JPH08130022A - 固体電解質型燃料電池スタックの接合材および接合方法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池スタックの接合材および接合方法

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JPH08130022A
JPH08130022A JP6267321A JP26732194A JPH08130022A JP H08130022 A JPH08130022 A JP H08130022A JP 6267321 A JP6267321 A JP 6267321A JP 26732194 A JP26732194 A JP 26732194A JP H08130022 A JPH08130022 A JP H08130022A
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政明 泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部材を損傷させることなく、しかも接合
部の電気的接触抵抗を低減することができる固体電解質
型燃料電池スタックの接合方法を提供する。 【構成】 固体電解質膜と、その両面にそれぞれ積層さ
れた燃料側電極および酸素側電極とからなる単セルをイ
ンターコネクタを介して電気的に接合する方法であっ
て、単セルの燃料側電極またはこれに当接する集電体と
インターコネクタとの間に、NiOとインターコネクタ
材料とを混合した複合材料からなる接合材を介在させ、
接合面を圧着しつつ焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質型燃料電池
スタックの接合材および接合方法に係り、特に、高温で
作動する固体電解質型燃料電池を構成する単セルの燃料
側電極、または該燃料側電極に当接された燃料側集電体
とインターコネクタとの間に介在させる接合材およびこ
れを用いた燃料電池スタックの接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体電解質型燃料電池における単セルの
燃料側電極または該燃料側電極に当接させた燃料側集電
体とインターコネクタとを接続する際には、電気的接触
抵抗を低く抑える必要があり、従来から、発電時に相互
に強く押し当てることにより電気的に接続する方法と、
発電前にあらかじめ接合材を使用して接合させる方法が
知られている。
【0003】しかしながら、発電時に互いに強く押し当
てる方法は、固体同志を接触させることから、電気的接
触抵抗を充分に低減することができず、また高い押圧力
により脆弱な単セル等の構成部材が損傷するという問題
があった。一方、発電前にあらかじめ接合する方法は、
インターコネクタと単セルの燃料側電極または該燃料側
電極に当接させた燃料側集電体との親和性が乏しく、ま
た互いの熱膨張差が大きいことから、電気的接触抵抗を
低減させ得る良好な接合材が見出せないという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、固体電解質型燃料電池を構
成する単セルの燃料側電極、または該燃料側電極に当接
させた燃料側集電体とインターコネクタとを接合する接
合材であって、構成部材を損傷させることなく、電気的
接触抵抗を著しく低減することができる接合材および該
接合材を用いた接合方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願で特許請求する発明は、以下のとおりである。 (1)固体電解質膜と、該固体電解質膜の両面にそれぞ
れ積層された燃料側電極および酸素側電極とからなる単
セルをインターコネクタを介して電気的に接続する際
の、前記単セルの燃料側電極または該燃料側電極に当接
した燃料側集電体と前記インターコネクタとの間に介在
させる接合材であって、NiOと、Sr、Ca、Mg、
Ba、Ni、Fe、Mn、Al、Co、Cu、Zn、M
oおよびPdのうち少なくとも1種類の元素を添加した
LaCrO3 からなるインターコネクタ材料をモル比
0.5〜5.0で混合した複合材料を厚さ0.1〜3m
mに成形したことを特徴とする固体電解質型燃料電池ス
タックの接合材。 (2)固体電解質膜と、該固体電解質膜の両面にそれぞ
れ積層された燃料側電極および酸素側電極とからなる単
セルをインターコネクタを介して電気的に接続する固体
電解質型燃料電池スタックの接合方法であって、前記単
セルの燃料側電極または該燃料側電極に当接した燃料側
集電体と前記インターコネクタとの間にNiOとインタ
ーコネクタ材料とからなる接合材を介在させ、接合面を
圧着しながら焼結することを特徴とする固体電解質型燃
料電池スタックの接合方法。
【0006】(3)前記接合材とインターコネクタとの
接合面にあらかじめインターコネクタ材料からなるスラ
リを塗布し、前記接合材と燃料側電極または該燃料側電
極に当接する燃料側集電体との接合面にあらかじめ燃料
側電極材料からなるスラリを塗布したのち、接合面を圧
着しながら焼成することを特徴とする上記(2)記載の
固体電解質型燃料電池スタックの接合方法。 (4)前記接合材がNiOと、Sr、Ca、Mg、B
a、Ni、Fe、Mn、Al、Co、Cu、Zn、Mo
およびPdのうち少なくとも1種類の元素を添加したL
aCrO3 からなるインターコネクタ材料をモル比0.
5〜5.0で混合し、厚さ0.1〜3mmに成形した複
合材料からなることを特徴とする上記(2)または
(3)記載の固体電解質型燃料電池スタックの接合方
法。
【0007】
【作用】単セルの燃料側電極または該燃料側電極に当接
させた燃料側集電体とインターコネクタとの間に、燃料
側電極および燃料側集電体の構成材料の主成分であるN
iOとインターコネクタ材料との複合材料からなる接合
材を介在させて焼結することにより、前記燃料側電極ま
たは該燃料側電極に当接させた燃料側集電体とインター
コネクタとの親和性が向上し、高い接合強度が得られ
る。
【0008】また、燃料電池における水素リッチ雰囲気
である燃料極側に用いられる前記複合材料からなる接合
材中のNiOは水素リッチ雰囲気中で還元されてNiと
なるので、該Niの高い導電率と、もう一つの主成分で
あり元来導電性材料であるインターコネクタ材料の導電
性との相乗作用により、接合部の導電性が向上して電気
的接触抵抗が著しく低減する。
【0009】本発明において、燃料側電極および燃料側
集電体の構成材料としては、例えばNiO−ZrO2
2 3 があげられる。また、インターコネクタ材料と
しては、Sr、Ca、Mg、Ba、Ni、Fe、Mn、
Al、Co、Cu、Zn、MoおよびPdのうち少なく
とも1種類の元素を添加したLaCrO3 があげられ
る。インターコネクタとは、固体電解質型燃料電池スタ
ックを構成する単セル相互間に配置され、該単セルを電
気的に直列に接続する接合部材をいう。
【0010】本発明の接合材において、NiOとインタ
ーコネクタ材料との混合割合は、モル比で0.5〜5.
0であることが好ましく、特に2.0〜3.0が好まし
い。モル比が0.5よりも小さくまたは5.0よりも大
きくなると、接合材である複合材料の熱膨張係数が燃料
側電極および該燃料側電極に当接される燃料側集電体の
熱膨張係数と、インターコネクタの熱膨張係数の間の値
とならず、熱膨張差による熱応力を緩和することができ
ず、ひずみ等が発生することがある。
【0011】本発明において、NiOとインターコネク
タ材料とを混合した複合材料からなる接合材は0.1〜
3mm厚に成形されることが好ましく、より好ましくは
0.5〜1.0mmに成形される。0.1mmよりも薄
いと、熱膨張差を吸収できなくなり、一方、3mmより
も厚いと電気抵抗が大きくなる。本発明の接合材の調製
においては、NiOとインターコネクタ材料とを混合す
る際、必要に応じて添加剤が加えられる。添加剤並びに
混合、混練方法および混合、混練後の後処理方法は、成
形方法の相違によって異なってくる。成形方法は、乾式
と湿式とに大別されるが、本発明においては、比較的薄
い成形体を得るために湿式法であることが好ましい。湿
式成形法としては、例えばドクターブレード法、押し出
し成形法、テープキャスティング法があげられる。
【0012】本発明の接合方法において、接合材とイン
ターコネクタとの接合面にあらかじめインターコネクタ
材料からなるスラリを塗布し、接合材と燃料側電極また
は該燃料側電極に当接する燃料側集電体との接合面に燃
料側電極材料からなるスラリを塗布しておくことが好ま
しい。これによって接合面の凹凸を補正して強固な接合
面とすることができ、電気的接触抵抗を低減することが
できる。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例である固体電解質
型燃料電池スタックの接合材の製造工程を示す説明図で
ある。以下、この製造工程図に従って接合材の調製方法
を説明する。
【0014】まず、例えば0.1〜2μmに粉砕したN
iO粉末と、0.1〜5μmに粉砕したインターコネク
タ材料粉末を、その混合比がモル比で0.5〜5.0と
なるように採取し、これに溶媒を加えて秤量し(1)、
例えばポットミルで充分に混合し(2)、必要に応じて
乾燥した後(3)、得られた混合粉末に結合剤、可塑
剤、溶媒および/または必要に応じて分散剤を添加して
秤量し(4)、混合、混練する(5)。混合、混練した
後、スラリーの粘度を調節し(6)、次いでスラリー中
に含まれる気泡を除去した後(7)、例えばドクターブ
レード装置によって成形する(8)。得られた成形体を
充分乾燥して(9)グリーン体とし、このグリーン体を
所定サイズに裁断し(10)、例えば1400〜160
0゜で5時間焼成して(11)接合材とする。
【0015】本実施例において、溶媒としては有機溶媒
または水溶媒が用いられる。溶媒として有機溶媒を用い
る場合は、結合材として、例えばポリビニルブチラー
ル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタア
クリレート、ニトロセルロース等が、可塑材としては、
例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ブチルベンジル、ステアリン酸ブチル、アビエチン酸メ
チル、ポリエチレングリコール、リン酸トリクレジル等
が、また分散材としては、例えば脂肪酸、魚油、ベンゼ
ンスルホン酸等が使用される。一方、溶媒として水溶媒
を用いる場合は、結合材として、例えばアクリル酸ポリ
マー、エチレンオキシドポリマー、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、
イソシアナート、ワックス等が、可塑材としては、例え
ばグリセリン、フタル酸ジブチル、トルエンスルホン酸
エチル、ポリアルキレングリコール、トリエチレングリ
コール、リン酸トリブチル等が、また分散材としては、
例えばリン酸ガラス、スルホン酸アリル等が使用され
る。
【0016】図2は、本発明の一実施例である固体電解
質型燃料電池スタックの接合方法を示す説明図である。
図において、燃料側集電体とインターコネクタとの間
に、上述のようにして得られた複合材料からなる接合材
が配置されており、接合材とインターコネクタとの接合
面には、あらかじめインターコネクタ材料の1μm以下
の微粉末をトルエンとエタノールの混合液で混練したス
ラリが塗布され、また前記接合材と燃料側電集電体との
接合面には、あらかじめ燃料側集電体材料の1μm以下
の微粉末を前記トルエンとエタノールの混合液で混練し
たスラリが塗布されている。このようにして積層された
積層体は加圧力300〜500kPaで圧着しつつ、例
えば1200〜1600゜で1時間焼成して接合され
る。
【0017】本発明において、接合時に接合面に塗布さ
れるスラリは、燃料側電極材料またはインターコネクタ
材料であるセラミックス粉末に、バインダ、溶媒、その
他必要に応じて分散剤を添加して充分に混練して調製さ
れる。セラミックス粉末の粒径は小さいほど好ましく、
大きくても1μm以下であることが好ましい。添加剤
は、上述した接合材の調製に用いたものの中から適宜選
択して用いられる。スラリの塗布厚さは、例えば20〜
200μmであることが好ましいが、被接合材の接合面
の凹凸の状態によって適宜変更される。すなわち、接合
面の凹凸が大きい場合には、スラリは厚めに塗布され
る。
【0018】次に本発明の具体的実施例を説明する。 実施例1 2μm以下に粉砕したNiOの粉末と、5μmに粉砕し
たインターコネクタ材料であるLa0.7 Ca0.3 CrO
3 粉末とをモル比でNiO/La0.7 Ca0.3CrO3
が0.5となるように混合し、これに溶媒としてトルエ
ンを加えてポットミルで充分に混練し、この混合物から
トルエンを蒸発させて混合粉末とし、得られた混合粉末
100gに対して、結合剤としてポリビニルブチラール
7g、可塑剤としてフタル酸ジブチル7g、溶媒として
トルエンとエタノールの混合液100ccを添加してポ
ットミルで充分に混合、混練してスラリーとし、次いで
このスラリーの粘度を調節し、その後、減圧脱泡し、ド
クターブレード装置によって所定の厚さのグリーン体に
成形し、このグリーン体を充分に乾燥させた後、必要な
寸法に裁断し、その後1500℃で5時間焼成して厚さ
1mmの接合材を得た。
【0019】得られた接合材を、あらかじめ接合面に、
燃料側集電体材料であるNiO/Y 2 3 安定化ZrO
2 サーメットの1μm以下の粉末とトルエンとエタノー
ルとの混合液とを1対1で混合したスラリを100μm
厚で塗布した、NiO/Y23 安定化ZrO2 サーメ
ットからなる燃料側集電体と、あらかじめ接合面に、イ
ンターコネクタ材料であるLa0.7 Ca0.3 CrO3
1μm以下の粉末と前記溶媒の混合液とを混合したスラ
リを100μm厚で塗布した、La0.7 Ca0. 3 CrO
3 からなるインターコネクタとの間に挟み、加圧力1k
g/cm2 で圧着しながら1500℃で1時間焼成して
接合体とした。このとき接合材の燃料側集電体と接合す
る面には、あらかじめ前記燃料側集電体材料スラリを1
00μm厚で塗布し、インターコネクタと接合する面に
は、前記インターコネクタ材料スラリを100μm厚で
塗布した。
【0020】得られた接合体の接合強度を室温における
四点曲げ強度試験により、また導電率を1000℃の加
湿水素中で直流四端子法にて測定したところ、曲げ強度
は73MPa、導電率は10S/cmであった。 実施例2 接合材材料のモル比NiO/La0.7 Ca0.3 CrO3
を1.0とした以外は上記実施例1と同様にして同様の
接合材および接合体を得、同様の試験を行ったところ、
曲げ強度は95MPa、導電率は15S/cmであっ
た。
【0021】実施例3 接合材材料のモル比NiO/La0.7 Ca0.3 CrO3
を2.0とした以外は上記実施例1と同様にして同様の
接合材および接合体を得、同様の試験を行ったところ、
曲げ強度は52MPa、導電率は18S/cmであっ
た。 比較例1 上記接合材を用いなかった以外は上記実施例1と同様に
して接合体を得、同様の試験を行ったことろ、曲げ強度
は21MPa、導電率は5S/cmであった。
【0022】実施例1〜3および比較例1の、接合材材
料のモル比NiO/La0.7 Ca0. 3 CrO3 と、曲げ
強度および導電率の測定結果を表1および表2に示す。 表2から、インターコネクタと燃料側集電体との間に複
合材料からなる接合材を介在させた実施例1〜3は、接
合材を介在させなかった比較例1に較べて高い接合強度
および高い導電率が得られたことが分かる。またNiO
とインターコネクタ材料の混合モル比が1の時(実施例
2)、最も高い接合強度が得られた。一方、導電率はN
iOの割合が増加するに伴って高い値となることが分か
った。
【0023】
【発明の効果】本願の請求項1記載の発明によれば、固
体電解質型燃料電池におけるインターコネクタと単セル
の燃料側電極または該燃料側電極に当接する燃料側集電
体との接合面に配置する接合材を、前記燃料側電極およ
び燃料側集電体材料の主成分であるNiOとインターコ
ネクタ材料との複合材料で構成したことにより、接合部
の電気抵抗を低減し、しかも接合強度を著しく高めるこ
とができる。
【0024】本願の請求項2記載の発明によれば、固体
電解質型燃料電池におけるインターコネクタと単セルの
燃料側電極または該燃料側電極に当接する燃料側集電体
とを接合するに際し、前記燃料側電極および燃料側集電
体材料の主成分であるNiOとインターコネクタ材料と
の複合材料からなる接合材を介在させることにより、接
合部の電気抵抗が著しく低減し、しかも接合強度が向上
する。従って、単セルの燃料側電極とインターコネクタ
間の機能が向上し、燃料電池スタックの性能が大幅に向
上する。
【0025】本願の請求項3記載の発明によれば、燃料
側電極材であるNiOとインターコネクタ材料とをモル
比0.5〜5.0で混合した複合材料の0.1〜3mm
厚の接合材を用いたことにより、該接合材の熱膨張係数
が燃料側電極および燃料側集電体とインターコネクタの
それとの中間値となるので、接合時の熱膨張差が極めて
小さくなり、接合強度が高く電気的接触抵抗の少ない接
合体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合材料からなる接合材の製造工程を示す図。
【図2】燃料側集電体とインターコネクタとの接合方法
を示す説明図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質膜と、該固体電解質膜の両面
    にそれぞれ積層された燃料側電極および酸素側電極とか
    らなる単セルをインターコネクタを介して電気的に接続
    する際の、前記単セルの燃料側電極または該燃料側電極
    に当接した燃料側集電体と前記インターコネクタとの間
    に介在させる接合材であって、NiOと、Sr、Ca、
    Mg、Ba、Ni、Fe、Mn、Al、Co、Cu、Z
    n、MoおよびPdのうち少なくとも1種類の元素を添
    加したLaCrO3 からなるインターコネクタ材料をモ
    ル比0.5〜5.0で混合した複合材料を厚さ0.1〜
    3mmに成形したことを特徴とする固体電解質型燃料電
    池スタックの接合材。
  2. 【請求項2】 固体電解質膜と、該固体電解質膜の両面
    にそれぞれ積層された燃料側電極および酸素側電極とか
    らなる単セルをインターコネクタを介して電気的に接続
    する固体電解質型燃料電池スタックの接合方法であっ
    て、前記単セルの燃料側電極または該燃料側電極に当接
    した燃料側集電体と前記インターコネクタとの間に、N
    iOとインターコネクタ材料とからなる接合材を介在さ
    せ、接合面を圧着しながら焼成することを特徴とする固
    体電解質型燃料電池スタックの接合方法。
  3. 【請求項3】 前記接合材とインターコネクタとの接合
    面にあらかじめインターコネクタ材料からなるスラリを
    塗布し、前記接合材と燃料側電極または該燃料側電極に
    当接する燃料側集電体との接合面にあらかじめ燃料側電
    極材料からなるスラリを塗布したのち、接合面を圧着し
    ながら焼成することを特徴とする請求項2記載の固体電
    解質型燃料電池スタックの接合方法。
  4. 【請求項4】 前記接合材がNiOと、Sr、Ca、M
    g、Ba、Ni、Fe、Mn、Al、Co、Cu、Z
    n、MoおよびPdのうち少なくとも1種類の元素を添
    加したLaCrO3 からなるインターコネクタ材料をモ
    ル比0.5〜5.0で混合し、厚さ0.1〜3mmに成
    形した複合材料からなることを特徴とする請求項2また
    は3記載の固体電解質型燃料電池スタックの接合方法。
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