JP2008158167A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録媒体に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 プリンタ1は、記録用紙の厚さを検出する紙厚センサ44によって検出された記録用紙の種類に応じて、定着器の温度を制御するCPU101と、紙厚センサ44によって検出された記録用紙の厚さを示すデータを記憶する不揮発性のEEPROM102とを備える。プリンタ1は、CPU101の制御のもとに、EEPROM102に記憶されている記録用紙の厚さに応じたウォームアップ温度を設定して定着器の加熱を開始した後、紙厚センサ44によって新たに検出された記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されているデータが示す記録用紙の厚さとの比較結果に基づいて、ウォームアップ温度を変更するか否かを決定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、通常、画像形成プロセスを実行する前に、画像形成を行う記録媒体の厚さを計測し、その厚さに適したプロセス値を決定している(例えば、特許文献1等参照。)。具体的には、画像形成装置においては、記録媒体の厚さに応じた適切な転写電圧、現像電圧、定着温度等が記録されたテーブルを予め作成しておき、計測した記録媒体の厚さに応じて、テーブルを参照して転写電圧、現像電圧、定着温度等のプロセス値を決定している。なお、画像形成装置においては、記録媒体の厚さを、当該記録媒体が給紙される度に毎回計測するか、又は、給紙トレイに収納されている記録媒体のうち1枚目の記録媒体の厚さのみを計測している。ただし、画像形成装置においては、記録媒体の厚さ計測を行うためには当該記録媒体を停止させる必要があることから、厚さ計測を毎回行う場合には、その度に約0.5秒程度の処理時間の損失を招来することになる。そのため、画像形成装置においては、給紙トレイの脱着が行われなければ同一種類の記録媒体が当該給紙トレイに入っているものとし、1枚目の記録媒体の厚さのみを計測していることが多い。
特開平10−171192号公報
しかしながら、従来の画像形成装置においては、電源オフの間に給紙トレイの脱着が行われた旨を電源投入時に把握することができないため、1枚目の記録媒体の厚さ計測を必ず行う必要があり、1枚目の記録媒体に対する画像形成に時間を要していた。
また、従来の画像形成装置においては、電源投入後、直ちに画像形成動作を行うことが可能なように、電源投入時の動作として、定着器の温度を推奨紙の紙厚のウォームアップ温度にまで上げており、時間を要していた。なお、従来の画像形成装置においては、定着器の温度が目標温度を超えた場合には、温度を下げる(クールダウン)ために30秒から1分以上もの時間を要していた。さらに、推奨紙よりも薄く定着温度が低い記録媒体が一般的に使用されている国や地域もあり、従来の画像形成装置においては、電源投入後1枚目の記録媒体に対する画像形成を行うと、クールダウンの状態になり、30秒程度待機時間が生じていた。さらにまた、近年では省電力化のため、電源をこまめに切るユーザや、自動的にスリープ状態になる画像形成装置も増えており、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録媒体に対する画像形成に時間を要するという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録媒体に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる画像形成装置は、入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部と、前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類を示すデータを記憶する不揮発性の記憶部とを備え、前記温度制御部は、前記記憶部に記憶されている前記記録媒体の種類に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類との比較結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定することを特徴としている。
このような本発明にかかる画像形成装置においては、記憶部に記憶されている記録媒体の種類に応じた目標温度を設定して定着部の加熱を開始した後、媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、記憶部に記憶されているデータが示す記録媒体の種類との比較結果に基づいて、目標温度を変更するか否かを決定することにより、推奨媒体と異なる記録媒体を使用した場合に、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後の印刷における記録媒体の種類検出の結果、記録媒体の変更がないものと判断された場合には、目標温度を再設定する必要がなくなる。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる画像形成装置は、入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部とを備え、前記温度制御部は、前記媒体種類検出部によって検出可能な記録媒体のうち、最も低い温度で定着される記録媒体に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定することを特徴としている。
このような本発明にかかる画像形成装置においては、媒体種類検出部によって検出可能な記録媒体のうち、最も低い温度で定着される記録媒体に応じた目標温度を設定して定着部の加熱を開始した後、媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に基づいて、目標温度を変更するか否かを決定することにより、推奨媒体と異なる記録媒体を使用した場合に、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後の印刷における記録媒体の種類検出の結果、記録媒体の変更がないものと判断された場合には、目標温度を再設定する必要がなくなる。このとき、本発明にかかる画像形成装置においては、記憶部からデータを読み出して目標温度を設定しないことから、処理の簡略化を図ることができ、記録媒体の種類を変えることが少ない実情に適した処理を行うことができる。
さらに、上述した目的を達成する本発明にかかる画像形成装置は、入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部と、前記記録媒体を収納する媒体収納部と、前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されたことを検出する脱着検出部とを備え、前記温度制御部は、所定の目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記脱着検出部の検出結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定することを特徴としている。
このような本発明にかかる画像形成装置においては、所定の目標温度を設定して定着部の加熱を開始した後、脱着検出部の検出結果に基づいて、目標温度を変更するか否かを決定することにより、推奨媒体と異なる記録媒体を使用した場合に、媒体収納部が脱着されていないことが検出された場合には、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後の印刷において目標温度を再設定する必要がなくなる。
本発明にかかる画像形成装置においては、記録媒体の変更がないものと判断された場合には、目標温度を再設定する必要がないことから、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録媒体に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置としてのプリンタである。
まず、本発明の第1の実施の形態として示すプリンタについて説明する。
図1に示すように、プリンタ1は、未画像形成の記録媒体としての記録用紙を収納する給紙トレイ内部に、記録用紙を取り出すためのシートレシーブ部11を備える。この給紙トレイに収納された記録用紙は、給紙ローラ12の回転に応じて、分離用舌辺等を併用してシートレシーブ部11から1枚ずつ分離されて繰り出される。そして、繰り出された記録用紙は、搬送ローラ13,14を介して、媒体搬送経路を形成する転写部へと所定のタイミングで搬送される。
転写部は、無端状で記録用紙を搬送する搬送ベルト15と、図示しないベルトモータとギヤを介して接続されて搬送ベルト15を駆動するベルト駆動ローラ16と、搬送ベルト15の回転に応じて回転するとともに当該搬送ベルト15が弛緩しないように張力を与える従動ローラ17と、図示しない電源から供給される電力に基づいて転写電圧を印加する転写ローラ18K,18Y,18M,18Cとを有する。
また、プリンタ1は、搬送ベルト15を挟むように転写ローラ18K,18Y,18M,18Cのそれぞれに対向させて、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のそれぞれに対応する4つの画像形成部20K,20Y,20M,20Cを備える。これら画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、この順序で記録用紙の給紙側から排紙側へと搬送ベルト15に沿って並設されており、後述する感光体ドラムの回転力と、搬送ベルト15の駆動搬送力とによって記録用紙を搬送しながら、当該搬送ベルト15上に載置された記録用紙に対して、各色のトナーを用いた画像形成を行う。
具体的には、画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、それぞれ、図2に示すように構成される。なお、同図においては、画像形成部20Kについてのみ示しているが、画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、用いるトナーが異なるのみで同一の構成である。
画像形成部20Kは、露光を行う露光ヘッド21Kを有する。露光ヘッド21Kは、例えばLED(Light Emitting Diode)ヘッド等からなり、感光体ドラム22Kの周囲に配設され、外部から受信した画像データに基づいて画像変調した光を、帯電された感光体ドラム22Kの表面に照射して露光し、当該感光体ドラム22K上に静電潜像を形成する。
また、画像形成部20Kは、例えばアルミニウム等からなる導電性基層と有機感光体とからなる表層が形成された感光体ドラム22Kを有する。この感光体ドラム22Kは、図示しない駆動モータが回転駆動することによって回転し、その表面に露光ヘッド21Kによる露光によって静電潜像を形成する。この感光体ドラム22Kの周囲には、当該感光体ドラム22Kと接触させて帯電ローラ23Kが配設されている。この帯電ローラ23Kは、図示しない電源によって正電圧又は負電圧が印加されることにより、接触した感光体ドラム22Kの表面を一様電圧に帯電させる。
さらに、画像形成部20Kにおいては、感光体ドラム22Kの周囲に現像ローラ24Kが配設されている。この現像ローラ24Kは、導電性の金属シャフトにシリコン等の半導電性ゴムがロール状に形成されたものであり、図示しない電源によって正電圧又は負電圧が印加されることにより、接触した感光体ドラム22K上に形成された静電潜像をトナーによって現像する。また、現像ローラ24Kの周囲には、トナータンク25Kから供給されたトナーを当該現像ローラ24Kに安定的に供給するトナー供給ローラ26Kと、図示しない電源によって正電圧又は負電圧が印加されることによってトナーを帯電させる現像ブレード27Kとが、当該現像ローラ24Kに接触した状態で配設されている。
このような画像形成部20K,20Y,20M,20Cのそれぞれによって現像された各色のトナー像は、図示しない制御部の制御のもとに、感光体ドラム22K,22Y,22M,22Cのそれぞれが回転するのにともない、転写ローラ18K,18Y,18M,18Cのそれぞれによって記録用紙上に順次重ね合わされて転写される。
プリンタ1においては、画像形成部20K,20Y,20M,20C,20Kと転写部とにより、記録用紙上に順次各色の画像形成を行い、カラー画像を形成する。そして、プリンタ1においては、記録用紙を搬送ベルト15に静電気的に吸着させた状態で、画像形成部20K,20Y,20M,20CKの下流に配設された定着器へと搬送する。
定着器は、例えば金属の中空ローラの外周に弾性部材を接着して構成される加熱ローラ31と、この加熱ローラ31とともに記録用紙を押圧するバックアップローラ32とを有する。バックアップローラ32は、加熱ローラ31に対向して当接されるように配設され、記録用紙を挟み込むニップ部を形成する。また、加熱ローラ31の内部には、図示しない電源から供給される電力によって発熱するヒータが埋設されている。定着器においては、図示しない制御部の制御のもとにヒータを発熱させることによって加熱ローラ31を加熱する。このような定着器は、加熱ローラ31及びバックアップローラ32を回転させてニップ部に記録用紙を通紙させ、当該記録用紙を加熱及び押圧することにより、当該記録用紙上のトナーを溶融させ、トナー像を熱定着させる。プリンタ1においては、このような定着器によって記録用紙上に画像を定着させると、所定の排出ローラ33,34によって当該記録用紙を搬送して外部へと排紙させ、所定のスタッカ上に積載させる。
さらに、プリンタ1は、媒体搬送経路上に各種センサを備える。例えば、プリンタ1は、給紙ローラ12と搬送ローラ13,14との間に、記録用紙が給紙されてきた旨を検出する入口センサ41を備えるとともに、搬送ローラ13,14と画像形成部20Kとの間に、記録用紙の先頭を検出して書き出しタイミングを決定するための書き込みセンサ42を備える。また、プリンタ1は、定着器に記録用紙が巻き付いた旨を検出する排出センサ43を当該定着器の下流に備えるとともに、搬送ローラ13,14と画像形成部20Kとの間に、印刷速度や定着温度を決定するために記録用紙の厚さを検出する紙厚センサ44を備える。
ここで、紙厚センサ44の周囲は、例えば図3に示すように構成される。すなわち、プリンタ1においては、紙厚センサ44、ステージ45、及びピックアップ46から構成される紙厚検出部を備える。紙厚センサ44は、上下方向に移動可能な突起44aが設けられており、後述するピックアップ46によって当該突起44aが上方向に押し上げられる量に応じて異なる周波数の信号を出力する。ステージ45は、当該プリンタ1に固定されており、搬送ローラ13,14によって同図左側から右方向へと搬送されてきた記録用紙を載置する。ピックアップ46は、ステージ45の上に設けられ、当該ステージ45とともに記録用紙を挟持することにより、当該記録用紙の撓みを抑制する。このような紙厚検出部においては、搬送ローラ13,14によって同図左側から右方向へと搬送されてきた記録用紙がステージ45とピックアップ46との間に入ると、ステージ45が固定されているため、ピックアップ46が記録用紙の厚さ分だけ上方向に持ち上げられる。これにより、紙厚検出部においては、ピックアップ46によって紙厚センサ44の突起44aが押し上げられ、押し上げられた量に応じた周波数の信号を出力する。プリンタ1においては、このようにして記録用紙がステージ45とピックアップ46との間を通過するときに紙厚センサ44から出力された信号の周波数と、記録用紙がないときの周波数との差分に基づいて、記録用紙の厚さを検出することができる。
さらにまた、プリンタ1は、特に図示しないが、各ローラ類を回転駆動させるモータ、媒体搬送経路上において最小媒体間隔以下の距離で敷設されたローラ、及び媒体搬送経路を切り替えるためのソレノイド等を備える。
つぎに、このようなプリンタ1における制御系の構成について説明する。プリンタ1は、図4に示すようなプリンタ制御部100の制御のもとに動作する。プリンタ制御部100は、図示しないROM(Read Only Memory)に書き込まれたプログラムに基づいて動作するCPU(Central Processing Unit)101と、各種パラメータを記憶する不揮発性のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102と、図示しないホスト装置との間で通信を行うホストI/F部103と、ホスト装置から受信したデータに基づいて画像形成処理を行う画像制御部104と、搬送ベルト15を駆動するためのベルトモータを駆動するベルト駆動部105と、各色の画像形成部20K,20Y,20M,20Cを駆動するIDモータの回転制御を行うID駆動部106と、その他の給紙モータ、搬送モータ、及び定着モータの回転制御を行う給紙・搬送・定着駆動部107とを有する。
CPU101は、ホストI/F部103を制御して、ホスト装置から受信した印刷データや制御コマンドを画像制御部104に供給させる。このとき、CPU101は、入口センサ41、書き込みセンサ42、排出センサ43、及び紙厚センサ44を含む各種センサの検出結果に基づいて、ベルト駆動部105、ID駆動部106、給紙・搬送・定着駆動部107、帯電ローラ23K,23Y,23M,23Cや転写ローラ18K,18Y,18M,18C等に高電圧を供給する高圧電源108、及び各種回路や各種モータに5V又は24Vの電圧を供給する低圧電源109を制御する。
EEPROM102は、当該プリンタ1を制御するために必要な各種パラメータを記憶する。このEEPROM102に記憶されている情報は、CPU101によって読み出される。
ホストI/F部103は、CPU101の制御のもとに、図示しないホスト装置との間で有線又は無線による通信を行い、当該ホスト装置から印刷データや制御コマンドを受信する。ホストI/F部103は、受信した印刷データや制御コマンドを画像制御部104に供給する。
画像制御部104は、CPU101の制御のもとに、ホストI/F部103を介してホスト装置から受信したデータに基づいてフォントの展開やトーンの形成等を行う。そして、画像制御部104は、CPU101の制御のもとに、生成したヘッドデータを露光ヘッド21K,21Y,21M,21Cのそれぞれに対して転送する。
ベルト駆動部105は、CPU101の制御のもとに、ベルトモータを駆動するための相信号の出力や電流値リファレンスの生成を行い、当該ベルトモータを駆動する。
ID駆動部106は、CPU101の制御のもとに、低圧電源109から供給される電圧に基づいて、各色の画像形成部20K,20Y,20M,20Cを駆動するIDモータの回転制御を行う。
給紙・搬送・定着駆動部107は、CPU101の制御のもとに、低圧電源109から供給される電圧に基づいて、その他の給紙モータ、搬送モータ、及び定着モータの回転制御を行う。
プリンタ1は、このようなプリンタ制御部100によって制御され、画像形成動作を行う。すなわち、プリンタ1は、ホストI/F部103を介して所定のケーブル又は無線によって接続されたホスト装置から印刷データや制御コマンドを受信し、印刷の指示を受けると、プリンタ制御部100の制御のもとに、給紙ローラ12を回転させて、給紙トレイ内部のシートレシーブ部11から1枚の記録用紙を搬送ローラ13,14まで送り出す。このとき、プリンタ1は、プリンタ制御部100の制御のもとに、入口センサ41による検出結果に基づいて、給紙ローラ12が正常に給紙動作を行うことができたか否かを検出し、正常に給紙動作が行われていない場合には、再度給紙動作を行う。
一方、画像形成部20K,20Y,20M,20C,20KのIDモータは、プリンタ制御部100の制御のもとに、給紙開始と略同時に回転動作を開始しており、この回転開始にともない、ベルト駆動ローラ16も駆動開始し、搬送ベルト15が所定の同一速度にて移動を開始する。
また、記録用紙は、搬送ローラ13,14によってさらに搬送され、書き込みセンサ42をオン状態にする。プリンタ1は、書き込みセンサ42がオン状態になると、プリンタ制御部100の制御のもとに、記録用紙の搬送を一旦停止させ、紙厚センサ44を用いて当該記録用紙の厚さを検出する。なお、一旦停止するのは、記録用紙の厚さが搬送中は振れてしまい、厚さの検出を正確に行うことができないためである。
プリンタ1は、記録用紙の厚さを検出した後、その厚さに応じた定着温度にまで定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)が到達すると、プリンタ制御部100の制御のもとに、記録用紙の搬送を再開し、画像形成部20Kの位置まで搬送する。画像形成部20Kは、記録用紙の搬送再開から一定時間経過後に露光ヘッド21Kによる露光を開始して、静電潜像を感光体ドラム22K上に形成し、さらに、この形成した静電潜像にしたがって、現像ローラ24Kによってトナー像を感光体ドラム22K上に形成する。そして、プリンタ1は、画像形成部20Kと転写ローラ18Kとの間に記録用紙が到達した時点で、転写ローラ18Kに約+2000Vの電圧を印加してトナーを記録用紙側に引き寄せ、トナー像の記録用紙への転写を行う。プリンタ1においては、このような露光処理及び転写処理を他色の画像形成部20Y,20M,20Cについても順次同様に行い、記録用紙上にカラー画像を形成する。
さらに、プリンタ1は、記録用紙への転写が終わると、プリンタ制御部100の制御のもとに、記録用紙を定着器へと搬送し、加熱ローラ31とバックアップローラ32との間で当該記録用紙を加熱及び加圧してトナー像を熱定着させる。そして、プリンタ1は、定着後、記録用紙の先端が排出センサ43を通過することによって当該排出センサ43をオン状態にすると、排出ローラ33,34によって当該記録用紙を搬送して外部へと排紙させ、所定のスタッカ上に積載させる。
プリンタ1は、プリンタ制御部100の制御のもとに、このような一連の画像形成動作を行うことにより、記録用紙上にカラー画像を形成することができる。
さて、このようなプリンタ1は、記録用紙の厚さに応じて、転写電圧、現像電圧、定着温度等のプロセス値を決定する。このとき、プリンタ1は、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録用紙に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができるような処理を行う。具体的には、プリンタ1は、図5に示すような一連の手順にしたがった処理を行う。なお、画像形成動作は、給紙系のルーチンと搬送系及び排出系のルーチンとに大別されるが、ここでは、便宜上、給紙系のルーチンのみについて説明する。
まず、プリンタ1は、同図に示すように、ステップS1において、電源がオン状態とされ、CPU101が図示しないROMに書き込まれたプログラムを開始すると、ステップS2において、CPU101により、ROMのハッシュチェック、図示しないRAMのチェック、I/Oポートの設定等、電気的な内部イニシャル処理を行う。
続いて、プリンタ1は、ステップS3において、CPU101により、EEPROM102から読み出した紙厚データの値に基づいてROMに格納されているテーブルを参照し、定着温度を決定するとともに、その定着温度から所定温度(例えば10℃)差し引いた温度をウォームアップ温度(目標温度)として設定する。なお、EEPROM102に記憶された紙厚データは、電源投入以前に記憶された記録用紙の紙厚値であり、電源投入中に給紙トレイの脱着があった場合に紙厚検出部によって検出された1枚目の記録用紙の紙厚値である。また、ウォームアップ温度は、実際の定着温度より低く、且つ、記録用紙の給紙動作を開始してから定着器に当該記録用紙が到達するまでにヒータを発熱させることによって定着温度に到達するような温度とされる。プリンタ1は、電気的な内部イニシャル処理が終了しているこの段階で、CPU101の制御のもとに、印刷の濃度補正や画像形成部20K,20Y,20M,20C間の色ずれ補正等のメカ的なイニシャル処理も開始する。
なお、ROMに格納されているテーブルは、例えば図6に示すように、記録用紙の種類及び紙厚範囲に応じた搬送速度及び定着温度等の情報を記録したものとされる。なお、直感的には、記録用紙の厚さが厚い方が、設定すべき定着温度が高いように感じるが、実際には、同図に示すように、定着温度を低く設定する場合もある。これは、以下の理由による。すなわち、プリンタ1においては、連続通紙をする場合には、記録用紙が厚いと、加熱ローラ31とバックアップローラ32とによって形成される通紙領域から熱がより多く奪われるため、ヒータの点灯時間を長くする必要が生じる。この場合、プリンタ1においては、加熱ローラ31の端部における通紙領域外の部分については熱が奪われないため温度が上昇していくという現象が顕著になり、これに起因して加熱ローラ31の短寿命化及び破損を招来することがある。そこで、プリンタ1においては、同図に示すように、記録用紙が厚くなるほど搬送速度を低下させるとともに、定着温度を低く設定することが行われる。なお、このような搬送速度及び定着温度は、定着器に応じて異なるため、機種によっては、例えば搬送速度のみを低下させる、といった設定もあり得ることはいうまでもない。
続いて、プリンタ1は、ステップS4において、メカ的なイニシャル処理を開始すると、CPU101により、定着器の加熱を開始し、当該定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)がウォームアップ温度に到達したか否かを監視する。ここで、プリンタ1は、定着器の温度がウォームアップ温度に到達していない場合には、ステップS5において、CPU101により、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオン状態にする。そして、プリンタ1は、定着器の温度がウォームアップ温度に到達した場合、又はこれとメカ的なイニシャル処理の終了との両方が満たされた場合には、ステップS6における印刷要求待ちの待機ルーチンに移行する。
このステップS6は、待機時の印刷の要求がホスト装置から到達していないかを監視するルーチンである。また、プリンタ1においては、印刷要求があったときには即座に印刷可能になるように、この待機状態では定着器をウォームアップ温度に保つようにしている。ここで、プリンタ1は、印刷要求があった場合には、ステップS9へと処理を移行する。一方、プリンタ1は、印刷要求がない場合には、ステップS7において、CPU101により、所定時間経過するまで待機し、所定時間経過しても印刷要求がない場合には、ステップS8において、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)を低下させ、パワーセーブモードに移行する。
また、プリンタ1は、印刷要求があった場合には、ステップS9において、CPU101の制御のもとに、給紙動作を開始するとともに、画像形成部20K,20Y,20M,20Cの駆動及びベルトモータの駆動を開始する。なお、この時点でベルトモータの駆動を開始するのは、感光体ドラム22K,22Y,22M,22Cの位置に記録用紙が到達する前に、これら感光体ドラム22K,22Y,22M,22Cを1周以上回転させるためである。
続いて、プリンタ1は、ステップS10において、CPU101により、書き込みセンサ42がオン状態となったか否かを判定し、オン状態となった場合には、ステップS11において、記録用紙の搬送を一旦停止させ、紙厚センサ44を用いて当該記録用紙の厚さを検出する。この検出は、EEPROM102に記憶されている紙厚データの値と比較した結果ずれがあった場合に、いわゆるホットオフセットやコールドオフセット等の不具合が生じないように確認するために行うものである。
ここで、プリンタ1は、ステップS12において、検出した記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されている紙厚データの値とが同じであると判定した場合には、ステップS16へと処理を移行する。一方、プリンタ1は、検出した記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されている紙厚データの値とが異なっていると判定した場合には、ステップS13において、CPU101により、EEPROM102の内容を、検出した記録用紙の厚さに書き換えるとともに、ステップS3にて設定したウォームアップ温度を、当該厚さに応じた温度に再設定する。そして、プリンタ1は、ステップS14において、CPU101により、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)が新たなウォームアップ温度以上に到達しているか否かを判定し、ウォームアップ温度以上に到達していない場合には、ステップS15において、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオン状態にする。また、プリンタ1は、定着器の温度がウォームアップ温度以上に到達している場合、又はヒータの発熱によってウォームアップ温度以上に到達した場合には、ステップS16へと処理を移行する。
続いて、プリンタ1は、ステップS16において、紙厚に対して定着器の温度が高かった場合の冷却待ちルーチンを行う。なお、プリンタ1は、定着温度の設定にかかわらず、オーバーシュートの監視が必要であるため、紙厚変更の有無にかかわらず冷却ルーチンを行う。プリンタ1は、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)が設定された定着温度よりも高い場合には、ステップS17において、CPU101の制御のもとに、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオフ状態にして定着器を冷却する一方で、定着温度以下である場合には、ステップS18へと処理を移行し、記録用紙の搬送を再開して転写を開始する。
そして、プリンタ1は、ステップS19において、CPU101により、書き込みセンサ42がオフ状態になった旨を確認すると、次の記録用紙の給紙待ちとなり、ステップS6からの処理を繰り返す。
ここで、図7に、定着温度を180℃とし、ウォームアップ温度を170℃とした場合における、図5に示したルーチンに合わせたタイムチャートを示す。
すなわち、時刻t1において、電源が投入され(図5中ステップS1)、時刻t2において、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)がウォームアップ温度170℃に到達したものとする(図5中ステップS4)。そして、プリンタ1は、時刻t2から時刻t3までの非常に短い時間内に、ホスト装置から印刷要求があるか否かを判定し(図5中ステップS6)、印刷要求があった場合には、給紙動作を開始して、時刻t4までの間に、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)を定着温度180℃まで上昇させる(図5中ステップS9以降)。
ここで、プリンタ1においては、電源が投入されてから、定着器の温度がウォームアップ温度に到達するまで(時刻t1〜時刻t2)、約70秒要し、定着器の温度がウォームアップ温度から定着温度まで上昇するまで(時刻t3〜時刻t4)、約5秒要する。すなわち、ウォームアップ温度は、上述したように、実際の定着温度より低く、且つ、記録用紙の給紙動作を開始してから定着器に当該記録用紙が到達するまでにヒータを発熱させることによって定着温度に到達するような温度とされるが、特に、印刷要求があった場合に、短時間で定着器の温度が定着温度まで上昇するような温度とされる。なお、ウォームアップ温度を定着温度と同じに設定しないのは、定着動作を行うまでに給紙時間があるため、その間に電力を無駄に消費してしまうからである。
また、プリンタ1においては、時刻t2から時刻t3までの間に印刷要求がない場合には、時刻t3から時刻t5まで、例えば30分程度の所定時間経過するまで待機し(図5中ステップS7)、この時間が経過しても印刷要求がない場合には、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)を低下させ、パワーセーブモードに移行する(図5中ステップS8)。
このように、プリンタ1は、ウォームアップ温度を設定して定着部の加熱を開始した後、紙厚センサ44によって新たに検出された記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されている紙厚データが示す記録用紙の厚さとの比較結果に基づいて、ウォームアップ温度を変更するか否かを決定することにより、推奨紙と異なる記録用紙を使用した場合に、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後の印刷における紙厚検出の結果、記録用紙の変更がないものと判断された場合には、ウォームアップ温度を再設定する必要がなくなる。そのため、プリンタ1においては、ホットオフセットやコールドオフセット等の不具合を生じさせることなく且つ待ち時間も短く、印刷結果を入手することができる。
なお、プリンタ1においては、実際には、記録用紙の厚さや種類を頻繁に変えることはなく、電源オフ時に給紙トレイに収納されている記録用紙を変えることも少ないため、EEPROM102に複数通りの紙厚データを予め記憶しておき、この紙厚データの値に応じたウォームアップ温度にまで定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)を上昇させることにより、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録用紙に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮するようにしてもよい。具体的には、プリンタ1においては、図5に代えて図8に示すような一連の手順にしたがった処理を行うようにしてもよい。
すなわち、プリンタ1は、同図に示すように、ステップS1及びステップS2の処理を行うと、ステップS21において、CPU101により、ウォームアップ温度として、例えば170℃といった所定温度を設定する。すなわち、プリンタ1は、図5中ステップS3のように、EEPROM102から読み出した紙厚データの値に基づいてROMに格納されているテーブルを参照することにより、ウォームアップ温度を設定するのではなく、ROMに格納されているテーブルに記録されている定着温度のうち最も低い定着温度に対するウォームアップ温度を常に設定する。さらに換言すれば、プリンタ1は、紙厚センサ44によって検出可能な記録用紙のうち、最も低い温度で定着される記録用紙に応じたウォームアップ温度を設定する。
そして、プリンタ1は、ステップS4乃至ステップS12の処理を行い、記録用紙の厚さに変更があった場合には、ステップS22において、CPU101により、ステップS21にて設定したウォームアップ温度を当該厚さに応じた温度に再設定する。このとき、プリンタ1は、EEPROM102の内容を、検出した記録用紙の厚さに書き換えることはない。そして、プリンタ1は、ステップS14乃至ステップS19の処理を行い、一連の処理を終了する。
このように、プリンタ1においては、EEPROM102からデータを読み出してウォームアップ温度を設定するのではなく、紙厚センサ44によって検出可能な記録用紙のうち、最も低い温度で定着される記録用紙に応じたウォームアップ温度を常に設定して定着器の加熱を開始した後、紙厚センサ44によって新たに検出された記録用紙の厚さに基づいて、ウォームアップ温度を変更するか否かを決定することにより、処理の簡略化を図ることができ、記録用紙の厚さや種類を変えることが少ない実情に適した処理を行うことができる。
なお、この場合、プリンタ1においては、記録用紙の厚さに変更があった場合には、再度、その紙厚に応じた定着温度を設定する必要があるが、定着器の温度は例えば2℃/秒程度で上昇するため、処理時間としては1〜2秒程度のロスで済み、略同等の速度で印刷を行うことができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態として示すプリンタ1においては、CPU101の制御のもとに、ウォームアップ温度を設定して定着部の加熱を開始した後、紙厚センサ44によって新たに検出された記録用紙の厚さに基づいて、ウォームアップ温度を変更するか否かを決定することにより、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録用紙に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができる。
なお、ここでは、ウォームアップ温度が定着温度よりも10℃低いものとして説明したが、プリンタ1は、これに限定されるものではない。また、図7において、時刻t1〜時刻t2、及び時刻t3〜時刻t4の温度上昇特性を線形として示しているが、実際の特性は、定着器に依存して変化するのはいうまでもない。
つぎに、第2の実施の形態として示すプリンタについて説明する。
この第2の実施の形態として示すプリンタは、第1の実施の形態として示したプリンタを改良し、給紙トレイ内部のシートレシーブ部をリフトアップする構造を利用して、記録用紙の変更の有無を判断するものである。したがって、この第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
図9に示すように、プリンタ1'は、図1に示したプリンタ1の構成に加え、シートレシーブ部11の近傍にリフトアップセンサ51を備える。リフトアップセンサ51は、例えばフォトインタラプタを用いて構成される。
ここで、リフトアップセンサ51の周囲は、例えば図10に示すように構成される。すなわち、リフトアップセンサ51には、赤外線を遮断するレバー52が配設されている。このレバー52は、シートレシーブ部11に載置された記録用紙Pの先端にかかる位置に配設され、同図中○印を中心に回転する。また、このレバー52は、記録用紙Pが給紙ローラ12に圧接された際に、リフトアップセンサ51を構成するフォトインタラプタを遮蔽してオン状態とするように配設されている。さらに、シートレシーブ部11は、記録用紙Pを上方向に持ち上げており、給紙トレイが当該プリンタ1'から脱抜された場合には、給紙トレイとのカップリングが外れて下降する構造とされている。さらにまた、シートレシーブ部11には、リフトアップモータ53が取り付けられている。このリフトアップモータ53は、リフトアップセンサ51がオン状態の場合には、CPU101から出力された信号に基づいて左方向に回転することにより、シートレシーブ部11をリフトアップする一方で、リフトアップセンサ51がオフ状態になると停止し、リフトアップを終了する。
このようなリフトアップセンサ51からの信号は、図11に示すようなプリンタ制御部100'におけるCPU101に供給される。CPU101は、リフトアップセンサ51の検出結果に基づいて、リフトアップモータ53を駆動するリフトアップモータ駆動部121を制御する。
さて、このようなプリンタ1'は、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録用紙に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができるような処理を行う。なお、第1の実施の形態として示したプリンタ1との相違点は、電源投入時にEEPROM102に記憶されている紙厚データに基づいてウォームアップ温度を設定するとともに、リフトアップセンサ51の検出結果に基づいて記録用紙の変更がない旨を判定し、紙厚検出を行わない点である。具体的には、プリンタ1'は、図12に示すような一連の手順にしたがった処理を行う。なお、画像形成動作は、給紙系のルーチンと搬送系及び排出系のルーチンとに大別されるが、ここでは、便宜上、給紙系のルーチンのみについて説明する。
まず、プリンタ1'は、同図に示すように、ステップS31において、電源がオン状態とされ、CPU101が図示しないROMに書き込まれたプログラムを開始すると、ステップS32において、CPU101により、ROMのハッシュチェック、図示しないRAMのチェック、I/Oポートの設定等、電気的な内部イニシャル処理を行うとともに、EEPROM102から読み出した紙厚データの値に基づいてROMに格納されているテーブルを参照し、定着温度を決定するとともに、その定着温度から所定温度(例えば10℃)差し引いた温度をウォームアップ温度として設定する。また、プリンタ1'は、電気的な内部イニシャル処理が終了しているこの段階で、CPU101の制御のもとに、印刷の濃度補正や画像形成部20K,20Y,20M,20C間の色ずれ補正等のメカ的なイニシャル処理も開始する。
続いて、プリンタ1'は、ステップS33において、CPU101により、リフトアップセンサ51がオン状態であるか否かを判定する。ここで、プリンタ1'は、リフトアップセンサ51がオフ状態であり、シートレシーブ部11が下降している状態の場合には、ステップS34において、CPU101によってリフトアップモータ駆動部121を制御して、シートレシーブ部11をリフトアップさせるとともに、給紙トレイ内の記録用紙を交換したことに起因する紙厚検出のリクエストフラグを設定する。すなわち、リフトアップセンサ51がオフ状態であり、シートレシーブ部11が下降している状態は、給紙トレイが脱着された可能性があることを示しており、換言すれば、記録用紙の交換が行われた可能性を示している。プリンタ1'においては、このような事実に基づいて、リフトアップセンサ51がオフ状態であり、シートレシーブ部11が下降している状態の場合には、紙厚検出のリクエストフラグを設定する。
また、プリンタ1'は、ステップS35において、メカ的なイニシャル処理を開始すると、CPU101により、定着器の加熱を開始し、当該定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)がウォームアップ温度に到達したか否かを監視する。ここで、プリンタ1'は、定着器の温度がウォームアップ温度に到達していない場合には、ステップS36において、CPU101により、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオン状態にする。そして、プリンタ1'は、定着器の温度がウォームアップ温度に到達した場合、又はこれとメカ的なイニシャル処理の終了との両方が満たされた場合には、ステップS37における印刷要求待ちの待機ルーチンに移行する。ここで、プリンタ1'は、印刷要求があった場合には、ステップS40へと処理を移行する。一方、プリンタ1'は、印刷要求がない場合には、ステップS38において、CPU101により、所定時間経過するまで待機し、所定時間経過しても印刷要求がない場合には、ステップS39において、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)を低下させ、パワーセーブモードに移行する。
また、プリンタ1'は、印刷要求があった場合には、ステップS40において、CPU101の制御のもとに、給紙動作を開始するとともに、画像形成部20K,20Y,20M,20Cの駆動及びベルトモータの駆動を開始する。
続いて、プリンタ1'は、ステップS41において、CPU101により、書き込みセンサ42がオン状態となったか否かを判定し、オン状態となった場合には、ステップS42において、紙厚検出のリクエストフラグを参照し、シートレシーブ部11をリフトアップした経過があるか否かを判定する。そして、プリンタ1'は、シートレシーブ部11をリフトアップしていない場合には、ステップS48へと処理を移行する一方で、シートレシーブ部11をリフトアップしていた場合には、ステップS43において、記録用紙の搬送を一旦停止させ、紙厚センサ44を用いて当該記録用紙の厚さを検出する。すなわち、プリンタ1'においては、上述したように、紙厚検出のリクエストフラグが設定されている場合には、給紙トレイが脱着され、記録用紙の交換が行われた可能性があることから、記録用紙の厚さを検出する。一方、プリンタ1'においては、紙厚検出のリクエストフラグが設定されていない場合には、給紙トレイが脱着され、記録用紙の交換が行われた可能性がないことから、記録用紙の厚さを検出せずに、処理を進めることになる。
ここで、プリンタ1'は、ステップS44において、検出した記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されている紙厚データの値とが同じであると判定した場合には、ステップS48へと処理を移行する。一方、プリンタ1'は、検出した記録用紙の厚さと、EEPROM102に記憶されている紙厚データの値とが異なっていると判定した場合には、ステップS45において、CPU101により、EEPROM102の内容を、検出した記録用紙の厚さに書き換えるとともに、ステップS32にて設定したウォームアップ温度を、当該厚さに応じた温度に再設定する。そして、プリンタ1'は、ステップS46において、CPU101により、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)が新たなウォームアップ温度以上に到達しているか否かを判定し、ウォームアップ温度以上に到達していない場合には、ステップS47において、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオン状態にする。また、プリンタ1'は、定着器の温度がウォームアップ温度以上に到達している場合、又はヒータの発熱によってウォームアップ温度以上に到達した場合には、ステップS48へと処理を移行する。
続いて、プリンタ1'は、ステップS48において、紙厚に対して定着器の温度が高かった場合の冷却待ちルーチンを行う。なお、プリンタ1'は、定着温度の設定にかかわらず、オーバーシュートの監視が必要であるため、紙厚変更の有無にかかわらず冷却ルーチンを行う。プリンタ1'は、定着器の温度(加熱ローラ31の表面温度)が設定された定着温度よりも高い場合には、ステップS49において、CPU101の制御のもとに、加熱ローラ31の内部に埋設されているヒータをオフ状態にして定着器を冷却する一方で、定着温度以下である場合には、ステップS50へと処理を移行し、記録用紙の搬送を再開して転写を開始する。
そして、プリンタ1'は、ステップS51において、CPU101により、書き込みセンサ42がオフ状態になった旨を確認すると、次の記録用紙の給紙待ちとなり、ステップS37からの処理を繰り返す。
プリンタ1'は、このような給紙系のルーチンを行うことにより、推奨紙と異なる記録用紙を使用した場合に、電源投入時にシートレシーブ部11をリフトアップせずに、記録用紙の変更がないものと判断された場合には、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後の印刷においてウォームアップ温度を再設定する必要がなくなる。そのため、プリンタ1'においては、ホットオフセットやコールドオフセット等の不具合を生じさせることなく且つ待ち時間も短く、印刷結果を入手することができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態として示すプリンタ1'においては、CPU101の制御のもとに、所定のウォームアップ温度を設定して定着器の加熱を開始した後、リフトアップセンサ51の検出結果に基づいて、ウォームアップ温度を変更するか否かを決定することにより、簡便な構成のもとに、電源投入後やスリープ状態等からの復旧後における1枚目の記録用紙に対する画像形成に要する時間を大幅に短縮することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、記録用紙の厚さに応じたウォームアップ温度を設定するものとして説明したが、本発明は、厚さ以外の記録用紙の種類に応じたウォームアップ温度を設定する場合にも適用することができる。
また、上述した第2の実施の形態では、EEPROM102から読み出した紙厚データの値に基づいてROMに格納されているテーブルを参照することにより、ウォームアップ温度を設定するものとして説明したが、本発明は、図8に示したように所定のウォームアップ温度を常に設定する場合に、シートレシーブ部のリフトアップ構造を利用するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、LEDヘッドからなる露光ヘッド21K,21Y,21M,21Cを備えるものとして説明しているが、本発明は、小型のレーザとポリゴンミラーとから構成されるレーザ露光ユニットを備えるものであってもよい。
さらにまた、上述した実施の形態では、現像剤の組成については言及していないが、本発明は、粉体のトナーであってもよく、液体であっても熱定着をするものであれば適用することができる。
また、上述した実施の形態では、所定の記録用紙に現像剤を用いて画像を形成するプリンタを用いて説明したが、本発明は、画像形成を行う機器であればいかなるものであっても適用することができ、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、又は他の機能を複合的に備える装置に適用して好適である。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態として示すプリンタの構成を説明する側断面図である。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタが備える画像形成部の構成を説明する要部側面図である。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタが備える紙厚センサの周囲の構成を説明する要部側面図である。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタにおける制御系の構成を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタにおける給紙系のルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタにおけるROMに格納されているテーブル内容の具体例を説明する図である。 図5に示すルーチンに合わせたタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態として示すプリンタにおける給紙系のルーチンを説明するフローチャートであり、図5に示すルーチンの代替ルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態として示すプリンタの構成を説明する側断面図である。 本発明の第2の実施の形態として示すプリンタが備えるリフトアップセンサの周囲の構成を説明する要部側面図である。 本発明の第2の実施の形態として示すプリンタにおける制御系の構成を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施の形態として示すプリンタにおける給紙系のルーチンを説明するフローチャートである。
符号の説明
1,1' プリンタ
11 シートレシーブ部
12 給紙ローラ
13,14 搬送ローラ
15 搬送ベルト
16 ベルト駆動ローラ
17 従動ローラ
18K,18Y,18M,18C 転写ローラ
20K,20Y,20M,20C 画像形成部
21K,21Y,21M,21C 露光ヘッド
22K,22Y,22M,22C 感光体ドラム
23K,23Y,23M,23C 帯電ローラ
24K,24Y,24M,24C 現像ローラ
25K,25Y,25M,25C トナータンク
26K,26Y,26M,26C トナー供給ローラ
27K,27Y,27M,27C 現像ブレード
31 加熱ローラ
32 バックアップローラ
33,34 排出ローラ
41 入口センサ
42 書き込みセンサ
43 排出センサ
44 紙厚センサ
44a 突起
45 ステージ
46 ピックアップ
51 リフトアップセンサ
52 レバー
53 リフトアップモータ
100,100' プリンタ制御部
101 CPU
102 EEPROM
103 ホストI/F部
104 画像制御部
105 ベルト駆動部
106 ID駆動部
107 給紙・搬送・定着駆動部
108 高圧電源
109 低圧電源
121 リフトアップモータ駆動部
P 記録用紙

Claims (9)

  1. 入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、
    前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、
    前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部と、
    前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類を示すデータを記憶する不揮発性の記憶部とを備え、
    前記温度制御部は、前記記憶部に記憶されている前記記録媒体の種類に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類との比較結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記温度制御部は、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類とが異なっていると判定した場合には、前記記憶部の内容を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類を示すデータに書き換えるとともに、前記目標温度を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に応じた温度に再設定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、
    前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、
    前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部とを備え、
    前記温度制御部は、前記媒体種類検出部によって検出可能な記録媒体のうち、最も低い温度で定着される記録媒体に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 前記温度制御部は、前記媒体種類検出部による検出の結果、設定した前記目標温度に応じた記録媒体の種類に変更があった場合には、前記目標温度を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に応じた温度に再設定すること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 入力されたデータに基づいて所定の記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体上に画像を熱定着させる定着部と、
    前記記録媒体の種類を検出する媒体種類検出部と、
    前記媒体種類検出部によって検出された前記記録媒体の種類に応じて、前記定着部の温度を制御する温度制御部と、
    前記記録媒体を収納する媒体収納部と、
    前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されたことを検出する脱着検出部とを備え、
    前記温度制御部は、所定の目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記脱着検出部の検出結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 前記検出部によって検出された前記記録媒体の種類を示すデータを記憶する不揮発性の記憶部を備え、
    前記温度制御部は、前記記憶部に記憶されている前記記録媒体の種類に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記脱着検出部によって前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されていないことが検出された場合には、前記目標温度を変更せず、前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されたことが検出された場合には、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類との比較結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記温度制御部は、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類とが異なっていると判定した場合には、前記記憶部の内容を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類を示すデータに書き換えるとともに、前記目標温度を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に応じた温度に再設定すること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記温度制御部は、前記媒体種類検出部によって検出可能な記録媒体のうち、最も低い温度で定着される記録媒体に応じた目標温度を設定して前記定着部の加熱を開始した後、前記脱着検出部によって前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されていないことが検出された場合には、前記目標温度を変更せず、前記媒体収納部が当該画像形成装置に対して脱着されたことが検出された場合には、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類と、前記記憶部に記憶されている前記データが示す記録媒体の種類との比較結果に基づいて、前記目標温度を変更するか否かを決定すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記温度制御部は、前記媒体種類検出部による検出の結果、設定した前記目標温度に応じた記録媒体の種類に変更があった場合には、前記目標温度を、前記媒体種類検出部によって新たに検出された記録媒体の種類に応じた温度に再設定すること
    を特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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