JP2008145773A - 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008145773A
JP2008145773A JP2006333560A JP2006333560A JP2008145773A JP 2008145773 A JP2008145773 A JP 2008145773A JP 2006333560 A JP2006333560 A JP 2006333560A JP 2006333560 A JP2006333560 A JP 2006333560A JP 2008145773 A JP2008145773 A JP 2008145773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
fixing
image forming
setting
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006333560A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yoshikawa
隆博 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006333560A priority Critical patent/JP2008145773A/ja
Publication of JP2008145773A publication Critical patent/JP2008145773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録材厚さ変動、トナー付着量の変化、及び環境温度変動による定着性の変化に対応することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 この発明は、複数の記録材供給手段41、44a〜44c、54の各記録材厚さ設定と環境温度検知手段80の検知温度を基にして、記録材供給手段41、44a〜44c、54の記録材厚さ設定を自動的に切り替える記録材厚さ設定自動切替手段を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、画像形成装置周辺の温度を検知する雰囲気温度センサを有し、上記雰囲気温度センサの検知温度が温度異常の場合にのみ、デフォルトモードよりもプロセススピードが速いドラフトモードに入ることで高生産性モードに入り、また、ドラフトモードが選択された場合はプロセススピードが速い場合に定着温度制御値をデフォルトモードの設定値よりも高くする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、複数の給紙手段は用紙の搬送間隔を通常の用紙搬送間隔より広げるモードを有し、このモードの設定及び解除を給紙手段毎に可能とした画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、記録紙の紙厚に応じて定着目標温度変化量を変更し、また、外気の温度または画像形成装置内の温度に応じて、温度補正を実施もしくは無効にする定着部材温度のしきい値を変化させる画像形成装置が記載されている。
特許文献4には、各用紙収納部毎に用紙の紙種を検出する紙種検出手段を備え、この紙種検出手段からの紙種情報に応じて定着温度を可変設定する画像形成装置が記載されている。
特許文献5には、感光体上のトナー付着量に応じて定着部材の加熱温度を設定する画像形成装置が記載されている。
特開2004-133268 特許第3629354号公報 特開2006-208419 特開2004-277057 特開2005-196078
電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、一般的に定着部材と加圧部材とで形成されるニップ部に記録材としての記録紙を通紙させて記録紙上に付着させたトナーを熱と圧力により記録紙に定着させる定着装置(熱ベルト方式を含む熱ローラ方式)が使用されている。しかし、定着装置に通紙される記録紙の特に紙厚の変化や、環境温度によって記録紙上のトナーを定着させるのに必要な定着必要熱量が変化する。すなわち、記録紙としては普通紙や厚紙などがあり、厚紙は、普通紙に比べて、定着ローラなどの定着部材の温度を高くする必要がある。低温環境では、記録紙の温度が低いため、同様に定着部材の温度を高くする必要がある。
このため、使用する最厚の記録紙や低温環境に合わせた定着部材温度に他の条件も統一すれば良いように考えられるが、逆に、その条件で薄紙の記録紙や高温環境下で定着装置に通紙する場合には記録紙のカール増大等の弊害が起きる。また、特に多色トナーを使用するカラー画像形成装置においては、記録紙は、トナーの定着性以外に、定着装置から加えられる熱量により光沢が変動し、上記の場合には光沢の上昇や、更に熱量過多でホットオフセットによる光沢低下や柚子肌の悪化を引き起こす。そのため、一般的には、画像形成装置の環境による定着装置の定着温度の可変や、使用する記録紙をトレイ毎に設定することができるようにして、定着条件の可変を行なっている。
それらを更に発展させたものとして、特許文献1には、雰囲気温度センサにより画像形成装置周辺の温度を検知し、低温環境下では高生産性モードにおける動作すなわち線速(プロセススピード)を制限する画像形成装置が提示されている。また、特許文献2には、記録紙を収納した複数のトレイのうちの1つのトレイを選択して設定することにより、特定の記録紙に対して記録紙の搬送間隔を広げて定着部材の温度を維持させる画像形成装置が提示されている。
しかし、これらの画像形成装置は、それぞれの設定条件に対しての維持が困難な場合の対処方法であり、例えば、記録紙の紙厚条件や環境温度の両方が重なって悪化した場合等における対応方法としては不十分である。
定着性悪化条件が重なった場合は、通常の通紙時設定定着温度の変更のみでは、通紙時定着温度が構成部品等の耐熱から来る設定定着温度の限界を超えてしまう場合や、待機状態から通紙開始時までの定着部材温度のバラツキによる定着性の変化、または、それに対する動作移行時間について問題がある。
本発明は、定着性を悪化させる条件の変化に対して信頼性が高く且つ簡単な対応方法で対応できる記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録材厚さ変動と環境温度変動による定着性の変化に対応することができる記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録材厚さ変動、トナー付着量の変化、及び環境温度変動による定着性の変化に対応することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録材厚さ設定変動に対する信頼性の向上を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化に対して、定着装置への記録材供給開始時間の短縮及び定着性安定化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、記録材を供給する複数の記録材供給手段と、該複数の記録材供給手段のいずれかより供給された記録材上に転写されたトナーを該記録材に定着させる定着装置と、当該画像形成装置の環境温度を検知する環境温度検知手段とを有し、前記複数の記録材供給手段は、個別に、ユーザが前記定着装置の設定動作が異なる複数の記録材厚さ設定の自由な設定及び変更ができる記録材供給手段である画像形成装置の記録材厚さ設定自動切替装置において、前記複数の記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度を基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替える記録材厚さ設定自動切替手段を有するものである。
請求項2に係る発明は、記録材を供給する複数の記録材供給手段と、該複数の記録材供給手段のいずれかより供給された記録材上に転写されたトナーを該記録材に定着させる定着装置とを有する画像形成装置において、前記複数の記録材供給手段は、個別に、ユーザが前記定着装置の設定動作が異なる複数の記録材厚さ設定の自由な設定及び変更ができる記録材供給手段であり、当該画像形成装置の環境温度を検知する環境温度検知手段を有し、前記複数の記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度を基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替えるものである。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記定着装置は、定着部材と加圧部材とがニップを形成する定着装置であるものである。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ベルトと前記加圧部材としての加圧ローラとがニップを形成するものである。
請求項5に係る発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ベルトと前記加圧部材としての加圧ベルトとがニップを形成するものである。
請求項6に係る発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ローラ及び定着パッドと前記加圧部材としての加圧ローラとがニップを形成するものである。
請求項7に係る発明は、請求項2乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記定着部材としてパッドを有するものである。
請求項8に係る発明は、請求項2乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度だけでなく、前記記録材のトナー付着量規制情報をも基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替えるものである。
請求項9に係る発明は、請求項2乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記記録材の厚さを検知する記録材厚さ検知手段を有し、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定が前記環境温度検知手段の検知温度によって変動した時に、前記記録材厚さ検知手段の記録材厚さ異常検知のレベルも変更するものである。
請求項10に係る発明は、請求項2乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置のデフォルトの記録材通過時定着温度設定を該定着温度設定より高、低の水準の定着温度設定に切り替えできるようにしたものである。
請求項11に係る発明は、請求項2乃至10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置の待機時の定着温度設定を、デフォルトの記録材通過時定着温度設定の他に、前記複数の記録材供給手段のうち最も高い記録材供給手段の記録材厚さ設定に対する定着温度設定と、前記複数の記録材供給手段のうち最も低い記録材供給手段の記録材厚さ設定に対する定着温度設定に切り替えできるようにしたものである。
請求項12に係る発明は、請求項2乃至10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置のデフォルトの記録材通過時の定着温度設定を該定着温度設定より高、低の水準の定着温度設定に設定可能とし、かつ、前記複数の記録材供給手段のうちで最も記録材収容容量が多い記録材供給手段の記録材厚さ設定を基に前記定着装置の待機時の定着設定温度を変更し、前記複数の記録材供給手段の記録材収容容量が同じである場合にはその中で最上位置の記録材供給手段の記録材厚さ設定を基に前記定着装置の待機時の定着温度設定を変更するものである。
請求項13に係る発明は、請求項2乃至12のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定を表示する表示手段を備え、前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定が前記環境温度検知手段の検知温度によって変動した時に、前記表示手段による前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定の表示を前記変動に連動して変更するものである。
本発明によれば、定着性を悪化させる条件の変化に対して信頼性が高く且つ簡単な対応方法で対応できる。
本発明によれば、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録材厚さ変動と環境温度変動による定着性の変化に対応することができる。
本発明によれば、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録材厚さ変動、トナー付着量の変化、及び環境温度変動による定着性の変化に対応することができる。
本発明によれば、記録材厚さ設定変動に対する信頼性の向上を図ることができる。
本発明によれば、記録材厚さ設定による定着動作、定着条件の変化に対して、定着装置への記録材供給開始時間の短縮及び定着性安定化を図ることができる。
図1は本発明の第1実施形態である画像形成装置を示す。
図1において、符号100は複写機本体、200は複写機本体100を載せる本体給紙部、300は複写機本体100上に取り付けられるスキャナ、400はスキャナ300の上に取り付けられる原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられる。中間転写バルト10は、3つの支持ローラ14〜16等に掛け回されて図中時計回りに回転搬送可能とされる。この3つの支持ローラ14〜16のうちの第2の支持ローラ15の左には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する図示しない中間転写体クリーニング装置が設けられる。
また、3つの支持ローラ14〜16うちの第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間に張り渡された中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色の画像をそれぞれ形成する4つの画像形成手段18K、18C、18M、18Yが横に並べて配置されてタンデム型画像形成装置20が構成される。このタンデム画像形成装置20の上には、露光装置21が設けられる。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22が設けられる。2次転写装置22は、2つのローラ23に、無端状ベルトである2次転写ベルト24が掛け渡されて構成され、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てられ、中間転写ベルト10上の画像を転写材としての記録紙に転写させる。2次転写装置22の横には、記録紙上の転写画像を定着する定着装置25が設けられる。
2次転写装置22および定着装置25の下には、タンデム画像形成装置20と平行に、記録紙の両面に画像を記録すべく記録紙を反転する記録紙反転装置28が設けられる。
さて、この画像形成装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットし、または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットした後に原稿自動搬送装置400を閉じて原稿を原稿自動搬送装置400で押さえる。
そして、作像指令が出されると、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿自動搬送装置400が原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動させた後にスキャナ300が作動し、他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットした後にスキャナ300が作動し、第1走行体33および第2走行体34が走行する。そして、第1走行体33上の光源が光をコンタクトガラス32上の原稿へ発射するとともに原稿からの反射光が第1走行体33上のミラーで第2走行体34に向けて反射し、該反射光が第2走行体34上のミラーで反射されて結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射し、原稿が読み取られる。
また、作像指令が出されることにより、図示しない駆動モータで支持ローラ14〜16の1つが回転駆動されて他の2つの支持ローラが従動回転し、中間転写ベルト10が回転搬送される。同時に、個々の画像形成手段18K、18C、18M、18Yにおいて、像担持体としての感光体40K、40C、40M、40Yが回転して各感光体40K、40C、40M、40Y上にそれぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各単色画像が後述のように形成される。そして、中間転写ベルト10の回転搬送とともに、上記各単色画像が順次に中間転写ベルト10上に重ねて転写されてフルカラー画像が形成される。
一方、作像指令が出されることにより、本体給紙部200における給紙装置43に備えられている複数の記録材供給手段としての複数の給紙手段44a〜44cと大量の記録紙を収容して給紙できる大量給紙手段41のうちの1つの給紙手段が選択的に記録紙を給紙し、複数の給紙手段44a〜44cは給紙トレイから給紙ローラ42により記録紙を繰り出して分離ローラ45で1枚ずつ分離される。大量給紙手段41は、本画像形成装置の本体に着脱可能に装着され、図示しない給紙ローラにより記録紙を繰り出す。給紙手段44a〜44cから給紙された記録紙は、給紙路46に入れられ、搬送ローラ47で搬送されて複写機本体100内の給紙路48に導かれ、レジストローラ49に突き当たって止まる。大量給紙手段41から給紙された記録紙は、図示しない搬送系により複写機本体100内の給紙路に導かれ、レジストローラ49に突き当たって止まる。
手差し給紙時には、手差し給紙手段54において、給紙ローラ50が回転して手差し記録紙レイ51上の手差しの記録紙が繰り出され、この記録紙が分離ローラ52で1枚ずつ分離されて手差し給紙路53に入れられ、レジストローラ49に突き当たって止まる。
中間転写バルト10上のカラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49が回転して中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に記録紙が送り込まれ、2次転写装置22にて中間転写バルト10上のカラー画像が記録紙上に転写されてカラー画像が形成される。
画像転写後の記録紙は、2次転写装置22で搬送されて定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で熱と圧力とが加えられて画像が定着される。画像定着後の記録紙は、切換爪55を経て排出ローラ56により排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。また、両面モードでは、表面の画像が定着された後の記録紙は、切換爪55で切り換えられて記録紙反転装置28に入れられ、そこで反転されて再びレジストローラ49により転写位置へ送り込まれ、表面の画像記録と同様に裏面にも画像が転写されて定着された後に排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
画像転写後の中間転写ベルト10は、図示しない中間転写体クリーニング装置により、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
さて、上述したタンデム画像形成装置20において、個々の画像形成手段18K、18C、18M、18Yは、それぞれ、ドラム状の感光体40K、40C、40M、40Yの周りに、帯電装置60K、60C、60M、60Y、現像装置61K、61C、61M、61Y、1次転写装置62K、62C、62M、62Y、感光体クリーニング装置63K、63C、63M、63Yなどを備えている。感光体40K、40C、40M、40Yは、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材を塗布して感光層を形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよい。
画像形成手段18K、18C、18M、18Yを構成する部分のうち、帯電装置60K、60C、60M、60Yは、例えば帯電ローラが用いられ、バイアス電源から電圧が印加されることにより感光体40K、40C、40M、40Yの帯電を行う。感光体40K、40C、40M、40Yは、帯電後に露光装置21により露光されて静電潜像が形成される。
現像装置61K、61C、61M、61Yは、一成分現像剤を使用してもよいが、ここでは磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。現像装置61K、61C、61M、61Yは、現像剤を現像剤担持体としての現像ローラに供給して該現像ローラ上の現像剤中の各色のトナーをそれぞれ感光体40K、40C、40M、40Yに転移させて感光体40K、40C、40M、40Y上の静電潜像を現像する。この場合、現像ローラ上のトナーは、バイアス電源から現像ローラに印加される現像バイアス電圧により感光体40K、40C、40M、40Yに転移して感光体40K、40C、40M、40Y上の静電潜像を可視像化する。
感光体40K、40C、40M、40Yは、回転とともに、まず帯電装置60K、60C、60M、60Yにより表面が一様に帯電され、次いで、露光装置21により、スキャナ300からの画像データが画像処理部85(図5参照)で所定の処理及び記録色K、C、M、Yへの変換が行われたK、C、M、Y各色の画像データ、または、パーソナルコンピュータによって作成されたK、C、M、Y各色の画像データに応じて各色毎にレーザやLED等による書込み光がそれぞれ照射されて静電潜像が形成される。また、画像処理部85は、記録紙のトナー付着量を規定値以下に規制するように画像データを処理することも行い、その記録紙のトナー付着量規定の情報を制御部81(図5参照)へ出力する。
感光体40K、40C、40M、40Y上の静電潜像は現像装置61K、61C、61M、61Yによりトナーが付着されて可視像化され、これらの可視像が1次転写装置62K、62C、62M、62Yで中間転写ベルト10上に重ねて転写されることでフルカラー画像が形成される。画像転写後の感光体40K、40C、40M、40Yの表面は、感光体クリーニング装置63K、63C、63M、63Yで残留トナーが除去されて清掃され、図示しない除電装置で除電されて再度の画像形成に備える。
以上の画像形成動作はフルカラー画像を形成するカラーモードでの画像形成動作であり、単色画像を形成する単色モードでは、4つの画像形成手段18K、18C、18M、18Yのうちの1つの画像形成手段のみが動作して他の3つの画像形成手段が動作しないことにより記録紙上に単色画像が形成される。また、本画像形成装置の記録紙周辺の環境温度を検知する環境温度検知手段としての環境センサ80が本体給紙部200内に設置される。
図2は上記定着装置25の構成を示す。
定着装置25は定着ベルト方式である。この定着装置25では、定着ローラ70は表層にフッソ樹脂またはゴムを設けたゴムあるいはスポンジ70aで被覆されており、加熱部材としての加熱ローラ71は内部に加熱手段としてのヒータ72、73を持つ金属パイプである。定着ローラ70及び加熱ローラ71には定着手段としての無端状定着ベルト74が掛け渡される。この定着ベルト74は、金属フィルム、例えばNi、SUS等のフィルムや樹脂フィルム、例えばPI、PAIのフィルムからなる基材上にシリコーンゴムが形成され、その上に表層としてフッソ樹脂が設けられた無端状ベルトである。加熱ローラ71は、内部からヒータ72、73により加熱され、外周面に接触している定着ベルト74を加熱する。
定着ローラ70は図示しない駆動部により回転駆動され、定着ベルト74は定着ローラ70により回転駆動される。加熱ローラ71及び加圧ローラ75は定着ベルト74の回転に従って従動回転する。加圧ローラ75は、定着ベルト73を挟んで定着ローラ70に押圧され、内部に加熱手段としてのヒータ76を有する。加圧ローラ75は、表層としてフッソ樹脂を設けたゴム75aが被覆されている。加熱ローラ71上の定着ベルト74の表面温度や加圧ローラ75の表面温度はそれぞれ温度検知手段としての温度センサ77、78により検知され、制御手段としての制御部81は温度センサ77からの検知信号に基づいて定着ベルト74の表面温度が設定温度になるように加熱ローラ71内のヒータ72、73の点灯を制御するとともに、温度センサ78からの検知信号に基づいて加圧ローラ75の表面温度が設定温度になるようにヒータ76の点灯を制御する。但し、温度センサ77は、定着ベルト74の中央部と端部の各表面温度をそれぞれ検知する複数の温度センサである。トナーが転写された記録紙は、定着ローラ70と加圧ローラ75のゴム部70a、75aの変形により、定着ローラ70と加圧ローラ75とが圧接する部分であるニップ部で、加熱ローラ71にて暖められる定着ベルト74により熱と圧力が記録紙に加えられ、記録紙上のトナーが記録紙に定着される。なお、定着装置25は、加熱ローラ71内の代りに定着ローラ70内にヒータを有し、定着ベルト74がない熱ローラ方式でも良い。
本第1実施形態では、図3に示すように、ユーザにより操作される操作部83(図5参照)の画面82には、給紙手段41、44a〜44c、54の各記録紙厚さ設定を各給紙手段41、44a〜44c、54毎に選択する記録紙紙厚さ設定手段としての記録紙厚さ選択キー、及び、該記録紙厚さ選択キーで選択した給紙手段41、44a〜44cの各記録紙厚さ設定を表示するようになっている。ユーザは、上記記録紙厚さ設定を、使用する記録紙の厚み、つまり、給紙手段41、44a〜44c、54内の各記録紙の厚みに応じて上記記録紙厚選択キーにより自由に設定及び変更ができる。制御部81は、記録材厚さ設定自動切替手段(記録材厚さ設定自動切替装置)を備え、各給紙手段41、44a〜44c、54の各記録紙厚さ設定を、上記記録紙厚選択キーから入力される信号に基づいて例えば薄紙(普通紙より薄い記録紙)、普通紙、中厚口の記録紙(普通紙より厚い記録紙)、厚紙1(中厚口の記録紙より厚い記録紙)、厚紙2(厚紙1より厚い記録紙)のいずれかに設定又は変更を行う。
図5は本画像形成装置の電装系を示す。制御部81は、温度センサ77、78、環境センサ80や画像濃度検出手段としての画像濃度検知用光学センサ、各給紙手段の記録紙の有無を検知する記録紙検知センサを含むセンサ部84から各種検知信号等が入力され、画像処理部85からの画像データや、パーソナルコンピュータからの画像データが入力される。上記画像濃度検知用光学センサは、各画像形成手段18K、18C、18M、18Yの感光体40K、40C、40M、40Y上に形成されたテストパターン画像の濃度を検知する光学センサである。制御部81は、テストパターン画像の濃度を光学センサで検知する場合には、各画像形成手段18K、18C、18M、18Yにおいて、感光体40K、40C、40M、40Yを帯電装置60K、60C、60M、60Yにより帯電させ、露光装置21にテストパターンで感光体40K、40C、40M、40Yの端部を露光させて静電潜像を形成させる。この感光体40K、40C、40M、40Y上のテストパターンの静電潜像は現像装置61K、61C、61M、61Yにより現像されてテストパターン画像となり、1次転写装置62K、62C、62M、62Yによる中間転写ベルト10への転写がなされずに上記光学センサで感光体40K、40C、40M、40Y上のテストパターン画像の濃度が検知された後、感光体クリーニング装置63K、63C、63M、63Yにより感光体40K、40C、40M、40Y上のテストパターン画像が除去される。また、制御部81は、定着装置25のヒータ72、73、76や各給紙手段を含む本画像形成装置の各部を制御する。
制御部81は、定着装置25のヒータ72、73、76等の本画像形成装置各部を上記記録紙厚さ設定に応じて制御することで、上記記録紙厚さ設定条件により、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、単位時間当たりの通紙枚数(以下CPMという)や線速条件が異なった動作を行わせ、定着装置25の温度制御を行う。基本的には記録紙の厚さが厚くなる順(薄紙→普通紙→中厚口→厚紙1→厚紙2の順)に定着装置25の定着性が上がる条件に設定されており、記録紙の厚さが厚くなることによる定着装置25の定着性悪化に対応している。また、制御部81は、各給紙手段41、44a〜44c、54のうち操作部83からの入力信号に基づいてユーザの指定した1つの給紙手段を選択し又は自動的に1つの給紙手段を選択し、その選択した給紙手段から記録紙を給紙させる。
図6は制御部81の記録紙厚さ設定フローを示す。制御部81は、ステップS1で操作部83の画面(以下オペパネという)82上の記録紙厚さ選択キーからの信号に基づいて各給紙手段41、44a〜44c、54の各記録紙厚さ設定を行い、ステップS2で環境センサ80からの入力信号に基づいて環境温度が15℃以上か否かを判断する。ここに、環境温度が低温になると、記録紙の温度が低下しているので、定着時にトナーと接触している記録紙の表面を温める分、常温と同等の定着性を維持するには常温より余計熱量が必要となる。そこで、制御部81は、環境温度が15℃以下でなければ、環境が低温環境ではないと判定し、スッテプS6で各給紙手段41、44a〜44c、54の各記録紙厚さ設定をそのまま、例えば普通紙厚さ設定とする。
そして、制御部81は、スッテプS7で操作部83からの入力信号により各給紙手段41、44a〜44c、54のうち操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に対応する(適した)定着条件に設定または変更する。これにより、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定、例えば普通紙厚さ設定に応じて、定着装置25の定着条件が操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙上のトナーの定着に適した条件、つまり、例えば普通紙上のトナーの定着に適した条件に変更されて普通紙上のトナーの定着が良好に行われる。次いで、制御部81はスッテプS8で、作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
また、制御部81は、スッテプS2で環境温度が15℃以下であれば環境が低温環境下であると判定し、スッテプS3で各給紙手段41、44a〜44c、54の各記録紙厚さ設定を1ランク上げ、つまり、図4に示すように薄紙厚さ設定及び厚紙2厚さ設定はそのままとするが、普通紙厚さ設定を中厚口記録紙厚さ設定に変更し、中厚口記録紙厚さ設定は厚紙1厚さ設定に変更し、厚紙1厚さ設定は厚紙2厚さ設定に変更する。
次に、制御部81は、スッテプS4で操作部83からの入力信号により、各給紙手段51、44a〜44c、54のうち操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に対応する(適した)定着条件に設定または変更する。これにより、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定、例えば中厚口記録紙厚さ設定に応じて、定着装置25の定着条件が操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙上のトナーの定着に適した条件、つまり、例えば中厚口の記録紙上のトナーの定着に適した条件に変更されて中厚口の記録紙上のトナーの定着が良好に行われる。次いで、制御部81は、スッテプS5で作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
本実施形態1によれば、定着性を悪化させる条件の変化に対して信頼性が高く且つ簡単な対応方法で対応できる。つまり、記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の通紙時の設定温度の変更だけで無く、通紙開始時温度やCPM、線速も同時に変更できるため、定着性の信頼性が高くなり、且つその変更は既に固定された動作条件での変更であるので、操作だけで無く、ソフトウエア作成的にも簡単な対応となっている。従って、記録紙設定による定着動作、定着条件変化を利用して、記録紙厚さ変動と環境変動による定着性変化に対応することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。第1実施形態のカラー画像を形成する画像形成装置では、定着装置25にて記録紙上の多色のトナーを溶かして混ぜ合わせることにより目的の色を再生している。そのため、記録紙のトナー付着量が増大する場合が発生するが、記録紙のトナー付着量が増大すれば記録紙上のトナーを定着させるためには通常のトナー付着量の記録紙よりも余計に熱量が必要になる。
そこで、本第2実施形態では、作像指令の中の画像形成モードが単色画像形成モードであるかカラー画像形成モードであるか、画像形成部85からのトナー付着量規制の情報により記録紙のトナー付着量規制が通常のトナー付着量(単色モードでのトナー付着量の最大値)の200%以下であるか否か、作像によりばらつく現像装置61K、61C、61M、61Y内の現像剤のトナー濃度(トナー濃度の変化を濃度に置き換えた値:上記光学センサのテストパターン画像に対する検知値)が基準値以下であるか否かを判断することで記録紙のトナー付着量が通常レベルAか高レベルBかを判断し、この判断の結果と環境センサ80からの温度検知信号により環境温度が設定温度か低温かを判断し、環境温度が低温である時に各給紙手段41、44a〜44c、54の記録紙厚さ設定を自動的に1ランク上げるともに、更に記録紙厚さ設定に対応する定着条件に加減温度を加えることにより、定着性を上げる対応を取っている。これにより、定着装置25の通紙時の設定温度の変更だけで無く、定着装置25の通紙開始時温度やCPM、線速も同時に変更できるため、定着性の信頼性が高くなり、且つ既に固定された各動作条件に1つの温度を加算するだけであるので、操作だけで無く、ソフトウエア作成的にも簡単な対応となっている。従って、記録紙厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録紙厚さ変動とトナー付着量、環境変動による定着性変化に対応することができる。
図7は制御部81のトナー付着量判定ルーチンを示す。制御部81は、このトナー付着量判定ルーチンでは、スッテプS9で上記作像指令の中の画像形成モードがカラーモード(カラー印字モード)であるか単色モードであるかを判断し、単色モードであればスッテプS10で記録紙のトナー付着量が通常のトナー付着量Aであると判定する。制御部81は、画像形成モードがカラーモードであればスッテプS11で画像形成部85からのトナー付着量規制の情報に基づいて画像処理部85でのトナー付着量規制が200%以下であるか否かを判断する。
制御部81は、トナー付着量規制が200%以下でなければスッテプS12で記録紙のトナー付着量が通常のトナー付着量Aより多いトナー付着量Bであると判定し、トナー付着量規制が200%以下であればスッテプS13で上記光学センサのテストパターン画像に対する検知値に基づいて現像装置61K、61C、61M、61Y内の現像剤のトナー濃度(トナー濃度の変化を濃度に置き換えた値:上記光学センサのテストパターン画像に対する検知値)が基準値以下であるか否かを判断する。制御部81は、トナー濃度が基準値以下であればスッテプS14でトナー付着量がトナー付着量Aであると判定し、トナー濃度が基準値以下でなければスッテプS15でトナー付着量がトナー付着量Bであると判定する。
図8は制御部81の給紙手段記録紙厚さ設定フローを示す。図8において、図6と同じ符号を付したステップは図6の同じ符号を付したステップと同じ処理を行う。図8以外の後述する各図の給紙手段記録紙厚さ設定フローにおいて、図6と同じ符号を付したステップは図6の同じ符号を付したステップと同じ処理を行う。制御部81は、ステップ4からステップ16に進んで記録紙のトナー付着量がトナー付着量Bであるか否かを判断し、記録紙のトナー付着量がトナー付着量Bであればステップ17で操作部83からの入力信号により各給紙手段41、44a〜44c、54のうち操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定(例えば中厚口の記録紙厚さ設定)に対応した(適した)定着条件に設定または変更し、ステップ18で作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
制御部81は、ステップ16で記録紙のトナー付着量がトナー付着量Aであればステップ19で操作部83からの入力信号により操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて、定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定(例えば普通紙厚さ設定)に対応した(適した)定着条件に対して定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度などの温度にそれぞれ5℃加えた定着条件に設定または変更し、ステップ20で作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
また、制御部81は、ステップ7からステップ21に進んで記録紙のトナー付着量がトナー付着量Bであるか否かを判断し、記録紙のトナー付着量がトナー付着量Bであればステップ24で操作部83からの入力信号により各給紙手段41、44a〜44c、54のうち操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定(例えば普通紙厚さ設定)に対応した(適した)定着条件に設定または変更し、ステップ25で作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
制御部81は、ステップS21で記録紙のトナー付着量がトナー付着量Bであればステップ22で操作部83からの入力信号により操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定に応じて、定着装置25の定着条件、つまり、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度、CPMや線速条件、定着装置25の温度制御などの定着条件を、操作部83でユーザにより選択された給紙手段の記録紙厚さ設定(例えば中厚口の記録紙厚さ設定)に対応した(適した)定着条件に対して定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度などの温度にそれぞれ5℃加えた定着条件に設定または変更し、ステップ23で作像指令が出されることにより、上記画像形成動作(ジョブ)を開始させる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。第3実施形態では、定着条件等と記録紙厚さの指定にミスがある時に異常を検知するためにレジストローラ49の前に記録紙厚さ検知手段としての紙厚センサ86(図1参照)が設けてある。このセンサ86は、レジストローラ49の前で記録紙を検知し、検知信号を制御部81へ出力する。ここに、環境センサ80の検知温度により各給紙手段の記録紙厚さ設定が自動的に切り替わると、紙厚センサ86の検知値と各給紙手段の記録紙厚さ設定値とがずれる。但し、1ジョブ中に環境センサ80の検知温度が変わった時には両面モードの画像形成動作中等の場合に紙厚センサ86が記録紙の厚さを誤検知してしまう可能性がある。
そこで、記録紙厚さ設定はランクの上昇が1ランクでしかないので、図9に示すように、制御部81は、ステップS3とステップS4との間に設けたステップS26で紙厚センサ86の検知レベルを記録紙厚さの1ランクに相当する分だけ下げ、紙厚センサ86の誤検知を防止している。これにより、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。第4実施形態では、上述のように設定または変更される通常の記録紙厚さ設定に対応する(適した)定着装置25の定着条件に対して、温度が高い定着条件、温度が中位(デフォルト設定)である定着条件、温度が低い定着条件を任意に選択できるようにしている。これにより、記録紙の厚さ以外の表面性や表面材質による定着性の変化にも対応することが可能となり、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
第4実施形態では、図10に示すようにステップS1とステップS2との間にステップS27を設け、制御部81は、ステップS27で操作部83からの入力信号に基づいて、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度等の温度が高い定着条件、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度等の温度が中位の定着条件、定着装置25の通紙開始時温度、通紙時温度等の温度が低い定着条件のうちユーザにより操作部83で指定された定着条件を設定する。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。この第5実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。第5実施形態では、記録紙厚さ設定によって定着条件が変更になるが、定着装置25の温度が上昇方向に移行する場合には定着装置25の通紙開始までさほど時間は掛からないが、定着装置25の温度が低下方向に移行する場合には時間が掛かる。そのため、記録紙厚さ設定が薄い記録紙厚さの設定である場合には、色々な条件での定着装置25の温度移行には優位になる。しかし、薄い記録紙厚さの設定が極稀にしか使用しない場合は毎回通紙開始までの時間がある程度掛かってしまう。そのため、顧客先では、記録紙厚さ設定状態の他に、どの記録紙厚さ設定を頻繁に使用するか等の使用頻度に差ができる。そこで、第5実施形態では、定着装置25の通紙開始までの時間の短縮と定着性の安定化の両立を図るため、ユーザが自由に定着装置25の待機時温度設定条件を記録紙厚さ設定に応じて選択できるようにすることにより、記録紙厚さ設定の変更動作が理解し易いようにして対応することができる。
制御部81は、図11に示す待機時温度設定ルーチンを待機状態に入る時に実行し、ステップS29で操作部83からの入力信号に基づいて、定着条件の待機時温度をユーザが操作部83で選択した高い待機時温度、中位の待機時温度、低い待機時温度のいずれかに設定し、ステップS30でユーザが操作部83により選択できる最大の記録紙厚さ設定を例えば中厚口記録紙厚さ設定に制限する。次に、制御部81は、ステップS31で定着条件の待機時温度に5℃を加算し、ステップS32、33で環境センサ80の検知温度に5℃を加算して定着条件の待機時温度を補正することで定着条件の待機時温度を総合で10℃補正し、ステップS34で本画像形成装置の各部を制御して待機動作を開始させる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。この第6実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。第1実施形態では、記録紙厚さ設定を普通紙厚さ設定から変更して使用している顧客先での待機状態から定着装置25の通紙開始時までの時間を短縮するには、最も使用頻度が高い記録紙厚さ設定を待機条件の記録紙厚さ設定にしておくのが良い。一般的に最も使用頻度が高い記録用紙は、各給紙手段41、44a〜44c、54の内で最も記録紙積載量が多い給紙手段に収容されている記録紙で、LCT41に収容されている記録紙である。LCT41が装着されていない場合には、最も使用頻度が高い記録用紙は、給紙手段41、44a〜44cの記録紙積載枚数が同一である時には記録紙のセットし易さで最上段の給紙手段44aとなる。そこで、第6実施形態では、LCT41や最上段の給紙手段44aの記録紙厚さ設定を待機時の記録紙厚さ設定にすることにより、待機状態から定着装置25の通紙開始までの時間の短縮と定着性の安定化の両立を図っている。
制御部81は、図12に示す待機時温度設定ルーチンを待機状態に入る時に実行し、ステップS35、S36で各給紙手段(トレイ)41、44a〜44c、54にそれぞれ収容されている記録紙を検知するセンサからの検知信号に基づいて各給紙手段41、44a〜44c、54に記録紙それぞれ収容されているか否かを検知し、給紙手段41、44a〜44c、54のうち最も記録紙積載量が多いLCT41を優先的に選択し、LCT41に記録紙が収容されていなければ記録紙が収容されている給紙手段の中で最上位置に位置する給紙手段を選択する。
制御部81は、ステップS37で定着装置25の定着条件の中の待機時温度に5℃を加算し、ステップS38でLCT41の記録紙厚さ設定に対応する(適した)定着条件の待機時温度に対して、高い待機時温度、中位の待機時温度、低い待機時温度のうちユーザが操作部83で選択した待機時温度に設定する。次に、制御部81は、ステップS39で定着条件の待機時温度に5℃を加算し、ステップS40、S41で環境センサ80の検知温度に5℃を加算して定着条件の待機時温度を補正することで定着条件の待機時温度を総合で15℃補正し、ステップS42で待機動作を開始する。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。この第7実施形態は、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。上記第1実施形態では、環境センサ80の検知温度に基づいてユーザの設定した記録紙厚さ設定が自動的に変更された場合には、特に線速が変わる場合にユーザが異常と認識する可能性がある。そのため、環境センサ80の検知温度に基づいて記録紙厚さ設定を変更している間はオペパネ82上の各給紙手段41、44a〜44c、54の記録紙厚さ設定表示も切り替えることにより、ユーザの誤解を防止している。これにより、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
制御部81は、図13に示すように、ステップS3とステップS4との間のステップS43でオペパネ82上の記録紙厚さ設定表示を最新の記録紙厚さ設定(環境センサ80の検知温度に基づいて記録紙厚さ設定を変更している場合にはその変更した記録紙厚さ設定、記録紙厚さ設定を変更していない場合にはその変更していない記録紙厚さ設定)の表示に切り替え、ステップS5でジョブを開始させた後、ステップS44でジョブを終了させると、ステップS45でオペパネ82上の記録紙厚さ設定表示を切り替え前の元の記録紙厚さ設定表示に戻す。
制御部81は、ステップS6とステップS7との間のステップS46でオペパネ82上の記録紙厚さ設定表示を最新の記録紙厚さ設定(環境センサ80の検知温度に基づいて記録紙厚さ設定を変更している場合にはその変更した記録紙厚さ設定、記録紙厚さ設定を変更していない場合にはその変更していない記録紙厚さ設定)の表示に切り替え、ステップS8でジョブを開始させた後、ステップS47でジョブを終了させると、ステップS48でオペパネ82上の記録紙厚さ設定表示を切り替え前の元の記録紙厚さ設定表示に戻す。
なお、上記第2実施形態において、第3実施形態と同様に紙厚センサ86を設けるとともに、ステップS3の後にステップS26を追加してもよい。上記第2実施形態、第3実施形態において、第4実施形態と同様にステップS1の後にステップS27を追加してもよい。上記第2実施形態乃至第4実施形態において、第5実施形態と同様に制御部81が図11に示す待機時温度設定ルーチンを実行するようにしてもよい。上記第2実施形態乃至第5実施形態において、第6実施形態と同様に給紙手段(トレイ)41、44a〜44c、54のうち最も記録紙積載量が多いLCT41を優先的に選択し、LCT41に記録紙が収容されていなければ記録紙が収容されている給紙手段の中で最上位置に位置する給紙手段を選択するようにしてもよい。上記第2実施形態乃至第6実施形態において、第7実施形態と同様に制御部81が環境センサ80の検知温度に基づいて記録紙厚さ設定を変更している間はオペパネ82上の各給紙手段41、44a〜44c、54の記録紙厚さ設定表示も切り替えるようにしてもよい。
以上のように、上記第1実施形態によれば、定着性を悪化させる条件の変化に対して信頼性が高く且つ簡単な対応方法で対応できる。つまり、記録紙厚さ設定に応じて定着装置25の通紙時の設定温度の変更だけで無く、通紙開始時温度やCPM、線速も同時に変更できるため、定着性の信頼性が高くなり、且つその変更は既に固定された動作条件での変更であるので、操作だけで無く、ソフトウエア作成的にも簡単な対応となっている。従って、記録紙設定による定着動作、定着条件変化を利用して、記録紙厚さ変動と環境変動による定着性変化に対応することができる。
上記第2実施形態によれば、画像形成モードが単色画像形成モードであるかカラー画像形成モードであるか、記録紙のトナー付着量規制が通常の200%以下であるか否か、現像装置61K、61C、61M、61Y内の現像剤のトナー濃度(トナー濃度の変化を濃度に置き換えた値:光学センサのテストパターン画像に対する検知値)が基準値以下であるか否かを判断することで記録紙のトナー付着量が通常レベルAか高レベルBかを判断し、この判断の結果と環境センサ80からの温度検知信号により環境温度が設定温度か低温かを判断し、環境温度が低温である時に各給紙手段44a〜44c、41、54の記録紙厚さ設定を自動的に1ランク上げるともに、更に記録紙厚さ設定に対応する定着条件に加減温度を加えることにより、定着性を上げる対応を取っている。これにより、定着装置25の通紙時の設定温度の変更だけで無く、定着装置25の通紙開始時温度やCPM、線速も同時に変更できるため、定着性の信頼性が高くなり、且つ既に固定された各動作条件に1つの温度を加算するだけであるので、操作だけで無く、ソフトウエア作成的にも簡単な対応となっている。従って、記録紙厚さ設定による定着動作、定着条件の変化を利用して、記録紙厚さ変動とトナー付着量、環境変動による定着性変化に対応することができる。
上記第3実施形態によれば、1ジョブ中に環境センサ80の検知温度が変わった時には両面モードの画像形成動作中等の場合に紙厚センサ86が記録紙の厚さを誤検知してしまう可能性があるが、紙厚センサ86の検知レベルを記録紙厚さの1ランクに相当する分だけ下げ、紙厚センサ86の誤検知を防止しているので、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
上記第4実施形態によれば、設定または変更される通常の記録紙厚さ設定に対応する(適した)定着装置25の定着条件に対して、温度が高い定着条件、温度が中位(デフォルト設定)である定着条件、温度が低い定着条件を任意に選択できるようにしているので、記録紙の厚さ以外の表面性や表面材質による定着性の変化にも対応することが可能となり、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
上記第5実施形態によれば、記録紙厚さ設定によって定着条件が変更になるが、顧客先では、記録紙厚さ設定状態の他に、どの記録紙厚さ設定を頻繁に使用するか等の使用頻度に差ができるため、待機状態から定着装置25の通紙開始までの時間の短縮と定着性の安定化の両立を図るため、ユーザが自由に定着装置25の待機時温度設定条件を記録紙厚さ設定により選択できるようにしたことにより、記録紙厚さ設定の変更動作が理解し易いようにして対応することができる。
一般的に最も使用頻度が高い記録用紙は、各給紙手段44a〜44c、41、54の内で最も記録紙積載量が多い給紙手段に収容されている記録紙で、LCT41に収容されている記録紙である。LCT41が装着されていない場合には、最も使用頻度が高い記録用紙は、給紙手段41、44a〜44cの記録紙積載枚数が同一である時には記録紙のセットし易さで最上段の給紙手段44aとなる。そこで、上記第6実施形態では、LCT41や最上段の給紙手段の記録紙厚さ設定を待機時の記録紙厚さ設定にすることにより、定着装置25の通紙開始までの時間の短縮と定着性の安定化の両立を図ることができる。
上記第7実施形態によれば、環境センサ80の検知温度に基づいてユーザの設定した記録紙厚さ設定が自動的に変更された場合には、特に線速が変わる場合にユーザが異常と認識する可能性がある。そのため、環境センサ80の検知温度に基づいて記録紙厚さ設定を変更している間はオペパネ82上の各給紙手段41、44a〜44c、54の記録紙厚さ設定表示も切り替えることにより、ユーザの誤解を防止している。これにより、記録紙厚さ設定変動での信頼性を向上させることができる。
上記第1実施形態乃至第7実施形態において、定着装置25は、図14に示すような定着装置を用いることができる。この定着装置では、定着部材としての定着ベルト91がローラ92、93及び案内部材94に掛け渡され、ローラ92が図示しない駆動部により回転駆動されて定着ベルト91が回転する。加圧部材としての加圧ベルト95は、ローラ96、97及び案内部材98に掛け渡され、ローラ96は加圧ベルト95及び定着ベルト91をローラ92に押圧する。ローラ96はローラ92と同じ周速で従動回転する。ローラ92、96はそれぞれ内部に設けられている加熱手段としてのヒータ99、100により加熱されて定着ベルト91及び加圧ベルト95を加熱し、定着ベルト91及び加圧ベルト95の表面温度が図示しない温度検知手段としてのセンサにより検知される。このセンサからの検知信号は制御部81へ出力され、制御部81は上記実施形態と同様に上記ヒータ99、100を上記センサなどからの信号に基づいて制御する。上記記録紙は、加圧ベルト95及び定着ベルト91が形成するニップを通過する際に圧力と熱でトナーが定着される。
上記第1実施形態乃至第7実施形態において、定着装置25は、図15に示すような定着装置を用いることができる。この定着装置では、定着部材としての定着ベルト101は複数の支持部材102〜105に張架されており、この複数の支持部材102〜105は加熱ローラ102、定着ローラ103、押圧部材104、定着パッド105である。定着パッド105及び押圧部材104は回転しない固定部材であり、定着ローラ103により回転駆動される定着ベルト101が定着パッド105及び押圧部材104に摺接する。加熱ローラ102は熱源としてのハロゲンランプ106を内包しており、加熱ローラ102がハロゲンランプ106により加熱されて定着ベルト101が加熱ローラ102により加熱される。
加圧部材としての加圧ローラ107は定着ベルト101を押圧して定着ローラ103及び定着パッド105に圧接させる。定着パッド105の表層は、定着ベルト101に対する摺動抵抗を低減するために低摩擦係数の摺動部材が用いられ、内側にスポンジ等の断熱性を持つ弾性層を有していて加圧ローラ107との押圧部で定着ニップを形成している。加圧ローラ107の表層は、テフロン(登録商標)等の離型層を有し、その内側には定着ローラ103、定着パッド105の弾性層よりも硬度が高いシリコーンゴム等の弾性層を有している。定着ベルト101は、基体上に弾性層及び離型層が積層され構成され、無端状に形成されている。定着ローラ103及び定着パッド105と加圧ローラ107とがそれぞれ形成するニップ部の幅を搬送方向上流側からそれぞれ第1ニップ部A、第2ニップ部Bとすると、第1ニップ部Aに比べて第2ニップ部Bの方が面圧が高い。第1ニップ部A、第2ニップ部Bの間に挟まれる、加圧ローラ107と定着ベルト101のみで形成されるニップ部はベルトニップCと呼ぶ。
定着ローラ103及び加圧ローラ107は図示しない駆動機構により回転駆動される。定着ベルト101の表面温度は図示しない温度検知手段としてのセンサにより検知される。このセンサからの検知信号は上記制御部81へ出力され、制御部81は上記実施形態と同様にヒータ106などを上記センサなどからの信号に基づいて制御する。上記記録紙Pは、定着ベルト101と加圧ローラ107との間を通され、定着ローラ103及び定着パッド105と加圧ローラ107とがそれぞれ形成するニップ部を通過する際に圧力と熱でトナーが定着される。ここに、定着ベルト101と加圧ローラ107とのニップ部の面圧のピークを第2ニップ部Bとすることにより、ニップ部A、Cで熱により十分に柔らかくなったトナーをニップ部Bで最大面圧にて定着させることができる。
上記第1実施形態乃至第7実施形態において、定着装置25は、図16に示すような定着装置を用いることができる。この定着装置では、定着手段としての無端状定着ベルト121が定着パッド122と加熱ローラ123に掛け渡され、加圧ローラ124により定着ベルト121が定着パッド122に圧接される。加熱ローラ123と加圧ローラ124の内部には各々加熱手段としてのヒータ125、126が設置され、定着ベルト121の表面温度が図示しない温度検知手段としてのセンサで検知される。上記制御部81は上記実施形態と同様にヒータ125、126などを上記センサなどからの信号に基づいて制御する。上記記録紙は、定着ベルト121と加圧ローラ124との間を通され、定着パッド122と加圧ローラ124とが形成するニップ部を通る際に圧力と熱でトナーが定着される。ここに、定着パッド122は、加圧ローラ124の外径(外周面)に沿わせた形状にすることにより、定着ニップ幅を長くしている。
本発明の第1実施形態を示す断面図である。 同第1実施形態の定着装置を示す断面図である。 同第1実施形態における操作部の画面を示す平面図である。 同第1実施形態の記録紙厚さ設定を説明するための図である。 同第1実施形態の電装系を示すブロック図である。 同第1実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 本発明の第2実施形態における制御部のトナー付着量判定ルーチンを示すフロチャートである。 同第2実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 本発明の第3実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 本発明の第4実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 本発明の第5実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 本発明の第6実施形態における制御部の待機時温度設定ルーチンを示すフロチャートである。 同第6実施形態における制御部の記録紙厚さ設定フローを示すフロチャートである。 定着装置の例を示す断面図である。 定着装置の他の例を示す断面図である。 定着装置の別の例を示す断面図である。
符号の説明
25 定着装置
41、44a〜44c、54 給紙手段
72、73、76 ヒータ
74 定着ベルト
75 加圧ローラ
77、78 温度センサ
80 環境センサ
81 制御部
83 操作部
85 画像処理部
91 定着ベルト
95 加圧ベルト
101 定着ベルト
102 加熱ローラ
103 定着ローラ
105 定着パッド
106 ヒータ
107 加圧ローラ
121 定着ベルト
122 定着パッド
123 加熱ローラ
124 加圧ローラ
125、126 ヒータ

Claims (13)

  1. 記録材を供給する複数の記録材供給手段と、該複数の記録材供給手段のいずれかより供給された記録材上に転写されたトナーを該記録材に定着させる定着装置と、当該画像形成装置の環境温度を検知する環境温度検知手段とを有し、前記複数の記録材供給手段は、個別に、ユーザが前記定着装置の設定動作が異なる複数の記録材厚さ設定の自由な設定及び変更ができる記録材供給手段である画像形成装置の記録材厚さ設定自動切替装置において、
    前記複数の記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度を基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替える記録材厚さ設定自動切替手段を有することを特徴とする記録材厚さ設定自動切替装置。
  2. 記録材を供給する複数の記録材供給手段と、該複数の記録材供給手段のいずれかより供給された記録材上に転写されたトナーを該記録材に定着させる定着装置とを有する画像形成装置において、
    前記複数の記録材供給手段は、個別に、ユーザが前記定着装置の設定動作が異なる複数の記録材厚さ設定の自由な設定及び変更ができる記録材供給手段であり、
    当該画像形成装置の環境温度を検知する環境温度検知手段を有し、
    前記複数の記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度を基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、前記定着装置は、定着部材と加圧部材とがニップを形成する定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ベルトと前記加圧部材としての加圧ローラとがニップを形成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ベルトと前記加圧部材としての加圧ベルトとがニップを形成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3記載の画像形成装置において、前記定着部材としての定着ローラ及び定着パッドと前記加圧部材としての加圧ローラとがニップを形成することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記定着部材としてパッドを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記記録材供給手段の各記録材厚さ設定と前記環境温度検知手段の検知温度だけでなく、前記記録材のトナー付着量規制情報をも基にして、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定を自動的に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記記録材の厚さを検知する記録材厚さ検知手段を有し、前記記録材供給手段の記録材厚さ設定が前記環境温度検知手段の検知温度によって変動した時に、前記記録材厚さ検知手段の記録材厚さ異常検知のレベルも変更することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項2乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置のデフォルトの記録材通過時定着温度設定を該定着温度設定より高、低の水準の定着温度設定に切り替えできるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項2乃至10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置の待機時の定着温度設定を、デフォルトの記録材通過時定着温度設定の他に、前記複数の記録材供給手段のうち最も高い記録材供給手段の記録材厚さ設定に対する定着温度設定と、前記複数の記録材供給手段のうち最も低い記録材供給手段の記録材厚さ設定に対する定着温度設定に切り替えできるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項2乃至10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の記録材供給手段のそれぞれの記録材厚さ設定に対する前記定着装置のデフォルトの記録材通過時の定着温度設定を該定着温度設定より高、低の水準の定着温度設定に設定可能とし、かつ、前記複数の記録材供給手段のうちで最も記録材収容容量が多い記録材供給手段の記録材厚さ設定を基に前記定着装置の待機時の定着設定温度を変更し、前記複数の記録材供給手段の記録材収容容量が同じである場合にはその中で最上位置の記録材供給手段の記録材厚さ設定を基に前記定着装置の待機時の定着温度設定を変更することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項2乃至12のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定を表示する表示手段を備え、前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定が前記環境温度検知手段の検知温度によって変動した時に、前記表示手段による前記複数の記録材供給手段の記録材厚さ設定の表示を前記変動に連動して変更することを特徴とする画像形成装置。
JP2006333560A 2006-12-11 2006-12-11 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置 Pending JP2008145773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333560A JP2008145773A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333560A JP2008145773A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008145773A true JP2008145773A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39606019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006333560A Pending JP2008145773A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008145773A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123124A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017062514A (ja) * 2013-08-10 2017-03-30 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123124A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017062514A (ja) * 2013-08-10 2017-03-30 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609145B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6015121B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251441A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2013029871A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2015219481A (ja) 画像形成装置
JP6445910B2 (ja) 画像形成装置
US20110311255A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4801978B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2008145773A (ja) 記録材厚さ設定自動切替装置及び画像形成装置
JP2007286100A (ja) 画像形成装置
US9541868B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US10895829B1 (en) Image forming apparatus
JP6118674B2 (ja) 画像形成装置
JP2017182032A (ja) 画像形成装置
JP2012194444A (ja) 定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置
JP5793898B2 (ja) 画像形成装置
JP7078885B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
JP2017097255A (ja) 画像形成装置及び画像補正方法
JP2006313227A (ja) 画像形成装置
JP2010091802A (ja) 画像形成装置
JP5690755B2 (ja) 画像形成装置
JP2012098654A (ja) 複連式画像形成装置
JP2010139954A (ja) 画像形成装置
JP2008009004A (ja) 画像形成装置
JP6840983B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、および画像形成装置の制御方法