JP2002082553A - 定着装置および定着方法とこれを有する画像形成装置 - Google Patents
定着装置および定着方法とこれを有する画像形成装置Info
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- JP2002082553A JP2002082553A JP2001186776A JP2001186776A JP2002082553A JP 2002082553 A JP2002082553 A JP 2002082553A JP 2001186776 A JP2001186776 A JP 2001186776A JP 2001186776 A JP2001186776 A JP 2001186776A JP 2002082553 A JP2002082553 A JP 2002082553A
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Abstract
むらによる定着不良を防ぐ。 【解決手段】 トナー像が転写された用紙Pが定着装置
に搬送され、定着ローラ21とシート状部材23間のニ
ップ部において、加熱/加圧されトナー像の定着が行わ
れる。定着ローラ21は加熱手段のヒータ22により定
着可能な温度まで加熱され、また移動手段29によりシ
ート状部材23との当接位置に移動、かつ用紙搬送を行
うため駆動手段によって回転駆動される。前記ニップ部
を用紙Pの通過により定着処理を行う。移動手段29に
よる定着ローラ21とシート状部材23とを離間させる
ことで、定着ローラ21の回転に対して同一面で当接す
るシート状部材23のニップ部の摩耗や、シート状部材
23の変形を軽減できる。
Description
いた複写機,プリンタ,ファクシミリ装置やこれらの機
能を有する複合機において、加圧ローラの代わりにシー
ト状部材を用いた定着装置および定着方法とこれを有す
る画像形成装置に関するものである。
たように構成されている。図9に示すように、定着装置
は内部に配設され加熱を行うヒータ2を備えた加熱定着
ローラ1と、これに圧接する加圧定着ローラ3を主要部
材として構成される。その他に定着装置には、ヒータ2
により加熱される加熱定着ローラ1の表面温度を検出す
る温度検出手段4、加熱定着ローラ1と加圧定着ローラ
3間に用紙を案内するガイド板5、加熱定着ローラ1に
巻き付いた用紙を加熱定着ローラ1から分離させる分離
爪6、定着装置の用紙出口側に設けられた搬送ローラ対
7等を有している。
ガイド板5を介して加熱定着ローラ1と加圧定着ローラ
3とのニップ部に搬送させる。このニップ部において加
圧/加熱されることにより用紙にトナー像が定着された
後、搬送ローラ対7を介して外部に排出される。なお、
用紙がニップ部を通過する際に加熱定着ローラ1に付着
したトナーはクリーニングパッド(図示せず)によって
除去される。
段4によって検出され、この温度検出手段4の検出結果
に基づき、ヒータ2による加熱制御が制御手段によって
行われる。
外線ヒータあるいはハロゲンヒータを採用し、加熱定着
ローラ1および加圧定着ローラ3からなる一対のローラ
で構成されるものが最も一般的であった。しかしなが
ら、加圧定着ローラは芯金の上にシリコンゴム層を形成
し、その上にテフロン(登録商標)チューブなどの離型
層を形成する構造のために熱容量が大きく、定着を行う
ためヒータ2により加熱を開始しても加圧定着ローラ3
側においてなかなか温まらず、近年の省エネルギーを考
慮した制御によりさらにこの傾向は顕著となっており、
定着不良の要因となっている。さらには部品コストも高
いというデメリットもあった。
3とのニップ部において適度なニップ幅を確保するため
に、大きな加圧力を要してその圧力のため用紙にストレ
スが生じて定着シワの原因となっていることから、加圧
定着ローラ3の代わりにシート状の加圧部材を加熱定着
ローラに押し当てることによりニップ部を形成し、その
ニップ部に用紙を通過させることにより画像を用紙に定
着させる定着装置などが考案されている。この構成の定
着装置は、シート状部材であるため温まり易く、ニップ
幅を確保することが可能となった。
うな構成のシート状部材を用いた加圧部材においては、
加熱定着ローラに対して加圧するために、例えば、シー
ト状部材をその裏面側から加圧スプリングによって加熱
定着ローラに押しつけて定着処理が行われており、加熱
定着ローラの長手方向の全長に渡って安定した加圧力を
確保することは難しく、部分的に加圧むらが発生しやす
く定着不良が発生する。さらに、加熱定着ローラとシー
ト状部材とが定着を行うための加圧力により当接した状
態であるために、シート状部材が変形して加圧力が得ら
れないという問題があった。
ム等の不具合が発生して、ユーザがジャム用紙を除去す
る際に、シート状部材に曲げ応力が働いて変形が生じ易
く、これによる加圧むらから定着不良が発生するという
問題があった。
ことに指向するものであり、シート状部材の安定した加
圧力を得ると共に、経年変化や用紙ジャムの除去等によ
るシート部材の変形を防ぎ、加圧部材としてシート状部
材を用いることの加圧むらによる定着不良を防ぐ定着装
置および定着方法とこれを有する画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
に、本発明の定着装置および定着方法とこれを有する画
像形成装置における請求項1に係る発明の定着装置は、
感光体上に形成された潜像をトナー像化して用紙に転写
し、転写されたトナー像を定着させる定着装置であっ
て、加熱手段を有して回転する定着ローラと、定着ロー
ラを保持する保持手段と、定着ローラに当接しニップ部
を設けたシート状部材と、シート状部材を支持するシー
ト支持材と、定着ローラをシート状部材と当接させる方
向に付勢する加圧手段とを備え、定着ローラとシート状
部材間のニップ部において用紙を加熱/加圧しながら通
過させてトナー像を用紙に定着させる構成によって、加
圧ローラに代えてシート状部材としたことで加熱による
熱応答の良い安定した定着動作を得ることができる。
定着装置において、前記加熱手段により、給紙される用
紙情報を検出する検出手段の結果に応じた定着ローラの
加熱制御をすることにより、給紙される用紙に適した加
熱制御により安定した定着を行うことができる。
定着装置において、前記検出手段により、用紙情報とし
て給紙される用紙サイズや厚さを検出する構成によっ
て、給紙される用紙に適した加熱制御により安定した定
着を行うことができる。
3のいずれか1項の定着装置において、前記保持手段
に、定着ローラをシート状部材に当接させる当接位置、
あるいはシート状部材と離間させる離間位置とのいずれ
かに移動させる移動手段と係合する係合爪を備え、移動
手段により定着処理開始時に定着ローラを当接位置に移
動させ、また定着処理終了時には離間位置に移動させる
構成によって、シート状部材の経年変化を防ぐことがで
きる。
4のいずれか1項の定着装置において、シート状部材
に、定着ローラと当接する面の裏側で、かつシート状部
材との間に隙間を有してストッパ部材を設けた構成によ
って、シート状部材が変形することを防ぐことができ
る。
定着装置において、ストッパ部材のシート状部材との隙
間を、シート支持材により前記シート状部材を支持する
一端から他端の方向に前記隙間が広くなるようにした構
成によって、シート状部材が変形することを防ぐことが
できる。
たは6の定着装置において、ストッパ部材を、シート支
持材と一体に形成した構成によって、部品点数を少なく
できる。
7のいずれか1項の定着装置において、シート状部材
に、定着ローラと当接する面の裏側の面で、シート状部
材の温度を均一とするヒートパイプを定着ローラと当接
する位置近傍の長手方向に設けた構成によって、シート
状部材の温度を均一にすることができる。
8のいずれか1項の定着装置において、シート状部材
に、定着ローラと当接する面の裏側の全面に、シート状
部材の温度を均一とするヒートパイプを設けた構成によ
って、シート状部材の温度を均一にすることができる。
〜9のいずれか1項の定着装置において、シート状部材
を、ストッパ部材と一体に構成され定着ローラとの当接
位置に係止し、かつ定着ローラと当接する逆方向に回動
させる回避手段を備えた構成によって、用紙ジャムを除
去する際にシート状部材を変形させることなく容易に除
去することができる。
〜10のいずれか1項の定着装置において、シート状部
材に、定着ローラと当接する面の裏側の面で、かつ定着
ローラとの当接位置近傍に温度センサを配設した構成に
よって、定着を行う部分の温度を正確に検出することが
できる。
は、電子写真方式により感光体上に形成された潜像をト
ナー像化して用紙に転写し、転写されたトナー像を定着
させる定着方法であって、定着ローラを加熱手段により
加熱および駆動手段により回転駆動させ、移動手段によ
り定着ローラを離間位置からシート状部材との当接位置
へ移動し、加圧手段によって付勢される定着ローラとシ
ート状部材との当接するニップ部により用紙を加熱/加
圧しながら通過させてトナー像を用紙に定着させ、定着
処理後に移動手段により定着ローラを当接位置から離間
位置へ移動させる方法により、シート状部材の経年変化
を防ぎ安定した加圧を行い定着動作をすることができ
る。
2の定着方法において、移動手段により、定着ローラを
離間位置からシート状部材との当接位置へ移動して、定
着ローラとシート状部材の当接するニップ部を定着処理
する用紙通過中の用紙ジャム検出によって定着ローラを
離間位置に移動し、シート状部材とストッパ部材を一体
に定着ローラとの当接位置とは逆方向に回動させて回避
し用紙ジャム除去後に定着ローラを当接位置に移動さ
せ、定着処理を再開する方法により、用紙ジャムの除去
する際にシート状部材を変形させることがなく、かつ容
易に除去作業を行うことができる。
置は、請求項1〜13のいずれか1項に記載の定着装置
および定着方法を有する構成によって、加熱/加圧むら
を生じることなくシート状部材の変形を防ぎ、かつ安定
した定着動作を行うことができる。
ける実施の形態を詳細に説明する。ここで、本実施の形
態における画像形成装置としてファクシミリ装置を例と
する。
シミリ装置の概略構成を示す断面図である。図1に示す
ファクシミリ装置(装置本体10)において、画像デー
タに基づき変調したレーザ光Lを走査させる光書込装置
11により感光体12上に潜像を形成する。プロセスカ
ートリッジ13は、感光体12を内部に有すると共に、
電子写真方式によって画像形成を行うための各種プロセ
ス装置を収納し、装置本体10に対して着脱自在に構成
される。給紙カセット14に収納され給紙ローラ15等
により給紙搬送される用紙に、感光体12と当接する転
写ローラ16により感光体12上に形成されたトナー像
を用紙に転写する。用紙に転写されたトナー像は定着装
置20を通過することにより定着され、搬送ローラ対1
7により排紙トレイ18へ搬送される。
送系によって密着センサ19を通過させることにより外
部に排出される。このとき密着センサ19を通過する際
に原稿の画像が密着センサ19によって光学的に読み取
られる。密着センサ19によって読み取られた画像デー
タは、外部に送信出力される。また、外部から受信入力
された画像データあるいは前述の密着センサ19によっ
て読み取られた画像データは、光書込装置11に送られ
る。
づき変調したレーザ光Lを感光体12の表面に照射し
て、感光体12の表面に静電潜像を形成する。この静電
潜像にトナーを付着させてトナー像化を行って、トナー
像が転写ローラによって用紙に転写される。そして、定
着装置20によって加圧/加熱することによりトナー像
が用紙に定着され、搬送ローラ対17によって外部に排
出される。
ァクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面
図であり、図2(a)は定着ローラのシート状部材との
当接位置、図2(b)は離間位置の状態である。
ヒータ、23は加圧部材となるシート状部材、24は、
定着ローラ21を軸受部24aにより保持する保持手段
であり、軸24bを支軸として回動可能なハウジング、
25は定着ローラ21を回転駆動する駆動手段(図示せ
ず)からの駆動力を伝達する伝達ギヤ、26は、ハウジ
ング24と筐体間に設けられ、定着ローラ21をシート
状部材23に付勢する加圧手段、27はシート状部材2
3を定着ローラ21とのニップ部に対して用紙搬送方向
上流側で片持ち支持するシート支持材、28は支持部材
に取り付けられるシート状部材23のストッパ部材であ
る。
部材23間にニップ部を形成する当接位置と、定着ロー
ラ21をシート状部材23間を離間した離間位置に移動
させる移動手段である。この移動手段29の一方の端部
はハウジング24に設けられた係合爪24cと係合し、
他方の端部は前記の当接位置と離間位置とに移動させる
駆動部(図示せず)が設けられている。さらに、ハウジ
ング24を加圧手段26によって付勢される方向に、前
記のニップ部における片側圧力が0.5〜10(9.8
N)となる位置で係止する係止手段(図示せず)を有し
ている。
置20に用いるシート状部材23には、剛性を有するフ
ッ素系樹脂やポリイミド等の耐熱樹脂、あるいはフッ素
系樹脂を被覆した耐熱性および剛性を有する基材、さら
に基材に金属板を当てて構成あるいは金属板(剛性を有
する鉄、銅等)を用いてもよい。また、前記の基材に蓄
熱性を考慮して気泡を含有させて構成してもよい。
0に搬送され、定着ローラ21とシート状部材23間の
ニップ部において、加熱/加圧されトナー像の定着が行
われる。このとき、定着ローラ21は加熱手段のヒータ
22により定着可能な温度まで加熱され、また移動手段
29によりシート状部材23との当接位置に移動し、か
つ用紙搬送を行うため駆動手段によって回転駆動されて
いる。前記ニップ部を用紙Pが通過することにより定着
処理を行う。
ラ21とシート状部材23とを離間させることにより、
定着ローラ21の回転に対して同一面で当接するシート
状部材23のニップ部の部分が摩耗すること、シート状
部材23の変形を軽減できる。
を有して設けられるストッパ部材28よって、定着装置
において発生した用紙ジャム等の不具合による、特にニ
ップ部においてシート状部材23が変形することを防ぐ
ことができる。このシート状部材23としては、ポリカ
ーボネート樹脂、ABS樹脂等のある程度の耐熱性を有
する構造部品でよく、装置筐体に用いられるような部材
で構成し、さらにシート支持材27と一体に形成しても
よくこれにより部品点数を減らすことも可能となる。
ァクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面
図であり、図3(a)は定着ローラのシート状部材が当
接する係止位置、図3(b)は回避した位置である。図
3は実施の形態1における図2に示した定着装置とほぼ
同様であることから、同一部材には同じ符号を付しその
相違する部材について説明する。また、以下の各図にお
いても同様とする。
図3に示すシート支持材27には、シート状部材23と
ストッパ部材28を一体に定着ローラ21との当接方向
とは逆に回動させる支軸27aと、ストッパ部材28に
は、それと一体に形成された係止腕28aと、この係止
腕28aと係合して定着ローラ21とシート状部材23
との当接位置に係止する係止フック28bを備えてい
る。
ローラ21とシート状部材23間のニップ部で用紙ジャ
ムが発生した時に、一体に形成されたシート状部材23
とストッパ部材28を支軸27aを軸に回動させて回避
することによりジャム用紙の除去を容易に行うことがで
き、かつ除去作業によりシート状部材23を変形させて
しまうことを防ぐことができる。
るファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す
側面図である。図4において、23aはヒートパイプ、
23bは温度検出手段の温度センサである。
着ローラ21と当接する面の裏面側で当接位置近傍の長
手方向にヒートパイプ23aを配設することにより、定
着ローラ21と当接するニップ部におけるシート状部材
23の定着温度をより早く均一とすることができる。
イプの中に適量の作動液とその還流を促進する部材とか
ら構成される熱伝導素子である。このヒートパイプにお
いて、一端が加熱されることにより蒸発した作動液は圧
力差によって他端に移動し、ここで冷却されて凝縮し、
さらに凝縮した作動液は還流を促進する部材により加熱
部に還流される、このサイクルを繰り返すことにより、
熱は一端から他端へ移動させることができる。
クロヒートパイプ(古川電気工業社製;μHPシート)
等をシート状部材23の裏面に設けることで、ニップ部
やシート状部材23全体を早く均一な温度とすることが
できる。
と当接する面の裏面側で定着ローラ21の当接位置近傍
に温度センサ23bを配設することにより、定着を行う
ニップ部の正確な定着温度を検出することができ、最適
な定着温度に制御することが可能となる。
クシミリ装置の定着装置を示すブロック図である。図5
において、31は定着装置を制御する制御手段、32は
定着ローラを加熱するヒータ、33は定着ローラを回転
駆動する駆動手段、34は定着ローラをシート状部材と
の当接位置あるいは離間位置に移動させる移動手段、3
5は定着温度を検出する温度センサ、36は給紙される
用紙情報として用紙のサイズや厚さを検出する用紙検出
手段である。また、図6は定着処理の制御動作を示すフ
ローチャートである。
図1,図5を参照しながら図6のフローチャートに基づ
き説明する。
処理の開始信号(呼び出し信号、原稿読み取り信号等)
を確認し(S1)、この信号を検出すると(Yes)定
着装置20は制御手段31によりヒータ32の加熱制御
および駆動手段33による定着ローラの回転駆動を開始
する(S2)。さらに、移動手段34により離間位置に
ある定着ローラをシート状部材との当接位置へ移動させ
る(S3)。光書込装置11により画像データが処理さ
れ、感光体12への静電潜像が形成され、プロセスカー
トリッジ13によりトナー像化する処理がされる(S
4)。
5により搬送された用紙の用紙サイズや厚さを検出する
用紙検出手段36の結果に応じて、定着温度とするヒー
タ32の加熱制御を行う(S5)。この加熱制御とし
て、シート状部材の定着ローラと当接する裏面で、かつ
定着ローラと当接するニップ部の位置近傍に設けられた
温度センサ35によりニップ部における定着温度を検出
し、定常温度となるように温度制御がされる。
9−142699号公報に記載される画像形成装置の原
稿重送検知装置および同検知方法や、特開平6−331
322号公報に記載される紙厚検知装置に記載されるよ
うな用紙の厚さを検出する用紙検出手段36を設け、こ
の用紙検出手段36の検出結果を3段階として検知する
ようにする。用紙が厚い場合には定着ローラ21の温度
を180℃、厚さが中くらいの場合には170℃、薄い
用紙の場合には160℃となるようにヒータ32の加熱
を制御する。
紙搬送された用紙を感光体12と転写ローラ16間に送
り、感光体12上に形成されたトナー像の転写が行われ
る(S6)。トナー像の転写された用紙は、定着温度に
達した定着ローラとシート状部材とのニップ部へ搬送さ
れて、ニップ部を通過することによりトナー像の定着が
行われる(S7)。
を行い(S8)、処理が有る場合(No)、処理S4へ
戻り前述の処理が繰り返される。また、処理がない場合
(Yes)には、定着処理の終了した用紙の排紙を確認
して、定着ローラの加熱/回転駆動を停止する(S
9)。定着ローラを離間位置へ移動して処理を終了する
(S10)。
とシート状部材が定着位置と離間位置を定着処理により
移動するためシート状部材の変形/摩耗を防ぐと共に、
給紙される用紙に応じた加熱制御が行われ、安定した定
着処理ができる。
クシミリ装置の定着装置を示すブロック図である。図7
において、実施の形態4を示す図5のブロック図とほぼ
同様な構成であり、用紙ジャム検知手段37を備えた点
が異なっている。また、図8は定着処理中に発生した用
紙ジャムを検知した制御動作を示すフローチャートであ
る。
ジャムを検知した制御を図3,図7を参照しながら図8
のフローチャートに基づき説明する。図6に示すフロー
チャートにおける処理S4〜処理S7における画像形成
処理のいずれかにおいて、用紙ジャムの発生を用紙ジャ
ム検知手段37が検出する(S11)と、移動手段によ
り定着ローラの加熱/回転駆動を停止(S12)、さら
に定着ローラを離間位置へ移動する(S13)。
ている表示手段等により、用紙ジャムの警告をユーザに
通知する。ユーザにより用紙ジャムの除去処理として、
筐体カバーを開き、係止フック28bにより係止されて
いるシート状部材23とストッパ部材28を支軸27a
を軸に回動回避して、用紙ジャムを除去される(図3
(b)参照)。
(S14)、再び定着ローラ21の加熱/回転駆動を開
始し(S15)、シート状部材23との当接位置へ移動
する(S16)。さらに、温度センサによりニップ部の
温度が定着温度に到達しているか否か確認し(S1
7)、定着温度のとき(Yes)、この状態を制御手段
31に知らせる。
り除去処理がなされるまで定着ローラをシート状部材と
の離間位置へ移動することから、シート状部材の変形を
防ぐことができ、これにより加圧むらをなくし安定した
定着処理をすることができる。
装置は、請求項1に記載されるように、シート状部材と
したことで定着を行うための加熱による熱応答を向上さ
せ、安定した定着動作を得ることができる。
に定着装置を、給紙される用紙に応じて加熱制御させた
ことで安定した定着をすることができる。
置を、定着処理開始時には移動手段により定着ローラを
シート状部材との当接位置に、また定着処理終了時には
離間位置に移動させたことでシート状部材の経年変化を
防ぐことができ、装置寿命を長くすることができる。
に定着装置を、ストッパ部材を設けたことによりシート
状部材の変形を防ぐことができ、安定した定着を行うこ
とができる。
置を、ストッパ部材とシート支持材を一体に形成したこ
とで部品点数を少なくできる。
に定着装置を、シート状部材の定着ローラと当接する面
の裏側にヒートパイプを配設したことでシート状部材の
温度を早く均一にすることができ、安定した定着を行う
ことができる。
装置を、シート状部材とストッパ部材を一体に回避させ
る回避手段によって、用紙ジャムの除去操作によりシー
ト状部材の変形を防ぎ、かつ容易に行うことができる。
装置を、シート状部材の定着ローラとの当接面の裏側に
温度センサを配設したことでニップ部における温度を正
確に得ることができ、安定した定着をすることができ
る。
な定着方法により、定着処理により定着ローラを当接位
置から離間位置へ移動させることにより、シート状部材
の経年変化を防ぎ安定した加圧力による定着動作をする
ことができ、また用紙ジャムの除去処理によりシート状
部材を変形させてしまうことを防ぎ、かつ除去処理を容
易にすることができる。
形成装置を、請求項1〜13のいずれか1項に記載の定
着装置および定着方法を有する構成とすることによっ
て、加熱/加圧むらを生じることなく通常使用時や用紙
ジャム時におけるシート状部材の変形を防ぎ、かつ安定
した定着動作を行うことができるという効果を奏する。
の概略構成を示す断面図
置に有する定着装置の概略構成であり、(a)は定着ロ
ーラのシート状部材との当接位置、(b)は離間位置の
状態を示す側面図
置に有する定着装置の概略構成であり、(a)は定着ロ
ーラのシート状部材が当接する係止位置、(b)は回避
した位置を示す側面図
置に有する定着装置の概略構成を示す側面図
置の定着装置を示すブロック図
置の定着処理の制御動作を示すフローチャート
置の定着装置を示すブロック図
置の定着処理中に発生した用紙ジャムを検知した制御動
作を示すフローチャート
略構成を示す断面図
Claims (14)
- 【請求項1】 感光体上に形成された潜像をトナー像化
して用紙に転写し、前記転写されたトナー像を定着させ
る定着装置であって、 加熱手段を有して回転する定着ローラと、前記定着ロー
ラを保持する保持手段と、前記定着ローラに当接しニッ
プ部を設けたシート状部材と、前記シート状部材を支持
するシート支持材と、前記定着ローラを前記シート状部
材と当接させる方向に付勢する加圧手段とを備え、前記
定着ローラと前記シート状部材間のニップ部において用
紙を加熱/加圧しながら通過させて前記トナー像を用紙
に定着させることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記加熱手段により、給紙される用紙情
報を検出する検出手段の結果に応じた定着ローラの加熱
制御をすることを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記検出手段により、用紙情報として給
紙される用紙サイズや厚さを検出することを特徴とする
請求項2記載の定着装置。 - 【請求項4】 前記保持手段に、定着ローラをシート状
部材に当接させる当接位置、あるいは前記シート状部材
と離間させる離間位置とのいずれかに移動させる移動手
段と係合する係合爪を備え、前記移動手段により定着処
理開始時に前記定着ローラを前記当接位置に移動させ、
また定着処理終了時には離間位置に移動させることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装
置。 - 【請求項5】 前記シート状部材に、定着ローラと当接
する面の裏側で、かつ前記シート状部材との間に隙間を
有してストッパ部材を設けて構成したことを特徴とする
請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。 - 【請求項6】 前記ストッパ部材のシート状部材との隙
間を、シート支持材により前記シート状部材を支持する
一端から他端の方向に前記隙間が広くなるように構成し
たことを特徴とする請求項5記載の定着装置。 - 【請求項7】 前記ストッパ部材を、シート支持材と一
体に形成して構成したことを特徴とする請求項5または
6に記載の定着装置。 - 【請求項8】 前記シート状部材に、定着ローラと当接
する面の裏側の面で、前記シート状部材の温度を均一と
するヒートパイプを前記定着ローラと当接する位置近傍
の長手方向に設けて構成したことを特徴とする請求項1
〜7のいずれか1項に記載の定着装置。 - 【請求項9】 前記シート状部材に、定着ローラと当接
する面の裏側の全面に、前記シート状部材の温度を均一
とするヒートパイプを設けて構成したことを特徴とする
請求項1〜8のいずれか1項に記載の定着装置。 - 【請求項10】 前記シート状部材を、ストッパ部材と
一体に構成され定着ローラとの当接位置に係止し、かつ
定着ローラと当接する逆方向に回動させる回避手段を備
えたことを特徴とする1〜9のいずれか1項に記載の定
着装置。 - 【請求項11】 前記シート状部材に、定着ローラと当
接する面の裏側の面で、かつ前記定着ローラとの当接位
置近傍に温度センサを配設したことを特徴とする請求項
1〜10のいずれか1項に記載の定着装置。 - 【請求項12】 電子写真方式により感光体上に形成さ
れた潜像をトナー像化して用紙に転写し、前記転写され
たトナー像を定着させる定着方法であって、定着ローラ
を加熱手段により加熱および駆動手段により回転駆動さ
せ、移動手段により前記定着ローラを離間位置からシー
ト状部材との当接位置へ移動し、加圧手段によって付勢
される前記定着ローラと前記シート状部材との当接する
ニップ部により用紙を加熱/加圧しながら通過させて前
記トナー像を用紙に定着させ、定着処理後に前記移動手
段により定着ローラを当接位置から離間位置へ移動させ
ることを特徴とする定着方法。 - 【請求項13】 前記移動手段により、定着ローラを離
間位置からシート状部材との当接位置へ移動して、前記
定着ローラと前記シート状部材の当接するニップ部を定
着処理する用紙通過中の用紙ジャム検出によって前記定
着ローラを離間位置に移動し、シート状部材とストッパ
部材を一体に定着ローラとの当接位置とは逆方向に回動
させて回避し前記用紙ジャム除去後に前記定着ローラを
当接位置に移動させ、定着処理を再開することを特徴と
する請求項12記載の定着方法。 - 【請求項14】 前記請求項1〜13のいずれか1項に
記載の定着装置および定着方法を有することを特徴とす
る画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007232877A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の定着装置 |
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JP2010271542A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
-
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