JP2004253376A - 燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池 - Google Patents

燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくし、電池セルの性能を最大限に引き出すことができる燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料側電極33b、固体電解質33c、酸素側電極33dを順次設け、燃料側電極33bを支持する導電性支持体33aに、導電性中間膜33eを介してインターコネクタ33fを設けてなるとともに、燃料側電極33bを支持する導電性支持体33a、及び導電性中間膜33eが、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子からなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池に関するものである。
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルのスタックを収納容器内に収納した燃料電池が種々提案されている。
図3は、従来の固体電解質型燃料電池のセルスタックを示すもので、このセルスタックは、複数の燃料電池セル1を整列集合させ、一方の燃料電池セル1と他方の燃料電池セル1との間に金属フェルトからなる集電部材3を介在させ、一方の燃料電池セル1の燃料側電極1aと他方の燃料電池セル1の酸素側電極1bとを電気的に接続して構成されている。
燃料電池セル1は、支持体1c上の外周面に多孔質な燃料側電極1a、緻密質な固体電解質1d、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極1bを順次設けて構成されており、固体電解質1d、酸素側電極1bから露出した支持体1cには、酸素側電極1bに接続しないようにインターコネクタ1eが設けられ、燃料側電極1aと電気的に接続している。
このインターコネクタ1eは、燃料側電極1aの内部を流れる燃料ガスと、酸素側電極1bの外側を流れる酸素含有ガスとを確実に遮断するため、また、燃料ガス及び酸素含有ガスで変質しにくい緻密な導電性セラミックスが用いられている。
一方の燃料電池セル1と他方の燃料電池セル1との電気的接続は、一方の燃料電池セル1の燃料側電極1aを、支持体1cに設けられたインターコネクタ1e、集電部材3を介して、他方の燃料電池セル1の酸素側電極1bに接続することにより行われている。
燃料電池は、上記セルスタックを収納容器内に収納して構成され、支持体1c内部に燃料ガス(水素)を供給し、酸素側電極1bに酸素含有ガスを供給して1000℃程度で発電される。
このような燃料電池セル1では、一般に、支持体1cと、燃料側電極1aが、Niと、Yを含有するZrO(YSZ)とからなり、固体電解質1dがYを含有するZrO(YSZ)からなり、酸素側電極1bが遷移金属ペロブスカイト型酸化物から構成されている。
また、上記のような燃料電池セル1を製造する方法としては、近年では製造工程を簡略化し、且つ製造コストを低減するために、支持体1cと、燃料側電極1a、固体電解質1d、インターコネクタ1eを同時焼成する、いわゆる共焼結法が提案されている。この共焼結法は非常に簡単なプロセスで製造工程数も少なく、セルの製造時の歩留まり向上、コスト低減に有利である。
しかしながら、従来の燃料電池セル1では、支持体1cが、Niと、Yを含有するZrOとから構成されており、Niの熱膨張係数が16.3×10−6/℃、Yを含有するZrOの熱膨張係数が10.8×10−6/℃であるため、Yを含有するZrOからなる固体電解質1dに、支持体1cの熱膨張係数を近づけることが困難であり、セル製造工程を簡略化するため、支持体1cと固体電解質1dを同時焼成すると、固体電解質1dにクラックが発生したり、固体電解質1dが支持体1c上に形成された燃料側電極1aから剥離するという問題があった。
そこで、近年においては、固体電解質と支持体の熱膨張係数を近づけるため、支持体を、Niと、ZrOよりも熱膨張係数の低いムライト(3Al・2SiO)やスピネル(MgAl、CaAl)とから形成することが行われている(特許文献1参照)。
特開平7−029574号公報
ところが、このような燃料電池セル1では、支持体1cと固体電解質1dを同時焼成したとしても、支持体1cの熱膨張係数を固体電解質1dの熱膨張係数に近づけることができるため、固体電解質1dのクラックや、固体電解質1dの燃料側電極1aからの剥離を抑制できるものの、同時焼成時に、支持体1cのMg、Al、Si等の成分が固体電解質1dに拡散し、固体電解質1dのイオン伝導度を低下させ、燃料電池セル1の発電性能を低くするという問題があった。
そこで、本出願人は、支持体1cとして鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物と、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prから選ばれた1種以上の希土類元素を含む希土類酸化物を主成分とすることを提案した(特願2002−024980)。
この燃料電池セルによれば発電性能を向上できるが、さらなる出力向上のため、燃料電池セルを詳細に分析した結果、共焼結させた場合、酸素側電極と燃料側電極間での出力は向上するものの、燃料側電極とインターコネクタ間の電位降下が従来よりも若干大きくなっていることが判明した。
この電位降下が従来よりも若干大きくなる理由は明確ではないが、支持体とインターコネクタの界面の断面をEPMAにより分析した結果、例えば、支持体にYを含有させた場合、インターコネクタに含有されるLa成分の拡散と、支持体に含有されるY成分の拡散が認められ、この界面に両者の偏析が観察された。このことから、両者の界面に、La−Y−O系からなる絶縁性の反応層が形成され、電位降下を大きくしていると推定される。
本発明は、導電性支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくし、発電能力の高い燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池セルは、燃料側電極、固体電解質、酸素側電極を順次設け、前記燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体に、導電性中間膜を介してインターコネクタを設けてなるとともに、前記燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体、及び前記導電性中間膜が、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子からなることを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、一般にセラミックスから構成されるインターコネクタと、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物を含有する燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体との間に、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子からなる導電性中間膜が形成されているため、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の中間膜により、同時焼成時における両者間のLa及び希土類元素の相互拡散を抑制でき、支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくできるとともに、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との接合強度を向上できる。さらに、導電性中間膜は鉄族金属を含有しているため、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の導電性を向上できる。
また、本発明の燃料電池セルは、導電性中間膜のセラミック粒子の存在比率が、燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体のセラミック粒子よりも少ないことを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、インターコネクタと、このインターコネクタが設けられた燃料側電極又は導電性支持体との間に、燃料側電極又は導電性支持体のセラミック粒子よりも少ないセラミック粒子を含有する導電性中間膜が形成されているため、導電性中間膜中の鉄族金属量が燃料側電極又は導電性支持体よりも多くなり、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の導電性を向上できる。
さらに、本発明の燃料電池セルは、導電性支持体に燃料側電極を設け、前記導電性支持体が、希土類酸化物とNi及び/又はNiOを含有し、導電性中間膜がNi及び/又はNiOと、希土類元素を含有するZrOとを含有するとともに、インターコネクタがランタン−クロム系酸化物材料からなり、前記導電性支持体、前記燃料側電極、固体電解質、前記導電性中間膜及び前記インターコネクタが同時焼結されていることを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、支持体とインターコネクタとの間に、Ni及び/又はNiOと、希土類元素を含有するZrOとを含有する中間膜を設けることで、同時焼成時における両者間のLa及び希土類元素の相互拡散を抑制でき、支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくし、発電能力の高い燃料電池セルを提供できる。
また、このような燃料電池セルでは、支持体を希土類酸化物とNi及び/又はNiOとを含有する組成物から構成することにより、支持体が固体電解質に及ぼす悪影響を排除できるため、固体電解質のイオン伝導度を高くすることができ、発電性能に優れた燃料電池セルを提供できる。
このような燃料電池セルでは、希土類酸化物は、焼成時や発電中に鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物との固溶、反応が殆どなく、また、支持体に混合する希土類酸化物、例えばYは熱膨張係数が8.14×10−6/℃、YbはYと殆ど同程度であり、希土類元素が固溶したZrOの熱膨張係数(約10.8×10−6/℃)よりも遥かに小さいため、Y、Ybなどの含有比率を制御することにより、支持体1cの熱膨張係数を固体電解質の熱膨張係数に近づけることができる。また、さらに、熱膨張係数の小さい希土類酸化物を用いることにより、支持体のNi量を増加させることができ、支持体の電気伝導度を向上させることができ、燃料電池の特性を向上させることができる。
また、支持体は、拡散しにくい鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物と特定の希土類酸化物を主成分とするため、支持体と固体電解質とを同時焼成したとしても希土類元素が固体電解質に拡散しにくく、固体電解質のイオン伝導度や酸素側電極の導電率等に悪影響を及ぼすことがなく、さらに希土類元素が仮に同時焼成時に拡散したとしても、固体電解質はそもそもY、Yb等の希土類酸化物が固溶したZrOから構成されているため、固体電解質への影響を最小限に抑制できる。また、Y、Ybなどの希土類酸化物は、固体電解質の安定化剤として用いられており、燃料電池セルの元素種の増加を防止できる。
さらに、本発明の燃料電池セルは、導電性支持体中の希土類酸化物は、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prから選ばれた1種以上の元素を含む希土類酸化物であることを特徴とする。このような燃料電池セルでは、支持体の希土類酸化物を、熱膨張係数が小さい希土類酸化物とすることで、支持体中の金属成分を増加させることができるため、支持体の電気電導度を増加させることができ、燃料電池セルの発電能力を向上できる。
また、本発明の燃料電池セルは、導電性中間膜の厚さが20μm以下であることを特徴とする。このような燃料電池セルでは、中間膜には、微量ながらLa成分が拡散する傾向があるが、中間膜を20μm以下と薄くすることで抵抗を減少させることができ、それにより中間膜を通しての電位降下を小さくできる。さらに、導電性中間膜を薄くすることにより、中間膜の熱膨張係数が、インターコネクタ、燃料側電極又は導電性支持体と異なる場合であっても、中間膜における剥離を防止できる。
さらに、本発明の燃料電池セルは、インターコネクタ表面にP型半導体からなる集電膜を設けたことを特徴とする。インターコネクタ表面に直接金属の集電部材を介して集電すると非オーム接触により、電位降下が大きくなる。オーム接触をし、電位降下を少なくするためには、インターコネクタにP型半導体を接続する必要があり、例えば、P型半導体であるペロブスカイト型酸化物を用いることが重要である。これにより、インターコネクタ表面に直接金属の集電部材を介して集電するよりも、インターコネクタと集電体界面の電位降下を小さくできる。
また、本発明の燃料電池セルは、導電性中間膜の鉄族金属がNiであって、前記導電性中間膜のセラミック粒子が、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prからなる群より選択された少なくとも1種の元素を含むZrO又はCeOであることを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、同時焼成時における両者間のLa及び希土類元素の相互拡散を抑制でき、電子伝導性を有するセラミック粒子であるZrO又はCeOにより中間膜を形成することから、支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくし、発電能力の高い燃料電池セルを提供できる。
さらに、本発明の燃料電池セルは、導電性中間膜のセラミック粒子は35〜45体積%、燃料側電極を支持する導電性支持体のセラミック粒子は35〜65体積%であることを特徴とする。このような燃料電池セルでは、少ないセラミック粒子を含有する導電性中間膜が形成されているため、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の導電性を向上できる。
本発明の燃料電池セルの製法は、周期律表第3a族元素の酸化物粉末とNi及び/又はNiO粉末と有機成分からなる支持体成形体の表面に、燃料側電極成形体が形成され、該燃料側電極成形体表面に固体電解質成形体が形成され、前記支持体成形体表面にNiO粉末と周期律表3a族元素が固溶したZrO又はCeO粉末と有機成分とを含有する中間膜成形体が形成され、該中間膜成形体表面にランタン−クロム系酸化物粉末と有機成分とを含有するインターコネクタ成形体が形成された積層成形体を作製する工程と、該積層成形体を同時焼成する工程と、固体電解質表面に酸素側電極を形成する工程とを具備することを特徴とする。このような製法によれば、導電性支持体、燃料側電極、固体電解質、インターコネクタを共焼結させても、支持体とインターコネクタ間の反応を防止でき、セルの性能を低下させることがなくなる。
本発明の燃料電池は、上記燃料電池セルを収納容器内に複数収納してなることを特徴とする。このような燃料電池では、支持体と固体電解質の熱膨張差による燃料電池セルの破損を防止できるとともに、支持体とインターコネクタの界面での電位降下を抑制できるため、発電性能の優れた燃料電池を提供できる。
本発明の燃料電池セルでは、一般にセラミックスから構成されるインターコネクタと、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物を含有する燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体との間に、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子からなる導電性中間膜が形成されているため、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の中間膜により、同時焼成時における両者間のLa及び希土類元素の相互拡散を抑制でき、支持体とインターコネクタ間の電位降下を小さくできるとともに、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との接合強度を向上できる。さらに、導電性中間膜は鉄族金属を含有しているため、インターコネクタと、燃料側電極又は導電性支持体との間の導電性を向上できる。
図1は、本発明の燃料電池セル33の横断面斜視図を示すもので、燃料電池セル33は断面が扁平状で、全体的に見て平板棒状(中空平板型)であり、その内部には複数のガス流路34が軸長方向に形成されている。
この燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て長尺状平板のY,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prから選ばれた1種以上の元素を含む希土類酸化物とNi及び/又はNiOとを含有する導電性支持体33aの外面に、多孔質な燃料側電極33b、緻密質な固体電解質33c、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極33dを順次積層し、酸素側電極33dと反対側の支持体33aの外面に導電性中間膜33e、ランタン−クロム系酸化物材料からなるインターコネクタ33f、P型半導体材料からなる集電膜33gを形成して構成されている。
即ち、燃料電池セル33は、断面形状が、幅方向両端に設けられた弧状部mと、これらの弧状部mを連結する一対の平坦部nとから構成されており、一対の平坦部nは平坦であり、ほぼ平行に形成されている。これらの燃料電池セル33の平坦部nの一対のうち一方は、支持体33の平坦部に、中間膜33e、インターコネクタ33f、集電膜33gを形成して構成され、他方の平坦部nは、支持体33の平坦部に、燃料側電極33b、固体電解質33c、酸素側電極33dを形成して構成されている。
導電性中間膜33eは、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子から構成され、例えば、Ni及び/またはNiOと希土類元素を含有するZrO又はCeOを主成分とするものである。
鉄族金属としては、Ni、Fe、Co等があり、特にはNiが望ましく、セラミック粒子としては、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prからなる群より選択された少なくとも1種の元素を含むZrO又はCeOが好適に用いられる。
中間膜33e中のNi化合物のNi換算量は、導電性を向上するという点から、全量中35〜80体積%が望ましく、好ましくは50〜70体積%、さらには55〜65体積%が望ましい。言い換えると、中間膜33e中のセラミック粒子は、20〜65体積%、好ましくは30〜50体積%、さらには35〜45体積%が望ましい。中間膜33e中のNi換算量を35体積%以上とすることで、Niの導電パスが増加し、中間膜33eの伝導度が向上し、電圧降下が小さくなる。また、Niを80体積%以下とすることで、支持体33aとインターコネクタ33fの間の熱膨張係数差を小さくすることができ、両者の界面での亀裂の発生を抑制できる。
また、電位降下が小さくなるという点から中間膜33eの厚さは20μm以下が望ましく、さらに、10μm以下が望ましい。また、このように、中間膜33eの厚さを薄くすることにより、仮にインターコネクタ33f、支持体33aと中間膜33eとの熱膨張係数差が大きい場合であっても、その間における界面亀裂を抑制できる。拡散を防止するという点から6μm以上が望ましい。
また、支持体33aの希土類元素は中希土類元素、重希土類元素が望ましい。中希土類元素や重希土類元素の酸化物の熱膨張係数は、固体電解質33cのYを含有するZrOの熱膨張係数より熱膨張係数が小さく、Niとのサーメット材としての支持体33aの熱膨張係数を固体電解質33cの熱膨張係数に近づけることができ、固体電解質33cのクラックや、固体電解質33cの燃料側電極33bからの剥離を抑制できる。熱膨張係数が小さい重希土類酸化物を用いることで、支持体33a中のNiを多くでき、支持体33aの電気伝導度を上げることができるという点から、さらに、重希土類酸化物を用いることが望ましい。
なお、軽希土類元素のLa、Ce、Pr、Ndの酸化物は、希土類元素酸化物の熱膨張係数の総和が固体電解質の熱膨張係数未満である範囲であれば、中希土類元素、重希土類元素に加えて含有されていても何ら問題はない。
また、精製途中の安価な複数の希土類元素を含む複合希土類酸化物を用いることにより原料コストを大幅に下げることができる。その場合も、複合希土類酸化物の熱膨張係数は固体電解質の熱膨張係数未満であることが重要である。
このような導電性支持体33aは、セラミック粒子としての希土類酸化物と、鉄族金属としてのNi及び/又はNiOを含有することが望ましく、希土類酸化物は、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prから選ばれた1種以上の元素を含む希土類酸化物であることが望ましい。また、支持体33aは、希土類酸化物を35〜65体積%と、Ni及び/又はNiOをNi換算で35〜65体積%含有することが望ましい。このような組成比とすることにより、導電性を確保できるとともに、固体電解質の熱膨張係数に近づけることができる。
そして、本発明では、導電性中間膜33eのセラミック粒子の存在比率が、燃料側電極を支持する導電性支持体33aのセラミック粒子よりも少ないことが望ましい。逆に言えば、導電性中間膜33eの鉄族金属及び/又は鉄族金属酸化物の鉄族金属換算での存在比率が、導電性支持体33aよりも多いことが望ましい。
また、インターコネクタ33fは、ランタンークロム系酸化物材料からなり、低温焼結するため、通常MgやSr等の添加物が添加されて形成されている。このような添加物を添加する場合には、熱膨張係数が高くなりやすいが、上記したように、中間膜33eの厚みを20μm以下とすることにより、支持体33aとインターコネクタ33fの間の界面亀裂を抑制できる。
このインターコネクタ33f表面には、P型半導体、例えば、遷移金属ペロブスカイト型酸化物からなる集電膜33gを設けることが望ましい。インターコネクタ33f表面に直接金属の集電部材を配して集電すると非オーム接触により、電位降下が大きくなる。オーム接触をし、電位降下を少なくするためには、インターコネクタ33fにP型半導体からなる集電膜33gを接続することが望ましく、P型半導体である遷移金属ペロブスカイト型酸化物を用いることが望ましい。遷移金属ペロブスカイト型酸化物としては、ランタン−マンガン系酸化物、ランタン−鉄系酸化物、又は、それらの複合酸化物の少なくとも一種からなることが望ましい。
支持体33aの外面に設けられた燃料側電極33bは、Niと希土類元素が固溶したZrOとから構成される。この燃料側電極33bの厚みは1〜30μmであることが望ましい。燃料側電極33bの厚みを1μm以上とすることで、燃料側電極33bとしての3層界面が十分に形成される。また、燃料側電極33bの厚みを30μm以下とすることで、固体電解質33cとの熱膨張差による界面剥離を防止できる。燃料側電極33bは、中間膜33eの両端に接合していることが望ましい。
この燃料側電極33bの外面に設けられた固体電解質33cは、例えば、3〜15モル%のY等の希土類元素を含有した部分安定化あるいは安定化ZrOからなる緻密質なセラミックスから構成される。希土類元素としては、安価であるという点からYもしくはYbが望ましい。
固体電解質33cの厚さは、10〜100μmであることが望ましい。固体電解質33cの厚さを10μm以上とすることで、ガス透過を防止できる。また、固体電解質33cの厚さを100μm以下にすることで、抵抗成分の増加を抑制できる。
また、酸素側電極33dは、遷移金属ペロブスカイト型酸化物のランタン−マンガン系酸化物、ランタン−鉄系酸化物、または、それらの複合酸化物の少なくとも一種の多孔質の導電性セラミックスから構成されている。酸素側電極33dは、800℃程度の中温域での電気伝導性が高いという点から(La,Sr)(Fe,Co)Oが望ましい。酸素側電極33dの厚さは、集電性という点から30〜100μmであることが望ましい。
そして、支持体33a外面の一部には、その軸長方向に燃料側電極33b、固体電解質33c及び酸素側電極33dが形成されていない部分を有しており、この固体電解質33c及び酸素側電極33dから露出した支持体33aの外面には、中間膜33e、ランタン−クロム系酸化物からなるインターコネクタ33f、集電膜33gが形成されている。
インターコネクタ33fは、支持体33aの内外の燃料ガス、酸素含有ガスの漏出を防止するため緻密質とされており、また、インターコネクタ33fの内外面は、燃料ガス、酸素含有ガスと接触するため、耐還元性、耐酸化性を有している。
このインターコネクタ33fの厚みは、30〜200μmであることが望ましい。このインターコネクタ33fの端面と固体電解質33cの端面との間には、シール性を向上すべく例えば、Yからなる接合層を介在させても良い。
以上のような燃料電池セル33の製法について説明する。先ず、La、Ce、Pr、Ndの元素を除く希土類酸化物粉末とNi及び/又はNiO粉末を混合し、この混合粉末に、有機バインダーと、溶媒とを混合した支持体材料を用い、押出成形して、扁平状の支持体成形体を作製し、これを乾燥、脱脂する。
次に、Ni及び/又はNiO粉末と希土類元素が固溶したZrO粉末と有機バインダーと、溶媒を混合し、作製したスラリーを用いてシート状の燃料側電極成形体を作製し、支持体成形体に積層する。
次に、希土類元素が固溶したZrO粉末と有機バインダーと、溶媒を混合した固体電解質材料を用いてシート状の固体電解質成形体を作製し、支持体成形体上の燃料側電極成形体上に前記シート状の固体電解質成形体を積層巻き付けし、乾燥する。なお、このとき脱脂を行ってもよい。
次に、Ni及び/又はNiO粉末と希土類元素が固溶したZrO粉と有機バインダーと、溶媒を混合したスラリーを用いてシート状の中間膜成形体を作製し、支持体成形体に積層する。
次に、ランタン−クロム系酸化物粉末と、有機バインダーと、溶媒を混合したインターコネクタ材料を用いてシート状のインターコネクタ成形体を作製し、中間膜成形体上に積層する。
これにより、支持体成形体の一方の平坦部の表面に、燃料側電極成形体、固体電解質成形体を順次積層するとともに、他方の平坦部の表面に中間膜成形体、インターコネクタ成形体が積層された積層成形体を作製する。尚、各成形体はドクターブレードによるシート成形や印刷、スラリーディップ、スプレーによる吹き付けなどにより作製することができ、または、これらの組み合わせにより作製してもよい。
次に、積層成形体を脱脂処理し、酸素含有雰囲気中で1300〜1600℃で同時焼成する。
次に、P型半導体である遷移金属ペロブスカイト型酸化物粉末と、溶媒を混合し、ペーストを作製し、前記積層体をこのペースト中に浸漬し、固体電解質33b、インターコネクタ33fの表面に酸素側電極成形体、集電膜成形体をディッピングにより形成するか、または、直接スプレー塗布し、1000〜1300℃で焼き付けることにより、本発明の燃料電池セル33を作製できる。
尚、燃料電池セル33は、酸素含有雰囲気での焼成により、導電性支持体33a、燃料側電極33b、中間膜33中のNi成分が、NiOとなっているため、その後、支持体33a側から還元性の燃料ガスを流し、NiOを800〜1000℃で還元処理する。また、この還元処理は発電時に行ってもよい。
セルスタックは、図2に示すように、複数の燃料電池セル33が複数集合してなり、一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池セル33との間に、金属フェルト及び/又は金属板からなる集電部材43を介在させ、一方の燃料電池セル33の支持体33aを、該支持体33aに設けられたインターコネクタ33f、集電膜33g、集電部材43を介して他方の燃料電池セル33の酸素側電極33dに電気的に接続して構成されている。
集電部材43は、耐熱性、耐酸化性、電気伝導性という点から、Pt、Ag、Ni基合金、Fe−Cr鋼合金の少なくとも一種からなることが望ましい。
尚、符号42は、燃料電池セルを直列に接続するための導電部材である。
本発明の燃料電池は、図2のセルスタックを、収納容器内に収納して構成されている。この収納容器には、外部から水素等の燃料ガス及び空気等の酸素含有ガスを燃料電池セル33に導入する導入管が設けられており、燃料電池セル33が所定温度に加熱されることにより発電し、余剰の燃料ガス、酸素含有ガスは燃焼して、収納容器外に排出される。
尚、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、円筒状の支持体を用いて円筒型燃料電池セルを作製してもよく、支持体を用いる燃料電池セルであれば形状は問わない。また、酸素側電極33dと固体電解質33cとの間に、反応防止層を形成しても良い。
また、上記形態では、支持体33a上に燃料側電極を形成した例について説明したが、本発明は、別個に支持体を有しない燃料側電極支持の燃料電池セルであってもよい。この場合には、燃料側電極に中間膜を介してインターコネクタが形成されることになる。
先ず、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8〜1.0μmの表1に示す周期律表第3a族元素(RE)の酸化物を、焼成後におけるNi換算の体積比率が50体積%、RE酸化物の体積比率が50体積%になるように混合した。
次に、この混合粉末に、ポアー剤、PVAからなる有機バインダーと、水からなる溶媒とを混合して形成した支持体材料を押出成形し、扁平状の支持体成形体を作製し、これを乾燥し、1000℃まで昇温し、脱脂、仮焼し、支持体成形体を作製した。
次に、8モル%Yを含有するZrO(YSZ)粉末と、上記したNiO粉末とを焼成後におけるNi換算量が50体積%、YSZの体積比率が50体積%となるように添加し、さらに、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した燃料側電極33bとなるスラリーを作製し、上記YSZ粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した固体電解質材料を用いてシート状成形体を作製し、このシート状成形体に燃料側電極33bとなるスラリーを印刷し、固体電解質成形体側が外側になるように支持体成形体にまき付け、積層、乾燥した。
次に、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8μmの表1に示す希土類元素を8モル%含有するZrO粉末を、焼成後における体積比率が表1に示す含有量になるように混合した。尚、NiOはNi換算量である。この混合粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合し、シート状の中間膜成形体を作製した。
この後、平均粒径1.1μmのLa(MgCr)O系材料と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合したインターコネクタ材料を用いてシート状成形体を作製した。
このインターコネクタシート状成形体に前記シート状の中間膜成形体を積層し、さらに、露出した支持体成形体の平坦部外面に中間膜成形体側が支持体成形体側になるように積層し、支持体成形体に燃料側電極成形体、固体電解質成形体、中間膜成形体、インターコネクタ成形体が積層された積層成形体を作製した。次に、この積層成形体を脱脂処理し、さらに、大気中にて1500℃で同時焼成した。
次に、平均粒径2μmのLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8粉末と、イソプロピルアルコールからなる混合液を作製し、前記積層成形体の固体電解質33cの表面、および、インターコネクタ33fの表面にそれぞれ噴霧塗布し、酸素側電極成形体と集電膜成形体を形成し、1150℃で焼き付け、酸素側電極33dと集電膜33gを形成し、燃料電池セル33を作製した。
次に、この燃料電池セル33の支持体33a側から、水素ガスを流し、850℃で還元処理を施した。
尚、支持体33aの幅は26mm、厚みは3.5mm、長さは200mmで、酸素側電極33dは、幅24mm、長さ130mmとした。燃料側電極33bの厚みは10μm、固体電解質33cの厚みは30μm、酸素側電極33dの厚みは50μm、インターコネクタ33fの厚みは50μm、集電膜33gの厚みは50μmであった。中間膜33eの厚みは、表1に示す。
なお、燃料側電極33b、固体電解質33c、酸素側電極33d、中間膜33e、インターコネクタ33f、集電膜33gの厚さは断面のSEM観察から求めた。
このようにして作製した燃料電池セル33の酸素側電極33dと集電膜33gにPt製の集電部材を形成し、この集電部材に電圧線を取り付けると同時に、ガス流路34にPt線を差し込み、参照電極とし、燃料電池セル33を850℃に加熱し、酸素側電極33dに酸素含有ガスを供給し、燃料側電極33bに燃料ガスを供給し、発電させ、電流を取り出し、0.4A/cmの電流密度の時の参照電極と集電体との間の電位降下を測定した。測定値を表1に示す。
Figure 2004253376
表1から、支持体33aとインターコネクタ33fの間に中間膜33eを形成していない本発明の範囲外である試料No.1は、0.4A/cmの電流密度の時の電位降下が110mVと大きかった。一方、支持体33aとインターコネクタ33fの間に、Niとセラミック粒子を含有する中間膜33eを形成させることで電位降下を小さくできることがわかる。
即ち、本発明の試料No.3〜11、13〜26では、支持体33aとインターコネクタ33fの間にNiと希土類元素を含有するZrOサーメットからなる中間膜33eを形成させることで、0.4A/cmの電流密度の時の電位降下を53mV以下と小さくすることができ、燃料電池セル33の出力を大きくすることができた。
さらに、中間膜33e中のNi化合物のNi換算量が35〜80体積%の試料No.4〜11は、さらに0.4A/cmの電流密度の時の電位降下を33mV以下と小さくでき、さらに、Ni化合物のNi換算量が50〜70体積%の試料No.5〜8では、0.4A/cmの電流密度の時の電位降下を27mV以下に小さくすることができ、さらに55〜65体積%の試料No.6,7では電位降下を21mV以下に小さくすることができた。
中間膜に含有されるNi化合物のNi換算量を65体積%とし、中間膜33eの厚さを5〜30μmの範囲で変化させた試料No.13〜16についてみると、中間膜33eの厚さが20μmを超える試料No.16では電位降下が53mVとやや大きくなっていることから、中間膜33eの厚さは20μm以下、特には10μm以下が好ましいことが判る。
また、支持体33a中の希土類元素をYに固定し、中間膜33e中の希土類元素を変更した試料No.17〜No.21、支持体33a中と中間膜33e中の希土類元素を変更した試料No.22〜No.26はいずれも0.4A/cmの電流密度の時の電位降下が37mV以下と小さくなった。
一方、比較例の周期律表第3a族元素を含有するZrOを含まないNi単独の中間膜を持つ試料No.2は、中間膜33eと支持体33a、インターコネクタ33fとの間で亀裂が観察され、0.4A/cmの電流密度の時の電位降下が123mVと大きくなった。尚、Ni換算量が70〜85体積%では次第に電位降下が大きくなっているが、これは、Ni量が増加することにより、中間膜33eの熱膨張係数が大きくなり、インターコネクタとの熱膨張係数差により微小な亀裂が発生しているものと考えられる。
また、比較例のNiを含まない希土類元素を含有するZrO単独の中間膜33eを持つ試料No.12は、中間層33eの抵抗が大きくなるために、0.4A/cmの電流密度の時の電位降下が244mVと非常に大きくなった。
実施例1に基づき、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8μmの表2に示す希土類元素を20モル%含有するCeO粉末を、焼成後における体積比率が表2に示す含有量になるように混合した中間膜材料を用いて、実施例1と同様にして燃料電池セルを作製し、評価した。
さらに、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8〜1.0μmのYを、焼成後における体積比率が表2になるように混合した支持基板材料を用いて、実施例1と同様にして燃料電池セルを作製し、評価した。これらの結果を表2に記載した。
Figure 2004253376
この表2から、支持体33aとインターコネクタ33fの間に、NiとCeOからなるセラミック粒子を含有する中間膜33eを形成させることで電位降下を小さくできることがわかる。
本発明の燃料電池セルを示す横断面斜視図である。 本発明のセルスタックを示す横断面図である。 従来のセルスタックを示す横断面図である。
符号の説明
33・・・燃料電池セル
33a・・・導電性支持体
33b・・・燃料側電極
33c・・・固体電解質
33d・・・酸素側電極
33e・・・導電性中間膜
33f・・・インターコネクタ
33g・・・集電膜

Claims (10)

  1. 燃料側電極、固体電解質、酸素側電極を順次設け、前記燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体に、導電性中間膜を介してインターコネクタを設けてなるとともに、前記燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体、及び前記導電性中間膜が、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物とセラミック粒子からなることを特徴とする燃料電池セル。
  2. 導電性中間膜のセラミック粒子の存在比率が、燃料側電極、若しくは該燃料側電極を支持する導電性支持体のセラミック粒子よりも少ないことを特徴とする請求項1記載の燃料電池セル。
  3. 導電性支持体に燃料側電極を設け、前記導電性支持体が、希土類酸化物とNi及び/又はNiOを含有し、導電性中間膜がNi及び/又はNiOと、希土類元素を含有するZrOとを含有するとともに、インターコネクタがランタン−クロム系酸化物材料からなり、前記導電性支持体、前記燃料側電極、固体電解質、前記導電性中間膜及び前記インターコネクタが同時焼結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池セル。
  4. 導電性支持体中の希土類酸化物は、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prから選ばれた1種以上の元素を含む希土類酸化物であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の燃料電池セル。
  5. 導電性中間膜の厚さが20μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれかに記載の燃料電池セル。
  6. インターコネクタ表面にP型半導体からなる集電膜を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の燃料電池セル。
  7. 導電性中間膜の鉄族金属がNiであって、前記導電性中間膜のセラミック粒子が、Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prからなる群より選択された少なくとも1種の元素を含むZrO又はCeOであることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかに記載の燃料電池セル。
  8. 導電性中間膜のセラミック粒子は35〜45体積%、燃料側電極を支持する導電性支持体のセラミック粒子は35〜65体積%であることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれかに記載の燃料電池セル。
  9. 周期律表第3a族元素の酸化物粉末とNi及び/又はNiO粉末と有機成分からなる支持体成形体の表面に、燃料側電極成形体が形成され、該燃料側電極成形体表面に固体電解質成形体が形成され、前記支持体成形体表面にNiO粉末と周期律表3a族元素が固溶したZrO又はCeO粉末と有機成分とを含有する中間膜成形体が形成され、該中間膜成形体表面にランタン−クロム系酸化物粉末と有機成分とを含有するインターコネクタ成形体が形成された積層成形体を作製する工程と、該積層成形体を同時焼成する工程と、固体電解質表面に酸素側電極を形成する工程とを具備することを特徴とする燃料電池セルの製法。
  10. 請求項1乃至8のうちいずれかに記載の燃料電池セルを収納容器内に複数収納してなることを特徴とする燃料電池。
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