JP4323111B2 - 定着方法および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機,プリンタ,ファクシミリ装置やこれらの機能を有する複合機において、加圧ローラの代わりにシート状部材を用いた定着方法および画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の定着装置は、図9に示したように構成されている。図9に示すように、定着装置は内部に配設され加熱を行うヒータ2を備えた加熱定着ローラ1と、これに圧接する加圧定着ローラ3を主要部材として構成される。その他に定着装置には、ヒータ2により加熱される加熱定着ローラ1の表面温度を検出する温度検出手段4、加熱定着ローラ1と加圧定着ローラ3間に用紙を案内するガイド板5、加熱定着ローラ1に巻き付いた用紙を加熱定着ローラ1から分離させる分離爪6、定着装置の用紙出口側に設けられた搬送ローラ対7等を有している。
【0003】
定着装置に、トナー像が転写された用紙をガイド板5を介して加熱定着ローラ1と加圧定着ローラ3とのニップ部に搬送させる。このニップ部において加圧/加熱されることにより用紙にトナー像が定着された後、搬送ローラ対7を介して外部に排出される。なお、用紙がニップ部を通過する際に加熱定着ローラ1に付着したトナーはクリーニングパッド(図示せず)によって除去される。
【0004】
加熱定着ローラ1の表面温度が温度検出手段4によって検出され、この温度検出手段4の検出結果に基づき、ヒータ2による加熱制御が制御手段によって行われる。
【0005】
従来、定着装置においてはヒータとして赤外線ヒータあるいはハロゲンヒータを採用し、加熱定着ローラ1および加圧定着ローラ3からなる一対のローラで構成されるものが最も一般的であった。しかしながら、加圧定着ローラは芯金の上にシリコンゴム層を形成し、その上にテフロン(登録商標)チューブなどの離型層を形成する構造のために熱容量が大きく、定着を行うためヒータ2により加熱を開始しても加圧定着ローラ3側においてなかなか温まらず、近年の省エネルギーを考慮した制御によりさらにこの傾向は顕著となっており、定着不良の要因となっている。さらには部品コストも高いというデメリットもあった。
【0006】
また、加熱定着ローラ1と加圧定着ローラ3とのニップ部において適度なニップ幅を確保するために、大きな加圧力を要してその圧力のため用紙にストレスが生じて定着シワの原因となっていることから、加圧定着ローラ3の代わりにシート状の加圧部材を加熱定着ローラに押し当てることによりニップ部を形成し、そのニップ部に用紙を通過させることにより画像を用紙に定着させる定着装置などが考案されている。この構成の定着装置は、シート状部材であるため温まり易く、ニップ幅を確保することが可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成のシート状部材を用いた加圧部材においては、加熱定着ローラに対して加圧するために、例えば、シート状部材をその裏面側から加圧スプリングによって加熱定着ローラに押しつけて定着処理が行われており、加熱定着ローラの長手方向の全長に渡って安定した加圧力を確保することは難しく、部分的に加圧むらが発生しやすく定着不良が発生する。さらに、加熱定着ローラとシート状部材とが定着を行うための加圧力により当接した状態であるために、シート状部材が変形して加圧力が得られないという問題があった。
【0008】
また、定着装置における搬送中に用紙ジャム等の不具合が発生して、ユーザがジャム用紙を除去する際に、シート状部材に曲げ応力が働いて変形が生じ易く、これによる加圧むらから定着不良が発生するという問題があった。
【0009】
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、シート状部材の安定した加圧力を得ると共に、経年変化や用紙ジャムの除去等によるシート部材の変形を防ぎ、加圧部材としてシート状部材を用いることの加圧むらによる定着不良を防ぐ定着方法および画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明の定着方法は、電子写真方式により感光体上に形成された潜像をトナー像化して用紙に転写し、転写されたトナー像を定着させる定着方法であって、定着ローラを加熱手段により加熱および駆動手段により回転駆動させ、移動手段により定着ローラを離間位置からシート状部材との当接位置へ移動し、加圧手段によって付勢される定着ローラとシート状部材との当接するニップ部により用紙を加熱/加圧しながら通過させてトナー像を用紙に定着させ、定着処理後に定着ローラを当接位置から離間位置へ移動させる定着処理において、ニップ部を定着処理する用紙通過中の用紙ジャムによるシート状部材の変形をシート状部材の定着ローラと当接する面の裏側で、かつシート状部材との間に隙間を設けたストッパ部材により回避し、用紙ジャム検出によって定着ローラを離間位置に移動し、シート状部材とストッパ部材を一体に定着ローラとの当接位置とは逆方向に回動させて回避し用紙ジャム除去後に定着ローラを当接位置に移動させ、定着処理を再開する方法により、用紙ジャムの除去する際にシート状部材の変形や経年変化を防ぎ安定した加圧ができ、かつ容易に除去作業を行うことができる。
【0023】
また、請求項に係る発明の画像形成装置は、請求項1記の定着方法の処理を行うことによって、加熱/加圧むらを生じることなくシート状部材の変形を防ぎ、かつ安定した定着動作を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。ここで、本実施の形態における画像形成装置としてファクシミリ装置を例とする。
【0025】
図1は本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の概略構成を示す断面図である。図1に示すファクシミリ装置(装置本体10)において、画像データに基づき変調したレーザ光Lを走査させる光書込装置11により感光体12上に潜像を形成する。プロセスカートリッジ13は、感光体12を内部に有すると共に、電子写真方式によって画像形成を行うための各種プロセス装置を収納し、装置本体10に対して着脱自在に構成される。給紙カセット14に収納され給紙ローラ15等により給紙搬送される用紙に、感光体12と当接する転写ローラ16により感光体12上に形成されたトナー像を用紙に転写する。用紙に転写されたトナー像は定着装置20を通過することにより定着され、搬送ローラ対17により排紙トレイ18へ搬送される。
【0026】
また、原稿載置台にセットされた原稿は搬送系によって密着センサ19を通過させることにより外部に排出される。このとき密着センサ19を通過する際に原稿の画像が密着センサ19によって光学的に読み取られる。密着センサ19によって読み取られた画像データは、外部に送信出力される。また、外部から受信入力された画像データあるいは前述の密着センサ19によって読み取られた画像データは、光書込装置11に送られる。
【0027】
光書込装置11において、画像データに基づき変調したレーザ光Lを感光体12の表面に照射して、感光体12の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像にトナーを付着させてトナー像化を行って、トナー像が転写ローラによって用紙に転写される。そして、定着装置20によって加圧/加熱することによりトナー像が用紙に定着され、搬送ローラ対17によって外部に排出される。
【0028】
図2は、本発明の実施の形態1におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面図であり、図2(a)は定着ローラのシート状部材との当接位置、図2(b)は離間位置の状態である。
【0029】
図2において、21は定着ローラ、22はヒータ、23は加圧部材となるシート状部材、24は、定着ローラ21を軸受部24aにより保持する保持手段であり、軸24bを支軸として回動可能なハウジング、25は定着ローラ21を回転駆動する駆動手段(図示せず)からの駆動力を伝達する伝達ギヤ、26は、ハウジング24と筐体間に設けられ、定着ローラ21をシート状部材23に付勢する加圧手段、27はシート状部材23を定着ローラ21とのニップ部に対して用紙搬送方向上流側で片持ち支持するシート支持材、28は支持部材に取り付けられるシート状部材23のストッパ部材である。
【0030】
また、29は、定着ローラ21をシート状部材23間にニップ部を形成する当接位置と、定着ローラ21をシート状部材23間を離間した離間位置に移動させる移動手段である。この移動手段29の一方の端部はハウジング24に設けられた係合爪24cと係合し、他方の端部は前記の当接位置と離間位置とに移動させる駆動部(図示せず)が設けられている。さらに、ハウジング24を加圧手段26によって付勢される方向に、前記のニップ部における片側圧力が0.5〜10(9.8N)となる位置で係止する係止手段(図示せず)を有している。
【0031】
図2に示す本実施の形態1において定着装置20に用いるシート状部材23には、剛性を有するフッ素系樹脂やポリイミド等の耐熱樹脂、あるいはフッ素系樹脂を被覆した耐熱性および剛性を有する基材、さらに基材に金属板を当てて構成あるいは金属板(剛性を有する鉄、銅等)を用いてもよい。また、前記の基材に蓄熱性を考慮して気泡を含有させて構成してもよい。
【0032】
トナー像が転写された用紙Pが定着装置20に搬送され、定着ローラ21とシート状部材23間のニップ部において、加熱/加圧されトナー像の定着が行われる。このとき、定着ローラ21は加熱手段のヒータ22により定着可能な温度まで加熱され、また移動手段29によりシート状部材23との当接位置に移動し、かつ用紙搬送を行うため駆動手段によって回転駆動されている。前記ニップ部を用紙Pが通過することにより定着処理を行う。
【0033】
このように、移動手段29による定着ローラ21とシート状部材23とを離間させることにより、定着ローラ21の回転に対して同一面で当接するシート状部材23のニップ部の部分が摩耗すること、シート状部材23の変形を軽減できる。
【0034】
さらに、シート状部材23の裏面側に隙間を有して設けられるストッパ部材28よって、定着装置において発生した用紙ジャム等の不具合による、特にニップ部においてシート状部材23が変形することを防ぐことができる。このシート状部材23としては、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂等のある程度の耐熱性を有する構造部品でよく、装置筐体に用いられるような部材で構成し、さらにシート支持材27と一体に形成してもよくこれにより部品点数を減らすことも可能となる。
【0035】
図3は、本発明の実施の形態2におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面図であり、図3(a)は定着ローラのシート状部材が当接する係止位置、図3(b)は回避した位置である。図3は実施の形態1における図2に示した定着装置とほぼ同様であることから、同一部材には同じ符号を付しその相違する部材について説明する。また、以下の各図においても同様とする。
【0036】
本実施の形態2における回避手段として、図3に示すシート支持材27には、シート状部材23とストッパ部材28を一体に定着ローラ21との当接方向とは逆に回動させる支軸27aと、ストッパ部材28には、それと一体に形成された係止腕28aと、この係止腕28aと係合して定着ローラ21とシート状部材23との当接位置に係止する係止フック28bを備えている。
【0037】
本実施の形態2によれば、定着装置の定着ローラ21とシート状部材23間のニップ部で用紙ジャムが発生した時に、一体に形成されたシート状部材23とストッパ部材28を支軸27aを軸に回動させて回避することによりジャム用紙の除去を容易に行うことができ、かつ除去作業によりシート状部材23を変形させてしまうことを防ぐことができる。
【0038】
また、図4は本発明の実施の形態3におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面図である。図4において、23aはヒートパイプ、23bは温度検出手段の温度センサである。
【0039】
図4に示すように、シート状部材23の定着ローラ21と当接する面の裏面側で当接位置近傍の長手方向にヒートパイプ23aを配設することにより、定着ローラ21と当接するニップ部におけるシート状部材23の定着温度をより早く均一とすることができる。
【0040】
ヒートパイプ23aは、真空状態にしたパイプの中に適量の作動液とその還流を促進する部材とから構成される熱伝導素子である。このヒートパイプにおいて、一端が加熱されることにより蒸発した作動液は圧力差によって他端に移動し、ここで冷却されて凝縮し、さらに凝縮した作動液は還流を促進する部材により加熱部に還流される、このサイクルを繰り返すことにより、熱は一端から他端へ移動させることができる。
【0041】
このヒートパイプ23aとして、薄型マイクロヒートパイプ(古川電気工業社製;μHPシート)等をシート状部材23の裏面に設けることで、ニップ部やシート状部材23全体を早く均一な温度とすることができる。
【0042】
また、シート状部材23の定着ローラ21と当接する面の裏面側で定着ローラ21の当接位置近傍に温度センサ23bを配設することにより、定着を行うニップ部の正確な定着温度を検出することができ、最適な定着温度に制御することが可能となる。
【0043】
図5は本発明の実施の形態4におけるファクシミリ装置の定着装置を示すブロック図である。図5において、31は定着装置を制御する制御手段、32は定着ローラを加熱するヒータ、33は定着ローラを回転駆動する駆動手段、34は定着ローラをシート状部材との当接位置あるいは離間位置に移動させる移動手段、35は定着温度を検出する温度センサ、36は給紙される用紙情報として用紙のサイズや厚さを検出する用紙検出手段である。また、図6は定着処理の制御動作を示すフローチャートである。
【0044】
本実施の形態4における定着処理の制御を図1,図5を参照しながら図6のフローチャートに基づき説明する。
【0045】
まず、ファクシミリ装置における画像形成処理の開始信号(呼び出し信号、原稿読み取り信号等)を確認し(S1)、この信号を検出すると(Yes)定着装置20は制御手段31によりヒータ32の加熱制御および駆動手段33による定着ローラの回転駆動を開始する(S2)。さらに、移動手段34により離間位置にある定着ローラをシート状部材との当接位置へ移動させる(S3)。光書込装置11により画像データが処理され、感光体12への静電潜像が形成され、プロセスカートリッジ13によりトナー像化する処理がされる(S4)。
【0046】
また、給紙カセット14から給紙ローラ15により搬送された用紙の用紙サイズや厚さを検出する用紙検出手段36の結果に応じて、定着温度とするヒータ32の加熱制御を行う(S5)。この加熱制御として、シート状部材の定着ローラと当接する裏面で、かつ定着ローラと当接するニップ部の位置近傍に設けられた温度センサ35によりニップ部における定着温度を検出し、定常温度となるように温度制御がされる。
【0047】
用紙検出手段36として例えば、特開平9−142699号公報に記載される画像形成装置の原稿重送検知装置および同検知方法や、特開平6−331322号公報に記載される紙厚検知装置に記載されるような用紙の厚さを検出する用紙検出手段36を設け、この用紙検出手段36の検出結果を3段階として検知するようにする。用紙が厚い場合には定着ローラ21の温度を180℃、厚さが中くらいの場合には170℃、薄い用紙の場合には160℃となるようにヒータ32の加熱を制御する。
【0048】
さらに、レジストローラ(図示せず)へ給紙搬送された用紙を感光体12と転写ローラ16間に送り、感光体12上に形成されたトナー像の転写が行われる(S6)。トナー像の転写された用紙は、定着温度に達した定着ローラとシート状部材とのニップ部へ搬送されて、ニップ部を通過することによりトナー像の定着が行われる(S7)。
【0049】
連続した画像形成処理が有るか否かの確認を行い(S8)、処理が有る場合(No)、処理S4へ戻り前述の処理が繰り返される。また、処理がない場合(Yes)には、定着処理の終了した用紙の排紙を確認して、定着ローラの加熱/回転駆動を停止する(S9)。定着ローラを離間位置へ移動して処理を終了する(S10)。
【0050】
以上のような定着処理により、定着ローラとシート状部材が定着位置と離間位置を定着処理により移動するためシート状部材の変形/摩耗を防ぐと共に、給紙される用紙に応じた加熱制御が行われ、安定した定着処理ができる。
【0051】
図7は本発明の実施の形態5におけるファクシミリ装置の定着装置を示すブロック図である。図7において、実施の形態4を示す図5のブロック図とほぼ同様な構成であり、用紙ジャム検知手段37を備えた点が異なっている。また、図8は定着処理中に発生した用紙ジャムを検知した制御動作を示すフローチャートである。
【0052】
本実施の形態5における定着処理中に用紙ジャムを検知した制御を図3,図7を参照しながら図8のフローチャートに基づき説明する。図6に示すフローチャートにおける処理S4〜処理S7における画像形成処理のいずれかにおいて、用紙ジャムの発生を用紙ジャム検知手段37が検出する(S11)と、移動手段により定着ローラの加熱/回転駆動を停止(S12)、さらに定着ローラを離間位置へ移動する(S13)。
【0053】
例えば、ファクシミリ装置本体に設けられている表示手段等により、用紙ジャムの警告をユーザに通知する。ユーザにより用紙ジャムの除去処理として、筐体カバーを開き、係止フック28bにより係止されているシート状部材23とストッパ部材28を支軸27aを軸に回動回避して、用紙ジャムを除去される(図3(b)参照)。
【0054】
用紙ジャムが除去されたことを確認すると(S14)、再び定着ローラ21の加熱/回転駆動を開始し(S15)、シート状部材23との当接位置へ移動する(S16)。さらに、温度センサによりニップ部の温度が定着温度に到達しているか否か確認し(S17)、定着温度のとき(Yes)、この状態を制御手段31に知らせる。
【0055】
以上の動作により、用紙ジャムの発生により除去処理がなされるまで定着ローラをシート状部材との離間位置へ移動することから、シート状部材の変形を防ぐことができ、これにより加圧むらをなくし安定した定着処理をすることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る定着方法は、請求項1に記載されるように、定着処理後に定着ローラを当接位置から離間位置へ移動させることにより、シート状部材の変形や経年変化を防ぎ安定した加圧力による定着動作をすることができ、また用紙ジャムの除去処理によりシート状部材を変形させてしまうことを防ぎ、かつ除去処理を容易にすることができる。
【0065】
また、請求項に記載されるような画像形成装置を、請求項1記の定着方法の処理を行うことによって、加熱/加圧むらを生じることなく通常使用時や用紙ジャム時におけるシート状部材の変形を防ぎ、かつ安定した定着動作を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の概略構成を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成であり、(a)は定着ローラのシート状部材との当接位置、(b)は離間位置の状態を示す側面図
【図3】本発明の実施の形態2におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成であり、(a)は定着ローラのシート状部材が当接する係止位置、(b)は回避した位置を示す側面図
【図4】本発明の実施の形態3におけるファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す側面図
【図5】本発明の実施の形態4におけるファクシミリ装置の定着装置を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4におけるファクシミリ装置の定着処理の制御動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態5におけるファクシミリ装置の定着装置を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5におけるファクシミリ装置の定着処理中に発生した用紙ジャムを検知した制御動作を示すフローチャート
【図9】従来のファクシミリ装置に有する定着装置の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
1 加熱定着ローラ
2,22,32 ヒータ
3 加圧定着ローラ
4 温度検出手段
20 定着装置
21 定着ローラ
23 シート状部材
23a ヒートパイプ
23b,35 温度センサ
24 ハウジング
24a 軸受部
25 伝達ギヤ
26 加圧手段
27 シート支持材
28 ストッパ部材
28a 係止腕
28b 係止フック
29,34 移動手段
31 制御手段
33 駆動手段
37 用紙ジャム検知手段

Claims (2)

  1. 電子写真方式により感光体上に形成された潜像をトナー像化して用紙に転写し、前記転写されたトナー像を定着させる定着方法であって、
    定着ローラを加熱手段により加熱および駆動手段により回転駆動させ、移動手段により前記定着ローラを離間位置からシート状部材との当接位置へ移動し、加圧手段によって付勢される前記定着ローラと前記シート状部材との当接するニップ部により用紙を加熱/加圧しながら通過させて前記トナー像を用紙に定着させ、定着処理後に定着ローラを当接位置から離間位置へ移動させる定着処理において、前記ニップ部を定着処理する用紙通過中の用紙ジャムによる前記シート状部材の変形を前記シート状部材の定着ローラと当接する面の裏側で、かつ前記シート状部材との間に隙間を設けたストッパ部材により回避し、前記用紙ジャム検出によって前記定着ローラを離間位置に移動し、シート状部材とストッパ部材を一体に定着ローラとの当接位置とは逆方向に回動させて回避し前記用紙ジャム除去後に前記定着ローラを当接位置に移動させ、定着処理を再開することを特徴とする定着方法
  2. 記請求項1記載の定着方法の処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
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