JP3632724B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像情報記録装置において、未定着画像を加熱・加圧定着させるための定着装置に係り、特に加熱ロールの昇温を補助する外部加熱体を設ける、所謂外部加熱方式の定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式を採用した複写機等の画像情報記録装置では、記録シート上に転写したトナー像を定着させるために、通常は加熱・加圧式定着装置が設けられている。
従来この種の定着装置としては、互いに圧接しながら回転する、表面に弾性層を設けた加熱ロール、そして加圧ロールとを備え、未定着トナー像が形成された記録シートをこれらロール間に挿通させて未定着トナー像の定着を行うようにしたものが知られている。
また、この種の定着装置にあっては、加熱ロールがその表面に熱伝導性の悪い弾性層を有しており、前記加熱ロール内部にある加熱源からの熱供給のみでは設定温度まで昇温を行うために多くの時間を必要とする。そこで、加熱ロール表面に外部加熱体を配設し、昇温時間を短縮する技術が紹介されている。
【0003】
これは、例えば図8に示すように、中心に加熱源104及び表面に弾性層103を有する回転可能な加熱ロール102と、この加熱ロール102に圧接して接触ニップ域を形成する加圧ロール101と、更に加熱源106を有し加熱ロール102と常時圧接して前記加熱ロール102を外部から加熱する外部加熱ロール105とを備えたものである(例えば特開平4−159585号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の先行技術にあっては、加熱ロール102と外部加熱ロール105とが常時圧接しているため、加熱ロール102が回転を停止しているときには外部加熱ロール105も圧接したまま停止してしまう。このため、加熱ロール102の表面には外部加熱ロール105の圧接跡が残ってしまい、定着画像に乱れを生じやすいという技術的課題がある。
このような技術的課題を解決するには、加熱ロールと外部加熱ロールとを接離可能に配設し加熱時のみ圧接させることが考えられる。
【0005】
しかしながら、加熱ロールと外部加熱ロールとを接離可能に配設し加熱時のみ圧接させる場合には、ウォームアップ時や待機モードからの復帰時など外部加熱ロールの温度が低い状態から加熱を行う時に、加熱ロールから転移して外部加熱ロールに固着・堆積したトナーが加熱ロールをこすり、傷つけるという技術的課題が見いだされた。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、接離可能な外部加熱体の圧接及び離間の時期を制御することにより、良好な定着を得ることができる外部加熱方式の定着装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、少なくとも弾性層2を有する加熱ロール1と、前記加熱ロール1を外部から加熱する外部加熱体3と、前記外部加熱体3を加熱ロール1から接離する接離手段6と、ウォームアップ時又は待機モード時に、外部加熱体3がトナー軟化点以上の基準温度となった条件下で、前記外部加熱体3が加熱ロール1に圧接配置されるように接離手段6を制御する接離制御手段7とを備えることを特徴とする。
【0008】
このような技術的手段において、加熱ロール1としては、内部に加熱源が内蔵され、表面に弾性層2を持つものが使用される。
また、外部加熱体3としては、加熱ロール1を外部加熱できる態様のものであれば適宜選定して差し支えないが、構成の簡略化という観点からすれば、ロール状、ベルト状等の回転体を用いることが好ましい。更に、外部加熱体3は、加熱ロール1の加熱に用いるだけでなく、連続コピー時に加熱ロール1の温度低下を補償する外部加熱体と共用してもよい。
更に加熱源4としては、外部加熱体3を加熱できる態様のものであれば、その構成、数については任意に選定して差し支えないが、構成の簡略化及び効率化という観点からすれば、外部加熱体3の内部に加熱源4を有することが好ましい。
【0009】
また、接離手段6としては、接離制御手段7から得られた制御信号によって外部加熱体3を接離させるようなものであれば、機械的、電気的、磁気的手段等から任意に選定して差し支えない。
【0010】
更にまた、接離制御手段7としては、外部加熱体3の温度情報によって、外部加熱体3がトナー軟化点温度以上の基準温度となったときに接離手段6に対し圧接を開始するよう信号を送出するものであれば適宜選定して差し支えない。
ここで、外部加熱体3の基準温度としては、トナー軟化点以上の温度であればよく、また、外部加熱体3の耐久性向上という観点からすれば、前記外部加熱体3の設定温度以下であることが好ましい。
また、外部加熱体3の温度情報を検知する手段としては種々の方法から適宜選定して差し支えないが、構成の簡略化という観点からすれば、外部加熱体3上に温度センサ5を設けることが好ましい。
【0011】
ところで、外部加熱体3がトナー軟化点温度以上の基準温度となったときに加熱ロール1に圧接する態様にあっては、加熱ロール1が停止しているときに圧接が行われると加熱ロール1と外部加熱体3の圧接位置が固定されるため、加熱ロール1の一部だけが昇温してしまい定着むら及び圧接跡が生じやすくなるという懸念がある。
このような懸念を有効に防止するという観点からすれば、加熱ロール1に回転駆動手段8を設け、接離制御手段7によって少なくとも外部加熱体3が加熱ロール1に圧接するまでに加熱ロール1が空回転させるよう制御することが好ましい。
この場合において、回転駆動手段8は、通常のコピー時に使用する加熱ロール1の駆動装置と共用して差し支えない。
【0012】
また、外部加熱体3がトナー軟化点温度以上の基準温度となったときに加熱ロール1に圧接を開始する態様にあっては、圧接開始時において加熱ロール1がトナー軟化点温度未満となっていることがある。
このとき、外部加熱体3上の残留トナーが軟化状態になったとしても、加熱ロール1に圧接した状態で軟化状態だった残留トナーが再度固化し、これが原因となって加熱ロール1を傷つける懸念がある。
このような懸念を有効に防止するという観点からすれば、接離制御手段7は、外部加熱体3及び加熱ロール1が共にトナー軟化点以上の各基準温度となった時点で両者を圧接させるよう制御を行うことが好ましい。
ここで、加熱ロール1の基準温度としては、外部加熱体3の基準温度と同様にトナー軟化点以上の温度であればよいが、前記外部加熱体3の基準温度とは異なっていてもよく、また、加熱ロール1の耐久性向上という観点からすれば、前記外部加熱体3の設定温度以下であることが好ましい。
【0013】
更に、外部加熱体3がトナー軟化点以上の基準温度となったときに加熱ロール1に圧接を開始する態様において、例えば、待機モードからの復帰時など、加熱ロール1がある程度熱を持った状態から加熱を行う場合は、圧接開始時において加熱ロール1の温度が外部加熱体3よりも高温となることがある。
このとき、外部加熱体3が加熱ロール1に圧接すると、加熱ロール1の熱を外部加熱体3が奪ってしまい、外部加熱体3の本来の加熱作用が損なわれることとなり、かえって加熱ロール1の昇温時間が長時間化する懸念がある。
このような懸念を有効に防止するという観点からすれば、接離制御手段7は、外部加熱体3がトナー軟化点以上の基準温度となり、且つ、前記外部加熱体3の温度が加熱ロール1の温度以上である条件下で圧接させるよう制御を行うことが好ましい。
【0014】
尚、外部加熱方式の定着装置において、外部加熱体と加熱ロールとを接離可能とした先行技術があるが、これは本発明のものとは無関係であるため、念のため補足説明しておく。
特開昭52−40143号公報には、加熱ロールに接離可能な外部加熱体が設けられたものが提案されている。
しかしながら、本先行技術は連続コピー時に記録シートに奪われる熱量が大きくなって加熱ロールの温度が定着温度以下となったときに、外部加熱体を加熱ロールに圧接し温度降下を補償するようにしたものであり、本発明のようにウォームアップ時や待機モード時において加熱ロール1を早急に昇温させる技術ではない。
更に、本先行技術は省エネルギー化を目的とし、外部加熱体を加熱する時期は複写時以外であって複写時は外部加熱体を加熱していないため、加熱ロール1及び外部加熱体3を同時に加熱する本発明とは全く着想の異なるものである。
【0015】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
図1において、接離制御手段7は外部加熱体3の温度情報に基づいて、外部加熱体3を接離させる接離手段6を制御する。
具体的にいえば、初期状態では、接離制御手段7は接離手段6に対し外部加熱体3を離間するよう制御する。
次に、外部加熱体3がトナー軟化点以上の基準温度となった時点で、接離制御手段7は接離手段6に対し外部加熱体3を加熱ロール1に圧接するよう制御する。
このとき、外部加熱体3表面に固着したトナーが軟化した状態で、外部加熱体3が加熱ロール1表面に圧接配置される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2及び図3は、本発明が適用された定着装置の実施の一形態を示す。
同図において、本実施の形態に係る定着装置は、モータ46にて回転駆動される加熱ロール40と、この加熱ロール40に圧接配置される無端ベルト80と、バー75及び偏心カム76により加熱ロール40に対し接離可能に配設された外部加熱ロール71とを備えている。
【0017】
本実施の形態において、加熱ロール40は、650Wのハロゲンランプからなる加熱源41を覆う肉厚1.5mmのアルミニウム製の中空コア42と、前記中空コア42の外周面に配設されるシリコンゴム製の耐熱弾性層43と、更に耐熱弾性43の外周面に配設されるフッ素ゴム製のトップコート層44とを備えており、加熱ロール40表面に設けられた温度センサ45の信号により、図示しない温度制御回路において加熱源41をオン・オフ制御して、ある一定温度に調整される。
【0018】
また、定着時に記録用紙30の上の未定着トナー31のオフセットを防止する為に、一定量のシリコンオイルを加熱ロール40に供給するオイル供給装置90が設けられている。
更に、オフセットした残留トナーをクリーニングするため、クリーニング装置91が設けられている。
【0019】
一方、無端ベルト80は、ステンレス製の支持ロール81、82、83に張架されて加熱ロール40に所定のニップ幅で圧接配置されている。前記無端ベルト80は、厚さ約75μmのポリイミドフィルムの基材の上に厚さ170μmのシリコンゴムの弾性層が設けられ、更にその上に厚さ30μmのフッ素ゴムの離型層が設けられたものである。
【0020】
また、本実施の形態では、支持ロール81は、加熱ロール40と無端ベルト80との接触ニップ域の出口に配設される加圧ロールを兼用しており、圧縮コイルスプリング62によって加熱ロール40の中心に向かって付勢されている。更に、前記支持ロール81内部には250Wのハロゲンランプ84が配設されており、支持ロール81表面に設けられた温度センサ63の信号により、図示しない温度制御回路においてハロゲンランプ84をオン・オフ制御して、ある一定温度に調整される。
【0021】
更に、無端ベルト80の内側には、圧縮コイルスプリング53により圧接配置される圧力パッド50が設けられる。
本実施の形態において、圧力パッド50は、ステンレス製の金属台座51の上にシリコンゴム製の弾性層52が設けられたものである。
【0022】
また、本実施の形態において、図2及び図3に示す外部加熱ロール71は、ハロゲンランプからなる加熱源72を覆うステンレス製の中空コアであって、この外部加熱ロール71表面に設けられた温度センサ77の信号により、図示しない温度制御回路において加熱源72をオン・オフ制御して、ある一定温度に調整される。
更に、外部加熱ロール71の回転軸73は、支点74の周りで回転できるバー75の先端に回転自在に取り付けられている。
更にまた、バー75の支点を挟んだ反対側には回転可能な偏心カム76が接しており、前記バー75の端部にはバー75の端部を偏心カム76側に向けて付勢するコイルスプリング78が配設されている。今、偏心カム76が点線のように180度回転すると、その偏心カム76の形状からバー75は点線で示したように支点74の周りで回転し、外部加熱ロール71を加熱ロール40から離間させるようになっている。
【0023】
また、図4は本実施の形態で用いられる定着装置の駆動制御系を示す。
同図において、加熱ロール40の温度センサ45及び外部加熱ロール71の温度センサ77の温度信号が入力インターフェース95を介してCPU96に取り込まれる。
そして、CPU96は、ROM97内に予め格納されている駆動制御処理プログラム(図5参照)を実行し、RAM98との間で適宜データ処理を行った後、出力インターフェース99を介して、加熱ロール40の加熱源41、外部加熱ロール71の加熱源72、モータ46、及び接離装置70に所定の制御信号を送出するようになっている。
【0024】
次に、本実施の形態に係る定着装置の駆動制御について説明する。
図5において、今、複写機のスタートスイッチをオンすると、制御駆動装置(CPU96、ROM97、RAM98)から信号が送出され、加熱ロール40及び外部加熱ロール71の温度検知がそれぞれ温度センサ45、77によって、また、加熱ロール40及び外部加熱ロール71の昇温ががそれぞれの加熱源41、72によって開始される。
次に、外部加熱ロール71の温度と基準温度(本実施の形態では、トナー軟化点温度に設定)とが比較され、外部加熱ロール71がトナー軟化点以上の温度になったことが確認された後、次に加熱ロール40の温度と基準温度(本実施の形態では、トナー軟化点温度に設定)とが比較される。
そして、加熱ロール40がトナー軟化点以上の温度となったことが確認された時点、すなわち、加熱ロール40及び外部加熱ロール71が共にトナー軟化点以上の温度となった時点で、駆動制御装置は加熱ロール40を駆動するモータ46を空回転させると同時に、外部加熱ロール71を加熱ロール40に圧接させる。一方、既にトナー軟化点以上の温度となっていた外部加熱ロール71は更に加熱され続け、設定温度に到達した時点で、駆動制御装置が外部加熱ロール加熱源72をオン・オフ制御して外部加熱ロール71は設定温度に制御され続ける。尚、本実施の形態において、外部加熱ロール71の設定温度は、外部加熱効率を向上させるという観点から、加熱ロール40の設定温度よりも高温側に設定されている。
次に、加熱ロール40の温度と設定温度とが比較され、加熱ロール40の温度が設定温度に到達した時点で、駆動制御装置は加熱ロール40を駆動するモータ46の空回転を停止させると同時に、外部加熱ロール71を加熱ロール40から離間させ、また加熱ロール加熱源41をオン・オフ制御して加熱ロール40は設定温度に制御され続ける。
そして、昇温動作は終了する。
【0025】
また、本実施の形態において、前述のような昇温動作を必要とする場合は大きく2種類の状態に分類される。一方は室温から昇温を行う必要があるウォームアップ時のような場合であり、もう一方は待機モードなど加熱ロールがある程度熱を持った状態から復帰するような場合である。
以下に、各々の場合の動作を、タイミングチャートに基づいて説明する。
【0026】
▲1▼室温からの昇温
図6に室温から加熱を行う場合のタイミングチャート及び温度変化のグラフを示す。尚、本例では、室温を20℃とする。
今、時間t1において、ほぼ同じ温度である加熱ロール40及び外部加熱ロール71の加熱を開始したとき、外部加熱ロール71は加熱ロール40と比較して熱容量が小さいため、前記外部加熱ロール71は時間t2で先にトナー軟化点温度T1以上に加熱される。
また、本例のように外部加熱ロール71が更に加熱され、外部加熱ロール71が設定温度T3まで先に達する場合は、この外部加熱ロール設定温度T3に制御されながら加熱ロール40がトナー軟化点温度T1になるまで待機を行う。
そして、前記加熱ロール40がトナー軟化点温度T1となった時点で、モータ46により加熱ロール40の空回転を開始すると同時に外部加熱ロール71を加熱ロール40に圧接させる。
さらに、その後加熱ロール40の温度が加熱ロール設定温度T2になったところで、外部加熱ロール71を加熱ロール40から離間すると共に、加熱ロール40の空回転を停止させる。
尚、図6のグラフにおいて、本実施の形態の昇温時間t5は170秒、また、外部加熱ロールを設けない比較の形態では、必要な昇温時間t6は260秒であった。
【0027】
▲2▼加熱された状態からの昇温
図7に、ある程度熱を持った状態から加熱を行う場合のタイミングチャート及び温度変化のグラフを示す。尚、本例では、昇温開始時間t1’における加熱ロール40及び外部加熱ロール71の温度を、それぞれ80℃及び30℃とする。今、時間t1’において、加熱ロール40及び外部加熱ロール71の加熱を開始したとき、時間t1’での温度差が大きいため、加熱ロール40の温度が時間t2’で先にトナー軟化点T1以上に加熱される。
また、その後時間t2”において外部加熱ロール71もトナー軟化点T1まで加熱されるが、この時点で加熱ロール40はそれ以上の温度に加熱されているため、圧接による外部加熱は行わない。
そして、外部加熱ロール71の温度が加熱ロールの温度を超える時間t4になった時点で、モータ46により加熱ロール40の空回転を開始すると同時に外部加熱ロール71を加熱ロール40に圧接させる。
また、本例のように圧接中に外部加熱ロール71が設定温度T3に達する場合は、この設定温度に制御されながら、加熱ロール40に圧接する。
更に、その後加熱ロール40が設定温度T2になったところで、外部加熱ロール71を加熱ロール40から離間すると共に、加熱ロール40の空回転を停止させる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、ウォームアップ時や待機モード時において、外部加熱体表面に固着したトナーが軟化した状態で外部加熱体を加熱ロールに圧接させるようにしたので、外部加熱体表面に固着したトナーが加熱ロールを傷つけることなく、安定した定着を行うことができる。
また、本発明において外部加熱体を加熱ロールに圧接させるまでに加熱ロールを空回転させることにより、加熱ロールに加熱むらを生じることなく、安定した定着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の概要を示す説明図である。
【図2】本発明が適用された実施の形態を示す説明図である。
【図3】図2に係る接離手段部の拡大図である。
【図4】実施の形態に係る定着装置の全体制御系を示すブロック図である。
【図5】実施の形態に係る定着装置の駆動制御装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係る定着装置において室温から昇温を行うときの昇温状況を示すタイミングチャート及びグラフである。
【図7】実施の形態に係る定着装置において加熱された状態から昇温を行うときの昇温状況を示すタイミングチャート及びグラフである。
【図8】従来における定着装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…加熱ロール,2…弾性層,3…外部加熱体,4…加熱源,5…温度センサ,6…接離手段,7…接離制御手段,8…回転駆動手段

Claims (7)

  1. 未定着画像を記録シート上に加熱・加圧定着させる定着装置において、
    少なくとも弾性層を有する加熱ロールと、
    前記加熱ロールを外部から加熱する外部加熱体と、
    前記外部加熱体を加熱ロールから接離する接離手段と
    ウォームアップ時又は待機モード時に、外部加熱体がトナー軟化点以上の基準温度となった条件下で、前記外部加熱体が加熱ロールに圧接配置されるように接離手段を制御する接離制御手段とを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    接離制御手段は、外部加熱体の温度が検知される温度センサからの情報を取り込み、接離手段を制御することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、
    接離制御手段は、少なくとも外部加熱体が加熱ロールに圧接するまでに、加熱ロールを回転駆動手段によって空回転させることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置において、
    接離制御手段は、加熱ロール及び外部加熱体が共にトナー軟化点以上の各基準温度となった時点で、前記外部加熱体が加熱ロールに圧接配置されるように接離手段を制御することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1に記載の定着装置において、
    接離制御手段は、外部加熱体がトナー軟化点以上の基準温度となり、且つ、前記外部加熱体の温度が加熱ロールの温度以上である条件下で、外部加熱体が加熱ロールに圧接配置されるように接離手段を制御することを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1に記載の定着装置において、
    外部加熱体は、回転体であることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1に記載の定着装置において、
    外部加熱体は、内部に加熱源を有することを特徴とする定着装置。
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