JP2005146084A - ラクトン環含有重合体とその製造方法ならびに用途 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明にかかるラクトン環含有重合体は、水酸基とエステル基を有する特定の単量体を含む単量体成分を重合した後または重合すると同時にラクトン環化縮合反応させることによって得られるラクトン環含有重合体であって、重量平均分子量が180000〜500000であり、メルトフローレートが0.2〜7.0g/10分であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
透明性と耐熱性とを共に有し、さらに、機械的強度や成形加工性などの各種特性をも備えた透明性耐熱樹脂として、最近、分子鎖中に水酸基とエステル基とを有する重合体をラクトン環化縮合反応させることによって得られるラクトン環含有重合体がいくつか提案されている(例えば、特許文献1、2、3、4参照。)。
その結果、重量平均分子量が180000〜500000という高分子量であり、且つ、メルトフローレートが0.2〜7.0g/10分という特定範囲内にある、新規なラクトン環含有重合体が、各種フィルムやシート等の用途に好適なラクトン環含有重合体であることを見出し、本発明のラクトン環含有重合体を完成させた。
さらに、本発明のラクトン環含有重合体を製造する方法についても検討を行った。このような高分子量のラクトン環含有重合体を製造するためには、重合に供する単量体成分の濃度を高めて転化率を上げることが必要となる。ところが、分子鎖中に水酸基とエステル基とを有し、ラクトン環化縮合反応させることによってラクトン環含有重合体を与える重合体は、溶解性が非常に低いため、溶剤が十分に存在する状態で重合反応を行わないと、反応液がゲル化してしまい、反応の制御ができなくなるという挙動を示す。このような反応液のゲル化は、製造プロセスを工業的に稼動していく上で大きな問題となる。さらに、このゲル化の傾向は、ラクトン環含有割合を増やして耐熱性を向上させるために分子鎖中の水酸基とエステル基の割合を高めるとさらに大きくなる。本発明者は、以上の問題点に着目し、かかる問題点の解消が本発明のラクトン環含有重合体を容易に製造する方法の完成につながると考え、鋭意検討を行った。その結果、重合に供する単量体成分の初期仕込み濃度を55〜95重量%という高濃度に設定するとともに、重合溶剤としてケトン系溶剤および/またはエーテル系溶剤という特定の溶剤を選択し、重合反応混合物中の生成した重合体の濃度が50重量%以下となるように重合溶剤を重合反応混合物に添加して重合を行うことによって、上記ゲル化の問題が解消でき、本発明のラクトン環含有重合体を容易に製造することができることを見出した。
本発明にかかるラクトン環含有重合体の製造方法は、下記一般式で表される単量体(1)を含む単量体成分を重合した後または重合すると同時にラクトン環化縮合反応させることによって本発明のラクトン環含有重合体を製造する方法であって、重合溶剤としてケトン系溶剤および/またはエーテル系溶剤を用い、重合に供する単量体成分の初期仕込み濃度を55〜95重量%とし、重合反応混合物中の生成した重合体の濃度が50重量%以下となるように重合溶剤を重合反応混合物に添加して重合を行う、ことを特徴とする。
本発明にかかるラクトン環含有重合体の製造方法は、好ましくは、重合に供する全単量体成分中の単量体(1)の含有割合が10〜50重量%である。
本発明にかかるフィルムは、本発明のラクトン環含有重合体からなる。
本発明にかかる多層積層体は、本発明のラクトン環含有重合体を表面層に有する。
本発明にかかるコーティング用樹脂液は、本発明のラクトン環含有重合体を含有する。
〔ラクトン環含有重合体〕
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、下記一般式で表される単量体(1)を含む単量体成分を重合した後または重合すると同時にラクトン環化縮合反応させることによって得られるラクトン環含有重合体であって、重量平均分子量が180000〜500000であり、メルトフローレートが0.2〜7.0g/10分であることを特徴とする。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、重量平均分子量が180000〜500000という高分子量の重合体である。重量平均分子量は、好ましくは190000〜450000、より好ましくは200000〜400000である。
重量平均分子量が180000よりも低いと、成形したフィルムやシートに割れが発生するという問題が生じやすく、重量平均分子量が500000よりも高いと、成形加工性が悪いという問題が生じやすい。
メルトフローレートが0.2g/10分よりも低いと、成形加工性が悪いという問題が生じやすく、7.0g/10分よりも高いと、成形したフィルムやシートに割れが発生するという問題が生じやすい。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、ダイナミックTG測定における150〜300℃の間での重量減少率が1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5%以下上、さらに好ましくは0.3%以下である。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、15重量%のクロロホルム溶液中での着色度(YI)が6以下となるものが好ましく、より好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下、最も好ましくは1以下である。着色度(YI)が6を越えると、着色により透明性が損なわれ、本来目的とする用途に使用できない場合がある。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、熱重量分析(TG)における5%重量減少温度が、280℃以上であることが好ましく、より好ましくは300℃以上、さらに好ましくは320℃以上である。熱重量分析(TG)における5%重量減少温度は、熱安定性の指標であり、これが280℃未満であると、十分な熱安定性を発揮できないおそれがある。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、それに含まれる残存揮発分の総量が、好ましくは1500ppm以下、より好ましくは1000ppm以下である。残存揮発分の総量が1500ppmよりも多いと、成形時の変質等によって着色したり、発泡したり、シルバーストリークなどの成形不良の原因となる。
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、射出成形により得られる成形品の、ASTM−D−1003に準じた方法で測定された全光線透過率が、好ましくは85%以上、より好ましくは88%以上、さらに好ましくは90%以上である。全光線透過率は、透明性の目安であり、これが85%未満であると、透明性が低下し、本来目的とする用途に使用できないおそれがある。
本発明にかかるラクトン環含有重合体の形状は、特に限定されないが、ペレット状または粉状の樹脂材料の形態が好ましい。
本発明のラクトン環含有重合体を製造するための方法は、特に限定されないが、以下で説明する本発明にかかる製造方法によれば本発明のラクトン環含有重合体を容易に製造することができる。
本発明にかかるラクトン環含有重合体の製造方法では、まず、重合工程において下記一般式で表される単量体(1)を含む単量体成分の重合反応を行うことにより、分子鎖中に水酸基とエステル基とを有する重合体を得る。
単量体(1)としては、例えば、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸イソプロピル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸ノルマルブチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸ターシャリーブチルなどが挙げられる。これらの中でも、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチルが好ましく、耐熱性向上効果が高い点で、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチルが特に好ましい。これらの単量体(1)は1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
重合に供する単量体成分は、単量体(1)以外の単量体を含むことが好ましい。このような単量体としては、本発明の効果を損なわない範囲で選択すれば特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸エステル、水酸基含有単量体、不飽和カルボン酸、下記一般式で表される単量体(2)が好ましく挙げられる。単量体(1)以外の単量体は1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、単量体(1)以外の(メタ)アクリル酸エステルであれば特に限定されないが、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジルなどのアクリル酸エステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジルなどのメタクリル酸エステル;が挙げられ、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。これらの中でも特に、耐熱性、透明性の点から、メタクリル酸メチルが好ましい。
水酸基含有単量体としては、単量体(1)以外の水酸基含有単量体であれば特に限定されないが、例えば、α−ヒドロキシメチルスチレン、α−ヒドロキシエチルスチレン、2−(ヒドロキシエチル)アクリル酸メチルなどの2−(ヒドロキシアルキル)アクリル酸エステル;2−(ヒドロキシエチル)アクリル酸などの2−(ヒドロキシアルキル)アクリル酸;などが挙げられ、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、α−置換アクリル酸、α−置換メタクリル酸などが挙げられ、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。これらの中でも特に、本発明の効果を十分に発揮させる点で、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
不飽和カルボン酸を用いる場合、重合に供する単量体成分中のその含有割合は、本発明の効果を十分に発揮させる上で、0〜30重量%が好ましく、より好ましくは0〜20重量%、さらに好ましくは0〜10重量%である。
単量体(2)を用いる場合、重合に供する単量体成分中のその含有割合は、本発明の効果を十分に発揮させる上で、90〜50重量%が好ましく、より好ましくは90〜60重量%、さらに好ましくは85〜65重量%である。
単量体成分を重合して分子鎖中に水酸基とエステル基とを有する重合体を得るための重合反応の形態としては、溶剤を用いた重合形態であることが必要であり、溶液重合が特に好適である。
本発明においては、重合に供する単量体成分の初期仕込み濃度が55〜95重量%であることが重要であり、好ましくは55〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%、さらに好ましくは65〜75重量%である。重合に供する単量体成分の初期仕込み濃度が55重量%よりも低いと、本発明の効果を十分に発揮できず、特に、最終的に得られるラクトン環含有重合体が高分子量とならないおそれがある。重合に供する単量体成分の初期仕込み濃度が95重量%よりも高いと、重合反応初期段階においてゲル化が生じるおそれがある。
ケトン系溶剤としては、例えば、アセトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどが挙げられ、これらの1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
エーテル系溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエーテルなどが挙げられ、これらの1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
重合反応時には、必要に応じて、重合開始剤を添加してもよい。重合開始剤としては特に限定されないが、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−アミルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエートなどの有機過酸化物;2,2´−アゾビス(イソブチロニトリル)、1,1´−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2´−アゾビスイソブチレートなどのアゾ化合物;などが挙げられ、これらは1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。なお、重合開始剤の使用量は、用いる単量体の組み合わせや反応条件などに応じて適宜設定すればよく、特に限定されない。
添加する重合溶剤としては、好ましくは前述したケトン系溶剤および/またはエーテル系溶剤を用いるが、重合反応の初期仕込み時に用いた溶剤と同じ種類の溶剤であっても良いし異なる種類の溶剤であっても良い。より好ましくは、重合反応の初期仕込み時に用いた溶剤と同じ種類の溶剤を用いる。また、添加する重合溶剤は、1種のみの溶剤であっても良いし、2種以上の混合溶剤であっても良い。
重合反応を終了した時点で得られる重合反応混合物中の重合体の濃度は50重量%以下となっているが、好ましくは10〜50重量%、より好ましくは20〜50重量%、さらに好ましくは25〜45重量%である。
重合工程で得られた重合体(a)の重量平均分子量は、好ましくは150000〜500000、より好ましくは160000〜450000、さらに好ましくは180000〜400000である。
〔ラクトン環化縮合工程〕
本発明にかかるラクトン環含有重合体の製造方法においては、重合工程で得られた重合体(a)を加熱処理することによりラクトン環構造を重合体に導入し、ラクトン環含有重合体とする。加熱処理の方法については特に限定されない。
重合体(a)を加熱処理する方法については特に限定されず、公知の方法が利用できる。例えば、重合工程によって得られた、溶剤を含む重合反応混合物を、そのまま加熱処理してもよい。また、溶剤の存在下で、必要に応じて閉環触媒を用いて加熱処理してもよい。また、揮発成分を除去するための真空装置あるいは脱揮装置を持つ加熱炉や反応装置、脱揮装置のある押出機等を用いて加熱処理を行うこともできる。
本発明においては、環化縮合反応を行う際に、有機リン化合物を触媒として用いることが好ましい。触媒として有機リン化合物を用いることにより、環化縮合反応率を向上させることができるとともに、得られるラクトン環含有重合体の着色を大幅に低減することができる。さらに、有機リン化合物を触媒として用いることにより、後述の脱揮工程を併用する場合において起こり得る分子量低下を抑制することができ、優れた機械的強度を付与することができる。
触媒の添加時期は特に限定されず、反応初期に添加しても、反応途中に添加しても、それらの両方で添加しても良い。
脱揮工程とは、溶剤、残存単量体等の揮発分と、ラクトン環構造を導く環化縮合反応により副生したアルコールを、必要により減圧加熱条件下で、除去処理する工程をいう。この除去処理が不十分であると、生成した樹脂中の残存揮発分が多くなり、成形時の変質等によって着色したり、泡やシルバーストリークなどの成形不良が起こったりする問題等が生じる。
前記熱交換器と脱揮槽からなる脱揮装置を用いる場合の反応処理温度は、150〜350℃の範囲が好ましく、200〜300℃の範囲がより好ましい。反応処理温度が150℃より低いと、環化縮合反応が不十分となって残存揮発分が多くなるおそれがあり、350℃より高いと、着色や分解が起こるおそれがある。
前記ベント付き押出機を用いる場合、ベントは1個でも複数個でもいずれでもよいが、複数個のベントを有する方が好ましい。
前記ベント付き押出機を用いる場合の反応処理温度は、150〜350℃の範囲が好ましく、200〜300℃の範囲がより好ましい。上記温度が150℃より低いと、環化縮合反応が不十分となって残存揮発分が多くなるおそれがあり、350℃より高いと、着色や分解が起こるおそれがある。
なお、環化縮合反応の全体を通じて脱揮工程を併用する形態の場合、後述するように、厳しい熱処理条件では得られるラクトン環含有重合体の物性が悪化するおそれがあるので、好ましくは、上述した脱アルコール反応の触媒を使用し、できるだけ温和な条件で、ベント付き押出機等を用いて行うことが好ましい。
本発明においては、脱揮工程を環化縮合反応の過程全体にわたっては併用せずに、過程の一部においてのみ併用する形態を行っても良い。例えば、重合体(a)を製造した装置を、さらに加熱し、必要に応じて脱揮工程を一部併用して、環化縮合反応を予めある程度進行させておき、その後に引き続いて脱揮工程を同時に併用した環化縮合反応を行い、反応を完結させる形態である。
なお、ラクトン環化縮合工程において環化縮合反応に導入する「重合体(a)と溶剤とを含む混合物」とは、重合工程で得られた重合反応混合物をそのまま使用してもよいし、一旦溶剤を除去したのちに環化縮合反応に適した溶剤を再添加してもよいことを意味する。
上記方法(i)で添加する触媒としては、一般に用いられるp−トルエンスルホン酸等のエステル化触媒またはエステル交換触媒、塩基性化合物、有機カルボン酸塩、炭酸塩などが挙げられるが、本発明においては、前述の有機リン化合物を用いることが好ましい。触媒の添加時期は特に限定されず、反応初期に添加しても、反応途中に添加しても、それらの両方で添加しても良い。添加する触媒の量は特に限定されないが、重合体(a)の重量に対し、好ましくは0.001〜5重量%、より好ましくは0.01〜2.5重量%、さらに好ましくは0.01〜0.1重量%、特に好ましくは0.05〜0.5重量%である。方法(i)の加熱温度と加熱時間は特に限定されないが、加熱温度としては、好ましくは室温以上、より好ましくは50℃以上であり、加熱時間としては、好ましくは1〜20時間、より好ましくは2〜10時間である。加熱温度が低いと、あるいは、加熱時間が短いと、環化縮合反応率が低下するので好ましくない。また、加熱時間が長すぎると、樹脂の着色や分解が起こる場合があるので好ましくない。
上記方法(ii)としては、例えば、耐圧性の釜などを用いて、重合工程で得られた重合反応混合物をそのまま加熱する方法等が挙げられる。加熱温度としては、好ましくは100℃以上、さらに好ましくは150℃以上である。加熱時間としては、好ましくは1〜20時間、より好ましくは2〜10時間である。加熱温度が低いと、あるいは、加熱時間が短いと、環化縮合反応率が低下するので好ましくない。また、加熱時間が長すぎると、樹脂の着色や分解が起こる場合があるので好ましくない。
脱揮工程を同時に併用した縮合環化反応の前に予め行う環化縮合反応の際には、溶剤の一部が反応中に自然に揮発しても何ら問題ではない。
脱揮工程を同時に併用した環化縮合反応の前に予め行う環化縮合反応の終了時、すなわち、脱揮工程開始直前における、ダイナミックTG測定における150〜300℃の間での重量減少率は、2%以下が好ましく、より好ましくは1.5%以下であり、さらに好ましくは1%以下である。重量減少率が2%より高いと、続けて脱揮工程を同時に併用した環化縮合反応を行っても、環化縮合反応率が十分高いレベルまで上がらず、得られるラクトン環含有重合体の物性が低下するおそれがある。なお、上記の環化縮合反応を行う際に、重合体(a)に加えて、他の熱可塑性樹脂を共存させてもよい。
以上において説明した本発明にかかる製造方法によれば、本発明のラクトン環含有重合体を容易に製造することができる。
〔ラクトン環含有重合体の用途〕
本発明にかかるラクトン環含有重合体は、前述の通り、優れた物性を有するので、必要に応じて、酸化防止剤や安定剤、ガラス繊維等の補強材、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤などを配合して、透明性耐熱樹脂成形材料としてもよいし、さらにその成形材料を成形して成形品としてもよい。これらの透明性耐熱樹脂成形材料や成形品は、本発明のラクトン環含有重合体を含んでなるので、優れた物性を有する。
本発明のフィルムは本発明のラクトン環含有重合体からなるので、透明性、耐熱性、機械的強度等で高物性を示す成形品であり、また、フィルム化の途中で割れなどが発生せず、フィルム表面が平滑でフィッシュアイも生じ難いという優れた特徴を有する。
本発明の多層積層体は、本発明のラクトン環含有重合体を表面層に有するため、透明性、耐熱性、機械的強度等で高物性を示す成形品であり、また、本発明のラクトン環含有重合体の成形加工性が良好であるために、例えば積層体を共押出にて成形する際の表面層の劣化を抑制することができる。
その他の層としては、例えば、PMMA樹脂、耐衝撃PMMA樹脂、ポリカーボネート樹脂、ゴム強化系スチレン系樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン系樹脂、AS(アクリロニトリル−スチレン)樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂が挙げられ、これらの1種のみ用いても良いし2種以上を用いても良い。上記のゴム強化系スチレン系樹脂としては、例えば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン系ゴム−スチレン)樹脂、AES(アクリロニトリル−エチレン/プロピレン系ゴム−スチレン)樹脂、ACS(アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン)樹脂、ASA(アクリロニトリル−アクリル系ゴム−スチレン)樹脂などが挙げられ、これらの1種のみ用いても良いし2種以上を用いても良い。
本発明のコーティング用樹脂液は、前記重合に用いた有機溶剤をそのまま含んでいても良いし、一旦、脱溶剤した後に、他の溶剤を含有させてもよい。
本発明のコーティング用樹脂液中における本発明のラクトン環含有重合体の濃度は、好ましくは1〜90重量%、より好ましくは3〜80重量%、さらに好ましくは5〜70重量%である。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系化合物、サリシケート系化合物、ベンゾエート系化合物、およびトリアゾール系化合物等が挙げられる。ベンゾフェノン系化合物としては、2,4−ジーヒドロキシベンゾフェノン、4−n−オクチルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられる。サリシケート系化合物としては、p−t−ブチルフェニルサリシケート等が挙げられる。さらに、ベンゾエート系化合物としては、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3´,5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシベンゾエート等が挙げられる。また、更に、トリアゾール系化合物としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール等が挙げられる。これらは1種のみ用いても良いし2種以上を併用しても良い。
その他の添加剤としては、特に限定はないが、先に例示した紫外線吸収剤の他に、例えば、ヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系等の酸化防止剤;ガラス繊維等の補強材;トリス(ジブロムプロピル)ホスフェート、四臭化エチレン、酸化アンチモン、ジンクボレート等の難燃剤;アニオン系、カチオン系、非イオン系、両性系の界面活性剤等の帯電防止剤;無機顔料、有機顔料、染料等の着色剤;等が挙げられる。これら添加剤の添加時期および添加量は、本発明の効果を損なわない範囲で、適宜設定すればよい。
上記紫外線安定性単量体としては、例えば、ヒンダードアミン系化合物に重合性不飽和基が結合されたものを用いることができ、具体例としては、4−(メタ)アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、4−(メタ)アクリロイルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、4−シアノ−4−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−クロトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−クロトノイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(メタ)アクリロイル−4−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(メタ)アクリロイル−4−シアノ−4−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−クロトノイル−4−クロトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなどが挙げられる。これらは1種のみ用いても良いし2種以上を併用しても良い。
<重合反応率、重合体組成分析>
重合反応時の反応率および重合体中の特定単量体単位の含有率は、得られた重合反応混合物中の未反応単量体の量をガスクロマトグラフィー(島津製作所社製、装置名:GC17A)を用いて測定して求めた。
<ダイナミックTG>
重合体(もしくは重合体溶液あるいはペレット)を一旦テトラヒドロフランに溶解もしくは希釈し、過剰のヘキサンもしくはメタノールへ投入して再沈殿を行い、取り出した沈殿物を真空乾燥(1mmHg(1.33hPa)、80℃、3時間以上)することによって揮発成分などを除去し、得られた白色固形状の樹脂を以下の方法(ダイナミックTG法)で分析した。
測定条件:試料量 5〜10mg
昇温速度:10℃/min
雰囲気:窒素フロー 200ml/min
方法:階段状等温制御法(60℃〜500℃の間で重量減少速度値0.005%/sec以下で制御)
<脱アルコール反応率とラクトン環構造の占める割合>
脱アルコール反応率を、重合で得られた重合体組成からすべての水酸基がメタノールとして脱アルコールした際に起こる重量減少量を基準にし、ダイナミックTG測定において重量減少が始まる前の150℃から重合体の分解が始まる前の300℃までの脱アルコール反応による重量減少から求めた。
1−(実測重量減少率(X)/理論重量減少率(Y))
に代入してその値を求め、%で表記すると、脱アルコール反応率が得られる。そして、この脱アルコール反応率だけ所定のラクトン環化が行われたものとして、ラクトン環化に関与する構造(水酸基)を有する原料単量体の当該重合体組成における含有量(重量比)に、脱アルコール反応率を乗じることで、当該重合体中のラクトン環構造の占める割合を算出することができる。
重合体の重量平均分子量は、GPC(東ソー社製GPCシステム)のポリスチレン換算により求めた。
<樹脂の熱分析>
樹脂の熱分析は、試料約10mg、昇温速度10℃/min、窒素フロー50cc/minの条件で、DSC((株)リガク社製、装置名:DSC−8230)を用いて行った。なお、ガラス転移温度(Tg)は、ASTM−D−3418に従い、中点法で求めた。
<メルトフローレート>
メルトフローレートは、JIS−K6874に基づき、試験温度240℃、荷重10kgで測定した。
攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を付した30Lの反応釜に、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチ2500g、メタクリル酸メチル7500g、メチルイソブチルケトン(MIBK)3800g、メチルエチルケトン(MEK)950gを仕込み、初期モノマー濃度を68重量%とした。これに窒素を通じつつ100℃まで昇温し、還流したところで、開始剤としてターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート6.4gを添加すると同時に、ターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート6.4g、MIBK280g、MEK70gからなる溶液を4時間かけて滴下しながら還流下(約95℃〜110℃)で溶液重合を行い、さらに4時間かけて熟成を行った。このとき、溶液中のポリマー濃度が45重量%以下となるように、混合溶媒(MIBK:MEK=4:1)を重合反応開始2時間後から4時間後までは2500g/hrの速度で、4時間後から7時間後までは1600g/hrの速度で滴下した。反応開始から2時間毎に反応溶液の一部を取り出し、重合反応率および重量平均分子量を分析した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の環化縮合反応で得られた重合体溶液を、バレル温度260℃、回転数100rpm、減圧度13.3〜400hPa(10〜300mmHg)、リアベント数1個とフォアベント数4個のベントタイプスクリュー2軸押出機(φ=29.75mm、L/D=30)に、樹脂量換算で2.0kg/時間の処理処理速度で導入し、該押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(1A)を得た。
〔実施例2〕
2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル3000g、メタクリル酸メチル7000g、メチルイソブチルケトン(MIBK)3800g、メチルエチルケトン(MEK)950gを仕込み、初期モノマー濃度を68重量%とした以外は、実施例1と同様の手法で重合を行った。反応開始から2時間毎に反応溶液の一部を取り出し、重合反応率および重量平均分子量を分析した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の環化縮合反応で得られた重合体溶液を、実施例1と同様に押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(2A)を得た。
得られたペレット(2A)について、ダイナミックTGの測定を行ったところ、0.23重量%の重量減少率を検知した。また、このペレット(2A)の重量平均分子量は227000であり、メルトフローレートは3.81g/10分、ガラス転移温度は139℃であった。
攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を付した30Lの反応釜に、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル2500g、メタクリル酸メチル7000g、メタクリル酸500g、メチルイソブチルケトン(MIBK)3400g、メチルエチルケトン(MEK)850gを仕込み、初期モノマー濃度を70重量%とした。これに窒素を通じつつ100℃まで昇温し、還流したところで、開始剤としてジメチル2、2´−アゾビスイソブチレート15g、MIBK560g、MEK125gからなる溶液を6時間かけて滴下しながら還流下(約90℃〜110℃)で溶液重合を行い、さらに2時間かけて熟成を行った。溶液中のポリマー濃度が45重量%以下となるように、混合溶媒(MIBK:MEK=4:1)を重合反応開始1時間後から4時間後までは2000g/hrの速度で、4時間後から7時間後までは1300g/hrの速度で滴下した。反応開始から2時間毎に反応溶液の一部を取り出し、重合反応率および重量平均分子量を分析した。その結果を表1に示す。
次いで、得られた重合体(3a)を含む重合体溶液を、実施例1と同様に押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(3A)を得た。
得られたペレット(3A)について、ダイナミックTGの測定を行ったところ、0.15重量%の重量減少率を検知した。また、このペレット(3A)の重量平均分子量は263000であり、メルトフローレートは0.52g/10分、ガラス転移温度は138℃であった。
2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル1500g、メタクリル酸メチル8500g、メチルイソブチルケトン(MIBK)3800g、メチルエチルケトン(MEK)950gを仕込み、初期モノマー濃度を68重量%とし、さらに、開始剤としてターシャリーアミル−3,5,5−トリメチルヘキサノエートを使用し、還流時の添加量およびその後の滴下量を共に7.0gとした以外は、実施例1と同様の手法で重合を行った。反応開始から2時間毎に反応溶液の一部を取り出し、重合反応率および重量平均分子量を分析した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の環化縮合反応で得られた重合体溶液を、実施例1と同様に押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(4A)を得た。
得られたペレット(4A)について、ダイナミックTGの測定を行ったところ、0.13重量%の重量減少率を検知した。また、このペレット(4A)の重量平均分子量は307000であり、メルトフローレートは1.06g/10分、ガラス転移温度は128℃であった。
攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を付した30Lの反応釜に、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル1500g、メタクリル酸メチル8000g、メタクリル酸500g、メチルイソブチルケトン(MIBK)6080g、メチルエチルケトン(MEK)1520gを仕込み、初期モノマー濃度を57重量%とした。これに窒素を通じつつ100℃まで昇温し、還流したところで、開始剤としてターシャリーアミル−3,5,5−トリメチルヘキサノエート7.0gを添加すると同時に、ターシャリーアミル−3,5,5−トリメチルヘキサノエート7.0g、MIBK280g、MEK70gからなる溶液を4時間かけて滴下しながら還流下(約90℃〜110℃)で溶液重合を行い、さらに6時間かけて熟成を行った。溶液中のポリマー濃度が45重量%以下となるように、混合溶媒(MIBK:MEK=4:1)を重合反応開始1時間後から4時間後までは600g/hrの速度で、4時間後から7時間後までは970g/hrの速度で滴下した。反応開始から2時間毎に反応溶液の一部を取り出し、重合反応率および重量平均分子量を分析した。その結果を表1に示す。
次いで、得られた重合体(5a)を含む重合体溶液を、実施例1と同様に押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(5A)を得た。
得られたペレット(5A)について、ダイナミックTGの測定を行ったところ、0.17重量%の重量減少率を検知した。また、このペレット(5A)の重量平均分子量は326000であり、メルトフローレートは0.38g/10分、ガラス転移温度は135℃であった。
攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を備えた30Lの反応釜に、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル1600g、メタクリル酸メチル6400g、トルエン8000gを仕込み、初期モノマー濃度を50重量%とした。これに窒素を通じつつ100℃まで昇温し、還流したところで、開始剤としてターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート32gを添加して、還流下(100〜110℃)で溶液重合を行い、5時間かけて熟成を行った。重合の反応率は95.0%、重量平均分子量は150000であった。
次いで、得られた重合体溶液を、実施例1と同様に押出機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押し出すことにより、透明なペレット(c1A)を得た。
〔比較例2〕
攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を付した30Lの反応釜に、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル7500g、メタクリル酸メチル2500g、メチルイソブチルケトン(MIBK)3800g、メチルエチルケトン(MEK)950gを仕込み、初期モノマー濃度を68重量%とした。これに窒素を通じつつ100℃まで昇温し、還流したところで、開始剤としてターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート6.4gを添加すると同時に、ターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート6.4g、MIBK280g、MEK70gからなる溶液を4時間かけて滴下しながら還流下(約95℃〜110℃)で溶液重合を行い、さらに4時間かけて熟成を行なった。反応開始3時間後から徐々に溶液の粘度があがり、攪拌ができなくなった。得られた重合溶液をメチルエチルケトンに希釈したが不溶の固形物が生成した。
実施例1〜5および比較例1で得られたペレット(1A〜5A、c1A)を用いて、厚さ約400μm、20mのフィルム巻き取り試験を行った。その結果を表2に示す。
フィルム化条件は以下の通りであった。
スクリュー径:φ50mm
バレル温度:270℃
ダイ:温度260℃、幅1000mm
つや付き3本ロール温度:第1ロール125℃、第2ロール142℃、第3ロール118℃
引き取り速度:1.5m/min
実施例1で得られたペレット(1A)とASA樹脂(UMG ABS社製「ダイヤラックS210B」)とを共押出しし、2層積層体を作製した。
共押出し条件は以下の通りであった。
スクリュー径:ASA樹脂側φ50mm、ペレット(1A)側φ20mm
バレル温度:ASA樹脂側240℃、ペレット(1A)側260℃
つや付き3本ロール温度:第1ロール125℃、第2ロール142℃、第3ロール118℃
引き取り速度:1.5m/min
得られた積層体の表面性状は良好で、ペレット(1A)層の厚みは95μm、ASA樹脂層の厚みは2mmであった。
実施例2における、還流下(約80〜100℃)で5時間の環化縮合反応後に得られた重合体溶液に、さらにメチルエチルケトン(MEK)を加えて重合体(2a)の濃度を25重量%に調整し、コーティング用樹脂液を得た。なお、上記重合体濃度の調整に際しては、調整前の重合体溶液の一部を大量のメタノール中に加えて重合体を再沈殿させ、減圧ろ過した後、80℃で真空乾燥して得られた重合体の重量から、調整前の重合体溶液の重合体濃度を換算しておき、重合体濃度の調整に必要なMEKの量を決定した。
得られたコーティング用樹脂液を、プラスチック基板、ガラス基板および金属板等の各種基板に塗布して揮発乾燥させることにより、これら各種基板に表面保護膜を形成することができた。
Claims (6)
- 重合に供する全単量体成分中の単量体(1)の含有割合が10〜50重量%である、請求項2に記載のラクトン環含有重合体の製造方法。
- 請求項1に記載のラクトン環含有重合体からなるフィルム。
- 請求項1に記載のラクトン環含有重合体を表面層に有する多層積層体。
- 請求項1に記載のラクトン環含有重合体を含有するコーティング用樹脂液。
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