JP5674240B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5674240B2
JP5674240B2 JP2010247494A JP2010247494A JP5674240B2 JP 5674240 B2 JP5674240 B2 JP 5674240B2 JP 2010247494 A JP2010247494 A JP 2010247494A JP 2010247494 A JP2010247494 A JP 2010247494A JP 5674240 B2 JP5674240 B2 JP 5674240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
image
temperature
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010247494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012098605A (ja
Inventor
由良 純
純 由良
杉山 浩之
浩之 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010247494A priority Critical patent/JP5674240B2/ja
Priority to US13/285,711 priority patent/US9235170B2/en
Publication of JP2012098605A publication Critical patent/JP2012098605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5674240B2 publication Critical patent/JP5674240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/04027Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material and forming half-tone image
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • G03G2215/0125Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted
    • G03G2215/0132Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted vertical medium transport path at the secondary transfer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置には、用紙に付着したトナー(現像剤)と溶融定着させるための定着装置が設けられている。定着装置においては、未定着トナー像を定着するために必要な温度(定着温度)があらかじめ設定されているが、必要な定着温度はトナー像や使用される用紙の種類などによって異なる。
定着温度が異なる条件としては、例えば、用紙に付着されたトナーの濃度、用紙に付着された孤立したトナードットの量が挙げられる。印字率が高く孤立ドットが多い場合には、印字率が低く孤立ドットが少ない場合に比べて、高い温度まで定着温度を加熱する必要がある。このため、従来の画像形成装置では、最も定着しにくい条件にて定着目標温度を設定している。
しかしながら、定着しやすい条件の場合でも、定着しにくい条件と同等の定着条件で定着を行うことは、定着温度を不要に高い温度で維持することになるため、加熱装置における無駄な電力消費をすることになり、近年の省エネルギー化の要請にも反する。
また、このことは定着処理を行う際の定着温度だけに限らず、定着処理を行う前に定着装置を加熱する立ち上げ温度についても同様である。この立ち上げ温度を下げることができれば、定着処理を開始するまでに供給する電力が少なくなるため省エネを図れる。さらに、近年では、定着装置の立ち上げ時間が短くなってきていることに伴い、印刷終了後はすぐにスリープモードに移行することが多くなったため、立ち上げ時間の省エネに対する影響度が高くなってきている。
例えば、特許文献1には、文字モードと写真モードの画像解像度に違いによって定着立ち上げ時間を変更する技術が開示されている。これによれば、解像度が低く定着性に有利な文字モードの場合は、立ち上げ時間を短くし、一律に立ち上げ時間が長い場合に比べてエネルギー消費量を減らすことができる。
しかしながら、画像の定着条件に関わる因子には、画像解像度以外にも種々の因子がある。中でも、使用する階調処理の種類が異なると、これによってドットの形状が異なるため、定着性に大きな差が生じてくる。従って、上記特許文献1に記載の技術のように、解像度だけに基づく立ち上げ温度の制御では、省エネとしての大きな効果を得ることが期待できない。
本発明は、斯かる事情に鑑み、定着処理を開始する前の立ち上げ温度を最適な温度に設定することができ、大幅な省エネ効果を実現できる画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、定着処理を開始する前の定着装置の立ち上げ温度を変更する立ち上げ温度可変手段と、画像情報を階調処理する階調処理手段とを備え、中間調処理の有無と、使用する階調処理の種類とに基づいて、前記立ち上げ温度を変更するように構成し、前記階調処理手段は階調処理の種類の1つとしてディザ法を有し、前記使用する階調処理の種類がディザ法である場合は、さらに前記ディザ法の種類と線数とに基づいて前記立ち上げ温度を変更するように構成し、前記線数が所定の線数の場合で、前記ディザ法が集中ディザ又は万線ディザである場合は分散ディザの場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くし、前記ディザ法が同じ場合で、前記線数が小さい場合は大きい場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くするものである。
立ち上げ温度を、中間調処理の有無と、使用する階調処理の種類とに基づいて変更することにより、立ち上げ温度を最適な温度に設定することができ、大幅な省エネ効果を得られるようになる。
使用する階調処理の種類がディザ法である場合は、さらにディザ法の種類や線数に基づいて立ち上げ温度を可変することにより、より緻密な温度制御を行うことができるようになり、一層の省エネ効果を期待できる。
請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、原稿から読み取った画像情報を出力するコピー出力と、外部装置から受け取った画像情報を出力するプリンタ出力とが可能な画像形成装置であって、前記コピー出力する場合は誤差拡散法による階調処理を行い、前記プリンタ出力する場合はディザ法による階調処理を行うように構成したものである。
上記のような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記ディザ法による階調処理を使用する場合、前記誤差拡散法による階調処理を使用する場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くするように構成したものである。
中間調処理手段として誤差拡散法が用いられる場合は、記録媒体上のトナーの多くが孤立した小さな点(ドット)となっているため、十分に高い温度で定着しないと印刷後に剥がれる虞がある。一方、ディザ法が用いられる場合は、誤差拡散法よりも孤立ドットのトナーが少ない。このため、ディザ法による階調処理を使用する場合、誤差拡散法による階調処理を使用する場合に比べて、立ち上げ温度を低くすることが可能である。
請求項の発明は、請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、定着画像の解像度と、画像ドット径の大きさの段階数と、の少なくとも1つを可変可能な複数の画像形成モードを備えた画像形成装置であって、選択した画像形成モードに基づいて前記ディザ法の種類と線数を変更するように構成したものである。
このような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、画像の文字領域と写真領域を検知する領域検知手段を備え、当該領域検知手段の検知結果に基づいて前記ディザ法の種類と線数を変更するように構成したものである。
このような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着部材と、当該定着部材を加圧して定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を誘導加熱する誘導加熱部とを備えるものである。
このような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱する加熱部材と、前記定着ベルトを外周側から加圧する加圧部材と、前記定着ベルトの内周側に配設され前記定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材とを備えるものである。
このような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着部材と、当該定着部材を加圧して定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材のうち少なくとも一方を加熱する加熱部材とを備え、当該加熱部材を、変形可能なフィルム状部材内に抵抗体発熱部を配設して成る面状発熱体で構成したものである。
このような構成の画像形成装置においても本発明の構成を適用可能である。
本発明によれば、定着処理を開始する前の立ち上げ温度を最適な温度に設定することができるので、大幅な省エネ効果を実現することが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 前記画像形成装置に搭載した定着装置の構成を示す概略断面図である。 本実施形態における定着スリーブ(定着部材)の温度変化の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 各画像形成モードにおける写真領域と文字領域のディザ法の種類と線数の具体例を示す図である。 各種類のディザに対して中間調画像の定着性を示した図である。 階調処理方法としてディザ法を用いた場合のディザ種類と線数によって選択する立ち上げ温度を示す図である。 画像形成モードごとの立ち上げ温度を、写真領域と文字領域、中間調画像の有無によって表示した図である。 本発明の第2実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 PDLソフトについての図である。 本発明の構成を適用可能な他の定着装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の構成を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す概略断面図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明を適用する画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体100には、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電ローラ3等を備えた帯電装置と、感光体2の表面にトナー(現像剤)を供給する現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするための感光体クリーニングブレード5等を備えたクリーニング装置などで構成されている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1M,1C,1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザー光を照射するようになっている。
また、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、支持部材としての駆動ローラ9と従動ローラ10に張架されており、駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することによって、中間転写ベルト8は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
また、中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
装置本体100の下部には、紙やOHP等のシート状の記録媒体Pを収容した給紙カセット15が配設されている。給紙カセット15には、収容されている記録媒体Pを送り出す給紙ローラ16が設けてある。一方、装置本体100の上部には、記録媒体を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排出された記録媒体をストックするための排紙トレイ18とが配設されている。
装置本体100内には、記録媒体Pを給紙カセット15から二次転写ニップを通って排紙トレイ18へ搬送するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも記録媒体搬送方向上流側には一対のレジストローラ19が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録媒体搬送方向下流側には、定着装置20が配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの感光体2が図の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9が回転駆動し、中間転写ベルト8を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2上の各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト8はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転して、給紙カセット15から記録媒体Pが搬出される。搬出された記録媒体Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が記録媒体P上に一括して転写される。その後、記録媒体Pは定着装置20に送り込まれトナー画像が記録媒体P上に定着される。そして、記録媒体Pは一対の排出ローラ17によって排紙トレイ18に排出される。
以上の説明は、記録媒体にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2を参照して、上記定着装置の構成及び動作について説明する。
定着装置20は、記録媒体P上の未定着画像Tを定着する定着部材としての定着スリーブ22と、その定着スリーブ22を保持する保持部材としての定着ローラ21と、定着スリーブ22を加熱する加熱部材としての誘導加熱部30と、定着スリーブ22を加圧する加圧部材としての加圧ローラ23等で構成される。
ここで、定着スリーブ22は、厚さが30〜50μmの金属材料からなる基材上に弾性層、離型層を順次形成したものであって、外径が40mmになっている。定着スリーブ22の基材を形成する材料としては、鉄、コバルト、ニッケル、又は、これらの合金等の磁性金属材料を用いることができる。定着スリーブ22の弾性層は、シリコーンゴム等の弾性材料からなり、その厚さは150μmになっている。これにより、熱容量がそれ程大きくなく、定着ムラのない良好な定着画像を得ることができる。また、定着スリーブ22の離型層は、PFA等のフッ素化合物をチューブ状に被覆したものであって、その厚さは50μmになっている。離型層は、トナー像(トナー)Tが直接的に接する定着スリーブ22表面のトナー離型性を高めるためのものである。
定着ローラ21は、ステンレス鋼等の金属材料からなる円筒状の芯金21a上に、シリコーン発泡体からなる耐熱弾性層21bが形成されたものであって、外径が約40mmになっている。定着ローラ21の弾性層21bは、肉厚が9mmで、軸上におけるアスカー硬度が30〜50度となるように形成されている。定着ローラ21は、定着スリーブ22の内周面に当接して、薄肉の定着スリーブ22をローラ状に保持している。
加圧ローラ23は、アルミニウム、銅等の高熱伝導性金属材料からなる芯金23a上に、シリコーンゴム等の耐熱性弾性層23b、離型層(不図示である)が順次形成されたものであって、外径が40mmになっている。弾性層23bは、肉厚が2mmとなるように形成されている。離型層は、PFAチューブを被覆したものであって、厚さが50μmになるように形成されている。加圧ローラ23は、定着スリーブ22を介して定着ローラ21に圧接していて、その圧接部にニップ部を形成している。そして、このニップ部に、記録媒体Pが搬送されることになる。
誘導加熱部30は、励磁コイル31、コア部32、消磁コイル部33等で構成される。励磁コイル31は、定着スリーブ22の外周の一部を覆うように配設されたコイルガイド上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向(図2の紙面垂直方向である)に延設したものである。消磁コイル部33は、記録媒体幅方向に相当する位置関係で対称に配置され、励磁コイル31上に重なって配置されている。コア部32は、フェライト等の強磁性体(比透磁率が2500程度である)からなり、定着スリーブ22に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコア32bやサイドコア32aが設けられている。コア部32は、幅方向に延設された励磁コイル31に対向するように設置されている。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
不図示の駆動モータによって、加圧ローラ23が図2の時計方向に回転駆動されると、これに伴い定着スリーブ22が反時計方向に従動回転する。このとき、定着スリーブ22を保持する定着ローラ21は、積極的に回転駆動されないことになる。そして、発熱部材及び定着部材としての定着スリーブ22は、誘導加熱部30との対向位置で、誘導加熱部30から発生される磁束によって加熱される。
詳しくは、不図示の電源部から励磁コイル31に10kHz〜1MHz(好ましくは、20kHz〜800kHzである)の高周波交番電流を流すことで、励磁コイル31に対向する定着スリーブ22の近傍に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、定着スリーブ22の基材(発熱層)に渦電流が生じて、基材はその電気抵抗によってジュール熱が発生して誘導加熱される。
こうして、定着スリーブ22は、自身の基材の誘導加熱によって加熱される。
誘導加熱部30によって加熱された定着スリーブ22の表面は、加圧ローラ23とのニップ部に達する。そして、搬送される記録媒体P上の、未定着トナー像T(トナー)を加熱して溶融する。
詳しくは、先に説明した作像プロセスを経てトナー像Tを担持した記録媒体Pが、ガイド板24に案内されながら定着スリーブ22と加圧ローラ23との間に送入される(矢印Y1の搬送方向の移動である)。そして、定着スリーブ22から受ける熱と加圧ローラ23から受ける圧力とによってトナー像Tが記録媒体Pに定着され、定着分離板25及び加圧分離板26によって定着スリーブ22から分離されながら、記録媒体Pはニップ部から送出される。ニップ部を通過した定着スリーブ22表面は、その後に再び誘導加熱部30との対向位置に達する。
以上が本発明を適用する画像形成装置、定着装置の全体構成および動作である。
以下、本発明の特徴部分について説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る構成及び動作について説明する。
本発明の画像形成装置に搭載されたCPU等の制御手段は、画像情報を階調処理する階調処理手段と、定着処理を開始する前の定着装置の立ち上げ温度を変更する立ち上げ温度可変手段とを有している。ここで、「定着処理を開始する前の定着装置の立ち上げ温度」とは、定着ニップへの記録媒体の供給を開始する前に定着部材が所定の温度まで加熱されるときの当該所定の温度を言う。
図3は、本実施形態における定着スリーブ(定着部材)の温度変化の一例を示す図である。
図3に示すように、定着スリーブを加熱する加熱モードは、電源がONになったときから、「立ち上げモード」、「通紙前回転モード」、「通紙モード」の順に移行する。これらの各加熱モードでは、それぞれの加熱目標温度と定着スリーブ及び加圧ローラの回転速度が個別に設定されている。また、「通紙モード」の前に「通紙前回転モード」を行うように設定しているのは、「通紙前回転モード」において、定着スリーブと加圧ローラを「通紙モード」の回転速度よりも遅い回転速度で回転させつつ、「通紙モード」よりも高い温度で加熱することにより、その後の「通紙モード」における記録媒体の供給で熱を奪われて定着スリーブの温度が落ち込むのを最小限に留めるためである。
図3に記載の「立ち上げ温度」は、「立ち上げモード」から「通紙前回転モード」へ移行するための定着スリーブ(定着部材)の設定温度であり、上記立ち上げ温度変更手段によって変更される温度である。また、同図に記載の「給紙許可温度」は、「通紙前回転モード」から「通紙モード」へ移行するための定着スリーブ(定着部材)の設定温度である。
また、本実施形態では、階調処理として、ディザ法と誤差拡散法との2種類を用いている。ディザ法とは、濃淡画像を2値(黒と白)で表示する方法である。これは、通常の二値化と類似しており、適当に変化する閾値で行うことにより、遠目から見ると二値であるが、白黒の濃淡があるように見える。一方、誤差拡散法とは、中間階調の処理で画像を滑らかに表現する方法の一種であり、デジタル画像の画素(ピクセル)の処理で生じた誤差を周囲の画素へ割り振り、その後も誤差を割り振った影響を考慮して処理を行うことで全体としての誤差を最小にする方法である。
また、本実施形態では、立ち上げ温度が3段階に設定されており、上記立ち上げ温度可変手段によって3段階のいずれかの温度に選択されるようになっている。通常、立ち上げ温度の設定は、使用する記録媒体の種類が変わらなければ、その記録媒体において最も定着に不利な画像種類でも定着不良等の不具合が生じないような値に設定されている。ここでは、最も定着に不利な画像種類の場合に設定する立ち上げ温度をノーマル温度(第1の立ち上げ温度)として設定している。また、ノーマル温度から少し下げた立ち上げ温度をレベル1温度(第2の立ち上げ温度)とし、ノーマル温度から大幅に下げた立ち上げ温度をレベル2温度(第3の立ち上げ温度)として設定している。例えば、レベル1温度はノーマル温度よりも5℃低い温度、レベル2温度はノーマル温度よりも10℃低い温度に設定する。
以下、図4のフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法について詳しく説明する。
まず、定着装置に供給される予定の記録媒体(連続印刷行う場合は最初に供給される記録媒体)に形成される画像に中間調処理(ハーフトーン)が有るか無いかを判断する(STEP1)。中間調処理の有無は、CMYK値により判断される。具体的には、パソコンからプリントする際に、ディスプレイのRGB値(0〜100%)からプリンタ画像処理によりCMYK値(0〜100%)に変換し、1ページごとにエンジンで描画するが、その際のCMYK値によって中間調処理の有無を判断する。その結果、中間調処理が「無し」と判断された場合、例えば、K=100%の場合は、ベタで定着性に有利なため低い立ち上げ温度を選択することが可能である。従って、中間調処理が「無し」と判断された場合は、上記ノーマル温度から大幅に下げたレベル2温度を選択する。
一方、中間調処理が「有り」と判断された場合、すなわちK=0〜99%の場合は、定着性に不利であり大幅に立ち上げ温度を下げることはできない。この場合、さらに、画像形成に使用された階調処理の種類の判断が行われる(STEP2)。中間調処理手段として誤差拡散法が用いられる場合は、記録媒体上のトナーの多くが孤立した小さな点(ドット)となっており、十分に高い温度で定着しないと印刷後に剥がれる可能性が高い。従って、中間調処理の種類が誤差拡散法であると判断された場合は、立ち上げ温度を下げることができないため、通常の立ち上げ温度であるノーマル温度を選択する。
一方、ディザ法が用いられる場合は、例えば、線を描いて階調を表現するため、誤差拡散法よりも孤立ドットのトナーが少ない。しかし、上記中間調処理が無い場合に比べれば定着性に不利であるため、ディザ法であると判断された場合は、レベル1温度を選択する。
以上のようにして、本実施形態では立ち上げ温度の選択が行われ、これに基づき立ち上げモードでの加熱が行われる。
次に、本発明の第2実施形態に係る制御方法について説明する。
本実施形態では、パソコン等の外部装置から受け取った画像情報を出力するプリンタ出力を行う場合と、複写機能により原稿から読み取った画像情報を出力するコピー出力を行う場合とで、使用する階調処理を変更するようにしている。具体的には、プリンタ出力の場合はディザ法を用い、コピー出力の場合は誤差拡散法を使用する。さらに、プリンタ出力の場合は、目的に応じて定着画像の解像度と、画像ドット径の大きさの段階数と、の少なくとも1つを可変可能な複数の画像形成モードが設定されている。具体的には、定着画像の解像度の変更は、単位面積当たりのドット数を変更することによって行う。例えば、600dpi、1200dpiなど、1インチ当たりのドット数(ドット密度)を変更する。また、画像ドット径の大きさの段階数の変更は、ビット数を変更することによって行う。本実施形態では、プリンタ出力における画像形成モードは、速度優先の一般文書モードと、画質優先の一般文書モードと、写真(画質優先)モードと、高解像度モードとがある。各モードにおける解像度と画像ドット径の大きさの段階数は、速度優先の一般文書モードの場合は600dpi、1bit、画質優先の一般文書モードの場合は600dpi、2bit、写真(画質優先)モードの場合は600dpi、4bit、高解像度モードの場合は1200dpi、1bitに設定されている。
速度優先の一般文書モードは、生産性に有利なモードであり、低線数のため文字や線のギザギザが目立ちやすいが、画像処理に要する時間が短い。
画質優先の一般文書モードは、文字領域が分散ディザであり、速度優先の一般文書モードよりも高線数となる。このモードでは、速度優先の一般文書モードに比べて文字のギザギザが改善され、写真領域も万線ディザで色ムラに強い。しかし、画質を優先するため、速度優先の一般文書モードに比べて生産性(例えば、ある画像をデータ入力してからプリント完了までの時間)が低下する。
写真(画質優先)モードは、画質優先の一般文書モードよりも写真領域がさらに高線数となり、より高解像度の画像となり粒状性が向上する。
また、高解像度モードは、写真領域と文字領域のいずれも写真(画質優先)モードよりもさらに高線数となり、本実施形態において最も解像度が高いモードであって、文字や線画の鮮鋭性が高い。
各モードの切り換えは、ユーザーが装置本体に設けたコントロールパネルによって切換可能となっている。また、紙種を検知する紙種検知手段を設け、その検知情報により紙種に基づいてモードを変更可能にしてもよい。
また、本実施形態の画像形成装置は、画像の文字領域と写真領域を検知する領域検知手段を備えており、この領域検知手段の検知結果(文字領域か写真領域か)に基づいて、上記4つの画像形成モードごとにディザ法の種類と線数が変更されるようになっている。図5に、上記各モードにおける写真領域と文字領域のディザ法の種類と線数の具体例を示す。
ところで、孤立ドットが多い中間調画像(ハーフトーン)などでは定着性が良くないことは従来から知られているが、中間調画像の定着性は、書き込むディザ法の種類によって大きく異なる。以下、これについて説明する。
図6は、各種類のディザに対して中間調画像(ハーフトーン)の定着性を示した図である。
評価方法としては、各種の階調処理方法を用いてハーフトーン画像を出力する。このとき、ハーフトーンの画像濃度は、エックスライト社のX-rite 938を用いて測定した画像濃度(ID)の値にして、0.5から1.0までの濃度にて0.05刻みで11サンプルを用意する。また、このサンプルの定着温度として、130℃、140℃、150℃の3条件を用意する。
そして、各サンプルのスミア定着性を評価する。ここで、スミア定着性とは、コピー/プリンタ画像の定着性判定方法の1つであり、ハーフトーン画像におけるトナーの剥がれやすさを評価するものである。その測定方法を以下に述べる。
ベース濃度(ID)がエックスライト社製の分光濃度計にて0.75±0.1であるハーフトーンのサンプルを白綿布で所定の荷重をかけて5往復させて擦り、トナーが付着した部分の白綿布の濃度を分光濃度計で測定する。擦った後の白綿布の濃度が高いほど、紙からトナーが剥がれやすいことになり、定着性が悪いと判断する。このとき、同一定着温度、同一画像処理情報のサンプルで最もスミアID値が高い値を、その階調処理における定着性のスミアID値とする。これを各種階調処理別に、縦軸をスミアID値、横軸を定着温度としてプロットする。図6のグラフでは、スミアIDが大きいほど定着性が悪いことを示している。
図6のグラフを見ると、プリンタ出力でのほとんどのディザ種類では、コピー出力での誤差拡散に比べて定着性が良い。しかし、プリンタ出力で文字などによく使用される分散ディザの場合は、コピー出力の場合よりも定着性に劣っている。このように、定着性の良否は、単純にプリンタ出力かコピー出力かなどの一つの要因によって決定できるものではない。従って、定着温度の制御は、各出力画像の定着性に合わせて行うことが望ましい。
そこで、第2実施形態における立ち上げ温度の制御方法では、上記第1実施形態と同様の制御フローに加え、さらに、階調処理としてディザ法を使用する場合は、そのディザの種類と線数に基づき立ち上げ温度を変更するようにしている。
図7は、上記図6のグラフでの検討結果を基に、階調処理方法としてディザ法を用いた場合のディザ種類と線数によって選択する立ち上げ温度を示す図である。
ここで、ノーマル温度とレベル1温度は上記と同様の立ち上げ温度である。図7に示す例では、集中ディザと万線ディザの場合、線数が200[lpi]までであれば立ち上げ温度をレベル1温度に下げるように設定している。また、分散ディザを用いた場合は、200[lpi]以上の線数では、常にノーマル温度よりも下げないように設定されている。
また、図8は、上記図5と図7に基づいて、画像形成モードごとの立ち上げ温度を、写真領域と文字領域、中間調画像の有無によって表示したものである。
なお、図8では、中間調画像が無い場合を「100%画像のみ」(ベタ画像のみ)と表示し、中間調画像がある場合を「100%未満画像あり」と表示している。
以下、図9のフローチャートを参照して、本発明の第2実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法について説明する。なお、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、立ち上げ温度を、ノーマル温度、レベル1温度、レベル2温度の3段階に分けて設定している。
図9において、STEP1とSTEP2は、図4のフローチャートに示す第1実施形態のSTEP1及びSTEP2と同様のフローである。従って、これらについての説明は省略し、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図9のSTEP2において階調処理種類がディザ法であると判断された場合は、そのディザ法の種類の判断を行う(STEP3)。その結果、ディザ法として分散ディザを使用していると判断された場合は、分散ディザは他のディザ(集中ディザ、万線ディザ)に比べて同じ線数でも定着性が不利であり、立ち上げ温度を下げることはできないため、ノーマル温度を選択する。
一方、分散ディザ以外のディザ(集中ディザ、万線ディザ)を使用していると判断された場合は、さらに線数を判断する(STEP4)。その結果、線数が200[lpi]未満であると判断された場合は、比較的定着性が有利なため、ノーマル温度から少し下げたレベル1温度を選択する。これに対し、線数が200[lpi]以上であると判断された場合は、定着性が不利であるため、ノーマル温度を選択する。
以上のようにして、第2実施形態では立ち上げ温度の選択が行われ、これに基づき立ち上げモードでの加熱が行われる。
続いて、本発明の第3実施形態に係る制御方法について説明する。
本実施形態では、形成された画像がモノクロ画像又はフルカラー画像であるか、画像中に文字領域や写真領域の有無についても判断して立ち上げ温度を選択するようにしている。
以下、図10〜図12のフローチャートを参照して、本発明の第3実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法について説明する。なお、本実施形態においても、上記各実施形態と同様に、立ち上げ温度を、ノーマル温度、レベル1温度、レベル2温度の3段階に分けて設定している。
まず、図10に示すように、入力画像情報からプリンタ出力かコピー出力かを判断する(STEP1)。本実施形態においても、上記と同様に、プリンタ出力の場合はディザ法を用い、コピー出力の場合は誤差拡散法を使用するようにしている。すなわち、ここではプリンタ出力かコピー出力かを判断することにより、階調処理種類の判断を行っている。その結果、コピー出力と判断された場合は、誤差拡散法を使用しているので、上記と同様に立ち上げ温度を下げることができずノーマル温度を選択する。なお、階調処理法として誤差拡散法を使用する場合であっても、ドットの大きさやハーフトーンの有無などにより立ち上げ温度を制御するようにしても構わない。
一方、プリンタ出力と判断された場合は、さらに、画像がモノクロ画像かフルカラー画像かを判断する(STEP2)。モノクロ画像の場合は、階調処理手段としてディザ法を使用しているため、そのディザ種類及び線数に応じて立ち上げ温度をノーマル温度よりも下げることができるか否か、次の画像処理情報1を取得して判断する。これは、モノクロ画像の定着下限温度はスミア定着性で決まっており、万線ディザや集中ディザなどのディザ種類に応じて孤立トナーが少ないものが存在するため、孤立トナーが少なくハーフトーンのスミア定着性が有利な場合は、立ち上げ温度の低下を実行できる可能性があるためである。
また、フルカラー画像の場合にも階調処理方法としてディザ法を使用している。しかし、フルカラー画像は、単色のモノクロに比べて、2色以上のトナーが重なる可能性があり、トナー付着量が多く、スミア定着性よりもベタ描画定着性やコールドオフセットが律速になるため、本実施形態ではフルカラー画像の場合、立ち上げ温度下げを行わない。従って、フルカラー画像と判断された場合は、ノーマル温度を選択する。なお、フルカラー画像の場合でも、トナー付着量などによって立ち上げ温度を変更する制御を追加してもよい。
次に、図11において、上記モノクロ画像の場合、さらに画像処理情報1を取得して立ち上げ温度をノーマル温度よりも下げることができるか否かを判断する工程について説明する。
図11に示すように、この工程では、画像処理情報1から画像が通常モードか高解像度モードかを判断する(STEP3)。ここでいう高解像度モードとは、上述の高解像度モードと同様であり、通常モードとは、高解像度モード以外の上記各モード(速度優先の一般文書モード、画質優先の一般文書モード、写真モード)のことである(図5参照)。
高解像度モードであると判断された場合は、線数が高いため、立ち上げ温度を下げないノーマル温度を選択する。なお、高解像度モードであっても、ハーフトーンの有無などを判断して、ハーフトーンが無い場合は立ち上げ温度を下げるように制御してもよい。
一方、通常モードの場合は、立ち上げ温度下げを行える可能性があり、次の画像処理情報2を取得して判断する。
図12において、上記通常モードの場合、さらに画像処理情報2を取得して立ち上げ温度をノーマル温度よりも下げることができるか否かを判断する工程について説明する。
図12に示すように、この工程では、まず、文字領域の有無を判断する(STEP4)。文字領域が「有り」と判断された場合は、次に、画像が100%未満画像(中間処理)の有無を判断する(STEP5)。これにより、100%未満画像が「有り」と判断された場合は、さらに、速度優先の一般文書モードであるか否かを判断する(STEP6)。
ここで、速度優先の一般文書モードの場合は、上記と同様に集中ディザを使用し、それ以外の画質優先の一般文書モードと写真モードの場合は、分散ディザを使用している(図5参照)。従って、画像が文字領域を有し、その文字領域が100%未満画像を有し、速度優先の一般文書モードである場合は、孤立トナーが少ない集中ディザを使用しているので、多少の立ち上げ温度下げが可能であり、レベル1温度を選択する。
一方、画像が文字領域を有し、その文字領域が100%未満画像を有するが、速度優先の一般文書モード以外のモードである場合は、定着性に不利な分散ディザを使用しているので、立ち上げ温度下げを行わずにノーマル温度を選択する。
また、上記STEP4と5において、文字領域が「無し」、100%未満画像が「無し」と判断された場合は、写真領域の有無を判断する(STEP7)。写真領域が「有り」と判断された場合は、さらに、100%未満画像の有無を判断する(STEP8)。その結果、写真領域を有し、その写真領域が100%未満画像を有する場合は、上記と同様に万線ディザを使用しているので(図5参照)、孤立トナーが少なく、多少の立ち上げ温度下げが可能であり、レベル1温度を選択する。これに対し、STEP7と8において写真領域が「無し」、100%未満画像が「無し」と判断された場合は、レベル2温度を選択する。この場合は、中間調画像がなく100%のベタ画像であるため、定着性の余裕度が大きく、温度を大幅に下げることができるからである。なお、100%のベタ画像であるか否かは上気説明した通り、画像のCMYK値によって判断する。
以上が、本発明の第3実施形態に係る立ち上げ温度の制御方法について説明である。
以下、本発明におけるディザを判別する方法について説明する。
図13はPDLソフトについての図である。
PDLソフトは、PSやPCL、RICOHのRPCSなどPDLの種類ごとに構文解析を行うパーサ部301と、PDLの画像形成を行う描画コア部302から成る。描画コア部302は、テキスト、イメージ、ベクターグラフィックス、描画設定情報を受け取るためのI/Fである描画モジュールI/F部303と、テキスト、イメージ、ベクターグラフィックスなどの描画データと色や透過設定などを持つ描画設定情報を保存する中間データ保存部304と、保存先のメモリ305と、描画データに基づいて出力イメージデータとしてレンダリングする複数の描画処理部500で構成される。使用されるディザ情報はPDLパーサ部301が起動時にROM領域など環境から取得し、描画コア部302に提供する。
ここで、あるページの定着温度を制御する手法を説明する。
ホストPC上のドライバからコントローラへ送られてくる印刷データは、ジョブを単位とし、一つのジョブは一つ以上のページから構成され、1ページは一つ以上のバンドから構成されているとする。ジョブ中には描画コマンドや設定のための情報が含まれている。代表的な描画コマンドには文字、図形、イメージがある。また、描画色を設定するためのコマンド、ページの解像度などを設定するためのコマンドも含まれている。印刷データを受け取ったPDLパーサ301は描画コマンドなどに切り分けて描画モジュールI/F303へ伝達する。描画モジュールI/F303から情報を受け取れる使用ディザ判定部306は、ページの解像度や深さ、その他の設定をもとに、先に渡されていたこの環境で使用されるディザ情報の中からこのページで使用するディザIDを選択する。次に描画色が設定され、描画モジュールI/F303の中の描画コマンドI/Fが呼ばれると、その描画コマンドの描画先座標で使用されるディザがプレーンと濃度値まで確定する。使用ディザ判定部306は描画モジュールI/F303に含まれている場合もある。ディザID、プレーン、濃度値まで確定すると、定着温度情報も決まるので、その描画コマンドでの定着温度情報が求まることになる。
図14は、本発明の構成を適用可能な他の定着装置の構成を示す概略断面図である。
図14に示すように、この定着装置50は、記録媒体P上の未定着画像Tを当該記録媒体Pに定着させる無端状の定着ベルト51と、定着ベルト51の内周面を支持する支持部材としての金属パイプ52と、定着ベルト51を加熱する加熱部材としてのヒータ53と、定着ベルト51を外周側から加圧する加圧部材しての加圧ローラ54と、定着ベルト51の内周側に配設されると共に定着ベルト51を介して加圧ローラ55に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材55と、補助ステー56とを備える。
定着ベルト51は、SUSやニッケルから成る基材と、その上に被覆されたシリコーンゴムとPFAから成る表層で構成されている。金属パイプ52は、SUSやニッケルから成る基材を有し、定着ベルト51と接触する外周面には、フッ素系の摺動塗装を施すことが望ましい。加圧ローラ54は、金属製の芯金とその外周を被覆するシリコーンゴムから成る弾性層で構成されている。ニップ形成部材55は、フッ素ゴム等をPTFEシート等で巻いたものである。
ヒータ53が発熱することによって、金属パイプ52が加熱される。これにより、接触している定着ベルト51の温度が上昇する。そして、定着ベルト51の温度が定着目標温度まで達した状態で、未定着のトナー画像Tが担持された記録媒体Pが、回転する定着ベルト51と加圧ローラ54との間の定着ニップを通過することによって、記録媒体P上の未定着画像Tが定着される。また、定着動作によって温度が下がった定着ベルト51は再びヒータ53によって加熱される、という流れを繰り返す。
図15は、本発明の構成を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す概略断面図である。
図15に示すように、この定着装置60は、定着部材としての定着スリーブ61と、定着スリーブ61を加圧する加圧部材としての加圧ローラ62と、定着ベルト61の内周側に配設されると共に定着ベルト61を介して加圧ローラ62に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材63と、定着ベルト61を加熱する加熱部材としての面状発熱体64と、面状発熱体64を所定位置で支持する発熱体支持部材65等を備える。また、図15において、符号66は端子台ステー、符号67は給電線、符号68はコア保持部材である。
面状発熱体64は、変形可能なフィルム状部材内に抵抗体発熱部を配設して成る。また、面状発熱体64は、定着スリーブ61の内周面に当接し、定着スリーブ61を直接加熱するように構成されている。また、面状発熱体64を定着スリーブ61に対して近接して配設してもよい。この場合、定着スリーブ61が加熱され、温度が定着目標温度まで達した状態で、未定着のトナー画像Tが担持された記録媒体Pが、回転する定着スリーブ61と加圧ローラ62との間の定着ニップを通過することによって、記録媒体P上の未定着画像Tが定着される。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明を適用可能な定着装置は、上述の定着装置に限らない。例えば、加圧ローラの代わりに加圧ベルト等の加圧部材を用いてもよいし、加圧部材を加熱する加熱部材を設けてもよい。また、本発明に係る画像形成装置も、図1に示すカラーレーザープリンタに限らず、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置であってもよい。
以上のように、本発明によれば、立ち上げ温度を、中間調処理の有無と、使用する階調処理の種類とに基づいて変更することにより、立ち上げ温度を最適な温度に設定することができ、大幅な省エネ効果を得られるようになる。さらに、上記本発明の第2実施形態や第3実施形態のように、ディザ法の種類や線数、その他の要因を組み合わせることにより、種々の条件に応じたより緻密な温度制御が実現でき、一層の省エネ効果を期待できる。
20 定着装置
22 定着スリーブ(定着部材)
23 加圧ローラ(加圧部材)
30 誘導加熱部(加熱部材)
50 定着装置
51 定着ベルト(定着部材)
53 ヒータ(加熱部材)
54 加圧ローラ(加圧部材)
55 ニップ形成部材
60 定着装置
61 定着スリーブ(定着部材)
62 加圧ローラ(加圧部材)
63 ニップ形成部材
64 面状発熱体(加熱部材)
P 記録媒体
T 未定着画像
特許3295273号公報

Claims (8)

  1. 記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、
    定着処理を開始する前の定着装置の立ち上げ温度を変更する立ち上げ温度可変手段と、
    画像情報を階調処理する階調処理手段とを備え、
    中間調処理の有無と、使用する階調処理の種類とに基づいて、前記立ち上げ温度を変更するように構成し
    前記階調処理手段は階調処理の種類の1つとしてディザ法を有し、
    前記使用する階調処理の種類がディザ法である場合は、さらに前記ディザ法の種類と線数とに基づいて前記立ち上げ温度を変更するように構成し、
    前記線数が所定の線数の場合で、前記ディザ法が集中ディザ又は万線ディザである場合は分散ディザの場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くし、
    前記ディザ法が同じ場合で、前記線数が小さい場合は大きい場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿から読み取った画像情報を出力するコピー出力と、外部装置から受け取った画像情報を出力するプリンタ出力とが可能な画像形成装置であって、
    前記コピー出力する場合は誤差拡散法による階調処理を行い、前記プリンタ出力する場合はディザ法による階調処理を行うように構成した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ディザ法による階調処理を使用する場合、前記誤差拡散法による階調処理を使用する場合に比べて、前記立ち上げ温度を低くするように構成した請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 定着画像の解像度と、画像ドット径の大きさの段階数と、の少なくとも1つを可変可能な複数の画像形成モードを備えた画像形成装置であって、
    選択した画像形成モードに基づいて前記ディザ法の種類と線数を変更するように構成した請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像の文字領域と写真領域を検知する領域検知手段を備え、当該領域検知手段の検知結果に基づいて前記ディザ法の種類と線数を変更するように構成した請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着部材と、当該定着部材を加圧して定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を誘導加熱する誘導加熱部とを備える請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱する加熱部材と、前記定着ベルトを外周側から加圧する加圧部材と、前記定着ベルトの内周側に配設され前記定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材とを備える請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着装置は、記録媒体上の未定着画像を当該記録媒体に定着させる定着部材と、当該定着部材を加圧して定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材のうち少なくとも一方を加熱する加熱部材とを備え、当該加熱部材を、変形可能なフィルム状部材内に抵抗体発熱部を配設して成る面状発熱体で構成した請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2010247494A 2010-11-04 2010-11-04 画像形成装置 Active JP5674240B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010247494A JP5674240B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 画像形成装置
US13/285,711 US9235170B2 (en) 2010-11-04 2011-10-31 Image forming apparatus capable of obtaining good fixed condition regardless of type of gradation sequence processing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010247494A JP5674240B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012098605A JP2012098605A (ja) 2012-05-24
JP5674240B2 true JP5674240B2 (ja) 2015-02-25

Family

ID=46019737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010247494A Active JP5674240B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9235170B2 (ja)
JP (1) JP5674240B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5850301B2 (ja) 2010-11-04 2016-02-03 株式会社リコー 画像形成装置
US9354568B2 (en) 2012-07-27 2016-05-31 Lexmark International, Inc. Method and system for controlling a fuser assembly using temperature feedback
US9740148B2 (en) * 2012-07-27 2017-08-22 Lexmark International, Inc. Method and system for controlling a fuser assembly
JP2014074894A (ja) * 2012-09-13 2014-04-24 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP6334872B2 (ja) * 2013-09-11 2018-05-30 キヤノン株式会社 画像形成装置、制御装置およびそれらの制御方法
JP6299685B2 (ja) * 2015-06-29 2018-03-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像形成プログラム

Family Cites Families (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01267582A (ja) 1988-04-19 1989-10-25 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JPH04156490A (ja) 1990-10-19 1992-05-28 Nec Corp 定着装置
JPH06161196A (ja) 1992-11-25 1994-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH07319238A (ja) * 1994-05-20 1995-12-08 Canon Inc 画像形成装置
JP3039273B2 (ja) * 1994-05-25 2000-05-08 キヤノン株式会社 印刷制御装置及び印刷制御方法
JP3295273B2 (ja) 1995-04-07 2002-06-24 キヤノン株式会社 画像形成方法及び装置
US5708949A (en) 1995-04-18 1998-01-13 Ricoh Company, Ltd. Image fixing device for image forming apparatus
JP3238047B2 (ja) * 1995-05-08 2001-12-10 キヤノン株式会社 画像形成方法及び装置
JPH09197911A (ja) 1996-01-18 1997-07-31 Canon Inc 画像形成装置
US6559421B1 (en) 1999-10-29 2003-05-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and fixing device therefor
JP2002082559A (ja) 2000-06-22 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 加熱ローラ及び加熱ローラの製造方法及び加熱装置及び定着装置及び画像形成装置
JP2002082570A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置
JP3998955B2 (ja) 2000-12-20 2007-10-31 株式会社リコー 定着装置およびこれを用いた画像形成装置
US6795676B2 (en) 2001-06-01 2004-09-21 Ricoh Company, Ltd Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
JP2003162184A (ja) 2001-11-26 2003-06-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6795678B2 (en) 2001-11-29 2004-09-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for fixing a toner image on a sheet or recording medium by use of a belt member
JP3902565B2 (ja) 2002-05-31 2007-04-11 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2004070011A (ja) 2002-08-06 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置および定着制御方法
JP2004133216A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Canon Inc カラー画像形成装置
JP4386339B2 (ja) * 2003-10-10 2009-12-16 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成方法
JP2005189799A (ja) 2003-12-05 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2005195938A (ja) 2004-01-08 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP4393265B2 (ja) * 2004-05-07 2010-01-06 株式会社リコー 画像形成装置
JP2005326524A (ja) 2004-05-13 2005-11-24 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP4558383B2 (ja) 2004-06-14 2010-10-06 株式会社リコー 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2006133580A (ja) 2004-11-08 2006-05-25 Canon Inc 画像形成装置
JP4621015B2 (ja) * 2004-12-10 2011-01-26 キヤノン株式会社 加熱装置
JP2006191294A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
JP5086646B2 (ja) 2006-03-23 2012-11-28 株式会社リコー 像担持体用保護剤及びその製造方法、並びに保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2007271870A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4852402B2 (ja) 2006-11-28 2012-01-11 株式会社リコー 絶縁性トナーの光バイアス制御方法及び画像形成装置
JP2008158167A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2008185638A (ja) 2007-01-26 2008-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008268784A (ja) 2007-04-25 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 定着装置,画像形成装置
US7941075B2 (en) 2008-06-11 2011-05-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a cleaner-less image carrier cleaning system
JP5455018B2 (ja) 2008-09-17 2014-03-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP5268020B2 (ja) 2008-10-22 2013-08-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP2010176001A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、定着温度制御方法、及び定着温度制御プログラム
JP2010176011A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Canon Inc 画像形成装置
JP5332777B2 (ja) * 2009-03-18 2013-11-06 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
EP2290469A1 (en) * 2009-08-20 2011-03-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing device including resistive heating layer and image forming apparatus including the fusing device
JP5370858B2 (ja) * 2010-03-08 2013-12-18 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システム、定着制御方法、プログラム及び記録媒体
US20110229232A1 (en) 2010-03-17 2011-09-22 Takeshi Kojima Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant
JP5482349B2 (ja) * 2010-03-18 2014-05-07 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システム、定着制御方法、プログラム及び記録媒体
JP5850301B2 (ja) * 2010-11-04 2016-02-03 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012098605A (ja) 2012-05-24
US9235170B2 (en) 2016-01-12
US20120114359A1 (en) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10228641B2 (en) Fixing device and fixing temperature control method of fixing device
US8543019B2 (en) Image forming apparatus
JP5674240B2 (ja) 画像形成装置
JP7031241B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US10317831B2 (en) Image forming system, image forming method, imaging forming apparatus, job management method, and computer-readable non-transitory recording medium strong job management program
JP6223321B2 (ja) 画像形成装置
JP2012063398A (ja) 画像形成装置
JP2007193165A (ja) 画像形成装置
JP5628075B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよびその記録媒体
JP6070679B2 (ja) 画像形成装置及び濃度補正方法
JP2011237800A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2016142862A (ja) 画像形成装置
JP2014219444A (ja) 画像形成装置
JP2012242751A (ja) 画像形成装置
US10295930B2 (en) Applied voltage control device, image forming apparatus, method, and non-transitory computer-readable storage medium that control an alternating current development voltage applied to move a developer
US9063490B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
JP2015169733A (ja) 画像形成装置、制御装置およびそれらの制御方法
JP6237184B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6599519B2 (ja) 定着装置および定着装置の定着温度制御プログラム
JP5046807B2 (ja) 画像形成装置
JP6786991B2 (ja) 画像形成装置
JP2024039447A (ja) 画像形成装置
JP5178940B2 (ja) 画像形成装置
JP2021107847A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP2020056919A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5674240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151