JP2002082570A - 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置

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JP2002082570A JP2001150424A JP2001150424A JP2002082570A JP 2002082570 A JP2002082570 A JP 2002082570A JP 2001150424 A JP2001150424 A JP 2001150424A JP 2001150424 A JP2001150424 A JP 2001150424A JP 2002082570 A JP2002082570 A JP 2002082570A
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fixing
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Satohiko Baba
聡彦 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向ローラと加熱ローラとに定着ベルトを巻
き掛け、その定着ベルトを介して、対向ローラに加圧ロ
ーラを圧接させ、ヒータによって定着ベルトと加圧ロー
ラをトナー像の定着に適した目標温度に加熱し、定着ベ
ルトと加圧ローラを回転させながら、定着ベルトと加圧
ローラの間に記録材を通し、その記録材上のトナー像を
熱と圧力の作用で定着する定着装置において、定着装置
の立上げ時に、定着ベルトと加圧ローラが所定の目標温
度となるまでの待機時間を短縮する。 【解決手段】 定着装置4の立上げ時に、定着ベルト1
5を、その目標温度よりも高い立上げ温度まで上昇させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着部材と、該定
着部材を加熱する加熱手段と、前記定着部材に圧接する
加圧部材と、前記定着部材の温度を検知する温度検知手
段とを具備し、該温度検知手段の検知結果に基づいて、
前記定着部材の温度がトナー像の定着に適した目標温度
となるように、前記加熱手段への通電を制御しながら、
回転する前記定着部材と前記加圧部材の間に、定着すべ
きトナー像を担持した記録材を、そのトナー像が前記定
着部材に接する向きにして通過させ、熱と圧力の作用に
より該トナー像を前記記録材に定着する定着装置と、そ
の定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、
或いはその少なくとも2つの機能を備えた複合機などと
して構成される画像形成装置に上記形式の定着装置を採
用することは従来より公知である。この種の定着装置に
おいては、画像形成装置の電源オンに伴う定着装置の加
熱手段への通電開始時から、定着部材が安定状態でほぼ
目標温度に維持されるようになるまでの定着装置の立上
げ時に、定着部材を加熱し、その温度が目標温度となっ
たことが検知されたとき、トナー像の定着動作を開始す
る前に、定着部材と加圧部材をプレ回転させ、これらの
部材の温度を均一化させている。加圧部材を加熱する加
熱手段を設けたときは、定着装置の立上げ時に、この加
熱手段によって加圧部材も加熱し、定着部材の温度がト
ナー像の定着に適した目標温度となったとき、その定着
部材と加圧部材のプレ回転を開始する。
【0003】上述のプレ回転が開始されるとき、定着部
材の温度よりも加圧部材の温度の方が低いため、定着部
材の熱が加圧部材に大量に奪われ、定着部材の温度は再
び目標温度よりも大きく低下する。そこで、プレ回転開
始後も、加熱手段によって定着部材を加熱し続け、加圧
部材用の加熱手段が設けられているときは、この加熱手
段により加圧部材も加熱し、定着部材と加圧部材の温度
が共に目標温度以上となったことが検知されたとき、定
着装置の立上げを完了したものとしている。
【0004】ところが、上述のように定着装置の立上げ
時に定着部材の温度を制御すると、その立上げに要する
時間、すなわち待機時間が長くなり、ユーザに多大な不
便をかける欠点を免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、立上げ時の待機時間を簡単な構成によって短縮でき
る冒頭に記載した形式の定着装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第2の目的は、上記定着装置を具
備する画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、冒頭に記載した形式の定着装置にお
いて、該定着装置の立上げ時に、前記定着部材の温度が
前記目標温度よりも高い立上げ温度となるように、前記
加熱手段への通電を行うと共に、前記定着部材の温度が
該立上げ温度に達したことが前記温度検知手段によって
検知されたとき、前記定着部材と前記加圧部材がプレ回
転を開始するように、該定着部材と該加圧部材の回転を
制御することを特徴とする前記定着装置を提案する(請
求項1)。
【0008】その際、前記定着部材と前記加圧部材がプ
レ回転を開始した後も、前記加熱手段への通電を継続す
るように、該加熱手段を制御すると有利である(請求項
2)。
【0009】また、上記請求項2に記載の定着装置にお
いて、前記立上げ温度は、前記目標温度よりも30℃以
上高い温度であると有利である(請求項3)。
【0010】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記
載の定着装置において、前記定着部材を加熱する前記加
熱手段を第1の加熱手段とすると共に、前記加圧部材を
加熱する第2の加熱手段を設け、前記第1の加熱手段と、
前記第2の加熱手段との電力の配分割合が、前記第1の加
熱手段の方が高く設定されていると有利である(請求項
4)。
【0011】また、上記請求項4に記載の定着装置にお
いて、前記定着部材の温度を検知する前記温度検知手段
を第1の温度検知手段とすると共に、前記加圧部材の温
度を検知する第2の温度検知手段を設け、前記プレ回転
の開始後であって、前記定着部材と前記加圧部材の温度
が共にトナー像の定着に適したそれぞれの目標温度以上
の温度となったことが検知された後に、前記第2の温度
検知手段によって、前記加圧部材の温度が、その切換温
度になったことが検知されたとき、前記定着部材の設定
温度を、前記立上げ温度から、前記トナー像の定着に適
した前記目標温度に切り換え、該定着部材の温度がその
目標温度となるように、前記第1の加熱手段への通電を
制御すると有利である(請求項5)。
【0012】さらに、上記請求項5に記載の定着装置に
おいて、前記プレ回転の開始後であって、前記定着部材
と前記加圧部材の温度が共にそれぞれの目標温度以上の
温度となったことが検知された後に、前記加圧部材の温
度が前記切換温度となったことが前記第2の温度検知手
段によって検知されたとき、該加圧部材の設定温度を前
記切換温度から、トナー像の定着に適した前記目標温度
に切り換え、該加圧部材の温度がその目標温度となるよ
うに、第2の加熱手段への通電を制御すると有利である
(請求項6)。
【0013】また、上記請求項5又は6に記載の定着装置
において、前記定着部材と前記加圧部材の温度が共にそ
れぞれの目標温度以上の温度となったことが検知され、
次いで前記定着部材の設定温度がその目標温度に切り換
えられる時点まで、前記第2の加熱手段への通電を継続
すると有利である(請求項7)。
【0014】さらに、上記請求項5乃至7のいずれかに
記載の定着装置において、前記定着部材と前記加圧部材
の温度が共にそれぞれの目標温度以上の温度となったこ
とが検知され、次いで前記定着部材の設定温度がその目
標温度に切り換えられる時点まで、前記第1の加熱手段
への通電を継続すると有利である(請求項8)。
【0015】また、上記請求項5乃至8のいずれかに記
載の定着装置において、前記切換温度は、前記定着部材
の目標温度以上の温度であると有利である(請求項
9)。
【0016】さらに、上記請求項5乃至8のいずれかに
記載の定着装置において、前記切換温度は、前記加圧部
材の目標温度以上の温度であると有利である(請求項1
0)。
【0017】また、本発明は、上記第2の目的を達成す
るため、請求項1乃至10のいずれかに記載の定着装置
と、該定着装置により定着されるトナー像を記録材に形
成する作像手段とを具備することを特徴とする画像形成
装置を提案する(請求項11)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を説明
し、併せて前述の従来の欠点を図面に即してより具体的
に明らかにする。
【0019】図1は画像形成装置の概略を示す垂直断面
図であり、その画像形成装置本体1内には、記録材にト
ナー像を形成する作像手段2と、その作像手段に記録材
を給送する給送手段3と、記録材上に形成されたトナー
像を定着する定着装置4とを有している。先ず、作像手
段2の概要を明らかにする。
【0020】ここに例示した作像手段2は、像担持体の
一例であるドラム状の感光体5を有し、この感光体5が
時計方向に回転するとき、帯電装置6により感光体表面
が所定の極性に帯電される。その帯電面に、露光装置の
一例であるレーザ書き込みユニット7から出射する光変
調されたレーザビームLが照射され、これによって感光
体表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装
置8によってトナー像として可視像化され、そのトナー
像は、給送手段3により給送された記録材上に、転写装
置9の作用により転写される。トナー像転写後の感光体
表面に付着する転写残トナーはクリーニング装置10に
より除去される。
【0021】給送手段3は、例えばシート状の転写紙又
は樹脂シートなどから成る記録材Pを収容したカセット
11を有し、給送ローラ12の回転によって、最上位の
記録材Pがカセット11から送り出され、その送り出さ
れた記録材はレジストローラ対13の回転によって、感
光体5と転写装置9との間の転写部に給送され、ここ
で、前述のように感光体5上のトナー像が記録材上に転
写される。
【0022】トナー像を転写された記録材は、引き続き
定着装置4を通り、このとき、後述するように記録材上
のトナー像が定着される。定着装置4を通過した記録材
は、機外のトレイ14上に排出される。
【0023】図2は図1に示した定着装置4の拡大断面
図である。ここに示した定着装置4は、定着部材の一例
である無端状の定着ベルト15と、その定着部材に圧接
する加圧部材の一例である円筒状の加圧ローラ16と、
この加圧ローラ16に対向して位置する円筒状の対向ロ
ーラ17と、加熱ローラ18とを有していて、定着ベル
ト15は加熱ローラ18と対向ローラ17とに巻き掛け
られている。加熱ローラ18も円筒状に形成され、その
内部には、定着ベルト15より成る定着部材を加熱する
加熱手段としての用をなすヒータ19が設けられてい
る。加熱ローラ18に巻き付いた定着ベルト部分の外表
面には、サーミスタ20が当接し、そのサーミスタ20
は、定着ベルト15の幅方向中央部に配置されている。
かかるサーミスタ20は、定着部材の温度を検知する温
度検知手段の一例を構成する。定着ベルト15は、ヒー
タ19により加熱された加熱ローラ18から熱を伝えら
れて加熱される。加熱ローラ18は、定着ベルト15に
張力を付与するテンションローラとしての用もなす。
【0024】ここで、定着部材を加熱する上述の加熱手
段を第1の加熱手段と称することにすると、定着装置4
には、この第1の加熱手段のほかに、加圧部材を加熱す
る第2の加熱手段が設けられている。この第2の加熱手
段も適宜な形態で構成できるが、図示した例では、加圧
ローラ16の内部に配置されたヒータ21によって第2
の加熱手段が構成されている。以降、定着ベルト15を
加熱するヒータ19を第1ヒータと称し、加圧ローラ1
6を加熱するヒータ21を第2ヒータと称することにす
る。第ヒータ19及び第2ヒータ21としては、例えば
ハロゲンヒータを用いることができる。
【0025】また、定着部材の温度を検知する前述の温
度検知手段を第1の温度検知手段と称することにする
と、定着装置4には、加圧部材の温度を検知する第2の
温度検知手段が設けられ、図示した例では、加圧ローラ
16の表面に当接してその表面の温度を検知するサーミ
スタ22によって第2の温度検知手段が構成されてい
る。以降、定着ベルト15の表面温度を検知するサーミ
スタ20を第1サーミスタと称し、加圧ローラ16の表
面温度を検知するサーミスタ22を第2サーミスタと称
することにする。
【0026】上述のように、本例の定着装置4は、加圧
部材を加熱する第2の加熱手段と、その加圧部材の温度
を検知する第2の温度検知手段を具備しているが、この
第2の加熱手段と第2の温度検知手段、すなわち、第2
ヒータ21と第2サーミスタ22を省略することもでき
る。
【0027】加圧ローラ16は、定着ベルト15を介し
て対向ローラ17に圧接し、これにより、加圧ローラ1
6は、定着ベルト15の周方向における所定の長さ範囲
に亘ってその定着ベルト15を湾曲変形させながら、定
着ベルト15に圧接する。
【0028】トナー像の定着動作時に、加圧ローラ1
6、対向ローラ17及び加熱ローラ18のうちの少なく
とも1つが図示していない駆動装置により回動駆動され
る。図の例では加圧ローラ16が図2における反時計方
向に駆動され、これにより定着ベルト15が矢印A方向
に従動回転し、これに伴って対向ローラ17と加熱ロー
ラ18が図2における時計方向にそれぞれ回転する。
【0029】表面に未定着トナー像Tを担持した記録材
Pは、そのトナー像Tが定着ベルト15に接する向きに
して、回転する定着ベルト15と加圧ローラ16との圧
接部、すなわちそのニップ部に矢印で示す如く搬入さ
れ、該ベルト15と加圧ローラ16の間を通過する。こ
のとき記録材Pは定着ベルト15と加圧ローラ16から
圧力を受け、かつその加圧ローラ16と定着ベルト15
から熱を付与される。このようにして、定着ベルト15
の表面に当接する記録材P上のトナー像は、圧力と熱の
作用を受けて、記録材P上に定着される。加圧ローラ1
6の表面には、分離爪30が当接し、定着ベルト15と
加圧ローラ16の間を出た記録材が加圧ローラ16に巻
き付いたとき、分離爪30によって、その記録材が加圧
ローラ16から分離される。
【0030】上述のようにトナー像の定着が行われると
き、定着ベルト15の表面と加圧ローラ16の表面が、
トナー像の定着に適した目標温度T1,T2となるよう
に制御される。図3はこの制御と、後述するように定着
ベルト15と加圧ローラ16の表面温度を制御するため
の制御手段の一例を示すブロック図である。図3におい
て、マイクロコンピュータ23のCPU24は、そのC
PU24に接続された第1及び第2サーミスタ20,2
2からの温度検知信号に基づいて、第1及び第2ヒータ
19,21のオン,オフ信号を、ドライバ25,26を
介して、スイッチング素子27,28にそれぞれ出力
し、その各スイッチング素子27,28により、商用交
流電源29から、第1及び第2ヒータ19,21への通
電のオン,オフが制御される。
【0031】上述のように、定着ベルト15より成る定
着部材と加圧ローラ16より成る加圧部材の表面温度
を、第1及び第2サーミスタ20,22より成る第1及
び第2の温度検知手段により検知し、その第1及び第2
の温度検知手段の検知結果に基づいて、定着部材と加圧
部材の温度が、それぞれトナー像Tの定着に適した目標
温度T1,T2となるように、第1及び第2ヒータ1
9,21より成る第1及び第2の加熱手段への通電を制
御しながら、回転する定着部材と加圧部材の間に、定着
すべきトナー像Tを担持した記録材Pを、そのトナー像
が定着部材に接する向きにして通過させ、熱と圧力の作
用により、そのトナー像を記録材上に定着するのであ
る。
【0032】上述した定着装置4の各構成要素のより具
体的な構成例を説明すると、定着ベルト15は、例え
ば、耐熱性樹脂や金属などから構成された無端状のベル
ト基体を有し、その耐熱性樹脂としては、例えば、ポリ
イミド,ポリアミドイド,ポリエーテルケトン(PEE
K)などが使用され、またベルト基体を構成する金属と
しては、例えば、ニッケル、アルミニウム、鉄などが使
用される。ベルト基体の熱容量を小さくするため、その
厚さは100μm以下であることが望ましい。
【0033】また定着ベルト15の表面には、記録材P
とトナーとが加圧接触するので、その記録材やトナーが
定着ベルト15の表面に付着しないように、当該定着ベ
ルト15の表面が離型性を有していることが好ましく、
また定着ベルト15が耐熱性と耐久性に優れていること
が望ましい。このため、定着ベルト15のベルト基体の
表面には、フッ素樹脂や高離型性シリコーンゴムなどの
耐熱離型層が被覆されている。フッ素樹脂を吹き付けな
どによりベルト基体の表面に塗装し、これを加熱融着さ
せることにより、表面離型層を形成できる。また、高離
型性シリコーンゴム層のゴム硬度が25乃至65度(J
IS A硬度計)、その厚さが100乃至300μmに
設定されていると、トナー像の定着性と熱応答性を高め
ることができる。
【0034】対向ローラ17は、例えば、芯金と、その
外周面に設けられた断熱性弾性部材を備え、その断熱性
弾性部材は、軟質な耐熱性を有する材料、例えな発泡シ
リコーンゴムなどにより構成され、その厚さは対向ロー
ラ17の直径の15%乃至20%程の大きな厚さとなっ
ている。かかる断熱性弾性部材を用いることにより、対
向ローラ17と加圧ローラ16とを広い面積で圧接させ
ることができ、その間を通過する記録材P上のトナーに
対して充分な量の熱を付与でき、その定着性を高めるこ
とができる。
【0035】加圧ローラ16は、例えば、アルミニウ
ム、ステンレス鋼、或いは炭素鋼などから成る芯金の表
面に、フッ素樹脂又は高離型シリコーンゴムなどから成
る離型層を積層したものから成る。その際、加圧ローラ
16の離型層を、対向ローラ17の表面よりも硬く構成
し、定着ベルト15を介して加圧ローラ16に圧接した
対向ローラ17の断熱弾性部材部分を大きく圧縮変形さ
せることが好ましい。これにより、記録材Pを、定着ベ
ルト15と加圧ローラ16の間から、図2に矢印Bで示
すように下向きに排出させ、記録材を定着ベルト15の
表面から離れやすくすることができる。加圧ローラ16
の離型層の厚さを、例えば、加圧ローラ16の直径の7
%未満とし、その硬度をJIS Aで40Hs以上とす
ることが好ましい。
【0036】加熱ローラ18は、例えば、アルミニウ
ム、炭素鋼、ステンレス鋼などの金属製の薄肉円筒体に
より構成される。
【0037】ここで、図2に示した定着装置のより具体
的な実施例と、定着装置の従来例(比較例)を通して、
従来の定着装置の欠点と、本発明の特徴とする構成の具
体例を明らかにする。
【0038】これらの実施例と従来例の定着装置4の加
圧ローラ16としては、厚さ1mmの鉄製中空ローラの
表面に0.3mmのシリコーンゴム層を形成し、その表
面に20μmのフッ素樹脂をコーティングしたものを使
用した。また、加熱ローラ18としては、1mmの厚さ
のアルミニウム製の中空ローラの表面にアルマイト処理
を施したものを用いた。さらに、定着ベルト15として
は、厚さ40μmのニッケル製のベルト基体の表面に、
150μm厚さのシリコーンゴム層を形成したものを採
用した。対向ローラ17としては、直径18mmのアル
ミニウム芯金の表面に厚さ6mmのシリコーン発泡体を
形成したものを使用した。外径は、加圧ローラ16が4
0mm、加熱ローラ18が30mm、対向ローラ17が
30mmである。また、定着ベルト15の線速は200
mm/sであった。
【0039】加熱ローラ18内の第1ヒータ19とし
て、790Wのハロゲンヒータを用い、加圧ローラ16
内の第2ヒータ21としては、400Wのハロゲンヒー
タを用いた。このように、加圧部材を加熱する第2の加
熱手段を設けた場合には、定着部材を加熱する第1の加
熱手段と、第2の加熱手段との電力の配分割合を、定着
部材を加熱する第1の加熱手段の方が高くなるように設
定する。
【0040】また図2には示していないが、定着ベルト
15の表面の離型性を高め、その表面にトナーが付着す
ることを防止する目的で、定着ベルト15の表面に離型
オイルを塗布するオイル塗布装置を設けた。
【0041】上述した定着装置4により、記録材P上の
トナー像Tを定着するとき、定着ベルト15の表面温度
が低すぎると定着不良が発生し、また加圧ローラ16の
表面温度が低すぎると、トナー像に光沢むらが発生して
しまう。予備実験により、この定着装置4においては、
トナー像定着時の定着ベルト15の表面温度が150℃
以上、加圧ローラ16の表面温度が130℃以上であれ
ば、上述の不具合の発生を防止できることが確認され
た。そこで、この定着装置4においては、トナー像定着
時の定着ベルト15の目標温度T1を150℃、加圧ロ
ーラ16の目標温度T2を130℃に設定した。このよ
うに、定着ベルト15の目標温度が加圧ローラ16の目
標温度よりも高いので、これに合せて第1ヒータ19の
電力を第2ヒータ21の電力よりも高くし、限られた電
力で、その第1及び第2ヒータ19,21をそれぞれ効
率よく加熱できるようにするのである。
【0042】画像形成装置の電源をオンし、これに伴っ
て第1及び第2ヒータ19,21への通電が開始されて
から、定着ベルト15と加圧ローラ16の温度が、共に
安定した状態でほぼ目標温度T1,T2に維持されるよ
うになるまでの定着装置4の立上げ時に、第1及び第2
ヒータ19,21への通電を制御するが、従来の定着装
置においては、先にも説明したように、定着ベルト15
の温度が目標温度T1となった時点で、その定着ベルト
15と加圧ローラ16のプレ回転を開始していた。
【0043】図8は、縦軸に定着ベルト15と加圧ロー
ラ16の表面温度をとり、横軸に時間をとって示した従
来の定着装置における立上げ時の例である。実線が定着
ベルト15の表面温度を示し、破線が加圧ローラ16の
表面温度を示している(これは、図4乃至図6において
も同じ)。
【0044】図8から判るように、電源オン時から、第
1及び第2ヒータ19,21への通電を開始することに
より、定着ベルト15と加圧ローラ16の温度は上昇を
続け、定着ベルト15の表面温度がその目標温度T1で
ある150℃になったことが第1サーミスタ20により
検知された時(t1)、それまで停止していた加圧ロー
ラ16、対向ローラ17、加熱ローラ18、及び定着ベ
ルト15がそれぞれ前述の向きに回転を開始する。加圧
ローラ16と定着ベルト15をプレ回転させ、これらの
温度を均一化させるのである。
【0045】ここで、加圧ローラ16を加熱する第2ヒ
ータ21の電力配分の割合は、定着ベルト15を加熱す
る第1ヒータ19の電力配分の割合よりも低く、しか
も、この例では加圧ローラ16は定着ベルト15よりも
熱容量が大きいため、定着ベルト15の温度が目標温度
T1に達した時点t1での加圧ローラ16の温度は、定
着ベルト15の温度よりも低い。第2ヒータ21を設け
ない時は、その傾向は一層顕著となる。このため、上述
のように定着ベルト15と加圧ローラ16がプレ回転を
開始すると、定着ベルト15の熱が加圧ローラ16の側
に大量に奪われ、図8に示したように、定着ベルト15
の温度は急激に低下する。この後も第1及び第2ヒータ
19,21への通電を続けることにより、図8にt2で
示した時点で、定着ベルト15がその目標温度T1であ
る150℃に達し、かつ加圧ローラ16がその目標温度
T2である130℃以上の温度となる。これにより、定
着装置4の立上げを終了する。この状態で、定着ベルト
15と加圧ローラ16の間に記録材を送り込み、トナー
像の定着動作を実行することができる。
【0046】上述のように、従来は、定着ベルト15が
その目標温度T1に達した時点で、その定着ベルト15
と加圧ローラ16をプレ回転させていたのであるが、こ
のような加熱制御であると、電源オンから立上げ完了ま
での待機時間t2が長くなり、図8に示した例では、こ
の待機時間が73秒となっている。
【0047】そこで、本例の定着装置4においては、定
着装置4の立上げ時に、定着ベルト15の目標温度T1
よりも高い立上げ温度T01を設定し、定着ベルト15
の表面温度がその立上げ温度T01に達したことが第1
サーミスタ20により検知されたとき、定着ベルト15
と加圧ローラ16のプレ回転を開始させるように構成さ
れている。
【0048】図4はその一実施例を示している。画像形
成装置の電源オンと同時に、第1及び第2ヒータ19,
21への通電を開始し、これによって定着ベルト15と
加圧ローラ16の表面温度は上昇する。このとき、加圧
ローラ16は駆動されず、定着ベルト15も停止したま
まである。第1サーミスタ20により、図4にt1で示
した時点で定着ベルト15の表面の温度が、その目標温
度T1よりも40℃高い190℃の立上げ温度T01に
達したことが検知され、その検知信号が図3に示したC
PU24に取り込まれると、CPU24から出力される
モータ回転開始信号により、モータ31が回転を開始
し、これによって加圧ローラ16が図2における反時計
方向に回転駆動され、定着ベルト15が矢印A方向に回
転する。定着ベルト15と加圧ローラ16のプレ回転が
開始されるのである。図3における符号32は、モータ
31用のドライバを示している。
【0049】図4に示した実施例では、定着ベルト15
の表面温度が立上げ温度T01(190℃)となったこ
とが検知されるまで、第1ヒータ19への通電が継続し
て行われ、プレ回転の開始と同時に、定着ベルト15の
設定温度が、トナー像の定着に適した目標温度T1に切
り換えられ、前述のように、定着ベルト15がこの目標
温度T1(150℃)となるように第1ヒータ19への
通電が制御される。加圧ローラ16を加熱する第2ヒー
タ21への通電は、立上げ開始時から、後述する立上げ
終了時点(t2)まで継続される。
【0050】プレ回転開始時に、前述の理由によって、
加圧ローラ16の温度は定着ベルト15の温度よりも低
くなっているので、プレ回転の開始により、定着ベルト
15の熱が加圧ローラ16に奪われ、定着ベルト15の
表面温度は大きく低下するが、第1ヒータ19による定
着ベルト15への加熱制御により、定着ベルト15の温
度は再び上昇し、その温度が目標温度T1(150℃)
の近傍の温度に保たれるようになる。
【0051】一方、第2ヒータ21による加熱作用と、
定着ベルト15からの熱の移動によって、プレ回転開始
後も、加圧ローラ16の温度は上昇し、第2サーミスタ
22によって、加圧ローラ16の表面温度が、その目標
温度T2(130℃)以上の温度であることが検知さ
れ、しかも、定着ベルト15の表面温度がその目標温度
T1(150℃)となったことが検知された時(図4の
t2の時点)、定着装置4の立上げを終了する。それ以
降、定着ベルト15だけでなく、加圧ローラ16の表面
温度もその目標温度T2となるように第2ヒータ21へ
の通電が制御される。定着ベルト15と加圧ローラ16
の温度がそれぞれ目標温度T1,T2となるように制御
されるのである。
【0052】定着装置の立上げ終了により、前述のトナ
ー像の定着動作を行うことができる。例えば、加圧ロー
ラ16と定着ベルト15のプレ回転が一旦、止められ、
次いでその加圧ローラ16と定着ベルト15が定着動作
のために回転を開始し、その定着ベルト15と加圧ロー
ラ16の間に記録材Pが送り込まれてトナー像の定着が
行われるか、又は定着ベルト15や加圧ローラ16の回
転が継続され、そのままトナー像の定着動作が実行され
る。
【0053】上述のように、図4に示した実施例では、
定着装置の立上げ時に、定着部材の温度がその目標温度
よりも高い立上げ温度となるように、定着部材用の第1
の加熱手段への通電を行うと共に、定着部材の温度が該
立上げ温度に達したことが定着部材用の第1の温度検知
手段によって検知されたとき、定着部材と加圧部材がプ
レ回転を開始するように、定着部材と加圧部材の回転を
制御する。定着装置4の立上げ時に、定着ベルト15の
温度を、トナー像定着時の目標温度T1よりも高い立上
げ温度T01にまでオーバシュートさせ、それから定着
ベルト15と加圧ローラ16をプレ回転させるのであ
る。これにより立上げ終了までの待機時間t2を従来よ
りも短縮させることができる。しかも、本例の定着装置
においては、その立上げ開始からその終了までの間、第
2ヒータ21への通電を継続して行うので、加圧ローラ
16の温度を早期に上昇させ、待機時間を効果的に短縮
することができる。
【0054】表1は、立上げ温度T01を160℃、1
70℃、180℃及び190℃に設定したときの各待機
時間の実験結果を示している。表1から、立上げ時に定
着ベルトの温度をオーバシュートさせない従来の定着装
置に比べ、待機時間を数秒短縮できたことが判る。
【0055】
【表1】
【0056】上述したところから判るように、本例の定
着装置は、その定着装置の立上げ時に、目標温度T1よ
りも高い立上げ温度T01を設定し、定着部材の一例で
ある定着ベルト15の温度がその立上げ温度T01に達
したことが第1サーミスタ20より成る第1の温度検知
手段によって検知されたとき、定着部材と、加圧部材の
一例である加圧ローラ16がプレ回転を開始するよう
に、該定着部材と加圧部材の回転を制御する制御手段を
具備しており、図示した例では、図3に示したCPU2
4を含むマイクロコンピュータ23が、上記制御手段の
一例を構成している。
【0057】上述した構成によると、従来の定着装置に
新たな要素を追加することなく、与えられた電力内で、
立上げ時の待機時間を短縮することができる。
【0058】ところで、表1から判るように、立上げ温
度T01が、目標温度T1よりも30℃高い180℃ま
でであると、待機時間を効果的に短縮できるが、この立
上げ温度T01を図4にも示した190℃に設定する
と、立上げ温度T01が180℃のときよりも、待機時
間はむしろ長くなっている(立上げ温度が180℃のと
き、待機時間は70秒であるのに対し、立上げ温度が1
90℃であると、待機時間は72秒)。その理由は、次
のように考えられる。
【0059】図4に示した例では、定着ベルト15の温
度が立上げ温度T01(190℃)になったことが検知
された時、即座に定着ベルトの設定温度を目標温度T1
(150℃)に切り換えているので、その直後に、定着
ベルト15の温度が150℃を越えたことが検知される
と、第1ヒータ19への通電はオフされる。しかし、こ
の時点では加圧ローラ16の温度はまだ低いので、第1
ヒータ19への通電オフ後も、定着ベルト15の熱が加
圧ローラ16に奪われ、一度は目標温度(150℃)に
達した定着ベルト15の温度が再びその目標温度T1を
下回る。図4のΔtは、第1ヒータ19への通電がオフ
されている時間を示している。このように、定着ベルト
15の温度が立上げ温度T01に達したとき、すぐにそ
の設定温度を目標温度T1に切り換えてしまうと、待機
時間が長くなる。立上げ温度T01を190℃という高
い温度に設定すると、定着ベルト15の温度が立上げ温
度T01(190℃)に上昇するまでの時間も長くなる
ので、その待機時間が、表1に示されているように72
秒という比較的長い時間となってしまうのである。
【0060】そこで、定着装置の立上げ時に、定着ベル
ト15より成る定着部材の温度が立上げ温度となったこ
とが検知されて、加圧ローラ16より成る加圧部材と定
着部材がプレ回転を開始した時に、すぐに定着部材の設
定温度を目標温度T1に切り換えずに、定着部材と加圧
部材がプレ回転を開始した後も、第1ヒータ19より成
る第1の加熱手段への通電を継続するように、該第1の
加熱手段を制御すると、待機時間をより短縮することが
できる。プレ回転開始直後も、定着ベルト15に第1ヒ
ータ19からの熱を与え続けることにより、定着ベルト
15の熱が加圧ローラ16に奪われても、定着ベルト1
5の温度が再び目標温度T1を下回らなくすることが可
能となるのである。
【0061】図5はその実施例を示しており、この例の
場合にも、定着装置の立上げ開始と同時に第1及び第2
ヒータ19,21への通電が開始され、t1の時点で定
着ベルト15の温度が立上げ温度T01(190℃)と
なったことが第1サーミスタ20により検知された時、
それまで停止していた定着ローラ15と加圧ローラ16
のプレ回転を開始する。その際、この時点で第1ヒータ
19への通電をオフせず、プレ回転開始後のt3の時点
で定着ベルト15の設定温度を目標温度T1(150
℃)に切り換えると共に、加圧ローラ16の設定温度を
その目標温度T2(130℃)に切り換える。立上げ開
始時からt3の時点まで、第1及び第2ヒータ19,2
1への通電を継続し、それ以降、定着ベルト15と加圧
ローラ16の表面温度がそれぞれ目標温度T1,T2と
なるように第1及び第2ヒータ19,21への通電を制
御するのである。かかる構成により、図5から判るよう
に、定着ベルト15がその目標温度T1(150℃)以
上の温度となり、かつ加圧ローラ16がその目標温度T
2(130℃)となるまでの待機時間t2は55秒とな
り、従来よりも18秒短縮された。
【0062】表2は、立上げ温度T01を170℃、1
80℃、190℃及び200℃にそれぞれ設定し、図5
に示したように、定着ベルト15の温度が、その各立上
げ温度となったことが検知された後も、第1ヒータ19
への通電を継続させたときの待機時間の実験結果を示し
ている。
【0063】
【表2】
【0064】表2から、立上げ温度T01を、目標温度
T1(150℃)よりも30℃以上高い温度(表2で
は、180℃と190℃と200℃)、好ましくは40
℃以上高い温度に設定したとき、特に待機時間を効果的
に短縮できたことを理解することができる。
【0065】図4に示した実施例では、定着ベルト15
の温度が立上げ温度(190℃)になったことが検知さ
れたとき、即座に定着ベルト15の設定温度をトナー像
の定着に適した目標温度T1(150℃)に切り換え、
図5に示した実施例では、定着ベルト15の温度が立上
げ温度T01(190℃)になったことが検知された後
のt3の時点で定着ベルト15と加圧ローラ16の設定
温度をそれぞれ目標温度T1,T2に切り換えたが、そ
の目標温度への切り換えを次のように決めることができ
る。
【0066】図示した例では、加圧ローラ16より成る
加圧部材を加熱する第2の加熱手段の一例である第2ヒ
ータ21と、その加圧部材の温度を検知する第2の温度
検知手段の一例である第2サーミスタ22とを有してい
る。
【0067】その際、後述するように加圧部材の切換温
度を予め設定し、定着部材と加圧部材のプレ回転の開始
後であって、定着部材と加圧部材の温度が共にトナー像
の定着に適したそれぞれの目標温度以上の温度となった
ことが検知された後に、第2の温度検知手段によって、
加圧部材の温度が、その切換温度になったことが検知さ
れたとき(図5のt3)、定着部材の設定温度を、立上
げ温度から、トナー像の定着に適した目標温度に切り換
え、該定着部材の温度がその目標温度となるように、第
1の加熱手段への通電を制御する。
【0068】しかも定着部材と加圧部材のプレ回転の開
始後であって、定着部材と加圧部材の温度が共にそれぞ
れの目標温度以上の温度となったことが検知された後
に、加圧部材の温度が切換温度となったことが第2の温
度検知手段によって検知されたとき(図5のt3)、加
圧部材の設定温度を上述の切換温度から、トナー像の定
着に適した目標温度に切り換え、該加圧部材の温度がそ
の目標温度となるように、第2の加熱手段への通電を制
御する。
【0069】ここで、上述の切換温度は、定着部材の目
標温度以上の温度とするこそが好ましい。図5に示した
例では、上記切換温度が定着ベルト15の目標温度T1
(150℃)に設定されている。そして、プレ回転の開
始後に加圧ローラ16の温度が、t3の時点で、その切
換温度(150℃)となったことが第2サーミスタ22
によって検知された時、前述のように、それまで第1ヒ
ータ19によって加熱され続けていた定着ベルト15の
設定温度が立上げ温度(190℃)から目標温度T1
(150℃)に切り換えられ、かつそれまで第2ヒータ
21により加熱され続けていた加圧ローラ16の設定温
度がその目標温度T2(130℃)に切り換えられる。
それ以降は、定着ベルト15と加圧ローラ16の温度が
その各目標温度T1,T2となるように、第1及び第2
ヒータ19,21への通電が制御される。
【0070】上述のように加圧ローラ16が定着ベルト
15の目標温度(150℃)以上である高い切換温度と
なった時点で、定着ベルト15と加圧ローラ16の設定
温度を目標温度T1,T2に切り換えるので、プレ回転
開始後に、定着ベルト15の温度の落ち込みを抑え、定
着装置の立上げに要する時間、すなわち待ち時間t2を
効果的に短縮することができる。
【0071】また、切換温度を加圧部材の目標温度以上
の温度にすることもでき、図6のその実施例を示す。図
6に示した実施例においては、電源オンと同時に第1及
び第2ヒータ19,21への通電を開始して、定着ベル
ト15と加圧ローラ16の温度を上昇させ、定着ベルト
15の温度がt1の時点で立上げ温度T01(190
℃)となった時、第1ヒータ19への通電をオフせずに
定着ベルト15を加熱し続けると共に、加圧ローラ16
を第2ヒータ21によって加熱し続け、かつt1の時点
で定着ベルト15と加圧ローラ16のプレ回転を開始す
る。これらの点は、図5の場合と変りはない。
【0072】図5の例と異なるところは、定着装置4の
立上げ時に、トナー像の定着に適した加圧ローラ16の
目標温度T2(130℃)以上の加圧ローラ16の切換
温度が設定され(図6の例では、この切換温度は135
℃)、定着ベルト15と加圧ローラ16がプレ回転を開
始した後、t4の時点で、加圧ローラ16の温度が上記
切換温度(135℃)になったことが第2サーミスタ2
2により検知された時、それまで第1ヒータ19によっ
て加熱され続けていた定着ベルト15の設定温度を、立
上げ温度(190℃)からトナー像の定着に適した目標
温度T1(150℃)に切り換えると共に、それまで第
2ヒータ21により加熱され続けていた加圧ローラ16
の設定温度を、切換温度(135℃)から、その目標温
度T2(130℃)に切り換え、それ以降、定着ベルト
15と加圧ローラ16の温度が、それぞれその目標温度
T1,T2となるように、第1及び第2ヒータ19,2
1への通電を制御する点である。この例の場合、定着ベ
ルト15がその目標温度T1(150℃)となり、かつ
加圧ローラ16がその目標温度T2(130℃)となる
までの待機時間t2は55秒であった。
【0073】上述のように、定着装置の立上げ時に、ト
ナー像の定着に適した加圧部材の目標温度T2以上の切
換温度を設定すると共に、定着部材の温度がその目標温
度T1よりも高い立上げ温度T01となったことが検知
されて、加圧部材と定着部材がプレ回転を開始した後、
加圧部材の温度が上記切換温度となったことが検知され
たとき、定着部材と加圧部材の設定温度をトナー像の定
着に適した目標温度にそれぞれ切り換えるのである。か
かる構成によって待機時間を効果的に短縮することがで
きる。
【0074】また、図5及び図6に示した実施例では、
定着ベルト15より成る定着部材と、加圧ローラ16よ
り成る加圧部材の温度が、共にそれぞれの目標温度T
1,T2となったことが検知されて定着装置の立上げを
終了し(t2の時点)、次いで定着部材の設定温度がそ
の目標温度に切り換えられる時点(図5の例ではt3、
図6の例ではt4)まで、第2の加熱手段である第2ヒ
ータ21への通電を継続して加圧部材を加熱し、しかも
定着部材を加熱する第1の加熱手段への通電を継続して
定着部材を加熱している。このため、立上げ終了後から
定着部材の設定温度をその目標温度に切り換えるまでの
間に、定着部材が加熱され、かつ定着部材から加圧部材
へ移行する熱の量が少なくなり、定着部材の温度が再び
その目標温度T1よりも低い温度に落ち込むことがな
く、待機時間を効果的に短縮することができる。
【0075】以上説明した定着装置は、定着部材が定着
ベルト15により構成されているので、その定着ベルト
15の熱容量を小さくすることができる。これにより、
定着装置の立上げ時に短かい時間でその定着ベルト15
を目標温度まで上昇させることができるので、かかる定
着ベルトを有する定着装置に本発明に係る構成を採用す
ることにより、より効果的に待機時間の短縮を図ること
ができるが、本発明は、定着部材が定着ベルトより成る
定着装置以外の定着装置にも広く適用できるものであ
る。
【0076】例えば、図7に示すように、定着部材を定
着ローラ15Aとして構成し、その定着ローラ15Aを
加熱する加熱手段の一例であるヒータ19Aを定着ロー
ラ15Aの内部に設けると共に、この定着ローラ15A
の温度を検知する温度検知手段の一例であるサーミスタ
20Aを設け、当該定着ローラ15Aに加圧ローラ16
Aより成る加圧部材を圧接させ、必要に応じて、その加
圧ローラ16Aを加熱する加熱手段の一例であるヒータ
21Aと、加圧ローラ16Aの温度を検知する温度検知
手段の一例であるサーミスタ22Aを設け、定着ローラ
15Aと加圧ローラ16Aを矢印方向にそれぞれ回転さ
せながら、その間にトナー像Tを担持した記録材Pを、
そのトナー像が定着ローラ15Aに接する向きにして通
過させ、該記録材上のトナー像Tを熱と圧力の作用で定
着する定着装置4Aにも本発明を支障なく適用すること
ができる。
【0077】また、定着部材としてフィルムを用いた定
着装置にも、本発明を支障なく適用することができる。
【0078】さらに、上述の各形態の定着装置と、その
定着装置により定着されるトナー像を記録材に形成する
作像手段とを具備する画像形成装置の一例を図1に示し
たが、本発明は、この形式以外の画像形成装置にも広く
適用できるものである。
【0079】
【発明の効果】請求項1乃至10に係る各発明によれ
ば、定着装置の立上げ時に、その定着部材の目標温度よ
りも高い立上げ温度まで、当該定着部材を加熱させるよ
うに構成されているので、待機時間を効果的に短縮する
ことができる。
【0080】請求項11に係る発明によれば、上述した
効果を奏する画像形成装置を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】図1に示した定着装置の拡大断面図である。
【図3】定着装置の制御ブロック図である。
【図4】定着装置立上げ時の定着ベルトと加圧ローラの
温度変化の一例を示すグラフである。
【図5】定着装置立上げ時の定着ベルトと加圧ローラの
温度変化の他の例を示すグラフである。
【図6】定着装置立上げ時の定着ベルトと加圧ローラの
温度変化のさらに他の例を示すグラフである。
【図7】定着部材が定着ローラにより構成され、加圧部
材が加圧ローラにより構成された定着装置の断面図であ
る。
【図8】定着装置立上げ時の定着ベルトと加圧ローラの
温度変化の従来例を示すグラフである。
【符号の説明】
2 作像手段 4 定着装置 4A 定着装置 P 記録材 T トナー像

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着部材と、該定着部材を加熱する加熱
    手段と、前記定着部材に圧接する加圧部材と、前記定着
    部材の温度を検知する温度検知手段とを具備し、該温度
    検知手段の検知結果に基づいて、前記定着部材の温度が
    トナー像の定着に適した目標温度となるように、前記加
    熱手段への通電を制御しながら、回転する前記定着部材
    と前記加圧部材の間に、定着すべきトナー像を担持した
    記録材を、そのトナー像が前記定着部材に接する向きに
    して通過させ、熱と圧力の作用により該トナー像を前記
    記録材に定着する定着装置において、 該定着装置の立上げ時に、前記定着部材の温度が前記目
    標温度よりも高い立上げ温度となるように、前記加熱手
    段への通電を行うと共に、前記定着部材の温度が該立上
    げ温度に達したことが前記温度検知手段によって検知さ
    れたとき、前記定着部材と前記加圧部材がプレ回転を開
    始するように、該定着部材と該加圧部材の回転を制御す
    ることを特徴とする前記定着装置。
  2. 【請求項2】 前記定着部材と前記加圧部材がプレ回転
    を開始した後も、前記加熱手段への通電を継続するよう
    に、該加熱手段を制御する請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記立上げ温度は、前記目標温度よりも
    30℃以上高い温度である請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記定着部材を加熱する前記加熱手段を
    第1の加熱手段とすると共に、前記加圧部材を加熱する
    第2の加熱手段を設け、前記第1の加熱手段と、前記第2
    の加熱手段との電力の配分割合が、前記第1の加熱手段
    の方が高く設定されている請求項1乃至3のいずれかに
    記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記定着部材の温度を検知する前記温度
    検知手段を第1の温度検知手段とすると共に、前記加圧
    部材の温度を検知する第2の温度検知手段を設け、前記
    プレ回転の開始後であって、前記定着部材と前記加圧部
    材の温度が共にトナー像の定着に適したそれぞれの目標
    温度以上の温度となったことが検知された後に、前記第
    2の温度検知手段によって、前記加圧部材の温度が、そ
    の切換温度になったことが検知されたとき、前記定着部
    材の設定温度を、前記立上げ温度から、前記トナー像の
    定着に適した前記目標温度に切り換え、該定着部材の温
    度がその目標温度となるように、前記第1の加熱手段へ
    の通電を制御する請求項4に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記プレ回転の開始後であって、前記定
    着部材と前記加圧部材の温度が共にそれぞれの目標温度
    以上の温度となったことが検知された後に、前記加圧部
    材の温度が前記切換温度となったことが前記第2の温度
    検知手段によって検知されたとき、該加圧部材の設定温
    度を前記切換温度から、トナー像の定着に適した前記目
    標温度に切り換え、該加圧部材の温度がその目標温度と
    なるように、第2の加熱手段への通電を制御する請求項5
    に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記定着部材と前記加圧部材の温度が共
    にそれぞれの目標温度以上の温度となったことが検知さ
    れ、次いで前記定着部材の設定温度がその目標温度に切
    り換えられる時点まで、前記第2の加熱手段への通電を
    継続する請求項5又は6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記定着部材と前記加圧部材の温度が共
    にそれぞれの目標温度以上の温度となったことが検知さ
    れ、次いで前記定着部材の設定温度がその目標温度に切
    り換えられる時点まで、前記第1の加熱手段への通電を
    継続する請求項5乃至7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記切換温度は、前記定着部材の目標温
    度以上の温度である請求項5乃至8のいずれかに記載の
    定着装置。
  10. 【請求項10】 前記切換温度は、前記加圧部材の目標
    温度以上の温度である請求項5乃至8のいずれかに記載
    の定着装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    定着装置と、該定着装置により定着されるトナー像を記
    録材に形成する作像手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
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