JP2965361B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2965361B2
JP2965361B2 JP708391A JP708391A JP2965361B2 JP 2965361 B2 JP2965361 B2 JP 2965361B2 JP 708391 A JP708391 A JP 708391A JP 708391 A JP708391 A JP 708391A JP 2965361 B2 JP2965361 B2 JP 2965361B2
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fixing roller
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heater
fixing
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晃康 網田
敏明 檜ケ谷
泰久 加藤
潤 岡本
健一 長谷川
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Ricoh Co Ltd
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを用
いた複写機、プリンター等の熱定着ローラによる定着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の定着装置は、定着ローラと加
圧ローラを備え、未定着トナー像を担持した転写材を両
ローラで挟持搬送することにより、加熱融着してトナー
像を転写材に定着させている。この種の定着装置では、
定着ローラが表面に離型層を設けたアルミまたは鉄製の
中空パイプ内に、加熱源としてハロゲンヒータを設けた
ものを広く採用されている。しかし、このような定着装
置は定着ローラ表面が暖まるまでの時間が長い等の問題
がある。
【0003】この問題を軽減するものとして特開昭58
ー169168号公報には定着ローラ内にヒートパイプ
を備え加熱源をローラの軸受に配置した定着装置が記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したヒートパイプ
を用いた定着装置は、ハロゲンヒータを内蔵したものと
比べ、ウォーミングアップ時間が短く、しかも消費電力
も少なくなるが、軸受を介して加熱するため、熱効率が
良くないという問題があった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
熱効率がよく、消費電力をより少なくすることのできる
定着装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、熱伝導用のヒートパイプが設けられた定
着ローラと、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する
定着装置において、前記加熱源として、定着ローラ停止
時は該ローラの軸部に接触し、定着ローラ回転時は該ロ
ーラの軸部から離れる移動型加熱源と、定着ローラの軸
受上に常時接触させた固定型加熱源とを有することを特
徴としている。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明
は、熱伝導用のヒートパイプが設けられた定着ローラ
と、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する定着装置
において、前記加熱源として、定着ローラ停止時は該ロ
ーラの軸部に接触し、定着ローラ回転時は該ローラの軸
部から離れる移動型加熱源と、定着ローラに非接触で位
置固定に配置された非接触固定型加熱源とを有すること
を特徴としている。
【0008】なお、本発明は、定着ローラ回転時には前
記移動型加熱源がオフ、固定型加熱源がオンされ、定着
ローラ停止時には移動型加熱源がオン、固定型加熱源が
オフされると、効果的である。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明
は、本発明は、熱伝導用のヒートパイプが設けられた定
着ローラと、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する
定着装置において、前記加熱源として、定着ローラの軸
部と軸受上との間で移動可能で、かつ定着ローラ停止時
は定着ローラの軸部に、定着ローラ回転時は軸受上に、
それぞれ接する移動型加熱源を有することを特徴として
いる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、移動型加熱源が定着ローラ
が停止時には直接、その軸部に接触して加熱するので熱
効率が高まり、少ない消費電力で定着ローラの温度を維
持でき、また定着ローラの回転時は移動型加熱源が軸部
から離れるのでその回転を阻害する恐れもない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明の一実施例を示す断面説明図であ
り、図中符号1は定着ローラの一方の軸部を示してい
る。図示していない定着ローラのロール部は、円筒形ヒ
ートパイプ(図示せず)によって構成され、その表面は
テフロンまたはシリコーンゴムで覆われ、図示していな
い加圧ローラが圧接されている。
【0012】定着ローラの軸部1は、ユニット側板2に
軸受3を介して支持されており、軸受3は熱伝導の良い
金属で作られている。この軸受3上には、常時接触して
いる固定型加熱源としてのヒータ4が設けられ、また軸
部1には移動型加熱源としてのヒータ5が設けられてい
る。これら固定型および移動型ヒータ4,5によってヒ
ートパイプで作られた定着ローラが加熱されるが、固定
型および移動型ヒータ4,5は一方がオンすれば、他方
はオフするように制御されている。なお、定着ローラは
ヒートパイプを内蔵するものでもよい。
【0013】移動型ヒータ5は、図2および図3に示す
ように二分されたバンドヒータ6と、それぞれバンドヒ
ータ6を支持する支持枠7と、該支持枠7間の両端に設
けられ、バンドヒータ6を軸部1に圧接する方向への弾
性力を付勢するスプリング8と、該スプリング8の作用
に抗してバンドヒータ6を軸部1から離すソレノイド9
とを備えている。
【0014】この移動型ヒータ5は、ソレノイド9が消
磁(オフ)されているとき、スプリング8の作用によっ
て、バンドヒータ6は軸部1に接触する。また、ソレノ
イド9が励磁(オン)されると、スプリング8の作用に
抗して支持枠7と共にバンドヒータ6が軸部1から離間
される。このソレノイド9のオン,オフは、定着ローラ
の回転と同期するように、定着ローラが停止時はソレノ
イド9がオフ状態、回転時はオン状態に制御される。
【0015】かく構成の定着装置は、機械本体のメイン
スイッチがオン後、定着ローラが定着可能温度に立上
り、コピー動作が開始されるまでは定着ローラが停止さ
れている。従って、ソレノイド9がオフに制御され、移
動型ヒータ5は軸部1に接触するとともに、定着ローラ
の軸部1を加熱するように移動型ヒータ5がオン状態と
なっている。また、固定型ヒータ4は移動型ヒータ5が
オン状態のときはオフ状態であり、定着ローラの軸部1
は移動型ヒータ5によって直接加熱されている。
【0016】次に、コピーボタンがオンされ、コピー動
作が開始されると、定着ローラが回転し始める。このと
き、移動型ヒータ5はソレノイド9がオンとなり、上記
の如くバンドヒータ7が軸部1から離れると共に加熱も
オフされる。また、定着ローラの回転時では固定型ヒー
タ4がオンされ、定着ローラは軸受3を介して固定型ヒ
ータ4によって加熱されている。
【0017】かくして、定着ローラの停止時では移動型
ヒータ5が軸部1に接触して直接加熱するため、熱効率
がよく、少ない消費電力で定着ローラの温度を所定温度
に維持でき、また、定着ローラ回転時は移動型ヒータ5
は軸部1から離れるので回転を阻害せず、このときの加
熱は固定型ヒータ4によって行なうので定着ローラの温
度も維持できる。
【0018】図4は、本発明の別の実施例を示す断面説
明図であり、本実施例では定着ローラのヒートパイプを
加熱する加熱源として移動型ヒータ15のみを設けてい
る。この移動型ヒータ15は、図3に同様に構成され、
二分されたバンドヒータ6と、それを支持する支持枠7
および支持枠感のスプリング8を有している。そして、
支持枠7には図5に示すように、固定板10が取付けら
れ、固定板10にはソレノイド11と引っ張りスプリン
グ12が固定板10を挟むようにして設けられている。
【0019】かく構成の移動型ヒータ15は、ソレノイ
ド11が消磁されていると、引っ張りスプリング12の
引っ張力によって図の右方に引っ張られ、バンドヒータ
6はスプリング8の作用で軸部1に圧接されている。そ
して、ソレノイド11が励磁されるとねバンドヒータ6
は引っ張りスプリング12の作用に抗して図5の左方へ
引かれ、バンドヒータ6がスプリング8に抗して拡が
り、軸受3上に乗り上げる。なお、この乗り上げ動作が
容易に行ないえるように、軸受3とバンドータ6に互い
に対向する部分にはテーパーを形成している。
【0020】かく構成の定着装置は、機械本体のメイン
スイッチがオン後定着ローラが停止しているとき、ソレ
ノイド11はオフし、軸部1が直接移動型ヒータ15に
よって加熱される。また、回転時はソレノイド11がオ
ンし、移動型ヒータ15が軸受3上に移動されて、軸受
3を介して軸部1を加熱する。
【0021】かくして、前記実施例と同様な熱効率がよ
いなどの効果が得られるだけでなく、移動型ヒータ15
のみで済みコストダウンとなる。
【0022】図6は、本発明の更に別の実施例を示し、
本実施例では加熱源として図1の固定型ヒータ4の代り
に常に非接触な位置固定のハロゲンランプ13と、図1
の実施例の同じ構成の移動型ヒータ5とを備えている。
そして、定着ローラ停止時は移動型ヒータ5が軸部1に
接触して直接加熱し、定着ローラ回転時はハロゲンラン
プ13によって加熱する。
【0023】かく構成の定着装置においても、図1に示
す実施例と同様の効果が得られ、さらに軸受3に熱伝導
の良い材質のものを用いる必要がなくなる。
【0024】
【効果】上記構成によれば、本発明は定着ローラ停止時
に移動型加熱源が直接定着ローラの軸部に接触して加熱
するので熱効率が高まり、少ない消費電力で定着ローラ
の温度を所定温度に維持でき、また移動型加熱源は定着
ローラ回転時に軸部から離れるのでその回転を阻害する
恐れもなく有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す断面説明図で
ある。
【図2】図2は、図1の移動型ヒータの断面構成図であ
る。
【図3】図3は、図2の斜視図である。
【図4】図4は、本発明の別の実施例を示す断面説明図
である。
【図5】図5は、図4の移動型ヒータの断面構成図であ
る。
【図6】図6は、本発明のさらに別の実施例を示す断面
説明図である。
【符号の説明図】
1 定着ローラの軸部 3 軸受 4 固定型ヒータ 5,15 移動型ヒータ 13 ハロゲンランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 潤 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 長谷川 健一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−254071(JP,A) 特開 昭53−120499(JP,A) 実開 昭61−19267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導用のヒートパイプが設けられた定
    着ローラと、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する
    定着装置において、 前記加熱源として、定着ローラ停止時は該ローラの軸部
    に接触し、定着ローラ回転時は該ローラの軸部から離れ
    る移動型加熱源と、定着ローラの軸受上に常時接触させ
    た固定型加熱源とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 熱伝導用のヒートパイプが設けられた定
    着ローラと、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する
    定着装置において、 前記加熱源として、定着ローラ停止時は該ローラの軸部
    に接触し、定着ローラ回転時は該ローラの軸部から離れ
    る移動型加熱源と、定着ローラに非接触で位置固定に配
    置された非接触固定型加熱源とを有することを特徴とす
    る定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の定着装置にお
    いて、定着ローラ回転時には前記移動型加熱源がオフ、
    固定型加熱源がオンされ、定着ローラ停止時には移動型
    加熱源がオン、固定型加熱源がオフされることを特徴と
    する定着装置。
  4. 【請求項4】 熱伝導用のヒートパイプが設けられた定
    着ローラと、該定着ローラを加熱する加熱源とを有する
    定着装置において、 前記加熱源として、定着ローラの軸部と軸受上との間で
    移動可能で、かつ定着ローラ停止時は定着ローラの軸部
    に、定着ローラ回転時は軸受上に、それぞれ接する移動
    型加熱源を有することを特徴とする定着装置。
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