JP2005047934A - 抗腫瘍剤と共にモノクローナル抗体を用いた治療剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヒトEGFレセプターを発現し且つEGFによって細胞分裂促進を刺激されるヒト腫瘍細胞をもつヒト癌患者を治療するために抗腫瘍剤と共に用いる有効量のモノクローナル抗体を有すると共に、(i)該抗体は該腫瘍細胞のヒトEGFレセプターの細胞外ドメインに結合し、(ii)該抗体は該抗腫瘍剤に結合せず、且つ(iii)該抗体はEGFのヒトEGFレセプターへの結合を阻害することを特徴とする治療剤によって達成される。
【効果】 ヒトEGFレセプターと抗腫瘍剤とを併用することによってこれらの薬剤のそれぞれの単独使用からは予測され得なかった相乗効果を達成し得る。
【選択図】 図10
Description
(i)マウスをヒトEGFレセプターを発現する細胞で免疫し;
(ii)該マウスから脾臓を取り出し、脾臓細胞の懸濁物を作成し;
(iii)融合促進剤の存在下該脾臓細胞とマウスミエローマ細胞(mouse myeloma cells)とを融合せしめ;
(iv)融合しなかったミエローマ細胞が生育できない培地を含む分離ウエル中で融合細胞を希釈培養し;
(v)ハイブリドーマを含有する各ウエル中の上清液中のヒトEGFレセプターに対する抗体の存在を測定し;
(vi)ヒトEGFレセプターの細胞外のドメインに結合する抗体を産生するハイブリドーマを選別しクローン化し;
そして
(vii)該クローン上にある上清液から抗体を回収する
工程からなることを特徴とする
ヒトEGFレセプターの細胞外のドメインに結合し、そしてヒトEGFレセプターを発現すると共にEGFにより細胞分裂刺激を受けるヒト癌細胞の生育を阻止することのできるモノクローナル抗体の製造法に関する。
(viii)該クローンをマウス腹腔内に移植し、
(ix)該マウスから腫瘍化した腹水または血清を採取し、そして該腹水または血清は所望の抗体を含んでいる
を含むことを特徴とするモノクローナル抗体の製造法に関する。
モノクローナル抗体の産生
A.免疫及び体細胞のハイブリッド化
Balb/cマウスをCH71細胞またはCH71細胞膜調製物の腹腔内への注射により免疫した。CH71細胞はEGF−R cDNAの切断されたかたちのもの(EGF−Rの細胞内のドメインの大部分が欠失したもの)を有するプラスミドでトランスフェクトされたチャイニーズハムスター卵巣細胞である。(Linvneh,et al.,J.Biol.Chem.,Vol.260,12490(1986))。このトランスフェクトされた細胞は、ほぼ106 個の変異EGF−R分子/細胞を発現する。CH−71細胞を選ぶことにより、EGF−Rの細胞外のドメインに対する抗体を分泌するハイブリドーマのみを最初のスクリーニング試験で選択できそしてヒトEGF−R分子に結合しているヒトに特異的な糖類に対して向けられた抗体を選択することを避けることができる。
融合生成物をヒポキサンチン−アミノプリテン−チミジン(HAT)選択培地の代わりにヒポキサンチン−アザセリン(HA)選択培地(非特許文献14)で希釈し、96ウエルプレートに分けて入れた。
G.Buttin,et al.,Current Topics in Microbiology and Immunology,Vol.81,27−36(1978)
セルラインの培養
A.ヒト口部類表皮癌細胞(KB細胞)の培養
口部類表皮癌から誘導されたKB腫瘍セルラインはAmerican Type Tissue Culture Collectionから入手された。その細胞は、56℃で30分間インキュベートすることにより補体活性をなくした10%ウシ胎児血清を補なったDulbeccoの修飾Eagle培地中で生育させ、そしてグルタミン、ペニシリン、ストレプトマイシン及びピルビン酸ナトリウム中37℃、5% CO2 ;95%空気下に生育させた。
184A1N4及び184A1N4−Tヒト乳房上皮細胞はMartha Stampfer,Lawrence Berkeley Laboratory,Berkeley,CA.により提供された。184A1N4細胞は、グルタミン(0.6mg/ml)、ウシ胎児血清(0.5%)、ヒドロコルチゾン(0.5μg/ml)、インシュリン(5μg/ml)及びEGF(10ng/ml)を補なった1MEM及び5% CO2 中で37℃で保持された。184A1N4−Tは、グルタミン(0.6mg/ml)、ゲンタマイシン(40mg/ml)及び10%ウシ胎児血清を補なった1MEM(Biofluids,Rockrille,MD)及び5% CO2 中37℃で保持された。MDA−468細胞は、184A1N4−T細胞と同じ条件及び培地中で培養された。
108IgG2aハイブリドーマセルラインはEGFレセプターを発現しているCH71細胞でマウスを免疫して生成させ、KBセルラインと同じ条件下に培養した。
96IgMハイブリドーマセルラインは、108IgG2aハイブリドーマセルラインに対して記載したのと同じ方法で生成させた。
A.動物からのモノクローナル抗体108の精製
108IgG2aハイブリドーマ細胞を注射した動物の腹水を4℃で10分間eppendorf centrifuge中で遠心して澄んだ液とした。4℃で飽和硫酸アンモニウムをゆっくりと添加してpH7.5で24時間かけて最後には45%(V/V)の濃度までにしモノクローナル抗体を沈殿させた。沈殿を15分間10,000gで遠心して集め、50%V/Vの硫酸アンモニウム液、pH7.5、4℃で2回洗滌した。さらに0.14Mトリス緩衝液、pH8.0中のセファロースCLプロテインA(Pharmacia)のアフィニティクロマトグラフィーによって精製し、0.1Mクエン酸塩緩衝液、pH3.0で溶出し、次にPBSに対して徹底的に透析してモノクローナル抗体108を得た。
96IgMハイブリドーマ細胞を注射した動物の腹水を4℃で15分間3000RPMでlow speed centrifuge中で遠心して澄んだ液とした。4℃で飽和硫酸アンモニウム液をゆっくりと加え、pH7.5で24時間かけて最後には45%(V/V)の濃度までにしてモノクローナル抗体を沈殿させた。沈殿を10,000gで15分間遠心して集め、pH7.5、4℃で50%V/Vの硫酸アンモニウム液で2回洗滌した。次に沈殿を溶解し、50mMトリスpH8、0.5M NaClに対して徹底的に透析した。50mMトリス、pH7.8、0.5M NaCl中で平衡化したセファクリルS−3000を使用してゲル濾過によってこのものを精製した。モノクローナル抗体mAb 96を含有するピークをプールして、PBSに対して透析した。
モノクローナル抗体108のF(ab)’ 2 及びF(ab)’フラグメントの精製、比活性及び免疫反応性
モノクローナル抗体108(5mg/ml)の0.1M酢酸ナトリウム緩衝液pH3.9の溶液を37℃で7時間4%W/Wペプシン(Worthington Biochemical Corporation,New Jersey)存在下消化した。2MトリスでpHを8.0にあわせて消化を止め、次に4℃でPBSに対して透析した。残りの未反応のIgG分子をプロテインAアフィニティクロマトグラフィーによって除去した。Fc部及びより小さなフラグメントをセファロースG−100のゲル濾過により除去した。単価Fab’フラグメントを調製するため、F(ab)’2 (2mg/ml)を37℃で1時間20mMトリス緩衝液、pH8.2中で10mMジチオスレイトールで還元した。37℃で30分間40mMヨードアセトアミド液でアルキル化し、次に4℃でPBSに対して徹底的に透析した。ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE、第1図参照)によっていろいろなフラグメントの純度及び消化が完結していることを分析した。モノクローナル抗体108の 125I−標識化をクロラミンT法(非特許文献15)によって行った。通常約3×106 cpm/μg IgGの比活性のものが得られた。 125I標識108のKB細胞上に現われたEGFレセプターへの結合と競合しうる点で天然のままのモノクローナル抗体108と比較してモノクローナル抗体108のF(ab)’2 及びF(ab)フラグメントは充分に免疫反応性を有していた(第2図参照)。
モノクローナル抗体108の結合性
A.細胞表面EGFレセプターに対するモノクローナル抗体の結合活性
ハイブリドーマ108の上清液の抗体結合活性を間接螢光免疫分析法により測定した。KB細胞(試料当り2×106 個)をアッセイ前に24時間トリプシン処理し、試験管(Falcon,ポリスチレン製丸底試験管)に入れた。アッセイ前に、KB細胞懸濁液を冷PBSで洗滌し、4℃で45分間108ハイブリドーマの上清と共にインキュベートした。1%ウシ血清アルブミンを含有するPBSで洗った後、4℃で45分間フルオレツセイン標識したウサギ抗マウスIgGと共にその細胞をインキュベートした。細胞試料をPBSに懸濁し、螢光セルソーター(FACS II、Bectin Dickenson,Mountainview,Ca,USA)でもって分析した(第3図参照)。レセプター発現の均一性を、ヒトB型肝炎ウイルスに対して作製されたハイブリドーマ(7H01)の上清で観察された染色がないということと比較して少なくとも96%の細胞において陽性の染色があることによって示した。4℃での抗体結合パラメーターのScatchard分析は平均2×105 結合部位/細胞及び1.8×10-9M-1のKDを示した。
KB細胞(24ウエルプレート中の105 個/ウエル;NUNC)を24時間生育させ、PBSで洗滌し、4℃、あるいは室温で1時間1%ウシ血清アルブミンを含有するDMEM中天然のままの抗体またはそのフラグメントの各種の濃度のものと、 125Iモノクローナル抗体108(約1×106 cpm/ml)存在下にインキュベートした。次に細胞を洗滌し、0.5N NaOH液で可溶化し、その放射活性をカウンター(Konton,Switzerland)で測定した。非特異的な結合は、100倍過剰量の非標識モノクローナル抗体を加えて測定した。結果を、非標識抗体と共にインキュベートした細胞に結合した放射活性の、冷抗体を加えることなしにインキュベートした細胞に結合した放射活性に対するパーセンテイジとして表わした。
KB細胞(4×106 個)をヌードマウス(5−6週令)の背部に皮下接種した。14日後腫瘍が約1.2cmの直径に達した時 125Iモノクローナル抗体108を静脈内あるいは腹腔内に注射した(5×106 cpm:3×106 cpm/μg)。コントロールとしてヒトB型肝炎ウイルスに対する 125I−モノクローナル抗体7H01 IgG2aを用いた。抗体を投与して4日たってから動物を殺して、各種組織中の放射活性を測定した。少なくとも各群あたり4匹の動物の平均を示した。(第4図参照)。
モノクローナル抗体96の結合性
A.上皮細胞生長因子とモノクローナル抗体96との競合ラジオイムノアッセイ
24−ウエルプレート中の洗滌され集密的MDA−468細胞単層を4℃で2.5時間各種濃度の結合緩衝液(IMEM、0.1% BSA、50mM Hepes)中の抗体または非標識EGFと共にあるいはそれらなしにインキュベートした。〔 125I〕EGF(S.A.80−160μCi/μg、IGN Radiochemicals,CA)を終濃度1nMとなるよう加えた。インキュベーション後、単層細胞を洗滌し、溶菌用緩衝液(10mMトリス、1mM EDTA、0.5% SDS、pH7.4)でもって可溶化し、放射活性をガンマ線カウンター(LKB−Pharmacia)を用いて測定した。
モノクローナル抗体108の有用性
A.KB細胞のコロニー阻害アッセイ
KB細胞を2×102 細胞/皿の濃度でペトリ皿(50×15nM2 、NUNC)中にまいた。16〜24時間後、培地を、EGFを含むあるいは含まないモノクローナル抗体108の天然のものあるいはフラグメント化したものの各種濃度のものを含有する新鮮なもので置きかえた。6日目にカルチャーを上記の成分を含有する新鮮な培地に再び植えた。15日目にPBSで洗滌し、4%V/VホルムアルデヒドのPBS液で15分間固定し、ヘマトキシリンで染色した。次に形成されたコロニー数(25細胞)を測定した。
KB細胞(2×106 )をヌードマウスに皮下注射し、次に腫瘍細胞の注射の後第1日目から始めて1回または数回間隔をおいたモノクローナル抗体108の投与を行なった。腫瘍パラメーターを週に2回カリパスでもって測定し、その容積を次式に従って計算した:
腫瘍容積(nM3 )=長さ×幅×高さ。
測定値を確認するため、動物を殺した時に腫瘍の容積と腫瘍の重量との相互関係を評価した。
転移形態のKB腫瘍を細胞を静脈内(i.v.)に注射することによって得ることができた。1.5×106 個のKB細胞を注射されたマウスは、その移植後4−6週間で肺に腫瘍結節を作った。この腫瘍モデルは、腫瘍細胞で内部器官に浸透していくという臨床上の条件に似たものである。このことは癌治療の上での主要の問題点である。KB細胞の注射につづいて、その腫瘍の注射の後第6日目、第9日目及び第13日目に.5mgのモノクローナル抗体108を計3回静脈内注射した。実験の終りに、肺を取り出し、4%ホルムアルデヒドで固定し、パラフィンに埋め込んだ。4−5μmの厚さに連続してスライスし、ヘマトキシリンで染色した。肺を通るいろいろな深さの転移性の結節の数が光顕微鏡検査分析法により得られた。動物が有していた肺の腫瘍から3種の転移性細胞クローンを単離し、そのレセプターレベルをアッセイし、レセプターの発現があることがわかった。抗体による処理は肺の腫瘍の結節の数を、それぞれのコントロールの15%にまで減少させた。(P<0.05 Mann−Whitney分析法)。(第8図参照)
モノクローナル抗体96の有用性
A.184A1N4及びMDA−468細胞の生育の96による阻止
184A1N4及びMDA−468細胞を3本の24−ウエルプレートのウエルの中に入れ(5,000/ウエル)、抗体を加える前に付着させておいた。184A1N4の生育培地は1ng/ml EGF及びEGFと共に同時に生育培地中に加えられたいろいろな量のEGFR抗体を含んでいた。MDA−468の生育培地はどんなEGFも含んでいなかった。生育培地を48時間後に交換し、4日後に細胞を測定した。生育実験の最後に細胞をトリプシン−EDTAでもって収穫し、Particle Dataセルカウンター(Particle Data,Inc.,Elmhurst,IL)を用いて測定した。コントロール細胞数%(平均±SD)で示した。96IgM(●)、42IgM(○)、非特異的なIgM(△)、225IgG(■)、108IgG(□)、非特異的なIgG(▲)。(第13図参照)。
184A1N4−T細胞を0.4% Bacto−Agar(Difco,Detroit,MI)、IMEM、10%FBS及び処置を含有する半固体寒天培地中に懸濁した。細胞を3本の1ml IMEM、0.6%寒天及び10%FBSを含有する35mm培養皿に入れた(10,000個/皿)。10−14日間37℃で5% CO2 中で20nM aEGFRまたは20nM非特異的な抗体の存在下そしてEGFの濃度を大きくしながらその皿をインキュベートした。60μmより大きなコロニーの数を平均(±SD)で示した。A)IgG:225IgG(●)、108IgG(○)、非特異的なIgG(△)。B)IgM:96IgM(○)、42IgM(●)、非特異的なIgM(△)。直径が60μmより大きな細胞のコロニーはBausch & Lombコロニーカウンターを用いて測定した。(第15図参照)
MDA−468細胞を0.4% Bacto−Agar(Difco,Detroit,MI)、IMEM、10%FBS及び処置を含有する半固体寒天培地中に懸濁した。細胞を3本の1ml IMEM、0.6%寒天及び10%FBSを含有する35mm培養皿中に入れた(10,000個/皿)。10−14日間37℃で5% CO2 中で20nM aEGFRまたは20nM非特異的な抗体の存在下そしてEGFの濃度を大きくしながらその皿をインキュベートした。60μmより大きなコロニーの数を平均(±SD)で示した。A)IgG:225IgG(●)、108IgG(△)、非特異的なIgG(▲)、EGF単独(○)。B)IgM:96IgM(△)、42IgM(●)、非特異的なIgM(▲)、EGF単独(○)。直径が60μmより大きな細胞のコロニーはBausch & Lombコロニーカウンターを用いて測定した。(第16図参照)。
モノクローナル抗体108のドキソルビシンと共に投与した場合の有用性
KB細胞を注射して皮下に腫瘍をつくった。腫瘍を注射した後24時間目及び3−4日の間隔を置いて3回、0.45mgのモノクローナル抗体108と37.5μgのドキソルビシン(アドリアマイシン)を計4回投与した。腫瘍の容積をコントロールと比較した:リン酸塩緩衝液、抗体単独あるいは薬剤単独。(第9図参照)
a)1.8mgのモノクローナル抗体108及び100μgシスプラチンでもって皮下に2×106 個のKB細胞を接種後24時間して1回投与処理した。結果を第10図に示す。
b)腫瘍の移植後20時間目に1.9mgのモノクローナル抗体108と0.1μgのシスプラチンを別々の注射器で静脈内に1回投与処理した。配合治療の場合にはそれぞれのもの単独による治療に比して顕著に優れていた(P<0.02、スチューデントテスト、P<0.007 Mann−Whitney分析法)。(第11図参照)
Claims (13)
- ヒトEGFレセプターを発現し且つEGFによって細胞分裂促進を刺激されるヒト腫瘍細胞をもつヒト癌患者を治療するために抗腫瘍剤と共に用いる有効量のモノクローナル抗体を有すると共に、(i)該抗体は該腫瘍細胞のヒトEGFレセプターの細胞外ドメインに結合し、(ii)該抗体は該抗腫瘍剤に結合せず、且つ(iii)該抗体はEGFのヒトEGFレセプターへの結合を阻害することを特徴とする治療剤。
- 抗腫瘍剤と合体される請求項1記載の治療剤。
- モノクローナル抗体と抗腫瘍剤とを別々に投与する請求項1記載の治療剤。
- 抗腫瘍剤がドキソルビシンである請求項1記載の治療剤。
- 抗腫瘍剤がシスプラチンである請求項1記載の治療剤。
- モノクローナル抗体が抗原−抗体複合体中のヒト口部類表皮癌(KB)細胞のヒトEGFレセプターの細胞外ドメインに結合することによって該KB細胞の成長を阻害する能力をもつ請求項1記載の治療剤。
- (i) 抗腫瘍剤及び抗体がそれぞれ異なる作用機構を介して働きヒト腫瘍細胞に対して細胞毒応答を生じ、且つ(ii)抗体が抗腫瘍剤に結合しない請求項1記載の治療剤。
- (i) 抗体及び抗腫瘍剤の併合作用がそれぞれ単独作用から予測されたものよりも大きく、且つ(ii)抗体が抗腫瘍剤に結合しない請求項1記載の治療剤。
- (i) 抗腫瘍剤及び抗体がそれぞれ異なる作用機構を介して働きヒト腫瘍細胞に対して細胞毒応答を生じ、 (ii) 抗体及び抗腫瘍剤の併合作用がそれぞれの単独作用から予測されたものよりも大きく、且つ(iii) 抗体が抗腫瘍剤に結合しない請求項1記載の治療剤。
- (i) 抗体がEGFレセプターに関して拮抗剤として作用し、且つ (ii) 抗体が抗腫瘍剤に結合しない請求項1記載の治療剤。
- (i) 抗体がEGFレセプターに関して拮抗剤として作用し、(ii)抗体及び抗腫瘍剤の併合作用がそれぞれの単独作用から予測されたものよりも大きく、且つ(iii) 抗体が抗腫瘍剤に結合しない請求項1記載の治療剤。
- 抗体が腫瘍細胞のヒトEGFレセプターの細胞外ドメインに結合したヒト特異的炭水化物に結合しない請求項1記載の治療剤。
- モノクローナル抗体がハイブリドーマセルラインATCC HB8508によって産生された225である請求項1記載の治療剤。
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