JP2004142302A - 積層体および積層包装材料 - Google Patents

積層体および積層包装材料 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、強浸透性物質からなる内容物を包装しても、層間密着強度の低下することのない積層体および積層包装材料を提供することを目的としている。
【解決手段】少なくとも、最外層/アルミニウム箔層/アンカーコート層/サンド樹脂層/シーラント層の構成からなる包装材料であって、前記アルミニウム箔層、アンカーコート層、サンド樹脂層がそれぞれ下記に示す層からなることを特徴とする積層体および積層包装材料である。
(1)アルミニウム箔層が、厚さ9〜200μmの範囲からなり、少なくともシーラント層側に表面処理が施されている層。
(2)アンカーコート層が、カップリング剤からなる層。
(3)サンド樹脂層が、熱可塑性樹脂からなる層。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面処理を施したアルミニウム箔にシラン系カップリング剤からなるアンカーコート層を形成した層上に、酸無水物変性エチレン−α−オレフィン共重合体等を押出ラミネーションにより積層した積層体に関し、さらに詳細にはアルミニウム箔に対する密着性に優れ、かつリチウム電池の電解液等の強浸透性物質を内容物に対する耐性に優れた積層包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコン、携帯電話等の携帯端末装置、ビデオカメラ、衛星などに用いられる電池として、超薄型化、小型化の可能なリチウム電池が盛んに開発されている。このリチウム電池用の外層体としては、従来電池包材として用いられていた金属製缶とは異なり、軽量で電池の形状を自由に選択できるという利点から、多層フィルム(例えば最外層/バリア層/シーラント層のような構成)を袋状にしたものが用いられるようになってきた。
【0003】
リチウム電池は、電池内容物として正極材、負極材と共に、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチルなどの非プロトン性溶媒にリチウム塩を溶解した電解液、もしくはその電解液を含浸させたポリマーゲルからなる電解質層を含んでいる。このような強浸透性の溶媒がシーラント層を通過すると、アルミニウム箔層とシーラント層間のラミネート強度を低下させ、最終的には電解液が漏れ出すといった問題があり、アルミニウム箔とシーラント層との層間密着強度を強め、内容物耐性を持たせることは必須である。
【0004】
また、電池の電解質であるリチウム塩としてはLiPF、LiBF等の物質が用いられているが、これらの塩は水分との加水分解反応によりフッ酸を発生し、このことは金属面の腐食、多層フィルムの各層間のラミネート強度低下を引き起こす。アルミニウム箔をバリア層に用いることで、包材の表面からの水分侵入はほぼ遮断される。しかし、リチウム電池用の外装材は多層フィルムをヒートシールによって貼り合わせた構造をしており、最内層であるシーラント層のシール部端面からの水分の侵入を防ぐ必要もある。そこでシーラント層に水蒸気透過度の低い高密度な樹脂を用いるなどの工夫もなされていた。
【0005】
しかしながら、そのように高密度な樹脂は一般的に硬くて脆いために、基材への接着性、ヒートシール性が悪く、シーラント層に用いた場合にヒートシール強度がそれほど強くないという問題点があった。リチウム電池は内容物に上記したような危険物質を含んでいるため、包材として用いるためには内容物の漏れが起こらない程充分強いヒートシール強度を持ち、また充填時に内容物が付着したとしてもシールが可能な夾雑物シール性を有している必要がある。
【0006】
また、リチウム電池は真夏の車内等の60,70℃という高温下で使用される可能性があるが、このような状況下においても充分なシール強度を保持できるような耐熱性を兼ね備えていることも重要である。
【0007】
多層フィルムを作成する方法として最も一般的なものはドライラミネーションである。しかしながら、このラミネート用の接着剤にはポリエステルポリオール、ポリエーテルポリウレタンなどを用いており、これらは電解液耐性が低くラミネート強度の低下を引き起こすという欠点がある。
【0008】
さらに最近では、上記のような様々な機能を満たすために、アルミニウム箔上に溶液型の接着性樹脂を塗布し、その上からシーラント層を加熱圧着して貼り合わせを行うという、熱ラミネーションという方式を用いることが多くなっている。しかし、この方式では基材を加熱しながら、ゆっくりとした速度で圧力をかけながらラミネーションを行うために、作業効率が悪く、またコストもかかるものであった。
【0009】
そこで、押出ラミネーションのように、高速で効率よく、樹脂の押出を行うことでラミネートができる方法を用いることは有効である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を克服するためになされたものであり、強浸透性物質からなる内容物を包装しても、バリア層としてのアルミニウム箔とシーラント層間のラミネート強度が低下することなく密着強度に優れ、またこの積層体をヒートシールした場合に充分強いシール強度および夾雑物シール性を持たせることが可能で、さらに耐熱性を付与させることができる積層体および積層包装材料を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、少なくとも、最外層/アルミニウム箔層/アンカーコート層/サンド樹脂層/シーラント層の構成からなる包装材料であって、前記アルミニウム箔層、アンカーコート層、サンド樹脂層がそれぞれ下記に示す層からなることを特徴とする積層体である。
(1)アルミニウム箔層が、厚さ9〜200μmの範囲からなり、少なくともシーラント層側に表面処理が施されている層。
(2)アンカーコート層が、カップリング剤からなる層。
(3)サンド樹脂層が、熱可塑性樹脂からなる層。
【0012】
請求項2に係る発明は、前記アンカーコート層を構成するカップリング剤が、シラン系カップリング剤であることを特徴とする請求項1記載の積層体である。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2記載のシラン系カップリング剤をアルミニウム箔層表面上に、塗布量0.01〜3g/mの範囲で塗布し、アンカーコート層を形成した後に、サンド樹脂層を積層させたことを特徴とする積層体である。
【0014】
請求項4に係る発明は、前記サンド樹脂層を構成する熱可塑性樹脂が、酸無水物変性されたエチレン−α−オレフィン共重合体、もしくは密度が0.870〜0.910g/cmのエチレン−α−オレフィン共重合体であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体である。
【0015】
請求項5に係る発明は、前記アルミニウム箔層に施される表面処理が、クロム酸クロメート処理、リン酸クロメート処理等の化成処理、陽極酸化処理、もしくはベーマイト処理等の熱水変成処理のうちの少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体である。
【0016】
請求項6に係る発明は、前記シーラント層が、密度0.925g/cm以上のエチレン−α−オレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層体である。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層体を少なくとも含むことを特徴とする積層包装材料である。
【0018】
請求項8に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層包装材料をリチウム電池用外装材として用いたことを特徴とする積層包装材料である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の積層体の構成の一例を示す断面図である。図2は、本発明の積層包装材料をリチュウム電池外装材として用いた電池包装体の一例を示す斜視図である。
【0020】
本発明の積層体10は、図1に示すように、一例として、最外層11/アルミニウム箔層12/アンカーコート層13/サンド樹脂層14/シーラント層15を順次積層してなる構成のから積層体であって、アルミニウム箔層、アンカーコート層、サンド樹脂層がそれぞれ下記に示すような層であることを特徴とするものである。
(1) アルミニウム箔層;厚さ9〜200μmの範囲からなり、少なくともシーラント層側に表面処理が施されている層。
(2)アンカーコート層;カップリング剤からなる層。
(3)サンド樹脂層;熱可塑性樹脂からなる層。
【0021】
アルミニウム箔層は外からの水分を遮断するバリア層として用いられ、樹脂層との密着強度(ラミネート強度)を向上させるために、表面のサンド樹脂層側もしくは両面に表面処理が施されている。
【0022】
このようなアルミニウム箔の表面処理方法としては、クロム酸クロメート処理、リン酸クロメート処理のような化成処理、アルマイトを形成する陽極酸化処理もしくはベーマイト処理のような熱水変成処理などの、公知の表面処理技術を用いることが出来、これらの処理は2種類以上行ってもよい。
【0023】
上記のような表面処理をアルミニウム箔表面に施すことで、表面に凹凸を作って表面形状を粗くすることができ、また同時に、水酸基などの官能基を表面に形成させることも可能である。表面の粗さによる投錨効果及び、官能基とサンド樹脂とで水素結合などが起こる結果により、アルミニウム箔層と樹脂層との密着強度を強くすることができる。密着をよくすることで、ヒートシール強度向上や、層間からの水分の侵入遮断することが可能である。
【0024】
アルミニウム箔としては、バリア性、耐ピンホール性、加工性を考慮して9〜200μm、好ましくは15〜100μmの範囲の厚みのものを使用できる。また、その材質は一般の軟質アルミニウム箔を用いることができるが、さらなる耐ピンホール性、及び成形時の延展性を付与させる目的で、鉄含有率が0.1〜9.0wt.%、好ましくは0.5〜2.0wt.%の範囲のアルミニウム箔を用いるのがよい。鉄含有率が0.1wt.%以下であると耐ピンホール性、延展性を十分に付与させることができず、9.0wt.%以上になると柔軟性が損なわれる。
【0025】
各種表面処理を施したアルミニウム箔上に直接熱可塑性樹脂を押出ラミネートしても、十分なラミネート強度は得られるが、強浸透性の内容物に対する耐性を持たせるために、アルミニウム箔上にアンカーコート層をグラビアコーティングなどの方法により設けることが出来る。
【0026】
アンカーコーティング剤にはシラン系カップリング剤を用いる。シラン系カップリング剤としては、その分子中にアルミニウムなどの金属との結合をする部位及び、この上に積層させる接着性樹脂と反応する官能基を有しているものが用いられる。そのようなシランカップリング剤の例としては、イソシアネート基を有するγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、もしくはエポキシ環を有するβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどが上げられる。
【0027】
アンカーコート層は、塗布量0.01〜3g/mの範囲、好ましくは0.05〜1g/mの範囲である。塗布量が0.01g/m以下であると、アルミニウム箔とサンド樹脂層との密着強度を上げることができない。また、塗布量が3g/m以上であると、アンカーコート層厚が厚くなり、凝集力の弱いアンカーコート層での剥離が起きてラミネート強度が低くなる、または外からの水分がこの層から侵入する可能性がある。
【0028】
次に、サンド樹脂層について詳細な説明をする。包材のシーラント層とアンカーコート層を施したアルミニウム箔層とを貼り合わせる方法としては、ドライラミネーション、ウエットラミネーション等の接着剤を使用する方法とがある。しかしながら、このような方法に使用する接着剤には強浸透性の内容物に対する耐性がないものが多く、特にリチウム電池用の電解液のような内容物を入れると、接着剤が膨潤してデラミネーションが起こる。
【0029】
従って、シーラント層とアルミニウム箔層とを接着する場合には、接着剤を必要としない押出ラミネーションを用いるのがよい。そこでサンド樹脂としては、一つには熱可塑性の接着性樹脂を用いることができる。そのような接着性樹脂は酸無水物変性が施された樹脂である。酸無水物により変性された樹脂を用いることで、アルミニウム箔上に塗布したシラン系カップリング剤の官能基と水素結合もしくは共有結合する可能性があり、その結果として層間の密着強度を向上させることができる。
【0030】
上記接着性樹脂の他にサンド樹脂として使用できるのは、密度の低い樹脂である。そのような樹脂は押出を行った後でも粘性が高く、それ自身の粘性によって密着強度を高めることができる。更に、高温での押出による樹脂の酸化によって生成する官能基と、シラン系カップリング剤の官能基との水素結合もしくは共有結合により、密強度を向上させることも可能である。この樹脂の密度としては0.870〜0.910g/cmの範囲が好ましく、更に好ましくは0.880〜0.900g/cmの範囲である。
【0031】
これらのサンド樹脂についてベースとなる樹脂がエチレン−α−オレフィン共重合体のものを用いることで、水蒸気透過率を低くすることができ、シーラント層の端面からの微量な水分の侵入を確実に遮断することが可能になる。仮に、低密度ポリエチレンを用いると、水蒸気透過率が高くなり、高密度ポリエチレンを用いると構造中に含まれる少量の低密度ポリエチレン成分の影響により、水蒸気透過度が高くなる可能性がある。
【0032】
サンド樹脂層の厚みは5〜30μmであることが好ましい。5μmより薄いと膜厚を調整することが困難で加工に支障をきたし、30μmより厚いとシーラント層と貼り合わせた際の全体の厚みが厚くなり、シール不良を引き起こす原因となる。
【0033】
シーラント層は包装材料を形成する際に、積層体同士をヒートシールするために積層するものである。シーラント層としては、密度が0.925g/cm以上であるエチレン−α−オレフィン共重合体を用いることができる。エチレン−α−オレフィン共重合体を用いることで、サンド樹脂層と確実に接着され、また前記したようにシーラント層端面からの微量な水分の侵入を確実に遮断できる。さらに、夾雑物シール性も付与することが可能であり、シール性向上にもつながる。
【0034】
密度0.925g/cm以下になると、樹脂の融点が低くなるため耐熱性が低くなり、高温時での使用時にシール劣化等が起こる可能性がある。
【0035】
シーラント層の厚みは20〜100μmの範囲がよく、好ましくは30〜70μmの範囲のものである。厚みが薄すぎるとシール強度が弱くなり、厚すぎると積層体全体の厚みが厚くなるためにシール不良が起こる、またシーラント端面からの水分侵入が起こりやすくなる可能性がある。
【0036】
バリア層として用いるアルミニウム箔が最外層になった場合、加工、流通等の時にピンホールが発生する恐れがあるため、これを防ぐ目的でアルミニウム箔の外に最外層を設けることができる。また、リチウム電池用外装材として用いる場合には、アルミニウムとハードとの直接の接触を避ける必要もある。これらのことを考慮して、最外層は絶縁性のある樹脂層がよい。そのような樹脂層の例として、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルム等の延伸もしくは未延伸フィルムを単層または2層以上積層した多層フィルムを使用することができる。耐ピンホール性、絶縁性を向上させるために6μm以上、また成形性を考慮すると40μm以下の厚みのフィルムがよく、好ましくは15−25μmのものである。
【0037】
最外層フィルムとアルミニウム箔層はドライラミネーション、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミネーション、押出ラミネーション等の公知の手法により貼り合わせることができる。
【0038】
本発明の積層体は、単体もしくは各層間に中間層を設けることで、各種包装材料として用いることが可能である。以下に、構成例を示す。
・熱可塑性樹脂層(最外層)/熱可塑性樹脂層(中間層)/AL/ac/サンド/シーラント層
・熱可塑性樹脂層(最外層)/紙層(中間層)/AL/ac/サンド/シーラント層
・熱可塑性樹脂層(最外層)/AL/ac/サンド/シーラント層
なお、上記のALはアルミニウム箔層、acはアンカーコート層、サンドはサンド樹脂層をそれぞれ現す。最外層および中間層はドライラミネーション、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミネーション、押出ラミネーション等の公知の手法により貼り合わせることができる。
【0039】
本発明の積層包装材料を、リチウム電池用の外装材として用いることも可能である。図2に示すように、本発明の積層包装材料をリチュウム電池外装材として用いた電池包装体の一例を示す斜視図である。電池包装体20は、一例として、本発明の積層包装材料を容器21に成形し、電池構成材料を収納した後、電極端子22,23が包装体内部から開口部を通して外側に延長し、その開口部のシール部24を熱融着によりシールされている。
【0040】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0041】
[使用材料]
<アルミニウム箔>
・AL−1 クロム酸クロメート処理を施したもの
・AL−2 ベーマイト処理を施したもの
・AL−3 処理を行っていないもの
<アンカーコーティング剤>
・a−1 イソシアネート型シランカップリング剤
・a−2 エポキシ型シランカップリング剤
<サンド用樹脂>
・サンド−1 酸無水物変性LLDPE(d=0.90g/cm3)
・サンド−2 低密度LLDPE(d=0.89g/cm3)
・サンド−3 LLDPE(d=0.93g/cm3)
<シーラントフィルム(40μm)>
・シ−1(d=0.94g/cm3、融点125℃)
・シー2(d=0.915g/cm3、融点105℃)
【0042】
[評価]
<評価方法1>
評価用サンプルのシーラント層同士を、190℃、3kg/cm2、3sec、シール幅15mmの条件にてヒートシールしたサンプルの剥離試験を行い、ヒートシール強度を測定した。
<評価方法2>
100℃雰囲気下におけるヒートシール強度を、評価方法1と同様の方法で測定した。
<評価方法3>
炭酸エチル/炭酸エチルメチル=1/1溶液にLiPFを1.5Nとなるように調整して作成したリチウム電池用電解液中に、15mm幅にカットした評価用サンプルを浸漬して、85℃で2週間保存した後の、アルミニウム箔層とシーラント層間のラミネート強度及び外観を評価した。
<評価方法4>
強浸透性の内容物である芝用殺菌剤中に、15mm幅にカットした評価用サンプルを浸漬して、40℃で2週間保存した後の、アルミニウム箔層とシーラント層間のラミネート強度及び外観を評価した。
【0043】
<実施例1>
AL−1を、最外層として厚さ25μmの二軸延伸ナイロンフィルムとドライラミネーションによって貼り合わせた。次に、AL−1の処理面にアンカーコート層としてa−1の固形分5wt.%酢酸エチル溶液を、乾燥後の塗布量が0.2g/mになるように塗布した。さらに、サンド−1を押出ラミネーションすることによりシーラント層であるシ−1を貼り合わせた。サンド樹脂層は15μmとした。
この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0044】
<実施例2>
アルミニウム箔にAL−2、アンカーコーティング剤にac−2、サンド樹脂にサンド−2、シーラント層にシ−1を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0045】
<実施例3>
アルミニウム箔にAL−1、アンカーコーティング剤にac−1、サンド樹脂にサンド−2、シーラント層にシ−1を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0046】
<実施例4>
アルミニウム箔にAL−2、アンカーコーティング剤にac−2、サンド樹脂にサンド−1、シーラント層にシ−1を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0047】
<比較例1>
アルミニウム箔にAL−3、アンカーコーティング剤にac−1、サンド樹脂にサンド−1、シーラント層にシ−2を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0048】
<比較例2>
アルミニウム箔にAL−3、アンカーコーティング剤にac−1、サンド樹脂にサンド−3、シーラント層にシ−2を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0049】
<比較例3>
アルミニウム箔にAL−1、アンカーコーティング層はなし、サンド樹脂にサンド−1、シーラント層にシ−2を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0050】
<比較例4>
アルミニウム箔にAL−2、アンカーコーティング層はなし、サンド樹脂にサンド−3、シーラント層にシ−2を用いた以外は実施例1と同様にして評価用サンプルを作成した。この評価用サンプルを用いて、前記評価方法1〜4を行った。結果を表1に示した。
【0051】
【表1】
Figure 2004142302
【0052】
【発明の効果】
本発明により、表面処理を施されて表面に官能基を形成したアルミニウム箔上に、アンカーコート層としてシラン系カップリング剤を塗布し、熱可塑性接着性もしくは低密度のエチレン―α―オレフィン共重合体を押出ラミネートすることでシーラント層を貼り合わせた構成の積層体としたことで、アルミニウム箔とシーラント層との密着強度を向上することができ、強浸透性の内容物の内容物を包装した場合であっても、密着強度が低下することがなく、強浸透性の内容物に対する耐性に優れた積層体および積層包装材料を提供できる。
【0053】
本発明の積層包装材料は、強浸透性内容物耐性を有することからリチウム電池用外装材として好適に用いられるが、それ以外にも、強浸透性内容物として殺菌剤、湿布剤、浴用剤等を包装する包装材料など広い分野の包装材料として用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の構成の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の積層包装材料をリチュウム電池外装材として用いた電池包装体の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・積層体
11・・・最外層
12・・・アルミニウム箔層
13・・・アンカーコート層
14・・・サンド樹脂層
15・・・シーラント層
20・・・電池包装体
21・・・容器
22、23・・・電極
24・・・シール部

Claims (8)

  1. 少なくとも、最外層/アルミニウム箔層/アンカーコート層/サンド樹脂層/シーラント層の構成からなる包装材料であって、前記アルミニウム箔層、アンカーコート層、サンド樹脂層がそれぞれ下記に示す層からなることを特徴とする積層体。
    (1)アルミニウム箔層が、厚さ9〜200μmの範囲からなり、少なくともシーラント層側に表面処理が施されている層。
    (2)アンカーコート層が、カップリング剤からなる層。
    (3)サンド樹脂層が、熱可塑性樹脂からなる層。
  2. 前記アンカーコート層を構成するカップリング剤が、シラン系カップリング剤であることを特徴とする請求項1記載の積層体。
  3. 請求項2記載のシラン系カップリング剤をアルミニウム箔層表面上に、塗布量0.01〜3g/mの範囲で塗布し、アンカーコート層を形成した後に、サンド樹脂層を積層させたことを特徴とする積層体。
  4. 前記サンド樹脂層を構成する熱可塑性樹脂が、酸無水物変性されたエチレン−α−オレフィン共重合体、もしくは密度が0.870〜0.910g/cmのエチレン−α−オレフィン共重合体であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 前記アルミニウム箔層に施される表面処理が、クロム酸クロメート処理、リン酸クロメート処理等の化成処理、陽極酸化処理、もしくはベーマイト処理等の熱水変成処理のうちの少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体。
  6. 前記シーラント層が、密度0.925g/cm以上のエチレン−α−オレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層体を少なくとも含むことを特徴とする積層包装材料。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層包装材料をリチウム電池用外装材として用いたことを特徴とする積層包装材料。
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