JP2004053847A - 画像定着方法 - Google Patents

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中村 正樹
Toshimizu Ozawa
小澤 利瑞
Norito Fukushima
福島 紀人
Koichi Hamano
濱野 弘一
Yuka Ishihara
石原 由架
Manabu Serizawa
芹澤 学
Katsumi Daimon
大門 克己
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Abstract

【課題】結晶性樹脂含有トナーを好適に定着させることのできる画像定着方法を提供すること。
【解決手段】結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、外部加熱手段を介して加熱される加熱部材と、加圧部材と、の間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着方法により課題は解決される。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像定着方法に関し、特に、複写機、プリンター、ファクシミリ等に用いられる電子写真プロセスを利用した機器、特にカラー複写機に適した画像定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスは、光導電性物質を利用した感光体上に種々の手段により電気的に潜像を形成し、この潜像をトナーを用いて現像し、感光体上のトナー潜像を中間転写体を介して又は介さずに、紙等の被転写体にトナー画像を転写した後、この転写画像を被転写体に定着する、という複数の工程を経て、定着画像を形成する。近年、情報化社会における機器の発達や通信網の充実により、電子写真プロセスは複写機のみならず、オフィスのネットワークプリンター、パソコンのプリンター、オンデマンド印刷のプリンターにも広く利用されるようになり、白黒、カラー問わず、高画質、高速化、高信頼性、小型化、軽量化、省エネルギー性能がますます強く要求されてきている。
【0003】
特に近年は、カラー化、省エネルギー性能に対しての要求が強くなっている。
【0004】
定着方法として汎用されている接触型定着方法としては、定着時に熱及び圧力を使用する方法(以下「加熱圧着方法」という)が一般的である。この加熱圧着方法の場合、定着部材の表面と被転写体上のトナー像とが加圧下で接触するため、熱効率が極めて良好であり迅速に定着を行うことができ、特に高速電子写真複写機において非常に有効である。
【0005】
省エネルギー性能に対して、トナーの定着温度性能の寄与は大きく、結晶性樹脂を結着樹脂に用いたものは低温定着性に優れ、特開2002−72557号公報等の発明がある。
【0006】
しかしながら、結晶性樹脂は定着の昇温時にシャープに溶融し低温定着できるが、定着後、固化し難いという性質がある。このため、定着後、剥離部材の傷がつきやすいという問題がある。さらに、カラーの両面プリントを行う際においては、カラー定着の画像剥離は、複数層の溶融トナーを剥離するため、白黒の単層トナーの剥離より困難であることから、より加熱側の剥離を優先させる機構、すなわち、排出方向が加圧部材側に近くなっていることから、結果として、両面プリント時の裏面の画像が荒れやすいという問題があった。
【0007】
特開平11−161079、特開平11‐24461、特開平10‐149044、特開平10‐133505、特開平8‐314323号公報等は、加熱部材を外部加熱手段により加熱する優れた発明であるが、従来の定着温度の高いトナーを用いる場合には、外部加熱のみでは加熱部材表面の温度を保つには定着スピードを上げることができないという問題点を有していた。そのため、加熱部材の加熱方法は内部加熱手段を用いる方法が主体であり、外部加熱手段は温度低下防止の補助手段、あるいは加熱時間短縮のための加熱補助手段であった。
【0008】
しかし、内部加熱手段を用いる方法では、加熱部材表面からその内部にかけて温度勾配があり、内部温度が表面温度に対して高いために、定着ニップ通過時の画像の温度は定着ニップ出口がもっとも高くなる。この状態で結晶性樹脂を含有する結着樹脂を用いたトナーを定着する際には、より固化しにくくなり、画像あれの発生、搬送時の画像に傷が付きやすい等の問題が発生するおそれがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来における問題を解決し、カラートナーにも好適な電子写真用トナーの画像定着方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
発明者等は、結晶性樹脂含有トナーの定着現象につき注目し鋭意検討した結果、低温定着可能な結晶性樹脂含有トナーを省エネルギーかつ高信頼性で定着できることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、
<1>少なくとも一の面に、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、加熱部材と加圧部材との間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着方法において、前記加熱部材を外部加熱手段を介して加熱する画像定着方法である。
【0011】
<2>前記外部加熱手段が、外部加熱ロールである<1>に記載の画像定着方法である。
【0012】
<3>前記加熱部材及び/又は前記加圧部材の表面に剥離剤を塗布する手段を備えた<1>に記載の画像定着方法である。
【0013】
<4>前記結晶性樹脂の融点が、40℃〜120℃である<1>に記載の画像定着方法である。
【0014】
<5>前記結着樹脂中の前記結晶性樹脂の含有量が20〜50質量%である<1>に記載の画像定着方法である。
【0015】
<6>前記結着樹脂が、非晶性樹脂を含む<1>に記載の画像定着方法である。
【0016】
<7>少なくとも一の面に、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、加熱部材と加圧部材との間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着方法において、前記加熱部材を外部加熱手段を介して加熱し、かつ、前記加圧部材の表面温度を前記結晶性樹脂の融点+30℃以下となるように制御する画像定着方法である。
【0017】
<8>前記加圧部材の表面温度を、前記カラートナー中の結晶性樹脂の融点+Y℃以下(ここでYは、下記式で表される。)となるように制御する<7>に記載の画像定着方法である。
Y=0.3X−18
(Xは画像定着装置の被転写体搬送速度(mm/sec)で、160mm/sec未満である。)
【0018】
<9>前記外部加熱手段が、外部加熱ロールである<7>に記載の画像定着方法である。
【0019】
<10>前記加熱部材及び/又は前記加圧部材の表面に剥離剤を塗布する手段を備えた<7>に記載の画像定着方法である。
【0020】
<11>前記結晶性樹脂の融点が、40℃〜120℃である<7>に記載の画像定着方法である。
【0021】
<12>前記結着樹脂中の前記結晶性樹脂の含有量が20〜50質量%である<7>に記載の画像定着方法である。
【0022】
<13>前記結着樹脂が、非晶性樹脂を含む<7>に記載の画像定着方法である。
【0023】
<14>少なくとも一の面に、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、加熱部材と加圧部材との間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着装置において、前記加熱部材を加熱する外部加熱手段を備え、かつ、前記加圧部材の表面温度を制御するための冷却手段を備えた画像定着装置である。
【0024】
<15>前記外部加熱手段が、外部加熱ロールである<14>に記載の画像定着装置である。
【0025】
<16>前記冷却手段が、冷却ロールである<14>に記載の画像定着装置である。
【0026】
<17>前記冷却手段が、冷却ベルトである<14>に記載の画像定着装置である。
【0027】
<18>前記加熱部材及び/又は前記加圧部材の表面に剥離剤を塗布する手段を備えた<14>に記載の画像定着装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の画像定着方法は、少なくとも一の面に、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、加熱部材と加圧部材との間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着方法において、前記加熱部材を、外部加熱手段を介して加熱することを特徴とする。
【0029】
従来の、加熱部材の内面より加熱を行う方式の場合、内面から表面にかけて温度勾配を持つため、定着ニップ中でも、加熱部材内面から加熱され続ける。したがって、定着時のトナー画像の温度が高くなりやすく、結果として結晶性樹脂含有トナーの場合は固化が遅れて、剥離部材との接触による傷がつきやすい。この定着ニップ内の過剰な加熱を防ぐため、加熱部材を外部加熱手段を介して加熱することを特徴とする本発明の画像定着方法では、定着時のトナー画像の温度が定着に必要な温度以上に高くなりにくく、結果として結晶性樹脂含有トナーの固化が早く完了し、剥離部材との接触等による傷がつきにくくなる。
【0030】
以下、図面を参照して本発明の画像定着方法の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の画像定着方法に使用される画像定着装置の構成概略図である。図1の画像定着装置は、加熱部材である加熱ロール1と、加熱ロール1に圧接配置される加圧部材である押圧ロール4と、加熱ロール1に当接配置される外部加熱手段である外部加熱ロール23と、外部加熱ロール23内部に配置される加熱ランプ5と、加熱ロール1表面に配置される温度センサー19と、押圧ロール4表面に配置される温度センサー18と、フィンガー21と、から構成され、加熱ロール1と押圧ロール4とが圧接配置されることにより、圧接部分に定着ニップ27が形成される。
【0031】
図1の画像定着装置において、加熱ロール1と押圧ロール4とは、各々矢線A方向と矢線B方向に回動する。外部加熱ロール23は、加熱ランプ5により加熱される。加熱ロール1に接触従動する外部加熱ロール23によって、加熱ロール1表面は加熱される。加熱ロール1の表面温度は常時温度センサー19により観測され、図示しない制御手段により加熱ランプ5を調節することにより、加熱ロール1の表面温度がトナーの定着に適した温度に調整される。
加熱ロール1は外部加熱ロール23を介して加熱されるため、その内部に温度勾配を生じることはない。そのため、定着ニップ27内の過剰な加熱を防ぐことができる。
【0032】
本発明に係る電子写真用カラートナーで形成された未定着画像15を有する被転写体11は、図示しない搬送手段により矢線C方向に搬送される。搬送された被転写体11は、定着ニップ27を通過する。この時、未定着画像15は、外部加熱ロール23により加熱された加熱ロール1表面に圧接し、溶融する。溶融状態の未定着画像15は、被転写体11が定着ニップ27を通過した後に固化し、被転写体11に定着され、定着画像17となる。
その後被転写体11は、用紙排出搬送ロール13によって排出される。
【0033】
フィンガー21は、前記定着ニップ27において加熱ロール1表面に付着した被転写体11の剥離を補助する機能を有する。
【0034】
加熱ロール1は、金属ロール芯金の上に、順に単層又は積層構造のゴム弾性層と離型層とを具備したものを用いることができる。
前記金属ロール芯金の材質としては、耐熱性に優れ、変形に対する強度が強く、熱伝導性の良い材質が選択され、例えばアルミ、鉄、銅等を用いることができる。この中でもアルミ又は鉄が好ましい。
前記ゴム弾性層の厚さは0.1mm〜3mmが好ましく、特に、0.3mm〜2mmが好ましい。材質はシリコーンゴム、フッ素系ゴム等の耐熱性を有する材質のものを用いることができ、そのゴム硬度は、70°(JIS−A)以下が好ましく、特に60°以下が好ましい。
前記剥離層の材質としては、シリコンゴム、フッ素ゴム、フッ素ラテックス、フッ素樹脂等の表面エネルギーの低い材料が用いられる。中でも、フッ素樹脂を用いることで長期に渡り、信頼性の高い定着性能が得られる。
【0035】
前記フッ素樹脂としては、PFA(パーフロロアルコキシエチルエーテル共重合体)等のテフロン(R)、フッ化ビニリデン等が含有された軟質フッ素樹脂を用いることができる。フッ素樹脂は、シリコーンゴムやフッ素ゴムと比較して、トナー汚れ等の付着や沈着による離型性の低下が見られないために、加熱ロール1の長寿命化が図れる。
【0036】
外部加熱ロール23は、中空の金属ロール芯金からなる。外部加熱ロール23内部には、ハロゲンランプ等の加熱ランプ5が設けられる。金属ロール芯金の材質は、加熱ロール1と同様のものを用いることができる。
【0037】
押圧ロール4は、金属ロール芯金の上に、順に単層又は積層構造のゴム弾性層及び離型層を具備したものを用いることができ、これらの具体例は加熱ロール1の場合と同様である。
【0038】
加熱ロールのゴム弾性層の厚みが3mmを越えて厚すぎると、加熱ロール1の熱容量が大きくなり、加熱ロール1を所望の温度まで加熱するのに長い時間を要する上、消費エネルギーも増大してしまう点で好ましくない。また、前記ゴム弾性層の厚みが0.1mm未満で薄すぎると、ロール表面の変形が未定着画像15の凹凸に追従できなくなり、溶融ムラが発生し、また、剥離に有効なゴム弾性層の歪みが得られない点で好ましくない。
【0039】
加熱ロール1及び押圧ロール4のゴム弾性層及び/又は剥離層には、目的に応じて各種の添加剤等を含有していてもよく、例えば、磨耗性向上、抵抗値制御等の目的でカーボンブラックや、金属酸化物又はSiCなどのセラミックス粒子等が挙げられる。
【0040】
図2に、本発明に用いることのできる画像定着装置の他の例を示す。
図2の画像定着装置は、加圧部材である加圧ロール3と、外部加熱手段である外部加熱ロール23と、加圧ロール3と外部加熱ロール23とに張架される加熱部材である加熱ベルト25と、加熱ベルト25を介して加圧ロール3と圧接配置される加圧部材である押圧ロール4と、外部加熱ロール23内部に配置される加熱ランプ5と、加熱ベルト25を介して外部加熱ロール23表面に配置される温度センサー19と、押圧ロール4表面に配置される温度センサー18と、フィンガー21と、から構成され、加圧ロール3と押圧ロール4とが加熱ベルト25を介して圧接配置されることにより、圧接部分に定着ニップ27が形成される。
【0041】
図2の画像定着装置において、加圧ロール3と押圧ロール4とは、各々矢線A方向と矢線B方向に回動する。外部加熱ロール23と加熱ベルト25とは、加圧ロール3に従動する。外部加熱ロール23は、加熱ランプ5により加熱される。加熱ベルト25は、加熱ランプ5に加熱された外部加熱ロール23によって加熱される。加熱ベルト25の表面温度は常時温度センサー19により観測され、図示しない制御手段により加熱ランプ5を調節することにより、加熱ベルト25の温度がトナーの定着に適した温度に調整される。
加熱部材として加熱ベルト25を用いるため、定着ニップ27を構成する加圧ロール3及び押圧ロール4が直接加熱ランプ等の加熱源に加熱されることがない。そのため、定着ニップ27内の過剰な加熱を防ぐことができる。
【0042】
本発明に係る電子写真用カラートナーで形成された未定着画像15を有する被転写体11は、図示しない搬送手段により矢線C方向に搬送される。搬送された被転写体11は、定着ニップ27を通過する。この時、未定着画像15は、外部加熱ロール23により加熱された加熱ベルト25表面に圧接し、溶融する。溶融状態の未定着画像15は、被転写体11が定着ニップ27を通過した後に固化し、被転写体11に定着され、定着画像17となる。
その後被転写体11は、用紙排出搬送ロール13によって排出される。
【0043】
図2における押圧ロール4及び外部加熱ロール23に用いられる材質等は、図1の場合と同様である。また、加圧ロール3は、中空の金属ロール芯金からなる。金属ロール芯金の材質は、加熱ロール1と同様のものを用いることができる。加圧ロール3はさらにハロゲンランプ等の加熱手段を備えていてもよい。
【0044】
加熱ベルト25は、耐熱性樹脂製またはステンレス製のベルトの上に、順に単層又は積層構造のゴム弾性層と離型層とを具備したものを用いることができる。前記耐熱性樹脂としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等から選ばれ、その厚さは、50〜125μmが好ましい。ゴム弾性層の表面に形成される離型層としては、前述のごときフッ素樹脂、例えば、PFA等が5〜50μmの厚さでコーティングされたものが好ましい。
前記ゴム弾性層の厚さは0.1mm〜2mmが好ましい。
前記ゴム弾性層及び剥離層の材質は、加熱ロール1と同様のものを用いることができる。
【0045】
本発明で用いられる画像定着装置には、加圧部材の表面温度を制御するための冷却手段を設けることが好ましい。前記外部加熱手段と前記冷却手段を併用すると、両面プリント時に裏面の画像があれるのを防ぐことができるため好ましい。
【0046】
図3及び図4は、それぞれ図1及び図2に示す画像定着装置に、加圧部材の表面温度を制御するための冷却手段(冷却ロール7及び冷却ベルト9)を設けた画像定着装置を示す。
以下、図3を用いて前記冷却手段の説明を行う。
押圧ロール4は、冷却ベルト9を介して加熱ロール1に圧接配置される。冷却ベルト9は、押圧ロール4と冷却ロール7とに張架される。冷却ベルト9を介して押圧ロール4と加熱ロール1とが圧接配置されることにより、圧接部分に定着ニップ27が形成される。
【0047】
冷却ロール7と冷却ベルト9とは、押圧ロール4の回動に伴い矢線E方向に従動する。冷却ベルト9は、冷却ロール7によって冷却され、押圧ロール4は、冷却ベルト9によって冷却される。ここで、加熱ロール1等のその他の部材の動きは図1の場合と同様である。
【0048】
一の面に定着画像17を有し、他の面に未定着画像15を有する被転写体11は、図示しない搬送手段により矢線C方向に搬送される。搬送された被転写体11は、定着ニップ27を通過する。この時、未定着画像15は、外部加熱ロール23により加熱された加熱ロール1表面に圧接し、溶融する。溶融状態の未定着画像15は、被転写体11が定着ニップ27を通過した後に固化し、被転写体11に定着され、定着画像17’となる。また、押圧ロール4表面に配される冷却ベルト9は、冷却ロール7により冷却されるため、被転写体11が定着ニップ27を通過する際、実質上定着画像17は溶融せず、光沢ムラなどの画像不良を起こさない。
定着画像17を形成するトナーに含まれる結着樹脂が本発明に係る結晶性樹脂を含有する場合、冷却ベルト9の表面温度は、前記結晶性樹脂の融点+30℃以下であることが好ましく、特に、前記結晶性樹脂の融点+Y℃以下(ここでYは、下記式で表される。)であることが好ましい。
Y=0.3X−18
(Xは画像定着装置の被転写体搬送速度(mm/sec)で、160mm/sec未満である。)
被転写体の搬送速度が遅い場合は、定着ニップ時の加熱時間が長くなるため加圧部材側の定着画像の温度が上昇しやすいため、再溶融による画像の剥離ムラが発生しやすく、より加圧部材の表面温度を低く制御することが好ましい。
ここで、冷却ベルト9の表面温度とは、被転写体を連続で99枚通紙した直後の温度をいう。通紙前の冷却ベルト9の表面温度は問わない。
その後被転写体11は、用紙排出搬送ロール13によって排出される。
【0049】
冷却ロール7は、中空の金属ロール芯金をその構成要素として有する。金属ロール芯金の材質は加熱ロール1と同様のものを用いることができる。
冷却ロール7は、その中空部分にエアー又は冷媒を図示しない循環装置により循環させることにより冷却される。
【0050】
冷却ベルト9は、ベース層とその表面に被覆された離型層とから構成されることが好ましく、間に、ゴム弾性層を具備しても良い。ベース層は、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等から選ばれ、その厚さは、50〜125μm が好ましい。ベース層の表面に形成される離型層としては、前述のごときフッ素樹脂、例えば、PFA等が5〜50μmの厚さでコーティングされたものが好ましい。
冷却ベルト9がゴム弾性層を有する場合、押圧ロール4はゴム弾性層を有してもよいし有しなくてもよい。
【0051】
冷却手段を用いて加圧部材を冷却する場合、図3において冷却ロール7が直接押圧ロール4に当接配置されることにより押圧ロール4が冷却される態様であってもよい。また、冷却ロールを用いず、押圧ロールに直接エアー等を噴射することにより加圧部材を冷却する態様でもよい。
【0052】
前記画像定着装置には、必要に応じてさらに加熱部材の表面に付着したトナーを除去するためのクリーニング部材を設けてもよい。
【0053】
本発明に係る電子写真用カラートナーは離型性に優れるため、表面エネルギーの低い材料からなる剥離層を有する加熱部材及び加圧部材等の定着部材を用いる場合、特に定着部材表面への離型剤の塗布は必要としないが、前記定着部材の耐久性及び離型性向上の観点からは、その表面へ離型剤を塗布してもよく、その塗布量としては、1.6×10−5〜8.0×10−4mg/cmが好ましい。
【0054】
離型剤の塗布量は、得られる画像の平滑性、光沢等の観点からは、少ない方が好ましいが、離型剤の塗布量を0mg/cmにすると、画像定着中に前記定着部材と被転写体とが接触した際の前記定着部材の磨耗量が増大し、前記定着部材の耐久性が低下するおそれがあるため、離型剤を前記定着部材に微量供給することが実用上好ましい。
【0055】
離型剤の供給量が、8.0×10−4mg/cm(A4 1枚当たり0.5mg)を越える場合には、定着後に画像表面に残存する離型剤のために、特にOHPのような透過光を利用する被転写体の場合には画質低下が顕著に現れる問題を生じる。また、被転写体へ離型剤が付着してベタ付きが発生するなどの問題が生じる。さらに、離型剤の供給量が多くなれば離型剤を貯蔵しておくタンクの容量も大きくなり画像定着装置が大型化するという問題もある。
【0056】
ここで、離型剤の供給量は、以下のようにして測定される。即ち、表面に離型剤を供給した前記定着部材に、被転写体として一般の複写機で使用される普通紙(代表的には、富士ゼロックス社製複写用紙、商品名「J紙」)を通過させると普通紙上に離型剤が付着する。この普通紙上の離型剤をソックスレー抽出器を用いて抽出する。溶媒にはヘキサンを用いる。このヘキサン中に含まれる離型剤を、原子吸光分析装置にて定量することで、普通紙に付着した離型剤の量を定量する。この量を離型剤の定着部材への供給量と定義する。
【0057】
本発明で使用する離型剤には特に制限はないが、耐熱性オイル、例えば、ジメチルシリコーンオイル、フッ素オイル、フロロシリコーンオイルやアミノ変性シリコーンオイル等の変性オイルなどの液体離型剤が挙げられる。
【0058】
離型剤として、高性能ではあるが高価なフッ素オイル、フロロシリコーンオイルなども、離型剤の供給量が極めて少量でよいのでコスト面でも実用上問題なく使用しうる。
【0059】
画像定着装置における前記定着部材の表面に離型剤を供給する方法には特に制限はなく、例えば、液体離型剤を含浸したパッド方式、ウエブ方式、ローラ方式や非接触型のシャワー方式(スプレー方式)などが挙げられる。これらの中でも、離型剤を均一に供給でき、しかも供給量をコントロールすることが容易であるという観点からウエブ方式、ローラ方式が好ましい。なお、シャワー方式で前記定着部材の全体に均一に前記離型剤を供給するには、別途ブレード等を用いる必要がある。
【0060】
本発明において使用される被転写体の材質としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンター等に使用される普通紙及びOHPシートなどが挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であるのが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙などを好適に使用することができる。
【0061】
次に、本発明に係る電子写真用カラートナーについて説明する。
前記電子写真用カラートナーは、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と、着色剤と、必要に応じてその他の成分を含有してなる。
【0062】
本発明において、「結晶性樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において、融点にともなう明確な吸熱ピークを有する樹脂を指す。結着樹脂の低温定着性を担う粘着成分であることから、重量平均分子量は、4000以上が好ましく、7000〜100000がより好ましい。
【0063】
前記結晶性樹脂の融点としては、40〜120℃が好ましく、60℃〜90℃が特に好ましい。
前記結晶性樹脂は、融点を境にして急激に粘度が低下するために、それ以上の温度で保存されるとブロッキングを起こしてしまう。これは、トナー全体として大きく変形し易くなり、トナー粒子同士の接触面積が大きくなるためである。そこで、前記結晶性樹脂は、保存時や使用時にさらされる温度以上、即ち40℃以上の融点を有することが必要であり、60℃以上の融点を有するのが好ましい。一方、前記融点が高すぎると、低温定着を達成できないことがある。
前記融点は、JIS−K−7121に示す入力補償示差走査熱量測定の融解ピーク温度として求めることができる。なお、このとき複数の融解ピークを示す場合があるが、最大のピークをもって前記融点と見なす。
【0064】
前記結晶性樹脂としては、前記諸条件を満たすものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ポリオレフィン系樹脂、ポリジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、使い易さの点でポリエステル系樹脂が好ましい。
【0065】
前記ポリオレフィン系樹脂としては、オレフィン系モノマーの単独重合体及び共重合体が挙げられ、これらの具体例としては、ポリブテン、ポリ−3−メチル−1−ブテン、ポリペンテン、ポリ−5−メチル−1−ヘキセン、ポリテトラデセン、ポリペンタデセン、ポリヘキサデセン、ポリヘプタデセン、ポリオクタデセン、ポリノナデセン、ポリエイコセン、ポリシクロヘプテン−alt−エチレン、及びこれらの重合体のモノマー成分の共重合体などが挙げられる。
なお、本発明においては、融点が低すぎるポリオレフィンや、高すぎるポリオレフィン、例えばポリエチレンやポリプロピレン等であっても、他のオレフィン成分と共重合させることにより、あるいは、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、ビニルアルコール、酢酸ビニル、無水マレイン酸等(具体的には、ポリエチレンエチルアクリレート等が挙げられる。)と共重合させることにより、前記結晶性樹脂として使用することができる。
【0066】
前記ポリジエン系樹脂としては、ジエン系モノマーの単独重合体及び共重合体が挙げられ、これらの具体例としては、トランス−1,4−ポリ−1,3−ブタジエン、シス−2−ターシャルブチル−1,4−ポリ−1,3−ブタジエン、トランス−1−メトキシ−1,4−ポリ−1,3−ブタジエン、トランスクロロプレン、トランス−1,4−ポリイソプレン、アイソタクチック−トランス−1,4−ポリ−1,3−ペンタジエン、アイソタクチック−トランス−1,4−ポリ−1,3−ヘプタジエン、アイソタクチック−トランス−6−メチル−1,4−ポリ−1,3−ヘプタジエン、アイソタクチック−トランス−1,4−ポリ−1,3−ヘキサジエン、アイソタクチック−トランス−5−メチル−1,4−ポリ−1,3−ヘキサジエン、トランス−エリトロ−ジ−アイソタクチック−2,5−ポリ−2,4−ヘキサジエン、アイソタクチック−トランス−1,4−ポリ−1,3−オクタジエン、及びこれらの重合体のモノマー成分の共重合体などが挙げられる。
【0067】
前記ポリエステル系樹脂の具体例としては、ポリ−1,2−シクロプロペンジメチレンイソフタレート、ポリデカメチレンアジペート、ポリデカメチレンアゼレート、ポリデカメチレンオキサート、ポリデカメチレンセバケート、ポリデカメチレンサクシネート、ポリアイコサメチレンマロネート、ポリエチレン−p−(カルボフェノキシ)ブチレート、ポリエチレン−p−(カルボフェノキシ)ウンデカノエート、ポリエチレン−p−フェニレンジアセテート、ポリエチレンセバケート、ポリエチレンサクシネート、ポリヘキサメチレンカーボネート、ポリヘキサメチレン−p−(カルボフェノキシ)ウンデカノエート、ポリヘキサメチレンオキサレート、ポリヘキサメチレンセバケート、ポリヘキサメチレンスベレート、ポリヘキサメチレンサクシネート、ポリ−4,4−イソプロピリデンジフェニレンアジペート、ポリ−4,4−イソプロピリデンジフェニレンマロネート、トランス−ポリ−4,4−イソプロピリデンジフェニレン−1−メチルシクロプロパンジカルボキシレート、ポリノナメチレンアゼレート、ポリノナメチレンテレフタレート、ポリオクタメチレンドデカンジエート、ポリペンタメチレンテレフタレート、トランス−ポリ−m−フェニレンシクロプロパンジカルボキシレート、シス−ポリ−m−フェニレンシクロプロパンジカルボキシレート、ポリテトラメチレンカーボネート、ポリテトラメチレン−p−フェニレンジアセテート、ポリテトラメチレンセバケート、ポリトリメチレンドデカンジオエート、ポリトリメチレンオクタデカンジオエート、ポリトリメチレンオキサレート、ポリトリメチレンウンデカンジオエート、ポリ−p−キシレンアジペート、ポリ−p−キシレンアゼレート、ポリ−p−キシレンセバケート、ポリジエチレングリコールテレフタレート、シス−ポリ−1,4−(2−ブテン)セバケート、ポリカプロラクトン、及びこれらの重合体のモノマー成分の共重合体などが挙げられる。
【0068】
前記結着樹脂中の結晶性樹脂の含有量は、20〜50質量%が好ましく、特に20〜30質量%が好ましい。結晶性樹脂の含有量を上記範囲にすることにより低温定着性に優れるトナーを得ることができる。
【0069】
前記結着樹脂は、前記結晶性樹脂と共に非晶性樹脂を含有してもよい。
本発明において、「非晶性樹脂」とは常温固体で、ガラス転移温度以上で熱可塑化するものを指し、示差走査熱量測定(DSC)において、前述の結晶性樹脂の場合にみられる明確な吸熱ピークとは異なり、階段状の吸熱量変化を有する樹脂を指す。
【0070】
本発明において使用可能な非晶性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル系樹脂を挙げることができる。この中でも低温定着性の観点からは、ポリエステル樹脂が好ましい。
【0071】
非晶性ポリエステル樹脂は、通常、モノマーであるジカルボン酸成分とジオール成分との縮重合により製造できる。
ジカルボン酸成分として具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸等のナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸が好ましく、また、ジオール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、ビスフェノールAのトリメチレンオキシド付加物が好ましい。
これらジカルボン酸成分及びジオール成分は、一種単独又は二種以上を併用して用いられる。
【0072】
本発明に好適な結着樹脂の分子量の目安としては、重量平均分子量Mwが4000〜100000である。前記分子量は、公知の方法で測定することができるが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(以下「GPC」と略記する)により測定するのが一般的である。GPC測定は、例えば、GPC装置としてTOYO SODA社製:HLC−802Aを用い、オーブン温度40℃、カラム流量毎分1ml、サンプル注入量0.1mlの条件で行うことができ、サンプルの濃度は0.5%で、和光純薬製:GPC用THFを用いて行うことができる。また、検量線の作成は、例えば、TOYO SODA社製:標準ポリスチレン試料を用いて行うことができる。本発明における前記分子量及び分子量分布は、上述の方法で測定した。
【0073】
前述の好ましいモノマーに加えて、以下に示すモノマーも併用することができる。
【0074】
2価のカルボン酸としては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、マロン酸、メサコニン酸等の二塩基酸、及びこれらの無水物やこれらの低級アルキルエステル、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等の脂肪族不飽和ジカルボン酸などが挙げられる。また、微量であれば併用しうる3価以上のカルボン酸としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等、及びこれらの無水物やこれらの低級アルキルエステルなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0075】
2価のアルコールとしては、例えば、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどが挙げられる。また、微量であれば併用しうる3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0076】
なお、必要に応じて、酸価や水酸基価の調製等の目的で、酢酸、安息香酸等の1価の酸や、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等の1価のアルコールも使用することができる。
【0077】
本発明で用いられるポリエステル樹脂は、これらのモノマー成分の中から好適なものを選択して組合せ、例えば、重縮合(化学同人)、高分子実験学(重縮合と重付加:共立出版)やポリエステル樹脂ハンドブック(日刊工業新聞社編)等に記載の従来公知の方法を用いて合成することができ、具体的にはエステル交換法や直接重縮合法等を単独で、あるいは組み合せて用いることができる。
【0078】
前記着色剤には特に制限はなく、公知の着色剤を挙げることができ、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、カーボンブラック、ランプブラック、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコイルブルー、メチレンブルークロライド、銅フタロシアニン、キノリンイエロー、クロームイエロー、デュポンオイルレッド、オリエントオイルレッド、ローズベンガル、マラカイトグリーンオキサレート、ニグロシン染料、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド81:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピグメントブルー15:3などが挙げられる。
【0079】
前記着色剤の含有量は、前記結着樹脂100質量部に対して1〜30質量部が好ましいが、定着後における画像表面の平滑性を損なわない範囲において、できるだけ多い方が好ましい。着色剤の含有量を多くすると、同じ濃度の画像を得る際、画像の厚みを薄くすることができ、オフセットの防止に有効な点で有利である。なお、前記着色剤の種類に応じて、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー等を調製することができる。
【0080】
前記その他の成分として、定着時の離型剤として、ワックスを用いることができる。例えば、低分子量ポリプロピレンや低分子量ポリエチレン等のパラフィンワックス、シリコーン樹脂、ロジン類、ライスワックス、カルナバワックスなどが挙げられるが、なかでも融点が、40℃〜150℃のものが好ましく、より好ましくは70℃〜110℃のものである。しかしながら、ワックスの含有量が多すぎると、カラー定着画像の表面や内部に存在するワックスがOHPの投影性を悪化させる;2成分現像剤に適用する場合、摩擦によりトナー中のワックスがキャリアに移行して現像剤の帯電性能が経時的に変化する;一成分現像剤として用いる時はトナーとブレードとの摺擦によりワックスが帯電付与用のブレードに移行して現像剤の帯電性能が経時的に変化する;トナーの流動性が悪化するなど、カラー画質および信頼性を悪化させるおそれがあり、ワックスの含有量は、前記電子写真用カラートナー中、0.1〜15%が好ましく、より好ましくは0.5〜12%であり、さらに好ましくは0.5〜10%である。
【0081】
前記電子写真用カラートナーには、特性改良のため、種々の公知の添加剤を、本発明の効果を損なわない限りにおいて併用することができる。添加剤成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択すればよく、例えば、無機微粒子、有機微粒子、帯電制御剤、離型剤などのそれ自体公知の各種添加剤が挙げられる。
【0082】
前記無機微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、塩化セリウム、ベンガラ、酸化クロム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げられる。これらの中でも、シリカ微粒子が好ましく、特に疎水化処理されたシリカ微粒子が好ましい。前記無機微粒子は、一般に流動性を向上させる目的で使用される。前記無機微粒子の平均1次粒子径としては、1〜1000nmが好ましく、特に10〜300nmが好ましい。その添加量としては、前記電子写真用カラートナー100質量部に対して0.01〜20質量部が好ましい。
【0083】
前記有機微粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデンなどが挙げられる。前記有機微粒子は、一般にクリーニング性や転写性を向上させる目的で使用される。
【0084】
前記帯電制御剤としては、例えば、サリチル酸金属塩、含金属アゾ化合物、ニグロシンや4級アンモニウム塩などが挙げられる。前記帯電制御剤は、一般に帯電性を向上させる目的で使用される。
【0085】
前記電子写真用カラートナーは、それ自体公知の製造方法に従って製造することができる。前記製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜決定することができる。例えば、乾式トナー製造法としては、混練粉砕法、混練冷凍粉砕法、湿式トナー製造法としては、特開昭63−25664号公報等に記載されている液中乾燥法、溶融トナーを不溶解性液体中で剪断撹拌して微粒子化する方法、結着樹脂と着色剤を溶剤に分散させジェット噴霧により微粒子化する方法、などが挙げられる。
【0086】
【実施例】
以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明するが、本発明は実施例により何ら限定されるものではない。
【0087】
(非晶性ポリエステル樹脂の合成)
撹拌器、温度計、コンデンサー、及び窒素ガス導入管を備えた反応容器中に、テレフタル酸ジメチルエステル161.02質量部と、ドデセニルコハク酸46.8質量部と、トリメリット酸トリメチルエステル5.04質量部と、ビスフェノールAエチレンオキサイド2mol付加物113.5質量部と、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物260.6質量部と、エチレングリコール4.34質量部と、触媒としてジブチルスズオキサイド3.0質量部とを投入し、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、窒素ガス気流下、約200℃で約5時間撹拌反応させ、さらに温度を約240℃に上げて約5時間撹拌反応させ、無色、透明な非晶性ポリエステル樹脂Aを得た。
非晶性ポリエステル樹脂AのGPCによる分子量は、Mn4500、Mw30000、ガラス転移温度は67℃であった。
【0088】
前記ガラス転移温度(Tg)は、定法により、例えば、示差走査熱量計(マックサイエンス社製:DSC3110、熱分析システム001:以下「DSC」と略記する)を用いて、昇温速度5℃/分の条件で測定することができ、得られたチャートのTgに相当する吸熱点の低温側の肩の温度をTgとすることができる。本発明におけるTgは、以上のようにして測定したものである。
【0089】
(結晶性ポリエステル樹脂の合成)
エチレングリコール150質量部と、セバシン酸200質量部と、触媒としてジブチルスズオキサイドを0.2質量部とから、非晶性ポリエステル樹脂の合成と同様にして、結晶性ポリエステル樹脂Bを得た。GPCによる分子量は、Mn8000、Mw26000、融点は69.5℃であった。
【0090】
(結晶性樹脂含有トナーの調製)
非晶性ポリエステル樹脂Aを59質量部と、結晶性ポリエステル樹脂Bを30質量部と、着色剤としてシアン顔料(シアニンブルー4933M:大日精化(株))4質量部と、カルナバワックス7質量部とを、バンバリーミキサー型混練機で溶融混練した。混練物を圧延ロールで厚さ1cm程度の板状に成形し、フィッツミル型粉砕機で数ミリ程度まで粗粉砕し、IDS型粉砕機で微粉砕を、エルボー型分級機で分級を順次行いトナーを得た。得られたトナーに、疎水性シリカ粉末(R972:日本アエロジル社製)3質量%を添加してトナーを調整した。
【0091】
シアン顔料に代えて、マゼンタ顔料(セイカファーストカーミン1476T−7;大日精化(株)製)、イエロー顔料(セイカファーストイエロー2400;大日精化(株)製)、カーボンブラック(カーボンブラック#25;三菱化学(株)製)を用い、それぞれマゼンタトナー、イエロートナー、ブラックトナーを調製し、4色フルカラートナーを得た。得られた結晶性樹脂含有トナーをトナーAB1とする。トナーの粒度分布はコールターカウンターTA−II型機(コールター社製)で測定した。
【0092】
(非晶性トナーの調製)
非晶性ポリエステル樹脂A89質量部と、シアン顔料(シアニンブルー4933M:大日精化(株))4質量部と、カルナバワックス7質量部とを用い、前記結晶性樹脂含有トナーの調製と同様にして非晶性トナーAを調製した。
【0093】
(現像剤の調整)
トナーAB1の7質量部と、キャリア93質量部とを混合して、電子写真用現像剤とした。前記キャリアとしては樹脂被覆型のキャリアであり、アミノ基含有ビニルポリマーとフッ化アルキル基含有ビニルポリマーとの混合体をフェライトコアに被覆したものを用いた。
【0094】
(画像出力装置の概略)
画像出力装置は、Acolor635(富士ゼロックス社製)の画像定着装置を改造した装置を用いた。
【0095】
〔実施例1〕
図4に示すように、加熱部材として外部加熱ロールにより過熱される加熱ベルトを備え、加圧部材として冷却ロールにより冷却される冷却ベルトをその表面に配した押圧ロールを備えた画像定着装置を用いた。
加熱ベルトは、厚さ100μmのポリイミド製のベルトの表面に厚さ0.5mmでJIS−A40°のシリコンゴム層を被覆し、その表面に25μmのPFA樹脂層を有するものを用いた。
冷却ベルトは、厚さ75μmのポリイミド製のベルトの表面に厚さ0.2mmでJIS−A40°のシリコンゴム層を被覆し、その表面に25μmのPFA樹脂層を有するものを用いた。
また、定着ニップ幅を6mmとした。
画像定着装置へのシリコーンオイル塗布は、加熱ベルトにシリコーンオイル含浸ロールを取り付けることにより行い、ブレードによって塗布量を制御し、その塗布量はA4紙1枚当たり0.1mg(1.7×10−4mg/cm)とした。シリコーンオイル塗布量の測定は、画像定着装置に白紙を通紙し、そのオイルの付着した白紙をソックスレー抽出器で、溶媒としてヘキサンを用いてオイルを抽出し、原子吸光分析装置にてオイル量を定量した。
冷却ベルトの冷却手段としては、図4に示すように、押圧ロールに従動する冷却ロールを用い、該冷却ロールにエアーを流すことで、冷却ベルトの表面温度を前記結晶性ポリエステル樹脂の融点+30℃である99.5℃以下に調整した。冷却は24V DC0.13Aの小型ファン(NIDEC beta SLD08T−24TU24H7型)を用い、ファンより集めたエアーを冷却ロール中に通風することで行った。また、加熱ベルトの設定温度は130℃とした。画像定着装置の被転写体搬送速度は、160mm/secとした。
上記画像定着装置を用いて、富士ゼロックス社製カラーぺーパー(J紙)の先端部に、180mm×50mmの大きさで、トナーAB1の黒トナー、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーを重ねて、1.5mg/cmの画像を定着させた。
【0096】
上記条件で、連続99枚の通紙試験を行い、加圧ロールの表面温度をモニターするとともに、剥離性の評価を行った。剥離性評価は、第1面を定着し、つづいて、裏面に未定着像を作成し、再度定着し、両面の剥離不良による画像欠損の有無を目視で評価した。
【0097】
〔参考例1〕
実施例1の画像定着装置を用い、加熱ロールの温度を変えて、非晶性トナーA1と、結晶性樹脂含有トナーAB1の最低定着温度を比較した。結晶性樹脂含有トナーAB1の最低定着温度は、95℃であり、非晶性トナーA1の最低定着温度は、140℃であった。また、トナーの着色剤の違いによる定着温度に差はなかった。
【0098】
〔比較例1〕
アルミ製コア上に、厚さ2.7mmのJIS−A45°のシリコンゴム層を被覆し、その表面に25μmのPFA樹脂層を有する内部加熱手段を用いた加熱ロールと、アルミ製コア上に、厚さ1mmのJIS−A55°のシリコンゴム層を被覆し、その表面に25μmのPFA樹脂層を有する押圧ロールと、からなる画像定着装置を用い、加熱ロールの設定温度は130℃とした。また、定着ニップ幅を6mmとした。画像定着装置の被転写体の搬送速度は、160mm/secとした。
画像定着装置へのシリコーンオイル塗布は、加熱ベルトにシリコーンオイル含浸ロールを取り付けることにより行い、ブレードによって塗布量を制御し、その塗布量はA4紙1枚当たり0.1mg(1.7×10−4mg/cm)とした。上記画像定着装置を用いて、富士ゼロックス社製カラーぺーパー(J紙)の先端部に、180mm×50mmの大きさで、トナーAB1の量が1.5mg/cmの画像を定着させた。評価方法は、実施例1と同様とした。
【0099】
(評価結果)
実施例1においては、両面プリントの両面とも定着画像と剥離フィンガーとの接触による画像欠陥はなく、また、加圧ベルト側の画像の剥離不良による剥離ムラもなく、良好な画像が得られた。加圧ロールの表面温度は、連続99枚の通紙中、加圧ロールの表面温度は99.5℃を越えずに、99枚通紙直後の加圧ロールの表面温度は95℃であり、裏面側のベタ画像も剥離による画像欠損はなかった。
比較例1においては、両面プリントの両面とも定着画像と剥離フィンガーとの接触による画像欠陥がみられ、さらに、加圧ベルト側の画像の剥離時の剥離ムラも発生し光沢度のムラが見られた。加圧ロールの表面温度は50枚通紙以降加圧ロールの表面温度は100℃を越え、99枚通紙直後の加圧ロールの表面温度は115℃であり、裏面のベタ画像には剥離不良による光沢度のムラが見られた。
【0100】
【発明の効果】
本発明の画像定着方法を用いることにより、結晶性樹脂含有トナーを画像欠損なく定着できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】外部加熱ロールを用いた画像定着装置の構成概略図である。
【図2】加熱ベルトを用いた画像定着装置の構成概略図である。
【図3】外部加熱ロールを用い、さらに加圧部材の冷却手段を備えた画像定着装置の構成概略図である。
【図4】加熱ベルトを用い、さらに加圧部材の冷却手段を備えた画像定着装置の構成概略図である。
【符号の説明】
1 加熱ロール
3 加圧ロール
4 押圧ロール
5 加熱ランプ
23 外部加熱ロール
25 加熱ベルト

Claims (1)

  1. 少なくとも一の面に、結晶性樹脂を含有する結着樹脂と着色剤とを含む電子写真用カラートナーで形成された未定着画像を有する被転写体を、加熱部材と加圧部材との間に挿通させて未定着画像を定着させる画像定着方法において、
    前記加熱部材を外部加熱手段を介して加熱する画像定着方法。
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