留め部は、前記前板の長手方向に沿って連続し前記ラップフィルムの両側端に対応する位置より内側の細長領域に形成され、なおかつ、前記蓋板により前記収納部の上面開口を閉鎖したときの前記掩蓋片の切断部の位置から前記収納部の上面開口側に10mm以上離れた位置に形成されている、ラップフィルム収納箱。
  2. 前記仮留め部は、その長手方向の両側端が前記ラップフィルムの両側端に対応する位置から少なくとも10mm以上内側にあり、長手方向の長さが前記ラップフィルムの幅の1/4以上の長さである、請求項1に記載のラップフィルム収納箱。
  3. 前記仮留め部の上下方向の幅が、2mm以上10mm以下である、請求項1又は2に記載のラップフィルム収納箱。
  4. 前記ラップフィルムの引裂強度が、6cN以下である、請求項1〜3のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
  5. 前記仮留め部が、UV硬化のニスにより形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
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